JP2007303363A - ラジエータキャップ - Google Patents
ラジエータキャップ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007303363A JP2007303363A JP2006132385A JP2006132385A JP2007303363A JP 2007303363 A JP2007303363 A JP 2007303363A JP 2006132385 A JP2006132385 A JP 2006132385A JP 2006132385 A JP2006132385 A JP 2006132385A JP 2007303363 A JP2007303363 A JP 2007303363A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure valve
- negative pressure
- radiator
- valve
- positive pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
【解決手段】 負圧弁4の弁軸41が挿通されるガイドシャフト24の断面形状が円形で、弁軸4の断面形状が略十字形状に形成されることにより、弁軸41とガイドシャフト24との間に負圧弁4の開弁時におけるラジエータタンクとリザーブタンクとの間を連通する気液置換流路が形成される。
【選択図】 図2
Description
図1はこの実施例のラジエータキャップを示す縦断面図、図2は図1のA−A線における拡大横断面図、図3はフィラーネックに対するラジエータキャップの取付状態を示す縦断面図、図4は実施例のラジエータキャップのエンジン始動開始前の状態を示す縦断面図、図5は実施例のラジエータキャップの正圧弁作動時の動作説明図、図6は実施例のラジエータキャップの負圧弁作動時の動作説明図である。
である。
図3は、ラジエータキャップCをラジエータのフィラ−ネックFにフルロック状態に取り付けた状態で、エンジンの始動開始前の状態を示している。即ち、キャップ本体1の外周係合爪部1bがフィラ−ネックFの逆U字状係合部14と係合してフルロック位置に位置しており、この状態においては、リテーナパッキン13の外周縁部をリテーナ12の付勢力で第1環状突起6に押圧することにより、フィラーネックFの上端開口部15が封止され、かつ、バルブパッキン22の外周部を正圧弁用コイルスプリング3の付勢力で第2環状突起8に押圧することによりフィラーネックFの注水口7が正圧弁2で閉じられた状態となっている。
図5は、正圧弁2の作動(開弁)時に形成され流路を示している。即ち、ラジエータキャップCがフィラ−ネックFフルロック位置に取り付けられている状態(図4の状態)において、ラジエータ内の圧力が所定のレベル以上に上昇すると、正圧弁用コイルスプリング3の付勢力に抗して正圧弁2が上方へ押し上げられる結果、正圧弁2のバルブパッキン22が第2環状突起8から離脱し、ラジエータ内部から連通孔9を介してリザーブタンクへ連通する矢印Eで示した流路が形成される。
図6は、負圧弁4の作動(開弁)時に形成される流路を示している。即ち、ラジエータタンク内の圧力が所定のレベルを超えて負圧状態となると、負圧弁4が負圧による吸引力と負圧弁4の自重で落下する結果、リザーブタンク内から連通孔9を介し、4箇所の隙間h部分とスリット41a部分とで構成される気液置換流路を経由してラジエータタンク内部へ連通する矢印Fで示したような流路が形成される。
負圧弁4に押し上げる力:F1と、押し下げる力:F2が作用する場合、
押し上げる力:F1は、負圧弁4近傍流体の動圧力:Fd+静圧力:Fs+摩擦力:Ffの合成力となるため、負圧弁4の気液置換流路を通過する流量(流速)により押し上げる力:F1は変動する。即ち、気液置換流路の通路面積が大きくなる程、流量が多くなって流速が遅くなるため、押し上げる力:F1が小さくなる。
なお、押し下げる力:F2は、負圧弁4の自重となるため、一定となる。
即ち、F1=F2(中立ポイント)のFが負圧弁4の作動開始力となる。
弁軸41の最適形状により、負圧弁作動特性の良好化(閉弁反応速度向上)が可能となる。
通過流体が気体の場合は、負圧弁4が作動して閉弁しないことが必要。
図8は、通路面積(mm2)に対する負圧弁作動流量(cc/min)特性を示すもので、通路面積が大きくなる程、負圧弁4の作動流量は多くなる傾向にある。
即ち、気体が流通しても負圧弁4は閉弁しない。
通過流体が液体の場合は、負圧弁4が作動して閉弁することが必要。
図9は、通路面積(mm2)に対する負圧弁作動流量(cc/min)特性を示すものである。ここでは、通過流体である液体を水とLLCの混合としており、水のみ(実線で表示)、LLC30%(一点鎖線で表示)、LLC50%(波線で表示)の場合の実験値を示している。気体と同様に、通路面積が大きくなる程、負圧弁4の作動流量は高くなる傾向にあるため、負圧弁4の作動特性が悪化すると推測される。
F フィラーネック
1 キャップ本体
1a 開口部
1b 外周係合爪部
10 上側ガイド
11 下側ガイド
11a 係止フランジ
12 リテーナ
13 リテーナパッキン
14 逆U字状係合部
15 上端開口部
2 正圧弁
21 正圧弁本体
21a 外周立ち上げ部
21b 係止爪
22 バルブパッキン
23 貫通孔
24 ガイドシャフト
3 正圧弁用コイルスプリング(正圧弁用バネ)
4 負圧弁
41 弁軸
41a スリット(気液置換流路)
42 負圧弁本体
42a 環状シール部
43 ストッパピン
6 第1環状突起
7 注水口
8 第2環状突起
9 連通孔
h 隙間(気液置換流路)
Claims (4)
- ラジエータのフィラーネックの上端開口縁部に着脱可能に装着されるキャップ本体の内側に正圧弁用バネにより弾性付勢されていて前記フィラーネック内の注水口を閉じる正圧弁と、該正圧弁の中心部に形成された貫通孔に摺動自在に挿通された弁軸と該弁軸に設けられていて前記正圧弁における前記注水口の内側の面に環状シール部が当接して前記貫通孔を閉じる負圧弁本体とで構成される負圧弁とが備えられたラジエータキャップであって、
前記負圧弁の弁軸又は該弁軸が摺動自在に挿通される前記貫通孔のいずれか一方の断面形状が円形で他方の断面形状が略十字形状に形成されることにより前記弁軸と前記貫通孔との間に前記負圧弁の開弁時におけるラジエータタンクとリザーブタンクとの間を連通する気液置換流路が形成されていることを特徴とするラジエータキャップ。 - 前記気液置換流路の合計通路面積が4.4〜7.0mm2 の範囲内に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のラジエータキャップ。
- ラジエータのフィラーネックの上端開口縁部に着脱可能に装着されるキャップ本体の内側に正圧弁用バネにより弾性付勢されていて前記フィラーネック内の注水口を閉じる正圧弁と、該正圧弁の中心部に形成された貫通孔に摺動自在に挿通された弁軸と該弁軸に設けられていて前記正圧弁における前記注水口の内側の面に環状シール部が当接して前記貫通孔を閉じる負圧弁本体とで構成される負圧弁とが備えられたラジエータキャップであって、
前記弁軸と前記貫通孔との間に前記負圧弁の開弁時におけるラジエータタンクとリザーブタンクとの間を連通する気液置換流路の合計通路面積が4.4〜7.0mm2 の範囲内に設定されていることを特徴とするラジエータキャップ。 - 前記負圧弁が合成樹脂で構成され、
前記負圧弁が自重で開弁し、前記ラジエータタンクの内圧で閉弁するように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のラジエータキャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006132385A JP2007303363A (ja) | 2006-05-11 | 2006-05-11 | ラジエータキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006132385A JP2007303363A (ja) | 2006-05-11 | 2006-05-11 | ラジエータキャップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007303363A true JP2007303363A (ja) | 2007-11-22 |
Family
ID=38837500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006132385A Pending JP2007303363A (ja) | 2006-05-11 | 2006-05-11 | ラジエータキャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007303363A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20170167356A1 (en) * | 2015-12-09 | 2017-06-15 | Hyundai Motor Company | Non-negative pressure radiator cap |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62113818A (ja) * | 1985-11-11 | 1987-05-25 | Mazda Motor Corp | 水冷式タ−ボ付きエンジンの冷却装置 |
JPS62247115A (ja) * | 1986-04-18 | 1987-10-28 | Nippon Denso Co Ltd | 自動車用ラジエ−タキヤツプ |
-
2006
- 2006-05-11 JP JP2006132385A patent/JP2007303363A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62113818A (ja) * | 1985-11-11 | 1987-05-25 | Mazda Motor Corp | 水冷式タ−ボ付きエンジンの冷却装置 |
JPS62247115A (ja) * | 1986-04-18 | 1987-10-28 | Nippon Denso Co Ltd | 自動車用ラジエ−タキヤツプ |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20170167356A1 (en) * | 2015-12-09 | 2017-06-15 | Hyundai Motor Company | Non-negative pressure radiator cap |
CN106855014A (zh) * | 2015-12-09 | 2017-06-16 | 现代自动车株式会社 | 非负压散热器盖 |
KR101755924B1 (ko) * | 2015-12-09 | 2017-07-10 | 현대자동차주식회사 | 무부압 라디에이터캡 |
US10260402B2 (en) | 2015-12-09 | 2019-04-16 | Hyundai Motor Company | Non-negative pressure radiator cap |
CN106855014B (zh) * | 2015-12-09 | 2021-02-19 | 现代自动车株式会社 | 非负压散热器盖 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN102348916B (zh) | 压力动作控制阀 | |
JP2006097674A (ja) | 燃料遮断弁 | |
JP5767946B2 (ja) | 燃料タンクの排気弁装置 | |
JP6106073B2 (ja) | フラップ弁装置及びフラップ弁装置を備えた気液分離装置 | |
JP6157376B2 (ja) | 弁装置 | |
JP2009202703A (ja) | 燃料遮断弁 | |
JP2016507689A (ja) | 車両のタンク用のバルブアセンブリ | |
JP5989012B2 (ja) | 燃料弁 | |
JP2013103562A (ja) | 燃料タンクの排気弁装置 | |
US20110204268A1 (en) | Unbalanced Inlet Fuel Tube For A Fuel Pressure Regulator | |
JP6684925B2 (ja) | サーモスタチックバルブ | |
JP5790674B2 (ja) | リリーフ弁装置 | |
JP2007303363A (ja) | ラジエータキャップ | |
JP4881660B2 (ja) | 液体遮断弁装置 | |
JP2005127328A (ja) | 燃料ポンプモジュールの蒸気排気弁 | |
JP2007205291A (ja) | ラジエータキャップ | |
JP2005163836A (ja) | バルブ内蔵コネクタ | |
JP2010281259A (ja) | 逆流防止弁 | |
JP2005069463A (ja) | 高温用ケージ弁 | |
JP2011046369A (ja) | 燃料遮断弁 | |
WO2012127918A1 (ja) | フロート弁装置 | |
JP4739250B2 (ja) | リリーフバルブ | |
US20040089340A1 (en) | Fuel cut-off valve device | |
US20220194216A1 (en) | Over-fueling prevention valve | |
JP2008157039A (ja) | キャップの着脱構造及びラジエータキャップの着脱構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090424 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20101224 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20110111 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110303 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110426 |