JP2007299039A - 遺伝子情報の探索方法 - Google Patents

遺伝子情報の探索方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007299039A
JP2007299039A JP2006123898A JP2006123898A JP2007299039A JP 2007299039 A JP2007299039 A JP 2007299039A JP 2006123898 A JP2006123898 A JP 2006123898A JP 2006123898 A JP2006123898 A JP 2006123898A JP 2007299039 A JP2007299039 A JP 2007299039A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
gene
literature
alias
alias dictionary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006123898A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroko Kondo
裕子 近藤
Yasuto Takahashi
慶人 高橋
Yoshinobu Sugiyama
義宣 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Cosmetics Inc
Original Assignee
Kanebo Cosmetics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Cosmetics Inc filed Critical Kanebo Cosmetics Inc
Priority to JP2006123898A priority Critical patent/JP2007299039A/ja
Publication of JP2007299039A publication Critical patent/JP2007299039A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

【課題】遺伝子情報の探索を効率よく行うことができる探索方法を提供すること。
【解決手段】着目した生命現象に関与する可能性のある新規な候補遺伝子を探索するため、文献データ検索手段が既知遺伝子データに関する別名辞書Bにのっている用語が用いられている文献データを文献データベース3Aから検索して候補文献データとして取り出す。第1の文献データ絞り込み手段が別名辞書Bを用いて候補文献データから既知遺伝子に関して妥当性のある文献データを取り出し、第2文献データ絞り込み手段が、未知遺伝子データに関する別名辞書Aを用いて、この取り出された文献データを絞り込んで関連文献データを取り出す。そして、抽出・出力手段が関連文献データから別名辞書Aにのっている用語と別名辞書Bにのっている用語とキーワードとの3つが共起するセンテンスデータを抽出して出力する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、遺伝子に関する情報を文献データベースを利用して探索するための遺伝子情報の探索方法に関するものである。
近年、遺伝子に関する研究が進むにつれ、遺伝子に関する様々な研究結果が多数報告されており、それらがデータベース化されている。そこで、着目した生命現象、例えば遺伝子修復、に関与することが期待できると考えられる新規な遺伝子を探索するため、研究者は文献データベースにアクセスし、キーワード等を手係りに着目した生命現象に関連すると思われる文献データをダウンロードし、その内容を読んで新規な遺伝子の候補探索を行っている。また、2つの遺伝子間に何らかの関係があるか否かを調べたい場合にも、同様な方法で遺伝子情報の探索を行っている。このような文献データに基づく遺伝子情報の探索は、一般にコンピュータを利用して行われるが、現在のところこのような遺伝子情報をコンピュータを利用して効率よく探索できる方法はなく、キーワードにより文献データ中から抽出した関連情報を、研究者が解読して必要な遺伝子情報を入手しているのが現状である。
したがって、必要な遺伝子情報を厖大な文献データ中から探索するのに多大な時間を必要とするほか、探索時に見落としてしまう場合がある等の問題があった。
本発明の目的は、所要の遺伝子情報の探索を効率よく行うことができるようにした遺伝子情報の探索方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によれば、第1の遺伝子データ、第2の遺伝子データ及び遺伝子間の関係を記述するのに使用される少なくとも1つのキーワードに基づき、文献データベースを利用してこれらの遺伝子データに関する遺伝子情報を探索するための方法であって、第1別名辞書作成手段が前記第1の遺伝子データに関する第1別名辞書を作成するステップと、第2別名辞書作成手段が前記第2の遺伝子データに関する第2別名辞書を作成するステップと、文献データ検索手段が前記第2別名辞書にのっている用語が用いられている文献データを前記文献データベースから検索して候補文献データとして取り出すステップと、第1文献データ絞り込み手段が前記第2別名辞書を用いて前記候補文献データから前記第2の遺伝子に関して妥当性のある文献データを取り出すステップと、第2文献データ絞り込み手段が前記第1別名辞書を用いて前記第1文献データ絞り込み手段によって取り出された文献データのうち前記第1の遺伝子に関して妥当性のある文献データを関連文献データとして取り出すステップと、抽出・出力手段が前記関連文献データから前記第1別名辞書にのっている用語と前記第2別名辞書にのっている用語と前記キーワードとの3つが共起するセンテンスデータを抽出して出力するステップとを備えて成ることを特徴とする遺伝子情報の探索方法が提案される。
本発明によれば、必要な遺伝子情報を、効率よく探索することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例につき詳細に説明する。
図1は本発明による遺伝子情報探索装置のシステム構成図、図2及び図3はこの遺伝子情報探索装置により実行される探索処理のフロー図である。
図1に示した遺伝子情報探索装置1は、コンピュータ装置を利用して構成されたもので、2は中央処理装置(CPU)、3Aは電子データ化された多数の文献が文献データとして蓄積されている文献データベース、3Bは文献データベース以外のその他のデータベース、4は外部メモリ、5は遺伝子情報探索処理のための処理プログラムが格納されている内部メモリ、6は入出力装置で、これらはバス7に接続されている。入出力装置6にはキーボード8、表示装置9、印刷装置10が接続されている。
本実施の形態にあっては、遺伝子情報探索装置1は、着目した生命現象に関与することが既知である遺伝子(本明細書中では、既知遺伝子と称することがある)、及びこの着目した生命現象に関与することが未知である遺伝子(本明細書中では、未知遺伝子と称することがある)に関する遺伝子データを入力することにより、文献データベース3A内に格納されている多数の文献データから、未知遺伝子と既知遺伝子との関係が記載されているセンテンスデータを部分抽出し、この抽出結果得られたセンテンスデータに含まれる未知遺伝子を、当該着目した生命現象に関与する可能性のあると考えられる新規な候補遺伝子として出力するように構成されている。
図1において、符号11は未知遺伝子のデータリストである遺伝子リストAが格納されている第1データメモリを示し、符号12は既知遺伝子のデータリストである遺伝子リストBが格納されている第2データメモリを示す。本実施の形態では、遺伝子リストA、Bは、いずれも、遺伝子データそれ自体をリストしたものではなく、遺伝子のID番号のみがリストされた形態のリストである。実際の処理に際しては、遺伝子リストA、BにリストされているID番号に基づいて、それにより特定される遺伝子データを公知の適宜の手段で得られた遺伝子データにより所要のデータ処理が実行される構成となっている。このようなデータ処理の仕方は公知であるから、ここではその具体的な方法について詳しく説明するのを省略する。また、ここでは、第1データメモリには遺伝子リストAが遺伝子のID番号ではなく、遺伝子のID番号が容易に取得できるマイクロアレイデータの形式で格納されている。しかし、遺伝子リストAに遺伝子データをどのような形式のデータとして格納してもよいことは勿論である。遺伝子リストBについても同様である。
符号13で示されるのは、キーワードリストが格納されている第3データメモリである。キーワードリストは、未知遺伝子と既知遺伝子とを関連付けるために文献中で使用される用語であるキーワードのリストである。このキーワードは探索の目的に従って適宜に定められるものであり、例えば、複数の遺伝子の相互作用を記述するのに使用される動詞等をキーワードとして定めることができる。キーワードリストに載せるキーワードの数は1つ以上幾つでも良い。
第1データメモリ11、第2データメモリ12、及び第3データメモリ13は、データ入力装置14を介して入出力装置(I/Oインターフェイス装置)6に接続されており、遺伝子リストA、遺伝子リストB及びキーワードリストの各内容をデータ入力装置14によって遺伝子情報探索装置1に入力し、入力されたデータは外部メモリ4に送られてそこに格納され、これにより、遺伝子情報探索に必要な遺伝子リストA、遺伝子リストB及びキーワードリストが遺伝子情報探索装置1内に用意される構成となっている。
遺伝子情報探索装置1は外部の各種データベースに通信ネットワークNを介してアクセスすることができるようにするため通信制御部7Aを備えており、遺伝子情報探索装置1は、公衆回線等を介して通信ネットワークNに接続されている文献データベース3A、その他のデータベース3Bにアクセスし、必要な文献データ及びその他の必要なデータを取り込んで外部メモリ4内に格納しておくことができる構成となっている。なお、図1では、データベースは文献データベース3Aとその他のデータベース3Bの2つだけが例示されているが、通信制御部7Aによりアクセスすることができるデータベースをこれらに限定する趣旨ではなく、必要に応じて、どの様なデータベースにもアクセスできるように構成されている。
遺伝子情報探索装置1においては、次のようにして遺伝子情報探索処理が実行される。第1の別名辞書作成手段が未知遺伝子データに関する別名辞書Aをその他のデータベース3Bから作成し、第2の別名辞書作成手段が既知遺伝子データに関する別名辞書Bをその他のデータベース3Bから作成する。そして、文献データ検索手段が別名辞書Aにのっている用語が用いられている文献データを文献データベース3Aから検索して候補文献データとして取り出す。第1の文献データ絞り込み手段が別名辞書Bを用いて候補文献データから既知遺伝子に関して妥当性のある文献データを取り出し、第2文献データ絞り込み手段が、別名辞書Aを用いて、この取り出された文献データのうち、未知遺伝子に関して妥当性のある文献データを関連文献データとして取り出す。そして、抽出・出力手段が関連文献データから別名辞書Aにのっている用語と別名辞書Bにのっている用語とキーワードとの3つが共起するセンテンスデータを抽出して出力する。
図2及び図3は、内部メモリ5に格納されている遺伝子情報探索処理プログラムによる処理フローを示す図であり、この遺伝子情報探索処理プログラムが中央処理装置2において実行されることにより、上述した遺伝子情報探索処理が遂行される。
以下、図2及び図3を参照して、遺伝子情報探索装置1における遺伝子情報探索処理について説明する。処理プログラムの実行が開始されると、先ず、ステップ20で、遺伝子リストA、遺伝子リストB、及びキーワードリストを入力するデータ入力処理が実行される。このデータ入力処理は、第1〜第3データメモリ11、12、13の内容をデータ入力装置14によって、入出力装置6を介して外部メモリ4に格納することによって行われる処理である。
ここで、第1データメモリ11は、遺伝子情報探索装置1の利用者が対象として考えている未知遺伝子のリストを格納しておくための記憶媒体であり、例えば、フレキシブルディスクや光ディスク、又は磁気ディスクであってもよい。第2データメモリ12及び第3データメモリ13に関しても全く同様である。また、遺伝子リストA、遺伝子リストB、及びキーワードリストは、データ入力装置14によらず、キーボード8から入力することも可能であるし、上記以外のその他の適宜の公知の手段で、外部メモリ4に格納することもできる。
なお、キーワードリストに関しては、代表的なキーワードを予め外部メモリ4内に格納しておき、処理プログラムの実行の度に必要なキーワードをキーワードリストにして入力するのを省略することも可能である。また、キーワードは、予め外部メモリ4内にキーワードリストとして格納しておくのに代えて、またはこれに加えて、キーボード8から入力することもできるし、第3データメモリ13を用いてデータ入力装置14によって入力することもできる。
次のステップ21では、以上のようにして適宜の手段で入力されて外部メモリ4内に格納されている遺伝子リストAを読み込む。そして、ステップ22では、ステップ21で読み込まれた遺伝子リストAがマイクロアレイデータであるか否かが判別される。ここで遺伝子リストAがマイクロアレイデータでない場合には、ステップ22の判別結果はNOとなり、ステップ23に進み、ここで遺伝子リストAにリストされている未知遺伝子データが全て選択され、これらがステップ25以下の処理の対象となる。一方、遺伝子リストAがマイクロアレイデータであると、ステップ22の判別結果はYESとなり、遺伝子リストAにリストされている未知遺伝子データのうち、信頼性の高い未知遺伝子データだけが選択され、ここで選択された信頼性の高い未知遺伝子データのみがステップ25以下の処理の対象とされる。
図4には、ステップ24で実行される未知遺伝子データ選択処理を説明するための詳細フローチャートが示されている。遺伝子リストAにリストされている一つ又は複数の未知遺伝子の中から信頼性の高い未知遺伝子を選択するため、ステップ241では、一定以上の変動が観測されているかどうかが判別され、ステップ242では、塩基配列情報(GenBank mRNA AC:mRNA AC)が付与されているかどうかが判別され、ステップ243では、遺伝子情報(その他のデータベースのID:DBID)が付与されているかどうかが判別される。
ステップ241〜243の各判別結果のうち一つでもNOの判別結果があるとその未知遺伝子は選択されない。一方、ステップ241〜243の各判別結果が全てYESの場合には、その未知遺伝子は一応信頼性が高いかも知れないと判断され、ステップ244に進む。
ステップ244では、付与していたmRNA ACをもとに独自にDBIDを取得する。ステップ245では、付与していたDBIDと独自に取得したDBIDが一致しているか否かが判別され、ステップ246では、得られたDBIDに重複はないか否かが判別される。
ステップ245、246のいずれの判別結果もYESであると、その遺伝子は信頼性の高いものと判断され、ステップ247に進み、当該DBIDを信頼性の高い未知遺伝子として抽出し、ステップ25に進む。一方、ステップ245、246の少なくとも一方の判別結果がNOであると、ステップ247は実行されることなく、その未知遺伝子は選択されないこととなる。
なお、ステップ24についての上記説明では、遺伝子リストA中に含まれている1つの未知遺伝子についての処理を説明した。しかし、遺伝子リストAには、通常、多数の未知遺伝子がリストアップされており、実際には、遺伝子リストAにリストアップされている複数の未知遺伝子の1つ1つについて、図4に基づいて説明した選択処理が実行され、このようにして選択された信頼性の高い未知遺伝子のみが、ステップ25以下の処理の対象となる。
このようにして、遺伝子リストAにリストアップされている全ての未知遺伝子について信頼性を判別し、信頼性があると判断された未知遺伝子のみを選択し、この選択された未知遺伝子のデータ(未知遺伝子データ)は一旦外部メモリ4に格納される。
図2に戻ると、ステップ23又は24の処理が終了するとステップ25に進み、ここで、ステプ23又は24で選択された未知遺伝子のそれぞれについての名称情報をその他のデータベース3Bから収集し、別名辞書Aを作成する。別名辞書Aは、通信制御部7Aにより通信ネットワークNを介してその他のデータベース3Bにアクセスし、その他のデータベース3Bにおいて使用されている所要の未知遺伝子に対する別名を探し出し、さらに独自に別名のバリエーションを追加して作成された別名辞書である。このようにして作成された探索処理の対象となる未知遺伝子に関しての別名がのっている別名辞書Aは、外部メモリ4に格納される。
次のステップ26では、ステップ20で外部メモリ4に格納しておいた遺伝子リストBの内容を読み込む。
次に、ステップ27に入り、ここで、遺伝子リストBにリストアップされている各既知遺伝子のそれぞれについての名称情報をその他のデータベース3Bから収集し、別名辞書Bを作成する。別名辞書Bは、通信制御部7Aにより通信ネットワークNを介してその他のデータベース3Bにアクセスし、その他のデータベース3Bにおいて使用されている所要の既知遺伝子に対する別名を探し出し、さらに独自に別名のバリエーションを追加して作成される別名辞書である。このようにして作成された既知遺伝子に関しての別名がのっている別名辞書Bは、外部メモリ4に格納される。
このようにして、別名辞書A、Bが作成されたならば、ステップ28において、ステップ20において外部メモリ4に格納したキーワードリストを読み込み、ステップ29に進む。なお、本実施の形態では、遺伝子リストA、遺伝子リストB及びキーワードリストを、それぞれ、ステップ21、26、28で読み込んでいるが、例えば、処理プログラムの実行開始直後にこれら3つのリストを順次読み込んでしまう構成としてもよいことは勿論である。
ステップ29では、別名辞書Bにのっている遺伝子名が記載されている文献データを文献データベース3Aから検索し、これにより検索された文献データを候補文献データとして取り出す。この候補文献データは、一旦、外部メモリ4に格納される。
ステップ29での処理について詳しく説明すると、通信制御部7Aにより通信ネットワークNを介して文献データベース3Aにアクセスし、文献データベース3Aに格納されている文献データ中から、作成された別名辞書Bにのっている用語が用いられている全ての文献データを検索、ダウンロード(収集)する。収集した文献データは所与の既知遺伝子に関する記述が含まれている可能性のある文献であり、候補文献データとして外部メモリ4に格納する。このように、所与の既知遺伝子の別名をも検索キーワードとして文献データの検索を行うので、文献データ検索のカバー率の改善が期待される。
次に、ステップ30に進み、候補文献データのうち、既知遺伝子に関して妥当性がある文献のみを取り出す、第1の文献データ絞り込み処理が実行される。既知遺伝子に関して妥当性があるか否かは別名辞書Bを用いて判別される。その判別について具体的に説明すると、検索された文献集合の中には、用語の多義性によって所与の既知遺伝子とは何等関連しない文献データが収集されている可能性がある。そこで、検索の精度を上げるため、検索された文献データの妥当性を、所与の既知遺伝子に関連する記述を含む文献データと言えるか否かと言う観点から判別して絞り込み、所与の既知遺伝子に関連した記述を含まない文献データをできる限り排除する。この妥当性の判別は、以下の条件で行う。
既知遺伝子に関する文献データは、例えば、文献データ内に、別名辞書Bにのっている既知遺伝子名と該既知遺伝子の別名が含まれ、かつ、該文献データ内において発見した該既知遺伝子名の前後の単語が、いずれも所定の不許可単語でない場合には妥当な文献であると判別される。ここで、所定の不許可単語とは、文献データ内において既知遺伝子名の前後で使用されると、該既知遺伝子名は遺伝子名称としてではなく、細胞名称やまったく別の遺伝子名称、化学物質名称などの一部として使用されていることを意味する単語である。例えば、cell(細胞)、receptor(受容体)等の単語である。具体的な例を挙げると、IL-2は遺伝子名称であるが、IL-2 receptorはIL-2と特異的に結合する受容体である。つまり、この2つはまったく別の遺伝子もしくは遺伝子産物である。
以上のようにして、検出文献データについての妥当性をそれぞれ判別し、妥当性があると判別された文献データのみを外部メモリ4に一旦格納する。妥当性ありと判別されなかった文献データは検索結果から除外される。
次に、ステップ31に入り、ここで、ステップ30での第1の文献データ絞り込み処理によって得られた文献データをさらに絞り込んで、新規な候補遺伝子を探索するという目的に適った、さらに妥当性のある文献データを得るための第2の文献データ絞り込み処理が実行される。
ステップ31では、絞り込まれた文献データを、さらに、別名辞書Aにのっている遺伝子名が記載されている妥当な文献データに絞り込む処理を行う。すなわち、ステップ31での処理により、絞り込まれた文献データ中から、別名辞書Aにのっている未知遺伝子に関して記載されている文献データを抽出することによって、さらなる絞り込みを行う。この妥当性の判別は、ステップ30での別名辞書Bを利用した絞り込み過程とまったく同様に、別名辞書Aに対して行うもものである。この絞り込みによって取り出された文献データは、関連文献データとして外部メモリ4に一旦格納される。
ステップ32では、この関連文献データ中から、別名辞書A、Bにのっている遺伝子名をそれぞれ1つずつ以上、且つ、キーワードを1つ以上共起するセンテンスデータを部分抽出する。結局、このようにして抽出されたセンテンスデータには、遺伝子の相互作用を記述するキーワードによって関連づけられた既知遺伝子と未知遺伝子の対が含まれている可能性が高いことになる。したがって、このセンテンスデータは、利用者にとって、着目した生命現象に係わると考えられる未知遺伝子についての遺伝子情報を含んでいる可能性の高いデータである。
ステップ33では、ステップ32で抽出された各センテンスデータ中に記載されている遺伝子名のうち、別名辞書Aにのっている遺伝子名を、当該着目する生命現象に関与する新規の候補遺伝子として出力し、これらの候補遺伝子を表示装置9により表示する。また、所望により、印刷装置10により、抽出された候補遺伝子を印刷することもできる。
以上、本発明の実施の形態の一例について説明したが、本発明は上記一実施形態に限定されるものではない。上記実施の形態では、着目した生命現象に関与する可能性のある候補遺伝子の探索を目的としたものであるが、例えば2つの遺伝子の間の関係についての情報を文献データベース中より抽出するための遺伝子情報探索のためにも用いることができる。この場合には、一方の遺伝子についての別名辞書Aと他方の遺伝子についての別名辞書Bとを作成し、これらの別名辞書を用いて関連文献データを取り出し、キーワードを用いてセンテンスデータの抽出を行うように構成すればよい。もちろん、2つの遺伝子ではなく2つの遺伝子リスを与えることも可能であり、この場合は、2つの遺伝子リスト間に関する情報を文献データから抽出する。
本発明による遺伝子情報探索装置のシステム構成図。 図1に示した遺伝子情報探索装置により実行される探索処理の一部フロー図。 図1に示した遺伝子情報探索装置により実行される探索処理の一部フロー図。 図2に示す未知遺伝子データ選択処理を説明するための詳細フローチャート。
符号の説明
1 遺伝子情報探索装置
2 中央処理装置(UPU)
3A 文献データベース
3B その他のデータベース
4 外部メモリ
5 内部メモリ
6 入出力装置
7、7A 通信制御部
8 キーボード
9 表示装置
10 印刷装置
11 第1データメモリ
12 第2データメモリ
13 第3データメモリ
14 データ入力装置

Claims (1)

  1. 第1の遺伝子データ、第2の遺伝子データ及び遺伝子間の関係を記述するのに使用される少なくとも1つのキーワードに基づき、文献データベースを利用してこれらの遺伝子データに関する遺伝子情報を探索するための方法であって、
    第1別名辞書作成手段が前記第1の遺伝子データに関する第1別名辞書を作成するステップと、
    第2別名辞書作成手段が前記第2の遺伝子データに関する第2別名辞書を作成するステップと、
    文献データ検索手段が前記第2別名辞書にのっている用語が用いられている文献データを前記文献データベースから検索して候補文献データとして取り出すステップと、
    第1文献データ絞り込み手段が前記第2別名辞書を用いて前記候補文献データから前記第2の遺伝子に関して妥当性のある文献データを取り出すステップと、
    第2文献データ絞り込み手段が前記第1別名辞書を用いて前記第1文献データ絞り込み手段によって取り出された文献データのうち前記第1の遺伝子に関して妥当性のある文献データを関連文献データとして取り出すステップと、
    抽出・出力手段が前記関連文献データから前記第1別名辞書にのっている用語と前記第2別名辞書にのっている用語と前記キーワードとの3つが共起するセンテンスデータを抽出して出力するステップと
    を備えて成ることを特徴とする遺伝子情報の探索方法。
JP2006123898A 2006-04-27 2006-04-27 遺伝子情報の探索方法 Pending JP2007299039A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006123898A JP2007299039A (ja) 2006-04-27 2006-04-27 遺伝子情報の探索方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006123898A JP2007299039A (ja) 2006-04-27 2006-04-27 遺伝子情報の探索方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007299039A true JP2007299039A (ja) 2007-11-15

Family

ID=38768503

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006123898A Pending JP2007299039A (ja) 2006-04-27 2006-04-27 遺伝子情報の探索方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007299039A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015083840A1 (ja) 2013-12-03 2015-06-11 協和化学工業株式会社 磁性ハイドロタルサイト類複合体およびその製造方法
CN116796750A (zh) * 2023-08-24 2023-09-22 宁波甬恒瑶瑶智能科技有限公司 一种基于ner模型基因文献信息提取方法、系统及存储介质
CN117033735A (zh) * 2023-10-08 2023-11-10 之江实验室 基因数据检索方法、装置、计算机设备以及存储介质

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005122231A (ja) * 2003-10-14 2005-05-12 Hitachi Ltd 画面表示システム及び画面表示方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005122231A (ja) * 2003-10-14 2005-05-12 Hitachi Ltd 画面表示システム及び画面表示方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015083840A1 (ja) 2013-12-03 2015-06-11 協和化学工業株式会社 磁性ハイドロタルサイト類複合体およびその製造方法
KR20160094363A (ko) 2013-12-03 2016-08-09 교와 가가꾸고교 가부시키가이샤 자성 하이드로탈사이트류 복합체 및 그 제조 방법
CN116796750A (zh) * 2023-08-24 2023-09-22 宁波甬恒瑶瑶智能科技有限公司 一种基于ner模型基因文献信息提取方法、系统及存储介质
CN116796750B (zh) * 2023-08-24 2023-11-10 宁波甬恒瑶瑶智能科技有限公司 一种基于ner模型基因文献信息提取方法、系统及存储介质
CN117033735A (zh) * 2023-10-08 2023-11-10 之江实验室 基因数据检索方法、装置、计算机设备以及存储介质
CN117033735B (zh) * 2023-10-08 2024-01-16 之江实验室 基因数据检索方法、装置、计算机设备以及存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101816000B (zh) 用于部分输入的搜索查询的自动完成和自动输入法校正
US20060020576A1 (en) Search system reusing search condition and the related method
JPH11345249A (ja) 情報検索のための方法および装置ならびに記憶媒体
TW201131402A (en) Enabling faster full-text searching using a structured data store
WO2008091095A1 (en) Apparatus and method for integration search of web site
JP4502615B2 (ja) 類似文検索装置、類似文検索方法、およびプログラム
EP2132648A2 (en) Name indexing for name matching systems
US10387543B2 (en) Phoneme-to-grapheme mapping systems and methods
JP2007299039A (ja) 遺伝子情報の探索方法
KR20060104681A (ko) Dna 단편 번호를 이용한 특허 검색 시스템 및 방법
CN114003685B (zh) 分词位置索引构建方法及其装置、文档检索方法及其装置
JP2006155275A (ja) 情報抽出方法及び情報抽出装置
KR100876913B1 (ko) 특허 데이터베이스 시스템을 위한 검색방법 및 검색결과의단순한 폼 생성방법
JP2008210229A (ja) 知的財産情報検索装置、知的財産情報検索方法及び知的財産情報検索プログラム
JP2009104475A (ja) 類似文書検索装置、類似文書検索方法およびプログラム
KR20090056273A (ko) 키워드 검색 방법
KR101050400B1 (ko) 초성 검색용 인덱스 데이터베이스 장치, 이를 이용한 문자열 검색 시스템 및 방법
JP5041802B2 (ja) クエリ分析サーバ、評価観点語データベース及び語句データベース生成方法
JP2019204221A (ja) 検索ワードサジェスト装置、固有表現情報の作成方法、および、固有表現情報の作成プログラム
JP4574186B2 (ja) 重要言語識別方法、重要言語識別プログラム、重要言語識別装置、文書検索装置およびキーワード抽出装置
JP4382634B2 (ja) 住所解析装置、住所解析方法及び住所解析プログラム
JP2018147205A (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム
JP2010097296A (ja) 電子文書ファイル検索装置、電子文書ファイル検索方法及びコンピュータプログラム
JP5063568B2 (ja) 携帯端末向けのウェブページの検索に用いられるインデックスを作成する検索制御装置及びインデックス作成方法
JP2011076144A (ja) 情報検索装置、情報検索方法、及びコンピュータプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080829

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20081226

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090116

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20081226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110222

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20110401

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110802