JP2007306163A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ジョブ実行中に、待機または実行中のジョブを速やかに操作することのできる画像処理装置を提供する。
【解決手段】
画像処理装置1は、ジョブ受付部(スキャナ33、モデム34、インターフェイス35、表示入力部6)と、ジョブ管理部36と、ジョブ処理部(スキャナ33、モデム34、インターフェイス35、制御部31)と、キャンセルモード記憶部38と、を備える。キャンセルモード記憶部38は、ジョブ受付部がジョブを受け付ける前に、ハードキー62が押下されたときに画像処理装置1内の各部が行うべき動作を、表示入力部6のユーザからの受付内容に基づいて、予め記憶しておくことができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像処理装置、特に複数のジョブを順次実行可能な画像処理装置に関する。
現在、画像処理装置としては、複数の印刷ジョブ(単にジョブと称することがある)を保持する機能、すなわち或る印刷ジョブの実行中には他の印刷ジョブを待機させておき、順次印刷ジョブを印刷実行するという機能を有するものがある。この機能は、コピー、ファクシミリ、プリンタ、スキャナ等、種々の機能を備える複合機で特によく利用される。
このような画像処理装置は、原稿を読み込む前に、液晶パネル等の表示部にて出力枚数および紙種等を設定する設定画面を表示し、ユーザに各種設定を促すようになっていることが多い。そして、ユーザによる各種設定の入力を受け付けた後、原稿を読み込み、印刷出力を実行するようになっている。
上記構成によって、コピー用の原稿の読み込みが完了したところで、次の原稿を印刷するための設定画面を表示することができる。そして、先に読み込んだ原稿の印刷の完了を待たずに、次の原稿を読み込むことができる。
一方、画像処理装置には、いわゆるキャンセルキーがハードキーとして設けられており、これを押下することで、ジョブをキャンセルできるようになっている。しかし、複数のジョブを保持する画像処理装置では、キャンセルキーを押下しても、目的のジョブ以外のジョブが削除されてしまい、目的のジョブが削除できない場合がある。
特許文献1には、複数のジョブ中から、目的のジョブを削除するためのジョブ管理装置が記載されている。このジョブ管理装置では、ジョブ表示画面に、ジョブリストを表示するジョブ表示部とジョブのキャンセルを指示するストップボタンとを表示する。ジョブリストでは、実行中のジョブおよび実行待ち中のジョブが提示される。このジョブリストから実行待ち中のジョブを選択してストップボタンを押すと、選択されたジョブを削除するか否かの確認を求める確認表示画面が現れる。削除を実行することを確認すると、選択したジョブが削除される。
特開2003‐125123号公報(2003年4月25日)
上記従来の技術では、一旦ジョブ表示画面を表示させ、その中のジョブリストから目的のジョブを選択し、ジョブを削除することを指示するキーを押すという煩雑な手順を踏む必要がある。これでは、ジョブを速やかに操作したいというユーザの要求に応えることができない。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みたものであり、その目的は、ユーザからの要求に速やかに応じて、ユーザが所望する処理を実行することのできる画像処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1の画像処理装置は、画像処理ジョブを受け付けるジョブ受付部と、上記ジョブ受付部で受け付けた上記画像処理ジョブを複数記憶可能なジョブ記憶部と、上記ジョブ記憶部内の上記画像処理ジョブに対して2以上の処理モードを実行可能なジョブ処理部と、外部からの入力を受け付ける入力受付部と、外部からの入力を受け付ける第一キーと、上記2以上の処理モードのうち、上記第一キーが外部からの入力を受け付けたときに上記ジョブ処理部が実行する処理モードを、上記入力受付部の受付内容に基づいて、上記ジョブ受付部がジョブを受け付ける前に記憶する処理モード記憶部と、を備える。
上記画像処理装置は、処理モード記憶部を備えるので、ジョブ受付部がジョブを受け付ける前に、外部からの入力に基づいて、第一キーが押下されたときに行うべき処理モードを記憶することができる。すなわち、つまり、ユーザは第一キーに入力したときに、ジョブ処理部がジョブ記憶部内のジョブに対して実行すべき処理モードを、予め設定しておくことができる。それゆえ、複数のジョブを受け付け可能な画像処理装置であって、ユーザの要求に速やかに応えて処理を実行可能な画像処理装置を提供することができる。なお、第一キーとは一つに限らず、複数のキーに対して、処理モードを設定可能とする場合も、本発明に含む。
請求項2の画像処理装置は、上記処理モードが、上記画像処理ジョブを所定の基準によって分けたグループのうち、少なくとも1つのグループ内の全ての画像処理ジョブに対して、同一の処理を行うモードである。
上記構成によると、画像処理装置は、第一キーへの入力を受け付けたときに、或るグループ内の全てのジョブに対して、予め設定された処理を行うことができる。つまり、ユーザは、第一キーに入力することで、複数の特定のジョブについて、一括して処理を行うことができる。よって、画像処理装置は、個々のジョブに対する処理の指示をユーザから待つことなく、より速やかな処理を実行可能である。
請求項3または4に記載したように、上記所定の基準は、画像処理ジョブの処理内容によるものであっても、画像処理ジョブが実行中であるか、または待機中であるかによるものとすることができる。
請求項1の画像処理装置は、画像処理ジョブを受け付けるジョブ受付部と、上記ジョブ受付部で受け付けた上記画像処理ジョブを複数記憶可能なジョブ記憶部と、上記ジョブ記憶部内の上記画像処理ジョブに対して2以上の処理モードを実行可能なジョブ処理部と、外部からの入力を受け付ける入力受付部と、外部からの入力を受け付ける第一キーと、上記2以上の処理モードのうち、上記第一キーが外部からの入力を受け付けたときに上記ジョブ処理部が実行する処理モードを、上記入力受付部の受付内容に基づいて、上記ジョブ受付部がジョブを受け付ける前に記憶する処理モード記憶部と、を備える。
上記画像処理装置は、処理モード記憶部を備えるので、ジョブ受付部がジョブを受け付ける前に、外部からの入力に基づいて、第一キーが押下されたときに行うべき処理モードを記憶することができる。すなわち、つまり、ユーザは第一キーに入力したときに、ジョブ処理部がジョブ記憶部内のジョブに対して実行すべき処理モードを、予め設定しておくことができる。それゆえ、複数のジョブを受け付け可能な画像処理装置であって、ユーザの要求に速やかに応えて処理を実行可能な画像処理装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の一形態に係る画像処理装置の斜視図であり、図2はブロック図である。
画像処理装置1は、載置台2、画像処理部3、給紙部4、排紙部5、表示入力部6を備える。画像処理装置1は、ネットワークを介して外部PC、ファクシミリ(FAX)等に通信可能に接続されており、FAX、スキャナ、プリンタ、コピー機として機能する複合機である。
載置台2は、コピーする原稿を載置するための部材である。
画像処理部3は、画像処理装置1の各部の動作を制御する制御部31、給紙部4内に収容された用紙(記録媒体)上に画像を印刷して排紙部5に排出する印刷部32、載置台2上の原稿を読み込むスキャナ33、外部FAXから画像情報等を受信するモデム34、外部PCから画像情報等を受信するインターフェイス35、さらにジョブ管理部(ジョブ記憶部)36、ドキュメントボックス37、キャンセルモード記憶部(処理モード記憶部)38を備える。
制御部31は、表示入力部6が受け付けたユーザの入力、外部のFAX、およびPC等からの情報等に基づき、画像処理装置1内の各部材を制御することができる。特に制御部31は各部を用いて画像処理ジョブを実行することができる。画像処理ジョブとしては、大きく分けて、印刷ジョブ、FAX送信ジョブ、PC送信ジョブ、スキャンジョブの4つが挙げられる。印刷ジョブには、スキャナ33が読み取った画像情報に基づき印刷部32に印刷を実行させるコピージョブ、インターフェイス35が受け取った画像情報に基づき印刷部32に印刷を実行させるPC印刷ジョブ、およびモデムが受け取った画像情報に基づき印刷部32に印刷を実行させるFAX印刷ジョブ等がある。FAX送信ジョブは、モデム34を用いて外部FAXに画像情報を送信するジョブである。PC送信ジョブは、インターフェイス35を用いて外部PCに画像情報を送信するジョブである。スキャンジョブは、入力表示部6が受け付けた外部からの入力に基づいて、スキャナ33によって載置台2上の原稿を読み込むジョブである。
印刷部32としては、従来公知の画像形成装置を好適に利用可能である。
ジョブ管理部36は、実行すべき画像処理ジョブを一時的に記憶することができる。ジョブ管理部36は一度に複数のジョブを記憶することができる。ジョブ管理部36内で、実行中のジョブ以外は待機中、または一時停止中のジョブとして記憶される。制御部31は、ジョブ管理部36が保存している待機中のジョブを、通常はその受付順に読み出して、各部材に順次実行させる。
ドキュメントボックス37は、画像情報、および必要に応じて画像処理に関する情報を記憶する部材である。ドキュメントボックス37を備えることで、頻繁に使用する画像を画像処理装置1内に記憶しておくことができる。
キャンセルモード記憶部38は、後述のハードキー62、特にストップキー(第一キー)62b(図3)を押下したときの画像処理部3の動作を、ジョブ管理部36にジョブが記憶される前に、表示入力部6の受け付け内容に基づいて記憶しておくことができる。
次に表示入力部6について、図2・3を参照して説明する。図3は、表示入力部6の構成を示す平面図である。表示入力部6は、液晶等を用いた表示パネル61、およびハードキー62を備える。
表示パネル61は、タッチパネルであり、画面上にソフトキー61aを表示することができ、ソフトキー61aはユーザが触れることによる指示を受け付けることができる。また、ソフトキー61a以外の表示部61bにて、ユーザに種々の情報を提示することができる。
表示入力部6は、ハードキー62として特に、スタートキー62a、ストップキー62b、ステイタスキー62c、システムメニューキー62dを含む。この他にも、表示入力部6は、テンキーおよびファンクションキー等、従来公知の画像処理装置に設けられるハードキーを含む。
〔ジョブ管理〕
次に、図2・3と図4〜6とを併せて参照し、画像処理装置1の動作について説明する。図4〜6は、表示パネル61に表示される画面である。
図1は表示パネル61に表示される基本画面である。制御部31は、原稿読み込みが可能であるとき、表示パネル61に基本画面を表示させる。基本画面は“コピーできます”等の表示を含んでおり、原稿読み込みが可能であることをユーザに知らせる。基本画面には、現在の画像処理装置1が行っている動作(印刷出力中、FAX受信中等)を表示する状況表示部42、および現在設定されている処理条件を表示する条件表示部(印刷部数表示部43等)、さらに、“用紙設定”、“縮小拡大”、“コピー濃度”等を設定するためのソフトキー61aが含まれる。ユーザは、表示パネル61上の情報を参照しつつ、ソフトキー61aおよびハードキー62に触れることで、画像処理装置1の処理条件を変更・設定することができる。制御部31は、このようにして表示入力部61が受け付けた情報に応じて、画像処理装置1内の各部を制御する。
載置台2に原稿がセットされ、スタートキー62a、または基本画面内の“原稿画像読み取り”キーが押下されると、画像処理動作が開始される。まず、制御部31はスキャナ33に原稿の読み込みを開始させる。また、制御部31は、スキャン中、表示パネル61に図5のスキャン中画面を表示させる。スキャン中画面には、ジョブ番号、ジョブ名、およびユーザ名等の原稿の情報と共に、読み込みおよび印刷条件が表示され、ユーザに条件設定の確認を促すことができる。
スキャンが終了すると、画像処理装置1は次の原稿を読み込むことが可能となり、制御部31は表示パネル61に再び基本画面(図4)を表示させる。また、制御部31はスキャンした画像を印刷するコピージョブを、ジョブ管理部36に一時的に保存する。ジョブ管理部36内に既に複数のジョブが保存されているものとすると、ジョブ管理部36中でこのコピージョブは待機中ジョブとして保存される。
制御部31は、ステイタスキー62cがユーザによって押下されると、表示パネル61にジョブステイタス画面を表示させることができる(図6)。ジョブステイタス画面は、ジョブ管理部36内の実行中ジョブ、待機中ジョブ、一時停止中ジョブの情報を表示するジョブ管理テーブルを含む。ジョブ管理テーブルには、ジョブの受付番号、受付時刻、ジョブの種類、各ジョブの現在の状況(実行中か、待機中か等)が表示される。また、ジョブステイタス画面はジョブ内容選択キー64を含む。ジョブ内容選択キー64へのユーザの入力に応じて、制御部31はコピーおよびFAX等の全ての種類のジョブ、コピージョブのみ、コピー、PC印刷およびFAX印刷等の印刷ジョブを表示するのかなど、ジョブ管理テーブル63に表示するジョブの種類を選択する。図6のジョブ管理テーブル63には一例として印刷ジョブが表示されている。
また、このジョブ管理テーブル63の下には、中止・割込キー65が表示される。ユーザがジョブ管理テーブル63から或るジョブを選択し、中止・割込キー65に触れることで、制御部31はそのジョブを中止、または優先的に処理するようにジョブ管理部36等の各部を制御する。
一つのジョブの実行が完了すると、制御部31は待機中のジョブの中で受付順序が最上位のジョブを実行するよう、各部を制御する。こうして、受け付け順序が上位のジョブから下位のジョブへと、順次処理が行われる。
〔ストップキーのカスタマイズ〕
本実施形態の画像処理装置1は、ハードキー62が押下されたときの各部の動作をカスタマイズすることができる。以下に、キャンセルモード記憶部38を用いたハードキー62のカスタマイズについて、ストップキー62bを例に図3・7〜9を主に参照して説明する。図7は、カスタマイズ時の処理工程を示すフローチャートであり、図8・9はカスタマイズ時の表示画面の一例である。
ステップS101〜S102:ユーザがシステムメニューキー62dを押下すると、表示制御部が表示パネル61に、ストップキー62bの機能を設定するためのストップキー設定画面機能カテゴリー選択画面(図8))を表示させる(S101)。この画面では、“機能カテゴリーを選択して下さい”等の表示と共に、カテゴリーを選択するためのソフトキーが表示される。ソフトキーへのユーザの入力に応じて、制御部31は全ジョブ、印刷ジョブ(コピー印刷、PC印刷、FAX印刷)、スキャン、FAX送信、ドキュメントボックスの4つのカテゴリーから、キャンセルモードを設定する1つまたは複数のカテゴリーを選択する。図8では、ユーザによって印刷ジョブが選択されたものとする。
なお、図8では、コピー印刷、PC印刷、およびFAX印刷を、一つの印刷ジョブカテゴリーとしたが、それぞれ個別に設定できるようにしてもよい。
ステップS103〜104:機能カテゴリーが選択される(S102)と、制御部31は表示パネル61に、そのカテゴリー内のジョブに対して行う処理内容を選択するためのモード選択画面を表示させる(図9、S103)。ここでは、“キャンセルモードを選択して下さい”等の表示と共に、キャンセルモードを選択するためのソフトキーが表示される。例えば、機能カテゴリーとして印刷ジョブが選択されているときは、全ジョブキャンセル、印刷中ジョブキャンセル、待機中ジョブキャンセル、全ジョブ一時停止の4つの処理モードから1つのキャンセルモードを選択可能な画面が表示される。ソフトキーへのユーザの入力に応じて、制御部31はキャンセルモードを選択する。図9では、ユーザによって実行中のジョブをキャンセルするモードが選択されたものとする。
ステップS105〜107:ユーザがステップS102およびS104で必要事項が選択され、図9の画面上の設定キーが押下されると、制御部31はステップS102およびS104でのユーザの選択に基づく機能カテゴリーおよびキャンセルモードを、キャンセルモード記憶部38に記憶させる。以上で、ストップボタン62bのカスタマイズは終了する。また、ユーザが図8・9の画面上のキャンセルキーを押下すると、ストップボタン62bの機能を設定することなく、カスタマイズを終了する。
〔キャンセルモードの実行〕
次に、このようにしてカスタマイズされたストップキー62bが押下されたときの画像処理装置1の動作について、図10・11を主に参照して説明する。但し、ここでは、図8・9で例に挙げたように、キャンセルモードは“印刷中のジョブをキャンセルする”モードが設定されたとする。
開始〜ステップS202:印刷出力中に、ストップキー62bが押下されると、キャンセル動作が開始される。制御部31は、印刷部32に印刷を一時停止させ(S201)、表示パネル61に、図6を用いて説明したジョブステイタス画面と、“印刷中のジョブを削除してもよろしいですか?”等の削除確認画面を表示させる(図11、S202)。ユーザはこれを確認し、削除するのであれば“削除”キーを、削除せずに一時停止し、他のジョブを先に実行するのであれば“一時停止”キーを、削除せずに実行するのであれば、“印刷続行”キーを押下する。
ステップS203〜S204:ユーザによって“削除”キーが押下されると(S203でYes)、制御部31はジョブ管理部36内の実行中の印刷ジョブを削除して(S204)、キャンセルモードは終了する。その後、制御部31は、待機中の他のジョブを繰り上げて実行すればよい。
また、印刷以外のジョブを処理中にストップキー62bが押下されたときには、制御部31はステップS204にて、ジョブ管理部36内の印刷ジョブのうち、最上位のジョブを削除するように設定されていてもよい。
ステップS203〜S206:ユーザによって“一時停止”キーが押下されると、制御部31はジョブ管理部36の実行中のジョブを一時停止中ジョブに変更する。その後、制御部31は、待機中の他のジョブを繰り上げて実行すればよい。
ステップS203〜S208:ユーザによって“印刷実行”キーが押下されると、制御部31は印刷部32に印刷動作を再開させる。制御部31は、このジョブの実行が完了すると、通常通り待機中のジョブを順次実行すればよい。
図7のステップS102で印刷以外のカテゴリー、例えば、“FAX送信”が選択されたとする。この場合は、ステップS201の代わりにFAX送信を一時停止し、ジョブステイタス画面と確認画面とを表示する。その後、ユーザの入力に応じて、削除、一時停止、送信続行の処理を行う。
また、ステップS102で“全ジョブ”を選択することで、ストップキーが押下されたときに、カテゴリーに関わらず、待機順序が最上位のジョブ、実行中のジョブ、または待機中のジョブを削除するキャンセルモードを実行するよう、ストップキーをカスタマイズすることが可能である。なお、実行中のジョブをキャンセルするモード以外のキャンセルモードの場合は、ジョブ処理を中断する必要はないので、ステップS201のような処理の中断は行われず、削除確認画面が表示される。
以上の実施形態では、スキャナ33、モデム34、インターフェイス35、表示入力部6等、外部からジョブを受け付けることのできる部材をジョブ受付部とみなすことができる。また、ジョブ管理部36内のジョブを削除したり、優先順位を変えたりすることができる制御部31、並びにジョブを実行可能なスキャナ33、モデム34、インターフェイス35、およびドキュメントボックス37等、ジョブを削除または実行することのできる部材を、ジョブ処理部とみなすことができる。
なお、本実施形態では、ハードキーであるストップキー62bが押下されたときにジョブ処理部が実行する処理モードを設定したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、他のハードキー、またはソフトキー61aのうちのいずれかが外部からの入力を受け付けたときにジョブ処理部が実行する処理モードを、ユーザが任意に設定することができる画像処理装置も、本発明に含まれる。
また、本実施形態では、ジョブが実行中であるか待機中であるか、ジョブの受け付け順、ジョブの種類(コピーか、FAX送信か等)、といった基準を1つまたは複数組み合わせ、それに沿ってジョブを分類し、グループを作成している。そして、カスタマイズされたストップキー62bが押下されたときには、このグループ内のジョブを一括してキャンセルすることができるようになっている。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
まず、グループ分けの基準は、ユーザによって選択可能であり、例えばストップキーが押下されたときに、特定の用紙を使用するジョブを一括して停止、またはキャンセルするように設定してもよい。
また、カスタマイズされたキーが押下されたときの処理モードは、キャンセルだけに限らず、特定のジョブグループを、優先的に実行させるものであってもよい。例えば、受け付け順ではコピージョブが最上位である場合に、或るソフトキーを押下することで、このコピージョブよりもFAX送信を優先して実行するように、設定してもよい。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の実施の一形態である画像処理装置の構成を示す斜視図。 本発明の実施の一形態である画像処理装置の構成を示すブロック図。 表示入力部の構成を示す平面図。 基本画面の一例を示す平面図。 スキャン中画面の一例を示す平面図。 ジョブステイタス画面の一例を示す平面図。 ストップキーのカスタマイズ時の処理ステップを示すフローチャート。 ストップキーのカスタマイズ時の表示画面の一例を示す平面図。 ストップキーのカスタマイズ時の表示画面の一例を示す平面図。 キャンセルモードの実行時の処理ステップを示すフローチャート。 キャンセルモード実行時の確認画面の一例を示す平面図。
符号の説明
1 画像処理装置
3 画像処理部
31 制御部
32 印刷部
33 スキャナ
34 モデム
35 インターフェイス
36 ジョブ管理部(ジョブ記憶部)
37 ドキュメントボックス
38 キャンセルモード記憶部(処理モード記憶部)
6 表示入力部
61 表示パネル
62 ハードキー(第一キー)
62a スタートキー
62b ストップキー
62c ステイタスキー
62d システムメニューキー

Claims (4)

  1. 画像処理ジョブを受け付けるジョブ受付部と、
    上記ジョブ受付部で受け付けた上記画像処理ジョブを複数記憶可能なジョブ記憶部と、
    上記ジョブ記憶部内の上記画像処理ジョブに対して2以上の処理モードを実行可能なジョブ処理部と、
    外部からの入力を受け付ける入力受付部と、
    外部からの入力を受け付ける第一キーと、
    上記2以上の処理モードのうち、上記第一キーが外部からの入力を受け付けたときに上記ジョブ処理部が実行する処理モードを、上記入力受付部の受付内容に基づいて、上記ジョブ受付部がジョブを受け付ける前に記憶する処理モード記憶部と、
    を備える画像処理装置。
  2. 上記処理モードは、上記画像処理ジョブを所定の基準によって分けたグループのうち、少なくとも1つのグループ内の全ての画像処理ジョブに対して、同一の処理を行うモードである請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 上記所定の基準は、画像処理ジョブの処理内容による請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 上記所定の基準は、画像処理ジョブが実行中であるか、待機中であるかによる請求項2に記載の画像処理装置。
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