JP2007300179A - 画像処理方法及び画像処理回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】不自然な縦筋の発生を抑制することのできる画像処理方法及び画像処理回路を提供すること。
【解決手段】第1垂直オプティカルブラック領域から出力されるノイズ検出信号に基づいて算出された列毎且つ色毎の補正値Cに対してオフセット処理を施す。次に、そのオフセット処理された補正値C1にFIRフィルタ処理を施してノイズ補正信号NCを生成し、有効画素領域から出力される有効撮像信号Sからノイズ補正信号NCを減算する。そして、補正された有効撮像信号CSに対して水平LPF処理を施して出力画像データとして表示装置に出力する。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像処理方法及び画像処理回路に係り、詳しくは固体撮像装置における撮像データのノイズ補正に関するものである。
従来、固体撮像装置にはCCD(Charge Coupled Devices)イメージセンサやCMOSイメージセンサ等の固体撮像素子が用いられている。これらの固体撮像装置から出力される画像データには、固体撮像装置の構造等の要因に基づく縦筋等の不具合が存在することがあるため、不具合の低減が求められている。
従来、CCDイメージセンサを使用した固体撮像装置においては、CCDイメージセンサ特有の現象として、強烈な光が入射したときに発生するスミア現象による画質劣化が問題となっている。この現象は本来の電荷蓄積領域に捕捉しきれなかった電荷がポテンシャル領域を乗り越えて垂直転送路に漏れ込むことによるものであり、通常の定常的な光に起因する場合は、これが垂直転送期間にわたって発生するため、例えばスポット光の場合はその上下に延びる縦筋になる。
このスミア現象を抑制する方法としては、スミアがその発生原理から垂直方向にほぼ同レベルで生じることに着目して、イメージセンサ部のうち遮光された垂直オプティカルブラック領域の出力レベルを基準信号とし、これを有効画素領域の画素値から減算する方法が知られている(例えば特許文献1)。すなわち、イメージセンサ部を、光が入射される有効画素領域と、遮光されたオプティカルブラック領域とに区分し、そのオプティカルブラック領域のうち、列方向の黒基準となる垂直オプティカルブラック領域をスミア検出領域として使用する。図5に示すように、まずCCDイメージセンサ(固体撮像素子)からの撮像信号Sは、選択回路50によって、有効画素領域から出力された有効撮像信号Sと垂直オプティカル領域から出力されたノイズ検出信号Sとに分離される。そして、選択回路50は、その有効撮像信号Sを演算器51に出力するとともに、ノイズ検出信号Sを積分回路52に出力する。このノイズ検出信号Sは、積分回路52において垂直積分(加算平均)されランダムノイズが除去されて、水平1ライン分の容量をもつラインメモリ53に格納される。このラインメモリ53に格納されたノイズ検出信号Sは、LPF(Low Pass Filter)処理部54に出力されノイズ検出信号Sのノイズ成分を除去するためのLPF処理が施されて、LPF処理後のノイズ検出信号Sが上記演算器51に出力される。そして、このLPF処理されたノイズ検出信号Sを各水平ラインの前記有効撮像信号Sから減算することによって、スミア補正済みの出力画像データが得られる。
特開平7−67038号公報
ところが、撮像装置に使用されているイメージセンサには出力レベルに限界があり、その出力レベルを超えるような強い光を受光した場合には、上記のようなスミア補正ではかえって画質劣化を発生することがある。すなわち、出力レベルの飽和したスミア部分では、有効撮像信号Sが出力レベルの最大値となり、その有効撮像信号Sに対応するノイズ検出信号Sも同じ値となるため、スミア補正後の出力(有効撮像信号S−ノイズ検出信号S)は、スミアの発生しない本来のレベルよりも低くなってしまう。従って、その出力レベルの飽和したスミア部分は、スミア補正後に不自然な暗い縦筋になるという問題がある。
一方、CMOSイメージセンサ、その中でも特にカラム読み出し方式のCMOSイメージセンサを使用した撮像装置では、カラム毎に設けられたアンプの製造プロセスばらつきなどが原因で、その各々の入出力特性にばらつきが生じ、出力画像に縦に筋を帯びた固定パターンノイズ(縦筋のノイズ)が発生して不自然な画像になるという問題がある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、不自然な縦筋の発生を抑制することのできる画像処理方法及び画像処理回路を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1,6に記載の発明によれば、非撮像領域から出力される画素値に基づいて算出された列毎のノイズ補正値に対して、そのノイズ補正値が正の値のときには予め設定された減算値を減算し、そのノイズ補正値が負の値のときには予め設定された加算値を加算する演算処理を行うオフセット処理を施すようにしたため、絶対値の大きなノイズ補正値のレベルを「0」に近づけることができる。これによって、例えば飽和したノイズ補正値のレベルを下げることができるため、CCDイメージセンサにおける飽和したスミアに対してこのノイズ補正値により補正することによって、暗い不自然な縦筋の発生を抑制することができるようになる。
請求項2,7に記載の発明によれば、前記オフセット処理はさらに、前記ノイズ補正値に対する演算処理によって得られた演算結果の符号が元のノイズ補正値の符号と反対になるノイズ補正値を第1所定値に変換するようにしたため、絶対値の小さいノイズ補正値を第1所定値にすることができ、ノイズ補正値を水平方向に平坦化することができる。通常、CCDイメージセンサにおけるスミアを補正するためのノイズ補正値は、スミアが発生していない箇所ではなるべく平坦であることが望ましいため、このノイズ補正値を使用することによって好適にスミアを補正することができるようになる。
請求項3,8に記載の発明によれば、前記撮像領域から出力される画素値が予め設定されたしきい値よりも大きいときには、前記ノイズ補正値が減算されていない前記画素値を選択し、前記撮像領域から出力される画素値が前記しきい値よりも小さいときには、前記ノイズ補正値が減算された前記画素値を選択するようにした。すなわち、撮像領域から出力される画素値がしきい値よりも大きいときには、ノイズ補正値に基づく補正を中止するようにした。従って、例えばしきい値を、撮像領域から出力される画素値が飽和したときの値の近傍値に設定することによって、飽和した画素値に対してノイズ補正値による補正を行わないようにすることができる。その結果、簡単な回路構成によって、暗い不自然な縦筋の発生を好適に抑制することができる。
請求項4,10に記載の発明によれば、前記ノイズ補正値を色毎に算出するようにしたため、撮像領域から出力される画素値に対するノイズ補正を色毎に施すことができるため、ノイズ補正の精度をより向上させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、前記ノイズ補正値を、前記非撮像領域から出力された画素値のうち、欠陥画素から出力される画素値を除去するための通過範囲内にある画素値における画素毎の平均値を算出し、前記非撮像領域から出力される画素値の列毎の平均値から前記画素毎の平均値を減算して算出するようにした。この通過範囲によって、欠陥画素から出力される画素値、すなわち絶対値の大きすぎる画素値を除去することができる。従って、画素毎の平均値算出の精度を向上させることができ、ひいてはノイズ補正の精度を向上させることができる。
請求項9に記載の発明によれば、前記補正処理回路は、前記ノイズ補正値が予め設定した正の値である第1設定値と負の値である第2設定値との間の値であるときに、同ノイズ補正値を第2所定値に変換するコアリング処理を行うコアリング処理部と、当該画像処理回路に接続される前記固体撮像素子に応じて入力される第1選択信号に基づいて、同コアリング処理が施されたノイズ補正値及び前記オフセット処理が施されたノイズ補正値のうちいずれか一方を後段に出力する第2選択回路とをさらに備えるようにした。このコアリング処理部におけるコアリング処理では、絶対値の小さいノイズ補正値を第2所定値にしつつも、絶対値の大きいノイズ補正値のレベルは下がらない。従って、例えばCMOSイメージセンサにおけるアンプの製造プロセスばらつきによって生じる縦筋の固定パターンノイズを効果的に補正することができる。また、このコアリング処理及びオフセット処理をそれぞれ施した補正値のどちらか一方を選択することができるため、当該画像処理回路に接続される固体撮像素子のバリエーションを増大させることができる。
以上説明したように、本発明によれば、不自然な縦筋の発生を抑制することができる。
以下、本発明を具体化した画像処理回路を備えた固体撮像装置の一実施形態を図1〜図4に従って説明する。図1は、本実施形態にかかる固体撮像装置の全体構成の概要を示したブロック図である。図2は、カラーフィルタの配列構造を示した平面図である。
図1に示されるように、固体撮像装置の固体撮像素子10は、CCDイメージセンサであり、受けた光を電気信号に変換する画素が行列状に配列されたイメージセンサ部11が形成されている。このイメージセンサ部11は、光が入射される撮像領域としての有効画素領域13と、有効画素領域13の周囲の画素をアルミニウム(Al)等の遮光膜で被覆した非撮像領域としてのオプティカルブラック(OB)領域14とから構成されている。そして、オプティカルブラック領域14は、有効画素領域13の上側に形成されて列方向の黒基準となる第1垂直OB領域15と、有効画素領域13の下側に形成されて列方向の黒基準となる第2垂直OB領域16と、有効画素領域13の左右に形成されて行方向の黒基準となる水平OB領域17とから構成されている。さらに、第1垂直OB領域15は、ノイズ検出領域として使用され、画素平均値検波領域15aと列別平均値検波領域15bとに区分される。
このイメージセンサ部11には、図2に示すような同種の色フィルタ成分(赤(R)、青(B)、緑(G))がベイヤー配列されたカラーフィルタ19が全面に形成されている。従って、イメージセンサ部11の各画素は対応するカラーフィルタを通過した光を電気信号に変換する。
また、図1に示すように固体撮像素子10であってイメージセンサ部11の図中下側には、撮像信号出力部18が形成されている。この撮像信号出力部18は、イメージセンサ部11から電気信号を入力し、その入力した電気信号を増幅して撮像信号Sとして画像処理回路20に出力する。
撮像信号出力部18から撮像信号Sが入力される画像処理回路20は、検波処理回路30と補正処理回路40とから構成されており、撮像信号Sはそれら検波処理回路30と補正処理回路40とに入力される。ここで、撮像信号Sは、有効画素領域13から出力される有効撮像信号Sと第1垂直オプティカルブラック領域15から出力されるノイズ検出信号Sとが含まれ、読み出し位置又は読み出し順序に従って、有効撮像信号Sが補正処理回路40に入力され、ノイズ検出信号Sが検波処理回路30に入力される。そして、検波処理回路30は入力されるノイズ検出信号Sに基づいて補正値Cを生成し、その補正値Cを補正処理回路40に出力する。この補正処理回路40は、入力される補正値Cをさらに補正処理してノイズ補正信号NC(図4参照)を生成し、有効撮像信号Sからそのノイズ補正信号NCを減算してノイズ補正を行う。そして、補正処理回路40は、ノイズ補正された撮像信号をディスプレイ等の表示装置に出力する。
なお、本実施形態の画像処理回路20には、上記CCDイメージセンサからなる固体撮像素子10の代わりに、CMOSイメージセンサからなる固体撮像素子(図示略)が接続される。CMOSイメージセンサからなる固体撮像素子は、CCDイメージセンサからなる固体撮像素子10と同様の構成を持ち、遮光されていない有効画素領域にて電気信号に変換した有効撮像信号と遮光されたオプティカルブラック領域から出力されるノイズ検出信号とが含まれる撮像信号を出力する。そして、画像処理回路20は、CMOSイメージセンサからなる固体撮像素子から入力される撮像信号に対して、前述の処理と同様な処理を行ってノイズ補正した撮像信号を出力する。
次に、検波処理回路30について図3に従って説明する。
検波処理回路30の通過判定部31とセレクタ(第4選択回路)SEL1と列別平均演算部32とには、第1垂直オプティカルブラック領域15から撮像信号出力部18を介して出力されるノイズ検出信号Sが入力される。詳しくは、通過判定部31及びセレクタSEL1には、画素平均値検波領域15aから出力される信号(第1ノイズ検出信号)SD1が入力され、列別平均演算部32には、列別平均値検波領域15bから出力される信号(第2ノイズ検出信号)SD2が入力される。
通過判定部31は、所定の上限値よりも大きい第1ノイズ検出信号SD1あるいは所定の下限値よりも小さい第1ノイズ検出信号SD1を欠陥画素から出力されたものと判断し、Lレベルの判定信号J1をセレクタSEL1に出力する。また、通過判定部31は、上限値と下限値との間の第1ノイズ検出信号SD1を正常画素から出力されたものと判断し、Hレベルの判定信号J1をセレクタSEL1に出力する。そして、セレクタSEL1は、Hレベルの判定信号J1に応答して、第1ノイズ検出信号SD1をOB値加算部33に出力する。また、セレクタSEL1は、Lレベルの判定信号J1に応答して、後述する仮平均値メモリ36から出力される仮平均値TAVEをOB値加算部33に出力する。
OB値加算部33は、判定信号J1により選択されるセレクタSEL1を通過して入力される第1ノイズ検出信号SD1の画素値(OB値)あるいは、仮平均値メモリ36の出力(仮平均値TAVE)を色毎に累積加算して、その加算値をOB値平均演算部34に出力する。そして、このOB値平均演算部34は、色毎に累積加算されたOB値の仮平均値AVEを算出する。この仮平均値算出は、OB値平均演算部34に接続されるOB画素カウンタ35のカウンタ値が2になったときに、そのOB画素カウンタ35から制御信号が入力されて行われる。そして、最終水平ラインにおいて算出される色毎の仮平均値TAVEが最終的な色毎の平均値AVEとなる。なお、このOB画素カウンタ35のカウンタ値は、セレクタSEL1からOB値あるいは仮平均値TAVEが入力される度に色毎にカウントアップされるようになっている。
そして、OB値平均演算部34は、2毎に算出した色毎の仮平均値TAVEを仮平均値メモリ36に出力するとともに、最終水平ラインにおいて算出された色毎の平均値AVEを平均値メモリ37に出力する。仮平均値メモリ36は、OB値平均演算部34で色毎の仮平均値AVEが算出される度に、対応する色の仮平均値TAVEを更新して格納するとともに、その格納される仮平均値TAVEを上記セレクタSEL1に出力する。ここで、前述したように、セレクタSEL1に通過判定部31からLレベルの判定信号J1が入力されている場合には、第1ノイズ検出信号SD1の代わりに仮平均値TAVEがOB値加算部33に出力される。本来、欠陥画素を省いて累積加算を行い、欠陥画素を省いた画素数で除算を行って平均値を算出する必要があるが、このように、代わりに仮平均値TAVEを採用することで第1ノイズ検出信号SD1が欠陥画素であってもなくても加算総回数に変化がない。すなわち、欠陥画素から出力された第1ノイズ検出信号SD1が加算されないことにより、加算回数が2ではなくなる場合にも、仮平均値TAVEによって加算総回数が2になるため、平均値AVEを求める際の除算演算をビットシフトによって容易に行うことができるため、OB値平均演算部34の回路構成を簡略化できる。
一方、平均値メモリ37は、OB値平均演算部34から入力された色毎平均値AVEをセレクタSEL2に出力する。セレクタSEL2には、この平均値AVEと併せて、予め算出されてレジスタR1に格納された演算値V0〜V3が入力される。ここで、Hレベルの選択信号SMOBSLによって、セレクタSEL2は平均値AVEを列別平均演算部32に出力し、Lレベルの選択信号SMOBSLによって、セレクタSEL2は演算値V0〜V3が列別平均演算部32に出力する。なお、演算値V0〜V3は、平均値AVEを算出するために使用した領域、すなわち画素平均値検波領域15aにおいて事前に算出した平均値や他の領域、例えば第2垂直OB領域16における平均値等、予め所定のレジスタに格納されている値である。
一方、水平ラインを複数有する列別平均値検波領域15bから第2ノイズ検出信号SD2が入力される列別平均演算部32は、複数の水平ラインのOB値を、列別に、且つ色毎に累積加算する。その累積加算されたOB値は、補正テーブルTbに格納されて、補正テーブルTbから列別平均演算部32にフィードバックされ、次の水平ラインにおける演算に用いられる。そして、列別平均演算部32は、列別の各色の最終水平ラインにおいて、下記式による演算処理が施され、列別であって赤(R)、青(B)、緑(G)色のそれぞれ1ライン分の補正値(ノイズ補正値)Cが算出されて、その各補正値Cが画素の水平位置に対応して補正テーブルTbに格納される。
補正値C=列別色毎OB値加算結果/水平ライン数−色毎平均値AVE
この補正テーブルTbは、入力画素の水平位置に対応する補正値Cを補正処理回路40に出力する。
次に、補正処理回路40について図4に従って説明する。
補正処理回路40のオフセット処理部41とコアリング処理部42とには、検波処理回路30の補正テーブルTbから出力される各補正値Cが入力される。オフセット処理部41は、補正値Cが正の場合に予め設定された減算値を減算し、補正値Cが負の場合には予め設定された加算値を加算する。そして、その演算によって補正値Cの符号が反転した場合(すなわち、正→負あるいは負→正)にはその補正値Cを「0」(第1所定値)に変換する。これによって、例えば飽和した補正値Cのレベルを下げることができるため、CCDイメージセンサにおける飽和したスミアに対する補正によって生じる暗い縦筋の発生を抑制することができるようになる。また、スミア現象を補正するためのノイズ補正信号は、スミアが発生していない箇所ではなるべく平坦であることが望ましいため、絶対値の小さい補正値を「0」にすることによってより好適にスミア補正を施すことができるようになる。
一方、同様に補正値Cが入力されるコアリング処理部42におけるコアリング処理は、予め設定された正の値である第1設定値から負の値である第2設定値の間にある補正値を「0」(第2所定値)に変換する。なお、コアリング処理は、補正値Cが第1設定値よりも大きい場合、あるいは第2設定値よりも小さい場合には、その補正値Cを変換せずにそのまま出力する。このコアリング処理では、オフセット処理と同様に絶対値の小さな補正値Cを「0」にしつつも、絶対値の大きい補正値Cのレベルは下がらない。従って、例えばCMOSイメージセンサにおけるアンプの製造プロセスばらつきによって生じる縦筋の固定パターンノイズを効果的に補正することができる。そのため、前述のようにCMOSイメージセンサからなる固体撮像素子を画像処理回路20に接続しても、その固体撮像素子から出力される撮像データに含まれる縦筋のノイズを効果的に補正することができる。
そして、オフセット処理部41及びコアリング処理部42は、それぞれ処理を施した補正値C1及びC2をセレクタ(第2選択回路)SEL3に出力する。このセレクタSEL3は、Hレベルの選択信号SMCMDによってオフセット処理済みの補正値C1をFIRフィルタ処理部43に出力し、Lレベルの選択信号SMCMDによってコアリング処理済みの補正値C2をFIRフィルタ処理部43に出力する。なお、この選択信号SMCMDは、画像処理回路20に接続される固体撮像素子10を構成するイメージセンサの種類に応じて決定される。例えば、CCDイメージセンサからなる固体撮像素子10の場合には、Hレベルの選択信号SMCMDがセレクタSEL3に出力され、前述したCMOSイメージセンサからなる固体撮像素子の場合には、Lレベルの選択信号SMCMDがセレクタSEL3に出力される。
FIRフィルタ処理部43は、入力される補正値C1あるいはC2に対してFIRフィルタ処理を施してノイズ補正信号NCを生成する。これによって、補正値のノイズ成分を除去し、水平方向における補正値の急激な段差をなめらかに変換することができる。そして、FIRフィルタ処理部43は、生成したノイズ補正信号NCを演算器44に出力する。なお、このFIRフィルタ処理部43は、フィルタ係数を任意に設定することができるため、所望の周波数特性を実現することができ、補正の精度を向上させることができる。
一方、有効画素領域13から撮像信号出力部18を介して出力される有効撮像信号Sは、演算器44と比較器45とセレクタ(第1選択回路)SEL4とに入力される。このようにしてノイズ補正信号NCと、有効撮像信号Sとが演算器44に入力されると、有効撮像信号Sからノイズ補正信号NCが減算されて、ノイズ成分の低減された有効撮像信号CSが生成される。そして、演算器44は、この補正された有効撮像信号CSをセレクタSEL4に出力する。なお、演算器44には、有効撮像信号Sの列及び色に対応したノイズ補正信号NCが入力される。
また、比較器45に入力された有効撮像信号Sは、比較器45によって、その画素値が予め設定されてレジスタR2に格納されたしきい値Tと比較される。ここで本実施形態では、しきい値Tを、有効撮像信号Sが飽和したときの値の近傍の値に設定している。そして、比較器45は、有効撮像信号Sとしきい値Tとの比較結果に基づいてセレクタSEL4に判定信号J2を出力する。すなわち、比較器45は、有効撮像信号Sがしきい値Tよりも小さい場合にはHレベルの判定信号J2をセレクタSEL4に出力し、有効撮像信号Sがしきい値Tよりも大きい場合にはLノイズの判定信号J2をセレクタSEL4に出力する。そして、セレクタSEL4は、Hレベルの判定信号J2に応答して、ノイズ補正信号NCによって補正された有効撮像信号CSを水平LPF処理部46に出力し、Lレベルの判定信号J2に応答して、補正されていない有効撮像信号Sを水平LPF処理部46に出力する。これによって、飽和したスミア発生領域におけるノイズ補正信号NCによる補正処理を回避することができるため、飽和したスミアに対する補正によって生じる暗い縦筋の発生を抑制することができるようになる。
次に、水平LPF処理部46は、入力される補正済み有効撮像信号CSあるいは有効撮像信号Sに対して水平LPFを施して出力画像データを生成し、その出力画像データをディスプレイ等の表示装置に出力する。この水平LPFによって、上記補正処理された有効撮像信号Sのノイズ成分を除去することができ、得られる出力画像データを水平方向において平坦化して生成することができるようになる。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)補正テーブルTbから出力された補正値Cに対してオフセット処理を施した。これによって、例えば飽和した補正値Cのレベルを下げることができるため、飽和したスミアに対する補正によって生じる暗い縦筋の発生を好適に抑制することができるようになる。
(2)補正テーブルTbから出力された補正値Cに対してコアリング処理を施した。このコアリング処理では、オフセット処理と同様に絶対値の小さな補正値Cを「0」にしつつも、絶対値の大きい補正値Cのレベルは下がらない。従って、例えばCMOSイメージセンサにおけるアンプの製造プロセスばらつきによって生じる縦筋の固定パターンノイズを効果的に補正することができる。
(3)オフセット処理を施した補正値C1あるいはコアリング処理を施した補正値C2のどちらを使用するかを選択できるようにした。これによって、本実施形態の画像処理回路20に接続される固体撮像素子を構成するイメージセンサのバリエーションを増大させることができる。すなわち、この画像処理回路20には、CCDイメージセンサからなる固体撮像素子10の他にもCMOSイメージセンサからなる固体撮像素子等を接続することができる。
(4)オフセット処理あるいはコアリング処理を施した補正値C1あるいはC2に対して、FIRフィルタ処理を施した。これによって、補正値C1あるいはC2のランダムノイズ成分を除去することができ、補正値C1あるいはC2の水平方向における急激な段差をなめらかに変換することができる。また、このFIRフィルタ処理は、フィルタ係数を任意に設定することができるため、所望の周波数特性を実現することができ、補正の精度を向上させることができる。
(5)比較器45によって、有効撮像信号Sと予め設定されたしきい値Tとを比較し、その比較結果に基づいて補正処理を実行するか否かを設定した。このしきい値Tを、有効撮像信号Sが飽和したときの値の近傍の値に設定することによって、飽和したスミア発生領域の補正処理を回避することができる。従って、飽和したスミアに対する補正によって生じる暗い縦筋の発生を、簡便な回路構成によってより好適に抑制することができるようになる。
(6)セレクタSEL4から出力される補正済み有効撮像信号CSあるいは有効撮像信号Sに対して水平LPF処理を施した。これによって、上記補正処理された有効撮像信号Sのノイズ成分を除去することができ、得られる出力画像データを水平方向において平坦化して生成することができるようになる。
(7)補正値Cを色毎に生成した。これによって、有効撮像信号Sに対してより精度の高い補正を施すことができる。
(8)列別平均演算部32に入力する色毎の値を、OB値平均演算部34によって算出された平均値AVEの他に、予めレジスタR1に設定した演算値V0〜V3から選択できるようにした。これによって、より精度の高い値を使用して列別且つ色毎の平均値(補正値C)を算出することができるため、ひいては有効撮像信号Sに対してより精度の高い補正を施すことができる。
なお、上記実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・上記実施形態における仮平均値メモリ36及びセレクタSEL1を省略するようにしてもよい。すなわち、通過判定部31によって欠陥画素から出力された第1ノイズ検出信号SD1と判定されて、その第1ノイズ検出信号SD1がOB値加算部33に出力されない場合にも、その時点での仮平均値TAVEを平均値演算に使用しなくてもよい。この場合、OB画素カウンタ35のカウンタ値に基づいてそれぞれ除算を行うようにすればよい。
・上記実施形態におけるレジスタR1とセレクタSEL2とを省略するようにしてもよい。すなわち、列別平均演算部32に出力される値を、常にOB値平均演算部34において算出される平均値AVEとするようにしてもよい。
・上記実施形態における通過判定部31を省略するようにしてもよい。
・上記実施形態では、補正値Cを色毎に生成するようにしたが、補正値Cを色毎に生成せずに、RGBでまとめて生成するようにしてもよい。
・上記実施形態における水平LPF処理部46を省略するようにしてもよい。すなわち、セレクタSEL4から出力された信号を出力画像データとしてディスプレイ等の表示装置に出力するようにしてもよい。
・上記実施形態におけるコアリング処理では、第1設定値及び第2設定値の間にある補正値Cを「0」に変換するようにしたが、この補正値Cを「0」以外の所定値(例えば、「1」等)に変換するようにしてもよい。
・上記実施形態におけるコアリング処理部42及びセレクタSEL3を省略するようにしてもよい。すなわち、補正テーブルTbから入力される補正値Cに対して常にオフセット処理を施すようにしてもよい。
・上記実施形態におけるFIRフィルタ処理部43を省略してもよい。
・上記実施形態における比較器45、レジスタR2及びセレクタSEL4を省略するようにしてもよい。すなわち、有効撮像信号Sに対するノイズ補正信号NCによる補正を常に行うようにしてもよい。
・上記実施形態におけるオフセット処理では、減算値及び加算値による演算によって符号の反対になった補正値Cを「0」に変換するようにしたが、この補正値Cを「0」以外の所定値(例えば、「1」等)に変換するようにしてもよい。また、この変換処理を省略するようにしてもよい。
・上記実施形態では、演算器44において、有効撮像信号Sからノイズ補正信号NCを減算して、有効撮像信号Sのノイズ補正を行うようにしたが、ノイズ補正信号NCに基づいて補正すればよく、有効撮像信号Sに対する減算処理に限定されるものではない。
以上の様々な実施形態をまとめると、以下のようになる。
(付記1)
行列状に配された画素が遮光された非撮像領域から出力される画素値に基づいて列毎にノイズ補正値を算出し、同ノイズ補正値に基づいて撮像領域から出力される画素値を補正する画像処理方法において、
前記ノイズ補正値に対して、そのノイズ補正値が正の値のときには予め設定された減算値を減算し、そのノイズ補正値が負の値のときには予め設定された加算値を加算する演算処理を行うオフセット処理を施し、該オフセット処理後のノイズ補正値に基づいて前記撮像領域から出力される画素値を補正することを特徴とする画像処理方法。
(付記2)
前記オフセット処理はさらに、前記演算処理によって得られた演算結果の符号が元のノイズ補正値の符号と反対になるノイズ補正値を第1所定値に変換することを特徴とする付記1に記載の画像処理方法。
(付記3)
前記撮像領域から出力される画素値が予め設定されたしきい値よりも大きいときに、前記ノイズ補正値に基づく補正を中止することを特徴とする付記1又は2に記載の画像処理方法。
(付記4)
前記オフセット処理されたノイズ補正値に対し、有限長インパルス応答(FIR)フィルタ処理を施すことを特徴とする付記1〜3のいずれか1つに記載の画像処理方法。
(付記5)
前記ノイズ補正値が予め設定された正の値である第1設定値と負の値である第2設定値との間の値であるときに、同ノイズ補正値を第2所定値に変換するコアリング処理と、前記オフセット処理とが各々施されたノイズ補正値のうちいずれか一方を選択して後段に出力することを特徴とする付記1〜4のいずれか1つに記載の画像処理方法。
(付記6)
前記撮像領域から出力されて前記ノイズ補正値によって補正された画素値に対して、さらに水平LPF処理を施すことを特徴とする付記1〜5のいずれか1つに記載の画像処理方法。
(付記7)
前記ノイズ補正値は、色毎に算出されたことを特徴とする付記1〜6に記載の画像処理方法。
(付記8)
前記ノイズ補正値は、前記非撮像領域から出力された画素値のうち、所定の範囲内にある画素値における画素毎の平均値を算出し、前記非撮像領域から出力される画素値における列毎の平均値から前記画素毎の平均値を減算して算出された値であることを特徴とする付記1〜7のいずれか1つに記載の画像処理方法。
(付記9)
前記画素毎の平均値は、前記非撮像領域から出力されて、且つ前記通過範囲内にある画素値から算出した値と、予め算出された演算値とから選択されることを特徴とする付記8に記載の画像処理方法。
(付記10)
前記非撮像領域から出力された画素値が前記通過範囲外にあるときには、その画素値の代わりにその時点での仮平均値が前記画素毎の平均値の算出に使用されることを特徴とする付記8又は9に記載の画像処理方法。
(付記11)
行列状に配された画素が遮光された固体撮像素子の非撮像領域から出力される画素値に基づいて列毎にノイズ補正値を算出する検波処理回路と、同ノイズ補正値に基づいて前記固体撮像素子の撮像領域から出力される画素値を補正する補正処理回路とを備えた画像処理回路において、
前記補正処理回路は、前記ノイズ補正値に対し、そのノイズ補正値が正の値のときには予め設定された減算値を減算し、そのノイズ補正値が負の値のときには予め設定された加算値を加算する演算処理を行うオフセット処理部をさらに備えたことを特徴とする画像処理回路。
(付記12)
前記オフセット処理部はさらに、前記演算処理によって得られた演算結果の符号が元のノイズ補正値の符号と反対になるノイズ補正値を第1所定値に変換する処理を行うことを特徴とする付記11に記載の画像処理回路。
(付記13)
前記補正処理回路は、前記撮像領域から出力される画素値が予め設定したしきい値よりも大きいか否かを判定してその判定結果を出力する比較器と、前記判定結果が入力されて、前記撮像領域から出力される画素値が前記しきい値よりも大きいときには、前記ノイズ補正値が減算されていない前記撮像領域から出力された画素値を選択し、前記撮像領域から出力された画素値が前記しきい値よりも小さいときには、前記ノイズ補正値が減算された前記撮像領域から出力された画素値を選択する第1選択回路をさらに備えたことを特徴とする付記11又は12に記載の画像処理回路。
(付記14)
前記補正処理回路は、前記オフセット処理部から出力されたノイズ補正値に対し、有限長インパルス応答(FIR)フィルタ処理を施すFIRフィルタ処理部をさらに備えたことを特徴とする付記11〜13のいずれか1つに記載の画像処理回路。
(付記15)
前記補正処理回路は、前記ノイズ補正値が予め設定した正の値である第1設定値と負の値である第2設定値との間の値であるときに、同ノイズ補正値を第2所定値に変換するコアリング処理を行うコアリング処理部と、当該画像処理回路に接続される前記固体撮像素子に応じて入力される第1選択信号に基づいて、同コアリング処理が施されたノイズ補正値及び前記オフセット処理が施されたノイズ補正値のうちいずれか一方を後段に出力する第2選択回路とをさらに備えたことを特徴とする付記11〜14のいずれか1つに記載の画像処理回路。
(付記16)
前記補正処理回路は、前記第1選択回路から出力される画素値に対して水平LPF処理を施す水平LPF処理部をさらに備えたことを特徴とする付記11〜15のいずれか1つに記載の画像処理回路。
(付記17)
前記検波処理回路は、前記ノイズ補正値を色毎に算出することを特徴とする付記11〜16に記載の画像処理回路。
(付記18)
前記検波処理回路は、前記非撮像領域から出力された画素値のうち、所定の範囲内にある画素値を通過させる通過判定部と、同通過判定部を通過した画素値における画素毎の平均値を算出する平均演算部と、前記非撮像領域から出力される画素値における列毎の平均値から前記平均演算部において算出された前記画素毎の平均値を減算する列別平均演算部とから構成されることを特徴とする付記11〜17のいずれか1つに記載の画像処理回路。
(付記19)
前記検波処理回路は、予め算出した演算値を格納するレジスタと、前記平均演算部において算出された画素毎の平均値と前記演算値と同画素毎の平均値及び前記演算値のいずれか一方を選択する第2選択信号とが入力され、その第2選択信号に基づいて前記画素毎の平均値及び前記演算値のいずれか一方を前記列別平均演算部に出力する第3選択回路とをさらに備えたことを特徴とする付記18に記載の画像処理回路。
(付記20)
前記検波処理回路は、前記平均演算部において画素毎の平均値が算出される度にその平均値を仮平均値として格納する仮平均値メモリと、前記非撮像領域から出力された画素値と前記仮平均値メモリに格納された仮平均値とが入力される第4選択回路とをさらに備え、
前記通過判定部は、前記画素値が前記所定の範囲から外れるときには前記画素値を、前記画素値が前記所定の範囲内にあるときには前記仮平均値メモリに格納された仮平均値を選択する第3選択信号を前記第4選択回路に出力することを特徴とする付記18又は19に記載の画像処理回路。
固体撮像装置の全体構成の概要を示すブロック図。 カラーフィルタの配列を示す平面図。 検波処理回路の内部構成の概要を示すブロック図。 補正処理回路の内部構成の概要を示すブロック図。 従来の画像処理回路の全体構成を示すブロック図。
符号の説明
10 固体撮像素子
13 有効画素領域
15 第1垂直オプティカルブラック領域
20 画像処理回路
30 検波処理回路
31 通過判定部
32 列別平均演算部
36 仮平均値メモリ
40 補正処理回路
41 オフセット処理部
42 コアリング処理部
44 演算器
45 比較器
SEL1〜SEL4 セレクタ

Claims (10)

  1. 行列状に配された画素が遮光された非撮像領域から出力される画素値に基づいて列毎にノイズ補正値を算出し、同ノイズ補正値に基づいて撮像領域から出力される画素値を補正する画像処理方法において、
    前記ノイズ補正値に対して、そのノイズ補正値が正の値のときには予め設定された減算値を減算し、そのノイズ補正値が負の値のときには予め設定された加算値を加算する演算処理を行うオフセット処理を施し、該オフセット処理後のノイズ補正値に基づいて前記撮像領域から出力される画素値を補正することを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記オフセット処理はさらに、前記演算処理によって得られた演算結果の符号が元のノイズ補正値の符号と反対になるノイズ補正値を第1所定値に変換することを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 前記撮像領域から出力される画素値が予め設定されたしきい値よりも大きいときに、前記ノイズ補正値に基づく補正を中止することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理方法。
  4. 前記ノイズ補正値は、色毎に算出されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  5. 前記ノイズ補正値は、前記非撮像領域から出力された画素値のうち、所定の範囲内にある画素値における画素毎の平均値を算出し、前記非撮像領域から出力される画素値における列毎の平均値から前記画素毎の平均値を減算して算出された値であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  6. 行列状に配された画素が遮光された固体撮像素子の非撮像領域から出力される画素値に基づいて列毎にノイズ補正値を算出する検波処理回路と、同ノイズ補正値に基づいて前記固体撮像素子の撮像領域から出力される画素値を補正する補正処理回路とを備えた画像処理回路において、
    前記補正処理回路は、前記ノイズ補正値に対し、そのノイズ補正値が正の値のときには予め設定された減算値を減算し、そのノイズ補正値が負の値のときには予め設定された加算値を加算する演算処理を行うオフセット処理部をさらに備えたことを特徴とする画像処理回路。
  7. 前記オフセット処理部はさらに、前記演算処理によって得られた演算結果の符号が元のノイズ補正値の符号と反対になるノイズ補正値を第1所定値に変換する処理を行うことを特徴とする請求項6に記載の画像処理回路。
  8. 前記補正処理回路は、
    前記撮像領域から出力される画素値が予め設定したしきい値よりも大きいか否かを判定してその判定結果を出力する比較器と、
    前記判定結果が入力されて、前記撮像領域から出力される画素値が前記しきい値よりも大きいときには、前記ノイズ補正値が減算されていない前記撮像領域から出力された画素値を選択し、前記撮像領域から出力された画素値が前記しきい値よりも小さいときには、前記ノイズ補正値が減算された前記撮像領域から出力された画素値を選択する第1選択回路とをさらに備えたことを特徴とする請求項6又は7に記載の画像処理回路。
  9. 前記補正処理回路は、前記ノイズ補正値が予め設定した正の値である第1設定値と負の値である第2設定値との間の値であるときに、同ノイズ補正値を第2所定値に変換するコアリング処理を行うコアリング処理部と、当該画像処理回路に接続される前記固体撮像素子に応じて入力される第1選択信号に基づいて、同コアリング処理が施されたノイズ補正値及び前記オフセット処理が施されたノイズ補正値のうちいずれか一方を後段に出力する第2選択回路とをさらに備えたことを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の画像処理回路。
  10. 前記検波処理回路は、前記ノイズ補正値を色毎に算出することを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の画像処理回路。
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