JP2007300407A - 操作インタフェース方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作者にとって分かりやすく安心して操作できるインタフェース環境を与える操作インタフェース方法を提供する。
【解決手段】電子機器である操作対象機器110と、当該操作対象機器を遠隔操作するためのリモコン操作機101とからなる対話型情報処理のための操作インタフェース方法であって、操作対象機器は、リモコン信号解析手段113により、リモコン操作機からのリモコン信号を受信したときの時刻情報を取得し、受信した操作信号をコマンド解析し、この解析結果に取得した時刻情報を関連付けて操作機の操作履歴情報を生成し、機器制御手段114により、生成された操作履歴情報について、操作者による誤動作又は不要な操作に対応した履歴情報を検出し、検出された履歴情報に応じて所定の情報を出力する。
【選択図】図1
【解決手段】電子機器である操作対象機器110と、当該操作対象機器を遠隔操作するためのリモコン操作機101とからなる対話型情報処理のための操作インタフェース方法であって、操作対象機器は、リモコン信号解析手段113により、リモコン操作機からのリモコン信号を受信したときの時刻情報を取得し、受信した操作信号をコマンド解析し、この解析結果に取得した時刻情報を関連付けて操作機の操作履歴情報を生成し、機器制御手段114により、生成された操作履歴情報について、操作者による誤動作又は不要な操作に対応した履歴情報を検出し、検出された履歴情報に応じて所定の情報を出力する。
【選択図】図1
Description
本発明は、民生用機器や情報処理装置などの電子機器を操作対象機器とし、この操作対象機器と、操作対象機器をユーザに操作させるための操作機とにおける操作インタフェース方法に関する。
近年、パソコンや民生用電子機器の多機能化に伴い、その操作手順は複雑化の一途をたどっている。特に、民生用電子機器の操作環境においては、コンピュータ環境において多用されているマウスに代表されるポインティング装置の代替手段として赤外線リモコンを使って、表示スクリーン上のグラフィカルユーザインタフェース(GUI)を操作することが常套手段となっている。しかし、このような赤外線リモコンによるGUI操作は、使い勝手が悪かったり、使用方法が分りにくくなりがちであった。
このような欠点を解消する1つの方法として、赤外線リモコンの操作に対するフィードバックや機器の状態変化を提示するために、画面表示だけでなく、音声応答手段を備え、効果音や音声によりフィードバックや情報提示を行う方法が知られている(例えば、下記の特許文献1及び2参照)。
特許第3373423号公報
特開2002−159074号公報
しかしながら、上記のような音声応答手段においては、リモコン操作機からの操作指示に対応した音声応答がなされるものの、リモコン操作者が迷いながら操作したり、間違った操作手順を何度も繰り返したりしている場合にも、定型的なフィードバックしか行われず、せっかくのフィードバック情報も操作者が陥っているトラブルを脱出させるための手掛かりにならないことが多かった。
そこで、本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、リモコン操作機などの操作機からの操作指示コマンドを解析しその操作履歴情報に基づいて無駄な操作や操作の誤りを判定して操作機に対して報知することにより、操作者にとって分かりやすく安心して操作できるインタフェース環境を与える操作インタフェース方法を提供することを目的とする。
本発明に係る操作インタフェース方法は、上記目的を達成するため、電子機器と前記電子機器を動作させるために操作者に操作させる操作機とにおける操作インタフェース方法であって、前記操作機から前記電子機器に操作信号を送信して前記電子機器で受信する操作信号送受信ステップと、前記電子機器側において、前記操作信号を受信したときの時刻情報を取得する時刻情報取得ステップと、前記受信した操作信号をコマンド解析し、この解析結果に前記取得した時刻情報を関連付けて前記操作機の操作履歴情報を生成するコマンド解析ステップと、前記生成された操作履歴情報について、操作者による前記操作機の誤操作又は不要な操作に対応した履歴情報を検出する履歴情報検出ステップと、前記検出された履歴情報に応じて所定の情報を出力する情報出力ステップとを有する。
また、本発明に係る操作インタフェース方法は、上記目的を達成するため、前記履歴情報検出ステップが、検出された前記操作機の誤操作又は不要な操作に対応した履歴情報の連続する個数を計測し、前記情報出力ステップは、前記計測された個数が第1の閾値と等しくなったときに、前記操作機の誤操作又は不要な操作がされたことを示す情報を出力する一方、前記計測された個数が前記第1の閾値よりも大きな第2の閾値と等しくなったときに、前記操作機の正しい操作に関するガイダンス情報を出力するようにしたことを特徴とする。
また、本発明に係る操作インタフェース方法は、上記目的を達成するため、電子機器と前記電子機器を動作させるために操作者に操作させる操作機とにおける操作インタフェース方法であって、前記操作機から前記電子機器に操作信号を送信して前記電子機器で受信する操作信号送受信ステップと、前記電子機器側において、前記操作信号を受信したときの時刻情報を取得する時刻情報取得ステップと、前記受信した操作信号をコマンド解析し、当該電子機器に対する操作要求と当該電子機器が有する所定の機能に対する前記操作要求により設定又は変更される当該電子機器内部のパラメータとに、前記取得した時刻情報を関連付けて前記操作機の操作履歴情報を生成するコマンド解析ステップと、前記生成された操作履歴情報について、前記パラメータが変化しない連続した履歴情報を検出してその個数を計測する履歴情報検出ステップと、前記計測された個数が所定の閾値と等しくなったときに、前記操作機の正しい操作に関するガイダンス情報を出力する情報出力ステップとを有する。
本発明によれば、操作履歴情報から操作機の操作が誤り又は無駄なものであることを判定し、その判定結果を報知手段に報知するので、操作者にとって分かりやすく安心して操作できるインタフェース環境を与えることができ、ユーザの心的負担を軽減させ、使い勝手を向上させることができる。
<実施の形態1>
本発明の実施の形態1を適用したインタフェースシステムについて、図1〜図3を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態1によるインタフェースシステムの構成を示すブロック図である。図1に示されるインタフェースシステムは、リモコン操作機101と、リモコン操作機101にユーザにより操作指示を与えるための操作指示部102と、リモコン操作機101により遠隔操作される電子機器である操作対象機器110と、報知手段としての画像表示手段118と、音声出力手段119とを備える。
本発明の実施の形態1を適用したインタフェースシステムについて、図1〜図3を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態1によるインタフェースシステムの構成を示すブロック図である。図1に示されるインタフェースシステムは、リモコン操作機101と、リモコン操作機101にユーザにより操作指示を与えるための操作指示部102と、リモコン操作機101により遠隔操作される電子機器である操作対象機器110と、報知手段としての画像表示手段118と、音声出力手段119とを備える。
ここで、リモコン操作機101は、操作指示部102から入力される操作指示情報を処理する操作処理手段103と、操作指示情報の処理に基づいて操作対象機器110に赤外線などのリモコン信号を送信するリモコン信号送信手段104とを有する。
また、操作対象機器110は、時刻情報を生成するタイムスタンプ発生器111と、リモコン操作機101より発信されたリモコン信号を受信するリモコン信号受信手段112と、受信したリモコン信号のコマンド解析を行い、その解析結果にタイムスタンプ発生器111によって生成された時刻情報を付加して出力するリモコン信号解析手段113と、時刻情報が付加されたコマンド群の入力に基づく操作履歴情報からリモコン操作機101の操作が誤り又は無駄なものであることを判定し判定結果を報知すべく制御するとともにコマンド解析結果に応じて機器を制御する機器制御手段114と、機器制御手段114からの制御指令に基づいて提示情報を出力する提示情報制御手段115と、提示情報制御手段115からの提示情報に基づいて画像表示手段118に与える画面表示情報を生成する画面表示生成手段116と、提示情報制御手段115からの提示情報に基づいて音声出力手段119に与える音声情報を生成する音声応答合成手段117とを有する。
次に、本発明の実施の形態1によるインタフェースシステムの動作について説明する。ユーザにより操作指示部102を通じて入力された操作指示情報は、リモコン操作機101の操作処理手段103及びリモコン信号送信手段104を経て操作対象機器110に赤外線などのリモコン信号として送信される。操作対象機器110においては、リモコン操作機101より発信されたリモコン信号をリモコン信号受信手段112によって受信し、その受信信号をリモコン信号解析手段113によってコマンド解析を行い、その解析結果にタイムスタンプ発生器111によって生成された時刻情報を付加して機器制御手段114に伝える。機器制御手段114は、リモコン信号を解析した結果のコマンド群を基に、操作対象機器110自身の機能を動かすと同時に画面表示や音声出力の対象となる情報を提示情報制御手段115、画面表示生成手段116、及び音声応答合成手段117を通じて、画像表示手段118、音声出力手段119によりそれぞれ提示する。
ここで、リモコン信号受信手段112により、リモコン操作機101からの操作信号を受信する受信ステップが実行され、リモコン信号解析手段113により、操作信号を受信したときの時刻情報を取得する時刻情報取得ステップと、操作信号のコマンド解析結果に時刻情報を関連付けて操作履歴情報を生成するコマンド解析ステップが実行され、機器制御手段114により、生成された操作履歴情報について、操作者による誤動作又は不要な操作に対応した履歴情報を検出する履歴情報検出ステップと、検出された履歴情報に応じて所定の情報を出力する情報出力ステップが実行される。
以下、リモコン信号解析手段113及び機器制御手段114における具体的な処理例を、図2を用いて説明する。ここでは、ユーザが誤ったリモコン操作を何度も繰り返して行っている場合を想定する。まず、処理の開始時に、リモコン操作のエラーカウンタの値ECを0にリセットして初期化し、受信したリモコン信号を解析してコマンド列に変換する(ステップS101〜S103)。
変換されたコマンド列が実行可能か否かを判定し(ステップS104)、コマンド列が実行可能、すなわち有意なリモコン操作情報が入力された場合は、コマンド列を実行して終了するが(ステップS105〜S106)、受信したコマンド列が実行不可能であれば、リモコン操作に誤りがあることを画面表示により提示し(ステップS107)、エラーカウンタの値ECを1増加させる(ステップS108)。
エラーカウンタの値ECにより誤り回数、すなわち操作機の誤動作又は不要な操作に対応した履歴情報の連続する個数を管理しておき(ステップS108)、ユーザのリモコン操作によるコマンド列が誤りを繰り返している場合、すなわちエラーカウンタの値ECが一定回数(本例においては第1の閾値として5回)を繰り返したときには、画面表示によるフィードバックのみならず音声応答メッセージも併せてユーザに提示する(ステップS110)。
さらに誤りの回数が多く繰り返された場合(本例においては第2の閾値として6回以上)、ユーザは明らかにトラブルに陥っていると判断し、ユーザに誤った(無駄な)リモコン操作が入力されていることを通知し(ステップS111)、トラブル状態から脱出させるためにそれまでの画面表示及び音声応答とは異なる別のガイダンス画面、すなわち操作機の正しい操作に関するガイダンス画面に遷移させ、トラブルシューティングのための画面表示と音声応答とを併せて提示し不具合から脱出するための操作誘導を教示して終了する(ステップS112〜S113)。
図3は、向こう1週間分までの番組情報を表示できる番組表機能を呼び出した上で、不図示のリモコンの「下カーソル」を押し続けて1週間を超える先の番組情報を表示させようとしてエラーを発生させているユーザに対して、トラブルシューティングのガイダンスを提示している画面例である。このように「下カーソル」を押しても無効になる局面で、無効な「下カーソル」がある定めた回数以上押下されたときに、ユーザがトラブルから脱出できるようにガイダンス画面を提示し操作の誘導を行うことによって、円滑な操作環境をユーザに提供する。
音声応答に関しては、誤りの回数に従って単にメッセージの内容を変えるだけでなく、図2のステップS112において、発声された音声の音量、イントネーション、スピードなどを変化させることによりユーザに適切な情報提供と安心感を生む演出が可能となる。特に、リモコン操作の誤りが続いている状況下でユーザは迷ったり慌てたりしていることが想定されるので、ユーザの気を落ち着かせて冷静に機器と対峙できるように応答音声も「ゆっくり、やさしく、おだやかに」発声させるようにするのが好適である。
上述したように、実施の形態1によれば、機器制御手段114により、操作履歴情報として、実行不可能なコマンドの連続入力回数をエラーカウンタのカウント値としてカウントし、そのカウント値が第1の所定値(5回)に達したときは、リモコン操作機101の操作が誤りであることを報知手段(画像表示手段118、音声出力手段119)により報知させ、カウント値が第1の所定値より大きい第2の所定値(6回)以上のときは、報知手段により操作者にガイダンスを提示するようにしたので、操作者にとって分かりやすく自然なインタフェース環境を提供することができ、また、ユーザの使用経験に応じた情報を提供するため、機器操作の局面におけるユーザの心的負担を軽減させ使い勝手が向上する。
<実施の形態2>
本発明の実施の形態2を適用したインタフェースシステムについて、図4〜図9を参照して説明する。図4は、本発明の実施の形態2によるインタフェースシステムの構成を示すブロック図である。図4に示す実施の形態2によるインタフェースシステムの構成において、図1に示す実施の形態1と同一部分は同一符号を付してその説明は省略する。この実施の形態2において、機器制御手段114は、操作対象機器110の所定の機能に対するリモコン操作機101からの操作コマンドにより設定又は変更される内部パラメータを格納する後述する操作履歴データ管理テーブル130を有し、操作履歴情報として、操作履歴データ管理テーブル130内に格納される内部パラメータの変更のない機能呼び出しが連続する回数である状態遷移変数をカウントし、そのカウント値が所定値より大きいときは、報知手段118、119により操作者にガイダンスを提供するように構成されている。
本発明の実施の形態2を適用したインタフェースシステムについて、図4〜図9を参照して説明する。図4は、本発明の実施の形態2によるインタフェースシステムの構成を示すブロック図である。図4に示す実施の形態2によるインタフェースシステムの構成において、図1に示す実施の形態1と同一部分は同一符号を付してその説明は省略する。この実施の形態2において、機器制御手段114は、操作対象機器110の所定の機能に対するリモコン操作機101からの操作コマンドにより設定又は変更される内部パラメータを格納する後述する操作履歴データ管理テーブル130を有し、操作履歴情報として、操作履歴データ管理テーブル130内に格納される内部パラメータの変更のない機能呼び出しが連続する回数である状態遷移変数をカウントし、そのカウント値が所定値より大きいときは、報知手段118、119により操作者にガイダンスを提供するように構成されている。
また、実施の形態1におけるリモコン操作機101内のリモコン信号送信手段104の代わりに、リモコン信号送信手段/受信手段105を設けるとともに、実施の形態1における操作対象機器110内のリモコン信号受信手段112の代わりに、リモコン信号受信手段/送信手段120を設け、リモコン操作機101と操作対象機器110との通信が双方向になっている。
ここで、図4に示す構成において、リモコン信号解析手段113は、受信した操作信号をコマンド解析し、機器制御手段114は、コマンド解析結果と、操作対象機器110に対する操作要求と操作対象機器110が有する所定の機能に対する操作要求により設定又は変更される操作対象機器110内部のパラメータとに、タイムスタンプ発生器111から取得される時刻情報を関連付けて操作履歴情報を生成し、生成された操作履歴情報について、パラメータが変化しない連続した履歴情報を検出してその個数を計測し、計測された個数が所定の閾値と等しくなったときに、操作機の正しい操作に関するガイダンス情報を出力する。
次に、本発明の実施の形態2によるインタフェースシステムの動作について説明する。この実施の形態2では、操作対象機器110として、電子機器の一例として番組表機能を具備した家庭用AV機器を想定する。図5は、その番組表機能の一覧表を示し、番組表がサポートする機能に対する操作例と操作によって設定/変更される内部パラメータが示されている。図5に示されているように、ユーザが番組表機能を呼び出して何らかの操作を行った際に、操作の結果、AV機器の内部に有する内部パラメータが変更される場合と、内部パラメータが変更されない場合とがある。
図5に示したように、「番組情報を見る」ためだけに番組表機能を呼び出すことは十分有り得ることであるが、ここで、放送受信状態から番組表画面に入り、番組表を見るだけで内部パラメータを変更することなく番組表画面を抜け、続いてもう一度番組表画面に入り、今回も番組表を見るだけで内部パラメータを変更することなく番組表画面を抜ける、という操作がなされた場合には、ユーザが番組表を見るだけのためにわざわざ2回も番組表機能を呼び出したことになり、操作履歴情報から「同一の機能を2回続けて呼び出したこと」、「2回の操作を通じて機器の内部パラメータの変更が一切行われなかったこと」という事実が抽出される。
これらの事実を機器側からみると、ユーザが番組表機能を頻繁に活用している可能性と併せて、ユーザが機器に対して何か処理を行おうと思いながらできないでいる、どうしてよいか迷ってしまっている、という可能性が考えられる。すなわち、ユーザが「トラブルに陥っている明確な裏付けは無いが、トラブルに陥っている可能性が極めて高い」という仮説が成立する。もし、続けてもう1回番組表機能を呼び出したとすれば、ユーザがトラブルに陥っている可能性は更に高い。
本実施の形態2においては、ユーザの操作履歴を基に操作対象機器110側が「ユーザがトラブルに陥っている可能性がある状況」を抽出し、機器と対峙しているユーザの前に操作ガイダンスの画面を提示する。そして、その画面表示と同期させて、リモコン信号受信手段/送信手段120は、リモコン操作機101に、操作ガイダンスの音声信号を重畳させて送信し、リモコン操作機101に具備された音声出力手段107から音声によるガイダンスメッセージを発声させる。
図6は、ユーザの操作履歴データ管理テーブル130の例を示す図である。テーブル130の1行は1つのまとまった機能実行履歴に対応している。図6において、「タイムスタンプ」フィールドにはその行に記された操作が開始された時刻が操作対象機器110の不図示の内蔵タイマを基に入力される。「呼び出された機能カテゴリ」フィールドには、その時刻にユーザが実行した操作の機能カテゴリが記される。言い換えると、その時刻に押された「機能を呼び出すリモコンボタン」の名前がこの情報に相当する。「内部パラメータ設定/変更情報」フィールドには、呼び出された機能カテゴリの中で具体的に設定されたパラメータとその値が格納される。これらの3つのフィールドがセットになって1つのレコードが形成されている。
図7は、番組表という機能の存在を知りながら、それをどのように使ってよいか分からず迷っているユーザの操作シーケンス例を示すフローチャートである。また、図8は、家庭用AV機器の内部のユーザの操作履歴を基にユーザが陥っているかもしれない問題を解決するための機器制御手段114による制御フローチャートである。
図7において、まず、放送視聴状態(ステップS201)において、ユーザがリモコンの「番組表」ボタンを押すなどの操作により番組表機能を呼び出すと(ステップS202)、番組表が表示される(ステップS203)。
この場合、図8に示す制御フローでは、家庭用AV機器の電源がON(オン)され(ステップS301)、状態遷移変数ONAJIの値が0に初期化されていて(ステップS302)、放送視聴状態(ステップS303)にあり、ユーザ操作により「番組表」機能が呼び出され(ステップS304)、図6に示す操作履歴データ管理テーブル130中に1つのレコードR101が新規に追加される。レコードR101は、テーブル130の1行に相当し、3種類のデータがセットになっているが、ここで、「タイムスタンプ」フィールドには番組表機能が呼び出された時刻、「呼び出された機能カテゴリ」フィールドには「番組表」、「内部パラメータ設定/変更情報」フィールドにはNULLがそれぞれ格納される(ステップS305)。
図7において、ユーザが番組表を表示させた状態(ステップS203)から何も設定しないで番組表から抜け放送視聴状態に戻ると(ステップS204)、図8に示す制御フローでは、ステップS306の条件分岐でNOをたどり、ステップS309及びステップS312の処理を経て状態遷移変数ONAJIの値0を保持しつつ、再びステップS303に戻る。このとき、ユーザは何らパラメータ設定変更を行っていないので、操作履歴データ管理テーブル130のレコードR101中の「内部パラメータ設定/変更情報」フィールドはNULLのままである。
続いて、図7において、再びユーザが番組表機能を呼び出しながら何ら内部パラメータの設定変更を行わず(レコードR102はNULL)に番組表から抜けると(ステップS205〜ステップS207)、図8に示す制御フローは、ステップS304、ステップS305を経てステップS306の条件分岐でYESを通り、ステップS307の条件分岐でNOを通り、ステップS308の処理を経て、状態遷移変数ONAJIの値1を保持しつつ、ステップS310の分岐でYESよりステップS312を経て再びステップS303に戻る。
更に続いて、図7において、再びユーザが番組表機能を呼び出したところで(ステップS208)、操作履歴データ管理テーブル130にはレコードR103が新規に追加されるが、図8に示す制御フローではステップS304、ステップS305の処理を経てステップS306の分岐でYES、ステップS307の分岐でNO、ステップS308の処理を経て状態遷移変数ONAJIの値2を保持しつつ、分岐ステップS310に至る。今度はステップS310の分岐でNOが選択され、ステップS311の処理を行うことにより、ユーザは図7中のステップS209の操作を行いトラブルシューティングを支援する。ステップS209の操作の対象となる案内メニュー画面の具体例を図9に示す。このときに、案内メニュー画面表示と併せて音声によるガイドメッセージを提示することにより、ユーザの心的ストレスを軽減させながらトラブルから脱出するための操作誘導を図る。
上述したように、実施の形態2によれば、機器制御手段114に、操作対象機器110の所定の機能に対するリモコン操作機101からの操作コマンドにより設定又は変更される内部パラメータを格納する操作履歴データ管理テーブル130を設け、操作履歴情報として、操作履歴データ管理テーブル130内に格納される内部パラメータの変更のない機能呼び出しが連続する回数である状態遷移変数をカウントし、そのカウント値が所定の閾値と等しくなったときは、報知手段107、118、119により操作者に操作機の正しい操作に関するガイダンスをするので、ユーザの心的ストレスを軽減させながらトラブルから脱出するための操作誘導を図ることができる。
なお、前述した実施の形態1及び2においては、ユーザはリモコン操作機101を用いて操作対象機器110を操作する例について説明したが、これ以外にも、タッチパネルを画面表示手段118に接続してユーザにタッチ操作させる形態や、操作対象機器110のフロントパネルに操作ボタンを具備した操作部を設ける形態などのシステム構成が可能である。
本発明は、画面表示及び音声応答を利用して対話的に操作を行う必要のあるすべての情報処理システム及びあるいは電子機器に適用することが可能である。
101 リモコン操作機
102 操作指示部
103 操作処理手段
104 リモコン信号送信手段
105 リモコン信号送信手段/受信手段
106 発音信号生成手段
107 音声出力手段
110 操作対象機器
111 タイムスタンプ発生器
112 リモコン信号受信手段
113 リモコン信号解析手段
114 機器制御手段(制御手段)
115 提示情報制御手段
116 画面表示生成手段
117 音声応答合成手段
118 画面表示手段(報知手段)
119 音声出力手段(報知手段)
120 リモコン信号受信手段/送信手段
130 操作履歴データ管理テーブル
102 操作指示部
103 操作処理手段
104 リモコン信号送信手段
105 リモコン信号送信手段/受信手段
106 発音信号生成手段
107 音声出力手段
110 操作対象機器
111 タイムスタンプ発生器
112 リモコン信号受信手段
113 リモコン信号解析手段
114 機器制御手段(制御手段)
115 提示情報制御手段
116 画面表示生成手段
117 音声応答合成手段
118 画面表示手段(報知手段)
119 音声出力手段(報知手段)
120 リモコン信号受信手段/送信手段
130 操作履歴データ管理テーブル
Claims (3)
- 電子機器と前記電子機器を動作させるために操作者に操作させる操作機とにおける操作インタフェース方法であって、
前記操作機から前記電子機器に操作信号を送信して前記電子機器で受信する操作信号送受信ステップと、
前記電子機器側において、
前記操作信号を受信したときの時刻情報を取得する時刻情報取得ステップと、
前記受信した操作信号をコマンド解析し、この解析結果に前記取得した時刻情報を関連付けて前記操作機の操作履歴情報を生成するコマンド解析ステップと、
前記生成された操作履歴情報について、操作者による前記操作機の誤操作又は不要な操作に対応した履歴情報を検出する履歴情報検出ステップと、
前記検出された履歴情報に応じて所定の情報を出力する情報出力ステップとを、
有する操作インタフェース方法。 - 前記履歴情報検出ステップは、検出された前記操作機の誤操作又は不要な操作に対応した履歴情報の連続する個数を計測し、
前記情報出力ステップは、前記計測された個数が第1の閾値と等しくなったときに、前記操作機の誤操作又は不要な操作がされたことを示す情報を出力する一方、前記計測された個数が前記第1の閾値よりも大きな第2の閾値と等しくなったときに、前記操作機の正しい操作に関するガイダンス情報を出力するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の操作インタフェース方法。 - 電子機器と前記電子機器を動作させるために操作者に操作させる操作機とにおける操作インタフェース方法であって、
前記操作機から前記電子機器に操作信号を送信して前記電子機器で受信する操作信号送受信ステップと、
前記電子機器側において、
前記操作信号を受信したときの時刻情報を取得する時刻情報取得ステップと、
前記受信した操作信号をコマンド解析し、当該電子機器に対する操作要求と当該電子機器が有する所定の機能に対する前記操作要求により設定又は変更される当該電子機器内部のパラメータとに、前記取得した時刻情報を関連付けて前記操作機の操作履歴情報を生成するコマンド解析ステップと、
前記生成された操作履歴情報について、前記パラメータが変化しない連続した履歴情報を検出してその個数を計測する履歴情報検出ステップと、
前記計測された個数が所定の閾値と等しくなったときに、前記操作機の正しい操作に関するガイダンス情報を出力する情報出力ステップとを、
有する操作インタフェース方法。
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2006
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