JP2007295626A - 無線基地局装置及びアンテナ指向性制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 アレーアンテナの指向性を制御するアダプティブビームフォーミング及びアダプティブヌルスティアリングにより、端末毎に個別の放射パターンの送信ビームを形成してSDMA方式により各端末との間で無線通信するシステムにおいて、端末が送信した信号について受信エラーを検出する。受信エラーを検出したエラー該当端末の方向に指向性を持つ放射パターンを形成する際、正常受信の端末の方向へより深いヌルを形成する制御とエラー該当端末の方向に送信する電力が最大となる制御を行う。
【選択図】 図1
Description
これにより、端末のCIR(Carrier to Interference Ratio)を一定値(例えば15dB)以上に保って通話品質を確保しつつ、同じ通話チャネル(TCH)を複数の端末に割当て、チャネルの利用効率を上げている。
この結果、元の無線基地局と引き続き通信中の端末に対して良好なCIRを確保することができなくなり、元の無線基地局と引き続き通信中の端末の通話品質が劣化するという問題がある。
このため、該端末との間で通信の同期を確立することができず、該端末の呼が切断されてしまうという問題もある。
上記エラー該当端末とは、無線基地局装置が端末からの受信に係るエラーを検出したときの当該通信相手の端末を指す。
この発明によれば、ある端末が他の無線基地局へ移動し、元の無線基地局で該移動した端末から受信するデータがエラーとなった場合に、元の無線基地局と引き続き通信中の端末の方向により深いヌルを含むように、且つ、他の無線基地局に移動した端末への送信電力が最大となるように、該移動した端末用の放射パターンが形成されるので、他の無線基地局に移動した端末用の送信ビームが引き続き通信中の端末の妨害波となることを防止するとともに、該移動した端末に届く電力が最大となる。
この結果、元の無線基地局と引き続き通信中の端末の通話品質をさらに向上させることができ、且つ、他の無線基地局に移動した端末が元の無線基地局に切り戻ろうとした場合に、該切り戻る端末に対して適切なCIRを確保することができる。
この発明によれば、元の無線基地局と引き続き通信中の端末用の送信ビームの強度を、例えば予めパラメータ化されている値(XdB)だけ弱めて、該送信ビームが切り戻る端末の妨害波となることを防止することができるので、切り戻る端末に対するCIRを向上させることができる。
請求項3に記載の無線基地局装置は、前記送信制御手段が、前記エラーの検出により、このエラーが発生している該当端末の方向に指向性を持つ放射パターンを形成する際に、正常受信の端末の方向へより深いヌルを形成するための重み係数の計算を行い、当該計算に基づいて、該エラー該当端末の方向に送信する電力が最大となるように重み係数を計算する、ことを特徴としている。
この発明によれば、例えば、先ず、4次元のベクトル空間で正常受信の端末の方向へ最大のヌルを形成するように重み係数の計算を行うことで、重み係数計算の自由度が4つから3つになり、次いで、残った3次元ベクトル空間で、エラー該当端末へ送信する電力が最大となるように、重み係数を求めることが可能になる。これにより、他の無線基地局に移動した端末用の送信ビームが、元の無線基地局と引き続き通信中の端末に与える悪影響を軽減し、且つ該移動した端末が切り戻ってくる場合に、該切り戻る端末に適した放射パターンを形成して適切なCIRを確保することができる。
この発明によれば、他の無線基地局に移動した端末用の放射パターンが直近の正常な受信情報に基づいて形成されるので、元の無線基地局と引き続き通信中の端末に対するヌル送信の精度が向上し、該引き続き通信中の端末の通話品質向上に寄与するとともに、切り戻ってくる端末に対しても最大限の電力供給を行うことが可能になる。
この発明によれば、ある端末が他の無線基地局へ移動し、元の無線基地局で該移動した端末から受信するデータがエラーとなった場合に、元の無線基地局と引き続き通信中の端末の放射パターンが該移動した端末をヌル形成対象から除外して形成される。これにより、端末の方向へ放射パターンの指向性を強化することができるので、端末の通信品質を良好に保つことができる。
このため、送信ビームの強度を弱めても、該引き続き通信中の端末の通話品質は良好に保たれる。
図1は、本発明の一実施形態による無線基地局装置(以下、単に無線基地局と称する)100の構成を示すブロック図である。
なお、本実施形態では、説明の便宜上、4本のアンテナで2台の端末とSDMA方式で多重通信する場合を例に挙げて説明するが、3台以上の端末をSDMA方式で多重通信する場合にも同様に適用可能である。
上述したように、乗算器#1_10にはSDMA方式で多重通信する2台の端末のうち、一方の端末用の放射パターンを形成するための重み係数を設定し、乗算器#2_10にはもう一方の端末用の放射パターンを形成するための重み係数を設定する。
これにより、2台の端末に対して、各々異なる重み付けが成された放射パターンの送信ビームにより、同時にデータを送信することができる。
さらに、その重み係数の設定により、各々の送信ビームの放射パターンの任意の方向にヌルを形成することができる。
この変復調部12は制御部14に接続されている。
この制御部14は回線インタフェース部15に接続されている。
Claims (8)
- 複数のアンテナからなるアレーアンテナと、前記アレーアンテナの指向性を制御するアダプティブビームフォーミング及びアダプティブヌルスティアリングにより端末毎に個別の放射パターンの送信ビームを形成する制御を行う送信制御手段とを備え、SDMA方式により各端末との間で無線通信する無線基地局装置において、
端末から送信される信号を受信する際に、受信エラーを検出するエラー検出手段を備え、
前記送信制御手段は、前記エラーの検出により、このエラーが発生している該当端末の方向に指向性を持つ放射パターンを形成する際に、正常受信の端末の方向へより深いヌルを形成する制御を行うとともに、該エラー該当端末の方向に送信する電力が最大となるように制御する、
ことを特徴とする無線基地局装置。 - 前記送信制御手段は、前記エラーの検出により、このエラーが発生している該当端末の方向に指向性を持つ放射パターンを形成する際に、正常受信の端末の方向へより深いヌルを形成する制御を行うとともに、該エラー該当端末の方向に送信する電力が最大となるように制御し、
前記制御を経て前記エラー該当端末の方向に指向性を持つ放射パターンを形成してから、当該形成に基づいて、正常受信の端末へ送信する電力を下げるように制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の無線基地局装置。 - 前記送信制御手段は、前記エラーの検出により、このエラーが発生している該当端末の方向に指向性を持つ放射パターンを形成する際に、正常受信の端末の方向へより深いヌルを形成するための重み係数の計算を行い、当該計算に基づいて、該エラー該当端末の方向に送信する電力が最大となるように重み係数を計算する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の無線基地局装置。 - 前記送信制御手段は、前記エラーの検出の直前の正常受信時の受信情報に基づいてエラー該当端末用の放射パターンを形成する、
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の無線基地局装置。 - 前記送信制御手段は、前記正常受信の端末に対して、前記エラーの検出により、このエラーが発生している該当端末をヌル形成対象から除外して、当該正常受信の端末用の放射パターンを形成する、
ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の無線基地局装置。 - 複数のアンテナからなるアレーアンテナを備え、前記アレーアンテナの指向性を制御するアダプティブビームフォーミング及びアダプティブヌルスティアリングにより端末毎に個別の放射パターンの送信ビームを形成してSDMA方式により各端末との間で無線通信する無線基地局装置におけるアンテナ指向性制御方法であって、
端末から送信される信号を受信する際に、受信エラーを検出する過程と、
前記エラーの検出により、このエラーが発生している該当端末の方向に指向性を持つ放射パターンを形成する際に、正常受信の端末の方向へより深いヌルを形成する制御を行うとともに、該エラー該当端末の方向に送信する電力が最大となるように制御する過程と、
を含むことを特徴とするアンテナ指向性制御方法。 - 前記エラーの検出により、このエラーが発生している該当端末の方向に指向性を持つ放射パターンを形成する際に、正常受信の端末の方向へより深いヌルを形成する制御を行うとともに、該エラー該当端末の方向に送信する電力が最大となるように制御し、
前記制御を経て前記エラー該当端末の方向に指向性を持つ放射パターンを形成してから、当該形成に基づいて、正常受信の端末へ送信する電力を下げるように制御する、
ことを特徴とする請求項6に記載のアンテナ指向性制御方法。 - 前記エラーの検出により、このエラーが発生している該当端末の方向に指向性を持つ放射パターンを形成する際に、正常受信の端末の方向へより深いヌルを形成するための重み係数の計算を行い、当該計算に基づいて、該エラー該当端末の方向に送信する電力が最大となるように重み係数を計算する、
ことを特徴とする請求項6または7に記載のアンテナ指向性制御方法。
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JP2007196310A JP2007295626A (ja) | 2007-07-27 | 2007-07-27 | 無線基地局装置及びアンテナ指向性制御方法 |
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JP2001148655A (ja) * | 1999-11-19 | 2001-05-29 | Sanyo Electric Co Ltd | 無線基地局 |
WO2002019567A1 (fr) * | 2000-08-31 | 2002-03-07 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Station radio de base, procede de commande de directivite destine a une station radio de base, et programme |
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2007
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