JP2007300156A - フロントエンドモジュールならびにそれを備えた移動通信端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡略化したTD-SCDMA対応デュアルモードFEMを提供する。
【解決手段】高周波バンド用切換スイッチ2、使用する周波数帯域に対応して設けて切換スイッチ2に接続された複数のスイッチコントロール回路3,4,5、切換スイッチ2に接続された定電圧電源6、TD-SCDMA方式用端子を備えたものにおいて、TD-SCDMA方式用端子に接続されるTD-SCDMAの送受切換スイッチ11を内蔵して、定電圧電源6と高周波バンド用切換スイッチ2を接続する電源ライン27に、送受切換スイッチ11に定電圧を供給する電源ライン28を接続したことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】高周波バンド用切換スイッチ2、使用する周波数帯域に対応して設けて切換スイッチ2に接続された複数のスイッチコントロール回路3,4,5、切換スイッチ2に接続された定電圧電源6、TD-SCDMA方式用端子を備えたものにおいて、TD-SCDMA方式用端子に接続されるTD-SCDMAの送受切換スイッチ11を内蔵して、定電圧電源6と高周波バンド用切換スイッチ2を接続する電源ライン27に、送受切換スイッチ11に定電圧を供給する電源ライン28を接続したことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば携帯電話機などの移動通信端末に搭載するフロントエンドモジュール(FEM)に係り、例えばTD-SCDMA対応に好適なデュアルモードFEMに関する。
現在のWCDMA対応の3Gデュアルモード端末には現在、デュアルモードFEMをアンテナとRF-ICおよびハイパワーアンプ(HPA)間に採用して、スイッチングコントロール回路にて各方式を切り替えるのが通常である。高周波バンド用切換スイッチは、WCDMA方式は信号の線形性(リニアリティ)が性能に大きく影響を与えるため、線形性の良好なGaAsスイッチ、p-HEMTスイッチ、CMOSスイッチ等が用いられている。そしてこれらのスイッチを使用するため、定電圧電源(Vdd)が用いられている。
GSM方式の1例としてEGSM,DCS,PCSの3方式に対応するトリプルバンド対応となっている。さらにWCDMA方式にも対応するデュアルモードFEMの場合、WCDMAの帯域はTx:1920-1980MH Rx:2110-2170MHzであり高周波バンドになるため、1対2の切換スイッチから1対3のスイッチとし、追加した1出力をWCDMAに割り振りWCDMA端子に接続することにより、デュアルモード対応ができる。WCDMAはTx,Rxとも信号が拡散され常時信号が流れるため送信、受信の分波は周波数でしかできず、本FEMの出力端子には送信周波数と、受信周波数を分波するデュプレクサが接続される。
一方、TD-SCDMA方式の場合はTx信号とRx信号は同一周波数を使い、時分割にて送信,受信を切り替えるTDD方式を採用している。(李世鶴著:TD-SCDMA第三代移動通信系統標準page119 2003/3月人民郵電出版社 参照。)
また、周波数はband-1が2010-2025MHzでありWCDMAの送信帯と受信帯の中間に当たり、従来のWCDMA対応デュアルモードFEMをそのまま使うことができる。TD-SCDMAの送受切換スイッチをFEMのTD-SCDMA端子に接続し、送信信号と受信信号を分波する。
また、周波数はband-1が2010-2025MHzでありWCDMAの送信帯と受信帯の中間に当たり、従来のWCDMA対応デュアルモードFEMをそのまま使うことができる。TD-SCDMAの送受切換スイッチをFEMのTD-SCDMA端子に接続し、送信信号と受信信号を分波する。
この種の公知技術に関しては、例えば下記のような特許文献を挙げることができる。
特開2004-304471号公報
特開2004-032674号公報
特開2000-188522号公報
しかし従来の回路構成では、FEMの外側に新たにスイッチ、後述するスイッチングコントロール回路ならびにGSMシステム用RF-ICが必要となり、回路サイズが大きくなる。また、前記スイッチはTD-SCDMAに対応するため高リニアリティーなものが要求され、例えばGaAsスイッチの場合では別の定電圧電源が必要となり、従来と含め2系統の電源が必要となる。
さらに、通常高周波スイッチは0.5dB程度のロスを有するため、2つのスイッチを直列に接続するとロスが2倍の1dB程度となり、TD-SCDMAの受信感度劣化、送信時における電池使用時間の短縮等の問題が発生する。さらにまた、前記スイッチを切り替えるコントロール回路がさらに必要となり、前記コントロール回路と相互動作させなければならないことからコントロール回路の構成が複雑になる。
本発明の目的は、構成が簡単なFEMならびにそれを備えた移動通信端末を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明の第1の手段は、高周波バンド用切換スイッチと、使用する周波数帯域に対応して設けられ前記高周波バンド用切換スイッチに接続された複数のスイッチコントロール回路と、前記高周波バンド用切換スイッチに定電圧を供給する定電圧電源と、TD-SCDMA方式用端子とを備えたTD-SCDMA対応のデュアルモードフロントエンドモジュールにおいて、
前記TD-SCDMA方式用端子に接続されるTD-SCDMAの送受切換スイッチを当該ドフロントエンドモジュールに内蔵して、
前記定電圧電源と前記高周波バンド用切換スイッチを接続する電源ラインに、前記TD-SCDMAの送受切換スイッチに定電圧を供給する電源ラインを接続したことを特徴とするものである。
前記TD-SCDMA方式用端子に接続されるTD-SCDMAの送受切換スイッチを当該ドフロントエンドモジュールに内蔵して、
前記定電圧電源と前記高周波バンド用切換スイッチを接続する電源ラインに、前記TD-SCDMAの送受切換スイッチに定電圧を供給する電源ラインを接続したことを特徴とするものである。
本発明の第2の手段は前記第1の手段において、前記高周波バンド用切換スイッチが、DCS方式用端子、PCS方式用端子ならびにDCS/ PCS方式用端子に接続される1対3の切換スイッチであることを特徴とするものである。
本発明の第3の手段は、高周波バンド用切換スイッチと、使用する周波数帯域に対応して設けられ前記高周波バンド用切換スイッチに接続された複数のスイッチコントロール回路と、前記高周波バンド用切換スイッチに定電圧を供給する定電圧電源とを備えたデュアルモードフロントエンドモジュールにおいて、
前記高周波バンド用切換スイッチが、DCS方式用端子、PCS方式用端子、DCS/ PCS方式用端子ならびにTD-SCDMA方式用端子に接続される1対4の切換スイッチであることを特徴とするものである。
前記高周波バンド用切換スイッチが、DCS方式用端子、PCS方式用端子、DCS/ PCS方式用端子ならびにTD-SCDMA方式用端子に接続される1対4の切換スイッチであることを特徴とするものである。
本発明の第4の手段は前記第3の手段において、前記高周波バンド用切換スイッチのTD-SCDMA Rx出力端子の直後にRx帯域選別用の弾性表面波フィルタが内蔵されていることを特徴とするものである。
本発明の第5の手段は、高周波バンド用切換スイッチと、使用する周波数帯域に対応して設けられ前記高周波バンド用切換スイッチに接続された複数のスイッチコントロール回路と、前記高周波バンド用切換スイッチに定電圧を供給する定電圧電源とを備えたデュアルモードフロントエンドモジュールにおいて、
前記高周波バンド用切換スイッチが、DCS方式用端子、PCS方式用端子、DCS/ PCS方式用端子、TD-SCDMA方式用端子ならびWCDMA方式用端子に接続される1対5の切換スイッチであることを特徴とするものである。
前記高周波バンド用切換スイッチが、DCS方式用端子、PCS方式用端子、DCS/ PCS方式用端子、TD-SCDMA方式用端子ならびWCDMA方式用端子に接続される1対5の切換スイッチであることを特徴とするものである。
本発明の第6の手段は、信号を送信、受信するアンテナと、
そのアンテナに接続されて各方式の送信、受信に対応する複数の端子を有するデュアルモードフロントエンドモジュールと、
そのデュアルモードフロントエンドモジュールの受信側に接続された高周波ICと、
前記デュアルモードフロントエンドモジュールの送信側に接続されたハイパワーアンプと、
前記高周波ICに接続されたベースバンドICとを備えた移動通信端末において、
前記デュアルモードフロントエンドモジュールが前記第1ないし第5のいずれかの手段のデュアルモードフロントエンドモジュールであることを特徴とするものである。
そのアンテナに接続されて各方式の送信、受信に対応する複数の端子を有するデュアルモードフロントエンドモジュールと、
そのデュアルモードフロントエンドモジュールの受信側に接続された高周波ICと、
前記デュアルモードフロントエンドモジュールの送信側に接続されたハイパワーアンプと、
前記高周波ICに接続されたベースバンドICとを備えた移動通信端末において、
前記デュアルモードフロントエンドモジュールが前記第1ないし第5のいずれかの手段のデュアルモードフロントエンドモジュールであることを特徴とするものである。
本発明によれば、構成が簡単なFEMならびにそれを備えた移動通信端末を提供することが可能となる。
本発明の実施形態は、回路基板上に、信号を送信、受信するアンテナ端子1個と、処理する信号の周波数を高周波バンド、低周波バンドに分波するダイプレクサ回路と、信号を送信時、受信時に対応して切り替えるスイッチを複数個有し、各々のバンドの受信回路には弾性表面波(SAW)フィルタを内蔵する、EGSM,GSM850,DCS,PCS方式のうちの2方式(デュアルバンド)もしくは3方式(トリプルバンド)もしくは4方式(クアドバンド)対応のFEMで、このFEMの高周波バンド切換スイッチにさらに1出力追加し、WCDMAもしくはTD-SCDMA方式用端子を追加したデュアルモードFEMを対象とするものである。
そしてこのデュアルモードFEMにTD-SCDMAの送受切換スイッチをモジュール内に内蔵し、そのスイッチの電源ラインを従来のスイッチの電源ラインに内部で接続したことを特徴とするものである。
またこのFEMにおいて、1対3の高周波バンド用切換スイッチを1対4の切換スイッチとし、TD-SCDMAの送受切換も本スイッチで動作させることにより、個別内蔵した切換スイッチを削除し、小型化、TD-SCDMAの低損失化を図ったことを特徴とするものである。
さらにこのFEMにおいて、1対4の切換スイッチのTD-SCDMA Rx出力端子の直後にRx帯域選別用のSAWフィルタを内蔵したことを特徴とするものである。
さらにまたこのFEMにおいて、前記1対4の切換スイッチを1対5の切換スイッチとし、WCDMA方式も内蔵したトリプルモードFEMを特徴とするものである。
次に本発明の実施形態を図と共に説明する。図2は、本発明の実施形態に係るデュアルモードFEM1を搭載した携帯電話機(移動通信端末)のRF回路のブロック図である。
アンテナ21に接続されたデュアルモードFEM1は、従来のWCDMAもしくはTD-SCDMA用のものである。このデュアルモードFEM1はGSM,DCS,PCSの送信、受信に対応する端子を有し、受信側はRF‐IC16に、送信側はハイパワーアンプ15に、それぞれ接続されている。
受信の出力は、信号に含まれるノイズ成分を除去するために図のようにEGSM,DCS,PCSともそれぞれ2出力(バランス出力)となっている。RF-IC16は送信、受信信号を処理して、ベースバンドIC17にI/Q信号として接続される。このベースバンドIC17は、I/Q信号をデジタル信号に処理し後段のCPU(図示せず)に接続している。
同図の点線内の部分が従来のTD-SCDMA回路である。まず、デュアルモードFEM1のTD-SCDMA端子はTD-SCDMA回路接続ライン20を介して送受切換スイッチ8に接続され、送信信号と受信信号に分波される。受信信号出力にはSAWフィルタ14が接続されて帯域制限をした後、RF-IC19に接続される。
一方、送信信号は、ハイパワーアンプ18からの出力信号を受け取る。ハイパワーアンプ18はRF-IC19に接続され、そのRF-IC19はTD-SCDMAの送信、受信信号を処理して、ベースバンドIC17にI/Q信号として接続される。このベースバンドIC17は、I/Q信号をデジタル信号に処理し後段のCPU(図示せず)に接続している。
図1は、本発明の第1の実施形態を説明するためのデュアルモードFEM1に係る説明図である。
本実施例では、デュアルモードFEM1がTD-SCDMAの送受切換スイッチ11を内蔵しており、これにより携帯電話機のRF回路の小型化が図れる。TD-SCDMA方式は送信,受信の分波を時分割方式(TDD方式)で行っており、送受切換スイッチ11で送信,受信を分波する訳であるが、CDMA方式であるがゆえに送受切換スイッチ11のリニアリティは非常に良好なものが要求される。従って送受切換スイッチ11には、例えばGaAsスイッチが採用され、従来採用していたpinダイオードスイッチとは異なり定電圧電源が必要となる。
本実施例では、デュアルモードFEM1がTD-SCDMAの送受切換スイッチ11を内蔵しており、これにより携帯電話機のRF回路の小型化が図れる。TD-SCDMA方式は送信,受信の分波を時分割方式(TDD方式)で行っており、送受切換スイッチ11で送信,受信を分波する訳であるが、CDMA方式であるがゆえに送受切換スイッチ11のリニアリティは非常に良好なものが要求される。従って送受切換スイッチ11には、例えばGaAsスイッチが採用され、従来採用していたpinダイオードスイッチとは異なり定電圧電源が必要となる。
この電源を内部の高周波バンド用切換スイッチ2用の電源ライン27に接続した電源ライン28を追加することにより、1つの定電圧電源6でTD-SCDMAの送受スイッチにも供給でき、電源回路の簡略化が図れる。
さらにスイッチコントロール回路3,4,5ならびにこれらと同時に機能するTD-SCDMA送受信切換用スイッチコントロール回路10を統合することにより、コントロール回路の簡略化が図れる。GaAsスイッチの定電圧電源の電流値は0.2mA程度と非常に小さく、従ってスイッチ11の接続による電源回路の変更は不要である。
この一体化したコントロール信号ロジックの好適な例を図3に示す。同図は各種切換モードにおける各スイッチコントロール回路3,4,5,10のLow,Highの状態を示している。
ここでスイッチコントロール回路3は従来のpinダイオードスイッチを採用しているためHigh状態の電圧は2.8V程度、電流は8mA程度である。スイッチコントロール回路4,5,10はGaAsスイッチであり、High状態の電圧は2.8V程度、電流は0.3mA程度である。
TD-SCDMAのTxとRxの切換はスイッチコントロール回路10のLowがTx状態、HighがRx状態となる。TD-SCDMA-Tx1/Rx1の状態ではEGSM-RxもON状態となるため、EGSM-RxとTD-SCDMAが同時に動作でき、自動的にGSMからTD-SCDMAへの切換を両者の状況を確認したのち切り替えられる(ノンコンプレスモード)。TD-SCDMA-Tx2/Rx2の状態では、EGSM-Txとの同時動作となる。このように全ての状態を4モードの組み合わせロジックで実現できるため、ロジック回路の簡略化が図れる。
図4は、本発明の第2の実施形態を説明するためのデュアルモードFEM1に係る説明図である。
本実施例では高周波バンドの切換スイッチを1対4のスイッチ13にすることにより、TD-SCDMA送受信切換スイッチ11を削除して、構成の簡略化、小型化が図れる。
本実施例では高周波バンドの切換スイッチを1対4のスイッチ13にすることにより、TD-SCDMA送受信切換スイッチ11を削除して、構成の簡略化、小型化が図れる。
前記第1の実施形態ではTD-SCDMA系に2個のスイッチ2,11が直列に接続されていたため、1個のスイッチのロス(0.5dB程度)の2倍に当たる1dB程度のスイッチロスがあるが、本実施形態によれば1個のロス分程度に半減することができ、TD-SCDMAの受信感度の改善、送信時の送信時間の長時間化が図れる。なお、各種スイッチコントロール回路3,4,5,10におけるコントロール信号ロジックは、図3と同様である。
図5は、本発明の第3の実施形態を説明するためのデュアルモードFEM1に係る説明図である。
本実施形態は、TD-SCDMAの受信側に必要な帯域制限用SAWフィルタ22をFEM1内に内蔵して、さらにRF回路の小型化を図っている。本実施形態ではTDSCDMAの受信信号出力ライン23は2出力(バランス出力)となっているが、回路コンセプトにより、アンバランス出力(1出力)でもSAWフィルタ22を1出力タイプに変えることにより対応可能である。
本実施形態は、TD-SCDMAの受信側に必要な帯域制限用SAWフィルタ22をFEM1内に内蔵して、さらにRF回路の小型化を図っている。本実施形態ではTDSCDMAの受信信号出力ライン23は2出力(バランス出力)となっているが、回路コンセプトにより、アンバランス出力(1出力)でもSAWフィルタ22を1出力タイプに変えることにより対応可能である。
図6は、本発明の第4の実施形態を説明するためのデュアルモードFEM1に係る説明図である。
本実施形態では、高周波バンドスイッチを1対5の切換スイッチ24に代えて、新たな1出力をWCDMA出力26に割り当てることにより、GSM,TD-SCDMA,WCDMAのトリプルモードのFEM1が実現できる。図中の符号25は、各スイッチコントロール回路3,4,5,10と同時に機能するWCDMA切換スイッチである。
本実施形態では、高周波バンドスイッチを1対5の切換スイッチ24に代えて、新たな1出力をWCDMA出力26に割り当てることにより、GSM,TD-SCDMA,WCDMAのトリプルモードのFEM1が実現できる。図中の符号25は、各スイッチコントロール回路3,4,5,10と同時に機能するWCDMA切換スイッチである。
前述のトリプルモードは、例えばTD-SCDMAとWCDMAの2種類のサービスを平行して実施可能であり、ハイエンドタイプの携帯電話機端末には必要な機能となる。このときのコントロール信号ロジックの好適な例を図7に示す。同図は各種切換モードにおける各スイッチ3,4,5,10,25のLow,Highの状態を示している。
ここでWCDMA-1はEGSM-Rxとのノンコンプレスモード接続、WCDMA-2はEGSM-Txとのノンコンプレスモード接続となり、WCDMAからGSMもしくはGSMからWCDMAへの自動切換えが可能となる。
本実施形態のFEM1はWCDMAとTD-SCDMAの2種類の3Gシステムを同時にコントロールできるが、このFEM 1は送信信号と受信信号の分波を周波数にて行うシステムと時分割で行うシステムの2種類とGSMシステムのトリプルモードであれば、WCDMA,TD-SCDMA以外のどのようなシステムでも対応可能である。
1・・・フロントエンドモジュール(FEM)、2・・・高周波バンド用切換スイッチ、3,4,5・・・スイッチングコントロール回路、6・・・定電圧電源、7・・・GSMトリプルバンドFEM回路部分、8・・・TD-SCDMA送信受信切替用外付けスイッチ、9・・・外付けスイッチ用スイッチングコントロール回路、10・・・TD-SCDMA送受切換用スイッチングコントロール回路、11・・・TD-SCDMA送受切換スイッチ、12・・・定電圧電源、13・・・1対4高周波バンド用切換スイッチ、14・・・TD-SCDMA受信帯域制限用SAWフィルタ、15・・・GSMシステム用ハイパワーアンプ(HPA)、16・・・GSMシステム用RF-IC、17・・・ベースバンドIC、18・・・TD-SCDMAシステム用ハイパワーアンプ、19・・・TD-SCDMAシステム用RF-IC、20・・・TD-SCDMA回路接続ライン、21・・・アンテナライン、22・・・SAWフィルタ、23・・・TD-SCDMA受信信号出力ライン、24・・・1対5高周波バンド用スイッチ、25・・・WCDMA切換スイッチ、26・・・WCDMA端子、27・・・電源ライン、28・・・電源ライン。
Claims (6)
- 高周波バンド用切換スイッチと、使用する周波数帯域に対応して設けられ前記高周波バンド用切換スイッチに接続された複数のスイッチコントロール回路と、前記高周波バンド用切換スイッチに定電圧を供給する定電圧電源と、TD-SCDMA方式用端子とを備えたTD-SCDMA対応のデュアルモードフロントエンドモジュールにおいて、
前記TD-SCDMA方式用端子に接続されるTD-SCDMAの送受切換スイッチを当該デュアルモードフロントエンドモジュールに内蔵して、
前記定電圧電源と前記高周波バンド用切換スイッチを接続する電源ラインに、前記TD-SCDMAの送受切換スイッチに定電圧を供給する電源ラインを接続したことを特徴とするTD-SCDMA対応デュアルモードフロントエンドモジュール。 - 請求項1記載のデュアルモードフロントエンドモジュールにおいて、前記高周波バンド用切換スイッチが、DCS方式用端子、PCS方式用端子ならびにDCS/ PCS方式用端子に接続される1対3の切換スイッチであることを特徴とするTD-SCDMA対応デュアルモードフロントエンドモジュール。
- 高周波バンド用切換スイッチと、使用する周波数帯域に対応して設けられ前記高周波バンド用切換スイッチに接続された複数のスイッチコントロール回路と、前記高周波バンド用切換スイッチに定電圧を供給する定電圧電源とを備えたデュアルモードフロントエンドモジュールにおいて、
前記高周波バンド用切換スイッチが、DCS方式用端子、PCS方式用端子、DCS/ PCS方式用端子ならびにTD-SCDMA方式用端子に接続される1対4の切換スイッチであることを特徴とするTD-SCDMA対応デュアルモードフロントエンドモジュール。 - 請求項3記載のフロントエンドモジュールにおいて、前記高周波バンド用切換スイッチのTD-SCDMA Rx出力端子の直後にRx帯域選別用の弾性表面波フィルタが内蔵されていることを特徴とするTD-SCDMA対応デュアルモードフロントエンドモジュール。
- 高周波バンド用切換スイッチと、使用する周波数帯域に対応して設けられ前記高周波バンド用切換スイッチに接続された複数のスイッチコントロール回路と、前記高周波バンド用切換スイッチに定電圧を供給する定電圧電源とを備えたデュアルモードフロントエンドモジュールにおいて、
前記高周波バンド用切換スイッチが、DCS方式用端子、PCS方式用端子、DCS/ PCS方式用端子、TD-SCDMA方式用端子ならびWCDMA方式用端子に接続される1対5の切換スイッチであることを特徴とするTD-SCDMA対応デュアルモードフロントエンドモジュール。 - 信号を送信、受信するアンテナと、
そのアンテナに接続されて各方式の送信、受信に対応する複数の端子を有するデュアルモードフロントエンドモジュールと、
そのデュアルモードフロントエンドモジュールの受信側に接続された高周波ICと、
前記デュアルモードフロントエンドモジュールの送信側に接続されたハイパワーアンプと、
前記高周波ICに接続されたベースバンドICとを備えた移動通信端末において、
前記デュアルモードフロントエンドモジュールが請求項1ないし5のいずれか1項記載のデュアルモードフロントエンドモジュールであることを特徴とする移動通信端末。
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