JP2007299314A - 掲示部材、この掲示部材を用いた管理方法及び管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】現場で作業する複数のグループを管理する管理人が、各作業者の作業状況を効率的に把握して、トラブル等の早期解決を可能にすることができる掲示部材、この掲示部材を用いた複数のグループの管理方法及び管理システムを提供するものである。
【解決手段】2枚の板状部材11、12が隙間を開けて平行に配設され、これらの板状部材の上記隙間に上下方向に向けて配設される複数の細長状の仕切部材13が厚さ方向に一定の間隔を開けて平行に配設され、かつ上記板状部材の隙間の下部であって、各上記仕切部材の下端部に臨む位置に沿って配設された底板部材14が上記仕切部材の並び方向に向けて移動自在に設けられてなる立体ボード1を備えた掲示部材とした。また、上記2枚の板状部材、上記仕切部材及び上記底板部材とによって構成される各筒状部15に充填する複数色のカラー部材2を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数のグループがそれぞれ異なる現場に出向いて仕事をする際に用いられる管理用の掲示部材及び、この掲示部材を用いた上記複数のグループの管理方法並びにこの管理方法を利用した管理システム等に関するものである。
電話回線やインターネット回線等の回線取付工事は、複数のグループが出先事務所からそれぞれ異なる現場に出向いて、個別に作業を進めることにより行われており、多くのグループは、一日に多数の現場において上記作業を行っている。
一方、これらの複数のグループを管理する管理担当者は、各出先事務所において複数のグループを統括し、現場の管理責任を有する工事長及びこの工事長の仕事を補佐する安全専任者や複数の出先事務所を統括している支店等に所属する社員等である。
そして、これらの管理担当者は、各出先事務所に常駐する工事長や安全専任者が、現場での作業を終えて上記出先事務所に戻った各グループの作業員から日々の作業状況やトラブルの発生の有無等を個別に聞くことにより、各グループの作業状況が良好であるか否か等を把握している。
しかしながら、工事長や安全専任者が全てのグループの作業状況を個別に聞くことは、多大な時間を要し、効率的でないという問題がある。
また、支店等に所属する社員は、作業員と勤務地が異なるために、工事長や安全専任者から報告を受けない限り、日々の作業状況を把握することができず、各現場でのトラブル等の対応が遅くなりやすいという問題があった。
これに加えて、社員は、当日の作業グループ数、工事量、作業者のスキル等の作業実態も工事長や安全専任者に確認をしなければ把握することができず、これらの作動実態のデータを基にして、回線取付工事の性能、安全性や稼働調整等に対する戦略的なアクションを検討しにくい状況にあるという問題がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、現場で作業する複数のグループを管理する管理人が、各作業者の作業状況を効率的に把握して、トラブル等の早期解決を可能にすることができる掲示部材、この掲示部材を用いた複数のグループの管理方法及び管理システムを提供するものである。さらに、この管理方法を利用して、作業員と勤務地が異なる社員等が管理人であっても、容易に作業状況及び作業実態を把握することができる管理システムを提供することを課題とするものである。
すなわち、請求項1に記載の管理用の掲示部材は、2枚の板状部材が隙間を開けて平行に配設され、これらの板状部材の上記隙間に上下方向に向けて配設される複数の細長状の仕切部材が厚さ方向に一定の間隔を開けて平行に配設され、かつ上記板状部材の隙間に、上記仕切部材の下端部に沿って配設された底板部材が上記仕切部材の並び方向に向けて移動自在に設けられてなる立体ボードと、上記2枚の板状部材、上記仕切部材及び上記底板部材とによって構成される各筒状部に充填する複数色のカラー部材とを有することを特徴としている。
ここで、上記カラー部材としては、例えば、複数色のピンポン球等の球体又は直方体のものが使用可能であり、上記筒状部内に仕切部材に沿って充填され、底板部材を移動させる際に、底板部材の移動が妨げられない程度の軽量のものであれば足りるものである。
また、請求項2に記載の発明は、複数のグループがそれぞれ異なる現場に出向いて、それぞれが少なくも一箇所以上の上記現場において仕事をする場合の上記複数のグループの管理方法であって、請求項1に記載の管理用の掲示部材を用いて、上記複数のグループがそれぞれ上記仕事を終了えた際に、各グループに対応するグループ札をそれぞれ異なる上記筒状部に対応する位置に配置するとともに、このグループ札を配置した筒状部に各仕事の出来具合が良い場合には第1の色のカラー部材を入れるとともに、各仕事の出来具合が悪い場合には第1の色と異なる第2の色のカラー部材を入れることにより、上記複数のグループを管理する管理人が上記仕事数だけ充填された上記カラー部材をチェックすることを特徴としている。
さらに、請求項3に記載の発明は、全ての上記グループは、上記1箇所以上の現場に出向く際に、それぞれ各グループに対応する上記グループ札を上記立体ボードの外部に設けられ、上記現場で仕事をしているグループを表示する出動状況申告ボードに配置するとともに、新人等の上記仕事に不慣れな作業員が属する場合には、このグループ札に注意マークを記すことを特徴としている。
ここで、上記グループは、一人以上の作業員によって構成されており、新人等の上記仕事に不慣れな人が属する場合とは、一人でも不慣れな作業員が属していることを意味する。
さらにまた、請求項4に記載の発明は、全ての上記グループは、上記仕事が早く終了したグループから順に、上記立体ボードの一端部側の上記筒状部から他端部側の上記筒状部に向けて各グループに対応する上記グループ札をそれぞれ配置するとともに、上記一端部側から上記他端部側に向けて順次大きくなるように各筒状部にそれぞれ割り当てられているナンバーのうち上記グループ札を配置した上記筒状部のナンバーが記載されているグループ番号表示部材を、上記立体ボードの外部に設けられ、一定時間毎に規則的に枠が区切られている終了時間申告ボードに、上記終了時間に従って配置することを特徴としている。
請求項5に記載の管理システムは、全ての上記グループが上記現場に向かった後に撮影した請求項3に記載の出動状況申告ボード、全ての上記グループが上記仕事を終了した後に撮影した請求項2に記載のカラー部材が仕事数だけ充填された立体ボード及び請求項4に記載のグループ番号表示部材が配置された終了時間申告ボードをそれぞれ記憶させる記憶手段と、この記憶手段に記憶された上記出動状況申告ボード、上記立体ボード及び上記終了時間申告ボードが電気通信回線を利用して表示される表示手段とを有することを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、複数のグループがそれぞれ異なる現場に出向いて、それぞれが少なくも一箇所以上の上記現場において仕事をする場合の上記複数のグループの管理システムであって、上記グループがそれぞれ上記現場に出向く際に操作する出動管理入力手段と、上記グループが仕事を終えた際に操作する終了時間入力手段と、上記グループが各仕事の出来具合を上記仕事数だけ入力する自己評価入力手段とを有するとともに、上記複数のグループに属する者の上記仕事の技量情報を記憶する技量情報記憶手段と、この技量情報記憶手段に記憶された技量情報及び上記出動管理入力手段によって入力された現場に出向いた各グループを関連付けさせる関連付け手段とを有し、かつこれらの出動管理入力手段によって入力された上記現場に出向いたグループ情報とともに、上記グループに新人等の上記仕事に不慣れな人が属する場合には、上記関連付け手段によって上記グループに関連付けされた注意情報を表示する出動グループ情報表示手段と、上記終了時間入力情報によって入力された上記仕事の終了時間とともに、上記自己評価入力手段によって入力された上記仕事の出来具合が上記仕事数だけ色分け表示される仕事結果表示手段とを有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、2枚の板状部材の隙間に、上下方向に向けて複数の細長状の仕切部材を一定の間隔を開けて平行に配設し、かつ板状部材の隙間に、各仕切部材の下端部に沿って底板部材を配設して立体ボードを構成したため、上記2枚の板状部材、上記仕切部材及び上記底板部材によって構成される各筒状部に複数色のカラー部材を入れることができる。
このため、このような管理用の掲示部材を用いることによって、複数のグループがそれぞれ各仕事を自己評価して、その評価に基づき予め定められたルールに従って特定の色のカラー部材を仕事数だけ筒状部に入れることにより、作業状況を効率的に表示することができる。その結果、管理人は、カラー部材が充填された立体ボードを見ることにより、全てのグループの作業状況を効率的に把握することができるとともに、カラー部材によって仕事の出来具合が悪かったことを示しているグループと面談することのみによって、早期にトラブル等に対応することができる。
一方、底板部材を仕切部材の並び方向に沿って移動させることにより、複数色のカラー部材を全て取り出すことができる。このため、各グループが一旦、充填したカラー部材を取り出し、他の色のカラー部材を入れ直すことにより自己評価が訂正されることを防止できる。
また、このカラー部材としては、軽量であるとともに、多く流通しているピンポン球が好適に用いられる。このピンポン球は、大きさの観点においても、手にする際及び視覚で認識する際に適度な大きさであり、かつ球体であることから底板の下方に傾斜部材を設けて、傾斜部材の傾斜面の下端部に臨む位置に容器を設置することにより全て回収できる点においても好適である。
請求項2に記載の発明によれば、全てのグループは、上記仕事が終了した際に、各グループに対応するグループ札をそれぞれ異なる筒状部に対応する位置に配置するとともに、このグループ札を配置した筒状部に各仕事の出来具合が良い場合には第1の色のカラー部材を入れるとともに、各仕事の出来具合が悪い場合には第1の色と異なる第2の色のカラー部材を入れることにより、作業数及び作業の出来具合等の作業状況を表示して、複数のグループを管理する管理人に効率的に報告することができる。一方、管理人は、筒状部内に入れられた各グループの仕事数だけ充填されたカラー部材をチェックすることにより、仕事数と仕事の出来具合等の作業状況等とを判断することができる。このため、このデータを長期的に集計することにより、例えば、仕事数に対するグループ数を調整する等戦略的なアクションを検討することができる。
また、第2のカラー部材が入っているグループに個別の聞き取り調査を行うことにより、早期に問題の洗い出しを行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、上記複数のグループの全てが現場に出向く際に、上記グループ札を上記立体ボードの外部に設けられた出動状況申告ボードに配置するとともに、新人等の仕事に不慣れな人が属する場合には、このグループ札に注意マークを記すことにより、複数のグループを管理する管理人に注意を促すことができる。一方、管理人は、出動状況申告ボードを確認することにより、出動グループ数と不慣れな人が属するグループとを直ぐに判別して、現場のパトロールに出る際に、見回りすべきグループを即座に把握することができる。
請求項4に記載の発明によれば、仕事が早く終わったグループから遅く終わったグループまでの作業状況が立体ボードの一端部から他端部に向けて順に掲示されるため、グループの能力に応じた現場の割り振り等を容易に検討することができる。
さらに、全てのグループが終了時間申告ボードに筒状部のナンバーが記載されているグループ番号表示部材を終了時間に従って配置するため、管理人は、遅い時間や早い時間の枠内のグループ番号表示部材の有無等を確認することにより、隣接する現場や遠い現場の割り振りのバランスについて検討することができる。
請求項5に記載の発明によれば、記憶手段に記憶されている全てのグループが上記現場に向かった後に撮影した出動状況申告ボードや、全てのグループの仕事が終了した後に撮影した管理用の掲示部材及び終了時間申告ボードを電気通信回線を利用して表示させる表示手段を有するため、掲示部材等が設置されている場所と異なる勤務地の管理人も、容易に各出先事務所の作業実態及び作業状況を把握することができる。
請求項6に記載の発明によれば、予め、技量情報手段にグループに属する者の技量情報を記憶させておくと、上記グループがそれぞれ現場に出向く際に、出動管理入力手段を操作することにより、現場に出向いたグループ情報とともに、関連付け手段によって、各グループに不慣れな人が属する場合にはグループに関連付けされた注意情報が出動グループ情報表示手段に表示される。このため、管理人は、グループ数と不慣れな人が属するグループとを直ぐに判別することができ、現場のパトロールに出る際に、見回りすべきグループを即座に把握することができる。
また、各グループは、上記仕事を終えた際に、上記終了時間入力手段を操作するとともに、上記自己評価入力手段を操作して各仕事の出来具合を仕事数だけ入力することによって、仕事結果表示手段に終了時間とともに、仕事数と仕事の出来具合等の作業状況とを色分け表示して、管理人に効率的に報告することができる。一方、管理人は、仕事の出来具合が悪いことを表示しているグループに聞き取り調査を行うことにより、早期に問題の洗い出しを行うことができる。これに加えて、このデータを長期的に集計することにより、例えば、仕事数に対するグループ数の調整等の戦略的なアクションを検討することができる。
以下、本発明に係る管理用の掲示部材、この掲示部材を用いて、それぞれが異なる現場に仕事をする複数のグループの管理方法及びこの管理方法を利用した管
理システムについて、図1ないし図4を用いて、説明する。
まず、本実施形態の管理用の掲示部材について、図1ないし図3を用いて説明する。
本実施形態の管理用の掲示部材は、立体ボード1と、この立体ボード1に投入されるピンポン球(カラー部材)2とによって概略構成されている。
この立体ボード1は、矩形状の前面板(板状部材)11と、この前面板11に対向して配設された矩形状の背面板(板状部材)12とが設けられている。そして、前面板11及び背面板12は、それぞれ長手方向が水平に、かつ短手方向が垂直に向けて配設されており、前面板11及び背面板12の長手方向の両端部の隙間に、それぞれ垂直に配設された細長板状の隔壁部材16の板幅を介して、平行に配設されている。
この背面板12は、下部12bを除く、表示部12aの表面色がピンポン球2と異なる色を有しており、本実施形態ではピンポン球2とのコントラストが明確になる白色のプラスチック板により構成されている。
また、背面板12の表示部12aには、垂直方向に向けて浅い溝12cが形成されている。この溝12cは、水平方向に一定の間隔(例えば42mm間隔)を開けて複数本(図中では23本)が平行に形成されている。そして、これらの溝12cに、前面板11及び背面板12の隙間と同一の幅を有する細長板状の仕切部材13がそれぞれ嵌合している。
この仕切部材13は、長手方向の長さが溝12cの長さと同一の無色透明のプラスチック板によって構成されている。そして、一方の側部が溝12c内に配設されることにより、背面板12と一体的に設けられており、その幅方向を前面板11及び背面板12の板面方向に対して垂直に向けて設けられている。
また、前面板11及び背面板12は、それぞれ表示部11a、12aの下端部に、仕切部材13の下端部に沿って、隙間方向に突出するレール11d、レール12dが仕切部材13の下端部を上方に臨む位置に水平に設けられている。
そして、このレール11d、12d上には、前面板11及び背面板12の隙間と同一の幅を有する細長板状の底板部材14が載置されている。
この底板部材14は、長手方向の長さが前面板11及び背面板12の長手方向の長さと略同一であり、下部両側部に、それぞれレール11d、12dに対応するように切り欠き段部14aが形成されている。また、移動方向側の先端部には、把手14bが取り付けられており、仕切部材13の並び方向に向けて移動自在に設けられている。
これにより、前面板11、背面板12、仕切部材13及び底板部材14によって、ピンポン球2が充填可能な筒状部15が水平方向に向けて複数設けられている。
ところで、前面板11は、無色透明のプラスチック板により構成されており、上端部がピンポン球の直径相当分だけ切り取られていることにより、各筒状部15の投入口xが形成されている。また、表示部11aに、各筒状部15に充填されたピンポン球をカウントしやすいように水平方向にライン11cが2本引かれている。さらに、表示部11aの上部には、前方に突出する係合部材11eが設けられており、この係合部材11eは、各筒状部に対応する位置に札を掲示するための係合穴が穿設されている。また、下部11bには、フック11fが各筒状部に対応する位置に横一列に複数配設されている。
他方、背面板12の上端部には、各筒状部15の投入口xに臨む位置にそれぞれ1つのナンバーが底板部材14の移動方向の反対側の一端部から他端部に向けて、順に大きくなるように記されている。
また、前面板11の下部11b及び背面板12の下部12bには、外観略直角三角形の板厚状の傾斜具17を備えたピンポン球2の取り出し機構が設けられている。
この傾斜具17は、その板厚が前面板11及び背面板12の隙間と同一であり、その垂直面が底板部材14の移動方向の反対側の隔壁部材16と一体的に設けられている。また、その底面が前面板11及び背面板12の隙間の下端部に水平に延在しており、この底面と斜面とが前面板11及び背面板12の外方において接する外観直角三角形の先端部を、前面板11及び背面板12の側面に沿って切断することによって構成されている。
これにより、底板部材14を移動させると、図3に示すように、各筒状部15からピンポン球2が落下して、傾斜具17の傾斜面に沿って転がり落ちるようになっている。
一方、ピンポン球2は、筒状部15に充填可能な直径を有する青色、黄色、赤色及び緑色のものが用いられる。
次いで、複数のグループがそれぞれ異なる現場で回線取付工事(仕事)をする場合に、上述の管理用の掲示部材を用いて、これらの複数のグループを管理する管理方法の実施形態を、図4を用いて説明する。
本実施形態の管理方法は、各センターに出勤した回線取付工事を行う作業者に、工事長からグループ毎にグループ札を手渡すことから始まる(1AB)。このグループ札は、矩形状のプラスチック板の上部に穴が形成され、表面には各グループに対応するグループ名が記載されている。
そして、グループ札が手渡されたグループは、新人が属する場合には、表面下部に新人マーク(注意マーク)のシールを貼り、当日の回線取付工事に関して新人以外の不慣れな者が属する場合には、表面下部に訓練マーク(注意マーク)のシールを貼る。
一方、立体ボード1が設置されている壁面に同ボード1と並んで現場で回線取付工事をしているグループを表示する出動状況申告ボードが設置されており、この出動状況申告ボードは、上記壁面に二列に並べて設けられた複数のフックによって構成されている。
次いで、各グループは、現場に出向く際に、このグループ札の穴を壁面に設けられたフックに掛けることにより、グループ札を規則的に並べて掲示する(2A)。これにより、各グループのグループ札は、出動状況申告ボードに規則的に配設され、これらのグループを管理する安全専任者(管理人)は、出動状況申告ボードを一目確認することにより、出動グループ数と不慣れな人が属するグループとを直ちに判別する。その際、併せて、出動状況申告ボードをデジタルカメラで撮影しておく(1C)。
次いで、不慣れな人が属するグループが行っている回線取付工事を重点的に見回り、確認する安全パトロールを実施し(2C)、帰着後に安全パトロールを実施したグループのグループ札の上に、パトロール実施と記載されているパトロール実施札を掛ける(3C)。
そして、各グループは、一日の現場での回線取付工事が終えると、順にセンターに帰着し(3A)、出動状況申告ボードに配置した自らのグループ札を取り、立体ボード1の下部11bの表面に設けられたフック11fに、早く戻ったグループから順にグループ札を底板部材の移動方向の反対側の一端部から他端部に向けて掛けていく(4A)。それとともに、このグループ札を掛けた筒状部15に、各回線取付工事の出来具合に満足している場合(良い場合)には青色のピンポン球、各回線取付工事の出来具合が普通である場合には黄色のピンポン球、各回線取付工事の出来具合に不満足である場合(悪い場合)には赤色のピンポン球を工事数だけ投入口xから入れていく(5A)。さらには、駐車違反等のモラルに反する行為等、現場以外において問題があった場合には、緑色のピンポン球を入れておく(6A)。加えて、各グループのグループ札の上にパトロール実施札が掛けられている場合には、このパトロール札の上部に設けられた逆U字状のフックを、ピンポン球を入れた筒状部15に対応する係合部材11eに掛ける。
他方、立体ボード1の外部に、18時から24時までの時間を15分刻みで規則的に区切った枠と、この枠外に18時前の欄とが設けられている磁着可能な帰着時間申告ボード(終了時間申告ボード)が設けられている。
各グループは、筒状部に工事数だけピンポン球を充填した後に、この筒状部に対応するナンバーが記載されている磁石(グループ番号表示部材)を、帰着時間申告ボードのセンターに帰着した時間(終了時間)の枠内に配置する(7A)。
これにより、これらのグループを管理する安全専任者や工事長などの管理人は、
工事数と回線取付工事の出来具合や問題となることがなかったかを確認する。その際、安全専任者は、立体ボード及び帰着時間申告ボードをデジタルカメラで撮影しておく(4C)。また、工事長は、赤色のピンポン球又は緑色のピンポン球が入っているグループとの面談を実施し、報告書を作成し(2B)、この報告書を支店に提出する。それとともに、必要があれば、現場のお客様のところに出向く等のお客様に対する対応を実施し(3B)、支店に報告書とともに報告する。
次いで、上述の管理方法を利用したシステムについて、説明する。
本実施形態のシステムは、全てのグループが現場に出向いた後に、デジタルカメラで撮影した出動状況申告ボード(1C)と、全てのグループが帰着した後に、デジタルカメラで撮影したピンポン球が充填された立体ボード及び帰着時間に磁石が配設された帰着時間申告ボード(4C)とを記録可能なサーバ装置(記録手段)を有する。
さらには、このサーバ装置に電気通信回線を利用して接続可能なパーソナルコンピュータ(表示手段)を有し、このパーソナルコンピュータとサーバ装置とによって構成されている。
このため、作業員と異なる勤務地に勤務している管理人も、パーソナルコンピュータを利用して出動状況申告ボード、立体ボード及び帰着時間申告ボードを確認することにより、各センターの作業実態及び作業状況を把握している。
次いで、本発明に係る他の管理システムについて、説明する。
本実施形態の管理システムは、時計が内蔵されており、予め各グループに属する者の回線取付工事の技量情報を入力して、記憶させておく技量記憶手段が設けられている。
さらに、作業員が現場に向かう際に各グループを特定するグループ認識ボタン(出動管理入力手段)が設けられており、このグループ認識ボタンを押すことにより、現場に出向いたグループの情報とともに、関連付け手段によって、各グループに新人が属する場合には新人マーク(注意情報)、各グループに新人以外の不慣れな者が属する場合には不慣れな作業(注意情報)がそれぞれ表示される画面を備えた出動グループ情報表示手段を有している。
これにより、管理人は、グループ数と不慣れな人が属するグループとを直ぐに判別して、現場のパトロールに出る際に、見回りすべきグループを即座に把握する。
さらに、発光体がマトリックス状に多数配列された立体発光ボード(仕事結果表示手段)を有している。この発光体は、立体発光ボードの中央部に設けられており、それぞれ青色、黄色、赤色及び緑色の発光ダイオードを備えている。
また、立体発光ボードは、その下端部に、上下方向に向けて配設された各列の発光体にそれぞれ対応するように、グループ名が表示されるグループ表示手段が設けられている。
このため、各グループは、帰着した際にも同様にグループ認識ボタン(終了時間入力手段)を押すことにより、帰着した順番に立体発光ボードの一端部側から他端部側に向けてグループ表示手段に帰着時間とともにグループ名が表示される。さらに、自己評価に基づいて対応する評価ボタン(自己評価入力手段)を工事数だけ押すことによって、上述の立体ボードと同様に、各グループ札が表示された列の発光体が工事数だけ青色、黄色又は赤色に発光するようになっている。
加えて、現場の回線取付工事以外で問題となるようなことがあった場合には、トラブルボタンを押すことにより、発光体が緑色に発光するようになっている。
このため、各グループは、立体発光ボードを利用して、仕事結果表示手段に終了時間とともに、仕事数と仕事の出来具合等の作業状況とを色分け表示して、管理人に効率的に報告する。一方、管理人は、赤色や緑色の発光体が点灯しているグループに聞き取り調査を行うことにより、早期に問題の洗い出しを行うとともに、このデータを長期的に集計することにより、例えば、仕事数に対するグループ数を調整する等の戦略的なアクションを検討する。
本実施形態の立体ボードによれば、前面板11の上端部を背面板12の上端部の一段下に位置するように設けることによって、前面板11の上方に投入口xを形成したため、容易にピンポン球2を投入口xから入れることができる。
また、このピンポン球2として、青色、黄色、赤色及び緑色のものを用いたため、白色の背面板12に対するコントラストが明確であるとともに、各ピンポン球同士のコントラストも明確である。このため、各グループが各回線取付工事を自己評価して、これらの色のピンポン球を入れることによって、管理担当者が作業状況を一目で容易に判別できるように表示することができる。
また、回線取付工事の評価が2段階評価の場合には回線取付工事の出来具合に不満足な場合には、問題がなくて不満足のピンポン球を投入することとなり、不満足のピンポン球の数が多くなることから、面談の回数が必要以上に増加して、作業者を効率的に管理することができないことがある。
そこで、本実施形態の管理方法によれば、回線取付工事の出来具合に満足している場合には青色のピンポン球、回線取付工事の出来具合が普通である場合には黄色のピンポン球、回線取付工事の出来具合に不満足である場合には赤色のピンポン球を入れることする3段階評価としたため、回線取付工事の出来具合に満足していなくても、出来具合に問題がない場合には黄色のピンポン球を入れることができ、また出来具合に問題がある場合には赤色のピンポン球を入れることができる。
このため、管理担当者は、赤色のピンポン球のみを確認して面談することによって、効率的に問題を処理することができる。
加えて、現場以外において問題があった場合には、緑色のピンポン球が入れられるため、現場以外での問題に対しても早期に対応することができる。さらには、工事数、回線取付工事の出来具合の3段階評価及び現場以外での問題等のデータを長期的に集計することにより、例えば、作業員の配置等の戦略的なアクションを検討することができる。
一方、ピンポン球は、早く帰着したグループから順に、底板部材の移動方向の反対側の一端部の筒状部から他端部の筒状部に投入する。このため、隣接する現場や遠い現場の割り振りのバランス、グループの能力に応じた現場の割り振り等を容易に検討することができる。また、底板部材14を移動させると、少なくとも先に投入したグループのピンポン球が自分のグループのピンポン球とともに確実に落下するため、自分のグループのピンポン球を取り出して、自己評価を訂正することを阻止できる。
また、上述の実施形態の管理システムは、デジタルカメラで撮影した出動状況申告ボード(1C)、立体ボード及び帰着時間申告ボード(4C)を記録可能なサーバ装置と、このサーバ装置に電気通信回線を利用して接続可能なパーソナルコンピュータを有するため、作業員と異なる勤務地に勤務している管理人もパーソナルコンピュータを利用して、出動状況申告ボード、立体ボード及び帰着時間申告ボードを確認することができる。このため、作業員と異なる勤務地に勤務する管理人であっても、タイムラグなく対応できるため、早期に問題等を処理することができる。
なお、本発明は、上述の実施の形態に何ら限定されるものではなく、例えば、サーバ装置に記憶されるデータが出動状況申告ボード等のデジタルカメラによる静止画撮影でなく、ウェブカメラによる動画等であってもよい。
本発明に係る立体ボードの一実施形態を示す斜視図である。 (a)は図1の一部破断正面図であり、(b)は図1の側面図である。 図1の立体ボードの底板部材を移動させた際の状態説明図であり、一部破断正面図である。 本発明に係る管理方法を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 立体ボード
2 ピンポン球(カラー部材)
11 前面板
12 背面板
13 仕切部材
14 底板部材
15 筒状部

Claims (6)

  1. 2枚の板状部材が隙間を開けて平行に配設され、これらの板状部材の上記隙間に上下方向に向けて配設される複数の細長状の仕切部材が厚さ方向に一定の間隔を開けて平行に配設され、かつ上記板状部材の隙間に、上記仕切部材の下端部に沿って配設された底板部材が上記仕切部材の並び方向に向けて移動自在に設けられてなる立体ボードと、上記2枚の板状部材、上記仕切部材及び上記底板部材とによって構成される各筒状部に充填する複数色のカラー部材とを有することを特徴とする掲示部材。
  2. 複数のグループがそれぞれ異なる現場に出向いて、それぞれが少なくも一箇所以上の上記現場において仕事をする場合の上記複数のグループの管理方法であって、
    請求項1に記載の管理用の掲示部材を用いて、上記複数のグループがそれぞれ上記仕事を終えた際に、各グループに対応するグループ札をそれぞれ異なる上記筒状部に対応する位置に配置するとともに、このグループ札を配置した筒状部に各仕事の出来具合が良い場合には第1の色のカラー部材を入れるとともに、各仕事の出来具合が悪い場合には第1の色と異なる第2の色のカラー部材を入れることにより、上記複数のグループを管理する管理人が上記仕事数だけ充填された上記カラー部材をチェックすることを特徴とする複数のグループの管理方法。
  3. 全ての上記グループは、上記1箇所以上の現場に出向く際に、それぞれ各グループに対応する上記グループ札を上記立体ボードの外部に設けられ、上記現場で仕事をしているグループを表示する出動状況申告ボードに配置するとともに、新人等の上記仕事に不慣れな作業員が属する場合には、このグループ札に注意マークを記すことを特徴とする請求項2に記載の複数のグループの管理方法。
  4. 全ての上記グループは、上記仕事が早く終了したグループから順に、上記立体ボードの一端部側の上記筒状部から他端部側の上記筒状部に向けて各グループに対応する上記グループ札をそれぞれ配置するとともに、上記一端部側から上記他端部側に向けて順次大きくなるように各筒状部にそれぞれ割り当てられているナンバーのうち上記グループ札を配置した上記筒状部のナンバーが記載されているグループ番号表示部材を、上記立体ボードの外部に設けられ、一定時間毎に規則的に枠が区切られている終了時間申告ボードに、上記終了時間に従って配置することを特徴とする請求項3に記載の複数のグループの管理方法。
  5. 全ての上記グループが上記現場に向かった後に撮影した請求項3に記載の出動状況申告ボード、全ての上記グループが上記仕事を終了した後に撮影した請求項2に記載のカラー部材が仕事数だけ充填された立体ボード及び請求項4に記載のグループ番号表示部材が配置された終了時間申告ボードをそれぞれ記憶させる記憶手段と、この記憶手段に記憶された上記出動状況申告ボード、上記立体ボード及び上記終了時間申告ボードが電気通信回線を利用して表示される表示手段とを有することを特徴とする管理システム。
  6. 複数のグループがそれぞれ異なる現場に出向いて、それぞれが少なくも一箇所以上の上記現場において仕事をする場合の上記複数のグループの管理システムであって、
    上記グループがそれぞれ上記現場に出向く際に操作する出動管理入力手段と、
    上記グループが仕事を終えた際に操作する終了時間入力手段と、上記グループが各仕事の出来具合を上記仕事数だけ入力する自己評価入力手段とを有するとともに、上記複数のグループに属する者の上記仕事の技量情報を記憶する技量情報記憶手段と、この技量情報記憶手段に記憶された技量情報及び上記出動管理入力手段によって入力された現場に出向いた各グループを関連付けさせる関連付け手段とを有し、かつ
    これらの出動管理入力手段によって入力された上記現場に出向いたグループ情報とともに、上記グループに新人等の上記仕事に不慣れな人が属する場合には、上記関連付け手段によって上記グループに関連付けされた注意情報を表示する出動グループ情報表示手段と、上記終了時間入力情報によって入力された上記仕事の終了時間とともに、上記自己評価入力手段によって入力された上記仕事の出来具合が上記仕事数だけ色分け表示される仕事結果表示手段とを有することを特徴とする管理システム。
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