JP2007304443A - 現像装置、画像形成装置、現像装置の制御方法 - Google Patents

現像装置、画像形成装置、現像装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】現像装置内における現像剤のキャリアの劣化に対応して、低コストで現像剤画像の品質を維持する。
【解決手段】感光体ドラム110と対向して設けられる、現像ローラ131と、現像ローラ131に現像剤を帯電させ、磁気ブラシ17を形成するためのバイアス電圧を印加する電圧印加部134と、現像ローラ131上に形成された磁気ブラシ17の層厚を規制する層厚規制部11と、現像剤を加熱する層厚規制部11に内蔵された加熱部と、現像ローラ131から感光体ドラム110に流れる電流に関する情報を検出する温度検出器14と、所定のタイミングで温度検出部14に温度を検出させ、その検出結果に基づき加熱部の動作を制御する制御部15とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機、プリンタ、FAX等の画像形成装置等において利用される現像装置等に関する。
従来より、電子写真方式、インクジェット記録方式、熱転写記録方式等の種々の画像形成装置が研究、開発されているが、特に、電子写真方式は、高速化、画像を定着させる記録媒体の普通紙化が可能であるため近年益々製品開発が進められ、電子写真方式の複写機、プリンタ、ファクシミリ等の製品が数多く発売されている。
殊に、最近では非常に高画質の電子写真方式のフルカラー複写機、カラーレーザビームプリンタ等のカラー画像形成装置も発売に至っている。
さらに、昨今、複写機、プリンタ、Faxといった出力端末をすべてかね備えた複合機が市場で広く受け入れられるようになってきている。このようなネットワーク対応の出力端末として電子写真プロセスを用いた画像形成装置が広く受け入れられてており、このような装置は、長期間にわたって機能を維持することが求められている。
図6は、従来の画像形成装置における、現像剤画像を形成する構成部分の模式図である(例えば特許文献1を参照)。当該構成は、感光体ドラム110、感光体ドラム110の周囲に配設されている帯電装置120、露光装置111、現像装置130、転写ローラ112、クリーニングブレード113、クリーニングローラ114、除電器(図示せず)を備えている。
帯電装置120は、感光体ドラム110の上方に設置されており、感光体ドラム110を一様に帯電させる装置であり、帯電ローラ121、電圧印加部122から構成される。電圧印加部122は、帯電ローラ121に、直流電圧と交流電圧とを重畳させたバイアス電圧を帯電用電圧として印加するように接続されている。
露光装置111は、外部から入力された画像データに基づいて、感光体ドラム110上にレーザ光等により静電潜像を露光形成するための装置である。
転写ローラ112は、感光体ドラム110上に形成されたトナー像を用紙等の転写材に転写するための部である。
現像装置130は、感光体ドラム110と対向して設けられた現像ローラ131、現像ローラ131に対向して設けられ、トナーを供給するスパイラル132、現像ローラ131上に形成される現像剤の磁気ブラシ140の層厚を調整する層厚規制部133、現像ローラ131に現像バイアスを印加する電圧印加部134とを備える。現像ローラ131は図示しない磁極を内蔵し、その表面に現像剤からなる磁気ブラシ140を生成する。層厚規制部133により層厚が調整された磁気ブラシ140は、電圧印加部134により現像バイアスが印加されることにより、感光体ドラム110へ飛翔する。
このような現像装置130が用いる現像剤として、キャリアとトナーと一定割合で混合してなる、いわゆる二成分現像剤を用いた場合、以下のような不具合が知られていた。すなわち、キャリアはフェライト等の金属コアと金属コアを包む樹脂製のコートとで構成されているが、現像装置130の動作が継続し、その中で低印字率等の動作原因により、同一の現像剤が長時間循環、滞留する場合、キャリアのコートの部分が剥れる等して金属コアが露出する。
また、樹脂、磁性微粉体、荷電制御剤、内添剤、外添剤等を材料とする、一成分磁性トナーを現像剤として用いた場合においても、現像装置130において上記と同様の動作原因により、外添剤が剥離、又は埋没することによりトナー粒子表面に磁性微粉体が露出する。
このときキャリア又はトナー粒子の抵抗値は低下するため、現像の際に現像ローラ131から感光体ドラム110へ流れる電流値が増加する。それに伴って形成された現像剤画像においては、かぶりが増加し、二成分現像剤の場合はさらにキャリア引きが発生してしまう。かぶりは画像が形成されるべきでない領域へ現像剤が飛翔することによる汚れの原因となり、またキャリア引きは画像が形成されるべき領域の白抜けの原因となり、いずれも現像剤画像の画質劣化をもたらすものである。
特開2000−98730号公報
このような不具合を解消するため、上記特許文献1に記載の現像装置は、図6に示すように、電圧印加部134を利用して一定値の基準電圧を印加し、この基準電圧を印加したときに現像ローラ131と感光体ドラム110との間に流れる電流量を測定することにより抵抗値を算出し、この抵抗値に基づき、キャリアの劣化が発生したと判断して、電圧印加部134が印加するバイアス電圧をより低く制御することにより、キャリア引きの発生やかぶりの増加を抑えるようにしてた。
また、他の対応策としては、実開昭63−14258号公報に記載の技術のように、キャリアの劣化が発生したと判断したときは、現像装置130内の現像剤を新品と入れ替えることにより、現像剤の質を維持する技術が知られていた。
しかしながら、現像装置130におけるバイアス電圧の変化は、現像剤画像の品質を一定に保つことを困難とする問題があった。また、現像剤を入れ替えることは、装置のランニングコストの増加を招くという問題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、現像装置内における現像剤の劣化に対応して、低コストで現像剤画像の品質を維持できるような現像装置及びそれを用いた画像形成装置等を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、第1の本発明は、感光体ドラムと対向して設けられる、現像剤を担持する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体上に形成された磁気ブラシの層厚を規制する層厚規制部と、
前記現像剤を加熱する加熱部と、
前記現像剤担持体から前記感光体ドラムに流れる電流に関する情報を検出する情報検出部と、
所定のタイミングで前記情報検出部に前記情報を検出させ、その検出結果に基づき前記加熱部の動作を制御する制御部とを備えた、現像装置である。
又、第2の本発明は、前記情報は電流値であって、前記制御部は、検出した電流値が所定値以上である場合、前記現像剤を加熱するよう前記加熱部を制御する、第1の本発明の現像装置である。
又、第3の本発明は、前記現像剤の温度を検出する温度検出部をさらに備え、
前記制御部は、前記温度検出部が検出した温度に基づき、前記加熱部による前記現像剤の加熱を抑制する制御を行う、第1の本発明の現像装置である。
又、第4の本発明は、前記制御部が前記情報検出部に前記情報を検出させる前記所定のタイミングは、(A)前記現像装置が搭載された画像形成装置の電源がOFFからONになったとき、(B)前記現像装置内の前記現像剤を交換したとき、(C)予め定めた所定期間毎、の少なくとも一つを含むものである、第1の本発明の現像装置である。
又、第5の本発明は、前記加熱部は、前記現像剤担持体内に設けられている、第1の本発明の現像装置である。
又、第6の本発明は、前記加熱部は、前記層厚規制部に設けられている、第1の本発明の現像装置である。
又、第7の本発明は、前記加熱部は、前記現像剤担持体を収納する筐体内に設けられている、第1の本発明の現像装置である。
又、第8の本発明は、感光体と、
前記感光体を帯電させる帯電部と、
前記感光体上の所定の領域に静電潜像を露光形成する露光部と、
前記感光体上の静電潜像を現像する現像部と、
前記感光体上の現像剤画像を記録媒体に転写する転写部とを備え、
前記現像部として、第1から第6のいずれかの本発明の現像装置を用いた、画像形成装置である。
又、第9の本発明は、感光体ドラムと対向して設けられる、現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体上に形成された磁気ブラシの層厚を規制する層厚規制部とを備えた現像装置の制御方法であって、
前記現像剤を加熱する加熱工程と、
前記現像剤担持体から前記感光体ドラムに流れる電流に関する情報を検出する情報検出工程と、
所定のタイミングで前記情報検出工程を実行し前記情報を検出させ、その検出結果に基づき、前記加熱工程を制御する制御工程とを備えた、現像装置の制御方法である。
以上のような本発明によれば、現像装置内における現像剤のキャリアの劣化に対応して、低コストで現像剤画像の品質を維持できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態の現像装置の平面図である。図1において図6と同一または相当部には、同一符号を付し、詳細な説明は省略する。本実施の形態の現像装置10は、加熱機能を有する層厚規制部11、現像ローラ131に一定電圧を印加する定電圧電源12、感光体ドラム110の表面の電流を測定する電流測定器13、現像ローラ131内に設けられた温度検出器14、層厚規制部11の加熱動作を制御する制御部15を備える。
定電圧電源12は予め定められた一定電圧を、電圧印加部134のバイアス電圧に重畳して、又は独立して現像ローラ131に印加する手段である。
また、温度検出器14は、現像ローラ131の表面近傍の層内に設けられ、現像ローラ131上に形成される磁気ブラシ17、付着する二成分現像剤の温度を間接的に測定する手段である。
また、電流測定器13は、定電圧電源12からの電圧の印加により現像ローラ131から感光体ドラム110に流れた電流値を測定する手段である。定電圧電源12における電圧値が既知であることから、電流測定器13の測定した電流値から、現像ローラ131から、間に存在する現像剤を介して感光体ドラム110への流れ込み電流の値を知ることができる。
制御部15は、電流測定器13の測定した電流値及び温度検出器14の検出した温度に基づき、層厚規制部11に通電し、これを加熱する制御を行う。これら各部は筐体16に収納されている。
図2(a)は、加熱機能を有する層厚規制部11の概略構成を示す斜視図、図2(b)は側面図である。層厚規制部11は、従来例と同様、SUS(ステンレス鋼)やウレタン製のブレード部材20から構成される点は従来例と同様であるが、本実施の形態では、従来例と異なり、その層内に制御部15からの電流に応じて発熱する複数のセラミックヒータ21を内蔵した構成となっている。各セラミックヒータ21はブレード部材20内部に等間隔で配置され、ブレード部材20を均一な温度となるよう加熱する手段である。
なお、上記の各構成において、現像ローラ131は、本発明の現像剤担持体に相当する。また、層厚規制部11は本発明の層厚規制部に相当し、定電圧電源12及び電流測定器13は、本発明の情報検出部に相当し、制御部15は本発明の制御部に相当し、温度検出器14は本発明の温度検出部に相当する。またセラミックヒータ21は本発明の加熱部に相当する。
以上のような構成を有する本実施の形態の現像装置10の動作は、以下のようなものである。すなわち、従来例にて説明したように、現像剤として二成分現像剤を用いた場合、キャリアが劣化して抵抗値が低下するため、現像剤画像においては、キャリア引きの発生や、かぶりが増加してしまう等の不具合があった。
これに対し、本実施の形態においては、制御部15が電流測定器13に電流値を検出させ、検出された電流値と、自らに設定されたしきい値との比較を行い、しきい値以上であるときは、セラミックヒータ21に通電して、層厚規制部11を加熱する。
この間、現像ローラ131は回転を続け、表面に蓄積した現像剤の磁気ブラシ17が層厚規制部11に定期的に接触することにより加熱される。現像剤を構成するキャリアは金属製なので、加熱することにより抵抗が増加する。これにより、現像剤を含めた現像ローラ131と感光体ドラム110との間の抵抗も増加するため、現像ローラ131から感光体ドラム110への流れ込み電流を抑制することができる。その結果、現像剤画像におけるかぶりの増加、キャリア引きの発生を抑制することが可能となる。加熱の温度としては、35℃程度に保つことができれば、十分な効果を得ることができる。
なお、現像剤を加熱しすぎると、トナーが凝集する等の不具合が生ずる恐れがあるため、加熱温度には上限を定める必要がある。制御部15にはこの上限値が設定され、温度検出器14は現像ローラ131越しに現像剤の磁気ブラシ17の温度を測定し、検出値が上限値以上となった場合は、制御部15は、層厚規制部11の加熱を停止する。上限値としては、50℃程度を設定することで、良好な性能を維持できる。
このように、本実施の形態によれば、現像剤のキャリアの劣化を現像ローラ131と感光体ドラム110との間の電流値として検出し、これに基づき現像剤を加熱することにより、キャリアの抵抗値を増加させることにより、現像ローラ131から感光体ドラム110への流れ込み電流を防ぎ、現像剤画像におけるキャリア引きの発生、かぶりの増加を抑制することが可能となる。
特に画像形成装置が低温、低湿環境に置かれている場合、現像剤の帯電量は上昇し、かつキャリアの抵抗値も減少しやすいので、キャリアに劣化があると、通常環境よりもかぶりが増加し、キャリア引きが発生しやすくなるが、本実施の形態によれば、現像装置10の温度、湿度環境も同時に改善することができるので、さらに現像剤画像の品質を高く維持することが可能となる。
また、一成分磁性トナーを現像剤として用いた場合においても、マグネタイト等からなる磁性微粉体は加熱することにより抵抗が増加する性質を有するので、トナー粒子の劣化に対して上記と同様の制御を行うことにより、かぶりの増加を防ぐ効果が得られる。
次に、制御部15による層厚規制部11の加熱の制御の一例について、図3を参照して説明を行う。ただし、図3は、本実施の形態による現像装置10の動作手順を示すフローチャートである。
はじめに、現像装置10が内蔵される画像形成装置の主電源がONになると(Step1)、制御部15はこれをタイミングとして電流測定器13を動作させ、感光体ドラム110の電流値を測定させる(Step2)。制御部15は電流測定器13が測定した電流値を、自らに設定されたしきい値以上であるか判断し(Step3)、しきい値以上であれば、二成分現像剤はキャリアが劣化したである状態にあるとして、セラミックヒータ21に通電、層厚規制部11を加熱することにより現像装置10内の現像剤を加熱する(Step4)。しきい値の一例としては、20μAとすることが望ましい。
一方、Step3で電流値がしきい値より小さい場合は、層厚規制部11を加熱する必要はないので、Step5に移行する。ここでは制御部15は自らが内蔵するタイマ(図示省略)、又は画像形成装置内からクロック、時刻を取得して、所定時間経過するまで待機する。所定時間が経過したら、Step2に復帰して、一連の動作を行う。
次に、層厚規制部11の直後に制御部15は温度検出器14を動作させ、現像ローラ131の温度を装置内の二成分現像剤の温度として検出し、検出値を取得する(Step6)。検出値が予め設定した上限値以上であるか否かを判断する(Step7)。上限値以上であれば、十分な加熱が行われているので、加熱動作を停止し(Step8)、Step2に復帰する。Step2で検出した電流値がしきい値以上であれば、再び加熱動作を行い(Step4−8)、しきい値より小さい場合は、加熱停止を継続する(Step3、5、2)。
一方、Step7の判断の結果、検出値が上限値より下であれば、加熱を継続する。
以上のような制御を行うことによって、画像形成装置の電源ON時、及び画像形成装置の運転期間中に定期的に感光体ドラム110の電流値を測定することができ、二成分現像剤の状態をチェックして、適切なタイミングで二成分現像剤の加熱を実行することができる。一成分磁性トナーを現像剤とした場合でも、同様の制御を行えばよい。
なお、上記のフローチャートは一例であって、制御部15は他の制御を行っても良い。例えば、Step8で加熱動作を停止した後は、Step6へ帰還して、画像形成装置の運転中は現像ローラ131の温度が常に上限値より小さく、かつ現像ローラ131から感光体ドラム110への流れ込み電流が過剰とならない程度の温度範囲で保温されるような制御を行っても良い。
また、制御部15は他に定期的、又はユーザからの操作等によって非定期的に電流値を検出する制御を行っても良い。例えば、Step1における「画像形成装置の電源をON」としたことを制御開始のタイミングとする代わりに、「現像装置10内の現像剤を交換したとき」を、制御開始のタイミングのタイミングとしてもよい。この場合、検出した電流値は所定より低くなるので、過剰な加熱動作の実行を低減できる利点がある。
なお、上記の構成においては、層厚規制部11は、ブレード部材20の層内にセラミックヒータ21を備えた構成としたが、本発明の加熱部は、これに限定されるものではない。図4(a)(b)にそれぞれ示すように、ブレード部材20の表面上に実装される構成としても良い。実装面は片面のいずれか一方であってもよいし、両方であっても良い。
また、本発明の加熱部は、層厚規制部11の他、現像ローラ131内に設けた構成としても良い。図5は、現像ローラ131内にシート状のセラミックヒータ22を、筒状にして内蔵した例である。この構成によれば、現像ローラ131内の現像剤の加熱ムラを軽減できるという利点がある。また、層厚規制部11のブレード部材20の劣化を防ぐことも可能となる。さらに加熱部は、現像剤全体を上記の条件で加熱できるような場所であれば、筐体16内の任意の場所に設けるようにしてもよい。また、加熱部の構成としては、セラミックヒータ21の代わりに、電熱線ヒータ、シリコンラバーヒータ等の加熱手段を用いても良く、その具体的構成によって限定されるものではない。
また、上記の構成においては、本発明の情報検出部は、現像ローラ131から感光体ドラム110に流れる電流値を検出するものとしたが、本発明の情報は、電流値そのものの他に、定電圧電源12の電圧値を用いて換算した抵抗値を利用しても良い。現像ローラ131から感光体ドラム110に流れる電流値を直接的又は間接的に知ることができる情報であれば、その内容に限定されるものではない。また、本発明の情報検出部は、定電圧電源12を設けた構成としたが、これを省いて、電圧印加部134のバイアス電圧値を制御部15が取得し、このバイアス電圧値において、電流検出器13が検出した電流値を用いてもよい。
また、温度検出器14は、現像ローラ131内に設けるものとしたが、現像装置10内の現像剤の平均温度を検出できる場所であれば、層厚規制部11、筐体16等の任意の場所に設けるようにしてもよい。
また、本発明は、従来例に示すような、感光体ドラム110と、感光体ドラム110を帯電させる帯電装置120と、その他、図示を省略する、感光体ドラム110上の所定の領域に静電潜像を露光形成する露光部と、感光体上の静電潜像を現像する現像部と、感光体上の現像剤画像を記録媒体に転写する転写部とを備えた画像形成装置において、現像部として、上述した現像装置を搭載した画像形成装置として実現してもよい。
以上のような本発明の実施の形態の、二成分現像剤を用いる現像装置10を内蔵した画像形成装置を作成、動作させて、比較例として、従来の現像装置を用いたものとの比較を行った。
現像装置10を構成する現像ローラ131としては、Al、アルマイト製の筒部材を用いて作成し、層厚規制部11としては、ブレード部材20にウレタンを用い、セラミックヒータを層内に内蔵した構成とした。その他の条件は、適宜表内に示した。なお、かぶり濃度の測定は反射濃度計を用いた。
(実施例)
Figure 2007304443
(比較例)
Figure 2007304443
表1に示すように、本発明の現像装置を用いたところ、加熱により現像剤を36℃〜42℃の温度に保つことで、30000枚画像形成を行った場合でも、感光体ドラム110への流れ込み電流値は、加熱動作開始の基準であるしきい値20μA以下に保たれ、キャリア引き個数を0に保ち、かぶり濃度も0.003以下に保つことが出来た。なお、かぶり濃度の許容範囲は0.008より下の範囲である。
これに対し、表2の従来例によれば、現像剤の温度が32℃よりも低い環境下に置かれ、10000枚画像形成を行った時点で流れ込み電流値が所定値20μAを超え、キャリア引きが発生した。キャリア引きの個数は一つでも発生すると、実用に耐えうる現像剤画像の画質を維持することはできないので、比較例においては10000枚の画像形成までの間に、現像剤画像の品質が実用に耐えないレベルに低下したことになる。なお、かぶり濃度の値は20000枚画像形成を行ったところで許容範囲外に達した。
以上のように、本発明によれば、現像剤画像の品質を長期間良好に維持できることが確認できた。
本発明にかかる現像装置等は、現像装置内における現像剤の劣化に対応して、低コストで現像剤画像の品質を維持できる効果を効果を有し、複写機、プリンタ、FAX等の画像形成装置等として有用である。
本発明の実施の形態の現像装置の構成図である。 (a)本発明の実施の形態の現像装置の層厚規制部の構成を示す斜視図である。(b)本発明の実施の形態の現像装置の層厚規制部の構成を示す側面図である。 本発明の実施の形態の現像装置の動作を説明するフローチャートを示す図である。 (a)本発明の実施の形態の現像装置の層厚規制部の他の構成を示す斜視図である。(b)本発明の実施の形態の現像装置の層厚規制部の他の構成を示す側面図である。 本発明の実施の形態の現像装置の加熱部の他の構成を示す図である。 従来の技術の画像形成装置における現像装置近傍の構成部分を示す図である。
符号の説明
10 現像装置
11 層厚規制部
12 定電圧電源
13 電流測定器
14 温度検出器
15 制御部
16 筐体
20 ブレード部材
21 セラミックヒータ
131 現像ローラ

Claims (9)

  1. 感光体ドラムと対向して設けられる、現像剤を担持する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体上に形成された磁気ブラシの層厚を規制する層厚規制部と、
    前記現像剤を加熱する加熱部と、
    前記現像剤担持体から前記感光体ドラムに流れる電流に関する情報を検出する情報検出部と、
    所定のタイミングで前記情報検出部に前記情報を検出させ、その検出結果に基づき前記加熱部の動作を制御する制御部とを備えた、現像装置。
  2. 前記情報は電流値であって、前記制御部は、検出した電流値が所定値以上である場合、前記現像剤を加熱するよう前記加熱部を制御する、請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記現像剤の温度を検出する温度検出部をさらに備え、
    前記制御部は、前記温度検出部が検出した温度に基づき、前記加熱部による前記現像剤の加熱を抑制する制御を行う、請求項1に記載の現像装置。
  4. 前記制御部が前記情報検出部に前記情報を検出させる前記所定のタイミングは、(A)前記現像装置が搭載された画像形成装置の電源がOFFからONになったとき、(B)前記現像装置内の前記現像剤を交換したとき、(C)予め定めた所定期間毎、の少なくとも一つを含むものである、請求項1に記載の現像装置。
  5. 前記加熱部は、前記現像剤担持体内に設けられている、請求項1に記載の現像装置。
  6. 前記加熱部は、前記層厚規制部に設けられている、請求項1に記載の現像装置。
  7. 前記加熱部は、前記現像剤担持体を収納する筐体内に設けられている、請求項1に記載の現像装置。
  8. 感光体と、
    前記感光体を帯電させる帯電部と、
    前記感光体上の所定の領域に静電潜像を露光形成する露光部と、
    前記感光体上の静電潜像を現像する現像部と、
    前記感光体上の現像剤画像を記録媒体に転写する転写部とを備え、
    前記現像部として、請求項1から6のいずれかに記載の現像装置を用いた、画像形成装置。
  9. 感光体ドラムと対向して設けられる、現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体上に形成された磁気ブラシの層厚を規制する層厚規制部とを備えた現像装置の制御方法であって、
    前記現像剤を加熱する加熱工程と、
    前記現像剤担持体から前記感光体ドラムに流れる電流に関する情報を検出する情報検出工程と、
    所定のタイミングで前記情報検出工程を実行し前記情報を検出させ、その検出結果に基づき、前記加熱工程を制御する制御工程とを備えた、現像装置の制御方法。
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