JP2007299405A - 多孔質回路ボードを用いたコンピュータシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】冷却と保守サービスの向上を図った多孔質回路ボードを用いたコンピュータシステムを提供する。
【解決手段】コンピュータシステムは、前面21と後面22と前面21と後面22との間に延びる複数の空気通路76とを有する多孔質回路ボード16と、多孔質回路ボード16に接続されるセルボードコネクタと、多孔質回路ボード16に接続されるスイッチボードコネクタ62とを備え、スイッチボードコネクタ62は、スイッチボードを多孔質回路ボード16の前面21に対して前方、後面22に対して後方へ着脱可能に接続するものである。
【選択図】図2
【解決手段】コンピュータシステムは、前面21と後面22と前面21と後面22との間に延びる複数の空気通路76とを有する多孔質回路ボード16と、多孔質回路ボード16に接続されるセルボードコネクタと、多孔質回路ボード16に接続されるスイッチボードコネクタ62とを備え、スイッチボードコネクタ62は、スイッチボードを多孔質回路ボード16の前面21に対して前方、後面22に対して後方へ着脱可能に接続するものである。
【選択図】図2
Description
本発明は、コンピュータシステムに関し、特に冷却と保守サービスの向上を図った多孔質回路ボードを用いたコンピュータシステムに関する。
この部分は、以下に説明されあるいは特許請求の範囲に記載された本発明が、関係する当業者技術を提示することを意図するものである。この説明は、本発明の各種態様をより理解しやすくするための背景情報を読み手に与える点で有用であると思われる。これらの説明はこのような観点から読まれるべきものであり、従来技術の自認としてのものではないことを理解されたい。
マルチプロセッサコンピュータシステムは多くの場合、セルボードで構成される。セルボードは通常、プロセッサ、メモリ、特定用途向け集積回路(ASIC)、電力コンバータ、及び入出力コネクタを有する。いくつかのコンピュータシステムでは、セルボードはバックプレーンに接続される。コンピュータシステムはまた、セルボード間の信号を伝達しやすくするスイッチボードを備えても良い。スイッチボードは、複数のセルボード又はバックプレーンに接続してもよく、それらのセルボードに対して信号を送ったり受け取ったりしてもよい。
残念ながら、バックプレーン、セルボード、及びスイッチボードは高い実装密度で配置されることで、冷却及び保守サービス性が不十分となる。例えば、バックプレーンは通常、前から後の方向への(又はこれとは逆の方向への)空気流を遮る。一部のコンピュータシステムでは、スイッチボード、及びセルボードの多くが保守サービス可能でない場所に取り付けられている。例えば、スイッチボードは、他のコンポーネント、セルボード、又はコンピュータのシャーシによって阻まれ、それにより、シャットダウンせずには、また、コンピュータシステムを部分的に分解せずにはスイッチボードを保守サービスすることができない可能性がある。
本発明の1つ又は複数の例示的な実施形態を以下に説明する。これらの実施形態の簡潔な説明を行うにあたり、実施態様の特徴のすべてを本明細書中で説明するというわけではない。開発プロジェクト又は設計プロジェクトにおける、実際の開発では、多くの実施に特有な決定、例えばシステムに関する制約及びビジネスに関する制約の遵守(実施ごとに変わり得る)等を、開発者はその目的の達成のために行わなければならないことを理解すべきである。さらに、このような開発の努力は大変で、時間がかかる可能性があるが、この開示により利益を得る当業者にとっては設計、作製、及び製造の通常の業務であるであろうことを理解すべきである。
マルチプロセッサコンピュータシステムは多くの場合、セルボードで構成される。セルボードは通常、プロセッサ、メモリ、特定用途向け集積回路(ASIC)、電力コンバータ、及び入出力コネクタを有する。マルチプロセッサコンピュータシステムは複数のセルボードを備えることもできる。通常、これらのセルボードは各々の動作を連繋させられるように互いに接続させる。有利なことに、複数のセルボードにおける演算タスクを分割することによって、マルチプロセッサコンピュータシステムはシングルプロセッサシステムよりも高速で多くの演算タスクを行うことができる。
セルボードは、ケーブル及び/又はバックプレーンと接続してコンピュータシステムを形成することができる。セルボード間のケーブルによって、セルボード間の通信及びコンピュータタスクの分割が容易となる。しかしながら、多数のケーブルの接続及びルーティング(経路制御)は時間がかかると共に複雑である。バックプレーンはコンピュータの組み立てを単純にできる。通常、バックプレーンはセルボードの入出力コネクタを取り付けるコネクタを有する。バックプレーンは多数のセルボードを取り付けるコネクタのアレイを備えていてもよい。多くの場合、コンピュータシステムは、バックプレーンを介して互いに接続されるセルボードのアレイ(列)を採用している。通常、バックプレーンは複数のルーティング層を有し、これらの層を介して信号をセルボード間に伝わることができる。このルーティングを介して、セルボードは互いに通信し、演算タスクを分割すると共にメモリを共有することができる。
セルボード間の信号伝達を容易にするために、コンピュータシステムはスイッチボードも備えている。スイッチボードは複数のセルボード又はバックプレーンと接続され、セルボード間で信号をルーティングさせることができる。多くの場合、スイッチボードはバックプレーンと協働してセルボード間に信号を伝達させる。スイッチボードはパッシブであってもアクティブであってもよい。パッシブスイッチボードは、システムの各種部分間に信号を送るようにルーティング層を採用していてもよい。対照的に、アクティブスイッチボードは、システムの各種部分間の信号の経路をアクティブに調停する論理回路を備えることができる。アクティブスイッチボードは通常、ルーティング層を有するが、コンポーネント間をさらに短い経路にするルーティング層を設けてもよい。多くの場合、複数のセルボードはルーティング層を介して互いに通信し合う。パッシブルーティングの場合、さらなるセルボードそれぞれを接続するルーティング経路の数は、直接接続されるセルボードの数に応じて増すであろう。したがって、多数のセルボードをパッシブルーティングと直接接続することは、ルーティング経路を複雑にすると共に信号待ち時間を長くする可能性がある。対照的に、アクティブルーティングは、ハブ・スポーク通信システムを採用することができ、その場合、各セルボードが論理回路に接続される。したがって、さらなるセルボードごとに通常、1つおきのセルボードへの経路ではなく、スイッチボードの論理回路へのさらなるルーティング経路が1つずつ必要となる。通常、論理回路はシステムの各種部分間の信号経路を調停し、ルーティング層の複雑性を減らす。さらに、論理回路は帯域幅をアクティブに割り当てることで、必要に応じてセルボード間のさらなる通信線を開設することができる。一部のシステムは、パッシブ帯域幅のベースラインレベル及びさらにアクティブに割り当てられた通信リンクを用いたハイブリッドアプローチを採用することもできる。
バックプレーン及びスイッチボードが複数のセルボードに接続されたときに得られる構造は多くの場合、キャビネットと呼ばれる。単一のキャビネットをサーバとして採用してもよく、又は一連のキャビネットをより大きな演算能力を有するサーバを形成するために接続してもよい。キャビネットはまた、バルク電源、入出力コネクタ、及びキャビネットに空気を循環させるファンを備えていてもよい。さらに、キャビネットはこれらの各種コンポーネントを収容すると共に支持するシェルを備えていてもよい。
多くの場合、セルボードで構成されるマルチプロセッサコンピュータシステムは、モジュール式であると共に拡張可能である。通常、バックプレーンが未使用スロットを有する場合、システムの演算能力を増大させるためにより多くのセルボードを追加することができる。多くの場合、複数のバックプレーンを互いに接続してさらにセルボードの支持能力を付加させることもできる。同様に、複数のキャビネット同士を接続してよりいっそう演算能力を増強させることができる。
マルチプロセッサコンピュータシステムの設計者は、いくつかの考慮事項に直面する。例えば、マルチプロセッサコンピュータシステムを冷却することが目下の課題となろう。多くの場合、セルボードは、プロセッサ、メモリ、ASIC、及び電力コンバータ等、熱を生じるいくつかのコンポーネントを有する。この熱を放散させるために、セルボードは、これらのコンポーネントの一部に取り付けられたヒートシンクを有することができる。しかしながら、多くのセルボードがキャビネット内で近接して配置される場合など、ヒートシンクはセルボードによって生じる熱を放散することができない可能性がある。ヒートシンクの周りの空気が高温になりすぎると、さらなる熱をセルボードから運び去ることはできなくなる。ヒートシンクに空気を吹き込むファンにより、ヒートシンクの放熱能力を高めることができる。しかしながら、ヒートシンクに空気を吹き込む効果によって、システム内を流れる空気の体積及び温度が変わるであろう。多くの場合、1つのセルボードによって既に加熱された空気が、さらに上流のセルボードを冷却することはほとんどしないであろう。同様に、1つのキャビネット内で既に加熱された空気は、上流にある別のキャビネットを冷却することはほとんどしないであろう。したがって、1つのキャビネットの吸気口を2番目のキャビネットの排気口付近に配置することは、既に温まった空気がセルボードをほとんど冷却しないので、第1のキャビネットの冷却能力を低減したままにすることになろう。結果として、設計者は、互いのキャビネットをどの程度近接して配置できるかについて制限を受ける場合が多い。
他の要因により、キャビネットの放熱能力が制限される可能性がある。例えば、キャビネット内のコンポーネントの配置は、セルボードを通過する空気の容積を制限するであろう。セルボードのヒートシンクを通過する空気が多いほど、空気へのヒートシンクの放熱能力が高くなる。しかしながら、多くのバックプレーンはシステム内の空気の流れを遮る。多くの場合、バックプレーンはセルボードのアレイ全体に延びる中身の詰まった二次元構造である。この二次元バックプレーンは、空気流がバックプレーンに対して平行でない限り、セルボードへの空気の流れを制限するであろう。しかしながら、空気流をバックプレーンに対して平行に導くことは、システムの実装密度及び保守サービス性等の他の設計考慮条件とのトレードオフを設計者にさせることになるであろう。
設計者は、マルチプロセッサシステムの実装密度を高めることを望む。実装密度とは、所定単位当たりのスペースで利用可能な演算能力量を指す。カスタマーは、サーバ室のスペースを節減するために少ないスペースでより大きな演算能力のあるシステムを好む。多くの場合、サーバ収容室は、高価な温度制御装置、火災予防装置、及び配線システムを有するため、サーバ室のフロアスペースを非常に高価なものにしている。カスタマーは、より多くのコンピュータシステムを収容させるさらなるスペースを作るのに既存のスペースの演算能力を増大させようとするであろう。第2に、セルボードを互いに近接して配置することで、セルボードをより高速に動作させようとするであろう。信号経路が短いほど待ち時間が短くなるため、セルボードをより高い帯域幅で通信させ、より効率的に演算タスクを分割させることができる。同様に、キャビネットを互いに隣接して配置させると、信号がキャビネット間を伝わる時間は短くなるため、キャビネットを一システムとして高速で動作させることができる。このため、設計者は、キャビネットを一列に並べて配置させる場合が多い。
最後に、設計者は、マルチプロセッサコンピュータシステムを設計する際、システムの保守サービス性を考慮するであろう。多くの場合、マルチプロセッサコンピュータシステムは、カスタマーのビジネスにとって重要なタスクを行っている。したがって、カスタマーは多くの場合、システムのコンポーネントが故障するか、アップグレードされるか、又は交換される場合であってもコンピュータシステムが機能し続けることを好む。システムが動作している間に交換することができるコンポーネントは、「ホットスワップ可能」であると言われる。ホットスワップ可能なコンポーネントの故障又は交換は、コンピュータシステム全体を故障させる可能性がないため、システム稼働時間が増し、メンテナンス作業が容易となるという点で有利である。
さらに、マルチプロセッサコンピュータシステムのユーザは通常、キャビネットの前又は後から保守サービス可能なコンポーネントを望む。いくつかのキャビネットは多くの場合、一列に並んで配置されているため、側面からのアクセスが妨げられている。前又は後からアクセス可能ではないコンポーネントを取り外すには、ユーザは、側面からコンポーネントにアクセスためにキャビネットごと列から移動させなければならないであろう。このことは、システムの他の部分の動作を妨げることとなり、システムの維持費をかさませることになりかねない。したがって、コンポーネントをシステムの前又は後からでもアクセス可能にすることは、システムの保守サービス性を高めることになるであろう。
多くの場合、設計者は、3つの設計考慮事項、すなわち、放熱、実装密度、及び保守サービス性間でトレードオフを行うことになる。例えば、従来の中身の詰まった(中実)二次元バックプレーンを採用するコンピュータシステムは、設計者に放熱と保守サービス性との間で選択をせまるであろう。中身の詰まったバックプレーンはセルボードにわたる空気の流れを遮るであろう。これを回避するために、設計者は空気流をバックプレーンに対して平行に、すなわち空気流を側面から側面へ導くであろう。しかしながら、一列のキャビネットでは、1つのキャビネットの排気口が次のキャビネットの吸気口に向くため、放熱性が低下する。その一方、前から後へ空気流を流すようにバックプレーンがキャビネットの側面に配置される場合、キャビネットの保守サービス性が損なわれる可能性がある。多くの場合、セルボード及びスイッチボードはバックプレーンの面に直交する方向に移動させることによってバックプレーンから分離させる。したがって、側面に取り付けられたバックプレーンの場合、隣接するキャビネットがセルボード又はスイッチボードの取り外しを遮ることがある。したがって、中身の詰まった二次元バックプレーンにより、放熱と保守サービス性との間でトレードオフが必要になることがある。別の例では、底部から上部へ空気流が流れるように設計されてもよい。しかしながら、このようなタイプの空気流の場合、空気の向きを上方又は下方に変えるのにラックスペースが犠牲となるであろう。
コンピュータシステムが動作するときに冷却及び保守サービス性を改善する本発明の実施形態を以下に説明する。以下に詳細に説明するように、これらの実施形態の一部は、システムの前又は後からアクセス可能である冗長なスイッチボードに接続されている穴の多い多孔質メインボードを備えている。有利なことに、これらの多孔質メインボードによって、コンピュータシステム内を空気が通過できるが、中身の詰まった二次元バックプレーンが空気の流れを妨げる。例えば、中身の詰まった二次元バックプレーンに見られるルーティング回路層及びコネクタの他に、いくつかの多孔質メインボードは空気が流れ得る孔を有する。いくつかの実施形態では、孔は前から後に空気を流すことができる向きになっているため、中身の詰まった二次元バックプレーンとは異なり、多孔質メインボードは前から後への空気の流れを遮ることなく、キャビネットの前面に面して配置することができる。さらに、以下に説明するいくつかの実施形態は、セルボードを前及び後から多孔質メインボードに接続することが可能であるため、セルボードをシステムの前又は後から保守サービスすることができる。したがって、多孔質メインボードのいくつかの実施形態は、前から後への空気の流れ、並びにセルボード及びスイッチボードへの前及び後からの保守サービスを可能にしつつ、キャビネットを並べて配置させることができる。さらに、いくつかの実施形態では、ホットスワップ可能な対のスイッチボードを有することができ、例えば、一方のスイッチボードが取り外されても他方のスイッチボードが機能し続けることができる。したがって、本発明のいくつかの実施形態は、コンピュータシステムの保守サービス性を改善し、稼働時間を延ばすことで、システム10を稼動させ続けることができる。
以下に、本発明を用いたコンピュータシステムの実施形態のいくつかを提供する。例えば、図1はコンピュータシステムの簡略図を示し、図2は例示的な実施形態のさらに詳細な図を示し、図3〜図8は図2の実施形態内に含めることができるコンポーネントを示す。最後に、図9〜図12は他の例示的な実施形態を示す。これらの実施形態は例示にすぎず、本発明の内容を限定することを意図するものではないことに留意されたい。
例示的な各種実施形態の図には参照符号が付されている。複数の構成部品が類似する場合、1つの例示的な構成部品に参照符号を付し、構成部品の全体が例示的な構成部品に付されている参照符号で示される。このような便宜は簡潔にするためのもので、同じ参照符号を有する構成部品が類似でなければならないこと又は異なる参照符号が類似でないことを示唆するものではない。
例示的な一実施形態に各種コンポーネントを含めやすくするため、図1は、本発明を用いたコンピュータシステム10の簡略的な斜視図を示す。コンピュータシステム10はアプリケーションサーバ、例えば、音響/映像サーバ、チャットサーバ、ファックスサーバ、ファイル転送プロトコルサーバ、グループウェアサーバ、インターネット中継チャットサーバ、リストサーバ、メールサーバ、ニュースサーバ、telnetサーバ、又はウェブサーバ等のサーバとして用いられてもよい。代替的に、コンピュータシステムはメインフレーム、ワークステーション、又は他のシングルプロセッサシステム若しくはマルチプロセッサシステムとして用いられてもよい。
図示のコンピュータシステム10は、演算タスクを行うセルボードアレイ12を有する。セルボードアレイ12は、1つ又は複数のセルボードを含み、その例は以下でさらに詳細に説明する。セルボードアレイ12は、離間関係で複数の平行なセルボードを有する。アレイ12内のセルボードは、水平方向(横)、垂直方向(縦)、水平及び垂直方向の両方、又は部分的又は完全に別な方向に向いていてもよい。セルボード間のスペースにより、確実にセルボード間に空気が流れることができるようになり、それによって、セルボードアレイ12の対流伝熱及び冷却が改善される。セルボードは、縦、横、又はスペースを効率的に使用する他の何らかの配置でスタックして配置させてもよい。セルボードアレイ12はその図示を単純にするため中実ブロックとして示されているが、セルボード間等、空気が流れ得るスペースを有していてもよい。コンピュータシステム10によって行われるコンピューティングタスクの多く、例えばメモリへのデータの格納、メモリ内のデータの呼び出し、及び論理機能等は、セルボードアレイ内で行われてもよい。
いくつかの実施形態では、セルボードはプロセッサ、メモリ、特定用途向け集積回路(ASIC)、電力コンバータ、入出力コネクタ、又は演算タスクを行うこれらのコンポーネントのいくつかの組み合わせを有する回路ボードを含む。別な実施形態では、セルボードは、例えば2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、16個、又は32個等、複数のプロセッサを有する。1つのASIC、又は別な実施形態では複数のASICが、セルボードの各種コンポーネント間、及び/又はセルボードの各種コンポーネントと他のセルボードの各種コンポーネントとの間の信号をルーティングすることができる。換言すれば、いくつかの実施形態ではASICはルーティングチップである。いくつかの例示的なセルボードは、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)又は他のメモリ形態を有することができる、1つ又は複数のデュアルインラインメモリモジュール(DIMM)の形態のメモリを有する。さらに、セルボードは、例えばプロセッサ、ASIC、DIMM、及び/又は電力コンバータ等の各種コンポーネントに取着されるヒートシンクを有することができる。
コンピュータシステム10内の他の各種コンポーネントは、セルボードアレイ12内のセルボード間の通信を容易にすることができる。例えば、多孔質回路ボードである多孔質メインボード16はセルボードアレイ12に通信可能に接続することができる。多孔質メインボード16は、セルボードアレイ12の各種コンポーネントがそれを介して通信することができるルーティング回路層を有することができる。ルーティング回路層は縦且つ横の双方に信号を搬送することができる。さらに、多孔質メインボード16は他のシステムへ通信可能に接続することができる。多孔質メインボード16はパッシブであってもアクティブであってもよい。アクティブな多孔質メインボードは、セルボード間の回路信号をアクティブにルーティングする等、いくつかの特定の論理機能を行うことができる。パッシブメインボード16は長いシステム稼働時間を得やすい。パッシブなメインボード16は故障しやすいコンポーネントをほとんど有さないことが多い。そのため、パッシブなメインボード16はあまり頻繁な保守サービスを必要としないであろう。
多孔質メインボード16は、孔、チャネル、又は他の通路を有し、これに、空気が流れてコンピュータシステム10内のコンポーネントを冷却させることができる。孔、チャネル、又は他の通路は、前から後に大部分の空気流が流れるように構成される。多孔質メインボード16を通る空気の流れを増やすために、孔、チャネル、又は他の通路周りに配置さるコーン又はノズルを形成するバッフルのような、抵抗を減らすものを備えてもよい。多孔質メインボード16は多孔質ミッドプレーン、多孔質バックプレーン、又は他のルーティング回路構造であってもよく、そこに空気を流すこともできる。
多孔質メインボード16は多孔質回路ボードを具現している。多孔質回路ボードはコンピュータシステム10内に大部分の空気流を導くのに十分な開口面積を有する。いくつかの実施形態では、多孔質回路ボードは、コンピュータシステム10を流れる空気の30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、95%、又は100%よりも多くの空気が流れるようにできる。さらに、いくつかの実施形態では、多孔質回路ボードは、コンピュータシステム10に大部分の空気流を導くように10%、30%、50%、70%、90%、又は95%よりも多い累積的な開口面積を有する。
図示のコンピュータシステム10はまた、セルボードアレイ12間の信号のルーティング回路を得やすくするようにスイッチボード18A及び18Bを有する。スイッチボード18A及び18Bは概ね、例えば垂直面又は水平面に沿う、1つ又は複数の方向の信号回路のルーティングを容易にする。別な実施形態では、スイッチボード18A及び18Bは、多孔質メインボード16に通信可能に接続されるため、セルボードアレイ12に直接、又は、例えばスイッチボード18A及び18Bに信号をルーティングさせるいくつかの他のコンポーネントに通信可能に接続される。スイッチボード18A及び18Bは、いくつかのルーティング回路層を有していてもよく、このルーティング回路層を介してセルボードアレイ12に対して信号を伝えることができる。スイッチボード18A及び18Bは、パッシブであってもアクティブであってもよい。アクティブなスイッチボードは、セルボードアレイ12の各種部分に対して信号をアクティブにルーティングするASICクロスバーチップ等の装置を有してもよい。さらに、スイッチボード18A及び18Bは、他のコンピュータシステムに通信可能に接続して、他のシステムをセルボードアレイ12と通信させるようにしても良い。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム10は、システム稼働時間を長くするために冗長なスイッチボード18A及び18Bを有していてもよい。換言すれば、スイッチボード18A及び18Bは、他のスイッチボードが機能しなくなった場合でも、そのスイッチボードによって行われていたタスクを引き継がせるようにすることができる。したがって、例えば、スイッチボード18Aが故障するか又は修理のために取り外されても、スイッチボード18Bが動作し続け、(スイッチボード18Aが搬送したであろう)信号を回路にルーティングすることができる。同様に、スイッチボード18Bが機能しなくなった場合、スイッチボード18Aがシステム動作を継続することができる。さらに、スイッチボード18A及び18Bは、システム動作中又は稼働時間中に、取り外し、設置、又は他のスイッチボードとのスワップを行うことができる。したがって、開示されている実施形態では、システムが作動し続けたまま、特定のシステムを修理又はアップグレードすることが可能になり、そのため、システム稼働時間及び保守サービス性が増す。換言すれば、スイッチボード18A及び18Bは冗長なホットスワップ可能且つホットプラグ可能とすることができる。
コンピュータシステム10の保守サービス性はまた、スイッチボード18A及び18Bを他のコンポーネントに接続する方法によって高めることができる。スイッチボード18A及び18Bは、分離してコンピュータシステム10の前又は後から取り外せるようにしてコンピュータシステム10に接続することができる。有利なことに、複数のコンピュータシステム10が並んで配置されている場合にコンピュータシステム10ごと動かさずに前から保守サービス可能な又は後から保守サービス可能なスイッチボードを提供することができる。したがって、ユーザがスイッチボードを取り外すことを望む場合、1つのコンピュータシステム10を丸ごと他のコンピュータシステムの列から出す必要はなく、スイッチボート18A及び18Bにコンピュータシステム10の前又は後から保守サービスすることが可能になる。さらに、いくつかの実施形態ではこのような保守サービス性をシステムの実装密度が高い場合にも提供できる。
いくつかの実施形態では、スイッチボード18A及び18Bは多孔質メインボード16の前又は後に接続することができる。スイッチボード18A及び18Bは、コンピュータシステム10の前又は後からの接続及び分離を助けるコネクタによって接続することができる。コンポーネント間の経路を短くするには、スイッチボード18A及び18Bをそれぞれ、セルボードアレイ12のセルボードに対して実質的に直交する面になるようにする。当然のことながら、別な実施形態では、スイッチボードはセルボードアレイ12のセルボードに対して平行であってもよい。
別の実施形態では、スイッチボード18A及び18Bの一方又は双方を、セルボードアレイ12に直接接続してもよい。かかる構成では、スイッチボード18A及び18Bは、セルボードアレイ12の前又は後に接続して前又は後から保守サービス可能に支持することができる。ここでもまた、スイッチボード18A及びスイッチボード18Bはセルボードの面に実質的に直交する面になるようにしてコンポーネント間を信号が移動する距離を制限するようにすることができる。有利なことに、前及び後から保守サービス可能なスイッチボード18A及び18Bにより、スイッチボード18A及び18Bへのアクセスを遮ることなく複数のコンピュータシステム10を並んで配置することが可能となる。
また、図1の実施形態は、前から後にかけて又はそれとは逆の方向への空気流の流れを可能にする。コンピュータシステム10は、コンピュータシステム10内に空気を吹き込むファン(図12に示すもの等)を備えることができる。この空気の循環によりコンピュータシステム10内のコンポーネント(例えばセルボードアレイ12)を冷却することができる。矢印20は、コンピュータシステム10内を前から後に流れる空気流を例示的に示している。空気流20は、コンピュータシステム10を冷却するのに用いられる圧力差で生じる一次冷却空気流の一例である。矢印20は、コンピュータシステム10内を通過すると共にコンピュータシステム10から熱を運び去る大部分の空気の方向を示す。セルボードアレイ12は単純にするために図1では中実ブロックとして描かれているが、セルボードアレイ12内のセルボードのある実施形態では、セルボード間に空気が流れやすくするように配置されている。例えば、セルボードは矢印20に対して実質的に平行な面に配置してもよい。別な実施形態では、セルボードアレイ12内のセルボードは、矢印20に対して平行な複数の面で、実質的に水平又は垂直に配置できる。したがって、空気流20はセルボードアレイ12を通ることができる。ここでも同様に、多孔質メインボード16は、孔、チャネル、又は空気流20が通ることのできる他の通路を有し、それにより、システム10の対流伝熱及び冷却が高まる。例えば、空気はコンピュータシステム10の前から、セルボードアレイ12を通り、多孔質メインボード16を通って、コンピュータシステム10の後から出ることができる。
さらに、スイッチボード18A及び18Bは、前から後への空気流20の流れを促進するような向きにしてもよい。例えば、スイッチボード18A及び18Bは、矢印20に対して実質的に平行な面にしてもよい。別な実施形態では、スイッチボード18A及び18Bは、矢印20と実質的に整列するように、例えば、水平面、垂直面、又は他の平面にしてもよい。別な実施形態では、スイッチボード18A及び18B並びに他のスイッチボードは、水平面及び垂直面のいずれでもよい。一実施形態では、スイッチボード18A及び18B並びにセルボード12はすべて、互いに且つ矢印20に対して整列し、水平面又は垂直面に対して概ね平行で離隔している。有利なことに、前から後への空気流により、或る1つのコンピュータシステムの内部にあるコンポーネントが、隣接する別なシステムにより排出される高温の空気を吹き付けられることなく、複数のコンピュータシステム10を並べて配置することが可能となる。
図1の実施形態は拡張可能であってもよいことに留意されたい。例えば、多孔質メインボード16、スイッチボード18A及び18B、並びにセルボードアレイ12の各種コネクタにより、コンピュータシステム10は、さらなるセルボード等のコンポーネントを含むように拡張することもできる。さらに、多孔質メインボード16は、複数のセルボードアレイ12及びさらなるスイッチボードとインタフェースさせて拡張することができる。さらに、多孔質メインボード16の後面をさらなるセルボードアレイ12及びスイッチボード18A及び18Bに接続してもよい。
図2は、本発明の実施形態に従って多孔質メインボード16に接続される4つのセルボードアレイ12A〜Dの一構成を示した、例示的なコンピュータシステム10の斜視図である。図2に示した実施形態は、多孔質メインボード16の前面21に接続される2つのセルボードアレイ12A及び12Bと、多孔質メインボード16の後面22に接続される2つのセルボードアレイ12C及び12Dとを備えている。さらに、各セルボードアレイ12A〜Dに隣接して、図2のコンピュータシステム10は一対のスイッチボード18A〜H(まとめてスイッチボード18と呼ぶ)を有する。多孔質メインボード16をよりはっきりと示すために、セルボードアレイ12Aは多孔質メインボード16の支持体よりもセルボードを少なくしてある。
図2のコンピュータシステム10は、複数のコンピュータシステム10を並べて配置しやすい。コンピュータシステム10はコンピュータシステム10の前又は後から保守サービス可能である。保守員は、スイッチボード18及びセルボード23をコンピュータシステム10の前又は後から取り外すことができる。このため、スイッチボード18の取り外しを遮ることなく複数のコンピュータシステム10を並べて配置することができる。さらに、図示の実施形態ではコンピュータシステム10の前後間に空気流を流しやすい。
各セルボードアレイ12A〜Dは複数のセルボード23を備えることができる。セルボード23は、演算タスクを行う各種コンポーネントを有することができる。例えば、セルボード23は1つ又は複数のプロセッサ及びメモリを有することができる。メモリはデュアルインラインメモリモジュール(DIMM)の形態とすることができる。さらに、セルボードは1つ又は複数(例えば2つ)のASICを有することができる。ASICは、セルボード23のコンポーネント間の通信を管理するコントローラチップを含むことができる。セルボード23は、これらのコンポーネントの動作を開始させる48ボルト〜1.2ボルトの電力コンバータ等の電力コンバータを有することができる。そのコンポーネントを冷却するために、セルボード23は各種コンポーネント(例えばASIC及びプロセッサ)に接続されるヒートシンクを有するものでもよい。ヒートシンクは、空気流20に対して実質的に平行な方向に向けられるフィンを有してもよく、それによりフィン間に空気が流れやすくなる。
セルボード23は、セルボード23間で通信を行わせるため各種コネクタを設けてもよい。例えば、セルボード23は、多孔質ボード16とセルボード23を通信可能に接続させるコネクタ24、26、及び28を有することができる。コネクタ24、26、及び28は、Tyco Electronics社(ペンシルバニア州ハリスバーグ所在)から入手可能なHMZdコネクタ、又はMolex社(イリノイ州ライル所在)から入手可能なGBXコネクタ、又は他の同様なコネクタで良い。
図2の実施形態では、多孔質メインボード16は、それぞれが最大8つのセルボード23を有する4つのセルボードアレイ12A〜Dに接続されている。したがって、図示の多孔質メインボード16は最大32個のセルボード23を支持できる。しかしながら、他の実施形態では、より多い又は少ないセルボードアレイ12及びセルボード23が接続できるように構成された多孔質メインボード16を採用してもよい。多孔質メインボード16をはっきり示すために、セルボードアレイ12Aは、多孔質メインボード16に3つの空のスロット30を残した状態で5つのセルボード23を有している。例えば、他の多孔質メインボード16では、最大8個のセルボード23を有する1つのセルボードアレイ12に、又はそれぞれが最大8個のセルボード23を有する2つのセルボードアレイ12に接続するように構成することもできる。
図2の実施形態を説明したが、以下のいくつかの図では、この実施形態を構成するのに採用できる各種コンポーネントを示している。例えば、図3〜図6は多孔質メインボード16を構成するのに使用できるコンポーネントを示し、図7は、セルボード23又はスイッチボード18が取り付けられていない図2のメインボード16を示している。図8は、例示的なスイッチボード18を示している。最後に、図9は、スイッチボード18の代替的な実施形態を示すものである。
次に、図2及び図7を参照しながら図3を説明すると、多孔質メインボード16は水平方向(横)に中間ボードであるミッドプレーン38を有することができる。横のミッドプレーン38は、当該ミッドプレーン38と接続する各種コンポーネントを相互接続させる複数の層のルーティング回路を有することができる。横のミッドプレーン38はアクティブであってもパッシブであってもよい。アクティブな横のミッドプレーン38には、メインボード16と、セルボード23と、スイッチボード18との間の機能性を増大させる種々のアクティブなコンポーネントを設けることができる。パッシブな横のミッドプレーン38は、アクティブなコンポーネントを用いずに各種セルボード23、スイッチボード18、及びメインボード16を相互接続させる役割を果たし、これにより、故障の可能性又は横のミッドプレーン38への保守サービスの必要性が減る。したがって、横のミッドプレーン38は、多孔質メインボード16の所定位置に保持することができるが、セルボード23及びスイッチボード18はシステム10の前又は後から容易に取り外して保守サービスすることができる。
横のミッドプレーン38は、セルボードコネクタであるコネクタ34A〜Dを介してセルボード23に通信可能に接続させることができる。コネクタ34A〜Dはセルボード23のコネクタ26に補完的に嵌合させることができる。図2の実施形態では、コネクタ26及び34A〜Dは協働して、横のミッドプレーン38に接続されているセルボード23が、横のミッドプレーン38の面と実質的に平行になる面にセルボード23が向くようにしている。しかしながら、他の実施形態では横のミッドプレーン38に対して或る角度にセルボードが向くように構成されたコネクタを採用することもできる。横のミッドプレーン38は、コネクタ34A〜Dによって4つのセルボード23に接続することができる。しかしながら、他の実施形態では、より多い又は少ないセルボード23に接続できるようにコネクタ34A〜Dよりも多い又は少ないコネクタを採用することができる。さらに、横のミッドプレーン38は、多孔質メインボード16の他のコンポーネントと横のミッドプレーン38を通信可能に接続させるコネクタ40A〜B、42A〜D、及び44A〜Bを有することができる。コネクタ40A〜B、42A〜D、及び44A〜Bは、Tyco Electronics社(ペンシルバニア州ハリスバーグ所在)から入手可能なHMZdコネクタ、又はMolex社(イリノイ州ライル所在)から入手可能なGBXコネクタ、又は同様なコネクタにすることができる。
横のミッドプレーン38は、他のコンポーネントを接続させる各種ルーティング回路層を採用してもよい。例えば、横のミッドプレーン38は、コネクタ34A〜Dに接続されている複数のセルボード23が互いに直接又は間接的に通信するルーティング回路を有することができる。一実施形態では、ルーティング回路層は各コネクタ34A〜Dを1つおきのコネクタ34A〜Dと通信可能に直接接続することができる。さらに、横のミッドプレーン38は、コネクタ40A〜B、42A〜D、及び44A〜Bをコネクタ34に通信可能に接続するルーティング回路層を有することができる。例えば、ルーティング回路層は、コネクタ34Aをコネクタ42D及び40Bに、コネクタ34Bをコネクタ44B及び42Cに、コネクタ34Cをコネクタ44A及び42Bに、また、コネクタ34Dをコネクタ42A及び40Aに通信可能に直接接続することができる。これらのルーティング回路経路は例示的なものにすぎず、本発明による他の実施形態では各種コンポーネントを接続する他のルーティング回路経路を採用できることに留意するべきである。
図2及び図7を参照しながら図4A及び図4Bを説明すると、回路ボードである中央の縦のミッドプレーン46は横のミッドプレーン38のアレイに接続される構成になっている。中央の縦のミッドプレーン46は離間した関係で複数の横のミッドプレーン38を縦に取り付けている。例えば、中央の縦のミッドプレーン46は8つの平行な横のミッドプレーン38に接続するように構成されている。中央の縦のミッドプレーン46の各種コネクタを示すために、図4Aは例示的な中央の縦のミッドプレーン46の前面を示し、図4Bは例示的な中央の縦のミッドプレーン46の後面を示している。
図4Bに示すように、中央の縦のミッドプレーン46の後面には2つのアレイになっているコネクタ48A及び48Bがある。コネクタ48Aは横のミッドプレーン38のコネクタ42B及び42Cと補完的に嵌合することができ、コネクタ48Bは横のミッドプレーン38のコネクタ42A及び42Dと補完的に嵌合することができる。共に、コネクタ48A及び48Bは、2つの中央の縦のミッドプレーン46と複数の横のミッドプレーン38の両側とを通信可能に接続することができる。例えば、中央の縦のミッドプレーン46は、8つの横のミッドプレーン38と接続する8対のコネクタ48A及び48Bを備えることができる。コネクタ48A及び48Bは横のミッドプレーン38を離間関係、例えば垂直方向に平行に離間した構成で整列するように配置することができる。さらに、コネクタ48A及び48Bは横のミッドプレーン38の両側のコネクタに接続されるようにもできる。例えば、2つの中央の縦のミッドプレーン46を、横のミッドプレーン38のアレイを両側から支持するのに用いることができる。かかる実施形態では、或る縦のミッドプレーン46のコネクタ48A及び48Bは、横のミッドプレーン38のコネクタ42A及び42Bと接続することができ、別の中央の縦のミッドプレーン46のコネクタ48A及び48Bは、同じ横のミッドプレーン38のコネクタ42C及び42Dと接続することができる。したがって、中央の縦のミッドプレーン46の2つの後面は、複数の横のミッドプレーン38の両側に対称的に接続することができる。
図2及び図7を参照しながら図4Aを説明すると、中央の縦のミッドプレーン46の前面は、セルボード23に直接接続されるコネクタ50A及び50Bのアレイを有している。コネクタ50A及び50Bの対はそれぞれ、セルボード23のコネクタ28及び24それぞれと補完的に嵌合し、それによって、中央の縦のミッドプレーン46が2つのセルボード23に直接、通信可能に接続される。よって、中央の縦のミッドプレーン46の後面は横のミッドプレーン38に接続されても、中央の縦のミッドプレーン46の前面はセルボード23に直接接続することができる。中央の縦のミッドプレーン46は、例えば8対のセルボード23の列等、セルボード23のアレイに接続できるようにコネクタ50A及び50Bのアレイを有する。有利なことに、セルボード23に直接接続することにより、中央の縦のミッドプレーン46は、信号を横のミッドプレーン38又はスイッチボード18を先ず通過させることによる待ち時間なしに信号を縦にルーティングすることができる。
横のミッドプレーン38及びセルボード23と接続することの他に、中央の縦のミッドプレーン46は、スイッチボード18に通信可能に接続させてもよい。例えば、図示の中央の縦のミッドプレーン46はコネクタ52A及び52Bのアレイを有する。コネクタ52Aのアレイは1つのスイッチボード18に接続し、コネクタ52Bの列は第2のスイッチボード18に接続することができる。したがって、本実施形態では、2つのスイッチボード18は中央の縦のミッドプレーン46の前面に通信可能に接続することができる。コネクタ52A及び52Bは、Tyco Electronics社(ペンシルバニア州ハリスバーグ所在)から入手可能なHMZdコネクタ、又はMolex社(イリノイ州ライル所在)から入手可能なGBXコネクタ等にすることができる。
中央のミッドプレーン46は、当該ミッドプレーン46に接続されるコンポーネントと通信可能に接続するため複数のルーティング回路層を有することができる。中央の縦のミッドプレーン46のルーティング回路層は、多孔質メインボード16内で信号を縦にルーティングすることができる。例えば、中央の縦のミッドプレーン46は、コネクタ50Aのアレイのコネクタをコネクタ52Aのアレイの隣接するコネクタに、コネクタ48Aのアレイのコネクタをコネクタ52Aのアレイの隣接するコネクタに、コネクタ48Bのアレイのコネクタをコネクタ52Bのアレイの隣接するコネクタに、また、コネクタ50Bのアレイのコネクタをコネクタ52Bのアレイの隣接するコネクタに通信可能に接続するルーティング回路を有することができる。さらに、中央の縦のミッドプレーン46はパッシブであってもアクティブであってもよい。しかしながら、パッシブな中央の縦のミッドプレーン46はコンポーネントがより少ないことで故障の可能性が減るため、パッシブな中央の縦のミッドプレーン46はより良好な確実性及び保守サービス性をもたらすであろう。要するに、中央の縦のミッドプレーン46は、複数のセルボード23、複数のスイッチボード18、及び複数の横のミッドプレーン38の間で信号を縦にルーティングすることができる。
中央の縦のミッドプレーン46は、多孔質メインボード16を通る空気流20を増やすために、孔、チャネル、又は他の通路を有することができる。例えば、中央の縦のミッドプレーン46は、一方の側にチャネル54Aのアレイ及びその対向する側にチャネル54Bのアレイを有することができる。チャネルは、中央の縦のミッドプレーン46が多孔質メインボード16に含まれる場合には、横のミッドプレーン38間に配置することができる。
図2及び図7を参照すると、図5A及び図5Bは回路ボードである右側の縦のミッドプレーン56の前面及び後面を示し、この右側の縦のミッドプレーン56は中央の縦のミッドプレーン46と協働して横のミッドプレーン38を縦に位置付けすると共に相互接続する。図5Bによって示す、例示的な右側の縦のミッドプレーン56の後面はコネクタ60(8つ等)のアレイを有することができる。コネクタ60は、中央の縦のミッドプレーン46の後面のコネクタ48A及び48Bと同様であってもよい。コネクタ60は右側の縦のミッドプレーン56の後面を横のミッドプレーン38と通信可能に接続するものでもよい。さらに、コネクタ60は右側の縦のミッドプレーン56を、離間関係にある8つの横のミッドプレーン38等の横のミッドプレーンのアレイと通信可能に接続してもよい。例えば、一対の右側の縦のミッドプレーン56は、一対の右側の縦のミッドプレーン56が対向して向かい合った状態で、横のミッドプレーン38のコネクタ40A又は40Bによって8つの横のミッドプレーン38のアレイの対向する両端と接続してもよい。
図5に示すように、右側の縦のミッドプレーン56の前面は、セルボード23及びスイッチボード18に接続するように構成してもよい。例えば、右側の縦のミッドプレーン56は、中央の縦のミッドプレーンの前面のコネクタ50A及び50Bと同じにできるコネクタ60のアレイを有することができる。コネクタ60は右側の縦のミッドプレーン56をセルボード23に直接通信可能に接続してもよい。このため、コネクタ60はセルボード23のコネクタ28に補完的に嵌合することができる。右側の縦のミッドプレーン56は一連の(例えば8つの)セルボード23に直接接続されるように構成することができる。さらに、右側の縦のミッドプレーン56の前面は、当該右側の縦のミッドプレーン56をスイッチボード18に通信可能に接続するスイッチボードコネクタであるコネクタ62のアレイを有することができる。これらのコネクタを補完的に嵌合すると、右側の縦のミッドプレーン56は、当該ミッドプレーン56が接続する各種コンポーネントを通信状態にする複数のルーティング回路層を有することになる。
右側の縦のミッドプレーン56は、多孔質メインボード16を通る空気流を増やす特徴部を有することができる。例えば、右側の縦のミッドプレーン56は、当該右側の縦のミッドプレーン56が多孔質メインボード16の構成に採用される場合、形成される孔のサイズを大きくさせたチャネル64を有することができる。図示の右側の縦のミッドプレーン56は7つのチャネル64のアレイを有している。組み立てられて多孔質メインボード16になると、各チャネル64は、右側の縦のミッドプレーン56に接続できる横のミッドプレーン38間に生じることになる。
図2及び図7を参照しながら、図6A及び図6Bは例示的な回路ボードである左側の縦のミッドプレーン66の前面及び後面を示す。左側の縦のミッドプレーン66は右側の縦のミッドプレーン56と対称であってもよい。例えば、コネクタ70のアレイは、一対の左側の縦のミッドプレーンの後面を横のミッドプレーン38のアレイの対向する両側及び対向する両端と通信可能に接続してもよい。このため、コネクタ70のアレイのコネクタは、横のミッドプレーン38のコネクタ40A及びコネクタ40Bに補完的に嵌合することができる。同様に、コネクタ70のアレイは左側の縦のミッドプレーンの前面をセルボード23のコネクタ24を介して当該セルボードと接続してもよい。また、前面では、コネクタ72のアレイが左側の縦のミッドプレーンをスイッチボード18と接続することができる。さらに、左側の縦のミッドプレーンは、多孔質メインボード16内の空気流20の流れを増やすように孔又はチャネル74を設けることができる。
例示的な多孔質メインボード16は、横のミッドプレーン38、中央の縦のミッドプレーン46、右側の縦のミッドプレーン56、及び左側の縦のミッドプレーン66で形成することができる。図7は、これらのコンポーネントで形成される多孔質メインボード16の一実施形態を示す。図示の多孔質メインボード16は、セルボード23で横に信号をルーティングするように構成された8つの横のミッドプレーン38A〜Hを有する。一対の中央の縦のミッドプレーン46A及び46Bは、複数のセルボード23及びスイッチボード18間で信号を縦にルーティングするように横のミッドプレーン38A−Hと接続されている。さらに、一対の右側の縦のミッドプレーン56A及び56B、並びに一対の左側のミッドプレーン66A及び66Bは、横のミッドプレーン38A〜Hの対向する両側及び対向する両端に接続され、それにより、複数のセルボード23及びスイッチボード18間で信号を縦にルーティングしやすくできる。
有利なことに、本実施形態の多孔質メインボード16は、コンピュータシステム10内での空気の流れを容易にするので、システムの実装密度を高くできる。図7に示すように、多孔質メインボード16は空気の流れる通路(空気通路)である孔76のマトリックス(縦横の列)を有する。これらの孔76は、空気が多孔質メインボード16の前から多孔質メインボード16の後にかけて流れるように設けることができる。孔76は一対の隣接する横のミッドプレーン38、中央の縦のミッドプレーン46A及び46B、右側の縦のミッドプレーン56A及び56B、並びに左側のミッドプレーン66B又は66Aによって形成される。したがって、本実施形態では、セルボードアレイ12の一対当たり7つの孔76、すなわち14個の孔76を設けることができる。しかしながら、他の実施形態ではより多い又は少ない孔76を有するようにしてもよい。
さらに、本実施形態の多孔質メインボード16は、キャビネットの前又は後からアクセス可能な、1つ又は複数の(例えば複数の冗長な)ホットプラグ可能且つホットスワップ可能なスイッチボード18を装着するように構成してもよい。図2及び図7の実施形態を参照すると、中央の縦のミッドプレーン46Aはコネクタ52A及び52Bを介して一対のスイッチボード18B及び18Cに接続され、右側の縦のミッドプレーン56Aはコネクタ62を介してスイッチボード18Aに接続され、左側の縦のミッドプレーン66Aはコネクタ72を介してスイッチボード18Dに接続され得る。同様に、図2及び図7を参照すると、多孔質メインボード16の後面はスイッチボード18E〜Hに接続することができる。したがって、多孔質メインボード16は、その前面の4つのスイッチボード18A〜D及びその後面の4つのスイッチボード18E〜Hに、又はセルボードアレイ12当たり2つのスイッチボード18と接続するように構成することができる。当然のことながら、多孔質メインボード16は、他の実施形態で任意の数のスイッチボードに接続するように構成することもできる。有利なことに、いくつかの実施形態では、コンピュータシステム10が作動したまま、1つのスイッチボード18を取り外すことができるため、システム稼働時間が増す。さらに、スイッチボード18が多孔質メインボード16に接続される場合、システム10は空気管理のためのスペースが非常に少なくて済むので、システムの実装密度を増やすことができる。さらに、スイッチボード18はシステムの前又は後から分離することができるため、システムの保守サービス性が高まる。
図8は、多孔質メインボード16に接続できる例示的なスイッチボード18を示している。このスイッチボード18は、中央の縦のミッドプレーン46、右側の縦のミッドプレーン56、及び左側の縦のミッドプレーン66と協働して信号を縦にルーティングすることができる。スイッチボード18は、パッシブであってもアクティブであってもよい。例えば、スイッチボード18は、信号をアクティブにルーティングする論理回路78A及び78Bを有することができる。論理回路78A及び78Bは、スイッチボード18と通信可能に接続されたASIC又は「クロスバー」チップであってもよい。クロスバーチップは複数の入力データライン及び出力データラインにアクセスし、どの入力ラインをどの出力ラインに接続するかを内部再構成することができる。論理回路78A及び78Bは、スイッチボード18に接続されている装置(例えばセルボード23)間の情報のルーティングを調停することができる。2つの論理回路78A及び78Bを本実施形態によって採用することができるが、本発明による他の実施形態では、より多い又は少ない論理回路を採用してもよく、又は全く採用しなくてもよい。いくつかの実施形態では、放熱のためにヒートシンクが論理回路78A及び78Bに取り付けられてもよい。さらに、スイッチボード18はキャビネット間のファブリックコネクタ80A及び80Bを有することができる。これらのコネクタ80A及び80Bは、複数のキャビネットを接続することを可能にする。別な実施形態では、コネクタ80A及び80BをI/O接続に用いてもよい。コネクタ80A及び80Bは、例えば銅ワイヤ又は光ケーブルとして実装することができる。スイッチボード18は、当該スイッチボード18を多孔質メインボード16に接続するコネクタ82のアレイを有することもできる。したがって、コネクタ82は、中央の縦のミッドプレーン46のコネクタ52A及び52B、右側の縦のミッドプレーン56のコネクタ62、及び左側の縦のミッドプレーン66のコネクタ72と補完的に嵌合することができる。コネクタ82のアレイは、Tyco Electronics社(ペンシルバニア州ハリスバーグ所在)から入手可能なHMZdコネクタ、又はMolex社(イリノイ州ライル所在)から入手可能なGBXコネクタ、又は同様のコネクタにすることができる。
スイッチボード18は、その各種コネクタを論理回路78A及び78Bに通信可能に接続するルーティング回路層を有することができる。例えば、スイッチボード18は、各コネクタ82を各論理回路78A及び78Bに接続するルーティング回路層を備えることができる。これらのルーティング回路層は、異なる横のミッドプレーン38に接続されるセルボード23を互いに通信させることができる。別な実施形態では、スイッチボード18は一対の積み重ねられた多孔質ミッドプレーン16間に延び、この2つの間に信号をルーティングする。また、スイッチボード18は、例えば多孔質ミッドプレーン16と同一面の縦に積み重ねられた隣接するスイッチボード18を有するシステムの場合に、多孔質ミッドプレーン16の一部に延びることがあることにも留意されたい。換言すれば、複数の短いスイッチボードを端どうし突き合わせて配置することができる。
図9は、スイッチボード84の代替的な実施形態を示す。スイッチボード84は装置間の距離がより長いことに起因する、信号の長い待ち時間及び大きな減衰を軽減するようにさらなる論理回路を有することができる。スイッチボード18は、近接させて信号強度を上げ、コンポーネント間の距離を短くする4つの論理回路86A〜Dを有することができる。論理回路86A〜Dは、信号をアクティブにルーティングするクロスバーチップを有することができる。放熱のためにヒートシンクを論理回路86A〜Dに接続してもよい。スイッチボード84は、多孔質メインボード16に接続するコネクタ82を有してもよい。4つのファブリックコネクタ88A〜Dは論理回路86A〜Dと通信して、キャビネットにキャビネット接続又は他の入出力接続を行いやすくすることができる。
スイッチボード84は他の装置を通信可能に接続させるルーティング回路層を有してもよい。例えば、ルーティング回路層は論理回路86A〜86Dをコネクタ82のそれぞれに接続してもよい。さらに、ルーティング回路層は論理回路86A〜86Dを互いに通信可能に接続してもよい。例えば、ルーティング回路層は、論理回路86Bを論理回路86Dに接続してもよい。また、スイッチボード84内のルーティング回路層は、ファブリックコネクタ88A〜Dを論理回路86A〜Dの1つ又は複数に接続してもよく、例えば、ファブリックコネクタ88Cを論理回路86Cに接続してもよい。
再び図2を参照すると、本実施形態はモジュール式かつ拡張可能にできることに留意することが重要である。例えば、より少ない数のセルボード23を多孔質メインボード16に接続してもよい。さらに、多孔質メインボード16はより少ない又は多いセルボード23に接続できる可能性を持たせてもよい。例えば、多孔質メインボード16は、半分のサイズの横のミッドプレーン38を採用すること及び中央の縦のミッドプレーン46をなくすことによって、セルボードアレイ12の1つ又は2つに接続するようにできる。かかる一実施形態では、2つのセルボードアレイ12(1つはその前面に、1つはその後面にある)及び4つのスイッチボード18に接続することができる。さらに、図2の実施形態を、より大型のシステムに拡張することができる。例えば、セルボードアレイ12のサイズは、例えばより多くの横のミッドプレーン38を有する、より大型の多孔質メインボード16を有することによって大きくすることができる。より大型の別な実施形態では、コンピュータシステム10は、さらなるセルボードアレイ12を支持するようにより多くのコネクタを有する、より長い横のミッドプレーン38を有するようにしてもよい。
本発明による他の実施形態は、互いに直接接続されたセルボードアレイ12を採用することができる。例えば、図10は、一対のセルボードアレイ92A及び92Bを有するコンピュータシステム90を示す。各セルボードアレイ92A及び92Bは、複数の(例えば8つの)セルボード94A及び94B(まとめてセルボード94と呼ぶ)を有することができる。セルボードアレイ92A及び92B内のセルボード94は、例えば平行に縦に離間関係にあってもよい。セルボード94A及び94Bは、互いに通信可能に直接接続できる。例えば、セルボード94Aは、セルボード94Bに直接接続してもよい。同様に、セルボードアレイ92A及び92B内の他の水平な隣接するセルボード94A及び94Bは互いに直接接続してもよい。セルボード94A及び94Bは、セルボード94A及び94Bが直接通信する状態になるようにコネクタ96A及び96Bをそれぞれ有することができる。コネクタ96A及び96Bは、セルボード94A及び94Bを互いに通信可能に接続させる補完的なコネクタとすることができる。例えば、コネクタ96A及び96Bは、Tyco Electronics社(ペンシルバニア州ハリスバーグ所在)から入手可能なHMZdコネクタ、又はMolex社(イリノイ州ライル所在)から入手可能なGBXコネクタ、又は他の同様のもので良い。有利なことに、いくつかの実施形態では、セルボード94Aからセルボード94Bへの直接接続により待ち時間が短くなる傾向がある。
各セルボード94は、コンピューティング機能を持つコンポーネントを備えることができる。例えば、各セルボード94は複数の(例えば2つの)プロセッサを有することができる。プロセッサは、複数のメモリモジュールに接続されると共に互いに接続することもできる。さらに、セルボード94は、セルボード94のプロセッサ間で信号をルーティングさせると共にセルボード94に対して信号をルーティングするように複数の(例えば4つの)ASICを有することもできる。有利なことに、かかる構成は、システムのコンピューティング速度を高めることができる。いくつかのプロセッサは互いに直接接続することができる。例えば、同じセルボード94のプロセッサは、互いに接近していることにより高い帯域幅で通信することが可能であろう。同様に、互いに直接接続されたセルボード94のプロセッサは、互いに高帯域幅通信を用いることができる。ASIC及びプロセッサ又は他の高出力装置等のコンポーネントから放熱させるようにヒートシンクをセルボード94の各種コンポーネントに接続してもよいことにも留意されたい。
図10の実施形態は、セルボード94に対して信号を縦にルーティングするスイッチボード98A〜H(まとめてスイッチボード98と呼ぶ)を有することができる。コンピュータシステム10は複数の(例えば8つの)スイッチボード98を採用してもよい。しかしながら、本発明による他のシステムではより多い又は少ないスイッチボード98を用いてもよい。例えば、複数のスイッチボード98をセルボードアレイ92の数及びセルボード94のプロセッサの数の2倍としてもよい。スイッチボード98は、図8のスイッチボードに採用されるコネクタ82と同じにできるコネクタ100のアレイを介して、コンピュータシステム90に接続することができる。さらに、スイッチボード98は、セルボード94に対して信号をアクティブにルーティングするロジック回路102A〜Dを有することができる。論理回路102A〜Dは、ヒートシンクが取り付けられているクロスバーチップを有することができる。スイッチボード98はまた、論理回路102A〜Dをスイッチボード98の各種コネクタに通信可能に接続するルーティング回路層を有することができる。例えば、スイッチボード98は、各論理回路102A〜Dをコネクタ100のアレイの各コネクタに接続するルーティング回路を有することができる。
有利なことに、本実施形態のスイッチボード98は、前又は後から保守サービス可能であり、ホットプラグ可能であり、且つホットスワップ可能にできる。スイッチボード98は、コンピュータシステム90の前又は後から分離して取り外すことができるようにコンピュータシステム90に接続されていてもよい。さらに、コンピュータシステム90内のスイッチボード98の数は、1つのスイッチボード98が取り外されてもコンピュータシステム90が作動し続けることができるように冗長に選択することができる。
図10の実施形態は、セルボードアレイ92A及び92Bが互いに直接接続される余地を残すため、分割された多孔質メインボード16A及び16Bを採用することもできる。図11は、例示的な分割された多孔質メインボード16A及び16Bを示している。しかしながら、本発明による他の実施形態では、1つの分割された多孔質メインボード16A又は16Bを採用してもよいことに留意されたい。セルボードアレイ92A及び92B内の各セルボード94は、一対の横のミッドプレーン104A及び104Bのアレイの1つに接続することができる。横のミッドプレーン104Aは、横のミッドプレーン104Aをセルボード94のコネクタに通信可能に接続するコネクタ106A及び106Bを有することができる。同様に、横のミッドプレーン104Bは、セルボード94のコネクタと嵌合するコネクタ106C及び106Dを有することができる。したがって、各横のミッドプレーン104A及び104Bは、セルボードアレイ92A及び92B内のセルボードに直接接続することができる。さらに、横のミッドプレーン104A及び横のミッドプレーン104Bは、信号を縦にルーティングするようになっているコンポーネントに接続するコネクタを有することもできる。例えば、横のミッドプレーン104Aのコネクタ108A及び108B、並びに横のミッドプレーン104Bのコネクタ108C及び108Dは、信号を縦にルーティングするように構成されたコンポーネントに接続することができる。各横のミッドプレーン104A及び104Bは、信号を横にルーティングするルーティング回路層を有することができる。例えば、横のミッドプレーン104Aのルーティング回路層は、コネクタ106Aをコネクタ108Bに、また、コネクタ106Bをコネクタ108Aに通信可能に接続できる。同様に、横のミッドプレーン104Bのルーティング回路層は、コネクタ106Cをコネクタ108Dに、また、コネクタ106Dをコネクタ108Cに通信可能に接続できる。
図11の多孔質メインボード16A及び16Bは、信号を縦にルーティングすると共にセルボードアレイ92A及び92Bを支持するように、一対の右側の縦のミッドプレーン110A及び110B(まとめて右側の縦のミッドプレーン112と呼ぶ)と一対の左側の縦のミッドプレーン112A及び112B(まとめて左側の縦のミッドプレーン110と呼ぶ)を有することができる。一対の右側の縦のミッドプレーン110A及び110Bはそれぞれ、横のミッドプレーン104A及び104Bそれぞれのアレイに通信可能に接続することができる。右側の縦のミッドプレーン110は、横のミッドプレーン104A又は104Bのアレイのコネクタ108A又は108Dに接続するように構成されているコネクタ114のアレイを介して横のミッドプレーン104A及び104Bに接続することができる。同様に、左側の縦のミッドプレーン112A及び112Bは、横のミッドプレーン104B及び104Aそれぞれの一対のアレイに接続することができる。左側の縦のミッドプレーン112は、コネクタ108B又は108Cに通信可能に接続させるコネクタ116のアレイを介して接続することができる。さらに、右側の縦のミッドプレーン110及び左側の縦のミッドプレーン112はそれぞれ、セルボードアレイ92A及び92Bに直接接続するコネクタ120又は122のアレイを有することができる。
右側の縦のミッドプレーン110及び左側の縦のミッドプレーン112は、一対のスイッチボード98にそれぞれ接続されるコネクタ118A及び118Bのアレイを有することができる。コネクタ118A及び118Bは、スイッチボード98のコネクタ100のアレイに通信可能に接続するようにできる。さらに、右側の縦のミッドプレーン110及び左側の縦のミッドプレーン112は、ルーティング回路層を有し、それを介して信号が各種コネクタ間を通るようにできる。例えば、コネクタ114又は116のアレイの各コネクタは、コネクタ118A及び118Bのアレイの隣接するコネクタに接続できる。同様に、コネクタ120又は122のアレイの各コネクタは、コネクタ118A及び118Bのアレイの隣接するコネクタに接続できる。したがって、一対の右側の縦のミッドプレーン110は、一対の左側の縦のミッドプレーン112と協働して多孔質メインボード16Aと16Bとを互いに接続させることができる。
図12は、ラック、エンクロージャ、又はキャビネット124を有するコンピュータシステム10を示している。キャビネット124は、セルボード23を動作させるバルク出力ユニット126を有することができる。バルク出力ユニット126は、多孔質メインボード16を介してセルボード23に接続してもよく、又はセルボード23に直接接続してもよい。吸気ファン128Aのマトリックスがキャビネット124の前面に空気を吹き込み、排気ファン128Bのマトリックスがキャビネット124から空気を吹き出す。ファン128A及び128Bは共に、セルボード23の空気を循環させ、各自のコンポーネントを冷却する。有利なことに、ファン128A及び128Bは、多孔質メインボード16内に直接空気を吹き込み、両側に沿うプレナム又はベントの有無にかかわらず空気流を前から後へ流すことが可能になる。空気流が前から後に流れる場合、一連の密接配置されたキャビネット124を低温で動作させることができる。例えば、一連のキャビネット124は、1つのキャビネットの排気ファン128Bを別のキャビネットの吸気ファン128Aに向けることなく一列に配置できる。さらに、いくつかの実施形態では、吸気ファン128Aは、保守サービス作業の際に後部のファン128Bが停止しても空気を循環し続ける(この逆の場合もある)ことで、システム稼働時間を長くするのが容易である。キャビネット124は、図2の実施形態等、色々な配列のセルボードアレイ12を収容することができ、一実施形態では、例えば、図9のスイッチボードが図2の実施形態又は図10の実施形態に接続されている。
本発明による他の実施形態として、多孔質ミッドプレーン16の有無にかかわらず多孔質構造を形成することができる。例えば、他の実施形態は、スイッチボード18が互いに離間し、その間に横のミッドプレーン38のアレイを有することができる。すなわち、スイッチボード18は、多孔質構造を形成するように横のミッドプレーン38と縁どうしが直交した向きとすることができる。実施形態によっては、中央の縦のミッドプレーン46、右側の縦のミッドプレーン56、及び/又は左側の縦のミッドプレーン66を省いてもよいものもあるが、このことは、いずれかの他の特徴部を省いてもよいことを示唆するものではない。
本発明は各種変更形態及び代替的な形態が可能であるが、実施形態は図面では例として図示し、本明細書中で詳細に説明してきた。しかしながら、本発明は、開示された特定の形態に限定されることを意図しないものと理解されたい。本発明は、添付の特許請求の範囲によって規定されるすべての変更形態、均等物、及び代替形態を含むものとする。
10 コンピュータシステム
16 多孔質回路メインボード
18 スイッチボード
23 セルボード
34 セルボードコネクタ
62 スイッチボードコネクタ
76 空気通路
16 多孔質回路メインボード
18 スイッチボード
23 セルボード
34 セルボードコネクタ
62 スイッチボードコネクタ
76 空気通路
Claims (10)
- 前面と、後面と、前記前面と前記後面との間に延びる複数の空気通路とを有する多孔質回路ボードと、
前記多孔質回路ボードに接続されるセルボードコネクタと、
前記多孔質回路ボードに接続されるスイッチボードコネクタと
を備え、
前記スイッチボードコネクタは、スイッチボードを前記多孔質回路ボードの前記前面に対して前方、前記後面に対して後方へ着脱可能に接続することを特徴とするコンピュータシステム。 - 前記多孔質回路ボードは、離間関係に接続される複数の回路ボードを備え、前記複数の空気通路が、前記複数の回路ボードの間の空間を有することを特徴とする請求項1に記載のコンピュータシステム。
- 前記複数の回路ボードは、前記前面に配置される前面多孔質回路ボードと、前記後面に配置される後面多孔質回路ボードを有することを特徴とする請求項2に記載のコンピュータシステム。
- 前記複数の回路ボードは、前記前面多孔質回路ボードと前記後面多孔質回路ボードとの間に中間ボードを有することを特徴とする請求項3に記載のコンピュータシステム。
- 多孔質構造部を介して空気流ができることと、
前記多孔質構造部に対して前方向又は後方向にスイッチボードを着脱可能に支持していることとを有することを特徴とするコンピュータシステムの動作方法。 - 前記空気流の向きは前方向又は後方向であることを特徴とする請求項5に記載のコンピュータシステムの動作方法。
- 前記多孔質構造部は多孔質回路ボードを有することを特徴とする請求項5に記載のコンピュータシステムの動作方法。
- 多孔質メインボードであって、前記多孔質メインボードの前面又は後面、若しくは前記前面及び前記後面に配置される複数のコネクタを備えている前記多孔質メインボードを提供することを含み、前記複数のコネクタは、前記多孔質メインボードの前記前面又は前記後面、若しくは前記前面及び前記後面から着脱できるように複数のスイッチボードを接続することを特徴とするコンピュータシステムの製造方法。
- 複数のスイッチボードを備えている複数のボードを設けることを含み、前記複数のボードは、前記多孔質メインボードとホットプラグ可能であることを特徴とする請求項8に記載のコンピュータシステムの製造方法。
- 前記多孔質メインボードを設けるステップは、複数の離間した回路ボードを設けることを有することを特徴とする請求項8に記載のコンピュータシステムの製造方法。
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