JP2007300763A - 電動機の冷却構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータ内部を通る空気流の圧力損失を低減し、ポンプ特性の低下の抑制及び音の発生の低減を図ると共に、空気流量を増加し、モータの冷却効果の向上を図れる電動機の冷却構造を提供する。
【解決手段】モータ3のロータ12が、回転軸11に固定されるファン20と、ファン外周に設けられた円筒状のマグネット又は磁性体21とから構成されていて、空気流路がロータ内に形成されている。ステータ13のコイルに通電しロータが回転すると、ファンがモータのケーシングの第1開口部15から空気を取り込む向きの空気流を発生し、ロータ内の空気流路を通って第2開口部16から空気を送出する。第2開口部はポンプ1の吸入口17に直結している。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気流でモータ内部を直接冷却する電動機の冷却構造を提供する。
従来技術として、特許文献1に示されるような二次空気供給用電動ポンプが知られている。この従来の電動ポンプでは、図4に示されるように渦流式のポンプ100と、そのポンプの羽根車101を回転させるモータ200とを一体的に組み合わせて構成すると共に、空気の吸入口202をモータのケーシング201に設けることにより、そのモータ内部に空気流路203を形成している。モータ200の軸204には、ロータ205が固定され、ステータコア206はケーシング側に支持されている。
特開平5−179941号公報
上記構成よりなる電動ポンプでは、モータ200を作動させてポンプ100の羽根車101を回転させると、ポンプ100は、吸入口202からモータ200内の空気通路203を通して吸入した空気を圧縮し、その圧縮空気をポンプ100のケーシング102の外周面に形成された吐出口(図示せず)から触媒コンバータ等に二次空気として供給する。こうして、モータ200のロータ205とステータコア206との狭い隙間に形成される空気通路203を通る空気によって、モータの発熱を吸熱してモータ200が冷却される。
しかしながら、上記従来の電動ポンプは、ロータ205とステータコア206との狭い隙間を空気が流れるために、空気流の圧力損失が大きく、ポンプ特性が低下するという問題がある。また、音が発生しやすくなり騒音が大きくなるという問題がある。
更に、空気が流れにくくなるので冷却効果が低下するという問題もある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その第1の目的は、電動モータ内部を通る空気流の圧力損失を低減し、ポンプ特性の低下及び音の発生を抑制すると共に、空気流量を増加し、モータの冷却効果の向上を図ることができる電動機の冷却構造を提供することである。
また、第2の目的は、モータのロータの軽量化を図ると共に、ロータの慣性モーメントの低減による応答性の向上及び起動時のモータトルクの低減によるモータの小型化、軽量化、低コスト化を図ることができる電動機の冷却構造を提供することである。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであり、その特許請求の範囲の各請求項に記載の電動機の冷却構造を提供する。
請求項1に記載の電動機の冷却構造は、ロータ12が、回転軸11に圧入等で固定されるファン20と、ファン20の外周に設けられた円筒状のマグネット又は磁性体21とから構成されていて、空気流路がロータ12内に形成されており、このファン20がケーシングの第1開口部15から空気を取り込む向きの空気流を発生し、ロータ12内の空気流路を通って第2開口部16から空気を送出するようにしたものであり、これにより、ファン効果で電動機3内部の空気流の圧力損失を低減でき、音の発生を抑制できる。また、空気流量が大きくなり、電動機3の冷却効果も向上する。更に、ロータ12にファン形状を採用することでロータ12の質量が軽くなり、慣性モーメントが小さくなるため、応答性が早くなり、起動時のモータトルクも小さくできるので、電動機3の小型化、軽量化、低コスト化を図れる。
請求項2の該冷却構造は、ファン20を鋳造又は金属粉末射出成形又は薄板を回転方向にずらすことによって製造するようにしたものであり、これにより、容易にファンを製造できると共に低コスト化が可能となる。
請求項3の該冷却構造は、電動機3がポンプ1と一体に組み合わされ、第2開口部16をポンプの吸入口17に直結したものであり、これにより、電動機3内部での空気流の圧力損失を低減できるので、ポンプ特性の低下を防止できる。
以下、図面に従って本発明の実施の形態の電動機の冷却構造について説明する。以下の説明においては、電動機(モータ)とポンプとが組み合わされた電動ポンプで説明するが、本発明は当然電動機単体としても利用できるものである。図1は、本発明の電動ポンプの縦断面図であり、図2はポンプの横断面図であり、図3は、本発明の電動ポンプのロータの正面図である。
電動ポンプは、ベーン型のポンプ1と、このポンプ1内に内蔵されているベーン2を回転させる電動機(モータ)3とを一体に組み合わせることによって構成されており、ポンプ側のケーシング4とモータ側のケーシング5とが結合された形となっている。即ち、ポンプ側のケーシング4は、リア側プレート6、円筒状シリンダ部材7及び中間部材8がボルト10等の締結部材によって結合されることで形成されており、一方モータ側のケーシング5は、中間部材8とフロント側プレート9とが締結部材によって結合されることによって形成されている。
中間部材8は、板状の仕切部8aと円筒部8bとよりなり、この円筒部8b内にモータ3が収納され、フロント側プレート9によって円筒部8bが閉じられている。モータ3の回転軸11は、その一端側はケーシング5のフロント側プレート9に回転可能に軸支され、他端側は、中間部材8の仕切部8aに同様に回転可能に軸支されている。モータ3の回転軸11には、ロータ12が圧入固定されており、一方、ステータ13はケーシング5の円筒部8bに支持・固定されている。ステータ13にはコイルが巻かれており、このコイルに通電することにより、ロータ12(回転軸11)が回転するようになっているこのロータ12の構造は、本発明の特徴部分であり後に詳述する。
モータ3の回転軸11は、中間部材8を貫通してポンプ1側に延在しており、ポンプ側ケーシング4内に収納された回転体14が、この回転軸11に固定されている。回転体14の中心軸は、円筒状シリンダ部材7の中心軸からは偏心している。回転体14には、径方向に複数の溝14a(図2では、4つの溝)が周方向に等間隔に形成されていて、各溝14aには、ベーン2が摺動可能に配設されている。したがって、回転体14の回転に伴って、各ベーン2は溝14a内及びシリンダ部材7の内周面を摺動することによって、吸入口17から吸入された空気は、圧縮されて吐出口18から吐出される。
モータ側のケーシング5のフロント側プレート9には、1つ又は複数の第1開口部15が設けられ、中間部材8の仕切部8aには、第2開口部16が形成されている。一方、ポンプ側のケーシング4の中間部材8の仕切部8aには、第2開口部16と連通する吸入口17が設けられ、リア側プレート6には、吐出口18が設けられている。したがって、第1開口部15から吸入された外部空気は、モータ3内を通ってモータ3を冷却し、その後第2開口部16及び吸入口17からポンプ1に吸入されて圧縮され、吐出口18から圧縮空気が吐出されるようになっている。
次に本発明の特徴であるロータ12の構造について説明する。ロータ12は、回転軸11に挿着されるファン20と、このファン20の外周に設けられたマグネット又は磁性体21とにより構成されている。ファン20は、回転軸11が挿入される内周部20aと、マグネット又は磁性体21が接着等で固定される外周部20cと、内周部20aと外周部20cとを架橋する複数の羽根部20b(図3では4枚)とよりなる。ファン20は、鋳造又は金属粉末射出成形又は薄板を回転方向にずらす(スキューさせる)ことにより製造される。
ファン20の外周部20cは、円筒状をしていて、その軸方向長さがステータ13の軸方向長さに略等しい。一方、ファン20の内周部20aの軸方向長さは、外周部20cの軸方向長さより短かくなっていて、羽根部20bの軸方向長さと同じであり、羽根部20bの前後と後部には空間Sが形成されるようになっている。ファン20の外周部20cの外周面には、同じ軸方向長さをもつ円筒状のマグネット又は磁性体21が接着により固定されている。また、この場合、羽根部20bの向きは、ポンプ1によって発生する空気流と同じ向きに空気流が発生するようになっている。
このようにして、本発明では、ロータ自体がファン構造を有するようになっている。
上記構成よりなる本発明の電動ポンプの作動について説明する。
ステータ13に巻かれたコイルに通電することにより、ロータ12が回転する。これにより、ファン20及びロータ12に一体的に固定されている回転軸11が回転し、同時にポンプ1内の回転体14も回転し、こうしてモータ3及びポンプ1が作動状態となる。モータ3及びポンプ1が回転すると、モータ3の第1開口部15を通って外部から空気が吸引され、この吸引された空気はロータ12内のファン20を通り、第2開口部16及びポンプ1の吸入口17からポンプ1内に入る。ポンプ1内に入った空気は、圧縮されて吐出口18から吐出される。
このように本発明ではロータ12内に設けたファン20によってポンプ1によって発生する空気流と同じ向きに空気流が発生する。しかも、図1の矢印Aで示されるようにロータ12内部に形成された比較的大きな空間の空気流路内を通って流れるようになっている。そのため、モータ3内部の空気流の圧力損失が非常に小さくなるため、ポンプ特性の低下を小さくすることができ、また、音の発生も抑制できる。
また、モータ3内を流れる空気流の空気流量を増加させることができ、モータ3の冷却効果を向上させることができる。そのため、モータ3の効率を高めると共に、その寿命も改善することができる。更には、モータ3の高効率化はモータ3の小型化をも可能とする。
更に、本発明では、ロータ12自体をファン20の構造としているため、ロータ12の質量が軽くなり、ポンプ1も軽量化することができる。また、ロータ12の慣性モーメントが小さくなるため、応答性が早くなり、起動時のモータトルクも小さくできるため、モータ3も小型化、軽量化、低コスト化できる。
なお、上記説明では、ポンプとモータとが組み合わされた電動ポンプとして説明しているが、本発明であるロータをファン構造化することは、モータ単体でも利用できるものであり、その場合でも、モータの冷却効果の向上が図れ、モータの小型化、軽量化、低コスト化が可能となるものである。
また、上記説明では、ポンプとしてベーン型ポンプを使用しているが、他の回転式のポンプであるなら、渦流式、スクロール式等のいずれの回転ポンプを使用してもよい。
本発明の実施の形態の電動機の冷却構造を採用している電動ポンプの縦断面図である。 図1の電動ポンプの横断面図である。 本発明の実施の形態の電動機の冷却構造に採用されているロータの正面図である。 従来の電動ポンプの縦断面図である。
符号の説明
1 ポンプ
2 ベーン
3 電動機(モータ)
4 ポンプ側ケーシング
5 モータ側ケーシング
6 リア側プレート
7 シリンダ部材
8 中間部材
8a 仕切部
8b 円筒部
9 リア側プレート
11 回転軸
12 ロータ
13 ステータ
14 回転体
15 第1開口部
16 第2開口部
17 吸入口
18 吐出口
20 ファン
20a 内周部
20b 羽根部
20c 外周部
21 マグネット又は磁性体

Claims (3)

  1. ケーシング(5)と、前記ケーシング(5)に回転可能に軸支されている回転軸(11)と、前記回転軸(11)に固定されたロータ(12)と、前記ケーシング側に支持されたステータ(13)と、前記ケーシング(5)の軸方向の前部に設けられた第1開口部(15)と、前記ケーシングの軸方向の後部に設けられ、前記第1開口部の反対側に設けられた第2開口部(16)と、前記ケーシング内に前記第1開口部(15)から吸入され、前記第2開口部(16)から送出される空気流路とを備えていて、前記ステータ(13)側の磁力によって前記ロータ(12)が回転力を発生する電動機の冷却構造において、
    前記ロータ(12)は、前記回転軸(11)に固定されるファン(20)と、前記ファンの外周に設けられた円筒状のマグネット又は磁性体(21)とから構成されていて、前記空気流路が前記ロータ(12)内に形成されており、前記ファン(20)が前記第1開口部(15)から空気を取り込む向きの空気流を発生し、前記ロータ(12)内の空気流路を通って前記第2開口部(16)から空気を送出することを特徴とする電動機の冷却構造。
  2. 前記ファン(20)が、鋳造又は金属粉末射出成形又は薄板を回転方向にずらすことによって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動機の冷却構造。
  3. 前記電動機(3)がポンプ(1)と一体に組み合わされており、前記第2開口部(16)が前記ポンプ(1)の吸入口(17)に直結していることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動機の冷却構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200476943Y1 (ko) * 2014-09-05 2015-04-16 현대중공업 주식회사 수직형 전동기의 밸런싱 구조

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