JP2007299222A - データ更新方法、データ更新プログラム、及びそれらを用いた情報端末装置 - Google Patents

データ更新方法、データ更新プログラム、及びそれらを用いた情報端末装置 Download PDF

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Abstract

【課題】書き換え可能な記憶素子に格納されるプログラムやデータの更新時において、更新するデータの誤り検出の誤判定を回避するデータ更新方法を提供する。
【解決手段】記憶素子が保持する第1のデータを第2のデータへ書き換える際に更新データを用いて書き換えを行うデータの更新方法であって、更新データは、前記第1のデータの計算領域情報と計算値とを有し、前記更新データが有する前記計算領域情報に基づいて前記第1のデータから算出した値と、前記更新データが有する計算値とを比較し、比較結果に応じて、前記更新データを用いて前記第2のデータへ書き換えることを特徴とするデータ更新方法。
【選択図】図4

Description

本発明は、書き換え可能な記憶素子に格納されるプログラムやデータを更新する方法、更新プログラム、及びそれらを用いた情報端末装置に関する。
従来、電子機器等に使用されるほとんどの組み込みシステムには、動作用のプログラムや各種データ(以後、データと示す)が記憶素子に格納されている。最近は、そのデータをフラッシュメモリ等書き換え可能なデバイス上に格納している。そのデータを更新することで、不具合の修正や機能追加及び機能変更をすることが日常的に行われている。
組み込みシステム内のフラッシュメモリに格納されているデータを更新する場合、外部から更新データを組み込みシステム内に読み込み、フラッシュメモリに格納されているデータを更新する。その時、更新されるデータと更新データの適応可否判定や更新データの書き込み成否判定に、チェックサムが利用されている。
チェックサムとは、データの誤り検出方法の一つである。チェックサムは、更新するデータを分割し、各ブロックのデータを数値化して合計したものである。予め計算されたチェックサムを含む更新データが送信され、更新されるデータから算出されたチェックサムの計算結果と比較される。その結果に応じて更新データの整合性が検査される。チェックサムの演算は、先頭から順番にデータの値を加算するだけでよいというシンプルなものであるため、その演算専用にハードウェアを用意する必要がない。従って、データの照合やエラー検出方法として広く使用されている。
チェックサムと同様の誤り検出方法として、CRC(Cyclic Redundancy Check)という方法がある。CRCは、ハードウェア演算に適した方法である。チェックサムでは、2以上のデータが同時に変化すると、それらによって相殺されて正常状態と見なされる場合がある。しかし、CRCでは、チェックサムのような単純な合計でなく、CRC生成多項式と呼ばれるシフトや加算等を組み合わせた方式で計算する。従って、CRCは、チェックサムに比べて誤検出の確率が少なくなる。CRCは、単純な加算のみではないため、ソフトウェアで行うと負荷がチェックサムより大きくなる。しかし、ハードウェアで実装すると比較的簡単なため、ディスクコントローラや通信用LSI等のハードウェアではCRC方式がよく使用されている。
従来のデータ更新に関する技術が、特許文献1及び特許文献2に開示されている。特許文献1及び特許文献2では、フラッシュメモリに格納されているデータを更新する方法等について記載されている。特許文献1では、更新データをフラッシュメモリへ書き込む前に、チェックサムによってエラー検出を実行する。その結果、エラーのない場合のみフラッシュメモリに書き込むという技術である。また、特許文献2では、更新される領域のサイズ情報を更新データと共に送信し、更新された領域ではサイズ情報に対応するデータ領域についてチェックサム計算を実行する。その結果、不要な領域や空き領域のデータまで加算してチェックサムエラーとなることを防ぐ技術である。
特開2000−122884号公報 特開2005−085121号公報
しかしながら、発明者は従来技術には以下の課題があることを見出した。チェックサムの演算は、更新データに保持される情報に従い、更新される領域の各ブロックの先頭からデータを単に加算する。その後、更新データに予め格納されたチェックサムと、新たに計算されたチェックサムとを比較する。従来技術では、チェックサムは常にデータが更新される一定領域について単純に計算される。即ち、チェックサムを計算する領域が記憶素子の格納領域全体、又は更新データを格納する領域に固定されている。その結果、本来更新する予定のデータと異なるデータが送信された場合でも、各々のチェックサム計算領域が同じであるため、チェックサムのビット数に比例する確率でチェックサムが一致する。従って、本来更新すべきでないデータを更新してしまう等の誤判定が発生する可能性がある。
例えば、16ビットのチェックサムの場合、データを2バイト(16ビット)単位に加算する。加算した結果、下位ビットの数値が演算結果となる。つまり、下位2バイトの演算値は、0から65535までの値となる。統計学的に1/65536の確率で不正なデータでも正常であると誤判定する可能性を回避できないという問題が生じる。この問題は、CRCに関しても同様に存在する。
本発明は、記憶素子が保持する第1のデータを第2のデータへ書き換える際に更新データを用いて書き換えを行うデータの更新方法であって、更新データは、前記第1のデータの計算領域情報と計算値とを有し、前記更新データが有する前記計算領域情報に基づいて前記第1のデータから算出した値と、前記更新データが有する計算値とを比較し、比較結果に応じて、前記更新データを用いて前記第2のデータへ書き換えることを特徴とするデータ更新方法である。
また、記憶素子が保持する第1のデータを第2のデータへ書き換える際に更新データを用いて書き換えを行うデータの更新プログラムであって、更新データは、前記第1のデータの計算領域情報と計算値とを有し、前記更新データが有する前記計算領域情報に基づいて前記第1のデータから算出した値と、前記更新データが有する計算値とを比較し、比較結果に応じて、前記更新データを用いて前記第2のデータへ書き換えることを特徴とするデータ更新プログラムである。
このように、更新データの格納領域とは異なる計算領域を設けることにより、更新データの適合性をチェックする領域がデータ毎に指定できるようになる。従って、本来更新する予定のデータと異なるデータが送信された場合でも、チェックサムのビット数に比例する確率でチェックサムが一致して誤判定することなく、データを更新することができる。
以上のような構成により、書き換え可能な記憶素子に格納されるプログラムやデータの更新時において、更新するデータの誤り検出の誤判定を回避するデータ更新方法を提供することができる。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。また、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略されている。
発明の実施の形態1.
図面を参照し、本実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係るブロック図であり、ここでは携帯電話を例として以下に説明する。なお、携帯電話100は、本実施形態を説明するための一例であり、本発明は、ノートパソコン、電子手帳等その他の情報端末装置等に用いることも勿論可能である。携帯電話100は、アンテナ110、RF/IFベースバンド部120、通信用CPU130、通信用メモリ140、マイク/スピーカ150、アプリ用CPU160、アプリ用メモリ170、表示素子161、電源162、映像素子163、及び図示しないこれら主要部品の接続部材やケース等の保護部材等を有している。通信用メモリ140には、通信用汎用メモリ141及び通信用フラッシュメモリ142を有している。アプリ用メモリ170には、アプリ用汎用メモリ171及びアプリ用フラッシュメモリ172を有している。
アンテナ110から送受信される信号は、RF/IFベースバンド部120によってデジタル信号の変調/復調が行われる。RF/IFベースバンド部120は、送受信回路を備えた送受信モジュールと、データ変調/復調部を備えたベースバンド部を有している。使用者は、RF/IFベースバンド部120で変調/復調された音声情報を、マイク/スピーカ150によって通信する。通信用CPU130は、携帯電話100の通信動作に係る制御を行う。通信用メモリ140は、通信に係る情報を格納する記憶素子であり、通信用汎用メモリ141及び通信用フラッシュメモリ142を有す。以上の構成は、本実施形態に係るデータの入出力手段であり、携帯電話100と外部機器との間でデータの送受信が実行される。但し、上記構成は、データ入出力手段としての一例を示すものである。例えば、RF/IFベースバンド部120は送受信モジュールとベースバンド部を有しているが、分割が可能である。即ち、携帯電話100と外部機器との間でデータ送受信が可能であれば、別の構成も可能である。
アプリ用CPU160では、携帯電話で実行するアプリケーション動作に係る制御を行う。また、各種アプリケーションのプログラムやデータの入出力に係る動作等を制御する。本実施形態に係るデータ書き換え処理の動作は、アプリ用CPU160にて制御される。データ書き換え処理の動作については後に詳述する。アプリ用メモリ170は、アプリケーションに係る情報を格納する記憶素子である。従って、アプリ用メモリ170には、各種アプリケーションのプログラムやデータ等が記憶される。アプリ用メモリ170は、アプリ用汎用メモリ171及びアプリ用フラッシュメモリ172を有している。各種アプリケーションのプログラムやデータ等は、不揮発性メモリであるアプリ用フラッシュメモリ172に格納されている。なお、各種アプリケーションのプログラムやデータを格納する記憶素子は、不揮発性の記憶素子であればフラッシュメモリに限らず、EPROMやEEPROM等その他の記憶素子を使用することが可能である。
表示素子161は、携帯電話100の機能や通信情報等を表示するディスプレイである。映像素子163は、携帯電話100のアプリケーションの一つである撮像機能を使用するため、画像を撮像するカメラモジュール等である。
本実施形態は、フラッシュメモリ等の書き換え可能な記憶素子に格納されたデータを更新する前に、更新データが記憶素子に格納されているデータに適合したものか否かを判断する。本実施形態では、その判断にチェックサムを用いた例を示すが、CRC方式やその他の計算方法を用いることも可能である。以下において、更新データとは、記憶素子に格納されているデータを更新するために、送信されるデータのことを示す。
図2を用いて、本実施形態に係るデータ更新の流れについて説明する。図2は、チェックサムを用いてアプリ用フラッシュメモリ172に格納されているデータを更新する手順を示している。図2において、携帯電話100のアプリ用フラッシュメモリ172には、データ更新の段階によって、更新前データ201、修正データ202、及び再修正データ203が示される。また、携帯電話100に送信される更新データとして更新データ204及び再更新データ205が示される。
工場出荷時において、アプリ用フラッシュメモリ172には、更新前データ201が格納される。即ち、更新前データ201は更新前の初期データである。例えば、更新前データ201の状態で運用中に不具合が見つかった場合、更新データ204を携帯電話100に送信し、アプリ用フラッシュメモリ172の内容を修正データ202に更新する。なお、更新データ204には、修正データ202と更新前データ201の差分を含んだデータが書き込まれている。
ここで、運用中とは、工場における出荷検査の段階、及び工場出荷後の使用段階の両方を示している。工場からの出荷検査時に不具合が見つかった場合、制御用電波やメンテナンスケーブルによって更新データ204を携帯電話100に送信する。工場出荷後の使用段階において不具合が見つかった場合、一般の電波を介して更新データ204を携帯電話100に送信する。
更に、修正データ202の状態で運用中に不具合が見つかった場合、再更新データ205を携帯電話100に送信し、アプリ用フラッシュメモリ172の内容を再修正データ203に再更新する。なお、再更新データ205には、再修正データ203と修正データ202の差分を含んだデータが書き込まれている。
携帯電話100に送信された更新データ204は、始めにアプリ用汎用メモリ171に格納される。ここで、チェックサムを用いて、格納された更新データ204がアプリ用フラッシュメモリ172に格納されている更新前データ201に適合したものかどうか確認する。適合したものであることを確認した場合、アプリ用フラッシュメモリ172に格納されている更新前データ201を修正データ202へ更新する。
図3を用いて、本実施形態に係る更新データのフォーマットについて説明する。更新用データフォーマット300は、図2の更新データ204及び再更新データ205に示された本実施形態に係る更新データのフォーマットを示すものである。更新用データフォーマット300は、計算開始アドレス301、計算サイズ302、計算値303、格納開始アドレス304、データサイズ305、及び更新データ本体306を有している。
更新用データフォーマット300は、更新に必要な情報と、更新データ本体306から成り立っている。更新に必要な情報は、計算開始アドレス301、計算サイズ302、計算値303、格納開始アドレス304、及びデータサイズ305である。計算開始アドレス301、計算サイズ302、及び計算値303は、更新データが記憶素子(アプリ用フラッシュメモリ)に格納されているデータに適合したものか否かをチェックサムによって判断するために使用する情報である。
計算開始アドレス301は、チェックサムの計算が開始される領域の開始アドレスが格納されている。計算サイズ302には、チェックサムを計算する領域のサイズが格納されている。即ち、計算開始アドレス301と計算サイズ302は、記憶素子に格納されているデータの書き換えに関して、チェックサム等によって計算される計算領域の情報を有している。計算値303には、携帯電話100に送信される前に算出した、記憶素子に格納されているデータの計算領域に関するチェックサムの計算値が格納されている。格納開始アドレス304には、更新データ本体306が格納される開始アドレス情報が格納されている。データサイズ305には、更新データ本体306のデータのサイズが格納されている。
なお、更新用データフォーマット300には、計算サイズ302の換わりに、計算終了アドレスを格納することも可能である。同様に、データサイズ305の換わりに、更新データの格納終了アドレスを格納することも可能である。
図4を用いて、本実施形態に係るデータ更新方法の動作について説明する。図4では、データ更新処理の開始から、データ更新処理の終了までを示すものである。以下の説明では、アプリ用フラッシュメモリ172に格納されている更新前データ201を修正データ202へ更新する手順を例に説明する。説明には、図2及び図3も併用する。ここでは、請求項1に述べられる第1のデータは更新前データ201、第2のデータは修正データ202、更新データは更新データ204として例示する。また、記憶素子はアプリ用フラッシュメモリ172として例示する。
データ更新処理が開始されると、アンテナ110を介して更新データ204が携帯電話100に送信される。送信された更新データ204は、アプリ用汎用メモリ171に格納される。アプリ用CPU160は、アプリ用汎用メモリ171に格納された更新データ204から、計算開始アドレス301、計算サイズ302、及び計算値303を取得する(S11)。更新データ204には、更新前データ201に関するチェックサムの計算開始アドレス301及び計算サイズ302が格納されている。また、更新データ204には、送信前に予め算出された更新前データ201に関するチェックサムの計算値303が格納されている。
一方、アプリ用フラッシュメモリ172には、更新前データ201が格納されている。即ち、アプリ用フラッシュメモリ172は、更新前データ201(第1のデータ)を格納する記憶手段である。S12にて、アプリ用フラッシュメモリ172に格納されている更新前データ201の計算開始アドレス301から計算サイズ302分の領域のチェックサムを計算する。そして、S12にて計算したチェックサムの値と、更新データ204に格納されている計算値303の値を比較する(S13)。
S13にて比較した結果、値が一致した場合、アプリ用フラッシュメモリ172に格納されている更新前データ201と更新データ204に格納されている更新データ本体306が適合したと判断される。従って、格納開始アドレス304、データサイズ305、及び更新データ本体306をアプリ用汎用メモリ171の更新データ204から取得する。そして、更新データ本体306をアプリ用フラッシュメモリ172に格納されている更新前データ201の格納開始アドレス304からデータサイズ305分の領域に格納する。その結果、アプリ用フラッシュメモリ172のデータは、修正データ202の状態へ更新される(S14)。
S13にて比較した結果、値が一致しなかった場合、アプリ用フラッシュメモリ172に格納されている更新前データ201と更新データ204に格納されている更新データ本体306が適合していないと判断される。従って、アプリ用フラッシュメモリ172のデータは、修正データ202に更新されず、更新処理は中止される(S15)。
なお、図4に示す処理動作は、アプリ用CPU160にて制御される。即ち、アプリ用CPU160は、更新データ204が有する計算開始アドレス301及び計算サイズ302(計算領域情報)に基づいて更新前データ201(第1のデータ)から算出した値と、更新データ204が有する計算値303とを比較し、比較結果に応じて更新前データ201(第1のデータ)を修正データ202(第2のデータ)へ書き換えることを制御する制御手段である。
本実施形態の効果について、以下に説明する。例えば、図2において更新前データ201が格納されている携帯電話100に、再更新データ205を送信してしまった場合、再更新データ205の更新処理を中止する必要がある。しかし、従来技術では、更新するデータが異なっていても、各々のチェックサム計算領域が固定されているため、チェックサムのビット数に比例する確率でチェックサムが一致してしまい、誤判定する可能性があった。即ち、従来技術では、チェックサムを計算する領域がアプリ用フラッシュメモリ172全体、或いは更新データを格納する領域に固定されているからである。
本実施形態は、更新データの格納領域とは異なる計算領域を設け、更新データの適合性をチェックする領域がデータ毎に指定できることに特徴を有している。図5を用いて、本実施形態に係るアプリ用フラッシュメモリ172の状態を示す。アプリ用フラッシュメモリ172には、データが新しく更新される領域(以下、書き換え領域401と示す)とチェックサム計算用の領域(以下、計算領域402と示す)が設定されている。計算領域402は、S12における計算サイズ302分の領域に相当する。計算領域402は、データ更新前のアプリ用フラッシュメモリ172における書き換え領域401の一部又は全部である。
本実施形態では、再更新データ205に格納されている計算開始アドレス301及び計算サイズ302によって、アプリ用フラッシュメモリ172の計算領域402のチェックサムを計算する。再更新データ205に格納されている計算開始アドレス301及び計算サイズ302は、データ毎に指定することが可能である。従って、更新するデータ毎にチェックサムの計算領域402を設定することが可能である。従って、更新前データ201の状態では不一致となり、修正データ202の状態では一致する領域を再更新データ205に設定できるため、誤判定を回避することができる。
なお、チェックサムの計算領域402は、以下のように設定することも可能である。例えば、初期値として計算領域402を書き換え領域401と同じ領域となるように設定する。そして、図2における全てのアプリ用フラッシュメモリ172の状態(即ち、更新前データ201、修正データ202、再修正データ203)について、計算領域402のチェックサムを計算する。同じ値があった場合、計算領域402を書き換え領域401に対して減らし、全てのアプリ用フラッシュメモリ172の状態についてチェックサムが異なるまで繰り返すという方法も可能である。
発明の実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について説明する。本実施形態においても、携帯電話を例として説明することは実施の形態1と同様である。本実施形態では、図3に示した更新用データフォーマット300において、計算開始アドレス301、計算サイズ302、及び計算値303によって構成されるエントリを複数格納されている(不図示)。その他の構成要素及び処理動作については実施の形態1と同様である。
本実施形態では、上述したエントリにおける全ての計算値が一致した場合、データ更新が可能と判断する。また、全ての計算値が一致した場合だけでなく、いずれかの計算値が一致した場合にデータ更新可能と判断する方法も可能である。その場合、全ての計算値、或いはいずれかの計算値が一致したかのどちらで判定するかを示す情報を更新用データフォーマット300に追加することが可能である。
このように、複数個所のデータを照合することにより、更に判定精度の高いデータ更新方法を提供することが可能である。また、複数個所のデータに対する照合が可能となることで、一つの更新データをデータの状態の異なる複数の組み込みシステムに適用させることができる。その結果、更新データを一つに統合することが可能となる。
以上のように、本実施形態によれば、チェックサムの計算領域と更新データを格納する領域とを別々に指定できる。従って、演算負荷の軽いチェックサムのみの照合によって、誤認識せずに適合可否の判定が可能となり、実用上の価値が向上する。
なお、本発明は上記に示す実施形態に限定されるものではない。本発明の範囲において、上記実施形態の各要素を、当業者であれば容易に考えうる内容に変更、追加、変換することが可能である。本実施形態では、携帯電話を例に説明したが、各種データが記憶素子に格納され、更新データの送受信によってデータ書き換えを行う携帯情報端末であれば、適用が可能であることはもちろんである。
また、本実施形態では、計算値303と比較するためにチェックサムを利用して計算したが、CRC等他の計算方法を適用することも可能である。また、本実施形態におけるデータは、数値の羅列のみでなく、プログラムを含むことも可能である。
本実施形態に係る携帯電話のブロック図を示す。 本実施形態に係るデータ更新方法の流れを示した模式図である。 本実施形態に係る更新データのフォーマットを示した模式図である。 本実施形態に係るデータ更新方法の動作を示すフローチャートである。 本実施形態に係るアプリ用フラッシュメモリの状態を示した模式図である。
符号の説明
100 携帯電話、
110 アンテナ、120 RF/IFベースバンド部、
130 通信用CPU、 140 通信用メモリ、
141 通信用汎用メモリ、 142 通信用フラッシュメモリ、
150 マイク/スピーカ部、
160 アプリ用CPU、
161 表示素子、 162 電源、 163 映像素子、
170 アプリ用メモリ、
171 アプリ用汎用メモリ、 172 アプリ用フラッシュメモリ、
201 更新前データ、 202 修正データ、 203 再修正データ、
204 更新データ、 205 再更新データ、
300 更新用データフォーマット、
301 計算開始アドレス、 302 計算サイズ、
303 計算値、 304 格納開始アドレス、
305 データサイズ、 306 更新データ本体、
401 書き換え領域、 402 計算領域

Claims (14)

  1. 記憶素子が保持する第1のデータを第2のデータへ書き換える際に更新データを用いて書き換えを行うデータの更新方法であって、
    更新データは、前記第1のデータの計算領域情報と計算値とを有し、
    前記更新データが有する前記計算領域情報に基づいて前記第1のデータから算出した値と、
    前記更新データが有する計算値とを比較し、比較結果に応じて、
    前記更新データを用いて前記第2のデータへ書き換えることを特徴とするデータ更新方法。
  2. 前記更新データに含まれる第1のデータの計算領域は、前記第1のデータの書き換え領域の一部又は全部であり、該更新データ毎に指定することを特徴とする請求項1に記載のデータ更新方法。
  3. 前記記憶素子が保持する第1のデータから前記更新データに含まれる第1のデータの計算領域の情報に従って算出した計算値が、チェックサム或いはCRC方式によって算出されることを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ更新方法。
  4. 前記更新データに含まれる第1のデータの計算領域の情報が、該計算領域の開始アドレスと該計算領域のサイズ、或いは該計算領域の開始アドレスと計算領域の終了アドレスであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のデータ更新方法。
  5. 前記第1のデータの書き換えに使用する該第1のデータの計算値及び該第1のデータの計算領域の情報によって構成されるエントリが、前記更新データに複数格納されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のデータ更新方法。
  6. 前記記憶素子が不揮発性記憶素子であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のデータ更新方法。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載のデータ更新方法によってデータ更新される情報端末装置であって、
    前記更新データを入力する入力手段と、
    前記第1のデータを格納する記憶手段と、
    前記更新データが有する前記計算領域情報に基づいて前記第1のデータから算出した値と、前記更新データが有する計算値とを比較し、比較結果に応じて、前記更新データを用いて第2のデータへ書き換えることを制御する制御手段を備えた情報端末装置。
  8. 記憶素子が保持する第1のデータを第2のデータへ書き換える際に更新データを用いて書き換えを行うデータの更新プログラムであって、
    更新データは、前記第1のデータの計算領域情報と計算値とを有し、
    前記更新データが有する前記計算領域情報に基づいて前記第1のデータから算出した値と、
    前記更新データが有する計算値とを比較し、比較結果に応じて、
    前記更新データを用いて前記第2のデータへ書き換えることを特徴とするデータ更新プログラム。
  9. 前記更新データに含まれる第1のデータの計算領域は、前記第1のデータの書き換え領域の一部又は全部であり、該更新データ毎に指定することを特徴とする請求項8に記載のデータ更新プログラム。
  10. 前記記憶素子が保持する第1のデータから前記更新データに含まれる第1のデータの計算領域の情報に従って算出した計算値が、チェックサム或いはCRC方式によって算出されることを特徴とする請求項8又は9に記載のデータ更新プログラム。
  11. 前記更新データに含まれる第1のデータの計算領域の情報が、該計算領域の開始アドレスと該計算領域のサイズ、或いは該計算領域の開始アドレスと計算領域の終了アドレスであることを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載のデータ更新プログラム。
  12. 前記第1のデータの書き換えに使用する該第1のデータの計算値及び該第1のデータの計算領域の情報によって構成されるエントリが、前記更新データに複数格納されることを特徴とする請求項8乃至11のいずれかに記載のデータ更新プログラム。
  13. 前記記憶素子が不揮発性記憶素子であることを特徴とする請求項8乃至12のいずれかに記載のデータ更新方法。
  14. 請求項8乃至12のいずれかに記載のデータ更新プログラムによってデータ更新される情報端末装置であって、
    前記更新データを入力する入力手段と、
    前記第1のデータを格納する記憶手段と、
    前記更新データが有する前記計算領域情報に基づいて前記第1のデータから算出した値と、前記更新データが有する計算値とを比較し、比較結果に応じて、前記更新データを用いて第2のデータへ書き換えることを制御する制御手段を備えた情報端末装置。
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