JP2007303107A - 角形鋼管および角形鋼管使用の鉄骨構造物 - Google Patents

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Abstract

【課題】座屈に充分に対抗できる角形鋼管を提供する。
【解決手段】所定の外寸Wとされた角形鋼管1であって、4辺の平板部1Aの最大厚さTが、4箇所のコーナ部1Bの厚さtαに対して5〜20%増の厚さとして形成されている。角形鋼管は、4辺の平板部の最大厚さを4箇所のコーナ部の厚さに対して十分に厚くでき、これにより横方向に変形する座屈に充分に対抗し得る強度を確保でき、以て鉄骨構造物などの鋼管柱として好適に採用できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、たとえば鉄骨構造物の鋼管柱(支柱)として使用される角形鋼管および角形鋼管使用の鉄骨構造物に関するものである。
従来、鉄骨構造物の鋼管柱(支柱)としては、熱間成形した角形鋼管が好適なものとして採用されている。そして鉄骨構造物用の角形鋼管としては、次のような構成が提供されている。すなわち、四角形鋼管柱(鋼管柱)は、所定の板厚の長尺四角形鋼管と、パネルゾーンを形成する長さ(高さ)の短尺四角形鋼管とを、その端部を対向させた状態で外側からの溶接により結合することで構成される。ここで所定の板厚とは、鉄骨構造物の規模に応じて採用される四角形鋼管柱の外寸などにより決定されるもので、たとえば外寸が500mmのときに板厚は25mmである。そして長尺四角形鋼管と短尺四角形鋼管とは、熱間成形によって外径形状、すなわち、その外寸と、各コーナ部における外周曲面の曲率半径が同一状に形成されている。このような鋼管柱、すなわち短尺四角形鋼管の外面に梁材を溶接することで、鉄骨構造物が構成されている(たとえば、特許文献1参照。)。
特開2005−105757号公報(第3−4頁、図1)
しかし上記した従来構成によると、4辺の平板部と各コーナ部との全ては、所定の板厚の状態で形成されるものであり、このような長尺四角形鋼管を鋼管柱として使用したときなどで、縦方向の圧力が、4辺の平板部のうちの1辺に大きく偏荷重状に加わったとき、この1辺が横方向に変形する座屈現象を起こす恐れがあり、したがって長尺四角形鋼管は、座屈などを十分に考慮して厚さなどを設定する必要がある。
そこで本発明の請求項1記載の発明は、座屈に充分に対抗し得る角形鋼管を提供することを目的としたものである。
また請求項4記載の発明は、座屈現象が生じ難い角形鋼管使用の鉄骨構造物を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明の請求項1記載の角形鋼管は、所定の外寸とされた角形鋼管であって、4辺の平板部の最大厚さが、4箇所のコーナ部の厚さに対して5〜20%増の厚さとして形成されていることを特徴としたものである。
したがって請求項1の発明によると、角形鋼管は、4辺の平板部の最大厚さを4箇所のコーナ部の厚さに対して十分に厚くし得、これにより横方向に変形する座屈に充分に対抗し得る強度を確保し得る。
また本発明の請求項2記載の角形鋼管は、上記した請求項1記載の構成において、平板部の内面が、内方へ凸の円弧状に形成されていることを特徴としたものである。
したがって請求項2の発明によると、平板部の幅方向において好適な応力分布にし得る。
そして本発明の請求項3記載の角形鋼管は、上記した請求項1または2記載の構成において、熱間成形により外寸とコーナ部とが成形されていることを特徴としたものである。
したがって請求項3の発明によると、長さ方向での溶接などによる接続を好適に行えることになる。
さらに本発明の請求項4記載の角形鋼管使用の鉄骨構造物は、4辺の平板部の最大厚さが、4箇所のコーナ部の厚さに対して5〜20%増の厚さとして形成されるとともに、所定の外寸とされた角形鋼管が鋼管柱に使用され、この鋼管柱側に梁材が連結されて構成されたことを特徴としたものである。
したがって請求項4の発明によると、角形鋼管は、4辺の平板部の最大厚さを4箇所のコーナ部の厚さに対して十分に厚くし得、これにより横方向に変形する座屈に充分に対抗し得る強度を確保した鋼管柱を提供し得る。
上記した本発明の請求項1によると、角形鋼管は、4辺の平板部の最大厚さを4箇所のコーナ部の厚さに対して十分に厚くでき、これにより横方向に変形する座屈に充分に対抗し得る強度を確保でき、以て鉄骨構造物などの鋼管柱として好適に採用できる。
また上記した本発明の請求項2によると、平板部の幅方向において好適な応力分布にでき、座屈に好適に対抗できる。
そして上記した本発明の請求項3によると、長さ方向での溶接などによる接続を好適に行うことができる。
さらに上記した本発明の請求項4によると、角形鋼管は、4辺の平板部の最大厚さを4箇所のコーナ部の厚さに対して十分に厚くでき、これにより横方向に変形する座屈に充分に対抗する強度を確保した鋼管柱、すなわち座屈現象が生じ難い鋼管柱を提供でき、以て好適な鉄骨構造物を提供できる。
[実施の形態1]
以下に、本発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1において、角形鋼管1は熱間成形されており、その際に平板部1Aの外面間は所定の外寸Wに整形されるとともに、コーナ部1Bは小さい外面曲率半径rに整形されている。そして、4辺の平板部1Aの最大厚さTが、4箇所のコーナ部1Bの厚さtαに対して5〜20%増の厚さ、すなわち[T≒tα+(0.05〜0.2)tα]として形成されている。その際に平板部1Aの内面1aは、内方へ凸の円弧状に形成されている。なお一つの平板部1Aには、突き合わせ溶接による突き合わせ溶接部2が形成されている。
ここでコーナ部1Bの厚さtαは、建築構造の耐震設計基準に基づいて設計されている。たとえば外寸Wが400mmの角形鋼管5の場合、コーナ部1Bの厚さtαが16.0〜16.1mm、平板部1Aの最大厚さTが17〜20mm、外面曲率半径rが17.1〜17.6mmとなる。
上記した角形鋼管1は、4辺の平板部1Aの最大厚さTを4箇所のコーナ部1Bの厚さtαに対して十分に厚くでき、これにより横方向に変形する座屈に充分に対抗し得る強度を確保でき、以て鉄骨構造物(後述する。)などの鋼管柱として好適に採用できる。また平板部1Aの内面1aが、内方へ凸の円弧状に形成されていることで、平板部1Aの幅方向において好適な応力分布にでき、座屈に好適に対抗できる。さらに熱間成形により外寸Wとコーナ部1Bとが整形されていることで、長さ方向での溶接などによる接続を好適に行うことができる。
なお、平板部1Aの最大厚さTがコーナ部1Bの厚さtαに対して5%以下の増の厚さのときは、座屈に充分に対抗し得る強度を確保できない場合も生じ、また20%以上の増の厚さときは、鋼材使用量が無駄な範囲に入ることになる。
このような角形鋼管1は、たとえば鉄骨構造物の鋼管柱として使用される。すなわち、図2に示されるように、四角形鋼管柱(鋼管柱の一例)4は、長尺の前記角形鋼管1と、パネルゾーンを形成する長さ(高さ)の短尺角形鋼管5とを、その端部を対向させた状態で外側からの溶接6により結合することで構成される。その際に角形鋼管1と短尺角形鋼管5とは、熱間成形によって外径形状、すなわち、その外寸Wと、各コーナ部における外面曲率半径rが同一状に形成されている。このようにして構成した四角形鋼管柱4は、所定本数が建築現場などに運搬され、そしてパネルゾーンを形成する短尺角形鋼管5の外面に、梁材7が溶接8によって結合される。さらに四角形鋼管柱4は、積上げ状に配置されたのち、その上下間が溶接により結合されることで所定長さ(高さ)とされ、以て鉄骨構造物3が構成される。
かかる鉄骨構造物3によると、角形鋼管1としては、コーナ部1Bの厚さtαを薄くすることなく、すなわち所定の板厚を充分に確保(維持)した状態とし、かつ平板部1Aの最大厚さTをコーナ部1Bの厚さtαに対して十分に厚くでき、これにより横方向に変形する座屈に充分に対抗する強度を確保した鋼管柱、すなわち座屈現象が生じ難い鋼管柱を提供でき、以て好適な鉄骨構造物3を提供できる。
次に、上記の角形鋼管1の製造を図3〜図11に基づいて説明する。
図5、図6に示されるように、4辺の平板部10Aと4箇所のコーナ部10Bとからなる長尺の粗成角形鋼管10が準備される。この粗成角形鋼管10は、所定の板厚tでかつ各コーナ部10Bの外面が最終製品形状における角形鋼管1のコーナ部1Bの外面曲率半径rよりも大きい外面曲率半径Rに成形されている。そして粗成角形鋼管10は冷間成形され、その際に一つの平板部10Aに、突き合わせ溶接による突き合わせ溶接部2が形成されている。さらに粗成角形鋼管10は、最終製品形状における外寸Wに対して長い外寸LWとして半成形されている。
この粗成角形鋼管1は、図3、図4に示されるように、搬入床11に渡されて搬送される。この搬入床11の終端部に搬送された粗成角形鋼管10は、ローラコンベヤ(搬送手段の一例)12に渡され、このローラコンベヤ12により形成される搬送経路12a上で搬送される。この搬送経路12a中には、前記粗成角形鋼管10をA変態点(たとえば850〜1050℃)以上に全体加熱する加熱手段15と、加熱された粗成角形鋼管10を正規の寸法かつ形状に熱間成形する成形手段20とが配設されている。
すなわち加熱手段15は、粗成角形鋼管10を加熱炉16に入れての燃焼加熱方式であって、その加熱炉16における前後方向の両端には、貫通孔により搬入口や搬出口が形成され、そして搬入口や搬出口には、それぞれ開閉扉17が設けられている。前記加熱炉16の一側下部でかつローラコンベヤ12のローラ間の中間位置に下部加熱バーナー18が配設され、そして、加熱炉16の他側上部でかつ前記下部加熱バーナー18に対して千鳥状に対峙する位置には上部加熱バーナー19が配設されている。以上の16〜19などにより加熱手段15の一例が構成される。
前述したように、搬入床11の終端部に搬送された粗成角形鋼管10は、ローラコンベヤ12に渡され、このローラコンベヤ12により加熱手段15の加熱炉16に搬入される。この粗成角形鋼管10は、加熱炉16内にて搬送経路12a上で搬送されながら、各バーナー18,19の燃焼熱によって外面側から徐々に均一的に加熱Hされる(図6参照)。その際に加熱Hは、粗成角形鋼管10の全体がA変態点以上になるように行われる。このようにして、A変態点以上の温度に加熱された粗成角形鋼管10を、開閉扉17を開動させることで、搬出口を通して加熱炉16から成形手段20へと搬出し得る。そして粗成角形鋼管10の終端が完全に搬出されたときに、搬出口の開閉扉17が閉動される。
上述したように、加熱手段15によって加熱された粗成角形鋼管10は、長さ方向に搬送されながら成形手段20に渡され、この成形手段20によって正規の寸法かつ形状に絞り状に熱間成形される。ここで成形手段20は、図3〜図5に示されるように、始端案内部21と終端整形部35との間に、左右絞り成形部25A,25B,25C,25Dと上下絞り成形部31A,31B,31C,31Dとが交互状にかつそれぞれ4段(複数段)に設けられることで構成されている。
すなわち始端案内部21は、図3〜図5、図7に示されるように、左右一対のガイドロール22と上下一対のガイドロール23とが、機枠24側に対して位置調整自在に、または交換自在に設けられることで構成されている。そしてガイドロール22,23群によって、搬送経路12a上で搬送されてきた粗成角形鋼管10の位置決め案内を行うものであり、その際に粗成角形鋼管10の整形(成形)が行われることもある。
前記左右絞り成形部25A,25B,25C,25Dは、図3〜図5、図8に示されるように、それぞれ左右一対の成形ロール26A,26B,26C,26Dから構成される。そして、左右絞り成形部25A,25B,25C,25Dにおいては、左右一対の成形ロール26A,26B,26C,26Dによって、左右絞り成形が複数段絞り状で行われるように構成されている。その際に各左右絞り成形部25A,25B,25C,25Dには、小径の上下規制ローラ27A,27B,27C,27Dが設けられている。ここで上下規制ローラ27A,27B,27C,27Dは、成形ロール26A,26B,26C,26Dに対してロール軸心を前後に少し変位させた前後の2箇所に、それぞれ上下一対に配設されている。なお、成形ロール26A,26B,26C,26Dや上下規制ローラ27A,27B,27C,27Dは、機枠34側に対して位置調整自在に、または交換自在に設けられている。
したがって、前述したような左右一対の成形ロール26A,26B,26C,26Dによる左右絞り成形時に、必要以上に上下外方に変形した平板部分10aが上下規制ローラ27A,27B,27C,27Dに当接されることで、それ以上に変形することが規制されるように構成されている。
前記上下絞り成形部31A,31B,31C,31Dは、図3〜図5、図9、図10に示されるように、それぞれ上下一対の成形ロール32A,32B,32C,32Dから構成される。そして、上下絞り成形部31A,31B,31C,31Dにおいては、上下一対の成形ロール32A,32B,32C,32Dによって、上下絞り成形が複数段絞り状に行われるように構成されている。その際に各上下絞り成形部31A,31B,31C,31Dには、小径の左右規制ローラ33A,33B,33C,33Dが設けられている。ここで左右規制ローラ33A,33B,33C,33Dは、成形ロール32A,32B,32C,32Dに対してロール軸心を前後に少し変位させた前後の2箇所に、それぞれ上下一対に配設されている。なお、成形ロール32A,32B,32C,32Dや左右規制ローラ33A,33B,33C,33Dは、前記機枠34側に対して位置調整自在に、または交換自在に設けられている。
したがって、前述したような上下一対の成形ロール32A,32B,32C,32Dによる上下絞り成形時に、必要以上に左右外方に変形した平板部分10aが左右規制ローラ33A,33B,33C,33Dに当接されることで、それ以上に変形することが規制されるように構成されている。
前記終端整形部35は、図3〜図5、図11に示されるように、左右一対の整形ロール36と上下一対の整形ロール37とが、機枠38側に対して位置調整自在に、または交換自在に設けられることで構成されている。そして整形ロール36,37群によって、左右絞り成形部25A,25B,25C,25Dや上下絞り成形部31A,31B,31C,31Dにおいて交互状にかつ複数段絞り状に行われることで熱間成形された角形鋼管1の最終整形(最終成形)を行うものである。
なお、成形手段20の周辺で必要する箇所には、必要とする数のデスケーラー装置が設けられている。すなわち、始端案内部21と1段目の上下絞り成形部31Aとの間に上手デスケーラー装置40が設けられ、そして1段目の上下絞り成形部31Aと2段目の上下絞り成形部31Bとの間に下手デスケーラー装置41が設けられている。これらデスケーラー装置40,41は、成形中の粗成角形鋼管10に対して水圧をかけた水を噴射するものである。
したがって、加熱されて成形手段20に搬入された粗成角形鋼管10は、図3、図7に示されるように、始端案内部21のガイドロール22,23群によって位置決め案内され、この状態で、まず上手デスケーラー装置40によって、粗成角形鋼管10に対して水圧をかけた水を噴射することにより、ミルスケールなどを除去して表面肌を良くし得る。
そして粗成角形鋼管10は、1段目の左右絞り成形部25Aにおいて、左右の成形ロール26Aによって左右の平板部分10aを案内することで、上下の平板部分10aに対して左右方向から加圧力を作用させて左右絞り成形(圧縮成形)することになり、以て上下の平板部分10aが所定の板厚tに対して少し厚めに変化することになる。このとき各コーナ部10Bには左右方向の圧縮力が作用する状態となり、以て各コーナ部10Bは所定の板厚tを維持することになる。これにより、左右絞り成形部25Aによって1段目の左右絞り成形を行える。このような左右絞り成形時に、上下の平板部分10aが必要以上に上下外方に変形しようとしたとき、その変形した平板部分10aの外面が上下規制ローラ27Aに当接し、以て必要以上に上下外方に変形することを規制し得る。
次いで粗成角形鋼管10は、1段目の上下絞り成形部31Aにおいて、上下の成形ロール32Aによって上下の平板部分10aを案内することで、上下の平板部分10aの上下外方への変形を矯正するとともに、左右の平板部分10aに対して上下方向から加圧力を作用させて上下絞り成形(圧縮成形)することになり、以て左右の平板部分10aが所定の板厚tに対して少し厚めに変化することになる。このとき各コーナ部10Bには上下方向の圧縮力が作用する状態となり、以て各コーナ部10Bは所定の板厚tが維持されることになる。これにより、上下絞り成形部31Aによって1段目の左右絞り成形を行える。このような上下絞り成形時に、左右の平板部分10aが必要以上に左右外方に変形しようとしたとき、その変形した平板部分10aの外面が左右規制ローラ33Aに当接し、以て必要以上に左右外方に変形することを規制し得る。
そして下手デスケーラー装置41によって、成形中の粗成角形鋼管10に対して水圧をかけた水を噴射することにより、ミルスケールなどを除去して表面肌を良くし得る。
次いで粗成角形鋼管10は、2段目の左右絞り成形部25Bにおいて、左右の成形ロール26Bによって左右の平板部分10aを案内することで(図8参照)、左右の平板部分10aの左右外方への変形を矯正するとともに、上下の平板部分10aに対して左右方向から加圧力を作用させて左右絞り成形(圧縮成形)させることになり、以て上下の平板部分10aが所定の板厚tに対してさらに厚めに変化することになる。このとき各コーナ部10Bには左右方向の圧縮力が作用する状態となり、以て各コーナ部10Bは所定の板厚tを維持することになる。これにより、左右絞り成形部25Bによって2段目の左右絞り成形を行える。このような左右絞り成形時に、上下の平板部分10aが必要以上に上下外方に変形しようとしたとき、その変形した平板部分10aの外面が上下規制ローラ27Bに当接し、以て必要以上に上下外方に変形することを規制し得る。
そして粗成角形鋼管10は、2段目の上下絞り成形部31Bにおいて、上下の成形ロール32Bによって上下の平板部分10aを案内することで(図9参照)、上下の平板部分10aの上下外方への変形を矯正するとともに、左右の平板部分10aに対して上下方向から加圧力を作用させて上下絞り成形(圧縮成形)することになり、以て左右の平板部分10aが所定の板厚tに対してさらに厚めに変化することになる。このとき各コーナ部10Bには上下方向の圧縮力が作用する状態となり、以て各コーナ部10Bは所定の板厚tを維持することになる。これにより、上下絞り成形部31Bによって1段目の左右絞り成形を行える。このような上下絞り成形時に、左右の平板部分10aが必要以上に左右外方に変形しようとしたとき、その変形した平板部分10aの外面が左右規制ローラ33Bに当接し、以て必要以上に左右外方に変形することを規制し得る。
引き続いて粗成角形鋼管10は、3段目の左右絞り成形部25Cにおいて、左右の成形ロール26Cによって左右の平板部分10aを案内することで、左右の平板部分10aの左右外方への変形を矯正するとともに、上下の平板部分10aに対して左右方向から加圧力を作用させて左右絞り成形(圧縮成形)することになり、以て上下の平板部分10aが所定の板厚tに対して、より厚めに変化することになる。このとき各コーナ部10Bには左右方向の圧縮力が作用する状態となり、以て各コーナ部10Bは所定の板厚tを維持することになる。これにより、左右絞り成形部25Cによって3段目の左右絞り成形を行える。このような左右絞り成形時に、上下の平板部分10aが必要以上に上下外方に変形しようとしたとき、その変形した平板部分10aの外面が上下規制ローラ27Cに当接し、以て必要以上に上下外方に変形することを規制し得る。
次いで粗成角形鋼管10は、3段目の上下絞り成形部31Cにおいて、上下の成形ロール32Cによって上下の平板部分10aを案内することで、上下の平板部分10aの上下外方への変形を矯正するとともに、左右の平板部分10aに対して上下方向から加圧力を作用させて上下絞り成形(圧縮成形)することになり、以て左右の平板部分10aが所定の板厚tに対して、より厚めに変化することになる。このとき各コーナ部10Bには上下方向の圧縮力が作用する状態となり、以て各コーナ部10Bは所定の板厚tを維持することになる。これにより、上下絞り成形部31Cによって3段目の左右絞り成形を行える。このような上下絞り成形時に、左右の平板部分10aが必要以上に左右外方に変形しようとしたとき、その変形した平板部分10aの外面が左右規制ローラ33Cに当接し、以て必要以上に左右外方に変形することを規制し得る。
そして粗成角形鋼管10は、最終段(4段目)の左右絞り成形部25Dにおいて、左右の成形ロール26Dによって左右の平板部分10aを案内することで、左右の平板部分10aの左右外方への変形を矯正するとともに、上下の平板部分10aに対して左右方向から加圧力を作用させて左右絞り成形(圧縮成形)することになり、以て上下の平板部分10aが所定の板厚tに対して、より一層厚めに変化することになる。このとき各コーナ部10Bには左右方向の圧縮力が作用する状態となり、以て各コーナ部10Bは所定の板厚tを維持することになる。これにより、左右絞り成形部25Dによって最終段(4段目)の左右絞り成形を行える。このような左右絞り成形時に、上下の平板部分10aが必要以上に上下外方に変形しようとしたとき、その変形した平板部分10aの外面が上下規制ローラ27Dに当接し、以て必要以上に上下外方に変形することを規制し得る。
この後、粗成角形鋼管10は、最終段(4段目)の上下絞り成形部31Dにおいて、上下の成形ロール32Dによって上下の平板部分10aを案内することで(図10参照)、上下の平板部分10aの上下外方への変形を矯正するとともに、左右の平板部分10aに対して上下方向から加圧力を作用させて上下絞り成形(圧縮成形)することになり、以て左右の平板部分10aが所定の板厚tに対して、より一層厚めに変化することになる。このとき各コーナ部10Bには上下方向の圧縮力が作用する状態となり、以て各コーナ部10Bは所定の板厚tを維持することになる。これにより、上下絞り成形部31Dによって4段目の左右絞り成形を行える。このような上下絞り成形時に、左右の平板部分10aが必要以上に左右外方に変形しようとしたとき、その変形した平板部分10aの外面が左右規制ローラ33Dに当接し、以て必要以上に左右外方に変形することを規制し得る。
そして図3〜図5、図11に示されるように、終端整形部35の整形ロール36,37群によって、最終整形を行うことになり、その際に左右の整形ロール36によって、左右の平板部分10aの左右外方への変形を矯正し得る。これにより、図1、図11に示されるように、正規の外寸Wでかつ外面曲率半径rの角形鋼管(最終製品)1を熱間成形し得る。
上述したように成形手段20では、左右絞り成形部25A,25B,25C,25Dにおける左右一対の成形ロール26A,26B,26C,26Dによる左右絞り成形と、上下絞り成形部31A,31B,31C,31Dにおける上下一対の成形ロール32A,32B,32C,32Dによる上下絞り成形とを、交互状にかつそれぞれ複数段に、すなわち徐々(段階的)に絞り状に行うことで、4箇所のコーナ部10Bに対して常に圧縮力を作用させての熱間成形となり、以て角形鋼管1は、4箇所のコーナ部1Bの厚さtαを粗成角形鋼管10時の板厚tに対して薄くすることなく、すなわち所定の板厚tを充分に確保(維持)した状態とし、かつ外面曲率半径rを小さい状態とし得る。
さらに、左右絞り成形と上下絞り成形とを、交互状にかつそれぞれ複数段に、すなわち徐々(段階的)に絞り状に行うことで、4辺の平板部を徐々に増肉し得、以て角形鋼管1は、4辺の平板部1Aの最大厚さTを4箇所のコーナ部1Bの厚さtαに対して厚く、すなわち、[T>tα]とし得る。その際に平板部1Aの内面1aは、内方へ凸の円弧状に形成されている。
たとえば、粗成角形鋼管10の所定の板厚tに対して角形鋼管1のコーナ部1Bの板厚tαは同等状もしくは少し厚い状態、すなわち[t≦tα]であり、そして平板部1Aの最大厚さTはコーナ部1Bの厚さtαに対して5〜20%増、すなわち[T≒tα+(0.05〜0.2)tα]である。また粗成角形鋼管10のコーナ部10Bの外面曲率半径Rに対して角形鋼管1のコーナ部1Bの外面曲率半径rは小さい状態、すなわち[R>r]である。そして角形鋼管1の外寸Wに対して粗成角形鋼管10の外寸LWは10〜15%増、すなわち[LW≒W+(0.1〜0.15)W]である。
さらに具体的な一例を述べると、板厚tが16mm、外面曲率半径Rが19.5〜20.0mm、外寸LWが440〜460mmの粗成角形鋼管10を、上述した成形手段20において熱間成形することで、コーナ部1Bの板厚tαが16.0〜16.1mm、平板部1Aの最大厚さTが17〜20mm、外面曲率半径rが17.1〜17.6mm、外寸Wが400mmの角形鋼管1が得られる。
このようにして熱間成形により得られた角形鋼管1は、冷却床45に受け取られる。この冷却床45はコンベヤ形式であって複数本の角形鋼管1を平行させて支持し、そして長さ方向に対して横方向へと搬送させる。この冷却床45での搬送中に、角形鋼管1は空冷形式で徐冷される。冷却床45での角形鋼管1群の搬送は、隣接した角形鋼管1の間を離した状態で、または隣接した角形鋼管1どうしを接触させ両側よりクランプした状態で搬送される。これにより角形鋼管1は、同じ雰囲気温度下で徐冷されることになり、以て冷却時の曲がりを少なくし得る。冷却床45の終端に達した角形鋼管1は、図示していない矯正装置、先端切断装置、後端切断装置、洗浄装置、防錆装置へと搬送され、それぞれで処理されたのち、製品としてストレージされる。
このようにして得られた角形鋼管(最終製品)1は、熱間成形する際に、粗成角形鋼管10の全体を850〜1050℃(A変態点の近辺)に加熱していることから、各コーナ部1Bの形状、すなわち外面曲率半径rを均等状にかつシャープに形成し得る。さらに熱間成形によって角形鋼管1は、残留応力が殆どなくて高い座屈強度が得られるとともに、二次溶接性に優れたものとなる。
[実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2を、図12に基づいて説明する。
この実施の形態2においては、平板部1Aの内面1aは、外面と平行状の扁平面に形成されている。この場合も、平板部1Aの最大厚さTは、コーナ部1Bの厚さtαに対して5〜20%増、すなわち[T≒tα+(0.05〜0.2)tα]である。
上記した実施の形態1、2においては、熱間成形した角形鋼管1が示されているが、これは冷間成形などにより得た角形鋼管であってもよい。
上記した実施の形態1においては、最終製品である角形鋼管1を短尺角形鋼管5と結合することで四角形鋼管柱4を構成しているが、これは短尺角形鋼管5を使用せず、角形鋼管1のみで鋼管柱を構成し、この角形鋼管1のパネルゾーン形成部分に梁材7を結合して鉄骨構造物を構成する形式などであってもよい。
上記した実施の形態1、2では、角形鋼管1として断面で正四角形状の角形鋼管を採用しているが、これは断面で長方形の角形鋼管も同様に採用し得るものである。
上記した実施の形態1、2において、角形鋼管1としては、たとえば、ロール成形によるワンシーム角形鋼管、プレス成形による一対のみぞ形材を向き合わせて突き合わせ溶接したツーシーム角形鋼管、一対の圧延みぞ形材を溶接してなるツーシーム角形鋼管、圧延山形材を一対、向き合わせて溶接したツーシーム角形鋼管などが適宜に使用される。
上記した実施の形態1において、粗成角形鋼管10としては、大径で厚肉の角形鋼管、大径で薄肉の角形鋼管、小径で厚肉の角形鋼管、小径で薄肉の角形鋼管などであってもよい。
上記した実施の形態1、2における角形鋼管1の素材としては、鋼や鉄などが採用される。
上記した実施の形態1、2において、平板部1Aの最大厚さTは、粗成角形鋼管10の所定の板厚t、粗成角形鋼管10の外寸LWと角形鋼管1の外寸Wとの差などによって、5〜20%増の範囲内において任意に設定し得るものである。
上記した実施の形態1では、成形手段20として、始端案内部21と終端整形部35との間に、左右絞り成形部25A,25B,25C,25Dと上下絞り成形部31A,31B,31C,31Dとが交互状にかつそれぞれ4段に設けられた形式が示されているが、段数は、板厚や外寸などによって任意に設定されるものであり、また2段づつ交互状に配設される形式などであってもよい。
上記した実施の形態1では、左右絞り成形部25A,25B,25C,25Dや上下絞り成形部31A,31B,31C,31Dに、規制ローラ27A,27B,27C,27D、33A,33B,33C,33Dを前後の2箇所に設けて規制する形式が示されているが、規制ローラの配設位置や数は任意に設定し得るものである。また、規制ローラが省略された形式などであってもよい。
本発明の実施の形態1を示し、角形鋼管の一部切り欠き斜視図である。 同角形鋼管の一使用例で、鉄骨構造物の一部切り欠き斜視図である。 同角形鋼管の製造設備の斜視図である。 同角形鋼管の製造設備の概略平面図である。 同角形鋼管の製造設備における成形手段部分の概略側面図である。 同角形鋼管の製造設備における加熱手段部分の正面図である。 同角形鋼管の製造設備における始端案内部の正面図である。 同角形鋼管の製造設備における熱間成形時で、左右絞り成形部の正面図である。 同角形鋼管の製造設備における熱間成形時で、上下絞り成形部の正面図である。 同角形鋼管の製造設備における最終段の上下絞り成形部の正面図である。 同角形鋼管の製造設備における終端整形部の正面図である。 本発明の実施の形態2を示し、角形鋼管の一部切り欠き斜視図である。
符号の説明
1 角形鋼管(最終製品)
1A 平板部
1a 内面
1B コーナ部
2 突き合わせ溶接部
3 鉄骨構造物
4 四角形鋼管柱(鋼管柱)
5 短尺角形鋼管
7 梁材
10 粗成角形鋼管
10A 平板部
10a 平板部分
10B コーナ部
12 ローラコンベヤ(搬送手段)
12a 搬送経路
15 加熱手段
16 加熱炉
20 成形手段
21 始端案内部
25A 左右絞り成形部
25B 左右絞り成形部
25C 左右絞り成形部
25D 左右絞り成形部
31A 上下絞り成形部
31B 上下絞り成形部
31C 上下絞り成形部
31D 上下絞り成形部
35 終端整形部
40 上手デスケーラー装置
41 下手デスケーラー装置
45 冷却床
W 角形鋼管1の外寸
r 角形鋼管1の外面曲率半径
T 平板部1Aの最大厚さ
tα コーナ部1Bの厚さ
t 粗成角形鋼管10の板厚
R 粗成角形鋼管10の外面曲率半径
LW 粗成角形鋼管10の外寸
H 加熱

Claims (4)

  1. 所定の外寸とされた角形鋼管であって、4辺の平板部の最大厚さが、4箇所のコーナ部の厚さに対して5〜20%増の厚さとして形成されていることを特徴とする角形鋼管。
  2. 平板部の内面が、内方へ凸の円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の角形鋼管。
  3. 熱間成形により外寸とコーナ部とが成形されていることを特徴とする請求項1または2記載の角形鋼管。
  4. 4辺の平板部の最大厚さが、4箇所のコーナ部の厚さに対して5〜20%増の厚さとして形成されるとともに、所定の外寸とされた角形鋼管が鋼管柱に使用され、この鋼管柱側に梁材が連結されて構成されたことを特徴とする角形鋼管使用の鉄骨構造物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021187115A1 (ja) * 2020-03-16 2021-09-23 Jfeスチール株式会社 柱梁接合部用の角形鋼管及びこれを用いた柱梁接合構造体、並びに角形鋼管の製造方法

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