JP2007298695A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡易な構成で画像平行度が良好な画像形成を行うことができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 定着ニップ形成部材と記録体転写ローラである二次転写ローラ19との平行度を調節するために定着ニップ形成部材に対する二次転写ローラ19の位置を調節する転写ローラ位置調節部材としてのPETシート119を、二次転写ローラ19を備える記録体転写ユニットとしての副回動ユニット64と、装置本体50に対して開閉可能で閉めたときには装置本体50に対する位置が固定される開閉ドアとしての両面ユニット60との接触部であるユニット側接触部104に貼り付ける。
【選択図】 図10

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、複合機、印刷機などの画像形成装置に関するものである。
従来、この種の画像形成装置として特許文献1に記載のものがある。この画像形成装置は、各ローラの軸方向両端は装置本体の前後の側板に支持され、各駆動ローラは装置本体の後側板に設けられた駆動部より駆動の伝達を受け回転駆動を行う。また、記録体にトナー像を定着する定着装置は二次転写ニップの上方に配置されており、二次転写ニップでトナー像が転写された記録体は上方に搬送され、定着装置の定着ニップで加熱・加圧されることでトナー像が定着する。このような画像形成装置では、定着装置の駆動ローラに駆動を伝達したときに、駆動ローラの軸方向の駆動が伝達される側の端部、すなわち装置本体奥側の端部が定着装置ごと僅かながら上方に持ち上がる場合があった。このように、画像形成装置本体に対して定着装置の奥側が持ち上がると、長方形状の画像情報を元に画像形成したときに、記録体上の画像について、装置の奥側で形成された部分よりも装置の手前側で形成された部分の方が短くなる画像不良が発生する場合があった。この画像不良が発生する場合、記録体搬送方向に垂直でそれぞれが平行となるべき複数の直線を作像すると、装置の手前側で形成された部分の直線同士の間隔が装置の奥側で形成された部分の直線同士の間隔よりも狭くなり、画像平行度が悪い状態となる。
定着装置の奥側が持ち上がることによって、定着ニップを形成する定着ニップ形成部材としての定着ローラと二次転写ニップを形成する二次転写ローラとの平行度にズレが生じ、定着ニップと二次転写ニップとの距離が装置手前側の方が狭くなることにより、上述の画像平行度が悪い画像不良が発生すると考えられる。
また、定着ローラと二次転写ローラとの平行度のズレは、駆動時に定着装置の一端が持ち上がる場合に限らず、各部材の製造精度の誤差、組み付け精度の誤差などによっても発生する場合がある。そして、定着ローラと二次転写ローラとの平行度のズレが発生することで、画像平行度が悪い画像不良が発生するおそれがある。
特開2004−280064号公報
定着ローラと二次転写ローラとの平行度のズレを防止することにより、画像平行度が悪い画像不良が発生を防止することができる。しかしながら、定着ローラと二次転写ローラとの平行度のズレを防止するように各部材の製造制度および組み付け精度を向上することは非常に高い精度が求められ、かなりのコスト高につながる。また、さらに駆動時に力が加わることによる定着装置が移動するような場合、定着装置の移動を抑えることは困難であり、また定着装置の移動を考慮して各部材を配置することも困難である。
本発明は、以上の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、簡易な構成で画像平行度が良好な画像形成を行うことができる画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、トナー像を形成する画像形成手段と、該トナー像が形成した該トナー像を表面に担持するトナー像担持体と、該トナー像担持体と対向して記録体上に該トナー像を転写する記録体転写ニップを形成する記録体転写ローラと、該記録体転写ニップで該トナー像を転写された該記録体に該トナー像を定着する定着装置とを有し、該定着装置は無端移動する二つの定着ニップ形成部材を備え、該二つの定着ニップ形成部材は対向する箇所で互いに接触し、該記録体を挾持搬送し、加圧する定着ニップを形成する画像形成装置において、該二つの定着ニップ形成部材と該記録体転写ローラとの平行度を調節するために該二つの定着ニップ形成部材に対する該記録体転写ローラの位置を調節する転写ローラ位置調節手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記記録体転写ローラを備える記録体転写ユニットを有し、上記転写ローラ位置調節手段は、画像形成装置本体に対する該記録体転写ユニットの位置を調節することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2の画像形成装置において、上記記録体転写ユニットを支持し、上記画像形成装置本体に対して開閉可能な開閉ドアを有し、該開閉ドアを閉めたときに上記記録体転写ローラの軸方向の両端側で該記録体転写ユニットと該開閉ドアとが互いに接触する接触部を備え、上記転写ローラ位置調節手段は、該接触部の該記録体転写ユニット側であるユニット側接触部、または該接触部の開閉ドア側である開閉ドア側接触部の高さを調節することを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項3の画像形成装置において、上記転写ローラ位置調節手段は、上記記録体転写ユニットまたは上記開閉ドアに着脱することによって上記ユニット側接触部または開閉ドア側接触部の高さを調節する転写ローラ位置調節部材を備えることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4の画像形成装置において、上記転写ローラ位置調節部材は、上記記録体転写ユニットまたは上記開閉ドアに接着により固定することを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項4の画像形成装置において、上記転写ローラ位置調節部材は、上記記録体転写ユニットまたは上記開閉ドアにネジ止めにより固定することを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項4の画像形成装置において、上記転写ローラ位置調節部材は、上記記録体転写ユニットまたは上記開閉ドアにはめ込み式により固定することを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項4、5、6または7の画像形成装置において、上記転写ローラ位置調節部材は、PET(ポリエチレンテレフタレート)からなることを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項4、5、6または7の画像形成装置において、上記転写ローラ位置調節部材は、上記ユニット側接触部または開閉ドア側接触部の固定する部材と同じ材質からなることを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項3の画像形成装置において、上記転写ローラ位置調節手段は、上記ユニット側接触部または開閉ドア側接触部の接触面の高さを調節する転写ローラ位置調節機構を備えることを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項3、4、5、6、7、8、9または10の画像形成装置において、上記接触部は上記記録体転写ユニットを挟んで上記記録体転写ローラの反対側であることを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項3、4、5、6、7、8、9、10または11の画像形成装置において、上記記録体転写ユニットは該開閉ドアに対して開閉可能であることを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、請求項12の画像形成装置において、上記記録体転写ユニットは該開閉ドアに対してロック可能であり、該ロックを解除することにより該記録体転写ユニットを該開閉ドアに対して開閉可能となることを特徴とするものである。
また、請求項14の発明は、請求項12の画像形成装置において、上記開閉ドアを上記画像形成装置本体に対して開放するする動作にあわせて、上記記録体転写ユニットが該開閉ドアに対して開放することを特徴とするものである。
また、請求項15の発明は、請求項2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13または14の画像形成装置において、上記記録体転写ユニットは、上記画像形成装置本体に対して着脱可能であることを特徴とするものである。
また、請求項16の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14または15の画像形成装置において、上記記録体転写ローラと対向するトナー像担持体側の対抗ローラと、該記録体転写ローラとの軸間距離を規制する軸間距離規制部材を備えないことを特徴とするものである。
また、請求項17の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15または16の画像形成装置において、上記記録体転写ローラは回転軸と芯金部とを備え、該芯金部としてヤング率が150[GPa]以上であることを特徴とするものである。
また、請求項18の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16または17の画像形成装置において、上記記録体転写ローラは、クラウン形状であることを特徴とするものである。
また、請求項19の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17または18の画像形成装置において、上記記録体転写ローラは回転軸、芯金部および弾性層を備え、該弾性層の肉厚が3[mm]以下であることを特徴とするものである。
上記請求項1乃至19の画像形成装置においては、転写ローラ位置調節手段によって二つの定着ニップ形成部材に対する記録体転写ローラの位置を調節し、二つの定着ニップ形成部材と記録体転写ローラとの平行度を調節することができ、定着ローラと二次転写ローラとの平行度のズレを低減することができる。また、発生した二つの定着ニップ形成部材と記録体転写ローラとの平行度のズレを記録体転写ローラの位置を調節することで低減しているので、二つの定着ニップ形成部材と記録体転写ローラとの平行度のズレの発生を防止するために各部材の部品精度や組み付け精度を向上するよりも簡易な構成で定着ローラと二次転写ローラとの平行度のズレを低減することができる。
請求項1乃至19の発明によれば、簡易な構成で定着ローラと二次転写ローラとの平行度のズレを低減することができ、画像平行度が良好な画像形成を行うことができるという優れた効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置の一例であるフルカラープリンタの概略を示す断面構成図である。この図に示すフルカラープリンタとしてのプリンタ100は、装置本体のほぼ中央部に、複数のローラに巻き掛けられた中間転写ベルト11aを備える中間転写ユニット11を配設している。そして、中間転写ユニット11の下側走行辺に沿って四個の作像ユニット10(Y,C,M,Bk)を配設している。
各作像ユニット10は像担持体としての感光体ドラム1を具備している。この感光体ドラム1の周りには、帯電手段、現像装置、クリーニング手段等が配置され、さらに各感光体ドラム1に対向する位置において中間転写ベルト11aの内側に一次転写手段としての一次転写ローラ12が設けられている。本例の場合、四個の作像ユニット10は同一構造に構成されているが、各作像ユニットの現像装置で扱う現像剤の色がマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの四色に異なっている。本例の場合、四個の作像ユニット10は、図において左からマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの色順に配置されている。各作像ユニット10はプロセスカートリッジとして装置本体に着脱可能に設けられている。
そして、作像ユニット10の下方には光書き込み装置14が設けられている。光書き込み装置14は不図示のポリゴンミラーやミラー群等を有しており、光変調されたレーザ光を各色作像ユニットの感光体ドラム1の表面に照射する。光書き込み装置は、各作像ユニット10に個別に設けてもよいが、共通の光書き込み装置を用いればコストの点で有利である。なお、本例では、中間転写ベルト11aを備える中間転写ユニット11として、光書き込み装置14もユニット化されて、それぞれ装置本体50に対して着脱可能に構成されている。
装置の下部には二段の給紙カセット15(a,b)がセットされており、各給紙カセットに対応する給紙手段である給紙部材16(a,b)が設けられている。給紙部材16(a,b)はそれぞれ、呼び出しローラ、供給ローラ及び分離ローラから構成されている。その給紙部材16(a,b)によって給送される転写紙等の記録体(以下、用紙という)を搬送するために、搬送ローラ対17(a,b)が設けられている。上側の搬送ローラ対17の上方(用紙搬送方向の下流側)にはレジストローラ対18が設けられている。そのレジストローラ対18の上方には、二次転写手段としての二次転写ローラ19が、中間転写ベルト11aが掛け渡されるローラの一つである転写対向ローラ13に対向して設けられている。そして、二次転写ローラ19と転写対向ローラ13とは中間転写ベルト11aを挟んで、二次転写ニップを形成している。
二次転写ニップの上側には定着装置20が設けられている。定着装置20は、定着ローラ44と加熱ローラ47とに張架される定着ベルト46と、定着ベルト46を挟んで定着ローラ44を押圧する加圧ローラ45とを備えており、定着ローラ44と加圧ローラ45とは定着ベルト46を挟んで、定着ニップを形成している。そして、駆動ローラである定着ローラ44が図中反時計回りに回転駆動することで定着ベルト46が反時計回りに表面移動し、従動ローラである加圧ローラ45も連れ回りで時計回りに回転する。
定着装置20の上方には、用紙搬送方向を切り替えるための第一切替爪21、第二切替爪22、および第三切替爪23が配置されている。第一切替爪21、第二切替爪22、および第三切替爪23は、図2に実線と仮想線で示す位置とに、図示しないソレノイド等のアクチュエータにより切り替えられる。符号24〜27は、用紙搬送路中に適宜配置された搬送ローラ対である。また、符号35〜41は、用紙搬送路中に適宜配置された用紙センサである。なお、用紙搬送路は、ガイド板等の部材(符号付さず)により適宜ガイドされている。
装置本体50の上面は排紙トレイ30として構成されており、その排紙トレイ30に用紙を排出するための排紙ローラ対29が、定着装置20の左上方に位置して設けられている。
移動構造体である開閉ドアとしての両面ユニット60内には、スイッチバック搬送路61及び再給紙路62が形成されている。スイッチバック搬送路61の入口部(装置上側)には第一反転ローラ対31が設けられ、スイッチバック搬送路61の中途には第二反転ローラ対32が設けられている。第一反転ローラ対31及び第二反転ローラ対32は、正逆回転可能に構成されている。そして、再給紙路62をほぼ三等分する位置に、搬送ローラ対26,27が配置されている。前述の第三切替爪23は、第一反転ローラ対31のすぐ隣で、スイッチバック搬送路61から再給紙路62への進入部に位置して配置されている。
両面ユニット60の側面には手差しトレイ33が引き出し及び収納可能に設けられている。図1では、手差しトレイ33を引き出した状態を示してある。この手差しトレイ33から用紙を給紙するために、呼び出しローラ、供給ローラ及び分離ローラからなる給紙部材34が設けられている。その給紙部材34の側方、装置内側に位置して再給紙ローラ28が配設されている。再給紙ローラ28の上下両側には従動ローラがそれぞれ圧接されている。この再給紙ローラ28は正逆回転可能に構成されており、再給紙路62から用紙を再給紙する場合は図中反時計回りに回転駆動され、手差しトレイ33から用紙を給紙する場合は図中時計回りに回転駆動される。
上記のように構成された本例のプリンタ100における画像形成動作について簡単に説明する。作像ユニット10の感光体ドラム1が図示しない駆動手段によって図中時計方向に回転駆動され、その感光体ドラム1の表面が帯電手段によって所定の極性に一様に帯電される。帯電された感光体ドラム1表面には、光書き込み装置14からのレーザ光が照射され、これによって感光体ドラム1表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体ドラム1に露光される画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン、及び黒の色情報に分解した単色の画像情報である。このように形成された静電潜像に現像装置から各色トナーが付与され、トナー像として可視化される。
また、中間転写ベルト11aが矢印で示すように図中反時計回りに走行駆動され、各作像ユニット10において一次転写ローラ12の作用により感光体ドラム1から中間転写ベルト11aに各色トナー像が順次重ね転写される。このようにして中間転写ベルト11aはその表面にフルカラーのトナー像を担持する。
なお、作像ユニット10のいずれか一つを使用して単色画像を形成したり、二色又は三色の画像を形成したりすることもできる。モノクロプリントの場合は、四個の作像ユニットのうち、図の一番右側のBkユニットを用いて画像形成を行う。
そして、トナー像を転写した後の感光体ドラム1表面に付着する残留トナーは、クリーニング装置によって感光体ドラム1表面から除去され、次いで感光体ドラム1の表面が除電器の作用を受けて表面電位が初期化されて次の画像形成に備える。
一方、給紙カセット15(a,b)あるいは手差しトレイ33から用紙が選択的に給送され、レジストローラ対18によって、中間転写ベルト11a上に担持されたトナー像とのタイミングを取って二次転写位置に向けて送出される。本例では二次転写ローラ19には中間転写ベルト11a表面のトナー像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加され、これによって中間転写ベルト11a表面のトナー像が用紙上に一括して転写される。トナー像を転写された用紙は、定着装置20を通過するとき、熱と圧力によってトナー像が用紙に熔融定着される。定着された転写材は、排紙ローラ対29により装置本体50の上面に構成された排紙トレイ30に排出される。片面プリント時の用紙搬送経路(ただし、給紙カセット15(a,b)から給紙した場合)を、図2に実線[1]で示す。
なお、第二切替爪22の上方の装置上面にオプションの排紙トレイ(例えばソート機能を有する4ビントレイ)を装着可能であり、その図示しないオプショントレイに定着後の用紙を排出することも可能である。オプショントレイに用紙を排出する場合の用紙搬送経路(ただし、定着装置通過後)を、図2に破線[2]で示す。
用紙両面にプリントを行う場合は、用紙片面にトナー像を定着した用紙を、第一切替爪21、第二切替爪22および第三切替爪23を適切に切り替えることにより、スイッチバック搬送路61内に進入させる。この場合の第一切替爪21及び第二切替爪22は、図2の仮想線の位置に切り替えられる。また、第三切替爪23は、図2の実線の位置に切り替えられる。また、第一反転ローラ対31及び第二反転ローラ対32は正方向(図1で31は下側のローラ、32は左側のローラが時計回り)に回転される。用紙をスイッチバック搬送路61内に進入させるときの搬送経路(ただし、搬送ローラ対25以降)を、図2に2点鎖線[3]で示す。
スイッチバック搬送路61内に進入した用紙後端をセンサ40で検知したら、第一反転ローラ対31及び第二反転ローラ対32を逆方向(図1で31は下側のローラ、32は左側のローラが反時計回り)に回転させ、用紙を反転させる。このとき、第三切替爪23を図2の仮想線の位置に切り替えることで、反転させた用紙を再給紙路62へと送り込む。
再給紙路62は、その下端部で手差しトレイ33からの用紙搬送路と合流され、さらに、再給紙ローラ28の奥側で給紙カセット15(a,b)からの用紙搬送路と合流される。再給紙路62内を用紙は搬送ローラ対26,27により搬送され、さらに再給紙ローラ28によりレジストローラ対18へと送られる。再給紙路62を通る用紙搬送経路(ただし、第三切替爪23から実線[1]と合流する部分まで)を、図2に1点鎖線[4]で示す。また、手差しトレイ33から用紙を給紙する場合の用紙搬送経路(ただし、再給紙ローラ28を抜けた位置まで)を、図2に点線[5]で示す。
スイッチバック搬送路61で反転させた用紙を再給紙路62を通過させることで用紙の表裏が逆にされ、その用紙裏面に中間転写ベルト11aからトナー像が転写され、その裏面画像を定着装置20で定着することにより、表裏両面に画像を担持する用紙を、排紙トレイ30又は図示しないオプショントレイに排出することで、両面プリントが完成する。
プリンタ100において、両面ユニット60はその下部に設けられた両面ユニット回動軸63を支点として揺動可能に設けられ、装置本体50に対して両面ユニット60を開閉可能に設けている。両面ユニット60を開放した様子を図3に示す。なお、両面ユニット60は図示しないリンク機構により装置本体50に支持され、開放時に所定の位置で止まるようになっている。また、両面ユニット60の開閉力を軽減させるために、両面ユニット60を支持するリンク機構にダンパ手段を設けると好適である。ダンパ手段としては、スプリングを使ったものや、オイルダンパ等を用いることができる。
両面ユニット60に含まれ、装置本体50に対して開閉されるものとしては、スイッチバック搬送路61を形成するガイド板(符号なし)、再給紙路62を形成する一部のガイド板66、副構造体である記録体転写ユニットとしての副回動ユニット64の他に、第三切替爪23、第一二反転ローラ対31及び第二反転ローラ対32、手差しトレイ33、その給紙部材34、再給紙ローラ28等がある。また、2つの搬送ローラ対17(a,b)の各従動側ローラ171(a,b)も両面ユニット60に含まれる部材である。
副回動ユニット64は、当接部材としての二次転写ローラ19、搬送ローラ対27の従動側ローラ27b、再給紙ローラ28の従動側ローラ28b及び用紙センサ41を支持して、回動軸65を支点として揺動可能に構成されている。副回動ユニット64の回動軸65には、図示しない捩りコイルバネが嵌装されており、その捩りコイルバネの一端側が副回動ユニット64に他端側が両面ユニット60に係止されることで、常に副回動ユニット64を両面ユニット60に対して図中反時計回りに、すなわち、再給紙路62を開放する方向(副回動ユニット64が両面ユニット60自体から離れる方向)に常に付勢している。ただし、図示しないストッパ部材が設けられており、図3に示す角度以上に副回動ユニット64が開放される(図3において、図示状態よりも反時計回りに回動する)ことを防止している。
再給紙路62は、その一方側(装置外側)をガイド板66により規定され、反対側(装置内部側)を上から順にガイド部材42の一面、定着装置20の一面、副回動ユニット64の一面により規定され、両面ユニット60を閉じたときに上記の部材により再給紙路62が形成される。
副回動ユニット64は上記のように再給紙路62を開放する方向に常に付勢されているが、図1のように両面ユニット60が閉じられた状態では、装置本体50と両面ユニット60とにより挟まれて所定の場所に位置し、このとき、二次転写ローラ19が転写対向ローラ13に対向して本体側部材としての中間転写ベルト11aに圧接され、2つの搬送ローラ対17(a,b)の従動側ローラ171(a,b)がそれぞれの駆動側ローラ170(a,b)に圧接され、再給紙路62内の搬送ローラ対27の副構造体側部材としての従動側ローラ27bが駆動側ローラ27aに圧接され、動作可能となる。この実施形態では、たとえば、この駆動側ローラ27aが、両面ユニットの副回動ユニット64との対向部に設けられた部材に相当する。従動側ローラ27bの機能発揮のための、この駆動側ローラ27aに対する所望の位置関係は、当接する位置関係である。
そして、図3のように両面ユニット60を開放すると、二次転写ローラ19は中間転写ベルト11a(転写対向ローラ13)から離間し、2つの搬送ローラ対17の従動側ローラ17b,17bがそれぞれの駆動側ローラ17a,17aから離間し、下側の搬送ローラ対17から定着装置20までの通常用紙搬送路43(図に太い実線で示す)が開放される。このとき、同時に、副回動ユニット64が再給紙路62を開放する方向(図中反時計回り)に回動することによって、第三切替爪23から合流部G(再給紙路が通常用紙搬送路43に合流する部分)までの再給紙路62(図に太い一点鎖線で示す)が開放される。
プリンタ100では、副回動ユニット64が常に再給紙路62を開放する方向に付勢されているので、両面ユニット60を開放することにより装置本体50と両面ユニット60間に空間が形成されることによって、副回動ユニット64は自動的に図中反時計回りに回動し、通常用紙搬送路43と同時に再給紙路62も開放される。この2つの用紙搬送路43,62を開放するための動作は、両面ユニット60を開放するだけの1アクションの動作であり、非常に操作が容易である。
図4は、副回動ユニット64の外観斜視図であり、(a)は装置本体50側から見たもので、(b)は再給紙路62側から見たものである。この図に示すように、副回動ユニット64の装置本体側には二次転写ローラ19が、その両端部がそれぞれ軸受け19aを介して定位置に回動自在に装着支持されている。この二次転写ローラ19の軸受け19aから外側に突出した両軸部にはそれぞれ円柱状のカラー19bが取り付けられている。両面ユニット60を装置本体50に対して閉じるときに、円柱状のカラー19bをガイドして完全に両面ユニット60を閉じた状態での、両面ユニット60の揺動方向に直交する仮想平面内における二次転写ローラ19の位置を位決めする位置決め手段としての上下位置決め部材100a、100bが、それぞれのカラー19bに対応させて装置本体に設けられている(図4(a)では図中右側の端部についてのもののみ記載)。この上下位置決め部材100a、100bは、両者の間隔が先端部でテーパー状に広がっており、後端部側ではカラー19bの外径に応じた間隔Hの平行な形状に設定されている。二次転写ローラの19の上方には、定着装置に向けて転写紙をガイドする複数のリブ70aを備えた転写出口ガイド板70により転写出口ガイド部が形成されている。副回動ユニット64の再給紙路62側には再給紙路内の搬送ローラ対27の従動側ローラ27が装着支持されている。また、再給紙路62側の面の幅方向両端部には、後述する付勢手段としてのコイルスプリング101を収容する収容空間102が形成され、この収容空間102はコイルスプリング101を収容した状態で、ネジ止めされるフタ103によって塞がれる。この収容空間102の上方の箇所に、再給紙路62側の両面ユニット本体に設けられた当接部が、当接するユニット側接触部104が設定されている(樹脂成形にあたって位置精度を精度を高めた加工がされている)。そして、副回動ユニット64の下端部には、再給紙ローラ28(図1,3)に圧接される従動側ローラ28bが装着支持されている。
副回動ユニット64の装置本体50側で二次転写ローラ19の下方にはガイド板68が取り付けられ、対向する装置本体50側のガイド板(図1,3参照、ただし符号なし)と共に通常用紙搬送路43(図3)の一部を構成する。また、副回動ユニット64の再給紙路62側は、複数のリブ69aを有する搬送ガイド面69として構成されており、対向するガイド部材66(図3参照)と共に再給紙路62の一部を形成する。
そして、本実施形態の副回動ユニット64は、副回動ユニット64の本体が図5(a)に示すようなケース形状になっており、このケースの内部に、図5(b)に示す二次転写ローラ19と、転写出口ガイド板70が一体になった二次転写押圧ユニット110が収容される(図示しないが、転写出口ガイドよりも二次転写ローラ側に転写後除電ブラシも設けられている)。副回動ユニット64本体の内部背面からは、収容部に収容されたコイルスプリング101の先端部が突出する。この先端部が進入できるように背面側に開口し、かつ先端が突き当たる壁を備えた収容凹部111が、二次転写押圧ユニット110の両端部にそれぞれ形成されている。図5(c)は収容凹部111の断面図である。前述の副回動ユニット64の収容部102の蓋103と、この収容凹部111の突き当て壁111aとで圧縮された状態でコイルスプリング101が収容される。また二次転写押圧ユニット110の両側壁には外側に突出した基準ピン112が設けられている。副回動ユニット64の本体の両側壁には、この基準ピン112が入り込む挿入孔113が形成されている。
図6は、二次転写押圧ユニット110に対して着脱可能で、二次転写ローラ19を備える二次転写ローラユニット190の概略構成図である。
図6に示すように、二次転写ローラユニット190は、二次転写ローラ19と両側にボールベアリング191、設置用のアース板金192、除電針193、下ホルダ194、転写出口ガイド板70、及び両側にカラー19bの構成になっている。
図7は、両面ユニット60を閉めて、二次転写ローラ19が中間転写ベルト11aと互いに接触した状態の、二次転写ローラユニット190と中間転写ユニット11との位置関係の説明図である。
図7に示すように二次転写ローラユニット190は中間転写ユニット11に平行に当接することで本体両側板にガイドレール107にカラー19bを入れ込みことにより記録紙の搬送方向に対して直交する方向を位置出ししている。
図8は、両面ユニット60の説明図であり、図8(a)は両面ユニット60の斜視図、図8(b)は、図8(a)中の領域α周辺の拡大図である。図8(a)では、副回動ユニット64は両面ユニット60に対して閉じた状態であり、副回動ユニット64が備える二次転写押圧ユニット110に、二次転写ローラユニット190を装着するときの状態を示している。そして、図8(b)は二次転写ローラユニット190を取り外した状態を示している。
図8(b)に示すように、二次転写押圧ユニット110にはU字ガイド190aが形成されており、ここに二次転写ローラユニット190の軸受け19aが嵌合することより、二次転写ローラユニット190を勘合することで両面ユニット60に装着できる。U字ガイド190aは図8(b)に示すような切欠きを設けてあるので、両面ユニット60開放時に図8(a)中の角度Aが45[°]〜90[°]となる状態で、軸受け19aをU字ガイド190aに嵌め込むことができ、二次転写ローラユニット190を両面ユニット60に装着できる。
図9は、両面ユニット60が閉じられた状態での二次転写ローラ19周辺の断面説明図である。
図9に示すように転写出口ガイド板70の上方、定着装置20の下方には、二次転写ニップを通過し、転写出口ガイド板70によってガイドされる用紙を定着ニップに向けてガイドする定着入口ガイド板49を備えている。そして、転写出口ガイド板70と定着入口ガイド板49とがなす角である図9中の角Bは、135[°]以上、180[°]以下に設定する。
また、二次転写ローラ19と転写対向ローラ13との軸を結んだ直線に対して直角な直線、すなわち二次転写ニップでの用紙の搬送方向に平行な直線と、転写出口ガイド板70とがなす角である図9中の角Cは、120[°]以上、180[°]以下に設定する。
このように、角Bおよび角Cを設定することで、二次転写ニップから定着ニップまでの搬送路を直線的に形成することができ、用紙搬送をスムーズに行うことができる。
図10は、両面ユニット60が閉じられた状態での二次転写ローラ19の位置を決める要素を示した説明図である。両面ユニット60の上端にはロック機構114が取り付けられているおり、これは装置本体50に設けられたバー115に係合する。回動軸65回りで揺動可能な副回動ユニット64の再給紙路62側の面の幅方向両端部に形成されたユニット側接触部104に開閉ドアである両面ユニット60の幅方向両端部に形成された突起状の開閉ドア側接触部116が当接する。二次転写ローラ19の両端部のカラー19b部が装置本体50の上下位置決め部材100a、100bによって図中上下方向で位置決めされる。二次転写ローラ19が転写対向ローラ13に巻き付いている中間転写ベルト11aに当接する。圧縮されたコイルスプリング101の伸張力は、挿入孔113に基準ピン112が入り込んだ状態で、二次転写押圧ユニット110の下端側と、副回動ユニット64本体の下端側とを離間させる作用力となる。ロック機構114で装置本体50にロックされた両面ユニット60本体の開閉ドア側接触部116が、回動軸65で下端が両面ユニット60本体の定位置に位置決めされている副回動ユニット64の上端近傍のユニット側接触部104に突き当たり、二次転写押圧ユニット110と副回動ユニット64本体とを離間させる作用力が二次転写押圧ユニット110ごと二次転写ローラ19を転写対向ローラ13に巻き付いている中間転写ベルト11aへの当接力になる。
次に本実施形態の特徴的な構成について説明する。
プリンタ100では、二つの定着ニップ形成部材である定着ローラ44及び加圧ローラ45と記録体転写ローラである二次転写ローラ19との平行度を調節するために二次転写ローラ19の位置を調節することができる。プリンタ100では二次転写ローラ19を備える記録体転写ユニットとしての副回動ユニット64の装置本体50に対する位置を調節することにより、定着ローラ44及び加圧ローラ45と二次転写ローラ19との平行度を調節する。
図11は、副回動ユニット64を両面ユニット60側からみた正面図である。図11に示すように、本実施形態では副回動ユニット64が両面ユニット60の突起状の開閉ドア側接触部116と互いに接触するユニット側接触部104に転写ローラ位置調節部材としてのPETシート119を貼り付けることが可能となっている。
PETシート119を副回動ユニット64の両端にあるユニット側接触部104の一方に貼り付けることにより、両端のユニット側接触部104の間で高さが異なる状態となる。このときPETシート119の厚みによってユニット側接触部104の高さの調節を行う。
本実施形態では、副回動ユニット64のユニット側接触部104に転写ローラ位置調節部材としてのPETシート119を貼り付ける構成について説明するが、両面ユニット60の開閉ドア側接触部116に転写ローラ位置調節部材を貼り付けてもよい。
両端のユニット側接触部104の高さが異なる状態で両面ユニット60を装置本体50に対して閉めると、PETシート119を貼り付ける前に比べて、両面ユニット60に対して副回動ユニット64がねじれた状態で位置決めがなされる。これにより、副回動ユニット64に装着される二次転写ローラ19も両面ユニット60に対してねじれた状態となり、両面ユニット60が固定される装置本体50に固定された定着装置20に対してもPETシート119を貼り付ける前に比べてねじれた状態となる。
このねじれにより、定着ローラ44及び加圧ローラ45と二次転写ローラ19との平行度が変化する。すなわち、PETシート119の厚みを調節し、両面ユニット60に対する副回動ユニット64のねじれの程度を調節することにより定着ローラ44及び加圧ローラ45と二次転写ローラ19との平行度を調節することができる。
図12は、PETシート119をユニット側接触部104に貼り付ける前に発生する、画像平行度が悪い画像不良の説明図である。図中破線で示す長方形状の画像を出力するような画像データに基づいて画像形成を行ったところ、図12に示すように装置の手前側で形成された画像の長さlが装置奥側で形成された画像の長さLに比べて短くなる画像不良が発生した。
この画像不良の発生原因について本発明者らが鋭意検討したところ、駆動入力時に定着装置20の後端が持ち上がっていることが分かった。定着装置20の奥側端が持ち上がると、定着ニップ形成部材である定着ローラ44や加圧ローラ45の奥側も持ち上がり、駆動入力前の状態の定着ローラ44および加圧ローラ45と二次転写ローラ19との平行度が変化する。詳細は後述するが定着ローラ44および加圧ローラ45と二次転写ローラ19との平行度が悪化することにより、図12中のLとLとの長さの差が大きくなるように画像平行度が悪化する。本発明者らは、定着装置20の奥側の上昇を抑えるために、駆動ローラである定着ローラ44の回転軸の奥側にブラケットを設けた。このブラケットはプリンタ100本体の奥側の側板に固定され、定着ローラ44の回転軸の上部を抑えるものである。このブラケットを設けることで画像平行度は改善されたが、より精度が高い画像を求めるユーザーには不十分なものであった。
プリンタ100では、PETシート119をユニット側接触部104に貼り付けることにより、定着ローラ44及び加圧ローラ45と二次転写ローラ19との平行度を調節することができため、この平行度が改善するように調節することにより画像平行度の更なる改善を図ることができる。
〔実験〕
プリンタ100において、PETシート119を貼り付けることによって画像平行度が改善されることを確認する実験を行った。プリンタ100として同じモデルのものを30台用意し、PETシート119を貼り付ける前と貼り付けた後とで画像平行度を比較した。なお、本実験では、A3の用紙の上下左右がそれぞれ10[mm]の余白となるような長方形の画像を作像し、画像の手前側と奥側との長さの差(図12におけるl−l)を画像平行度のズレとして評価した。
用紙としては普通紙と135Kの厚紙とを用いて、両面に画像を形成し、30台のプリンタ100の画像平行度のズレの平均値を算出した。また、PETシート119は厚さ0.4[mm]のものを一枚、ユニット側接触部104に貼り付けた。本実験で用いた普通紙としては81[g/m]のものを用いた。
本実験の結果を表1に示す。
Figure 2007298695
表1の各値は画像平行度のズレの大きさを示しており、単位は[mm]である。
図13は表1で示した実験結果をグラフで示したものであり、図13(a)はシート貼り付け前の画像平行度のズレの大きさを示すグラフであり、図13(a)はシート貼り付け後の画像平行度のズレの大きさを示すグラフである。
図13に示すように、普通紙であっても厚紙であってもPETシート119を貼り付けることによって画像平行度のズレが小さくなり、画像平行度が改善される確認できた。また、用紙の表面、裏面についても何れの紙種においても、PETシート119を貼り付けることによって画像平行度が改善されることが確認できた。
次に、PETシート119を貼り付けることによる二次転写ローラ19の位置の変動について説明する。
図14は、図1中の手前側のユニット側接触部104にPETシート119を貼り付けた状態の二次転写ローラ19近傍を上方から見た概略説明図である。図14に示すように、両面ユニット60と副回動ユニット64とについて、奥側はユニット側接触部104と開閉ドア側接触部116とが互いに直接接触している。一方、手前側はユニット側接触部104と開閉ドア側接触部116とがPETシート119を介して互いに接触している。ユニット側接触部104の高さが手前側と奥側とで異なるため、副回動ユニット64は装置本体50に固定される両面ユニット60に対してねじれた状態となり、装置本体50に対しても副回動ユニット64となる。そして、中間転写ベルト11aや転写対向ローラ13は、装置本体50に対して固定されているので、二次転写ローラ19は転写対向ローラ13に対して図14に示すようにねじれた状態で互いに接触する。
プリンタ100では、二次転写ローラ19を備える二次転写押圧ユニット110は副回動ユニット64に対してコイルスプリング101と長孔状の挿入孔113とで支持されている。そして、コイルスプリング101による押圧力と二次転写ニップで二次転写ローラ19が転写対向ローラ13から受ける押圧力と、長孔内の基準ピン112の位置とのバランスが取れる位置で位置決めがなされる。図14に示す状態で互いに接触すると手前側で二次転写ローラ19が転写対向ローラ13を押圧する力が大きくなり、二次転写ニップで二次転写ローラ19が受ける押圧力も大きくなる。このときの力のバランスがとられるように、手前側の基準ピン112は挿入孔113の長孔形状に沿って下方に移動する。すなわち、二次転写ローラ19は手前側が奥側よりも下がった状態となる。
二次転写ローラ19の上下方向は上下位置決め部材100a、100bによって位置決めがなされているが、これらは板状の位置決め部材で弾性的にある程度変形するものであるため、二次転写ローラ19の手前側を下方に下げることができる。
次に、画像平行度が悪い画像不良の発生のメカニズムと、転写ローラ位置調節部材としてのPETシート119を貼り付けることにより画像平行度が改善されるメカニズムについて説明する。
図1に示すプリンタ100では、二次転写ニップと定着ニップとの間には用紙に搬送力を加える搬送部材を設けていないため、二次転写ニップと定着ニップとの距離が、用紙の搬送方向の長さよりも短くなるように各部材が配置されている。このようなプリンタ100では、二次転写ニップで中間転写ベルトからトナー像の転写を受けた用紙は、その後端が二次転写ニップを通過する前にその先端が定着ニップに到達するものである。そして、定着ニップで用紙が引っ張られ、二次転写ニップで中間転写ベルトの表面移動速度よりも用紙の移動速度が速くなることによって画像が伸びる不良画像が発生することを防止するべく、定着ニップの線速を二次転写ニップの線速よりも僅かながら遅くなるように設定している。二次転写ニップと定着ニップとの距離が用紙の搬送方向の長さよりも短く、定着ニップの線速が二次転写ニップの線速よりも遅いため、その先端が定着ニップまで到達した用紙は、その後端が二次転写ニップを通過するまでたわんだ状態となる。
図15は、PETシート119を貼り付けていない状態の二次転写ニップと定着ニップとの位置関係の説明図であり、図16は、図15で示す二次転写ニップと定着ニップとの間に用紙Pが搬送されている状態の説明図である。
プリンタ100では、定着ローラ44および加圧ローラ45の奥側は手前側よりも上方となっているため、二次転写ニップ19Nと定着ニップ20Nとの距離について、手前側の距離Lに比べて奥側の距離Lの方が長くなっている。この状態で用紙Pが搬送されてくると、用紙Pの搬送方向の長さよりもLおよびLともに短く、定着ニップ20Nの線速が二次転写ニップ19Nの線速よりも遅いため、用紙Pは図16に示すようにその後端が二次転写ニップを通過するまでたわんだ状態となる。このとき、LよりもLの方が短いため、用紙Pは奥側に比べて手前側の方が大きくたわんだ状態となる。
用紙Pがたわんだ状態になると、その腰の強さにより伸びた状態になろうとする力が働く。そして、奥側に比べて手前側の方がたわむ量が大きくなっているため手前側の二次転写ニップ19Nでは、用紙Pが図中矢印D方向に戻ろうとする力が加わる。この矢印D方向の力が大きくなると用紙Pが中間転写ベルト11aに対して滑った状態、すなわち、二次転写ニップ19Nでの用紙Pの移動速度が中間転写ベルト11aの線速よりも遅くなった状態になる。用紙Pの移動速度が中間転写ベルト11aの線速よりも遅くなると、中間転写ベルト11a上のトナー像に比べて用紙Pに転写されたトナー像の用紙搬送方向が詰まった状態となる。これにより、図12で示したように、長方形の画像の装置手前側で形成された部分の長さlが装置奥側で形成された部分の長さlよりも短くなるような画像平行度が悪い画像不良が発生する。
このようなプリンタ100に対して、手前側のユニット側接触部104にPETシート119を貼り付けて二次転写ローラ19の手前側を下げ、二次転写ニップ19Nの手前側が下がるように調節する。定着ニップ20Nは奥側が上がり手前側が下がった状態であり、これにあわせて、二次転写ニップ19Nの手前側を下げることにより二次転写ローラ19と定着ローラ44および加圧ローラ45との平行度を改善することができる。
二次転写ローラ19と定着ローラ44および加圧ローラ45との平行度を改善するように、PETシート119を貼り付けて調節することにより、図15中のLとLとが略等しい長さとなり、用紙Pのたわみが手前と奥とで略一様となることで、用紙Pの手前側が中間転写ベルト11aに対して滑ることを防止することができる。これにより、用紙Pに形成された画像について、装置の手前側で形成された部分と装置の奥側で形成された部分とで用紙Pの搬送方向の長さが異なるような、画像平行度が悪化した画像不良が発生することを防止することができる。
このように、プリンタ100では、PETシート119を貼り付け、ユニット側接触部104の手前側と奥側との高さに差をつけるという簡単な調節方法により、二次転写ローラ19の位置を調節することができ、定着ローラ44および加圧ローラ45と二次転写ローラ19との平行度を調整することができる。
なお、上記の実験ではPETシート119として0.4[mm]のものを一枚貼り付けることで、二次転写ローラ19と定着部材との平行度を改善するものであったが、製造誤差、組み付け誤差などにより調節することによるユニット側接触部104の最適な高さを各プリンタ100毎で異なる。よって、実際に調節を行うときには、種々の厚さのPETシート119を用意して、出力画像を確認しながら0.1[mm]単位で調節できるようにする。
図17は、プリンタ100で用いる二次転写ローラ19の概略説明図である。
図17に示すように、二次転写ローラ19は、回転軸19cと芯金部19dとを備え、芯金部19dの外側に弾性層19eを備えている。芯金部19dとしてはヤング率が150[GPa]以上の材料を用いる。二次転写ローラ19では芯金部19dの材料としてヤング率が206[GPa]近傍となる鉄を用いている。ヤング率が150[GPa]以上の剛性の高い材料を用いることにより、アルミなどの剛性が低い材料を用いるものに比べてPETシート119を貼り付けて、二次転写ローラ19の位置を調節することによる、画像の推移が顕著となる。
また、二次転写ローラ19は、両端部の径に比べて中央部の径の方が0.15[mm]大きい、クラウン形状となっている。これにより、調整による用紙の当たり方が鋭敏になる。弾性層であるローラゴムの厚みHを3[mm]以下とすることで、より剛性が増し、位置を調節することによる、画像の推移が顕著となる。なお、本実施形態の二次転写ローラ19の外径は17.65[mm]、芯金部19dの外径は12.0[mm]となっており、ローラゴムの厚みは2.825[mm]となっている。
また、PETシート119を貼り付けるユニット側接触部104は記録体転写ユニットである副回動ユニット64を挟んで二次転写ローラ19の反対側である。このようにPETシート119を二次転写ローラ19が対向する転写対向ローラ13に加圧する方向と違う方向に取り付けることにより、ダイレクトに平行度を微調整できる。
また、図14に示すようにプリンタ100では、二次転写ローラ19と転写対向ローラ13との間にローラの軸間距離を規制する突当リング等の軸間距離規制部材をあえて備えていない。これにより、ローラ同士を食い込ませる構成とすることで図14に示すように斜めに当接することが可能であり、PETシート119を張ることによる調整に敏感に応答することができる。
図18は、図10の回動軸65近傍の拡大説明図である。回動軸65の両端には図18に示すようにねじりコイルバネ65Sが設けてある。ねじりコイルバネ65Sは図中矢印E方向、すなわち副回動ユニット64を両面ユニット60に対して開放する方向に押圧する。これにより、開閉ドアである両面ユニット60を開放したときに副回動ユニット64も開くため、PETシート119の交換作業の効率を向上することができる。
図18では、両面ユニット60を開放すると副回動ユニット64も開放される構成について説明した。しかしPETシート119の交換作業は頻繁にあるわけではないので、副回動ユニット64を両面ユニット60に対してロックし、必要に応じてロックを解除して副回動ユニット64を両面ユニット60に対して開放可能な構成を採用しても良い。
図19は、副回動ユニット64をロックする機構を備えた両面ユニット60の副回動ユニット64を除いた状態の斜視説明図である。図19に示すように両面ユニット60の副回動ユニット64がセットされる部分の副回動ユニット64の外側の側壁と対向する位置に板バネ64Lを備えている。板バネ64Lは副回動ユニット64の側壁と接触する面に半球状のロック凸部64Sを有する。図19では、図1では手前側となる位置にのみ板バネ64Lを示しているが、両面ユニット60の壁部で隠れた図1では奥側となる位置にも同様に板バネ64Lを備えている。
この両面ユニット60に副回動ユニット64をセットすると副回動ユニット64の両側壁とそれぞれ接触する板バネ64Lが外側に広がる。副回動ユニット64が両面ユニット60の所定の位置にはまると、副回動ユニット64の両側壁に設けられたロック凹部(不図示)にロック凸部64Sがはまり、外側に広がっていた板バネ64Lがロック凸部64Sの分だけ内側に戻る。そして、板バネ64Lの内側に戻ろうとする押圧力と、ロック凸部64Sの係合により副回動ユニット64は両面ユニット60にロックされる。なお、この板バネ64Lによるロックは副回動ユニット64を手で引くことにより容易に解除することができるものである。このように、副回動ユニット64を両面ユニット60の所定の位置でロックすることにより、PETシート119の交換するときなど副回動ユニット64を開放する必要があるとき以外は、両面ユニット60に固定した状態を維持することができる。これにより、副回動ユニット64と両面ユニット60との接触部が互いに常に接触した状態となり、接触部に貼り付けるPETシート119の剥れを未然に防止できる。
また、ロック機構を備えた両面ユニット60において、副回動ユニット64の回動軸65にねじりコイルバネ65Sを設けても良い。このような構成では、副回動ユニット64を開放する方向に働くねじりコイルバネ65Sの押圧力がロックを解除できない程度の押圧力となるように設定する。このように、ロック機構とねじりコイルバネ65Sとを備える構成では、副回動ユニット64を開放する必要がないときには副回動ユニット64を両面ユニット60に対して固定することができる。そして、PETシート119を交換するときなど、副回動ユニット64開放する必要があるときには、副回動ユニット64を両面ユニット60に対して手で引っ張ることによりロックが解除され、ねじりコイルバネ65Sの押圧力により、副回動ユニット64を開放した状態が維持される。副回動ユニット64を開放した状態が維持されるため、PETシート119の交換作業の効率を向上することができる。
副回動ユニット64を両面ユニット60に固定するロック機構としては、上述の板バネ64Lを用いるようなスナップフィットに限らず、例えば、マグネットによって固定するものを採用しても良い。
本実施形態では、転写ローラ位置調節部材としてPET(飽和ポリエステル)からなるPETシート119を用いている。転写ローラ位置調節部材としてPET(飽和ポリエステル)を用いることにより環境変動が少ないため、安定した位置決めを行うことができ、さらに転写ローラ位置調節部材が安価となる。また、シート状の転写ローラ位置調節部材として、副回動ユニット64のユニット側接触部104を構成する材料と同じ材料を用いることによりシート状の転写ローラ位置調節部材をつけたまま、副回動ユニット64のリサイクルを行うことができる。
〔変形例1〕
実施形態1では、転写ローラ位置調節部材としてシート状のPETシート119を粘着テープで接着してユニット側接触部104に貼り付けて、ユニット側接触部104の高さを調節するものであった。ユニット側接触部104の高さを調節する構成としては、これに限るものではなく、スナップフィットによる嵌め込み方式を採用しても良い。以下、スナップフィットによる嵌め込み方式によりユニット側接触部104の高さを調節する変形例1について説明する。
図20は、変形例1にかかる転写ローラ位置調節部材としての接触ブロック104Sを備えた副回動ユニット64の説明図である。図20に示すように、接触ブロック104Sはツメ部104Tを備え、このツメ部104Tを副回動ユニット64に設けた嵌合孔104Rに嵌め込むことにより副回動ユニット64に装着し、固定することができる。接触ブロック104Sは副回動ユニット64に固定したときに外側を向く面がユニット側接触部104であり、装置の手前側と奥側とでそれぞれ厚さが異なる接触ブロック104Sを装着することにより二次転写ローラ19の位置を調節することができる。なお、装置の手前側と奥側とに厚さが異なる接触ブロック104Sを装着するものに限らず、接触ブロック104Sの有無により二次転写ローラ19の位置を調節してもよい。
〔変形例2〕
変形例1では、転写ローラ位置調節部材として接触ブロック104Sをスナップフィットにより副回動ユニット64に装着し、固定するものである。接触ブロック104Sを副回動ユニット64に固定する構成としては、ネジ固定であっても良い。以下、ネジ固定によりユニット側接触部104の高さを調節する変形例2について説明する。
図21は、変形例2にかかる転写ローラ位置調節部材としての接触ブロック104Sを備えた副回動ユニット64の説明図である。図21に示すように、接触ブロック104Sは下側にツメ部104Tを備え、上側にネジ104Qを嵌め込み可能となっている。ツメ部104Tを副回動ユニット64に設けた嵌合孔104Rに嵌め込み、上側をネジ104Qによりネジ孔104Pに固定することにより副回動ユニット64に固定することができる。そして、変形例1と同様に、接触ブロック104Sの厚さの違いや、その有無によって二次転写ローラ19の位置を調節することができる。また、ネジ104Qにより固定するため、より確実に固定することができる。
〔変形例3〕
実施形態、変形例1および変形例2では、転写ローラ位置調節手段として、PETシート119や接触ブロック104Sのような転写ローラ位置調節部材を副回動ユニット64に着脱することにより、ユニット側接触部104の高さを調節するものである。ユニット側接触部104または開閉ドア側接触部116の高さを調節する構成としては、副回動ユニット64または両面ユニット60が備える接触部高さ調節機構であってもよい。以下、両面ユニット60が接触部高さ調節機構を備える変形例3について説明する。
図22は、変形例3にかかる接触部高さ調節機構を備えた両面ユニット60の副回動ユニット64との接触部周辺の説明図である。変形例3の接触部高さ調節機構は、その一つの面が開閉ドア側接触部116である接触部調節板116aと接触部調節板116aの開閉ドア側接触部116とは反対側の面を押圧する接触部調節ネジ116bとを備えている。
変形例3の接触部高さ調節機構では、接触部調節ネジ116bを回転させ、両面ユニット60に対する接触部調節ネジ116bの挿入を調節することにより、開閉ドア側接触部116の高さを調節することができる。具体的には、接触部調節ネジ116bを回転し、図中矢印F方向に挿入することにより、両面ユニット60を挟んで反対側の接触部調節板116aが接触部調節ネジ116bの端部に押されて図中矢印G方向に移動する。これにより、接触部調節板116aの一面である開閉ドア側接触部116の高さが高くなる。
変形例3の両面ユニット60は、このような接触部高さ調節機構を手前側と奥側とに備え、手前側と奥側とで開閉ドア側接触部116の高さをそれぞれ調節することにより、二次転写ローラ19の位置を調節することができる。すなわち、両面ユニット60が備える接触部高さ調節機構が転写ローラ位置調節機構として機能する。
変形例3のように、両面ユニット60が接触部高さ調節機構を備えることにより、二次転写ローラ19の位置を調節するために新たに調節部材を用意する必要がなく、画像平行度が改善するように二次転写ローラ19の位置を簡単に調節することができる。
以上、本実施形態によれば、定着ニップ形成部材である定着ローラ44および加圧ローラ45と記録体転写ローラである二次転写ローラ19との平行度を調節するために定着ローラ44および加圧ローラ45に対する二次転写ローラ19の位置を調節する転写ローラ位置調節部材としてのPETシート119を、二次転写ローラ19を備える記録体転写ユニットとしての副回動ユニット64と、装置本体50に対して開閉可能で閉めたときには装置本体50に対する位置が固定される開閉ドアとしての両面ユニット60との接触部であるユニット側接触部104に貼り付ける。ユニット側接触部104にPETシート119を貼り付けることにより、副回動ユニット64の両面ユニット60に対する位置が変化し、副回動ユニット64の装置本体50に対する位置も変化する。これにより、副回動ユニット64が備える二次転写ローラ19と、装置本体50に固定された定着ローラ44および加圧ローラ45との位置関係が変化する。そして、二次転写ローラ19と定着ローラ44および加圧ローラ45との平行度が改善するように、ユニット側接触部104に貼り付けるPETシート119の厚さを調節することにより、二次転写ローラ19と定着ローラ44および加圧ローラ45との平行度のズレに起因する画像平行度が悪い異常画像の発生を抑制することができる。
また、PETシート119を貼り付け、装置本体50に対する副回動ユニット64の位置を調節することによって、装置本体50に対する二次転写ローラ19の位置を間接的に調節することができる。
また、副回動ユニット64の両面ユニット60との接触部であるユニット側接触部104にPETシート119を貼り付けユニット側接触部104の高さを調節することにより、両面ユニット60に対する副回動ユニット64の位置を調節することができ、両面ユニット60が固定される装置本体50に対する副回動ユニット64の位置を間接的に調節することができる。
また、転写ローラ位置調節部材としてのPETシート119をユニット側接触部104に対して着脱するという簡易な構成で、二次転写ローラ19と定着ローラ44および加圧ローラ45との平行度を調節することができる。
また、転写ローラ位置調節部材としてのPETシート119のユニット側接触部104に対する着脱は、粘着テープによる接着、そしてそれを剥がすことで容易に行うことができる。さらに、粘着テープで固定することで、工場や市場での取付け性、リサイクル性を向上させることができる。
また、転写ローラ位置調節部材としてのPETシート119が、PET(ポリエチレンテレフタレート)製であることにより、安定した位置決めを安価で行うことができる。
また、PETシート119の代わりに、副回動ユニット64のユニット側接触部104を構成する材料からなるシート状の転写ローラ位置調節部材を用いることにより、転写ローラ位置調節部材をユニット側接触部104に貼り付けたまま、副回動ユニット64のリサイクルを行うことができる。すなわち、製品の分解リサイクル時に転写ローラ位置調節部材を除去する手間を省き、リサイクル性を向上させルことができる。
また、PETシート119を貼り付けるユニット側接触部104が、記録体転写ユニットである副回動ユニット64を挟んで二次転写ローラ19の反対側であることにより、ダイレクトに平行度を微調整できる。
また、副回動ユニット64が両面ユニット60に対して開閉可能であることにより、開閉ドアとしての両面ユニット60を分解することなく、PETシート119の交換が可能になり、作業者の交換時間を短縮できる。
また、副回動ユニット64は両面ユニット60に対してロック可能であり、このロックを解除することにより副回動ユニット64を両面ユニット60に対して開閉可能となるため、ロック機構により副回動ユニット64の装置本体50または各部材からの脱落を未然に防ぐことができる。
また、副回動ユニット64は両面ユニット60に対して開閉可能であり、ねじりコイルバネ65Sによって両面ユニット60の開放にあわせて、副回動ユニット64も開放されるため、PETシート119の交換を両面ユニット60の開放の1操作で可能にし、交換作業性を向上させている。
また、副回動ユニット64が、装置本体50に対して着脱可能であるので、二次転写ローラ19を含めた部材の交換が容易である。
また、二次転写ローラ19と転写対向ローラ13との軸間距離を規制する軸間距離規制部材を備えないことにより、ローラ同士を食い込ませた構成にすることで、二次転写ニップの転写ローラの押付圧の調整を外乱なく可能にしている。
また、二次転写ローラ19では芯金部19dの材料として鉄を用いることにより、二次転写ローラ19の位置調整によるローラの変形による画像の白抜けなどの副作用を未然に防止することが出来る。なお、転写対向ローラ13の素管の材料として鉄を用いることにより、転写対向ローラ13の変形による画像の白抜けなどの副作用を未然に防止することが出来る。
また、二次転写ローラ19の形状をクラウン形状にしたことで、二次転写ローラの厚みが微少でも二次転写ローラ19の転写対向ローラ13への押付状態が敏感に変化でき、容易に画像の左右差調整を可能にしている。
また、二次転写ローラ19のゴム層の肉厚を3[mm]以下とすることで、二次転写ローラ19をより剛体に出来ることで、二次転写ローラ19の転写対向ローラ13への押付状態が敏感に変化でき、容易に画像の左右差調整を可能にしている。
また、変形例1のように、ユニット側接触部104の高さは、スナップフィットにより副回動ユニット64に対して固定可能な接触ブロック104Sを用いても調節可能である。
また、変形例二のように、ユニット側接触部104の高さは、ネジ固定により副回動ユニット64に対して固定可能な接触ブロック104Sを用いても調節可能である。
また、変形例3のように、接触部調節板116aと接触部調節ネジ116bとを備える接触部高さ調節機構によって開閉ドア側接触部116の高さを調節することにより、二次転写ローラ19の装置本体に対する位置を調節することができる。
実施形態に係る画像形成装置の概略構成図。 同装置の搬送路の説明図。 両面ユニット開閉動作の説明図。 (a)は副回動ユニットの斜視図、(b)は同ユニットの他の方向からの斜視図。 (a)は同ユニットの部分斜視図、(b)は同ユニットの他の部分斜視図、(c)は同ユニットの一部の拡大断面。 二次転写ローラユニットの概略構成図。 二次転写ローラユニットと中間転写ユニットとの位置関係の説明図。 両面ユニットの説明図、(a)は両面ユニットの斜視図、(b)は(a)中の領域α周辺の拡大図。 両面ユニットが閉じられた状態での二次転写ローラ周辺の断面説明図。 両面ユニットの位置決め機構の説明図。 副回動ユニットを両面ユニット側からみた正面図。 画像平行度が悪い画像不良の説明図。 実験の結果を示すグラフ、(a)はシート貼り付け前、(b)はシート貼り付け後。 ユニット側接触部にPETシートを貼り付けた状態の二次転写ローラ近傍を上方から見た概略説明図。 PETシートを貼り付けていない状態の二次転写ニップと定着ニップとの位置関係の説明図。 図15で示す二次転写ニップと定着ニップとの間に用紙が搬送されている状態の説明図。 二次転写ローラの概略説明図。 回動軸近傍の拡大説明図。 副回動ユニットをロックする機構を備えた両面ユニットの斜視説明図。 変形例1にかかる副回動ユニットの説明図。 変形例2にかかる副回動ユニットの説明図。 、変形例3にかかる両面ユニットの副回動ユニットとの接触部周辺の説明図。
符号の説明
1 感光体ドラム
10 作像ユニット
11 中間転写ユニット
11a 中間転写ベルト
12 一次転写ローラ
13 転写対向ローラ
14 光書き込み装置
19 二次転写ローラ
19a 軸受け
19b カラー
19N 二次転写ニップ
20 定着装置
20N 定着ニップ
44 定着ローラ
45 加圧ローラ
46 定着ベルト
50 装置本体
60 両面ユニット
63 両面ユニット回動軸
64 副回動ユニット
65 回動軸
65S ねじりコイルバネ
100 プリンタ
100a、100b 上下位置決め部材
101 コイルスプリング
104 ユニット側接触部
107 ガイドレール
110 二次転写押圧ユニット
113 挿入孔
112 基準ピン
114 ロック機構
115 バー
116 開閉ドア側接触部
116a 接触部調節板
116b 接触部調節ネジ
119 PETシート
190 二次転写ローラユニット

Claims (19)

  1. トナー像を形成する画像形成手段と、
    該トナー像が形成した該トナー像を表面に担持するトナー像担持体と、
    該トナー像担持体と対向して記録体上に該トナー像を転写する記録体転写ニップを形成する記録体転写ローラと、
    該記録体写ニップで該トナー像を転写された該記録体に該トナー像を定着する定着装置とを有し、
    該定着装置は無端移動する二つの定着ニップ形成部材を備え、該二つの定着ニップ形成部材は対向する箇所で互いに接触し、該記録体を挾持搬送し、加圧する定着ニップを形成する画像形成装置において、
    該二つの定着ニップ形成部材と該記録体転写ローラとの平行度を調節するために該二つの定着ニップ形成部材に対する該記録体転写ローラの位置を調節する転写ローラ位置調節手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    上記記録体転写ローラを備える記録体転写ユニットを有し、
    上記転写ローラ位置調節手段は、画像形成装置本体に対する該記録体転写ユニットの位置を調節することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2の画像形成装置において、
    上記記録体転写ユニットを支持し、上記画像形成装置本体に対して開閉可能な開閉ドアを有し、
    該開閉ドアを閉めたときに上記記録体転写ローラの軸方向の両端側で該記録体転写ユニットと該開閉ドアとが互いに接触する接触部を備え、
    上記転写ローラ位置調節手段は、該接触部の該記録体転写ユニット側であるユニット側接触部、または該接触部の開閉ドア側である開閉ドア側接触部の高さを調節することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3の画像形成装置において、
    上記転写ローラ位置調節手段は、上記記録体転写ユニットまたは上記開閉ドアに着脱することによって上記ユニット側接触部または開閉ドア側接触部の高さを調節する転写ローラ位置調節部材を備えることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4の画像形成装置において、
    上記転写ローラ位置調節部材は、上記記録体転写ユニットまたは上記開閉ドアに接着により固定することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項4の画像形成装置において、
    上記転写ローラ位置調節部材は、上記記録体転写ユニットまたは上記開閉ドアにネジ止めにより固定することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項4の画像形成装置において、
    上記転写ローラ位置調節部材は、上記記録体転写ユニットまたは上記開閉ドアにはめ込み式により固定することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項4、5、6または7の画像形成装置において、
    上記転写ローラ位置調節部材は、PET(ポリエチレンテレフタレート)からなることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項4、5、6または7の画像形成装置において、
    上記転写ローラ位置調節部材は、上記ユニット側接触部または開閉ドア側接触部の固定する部材と同じ材質からなることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項3の画像形成装置において、
    上記転写ローラ位置調節手段は、上記ユニット側接触部または開閉ドア側接触部の接触面の高さを調節する転写ローラ位置調節機構を備えることを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項3、4、5、6、7、8、9または10の画像形成装置において、
    上記接触部は上記記録体転写ユニットを挟んで上記記録体転写ローラの反対側であることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項3、4、5、6、7、8、9、10または11の画像形成装置において、
    上記記録体転写ユニットは該開閉ドアに対して開閉可能であることを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項12の画像形成装置において、
    上記記録体転写ユニットは該開閉ドアに対してロック可能であり、該ロックを解除することにより該記録体転写ユニットを該開閉ドアに対して開閉可能となることを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項12の画像形成装置において、
    上記開閉ドアを上記画像形成装置本体に対して開放するする動作にあわせて、上記記録体転写ユニットが該開閉ドアに対して開放することを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13または14の画像形成装置において、
    上記記録体転写ユニットは、上記画像形成装置本体に対して着脱可能であることを特徴とする画像形成装置。
  16. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14または15の画像形成装置において、
    上記記録体転写ローラと対向するトナー像担持体側の対抗ローラと、該記録体転写ローラとの軸間距離を規制する軸間距離規制部材を備えないことを特徴とする画像形成装置。
  17. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15または16の画像形成装置において、
    上記記録体転写ローラは回転軸と芯金部とを備え、該芯金部としてヤング率が150[GPa]以上であることを特徴とする画像形成装置。
  18. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16または17の画像形成装置において、
    上記記録体転写ローラは、クラウン形状であることを特徴とする画像形成装置。
  19. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17または18の画像形成装置において、
    上記記録体転写ローラは回転軸、芯金部および弾性層を備え、該弾性層の肉厚が3[mm]以下であることを特徴とする画像形成装置。
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