JP2002208874A - 高周波回路 - Google Patents

高周波回路

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JP2002208874A
JP2002208874A JP2001003309A JP2001003309A JP2002208874A JP 2002208874 A JP2002208874 A JP 2002208874A JP 2001003309 A JP2001003309 A JP 2001003309A JP 2001003309 A JP2001003309 A JP 2001003309A JP 2002208874 A JP2002208874 A JP 2002208874A
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JP2001003309A
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Yasuteru Asakawa
恭輝 浅川
Michio Tsuneoka
道朗 恒岡
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体通信やパソコン通信などに用いられる
高周波回路において、高周波回路の部品点数を削減し、
ローコスト化を実現し、かつ良好な無線特性を得ること
を目的とする。 【解決手段】 ほぼ同じ周波数帯を利用する複合無線機
において、第1の出力と第2の出力が入力される第1の
分配器と、第1の分配器の出力が入力されるパワーアン
プとパワーアンプの出力が入力されるアンテナ切替スイ
ッチと、このアンテナ切替スイッチの受信側に構成され
たローノイズアンプと、ローノイズアンプの出力が入力
される第2の分配器で構成され、送信側の異なる2つの
出力信号の選択を第1の分配器で行った後にパワーアン
プで増幅し、受信信号はローノイズアンプの出力に構成
した第2の分配器により2信号に選択する構成を有して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信やパソ
コン通信などに用いられる高周波回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の高周波回路は図6に示す
ブロック図のような構成となっていた。図6において、
1はアンテナであり2はバンドパスフィルタであり、3
はアンテナ切替用のSPDTスイッチであり、4は2つ
の送信信号を選択するSPDTスイッチであり5はパワ
ーアンプであり、6は2つの受信信号を選択するSPD
Tスイッチであり、7はローノイズアンプである。
【0003】パワーアンプ5はそれぞれのモードに1個
ずつ設けられ、各モードの選択はSPDTスイッチ4で
行われる。信号選択後はアンテナ切替スイッチ3で切替
えられ、バンドパスフィルタ2を経てアンテナ1から出
力される。
【0004】一方、アンテナ1から入力した受信信号は
バンドパスフィルタ2を経て、アンテナ切替スイッチで
選択された後、各モードを切替えるSPDTスイッチ6
で選択される。選択された信号は各々のローノイズアン
プ7に入力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の構
成では、各モードに夫々、パワーアンプ5、ローノイズ
アンプ7が必要となり、加えて、SPDTスイッチが3
個も必要となるため、コストがアップするという問題を
有していた。
【0006】さらに、部品点数が多いために、小型化に
不利であるという課題があった。
【0007】さらに、受信側のローノイズアンプの前に
SPDTスイッチが2個入るため、スイッチ2個分の損
失により雑音指数が劣化するという課題があった。ま
た、送信側のパワーアンプの後にも、SPDTスイッチ
が2個入るために、スイッチの損失分、出力を大きくす
る必要があり、消費電力が大きくなり、さらに歪み特性
が劣化するという問題点も有していた。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するも
ので、高周波回路の部品点数を削減し、特性の送受信回
路での特性劣化を防止することを目的としたものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の高周波回路は、ほぼ同じ周波数帯を利用する
複合無線機において、第1の出力と第2の出力が入力さ
れる第1の分配器と、第1の分配器の出力が入力される
パワーアンプとパワーアンプの出力が入力されるアンテ
ナ切替スイッチと、このアンテナ切替スイッチの受信側
に構成されたローノイズアンプと、ローノイズアンプの
出力が入力される第2の分配器で構成され、送信側は、
異なる2つの送信出力信号の選択を第1の分配器で行っ
た後に、パワーアンプで増幅する構造を有し、受信側は
ローノイズアンプの出力に構成した第2の分配器によ
り、受信波を2信号に選択する構造を有するものであ
る。
【0010】この構成により、高周波回路の部品点数を
削減し、特性の送受信回路での特性劣化を防止すること
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ほぼ同じ周波数帯を利用する複合無線機において、
第1の出力と第2の出力が入力される第1の分配器8
と、第1の分配器8の出力が入力されるパワーアンプと
パワーアンプの出力が入力されるアンテナ切替スイッチ
と、このアンテナ切替スイッチの受信側に設けた2信号
を切替えるSPDTスイッチで構成され、送信側の異な
る2つの出力信号の選択を第1の分配器8で行った後に
パワーアンプ5で増幅することを特徴とする高周波回路
であり、送信部のパワーアンプ5を共用化する構成とな
るため、コストダウンが実現できる。また、パワーアン
プ5の出力以降のスイッチを1つ削減できるために、パ
ワーアンプの出力を小さくでき、消費電力を抑えること
ができるとともに、パワーアンプ5での歪み特性を改善
できる。
【0012】請求項2に記載の発明は、ほぼ同じ周波数
帯を利用する複合無線機において、第1の出力と第2の
出力が入力される第1の分配器8と、第1の分配器8の
出力が入力されるパワーアンプ5とパワーアンプ5の出
力が入力されるアンテナ切替スイッチ3と、このアンテ
ナ切替スイッチ3の受信側に構成されたローノイズアン
プ7と、ローノイズアンプ7の出力が入力される第2の
分配器9で構成され、送信側の異なる2つの出力信号の
選択を第1の分配器8で行った後にパワーアンプ5で増
幅し、受信信号はローノイズアンプ7の出力に構成した
第2の分配器9により2信号に選択することを特徴とす
る高周波回路であり、受信側のローノイズアンプ7を共
用化することでコストダウンを実現できる。さらに、ロ
ーノイズアンプ7の入力側のスイッチを1つ削減できる
ために、スイッチの損失による、雑音指数特性が改善さ
れる。
【0013】請求項3に記載の発明は、ほぼ同じ周波数
帯を利用する複合無線機において、第1の出力と第2の
出力が入力される第1の分配器8と、第1の分配器8の
出力が入力されるパワーアンプ5とパワーアンプ5の出
力が入力されるSP3Tのアンテナ切替スイッチ10で
構成され、送信信号と2つの異なる受信信号をこのSP
3Tスイッチ10で選択することを特徴とする高周波回
路であり、パワーアンプ5の共用化によりコストダウン
が実現できる。さらに、SPDTスイッチをSP3Tス
イッチ10とすることにより、スイッチの数を削減で
き、スイッチの損失による無線機の特性劣化を改善する
ことができる。
【0014】請求項4に記載の発明は、ほぼ同じ周波数
帯を利用する複合無線機において、第1の出力と第2の
出力が入力される第1の分配器8と、第1の分配器8の
出力が入力されるパワーアンプ5とパワーアンプ5の出
力が入力されるアンテナ切替スイッチ3と、このアンテ
ナ切替スイッチ3の受信側に構成されたローノイズアン
プ7と、ローノイズアンプ7の出力が入力される第2の
分配器9で構成され、受信側のローノイズアンプ7に並
列にバイパス切替回路を構成したことを特徴とする請求
項2記載の高周波回路であり、パワーアンプ5、ローノ
イズアンプ7の共用化によるコストダウンに加え、強電
界時において、ローノイズアンプ7をバイパスさせるこ
とで、受信機の歪み特性が改善される。
【0015】請求項5に記載の発明は、異なる周波数帯
を利用する複合無線機において、第1の出力と第2の出
力が入力される第1のダイプレクサ11と、第1のダイ
プレクサ11の出力が入力されるパワーアンプ5とパワ
ーアンプ5の出力が入力されるアンテナ切替スイッチ3
と、このアンテナ切替スイッチ3の受信側に構成された
ローノイズアンプ7で構成され、送信側の異なる2つの
出力信号の選択を第1のダイプレクサ11で行った後に
パワーアンプで増幅し、受信信号はローノイズアンプ7
の出力に構成した第2のダイプレクサ12により2信号
に選択することを特徴とする高周波回路であり、周波数
の選択にダイプレクサを使用することで、異なる周波数
帯においても、パワーアンプ、ローノイズアンプの共用
化を実現でき、コストダウンが実現できる。
【0016】請求項6に記載の発明は、異なる周波数帯
を利用する複合無線機において、第1の出力と第2の出
力が入力されるパワーアンプ5と、パワーアンプ5の出
力が入力されるアンテナ切替スイッチ3と、このアンテ
ナ切替スイッチ3の受信側に構成されたローノイズアン
プ7で構成され、送信側の異なる2つの出力信号のう
ち、第1の出力を低域通過型の整合回路で構成し、第2
の出力を高域通過型の整合回路で構成することで2信号
を選択し、同様に、受信側の異なる2つの入力信号のう
ち、第1の入力を低域通過型の整合回路13で構成し、
第2の入力を高域通過型の整合回路14で構成すること
で2信号を選択した特徴とする高周波回路であり、異な
る周波数帯においても、パワーアンプ5、ローノイズア
ンプ7の共用化を実現でき、コストダウンが実現でき
る。
【0017】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図5を用いて説明する。
【0018】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1を示す高周波回路のブロック図である。ここでは、
ほぼ同じ周波数帯を利用する複合無線機として、2.4
GHz帯を利用するワイヤレスLANとBluetoo
thの複合無線機を例に説明する。ワイヤレスLANと
Bluetoothが同時に動作することは無く、一方
が動作しているときは、もう一方は必ず停止しているも
のとする。
【0019】ワイヤレスLANの送信波または、Blu
etoothの送信波は分配器8に入力され、分配器8
により、動作している方の送信波がパワーアンプ5に入
力される。パワーアンプ5で増幅された送信波は送受信
の切替スイッチ3とバンドパスフィルタ2を経由して、
アンテナ1から出力される。
【0020】従来例では、パワーアンプ5の出力側に送
信切替スイッチ4を構成していたために、パワーアンプ
5をシステム毎に持つ必要があり、この例ではワイヤレ
スLAN、Bluetoothで夫々2個のパワーアン
プを必要としていた。
【0021】本発明では、パワーアンプ5の入力側で安
価な分配器により、パワーアンプに入る送信波を区別し
ているため、パワーアンプ5を共用化できる。さらに、
従来例では、パワーアンプ5の出力に送信切替スイッチ
4とアンテナ切替スイッチ3を構成する必要があるのに
対し、本発明ではアンテナ切替スイッチ3のみで構成さ
れるため、同じ出力をする際、送信切替スイッチ4の損
失分だけ、パワーアンプの出力を小さくできる。こうす
ることで、パワーアンプで消費される電力を小さくでき
るとともに、出力を抑えられることにより、パワーアン
プでの歪み特性が改善される。
【0022】なお、本実施の形態では、送信波の経路に
分配器8を構成して信号を区別しているが、簡単な抵抗
分配でもよいことを加えておく。
【0023】(実施の形態2)図2は本発明の実施の形
態2を示す高周波回路のブロック図である。ここでは、
ほぼ同じ周波数帯を利用する複合無線機として、2.4
GHz帯を利用するワイヤレスLANとBluetoo
thの複合無線機を例に説明する。ワイヤレスLANと
Bluetoothが同時に動作することは無く、一方
が動作しているときは、もう一方は必ず停止しているも
のとする。
【0024】アンテナ1から入力したワイヤレスLAN
または、Bluetoothの受信波はバンドパスフィ
ルタ2とアンテナ切替スイッチ3を経由して、ローノイ
ズアンプ7に入力される。ローノイズアンプから出力さ
れた信号は分配器9により、ワイヤレスLANとBlu
etoothの信号経路に分配される。このとき、どち
らか一方のシステムが動作しており、他方は停止してい
るため、動作しているシステムの信号が受信されること
になる。
【0025】従来例では、ローノイズアンプ7が、各シ
ステム毎に1台必要となるのに対し、本発明の構成によ
り、ローノイズアンプの共用化が可能となりコストダウ
ンが可能となる。また従来例では、ローノイズアンプ7
の入力側に受信切替スイッチ6とアンテナ切替スイッチ
3が必要となるのに対し、本発明の構成では、アンテナ
切替スイッチのみとなり、受信切替スイッチの損失分が
無くなる。これにより、受信系の雑音指数特性が改善さ
れ、無線機の受信感度が改善される。さらに、部品点数
の削減が実現され、無線回路部の小型化が可能となる。
【0026】また、送信部もパワーアンプの出力以降の
スイッチを削減できるために、低消費電力化と歪み特性
の改善が可能となる。
【0027】なお、本実施の形態では、送信波の経路に
分配器9を構成して信号を区別しているが、簡単な抵抗
分配でもよいことを加えておく。
【0028】また、システムにより、ローノイズアンプ
を使用しない場合もあり、この場合は、受信切替スイッ
チと復調器が直結される。この場合も受信切替スイッチ
6が削除される分、受信感度は向上する。
【0029】(実施の形態3)図3は本発明の実施の形
態3を示す高周波回路のブロック図である。ここでは、
ほぼ同じ周波数帯を利用する複合無線機として、2.4
GHz帯を利用するワイヤレスLANとBluetoo
thの複合無線機を例に説明する。ワイヤレスLANと
Bluetoothが同時に動作することは無く、一方
が動作しているときは、もう一方は必ず停止しているも
のとする。
【0030】アンテナ1から入力したワイヤレスLAN
または、Bluetoothの受信波はバンドパスフィ
ルタ2を経由してSP3Tのアンテナ切替スイッチ10
に入力される。受信信号はSP3Tのアンテナ切替スイ
ッチ10で、ワイヤレスLANかBluetoothの
信号に選択され、各々のローノイズアンプに入力され
る。従来例ではアンテナ切替スイッチ3と受信切替スイ
ッチ6がローノイズアンプの前に入るため、スイッチ2
個分の損失があるが、本発明によると、SP3Tスイッ
チ10が1個となるために、受信感度の劣化を防止でき
る。
【0031】また、送信部もパワーアンプの出力以降の
スイッチを削減できるために、低消費電力化と歪み特性
の改善が可能となる。
【0032】なお、システムにより、ローノイズアンプ
を使用しない場合もあり、この場合は、受信切替スイッ
チと復調器が直結される。この場合も受信切替スイッチ
6が削除される分、受信感度は向上する。
【0033】(実施の形態4)図4は本発明の実施の形
態4を示す高周波回路のブロック図である。本発明の実
施の形態2と異なる点は、ローノイズアンプ7に並列に
バイパス回路17を設けた点である。弱電界時にはロー
ノイズアンプを動作させ受信感度を良くし、強電界時に
は、ローノイズアンプをバイパスさせ、受信信号が歪む
ことを抑圧するものである。特に、Bluetooth
では、出力レベルによりランクが分かれており、異なる
ランクの無線機でデータをやり取りする場合は、有効で
ある。
【0034】例えば、送信出力が+20dBmまで出力
できる無線機Aと、0dBmまで出力できる無線機Bで
データをやり取りする場合、無線機Aから送信された信
号は無線機Bで受信が可能でも、そのときに、無線機B
からの送信信号が無線機Aで受信されるとは限らない。
これは無線機Bの送信出力が0dBmしか出ないためで
あり、双方向でのデータ通信をする場合は、無線機Aの
受信感度を上げておく必要がある。
【0035】しかし、受信感度を上げるために、ローノ
イズアンプを設けることで、消費電流がアップするとい
う問題がある。これを解決するために、本実施の形態4
ではバイパス回路を設け、強電界時はローノイズアンプ
を使用せずに、バイパスさせることで、強電界時の消費
電力を抑えるとともに、歪み特性の劣化も改善してい
る。
【0036】特に、ワイヤレスLANでやり取りしたデ
ータをBluetoothでやり取りする場合も、環境
により、電界強度が異なる場合が想定され、特に本実施
の形態のように、ローノイズアンプを共用化する構成で
は、バイパス回路を組合わせることが、無線機の消費電
力の削減、歪み特性の改善、電界強度の異なる中での複
合システムの使用に有効である。
【0037】(実施の形態5)以下、図2を用いて本発
明の実施の形態5を示す高周波回路を説明する。実施の
形態2と異なる点は、分配器8と分配器9を夫々、送信
ダイプレクサ11と受信ダイプレクサ12に変えて、周
波数の選択性を持たせた点である。
【0038】ここではW−CDMAとBluetoot
hの複合無線機を例に説明する。ここで、W−CDMA
とBluetoothが同時に動作することは無く、一
方が動作しているときは、もう一方は必ず停止している
ものとする。
【0039】例えば、W−CDMAとBluetoot
hでは、送信周波数が1.9GHz帯と2.4GHz帯で
異なる。W−CDMA、またはBluetoothの送
信信号は送信ダイプレクサ11により選択される。この
とき、動作していない方のシステムのインピーダンスは
ダイプレクサの周波数選択性により高インピーダンスと
なり、動作しているシステムのインピーダンスにはほと
んど影響を与えない。こうして選択された信号はパワー
アンプに入力され、アンテナ切替スイッチ3を経てアン
テナ1から出力される。
【0040】同様に、アンテナから受信された受信波は
バンドパスフィルタ2とアンテナ切替スイッチ3、ロー
ノイズアンプ7を経由して、受信ダイプレクサ12に入
力する。受信ダイプレクサで各システムの周波数が選択
され復調器に入力される。
【0041】本発明の構成により、異なる周波数帯の複
合システム無線機において、パワーアンプとローノイズ
アンプの共用化が可能となる。また、切替スイッチが削
減できるために、低消費電力化、低歪化が可能となり、
さらに受信感度の改善が可能となる。
【0042】なお、環境により、各システムの電界強度
が異なる場合が想定され、特に本実施の形態のように、
ローノイズアンプを共用化する構成では、実施の形態4
で説明した、バイパス回路を組合わせることが、無線機
の消費電力の削減、歪み特性の改善、電界強度の異なる
中での複合システムの使用に有効である。
【0043】(実施の形態6)図5は本発明の実施の形
態6を示す高周波回路のブロック図である。実施の形態
5と異なる点は、周波数選択用のダイプレクサを低域通
過型の整合回路と高域通過型の整合回路の組合わせで構
成している点である。
【0044】ここではW−CDMAとBluetoot
hの複合無線機を例に説明する。ここで、W−CDMA
とBluetoothが同時に動作することは無く、一
方が動作しているときは、もう一方は必ず停止している
ものとする。
【0045】例えば、W−CDMAとBluetoot
hでは、送信周波数が1.9GHz帯と2.4GHz帯で
異なる。W−CDMA用の整合回路13は低域通過型で
構成し、Bluetooth用の整合回路14は高域通
過型で構成する。
【0046】このとき、動作していない方のシステムの
インピーダンスは整合回路の周波数選択性により高イン
ピーダンスとなり、動作しているシステムのインピーダ
ンスにはほとんど影響を与えない。
【0047】こうして選択された信号はパワーアンプに
入力され、アンテナ切替スイッチ3を経てアンテナ1か
ら出力される。
【0048】同様に、アンテナから受信された受信波は
バンドパスフィルタ2とアンテナ切替スイッチ3、ロー
ノイズアンプ7を経由して、各々の整合回路に入力す
る。送信信号と同様に低域通過型15か高域通過型16
により、各システムの周波数が選択され復調器に入力さ
れる。
【0049】本発明の構成により、異なる周波数帯の複
合システム無線機において、パワーアンプ5とローノイ
ズアンプ7の共用化が可能となる。また、切替スイッチ
が削減できるために、低消費電力化、低歪化が可能とな
り、さらに受信感度の改善が可能となる。
【0050】なお、環境により、各システムの電界強度
が異なる場合が想定され、特に本実施の形態のように、
ローノイズアンプを共用化する構成では、実施の形態4
で説明した、バイパス回路を組合わせることが、無線機
の消費電力の削減、歪み特性の改善、電界強度の異なる
中での複合システムの使用に有効である。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ほぼ同じ
周波数帯を利用する複合無線機において、第1の出力と
第2の出力が入力される第1の分配器と、第1の分配器
の出力が入力されるパワーアンプとパワーアンプの出力
が入力されるアンテナ切替スイッチと、アンテナ切替ス
イッチの受信側に構成されたローノイズアンプと、ロー
ノイズアンプの出力が入力される第2の分配器で構成さ
れ、送信側の異なる2つの出力信号の選択を第1の分配
器で行った後にパワーアンプで増幅し、受信信号はロー
ノイズアンプの出力に構成した第2の分配器により2信
号に選択することにより、パワーアンプとローノイズア
ンプの共用化が可能となり、部品点数を削減でき、かつ
低消費電力化を可能とし、さらに受信感度、歪み特性の
劣化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による高周波回路を示す
ブロック図
【図2】本発明の実施の形態2と5による高周波回路を
示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態3による高周波回路を示す
ブロック図
【図4】本発明の実施の形態4による高周波回路を示す
ブロック図
【図5】本発明の実施の形態6による高周波回路を示す
ブロック図
【図6】従来の高周波回路を示すブロック図
【符号の説明】
1 アンテナ 2 バンドパスフィルタ 3 アンテナ切替スイッチ 4 送信切替スイッチ 5 パワーアンプ 6 受信切替スイッチ 7 ローノイズアンプ 8 第1の分配器 9 第2の分配器 10 SP3Tスイッチ 11 第1のダイプレクサ 12 第2のダイプレクサ 13 低域通過型整合回路(送信) 14 高域通過型整合回路(送信) 15 低域通過型整合回路(受信) 16 高域通過型整合回路(受信) 17 バイパス回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J091 AA01 AA41 AA53 CA21 CA36 CA92 FA14 FA18 HA38 KA00 KA29 KA44 SA13 TA01 5J092 AA01 AA41 AA53 CA21 CA36 CA92 FA14 FA18 HA38 KA00 KA29 KA44 SA13 TA01 5K011 DA11 DA21 JA01 KA00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ同じ周波数帯を利用する複合無線機
    において、第1の出力と第2の出力が入力される第1の
    分配器と、第1の分配器の出力が入力されるパワーアン
    プとパワーアンプの出力が入力されるアンテナ切替スイ
    ッチと、このアンテナ切替スイッチの受信側に設けた2
    信号を切替えるSPDTスイッチで構成され、送信側の
    異なる2つの出力信号の選択を第1の分配器で行った後
    にパワーアンプで増幅することを特徴とする高周波回
    路。
  2. 【請求項2】 ほぼ同じ周波数帯を利用する複合無線機
    において、第1の出力と第2の出力が入力される第1の
    分配器と、第1の分配器の出力が入力されるパワーアン
    プとパワーアンプの出力が入力されるアンテナ切替スイ
    ッチと、このアンテナ切替スイッチの受信側に構成され
    たローノイズアンプと、ローノイズアンプの出力が入力
    される第2の分配器で構成され、送信側の異なる2つの
    出力信号の選択を第1の分配器で行った後にパワーアン
    プで増幅し、受信信号はローノイズアンプの出力に構成
    した第2の分配器により2信号に選択することを特徴と
    する高周波回路。
  3. 【請求項3】 ほぼ同じ周波数帯を利用する複合無線機
    において、第1の出力と第2の出力が入力される第1の
    分配器と、第1の分配器の出力が入力されるパワーアン
    プとパワーアンプの出力が入力されるSP3Tのアンテ
    ナ切替スイッチで構成され、送信信号と2つの異なる受
    信信号をこのSP3Tスイッチで選択することを特徴と
    する高周波回路。
  4. 【請求項4】 ほぼ同じ周波数帯を利用する複合無線機
    において、第1の出力と第2の出力が入力される第1の
    分配器と、第1の分配器の出力が入力されるパワーアン
    プとパワーアンプの出力が入力されるアンテナ切替スイ
    ッチと、このアンテナ切替スイッチの受信側に構成され
    たローノイズアンプと、ローノイズアンプの出力が入力
    される第2の分配器で構成され、受信側のローノイズア
    ンプに並列にバイパス切替回路を構成したことを特徴と
    する請求項2記載の高周波回路。
  5. 【請求項5】 異なる周波数帯を利用する複合無線機に
    おいて、第1の出力と第2の出力が入力される第1のダ
    イプレクサと、第1のダイプレクサの出力が入力される
    パワーアンプとパワーアンプの出力が入力されるアンテ
    ナ切替スイッチと、このアンテナ切替スイッチの受信側
    に構成されたローノイズアンプで構成され、送信側の異
    なる2つの出力信号の選択を第1のダイプレクサで行っ
    た後にパワーアンプで増幅し、受信信号はローノイズア
    ンプの出力に構成した第2のダイプレクサにより2信号
    に選択することを特徴とする高周波回路。
  6. 【請求項6】 異なる周波数帯を利用する複合無線機に
    おいて、第1の出力と第2の出力が入力されるパワーア
    ンプと、パワーアンプの出力が入力されるアンテナ切替
    スイッチと、このアンテナ切替スイッチの受信側に構成
    されたローノイズアンプで構成され、送信側の異なる2
    つの出力信号のうち、第1の出力を低域通過型の整合回
    路で構成し、第2の出力を高域通過型の整合回路で構成
    することで2信号を選択し、同様に、受信側の異なる2
    つの入力信号のうち、第1の入力を低域通過型の整合回
    路で構成し、第2の入力を高域通過型の整合回路で構成
    することで2信号を選択した特徴とする高周波回路。
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