JP2007296550A - 電動射出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】成形材料の供給量のバラツキによらず金型キャビティに発生するサージ圧を低く抑える。
【解決手段】サーボモータ3の回転をボールねじ機構4によりプランジャチップ1の直線運動に変換し、プランジャチップ1の前進により射出スリーブ2内の溶融金属をキャビティCに射出する電動射出装置において、サーボモータ3(減速機5)の出力軸10とボールねじ機構4側の入力軸11との間に摩擦クラッチ12を介装する。摩擦クラッチ12は、キャビティC内への溶融材料の充填完了後の与圧に必要なトルクに余裕量を加えた大きさの伝達トルク容量を有するものを用いることで、金型キャビティC内への充填完了により大きなトルクが摩擦クラッチ12に入力されると、摩擦クラッチ12が滑って、ボールねじ機構4側には摩擦クラッチ12の設定トルク容量分のトルクしか伝達されず、これによりキャビティCに発生するサージ圧が低く抑えられる。
【選択図】図1
【解決手段】サーボモータ3の回転をボールねじ機構4によりプランジャチップ1の直線運動に変換し、プランジャチップ1の前進により射出スリーブ2内の溶融金属をキャビティCに射出する電動射出装置において、サーボモータ3(減速機5)の出力軸10とボールねじ機構4側の入力軸11との間に摩擦クラッチ12を介装する。摩擦クラッチ12は、キャビティC内への溶融材料の充填完了後の与圧に必要なトルクに余裕量を加えた大きさの伝達トルク容量を有するものを用いることで、金型キャビティC内への充填完了により大きなトルクが摩擦クラッチ12に入力されると、摩擦クラッチ12が滑って、ボールねじ機構4側には摩擦クラッチ12の設定トルク容量分のトルクしか伝達されず、これによりキャビティCに発生するサージ圧が低く抑えられる。
【選択図】図1
Description
本発明は、ダイカストマシンまたは射出成形機に装備される射出装置に係り、より詳しくは電動モータを駆動源として作動する電動射出装置に関する。
例えば、ダイカストマシンに装備される電動射出装置は、図5に示されるように、プランジャチップ(直動部材)1を摺動可能に納めた射出スリーブ2とサーボモータ(電動モータ)3を駆動源とする駆動系とからなっている。駆動系は、前記サーボモータ3の回転を直線運動に変換するボールねじ機構(運動変換機構)4を備えており、必要によりサーボモータ3とボールねじ機構4との間には減速機5が介装される。ボールネジ機構4は、両端部が軸受6に支持されたねじ軸7と、このねじ軸7に螺合されたナット部材8とからなっており、ナット部材8と前記射出スリーブ2内のプランジャチップ1とは、ねじ軸7と平行に延ばした駆動ロッド9により連結されている。なお、射出スリーブ2は、溶融金属(成形材料)を受ける給湯口2aを有しており、その先端部が金型Dに接続されている。
このような電動射出装置においては、サーボモータ3が回転すると、その回転が減速機5を介してボールねじ機構4のねじ軸7に伝達され、ねじ軸7が回転してナット部材8が直線移動し、その動きに射出スリーブ2内のプランジャチップ1が追従する。ダイカスト鋳造に際しては、射出スリーブ2内に給湯口2aを通じて所定量の溶融金属が供給された後、サーボモータ3の回転が開始され、プランジャチップ1が前進して射出スリーブ2内の溶融金属が金型D内のキャビティCに射出される。
ところで、ダイカスト鋳造においては、通常、溶融金属の先端が金型キャビティCの入口付近(ゲート)に到達するタイミングで射出速度が低速から高速へ切替えられ、金型キャビティC内への溶融金属の充填完了後は、押湯のために与圧(補圧)が行われる。そして、上記した電動射出装置においては、射出速度の低速から高速への切替えはサーボモータ3の回転数制御により、充填完了後の与圧はサーボモータ3のトルク制御によってそれぞれ行われる。なお、この種の電動射出装置としては、例えば、特許文献1に記載されるように、駆動系にフライホイール装置を併設し、サーボモータの回転エネルギーを該フライホイール装置に蓄勢して、高速射出時および保圧時にフライホイール装置から動力補給を行うように構成したものもある。
一方、ダイカスト鋳造においては、金型キャビティ内への溶融金属の充填完了によるプランジャチップの急停止によって、上記した駆動系の慣性モーメント(慣性質量)が金型キャビティ内の溶融金属に作用し、キャビティC内に大きなサージ圧が発生する。そして、このサージ圧が金型の型締力をオーバーすると、金型の合せ部に溶融金属がさし込んで大きなバリが発生し、場合によっては該合せ部から溶融金属が噴出したり、あるいは金型が破損するなどの致命的なトラブルが発生する。
そこで従来は、金型キャビティ内への溶融金属の充填完了直前からサーボモータに減速制御をかけてサージ圧の発生を抑える対策を採っていた。しかし、金型キャビティ内への溶融金属の充填完了直前のタイミングは、射出シリンダに対する溶融金属の供給量のバラツキによって前後する。このため、前記したような対策では、溶融金属の供給量が多かった場合、サーボモータが減速制御に入る前に充填完了によりプランジャチップが停止して、過大なサージ圧が発生してしまう。逆に溶融金属の供給量が少なかった場合、サーボモータが減速された状態で、すなわち低速で射出が続行されるので、溶融金属温度が低下してしまい、湯回り不良や与圧不足などの不具合を招いて、品質確保が困難になる。
なお、上記したサージ圧の問題は、射出シリンダ(射出スリーブ)内のスクリュの前進により溶融樹脂(成形材料)を金型キャビティに射出する射出成形においても発生する。このため、例えば、特許文献2に記載のものでは、成形状態および射出速度の動作状態に応じた複数のゲインを圧力制限補償器に付与し、動作モードに合せてゲインを選択してサージ圧が発生しないように制限圧力制御を行うようにしているが、この場合でも、上記したと同様に溶融樹脂の供給量のバラツキに伴う問題発生を避けることはできない。
本発明は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたもので、その課題とするところは、成形材料の供給量のバラツキによらず金型キャビティに発生するサージ圧を低く抑えることができ、もって成形の安定性の向上に大きく寄与する電動式射出装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、電動モータの回転を運動変換機構により射出スリーブ内の直動部材の直線運動に変換し、該直動部材の前進により前記射出スリーブ内の成形材料を金型キャビティに射出する電動射出装置において、前記電動モータ側の出力軸と前記運動変換機構側の入力軸との間に、前記金型キャビティ内への成形材料の充填完了に応じて入力されるトルクが所定値を超えたときに滑りを生じる摩擦クラッチを介装したことを特徴とする。
このように構成した電動射出装置においては、電動モータ側の出力軸と運動変換機構側の入力軸との間に介装した摩擦クラッチの伝達トルク容量を適当な大きさとすることで、金型キャビティ内への成形材料の充填完了により直動部材が急停止し、電動モータ側の慣性モーメントに応じた大きなトルクが摩擦クラッチに入力されると、該摩擦クラッチが滑って前記電動モータ側の慣性モーメントが吸収され、これにより金型キャビティに発生するサージ圧が低く抑えられる。この場合。摩擦クラッチの滑りによって機械的にサージ圧を低下させるので、射出材料の供給量に左右されることはない。
本発明において、上記摩擦クラッチは、キャビティに対する成形材料の充填完了後の与圧に必要なトルクに余裕量を加算した伝達トルク容量を有することが望ましく、これにより与圧に必要なトルクを十分に確保しながらできるだけサージ圧を低下させることができる。
この場合、上記摩擦クラッチに、伝達トルク容量を変更可能な調整機構を付設してもよく、この場合は、駆動系の慣性質量に合せて最適の伝達トルク容量を設定できる。
この場合、上記摩擦クラッチに、伝達トルク容量を変更可能な調整機構を付設してもよく、この場合は、駆動系の慣性質量に合せて最適の伝達トルク容量を設定できる。
本発明は、電動モータと摩擦クラッチとの間に減速機を介装した構成としてもよいもので、減速機の存在により駆動系の慣性質量がさらに大きくなる条件でも、本発明は、効率よくサージ圧を低下させることができる。
本発明が適用される成形装置は、ダイカストマシンであっても、射出成形機であってもよいもので、ダイカストマシンに適用する場合は、上記成形材料、直動部材のそれぞれは溶融金属、プランジャチップとなり、射出成形機に適用する場合は、上記成形材料、直動部材のそれぞれは溶融樹脂、スクリュとなる。
本発明に係る電動射出装置によれば、成形材料の供給量のバラツキによらず金型キャビティに発生するサージ圧を低く抑えることができるので、成形の安定性の向上に大きく寄与するものとなる。また、クラッチの滑りにより機械的にサージ圧を低下させるので、成形材料の供給量のバラツキに左右されることなく成形は安定し、品質確保が確実となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る電動射出装置の1つの実施形態を示したものである。なお、本実施形態は、前記ダイカストマシンに適用したもので、その基本構造は、前出図5に示したものと同じであるので、ここでは、同一構成要素に同一符号を付し、重複する説明を省略する。本実施形態において、前記サーボモータ(電動モータ)3に接続された減速機5の出力軸10と、前記ボールねじ機構(運動変換機構)4を構成するねじ軸7と一体をなす入力軸11との間には、後に詳述する摩擦クラッチ12が介装されている。摩擦クラッチ12は、ここでは、金型キャビティCに対する溶融金属(成形材料)の充填完了後の与圧に必要なトルクに余裕量を加算した伝達トルク容量を有するようにその容量が設定されている。
ここで、上記摩擦クラッチ12の種類は任意であり、例えば、図2に示す多板式クラッチ12A、あるいは図3に示すチャック式クラッチ12Bを用いることができる。図2に示す多板式クラッチ12Aは、前記減速機5の出力軸10に同軸に連結されたクラッチケース13と、このクラッチケース13の内周にスプライン嵌合された複数のクラッチプレート14と、クラッチケース13内に導入された入力軸11にスプライン嵌合され、前記複数のクラッチプレート14に対して交互に配置された複数のクラッチディスク15と、前記クラッチプレート14とクラッチディスク15とを摩擦係合(圧接)させる皿ばね(付勢手段)16とを備えている。この多板式クラッチ12Aにおいては、皿ばね16の押付力でクラッチプレート14とクラッチディスク15とが圧接することで、出力軸10と入力軸11とが作動連結され、したがって、その伝達トルク容量は皿ばね16による押付力に応じた大きさとなる。
本実施形態において、上記多板式クラッチ12Aには、その伝達トルク容量を変更するための調整機構としてのねじ部材17が付設されている。このねじ部材17は、クラッチケース13にねじ込まれて、その先端を前記皿ばね16に係合させており、周方向に等配して複数配設されている。ねじ部材17のねじ込み量を調整することで、皿ばね16によるクラッチプレート14とクラッチディスク15との圧接力が変更され、これにより摩擦クラッチ12の伝達トルク容量が変更される。
一方、図3に示すチャック式クラッチ12Bは、減速機5の出力軸10に同軸に連結されたオネジ部材20と、このオネジ部材20に一端部が螺合され、他端部に裁頭円錐状のガイド部21aを有するチャックリング21と、このチャックリング21のガイド部21a内に配設され、背面を前記ガイド部21aの内面に摺接させた複数のクラッチピース22と、前記オネジ部材20に螺合され、前記チャックリング21の動きをロックするロックナット23とからなっている。このチャック式クラッチ12Bにおいては、前記ねじ軸7と一体の入力軸11をチャックリング21に導入した状態で、該チャックリング21をオネジ部材20に締込むことで、そのガイド部21aに押圧されてクラッチピース22が入力軸11に摩擦係合(圧接)し、したがって、その伝達トルク容量はチャックリング21の締込力に応じた大きさとなる。換言すれば、チャックリング21の締込力を変更することで、摩擦クラッチ12の伝達トルク容量が変更され、したがってこのチャックリング21は調整機構を兼ねるものとなっている。
本実施形態においては、上記したように摩擦クラッチ12(多板式クラッチ12A、チャック式クラッチ12B)の伝達トルク容量を、金型キャビティCに対する溶融金属の充填完了後の与圧に必要なトルクに余裕量を加算した大きさに設定するので、事前にその設定作業を行う。この伝達トルク容量の設定作業は、射出スリーブ2内のプランジャチップ1を前進端に位置決めして、金型キャビティCに溶融金属が充填された状態を再現し、この状態で、溶融金属の充填完了後の与圧に必要なトルクに余裕量を加算したトルクを出力するようにサーボモータ3を制御すし、摩擦クラッチ12に必要伝達トルクを入力する。そして、この入力された必要伝達トルクで滑りが生じないように上記した調整機構としてのねじ部材17(図2)のねじ込み量、あるいはチャックリング21(図3)の締込み量を調整する。
本電動射出装置によるダイカスト鋳造の実施手順は、従来の電動射出装置(図5)による場合と基本的に変わりはなく、射出スリーブ2内に給湯口2aを通じて所定量の溶融金属が供給された後、サーボモータ3の回転が開始され、その回転が減速機5および摩擦クラッチ12を介してボールねじ機構4のねじ軸7に伝えられる。すると、ナット部材8がねじ軸7に沿って直線移動し、その動きにプランジャチップ1が追従し、該プランジャチップ1が前進して射出スリーブ2内の溶融金属が金型D内のキャビティCに射出される(射出工程)。そして、前記射出に際しては、従来と同様、溶融金属の先端がキャビティCの入口付近(ゲート)に到達するタイミングで射出速度が低速から高速へ切替えられ、キャビティC内への溶融金属の充填完了後は、押湯のために与圧が行われる(与圧工程)。
ところで、キャビティC内への溶融金属の充填完了によるプランジャチップ1の急停止し、これによって駆動系の慣性モーメントがキャビティC内の溶融金属に作用し、キャビティC内にサージ圧が発生する。しかるに、プランジャチップ1が急停止すると同時にボールねじ機構4のねじ軸7とこれと一体の入力軸11も急停止(回転停止)する。この場合、金型キャビティC内への溶融金属の充填完了と同時にサーボモータ3に対する通電が遮断されるが、このサーボモータ3から減速機5の出力軸10に至る範囲の駆動系は、その慣性モーメントにより回転を続けようとし、この結果、摩擦クラッチ12に大きなトルクが入力される。しかして、この摩擦クラッチ12の伝達トルク容量は、上記したように溶融金属の充填完了後の与圧に必要なトルクに余裕量を加算した大きさとなっており、前記慣性モーメントによって入力されるトルクが摩擦クラッチ12の伝達トルク容量を越えると、摩擦クラッチ12が滑り始める。この結果、ボールねじ機構4側の入力軸11には、摩擦クラッチ12の設定トルク容量分のトルクしか伝達されず、これによりキャビティCに発生するサージ圧は、低く抑えられる。
図4は、上記した射出工程および与圧工程中における射出速度、モータ回転数、キャビティ内圧の経時変化をそれぞれ示したもので、図中、(1)は射出工程を、(2)は与圧工程をそれぞれ表している。射出工程(1)では、サーボモータ3の回転数制御により射出速度が低速から高速へ切替えられ、キャビティC内への溶融金属の充填完了時点で、射出速度およびモータ回転数はピークに達する。
一方、キャビティC内への溶融金属の充填完了によりキャビティC内にサージ圧Ppが発生するが、上記したように摩擦クラッチ12の伝達トルク容量が、与圧工程(2)で必要なトルクPcに余裕量を加えた大きさとなっているので、キャビティ内圧が、前記伝達トルク容量に相当する内圧Pmを超えると同時に摩擦クラッチ12に滑りが生じ、これによってサージ圧Ppは低く抑えられる。因みに、摩擦クラッチ12が存在しない従来の電動射出装置(図5)の場合は、充填完了と同時に駆動系全体の慣性モーメントがキャビティ内の溶融金属に作用するため、過大なサージ圧Prが発生する。
上記サージ圧Ppの発生後は、サーボモータ3に対する通電が遮断(オフ)されるため、摩擦クラッチ12の滑りに応じてサーボモータ3および減速機5の運動量が徐々に放出され、モータ回転数が次第に低下(減速)し、この間、キャビティ内圧は、前記摩擦クラッチ12の伝達トルク容量に相当する内圧Pmを維持する。一方、サーボモータ3および減速機5の運動量の放出が続いてキャビティ内圧が与圧に必要な圧力Pcまで落ちると、サーボモータ3に対するトルク制御がスタートし、キャビティ内圧は与圧に必要な圧力Pcに保持される。図4中、(3)の範囲は、このトルク制御工程を表している。
このようにしてダイカスト鋳造は終了するが、本電動射出装置によれば、上記したようにキャビティC内への溶融金属の充填完了により生じるサージ圧が低く抑えられるので、金型Dの合せ部に溶融金属がさし込んで大きなバリが発生したり、あるいは該合せ部から溶融金属が噴出したりすることはなくなる。また、サージ圧が低く抑えられることから、金型Dの型締力の低減、金型Dの小型化が可能になり、その分、ダイカストマシン全体の小型化と設備コストの低減とを達成できる。さらに、摩擦クラッチ12の滑りによって機械的にサージ圧が抑えられるので、射出スリーブ2に供給される溶融金属の供給量に左右されることなく成形は安定し、結果として湯回り不良や与圧不足などの不具合を招くこともなくなって、品質確保が確実となる。
なお、上記実施形態においては、ダイカストマシンに適用した例を示したが、本発明は、溶融樹脂を射出成形する射出成形機にも適用できることはもちろんである。
1 プランジャチップ(直動部材)
2 射出スリーブ
3 サーボモータ(電動モータ)
4 ボールねじ機構(運動変換機構)
5 減速機
10 出力軸
11 入力軸
12 摩擦クラッチ
12A 多板式クラッチ
12B チャック式クラッチ
17 ねじ部材(調整機構)
21 チャックリング(調整機構)
C キャビティ
D 金型
2 射出スリーブ
3 サーボモータ(電動モータ)
4 ボールねじ機構(運動変換機構)
5 減速機
10 出力軸
11 入力軸
12 摩擦クラッチ
12A 多板式クラッチ
12B チャック式クラッチ
17 ねじ部材(調整機構)
21 チャックリング(調整機構)
C キャビティ
D 金型
Claims (6)
- 電動モータの回転を運動変換機構により射出スリーブ内の直動部材の直線運動に変換し、該直動部材の前進により前記射出スリーブ内の成形材料を金型キャビティに射出する電動射出装置において、前記電動モータ側の出力軸と前記運動変換機構側の入力軸との間に、前記金型キャビティ内への成形材料の充填完了に応じて入力されるトルクが所定値を超えたときに滑りを生じる摩擦クラッチを介装したことを特徴とする電動射出装置。
- 摩擦クラッチが、キャビティに対する成形材料の充填完了後の与圧に必要なトルクに余裕量を加算した伝達トルク容量を有することを特徴とする請求項1に記載の電動射出装置。
- 摩擦クラッチに、伝達トルク容量を変更可能な調整機構を付設したことを特徴とする請求項2に記載の電動射出装置。
- 電動モータと摩擦クラッチとの間に減速機を介装したことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の電動射出装置。
- ダイカストマシンに装備されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の電動射出装置。
- 射出成形機に装備されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の電動射出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006125954A JP2007296550A (ja) | 2006-04-28 | 2006-04-28 | 電動射出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006125954A JP2007296550A (ja) | 2006-04-28 | 2006-04-28 | 電動射出装置 |
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ID=38766478
Family Applications (1)
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JP2006125954A Pending JP2007296550A (ja) | 2006-04-28 | 2006-04-28 | 電動射出装置 |
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JP (1) | JP2007296550A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2006
- 2006-04-28 JP JP2006125954A patent/JP2007296550A/ja active Pending
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