JP2007306089A - 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】年齢により複写できるユーザを制限する場合のように、多数のユーザに対して複写制限をすることができる画像処理装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 画像処理装置(1)は、文書画像を取得するスキャナ部(11)、文書画像を出力するプリント部(19)、スキャナ部(11)により取得した文書画像に背景地紋画像として埋め込まれた複写制限年齢に関する情報を取得する複写許可条件情報検出部(15)、スキャナ部(11)により読み取った免許証等の画像から複写操作を行うユーザの年齢を取得するOCR装置(2)、複写制限年齢とユーザの年齢とを比較して、ユーザが複写制限の対象となると判断した場合には前記画像出力手段からの画像出力を中止する制御を行う制御部(16)を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザの年齢に応じて複写を防止することのできる画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムに関する。
近年、パーソナルコンピュータやプリンタ、複写機の普及によって手軽に文書画像の複製が可能となっている。このような状況下、プリントアウトされた文書画像をむやみに複写させたくないような場合にも容易に複写されてしまう問題が起きている。
このような問題を解消すべく、原稿に部門番号を付加することにより、複写された原稿の所属部門を明確にするとともに、部門番号に基づいてコピーの出力の制限を画像形成装置が提案されている。この提案は、原稿を複写して画像を形成する装置であって、当該装置の使用者が所属する部門に応じた設定に基づいて、原稿に部門番号を付加することで原稿の所属部門を明確にしている。また、部門番号が付加された原稿を複写しようとする場合には、付加された部門番号と使用する者が所属する組織の部門に応じた設定とを比較し、比較結果に基づいて複写を禁止するようになっている。
特開2000−221848号公報
特許文献1で提案された画像形成装置では、所定部門以外での複写を制限することができる。
一方、文書画像をむやみに複写させたくない場合として、複写対象物が若年層に有害な文書画像に相当する場合が考えられる。このような場合、複写が制限されるべきユーザは、複写制限の対象となる年齢に合致する不特定多数のユーザということになる。これらのユーザ数は大量なものとなる。
このような状況下、前記特許文献1の画像形成装置で複写制限を行うのは困難であると考えられる。特許文献1の画像形成装置では、複数の部門、複数のユーザに複写の許可を与えようとすると、原稿に埋め込む情報が大量となってしまい対応できなくなることが考えられる。
また、有害な文書画像に対して複写制限年齢を設けようとする場合、そもそも、複写が制限されるユーザは、部門番号やIDといったもので管理されている集団ではない。この観点からも前記従来の画像形成装置を用い、年齢による複写制限を実施することは困難であると考えられる。
そこで、本発明は、年齢により複写できるユーザを制限する場合のように、多数のユーザに対して複写制限をすることができる画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムを提供することを課題とする。
前記課題を解決するための本発明の画像処理装置は、文書画像を取得する画像取得手段と、前記文書画像を出力する画像出力手段と、前記画像取得手段により取得した文書画像に背景地紋画像として埋め込まれた複写制限年齢に関する情報を取得する年齢情報取得手段と、複写操作を行うユーザの年齢を取得するユーザ年齢取得手段と、前記複写制限年齢と前記ユーザの年齢とを比較して、ユーザが複写制限の対象となると判断した場合には前記画像出力手段からの画像出力を中止する制御を行う制御部と、を備えたことを特徴とする(請求項1)。このような構成の画像処理装置を用いてユーザの年齢による複写制限を行う場合、原稿となる文書や画像である文書画像には複写制限年齢に関する情報が埋め込まれていればよい。このため、例えば、ユーザ毎にIDを付与して複写制限をかける場合と比較しても原稿に埋め込む情報量を軽減することができる。
このような画像処理装置では、記年齢情報取得手段が前記文書画像に複写制限年齢を検知したときに前記ユーザの年齢の入力を指示する入力指示手段を備えた構成とすることができる(請求項2)。入力指示手段としては、例えば、ユーザインターフェースを用いることができ、ユーザインターフェースにユーザの年齢を確認することができるものの提示を求める表示をさせることができる。ユーザの年齢は、例えば、運転免許証等で確認する構成とすることができる。すなわち、本発明のユーザ年齢取得手段は、例えば、運転免許証や年齢情報が埋め込まれたICチップ等から年齢情報を取得する構成とすることができ、入力指示手段には、運転免許の提示、ICチップ等を搭載したカードの提示等を指示する表示をさせることができる。
このように、本発明の画像処置装置では、運転免許に印字された生年月日等からユーザの年齢を認証する構成とすることができる。印字された文字からユーザの年齢を取得するために、前記ユーザ年齢取得手段は、光学式文字読取装置により前記ユーザの年齢を読み取って当該ユーザの年齢を電子情報に置き換える構成とすることができる(請求項3)。
以上のような構成とすれば、複写に対し年齢制限をかけることができる。一方、複写制限がかかった原稿を出力すべく、本発明の他の画像処理装置は、文書画像を取得する画像取得手段と、前記文書画像を出力する画像出力手段と、前記画像取得手段により取得した文書画像に複写制限年齢に関する情報を埋め込んだ背景地紋画像を生成する背景地紋画像生成手段と、当該背景地紋画像を前記文書画像と合成する画像合成手段と、を備えたことを特徴とする(請求項4)。このような構成とすれば、複写制限年齢に関する情報が埋め込まれた原稿を作成することができる。このような原稿を本発明の画像処理装置を用いて複写する場合には、年齢による複写制限を実施することができる。
本発明の画像処理方法は、文書画像を取得する行程と、取得した文書画像に背景地紋画像として埋め込まれた複写制限年齢に関する情報を取得する行程と、複写操作を行うユーザの年齢を入力する行程と、前記複写制限年齢と前記ユーザの年齢とを比較して、ユーザが複写制限の対象となると判断した場合に、画像出力手段からの画像出力を中止する判断を行う行程と、を備えたことを特徴とする(請求項5)。
また、本発明の画像処理プログラムは、文書画像を取得するステップと、取得した文書画像に背景地紋画像として埋め込まれた複写制限年齢に関する情報を取得するステップと、複写操作を行うユーザの年齢を入力するステップと、前記複写制限年齢と前記ユーザの年齢とを比較して、ユーザが複写制限の対象となると判断した場合に、画像出力手段からの画像出力を中止する判断を行うステップと、をコンピュータによって実行することを特徴としている(請求項6)。
本発明によれば、画像取得手段により取得した文書画像に背景地紋画像として埋め込まれた複写制限年齢に関する情報を取得する年齢情報取得手段と、複写操作を行うユーザの年齢を取得するユーザ年齢取得手段と、前記複写制限年齢と前記ユーザの年齢とを比較して、ユーザが複写制限の対象となると判断した場合には前記画像出力手段からの画像出力を中止する制御を行う制御部を備えているので、例えば、若年層に有害な文書の複製、複写を有効に禁止することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に詳細に説明する。
まず、図1を参照しながら本実施例の画像処理装置1の構成を説明する。図1に示す本実施例の画像処理装置1は、画像展開部10と、スキャナ部11と、スキャン画像処理部12と、画像蓄積部13と、年齢情報取得手段100としての複写禁止情報検出部14と複写許可条件情報検出部15と、制御部16と、背景地紋画像生成手段に相当する背景地紋画像生成部17と、画像合成手段に相当する画像合成部18と、画像出力手段に相当するプリント部19と、ユーザインターフェース部20とを備えている。また、スキャナ部11には光学式文字読取装置、いわゆるOCR装置2が接続されている。このOCR装置2は、さらに、制御部16と接続されている。
なお、スキャナ部11、スキャン画像処理部12、画像蓄積部13が本発明における画像取得手段に相当する。また、スキャナ部11及びOCR装置2が本発明におけるユーザ年齢取得手段に相当する。さらに、ユーザインターフェース部20が本発明における入力指示手段の機能を果たす。
画像展開部10は、LAN等のネットワークを介して、プリント記述言語(PDL)で記述されたプリントデータを入力する。画像展開部10は、入力したプリントデータの展開処理を行って、画像データを生成する。生成された画像データは画像蓄積部13に出力され蓄積される。
スキャナ部11は、プラテンガラス上に置かれた原稿を読み取り、読み取った画像データをスキャン画像処理部12に出力する。
スキャン画像処理部12は、入力した画像データに対して、色補正、色空間変換、スクリーン処理等を行い、画像処理後の画像データを画像蓄積部13に蓄積する。
画像合成部18は、画像蓄積部13から画像データを読み出してプリント部19に出力する。また、制御部16によって背景地紋画像を合成するように設定されている場合、画像蓄積部13からの画像データの読み出しに同期して、画像合成部18内のメモリに蓄積された背景地紋画像データを読み出して、画像データの所定の色プレーンに論理和(OR)合成を行い、合成画像データをプリント部19へ出力する。プリント部19は、画像合成部18から出力される合成画像データ、または画像データを用紙上に記録する。
本実施例の画像処理装置は、背景地紋画像が埋め込まれた有害文書から、背景地紋画像に埋め込まれた付加情報を読み取って、許可された年齢層のユーザにだけ機密文書を印刷できるように構成されている。
背景地紋画像に埋め込まれる付加情報には以下のものがある。
(A)・・・複写禁止情報(コピー禁止とするか否か)
(B)・・・複写許可条件情報(条件が合致する場合にはコピーを許可するための情報)
例えば、18歳未満は複写禁止としたい場合には、認証したユーザの年齢が18歳以上であるか否か
(C)・・・潜像情報(コピーすると浮き上がる潜像に関する情報)
例えば、潜像の文字列、フォント種類、フォントサイズ、潜像文字列の方向(角度)、背景地紋画像色
ここで、背景地紋画像について図2を参照しながら詳細に説明する。背景地紋画像は、潜像画像IPと、出力画像Oの全面にわたる背景パターンPBとから構成される。
背景パターンPBと潜像画像IPとは、それぞれを構成するパターンが異なる。しかし、人間の目には全面均一のグレイ背景として見える様に、単位面積あたりの画素面積及び画素色が同一なパターンにより出力画像Oを形成する。
潜像画像IPは、複写された文書において、潜像画像IPが人間の目で識別できる程度に画像が浮かびあがるよう、他の部分のよりも細かいドットで構成されている。
背景パターンPBは、コードから構成される。コードは、任意のコードデータを表す条件コードCDと、複写を制限する禁複写コードCPとから構成される。
コードは、任意のコードデータを表す斜線パターンPSから構成される。斜線パターンPSは、走査方向Dに対し反時計回りに45度傾いた半直線で表されるものがコードデータのビット0を、135度傾いたものがコードデータのビット1を表す。
禁複写コードCPは、全斜線パターンPSがビット0を表すものとビット1を表すものとから構成される。禁複写コードCPは、2種類の禁複写コードCPを所定個数以上検出した場合に、複写が制限された原稿であると判断する為に使用される。
条件コードCDは、同期コード領域ASとデータコード領域ACとから構成される。
同期コード領域ASとは、データコード領域ACを囲む所定サイズの矩形領域の外周がすべてビット1を表す斜線パターンPS1で構成されているコード領域を言う。
データコード領域には、複写を許可される年齢(本実施例では18歳)が符号化され、条件コードCDとして埋め込まれている。
次に、複写禁止情報検出部14について図3を参照しながら説明する。図3には、複写禁止情報検出部14の詳細な構成を示す。
スキャナ部11から出力された画像データは、グレースケール変換部21に入力され、フルカラーからグレースケールに変換される。その後、2値化処理部22によって2値化される。
2値化された画像データは、ノイズ除去処理部23に入力され、ノイズ除去処理が行われる。具体的には、黒画素が連結している画素塊を求め、その画素塊の大きさ(連結画素数)が所定の範囲に収まっていない画素塊の各画素を白画素に置き換える。上記所定の範囲は、斜線パターンは削除されず、それ以外のパターン(孤立ドットパターンや文書中の文字や図形等)が削除されるように適切な範囲が設定されている。
ノイズ除去された画像データは、パターン検出部24に入力され、2種類の斜線パターンの検出処理が行われ、その結果が1画素2ビットの画像データとして出力される。具体的には、画像データ中の各画素の位置で図4(A)、(B)のパターンを当てはめて、テンプレートマッチングによって検出を行う。ここで、図4に示すパターン(A)が検出された場合、画素値0を出力し、図4に示すパターン(B)が検出された場合、画素値1を出力し、パターンが検出されない場合、画素値2を出力する。
パターン検出処理部24から出力された画像データは、ブロック化処理部25に入力される。ここで、ブロックサイズは、複写禁止コード、条件コードのサイズの半分よりも小さいサイズとし、コードの中に1個以上のブロックが完全に含まれるようなサイズに設定されている。ブロック化処理部25は、入力された画像データを所定サイズのブロックに分割し、個数算出部26に出力する。
個数算出部26は、ブロック内に画素値0の画素の個数、および画素値1の画素をそれぞれ算出し、その結果を比率算出部27へ出力する。また、その合計を判定処理部28へ出力する。比率算出部27は、画素値0の画素の比率を算出し、その結果を判定処理部28へ出力する。
判定処理部28は、個数算出部26から入力された合計個数および比率算出部27から入力された比率を元にして、判定処理を行う。
ここで、今処理しているブロックの内部が全ビット0の複写禁止コードの内部に位置している場合、ブロック内部には所定個数以上のビット0に対応する斜線パターンが検出され、かつビット1に対応する斜線パターンはほとんど検出されないため、ビット0に対応する斜線パターンの比率が高くほとんど1.0に近いはずである。
また、今処理しているブロックの内部が全ビット1の複写禁止コードの内部に位置している場合、ブロック内部には所定個数以上のビット1に対応する斜線パターンが検出され、かつビット0に対応する斜線パターンはほとんど検出されないため、ビット0に対応する斜線パターンの比率は低くほとんど0.0に近いはずである。
また、今処理しているブロックが条件コードの少なくとも一部を含む場合、ブロック内部には複数のビット0に対応する斜線パターンおよび複数のビット1に対応する斜線パターンが検出されるため、ビット0に対応する斜線パターンの比率は1.0よりもかなり低く、0よりもかなり高くなるはずである。
また、もし入力された画像データが複写禁止情報を埋め込まれた画像であれば、画像中には、ブロックの内部が全ビット0の複写禁止コードと、ブロックの内部が全ビット1の複写禁止コードとがそれぞれ複数個埋め込まれているはずである。
以上の特性を利用して、下記のような判定処理を行う。
合計個数>第1しきい値、かつ、比率>第2しきい値の場合は、そのブロックは複写禁止コード0と判定する。
合計個数>第1しきい値、かつ。(1−比率)>第2しきい値の場合は、そのブロックは複写禁止コード1と判定する。
上記以外の場合は、そのブロックは複写禁止コードではないと判定する。また、第1しきい値は、ブロックサイズとパターンサイズからブロックに含まれる値論的なパターン個数にマージンを加味して設定する。第2しきい値は、1.0に近い値を設定する。
判定処理部28は、複写禁止コード0と判定されたブロック数、および複写禁止コード1と判定されたブロック数をそれぞれ別々にカウントする。複写禁止コード0と判定されたブロック数がしきい値3以上となり、かつ複写禁止コード0と判定されたブロック数がしきい値3以上となった場合、その画像を複写禁止文書と判定し、その判定結果を制御部16へ出力する。
次に、複写許可条件情報検出部15の詳細について図5を参照しながら説明する。
スキャナ部11から出力された画像データはグレースケール変換部31に入力され、フルカラーからグレースケールに変換された後に、2値化処理部32によって2値化される。
2値化された画像データはノイズ除去処理部33に入力され、ノイズ除去処理33が行われる。ノイズが除去された画像データは、パターン検出処理部34に入力され、2種類の斜線パターンの検出処理が行われ、その処理結果のデータがバッファメモリ35に格納される。この画像データは、ビット0に対応する斜線パターンが検出された位置の画素値は0、ビット1に対応する斜線パターンが検出された位置の画素値は1、それ以外は2の値を持った1画素2ビットの画像データとなっている。
バッファメモリ35に格納された画像データは、スキュー角検出処理部36に入力され、スキュー角度の検出が行われる。ここでは、入力画像データのスキュー角度を求める。具体的な方式としては、画素値0または1のみの画素のハフ変換を行い、その角度軸上への投影分布のピークを求めることによって行われる。求めたスキュー角度はコード検出部37へ出力される。
また、バッファメモリ35に格納された画像データが読み出されてコード検出部37へ入力され、2次元コードの検出が行われる。具体的には、求めたスキュー角度に画像をスキャンして0または1の画素値(ビットの0または1に対応している)を取り出す。取り出された、ビット列から同期コードを見つけ出す。同期コードは、所定の縦横サイズの矩形領域の外周がすべてビット1で構成されているコードとして定義されている。この同期コードに囲まれたビット配列が2次元コード(条件コード)となっている。このビット配列を1次元のビット列に並べ替えて誤り訂正復号部38へ出力する。
誤り訂正復号部38では、入力されたビット列に対して、所定の誤り訂正復号処理を行い、条件情報として復号する。復号された複写許可条件情報は制御部16へ出力される。
次に、図6を参照しながら背景地紋画像生成部17について説明する。背景地紋画像生成部17には、制御部16から付加情報(複写禁止情報、条件情報、潜像情報)が入力される。このうち複写禁止情報と複写許可条件情報は付加情報符号化部42へ入力され、潜像情報は潜像生成部41に入力される。
潜像生成部41は、入力された潜像情報を元に潜像画像を生成する。潜像情報とは、パターン画像の中にどのような潜像文字を埋め込むかを示す情報であり、具体的には潜像の文字列、フォント種類、フォントサイズ、潜像文字列の方向(角度)等の情報からなる。潜像生成部41は、潜像情報を受け取ると、指定されたフォント種類、フォントサイズで、指定された方向に潜像文字列の描画を行い、2値の潜像画像として生成する。生成した潜像画像は付加情報符号化部42へ出力される。なお、潜像画像の解像度は、プリンタの解像度を後述するパターンのサイズで割った解像度となる。例えば、プリンタ解像度が600dpi、パターンのサイズが12画素×12画素の場合、潜像画像の解像度は50dpiとなる。
付加情報符号化部42は、入力された複写禁止情報及び条件情報の符号化を行う。まず、複写禁止情報がプリント出力を行った文書を画像処理装置で複写させないようにすること示す場合、図7(A)、(B)に示す2種類の複写禁止コードを生成する。ここで、図7(A)の複写禁止コードは、コード内部が全てビット0となっており、図7(B)の複写禁止コードは、コード内部が全てビット1となっていることが特徴である。複写禁止情報が入力されない場合、もしくはプリント出力を行った文書を画像処理装置で複写させないようにすることを示すものではない場合、図7(A)および(B)に示す2種類のコードの生成は行われない。
次に、条件情報が入力されている場合、その条件情報に対して誤り訂正符号を行い、図7(C)に示すような条件コードを生成する。図7(C)のコードは、ビット0およびビット1の配列によって、符号化された条件情報のビット列を表している。コードの外周は、コードの位置決めを容易にするために特殊なビットパターンとなっている。
次に、生成したコードを図8(A)に示すように複数個繰り返し配置し、潜像画像の大きさと同じ大きさのパターン番号配列を生成する。ここで、図の斜線ハッチングされた矩形が図7(A)の複写禁止コード、縦線ハッチングされた矩形が図7(B)の複写禁止コード、ドットハチングされた矩形が図7(C)の条件コードとなっている。もし、複写禁止コードが生成されなかった場合には、図中の複写禁止コードの部分には条件コードを配置する。また、もし条件コードが生成されなかった場合には、図中の条件コードの部分には複写禁止コードを配置する。この時点で、パターン番号配列の各要素の値は0または1になっている。
次に、潜像画像を参照し、潜像画像中の黒画素の座標に対応するパターン番号配列の要素のパターン番号を2に変更する。これを潜像画像中の全ての黒画素について行うと、パターン番号配列は、複写禁止コード、条件コードが並べて配置された背景にパターン番号2で潜像文字が描かれた状態となる。この状態を図8(B)に示す。図中の黒色の「18禁」の部分が、パターン配列番号を2に変更された部分を示す。このパターン番号配列をパターン画像生成部44へ出力する。
パターン画像生成部44は、入力されたパターン番号配列の各要素を参照し、そのパターン番号に対応したパターンをパターン格納部43から読み出してパターン画像に変換することで、背景地紋画像を生成する。生成された背景地紋画像は、画像合成部18内のメモリ(不図示)に格納される。
次に、OCR装置2について説明する。OCR装置2は、スキャナ部11により読み込んだ画像中の文字部分のデータを変換し、ユーザの年齢に関する電子情報を取得する。例えば、免許証に記載された生年月日の電子情報を得て、この電子情報に基づいて制御部16がユーザの年齢を算出する。
ユーザインターフェース部20は、複写のための種々の情報をユーザに提供し、また、ユーザからの操作指示を受け付ける。スキャナ部11により原稿を読み込んだときに、複写制限年齢、複写禁止情報を検知した場合には、ユーザの年齢の入力を促す表示をする。
本実施例の画像処理装置1は、スキャナ部11により読み込んだ原稿に複写制限年齢に関する情報が埋め込まれており、複写禁止とされている場合、原稿に埋め込まれた複写制限年齢に関するデータとユーザの年齢を確認することができるデータとを比較して、ユーザが複写制限の対象となると判断した場合には制御部16はプリント部19からの画像出力を中止する。
本実施例の動作を図9に示すフローチャートを参照しながら説明する。本実施例における各処理はコンピュータによるプログラム処理によって制御されている。
まず、ユーザが原稿の複写を行うべくプラテン上に原稿を載置し、複写スタートボタンを押下するとスキャナ部11が文書画像を画像蓄積部13に蓄積する(ステップS1)。また、文書画像に埋め込まれた背景地紋画像から複写禁止に関する情報と、複写許可条件に関する情報とを検出する(ステップS2)。すなわち読み込んだ原稿に埋め込まれた複写禁止情報を複写禁止情報検出部14により取得し、複写許可条件となる複写制限年齢に関す情報を複写許可条件情報検出部15により取得する。
ステップS2で文書画像に埋め込まれた情報の検出を行った後は、ステップS3に進む。ここで、読み込んだ文書画像に何らの情報も埋め込まれておらず、または、複写制限年齢に関する情報が含まれていないと判断される場合、すなわち、ステップS3でNoと判断されるときは、制御部16は通常の原稿と同様に原稿複写処理を行う制御を行う(ステップS11)。
一方、ステップS3でYesと判断されるときは、ステップS4へ進む。ステップS3でYesと判断されるときは、読み込んだ原稿は、特定の年齢層のユーザによる複写が禁止されている。このため、画像処理装置1による複写を行うためには年齢認証を行い、画像処理装置1の複写操作を行うユーザが複写制限年齢に達しているか否かの確認を行う必要がある。このような年齢の確認は、年齢情報が埋め込まれたICカードチップによって行うことができる。このため、例えば画像処理装置1の起動の際にこのICカードチップによる認証を行っており、すでに、ユーザに年齢情報を取得している場合には、ユーザの年齢は、この年齢情報を用いる。ステップS4では、このような年齢情報の取得がすでに行われている状態であるか否かの判断を行う。
すでに年齢情報を取得しており、ステップS4でYesと判断された場合は、ステップS10へ進み、制御部16による年齢の比較作業を行う。ステップS10における処理は後述する。
ステップS4で、Noと判断された場合には、ステップS5へ進む。ステップS5では、制御部16の指示によりユーザインターフェース部20に、ユーザ年齢入力指示の表示がされる。このユーザ年齢入力指示には、ユーザの年齢を確認することのできる種々の媒体が提示されている。本実施例の画像処理装置1では、これらの媒体として、年齢情報が埋め込まれたICカードチップ、免許証、健康保険証が提示されている。
ユーザが免許証による認証を選択する場合にはユーザはユーザインターフェース部20から免許証を選択する(ステップS6)。免許証による年齢認証を選択したユーザはプラテン上に自身の免許証を載置し、複写スタートボタンを押下する。この操作により、スキャナ部11は免許証の画像をスキャンし、この画像をOCR装置2へ送る。OCR装置2は、免許証に記載された生年月日を電子情報に置き換える(ステップS8)。制御部16は、生年月日の電子情報からユーザの現在の年齢を算出する(ステップS9)。
ステップS9でユーザの年齢を取得した制御部16は、ステップS10へ進み、取得したユーザの年齢と原稿である文書画像から取得した複写制限年齢とを比較して、ユーザが複写制限の対象となるか否かの年齢適合判断を行う(ステップS10)。この年齢適合判断は、ステップS4でYesと判断されたときにも同様の処理が行われることとなる。
ステップS10における年齢適合判断でYesと判断された場合、すなわち、ユーザの年齢が18歳以上で、複写制限年齢をクリアーしている場合にはステップS11へ進む。ステップS11では、画像蓄積部13に蓄積されている文書画像をプリント部19から出力する。一方、ステップS10における年齢適合判断でNoと判断された場合、すなわち、ユーザの年齢が18歳未満で複写制限年齢をクリアーできていないときにはステップS12へ進む。ステップS12では、制御部16は、画像蓄積部13に蓄積されている文書画像のデータを破棄し、ジョブをキャンセルする。
ステップS11で文書画像のプリントを行い、または、ステップS12でジョブをキャンセルした後はステップS13へ進み年齢認証に用いた複写制限年齢に関する情報、ユーザの年齢に関する情報を制御部16から消去する。
以上が、画像処理装置1における複写時の一連の処理である。なお、複写制限年齢に関する情報が埋め込まれていない原稿に複写制限年齢に関する情報を埋め込むためには、例えば画像処理装置1とLAN(Local Area Network)によって接続された図示しないパソコンから複写制限年齢に関するデータを送信し、背景地紋画像部17によって複写制限年齢に関する情報を埋め込んだ背景地紋画像を生成する。生成された背景地紋画像を、画像合成部18で画像蓄積部13内の画像データと合成すれば、複写制限を設けた原稿を作成することができる。
なお、上記実施例は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、これらの実施例を種々変形することは本発明の範囲内であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施例が可能であることは上記記載から自明である。
画像処理装置の構成を示すブロック図である。 背景地紋画像を示す図である。 複写禁止情報検出部の構成を示すブロック図である。 テンプレートマッチングに使用される画像の一例を示す図である。 複写許可条件情報検出部の構成を示すブロック図である。 背景地紋画像生成部の構成を示すブロック図である。 複写禁止情報及び条件情報を示す図である。 パターン番号配列を示す図である。 実施例の動作手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像処理装置
2 OCR装置
10 画像展開部
11 スキャナ部
12 スキャン画像処理部
13 画像蓄積部
14 複写禁止情報検出部
15 複写許可条件情報検出部
16 制御部
17 背景地紋画像生成部
18 画像合成部
19 プリント部
20 ユーザインターフェース部

Claims (6)

  1. 文書画像を取得する画像取得手段と、
    前記文書画像を出力する画像出力手段と、
    前記画像取得手段により取得した文書画像に背景地紋画像として埋め込まれた複写制限年齢に関する情報を取得する年齢情報取得手段と、
    複写操作を行うユーザの年齢を取得するユーザ年齢取得手段と、
    前記複写制限年齢と前記ユーザの年齢とを比較して、ユーザが複写制限の対象となると判断した場合には前記画像出力手段からの画像出力を中止する制御を行う制御部と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1記載の画像処理装置において、
    前記年齢情報取得手段が前記文書画像に複写制限年齢を検知したときに前記ユーザの年齢の入力を指示する入力指示手段を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1又は2記載の画像処理装置において、
    前記ユーザ年齢取得手段は、光学式文字読取装置により前記ユーザの年齢を読み取って当該ユーザの年齢を電子情報に置き換えることを特徴とした画像処理装置。
  4. 文書画像を取得する画像取得手段と、
    前記文書画像を出力する画像出力手段と、
    前記画像取得手段により取得した文書画像に複写制限年齢に関する情報を埋め込んだ背景地紋画像を生成する背景地紋画像生成手段と、
    当該背景地紋画像を前記文書画像と合成する画像合成手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  5. 文書画像を取得する行程と、
    取得した文書画像に背景地紋画像として埋め込まれた複写制限年齢に関する情報を取得する行程と、
    複写操作を行うユーザの年齢を入力する行程と、
    前記複写制限年齢と前記ユーザの年齢とを比較して、ユーザが複写制限の対象となると判断した場合に、画像出力手段からの画像出力を中止する判断を行う行程と、
    を備えたことを特徴とする画像処理方法。
  6. 文書画像を取得するステップと、
    取得した文書画像に背景地紋画像として埋め込まれた複写制限年齢に関する情報を取得するステップと、
    複写操作を行うユーザの年齢を入力するステップと、
    前記複写制限年齢と前記ユーザの年齢とを比較して、ユーザが複写制限の対象となると判断した場合に、画像出力手段からの画像出力を中止する判断を行うステップと、
    をコンピュータによって実行することを特徴とした画像処理プログラム。
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