JP2007295284A - デジタル信号の送信装置および送信方法、デジタル信号の受信装置および受信方法、並びにデジタル信号伝送システム - Google Patents

デジタル信号の送信装置および送信方法、デジタル信号の受信装置および受信方法、並びにデジタル信号伝送システム Download PDF

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秀明 村山
Nobuyuki Ishikawa
伸行 石川
Yoshihiro Morioka
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Abstract

【課題】デジタル信号を同軸ケーブルで良好に伝送する。
【解決手段】カメラ101側とCCU105側とをトライアックスケーブル103で接続する。カメラ101側からCCU105側に本線信号としての輝度信号および色差信号を送信する。これら輝度信号および色差信号に対してそれぞれ変換ユニット102で直交周波数分割多重変調(OFDM)を行って、それぞれの変調信号をケーブル103を通じてCCU105側に送る。CCU105側では、変換ユニット104で復調を行って、輝度信号および色差信号をCCU105に供給する。CCU105側からカメラ101側に送るリターンビデオ信号に関しても、変換ユニット104で同様の変調を行ってケーブル103に送出する。ケーブル103を通る各変調信号の周波数帯域は互いに異なるようにシフトされている。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えばカメラとカメラコントロールユニット(CCU)との間のビデオ信号の伝送に適用して好適なデジタル信号の送信装置および送信方法、デジタル信号の受信装置および受信方法、並びにデジタル信号伝送システムに関する。
従来、複数のカメラを運用する場合、例えばスタジオでのドラマ撮影や、野球中継などにおいては、複数のカメラはそれぞれ必要な場面を撮影するために、異なる場所に置かれる。そして、これらの複数のカメラは、通常一カ所で集中的にコントロールされている。
各カメラは、カメラをコントロールすると共に、カメラに電力を供給するためのカメラコントロールユニット(CCU:Camera Control Unit)にそれぞれ接続される。これは必要な電源を一カ所で確保すれば、各カメラに電力を供給することができるからである。また、それぞれのカメラに位相差のない同期をかけることによって、複数のCCUからの信号を入力し、所定の信号を選択的に出力するスイッチャへの入力が容易になる等の理由から、集中コントロールの方が便利であるからである。
カメラとCCUとの間で相互にビデオ信号の伝送が行われる。すなわち、カメラからCCUに本線信号として撮像ビデオ信号が送られ、逆にCCUからカメラにはカメラマンが録画またはオンエアされる最終の本線映像を確認するためのリターンビデオ信号が送られる。
従来、カメラとCCUと間の双方向ビデオ信号伝送には大きく分けて以下のような3種類の方法のものがある。
(1)光ファイバを用いて伝送を行なうものがある。カメラとCCU間のビデオ伝送は双方向伝送であるため、デジタル伝送を行なう場合には光ファイバを上り下りに1本ずつ2本用いて行なうのが一般的である。すなわち、本線信号をカメラからCCUに送るために光ファイバを1本使用し、リターンビデオ信号をCCUからカメラに送るためにもう1本光ファイバを使用する。
図6は、光ファイバを使用した伝送システム200Aを示している。この伝送システム200Aは、カメラ201とCCU202とが光ファイバ203で接続されて構成されている。CCU202には、リモートコントローラ204およびモニタ205〜207が接続されている。
(2)トライアックスケーブルと呼ばれる一種の同軸ケーブルを用いて伝送を行うものがある。トライアックスケーブルという二重シールド線を使用し、電源を含めた双方向の信号を変調し、周波数多重伝送する方法である。このようにトライアックスケーブルを用いた伝送システムは、例えば特許文献1に記載されている。
図7は、トライアックスケーブルを使用したアナログ伝送システム200Bを示している。この伝送システム200Bは、カメラ201とCCU202とがトライアックスケーブル208で接続されて構成されている。
この場合、カメラ201から出力される本線信号としてのデジタルビデオ信号、およびCCU202から出力されるリターンビデオ信号を、それぞれ、D/A変換器を用いて一度アナログビデオ信号に変換した後FM変調あるいはAM変調を行い、マルチプレックスフィルタを用いて周波数多重方式で双方向伝送を行い、受信した側では一度FM復調あるいはAM復調を行った後得られたアナログビデオ信号をA/D変換してデジタルビデオ信号に変換し出力している。
図8は、カメラ201側およびCCU202側の回路構成例を示している。カメラ201側では、本線信号としてのデジタルビデオ信号、つまり10ビットパラレルデータである輝度信号Yと10ビットパラレルデータである色差信号Cb/Crとを、それぞれ、D/A変換器210,211でデジタル信号からアナログ信号に変換し、その後、AM変調器213,214でAM変調し、それぞれをマルチプレックスフィルタ214で合成して、トライアックスケーブル208に送出している。なお、色差信号Cb/Crは、青色差信号Cbと赤色差信号Crとの順次信号を示している。
これに対応して、CCU202側では、トライアックスケーブル208からマルチプレックスフィルタ215で輝度信号Y、色差信号Cb/CrのAM変調信号を分離して取り出し、その後、これらAM変調信号をAM復調器216,217で復調し、それぞれをA/D変換器218,219でアナログ信号からデジタル信号に変換して、10ビットパラレルデータである輝度信号Yおよび色差信号Cb/Crを得ている。
また、CCU202側では、10ビットパラレルデータであるリターンビデオ信号Ret.Video(輝度信号Y)を、D/A変換器220でデジタル信号からアナログ信号に変換し、その後、FM変調器221でFM変調し、それをマルチプレックスフィルタ215を通してトライアックスケーブル208に送出している。
これに対応して、カメラ201側では、トライアックスケーブル208からマルチプレックスフィルタ214でリターンビデオ信号Ret. VideoのFM変調信号を取り出し、その後、このFM変調信号をFM復調器222で復調し、それをA/D変換器223でアナログ信号からデジタル信号に変換して、10ビットパラレルデータであるリターンビデオ信号Ret. Video(Y)を得ている。
図9は、トライアックスケーブルを用いたアナログ伝送システムの周波数配置例を示している。カメラ201側からCCU202側に送信されるAM変調信号(色差信号Cb/Cr)の中心周波数は21.6MHz、同じくカメラ201側からCCU202側に送信されるAM変調信号(輝度信号Y)の中心周波数は64.8MHz、そして、CCU202側からカメラ201側に送信されるFM変調信号(輝度信号Y)の中心周波数は126MHとされ、それぞれの周波数帯域が異なるようにされている。
なお、図8の回路構成例には図示していないが、カメラ201とCCU202との間ではオーディオ信号や制御信号も周波数多重されて伝送されている。図9には、カメラ201側からCCU202側に送信されるオーディ信号SA1およびCCU202側からカメラ201側に送信されるオーディオ信号SA2も示している。
(3)トライアックスケーブルを用いたデジタルビデオの双方向伝送システムとして時間領域多重方式を用いて伝送するものがある。すなわち、時間を区切って交互に本線ビデオ信号を送る時間とリターンビデオ信号を送る時間とを決め、これを繰り返しながら双方向伝送を行なうものであるが、時間の管理が難しく、また伝送距離が長くなると送ったビデオ信号が届くまでの待ち時間が長くなりビデオ信号を送るための時間が短くなる。
特開平10−341357号公報
(1)の場合には、光ファイバが非常に広帯域の信号を伝送でき、また光パワーの伝送損失も小さいため、簡単に長距離伝送できる。このためHD(High-Definition)カメラシステムのような場合にはこれが主流である。しかし、光ファイバが高価であることと、屋外や埃や塵が多い場所で使う場合には接続に大変気を使わなくてはならず、コネクタの端面のクリーニングが厄介である。また乱暴に取り扱うと切れてしまい、一度切れてしまうと修理が難しいなどの問題点がある。
(2)の場合にはカメラあるいはCCUから出力されたデジタルビデオ信号を一度アナログ信号に戻し、さらに出力側では再度デジタルビデオ信号に戻すため、信号の劣化が避けられない。また、伝送ではアナログ信号でのFM変復調あるいはAM変復調を行なうため、ここでもS/Nの劣化が起こる。また、伝送距離が長くなると伝送路のC/Nが劣化するためビデオのS/Nが悪くなる。
(3)の場合には、時間の管理が難しく、また伝送距離が長くなると送ったビデオ信号が届くまでの待ち時間が長くなってビデオ信号を送るための時間が短くなるため、HDビデオ信号のような広帯域の信号は伝送できないという問題点がある。
この発明の目的は、デジタル信号を同軸ケーブルで良好に伝送可能とすることにある。
この発明の概念は、
同軸ケーブルに接続されて使用され、上記同軸ケーブルを介して他の装置にデジタル信号を送信するデジタル信号送信装置であって、
送信すべきデジタル信号を直交周波数分割多重方式で変調する変調部と、
上記変調部で生成された変調信号を上記同軸ケーブルに送出する信号送出部と
を備えることを特徴とするデジタル信号送信装置にある。
この発明においては、送信すべきデジタル信号が直交周波数分割多重方式で変調される。例えば、カメラからCCUに同軸ケーブルを介して本線信号(撮像ビデオ信号)としてのデジタルビデオ信号(例えば輝度信号Y、色差信号Cb/Cr)を送る場合には、この本線信号としてのデジタルビデオ信号が送信すべきデジタル信号となる。また例えば、CCUからカメラに同軸ケーブルを介してリターンビデオ信号としてのデジタルビデオ信号(例えば輝度信号Y)を送る場合には、このリターンビデオ信号としてのデジタルビデオ信号が送信すべきデジタル信号となる。
変調信号は同軸ケーブルに送出される。この場合、変調信号の周波数帯域がベースバンドのまま同軸ケーブルに送出されるか、あるいは変調信号の周波数帯域がベースバンドから所定の周波数帯域にシフトされて同軸ケーブルに送出される。所定の周波数帯域にシフトされるものにあっては、例えば送信先からも当該同軸ケーブルを介して同様の変調信号が送られてくる場合に、その送られてくる変調信号の周波数帯域と重ならないようにすることが可能となる。
送信すべきデジタル信号が複数ある場合には、それら複数のデジタル信号がそれぞれ直交周波数分割多重方式で変調され、それぞれの変調信号の周波数帯域がベースバンドから互いに異なる周波数帯域にシフトされ、その後に周波数帯域がシフトされた複数の変調信号が合成されて同軸ケーブルに送出される。これにより、複数のデジタル信号を互いに干渉させることなく良好に送信できる。
例えば、カメラからCCUに同軸ケーブルを介して輝度信号Yおよび色差信号Cb/Crを送る場合、これら2つの信号が独立して変調処理され、さらにその後に変調信号の周波数帯域が互いに異なるようにシフトされて、同軸ケーブルに送出される。
上述したように同軸ケーブルに送出された変調信号は、当該同軸ケーブルを介して他の装置に供給される。他の装置では、まず、同軸ケーブルからこの変調信号を取得することが行われる。そして、取得された変調信号が復調されて、受信すべきデジタル信号が得られる。
なお、同軸ケーブルから得られた変調信号の周波数帯域がベースバンドから所定の周波数帯域にシフトされている場合には、その周波数帯域がベースバンドに戻されたのちに、復調処理が行われる。複数のデジタル信号に係る複数の変調信号が送られてくる場合には、それぞれの変調信号が分離されて得られ、それぞれ、独立して周波数帯域のシフト処理および復調処理が行われる。
このように、送信すべきデジタル信号が直交周波数分割多重方式で変調された後に同軸ケーブルに送出されるものであり、デジタル信号のビットレートに対してシンボルレートを低くできるため、コネクタ部等で反射があってもその影響を受けにくく、デジタル信号を同軸ケーブルで良好に伝送できる。また、アナログ信号に変換してAM変調あるいはFM変調して同軸ケーブルで伝送するものではなく、S/Nの劣化を伴わず、アナログの伝送システムに比べて長距離化が可能となる。
この発明によれば、デジタル信号を直交周波数分割多重方式で変調して同軸ケーブルに送出するものであり、デジタル信号のビットレートに対してシンボルレートを低くできるため、コネクタ部等で反射があってもその影響を受けにくく、デジタル信号を同軸ケーブルで良好に伝送できる。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形態としてのトライアックスケーブルを用いた伝送システム100の構成を示している。この伝送システム100は、カメラ101と、変換ユニット102と、同軸ケーブルとしてのトライアックスケーブル103と、変換ユニット104と、CCU105とを有している。
カメラ101は被写体を撮像する。このカメラ101からCCU105に、撮像ビデオ信号が、本線信号として送信される。CCU105はカメラ101をコントロールすると共に、カメラ101に電力を供給する。このCCU105からカメラ101に、リターンビデオ信号が送信される。このCCU105には、リモートコントローラ106およびモニタ107〜109が接続されている。
変換ユニット102は、カメラ101とトライアックスケーブル103との間に設けられている。この変換ユニット102は、カメラ101から出力される本線信号を構成するデジタルビデオ信号である輝度信号Yおよび色差信号Cb/Crをそれぞれ直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式で変調すると共に、それぞれの変調信号の周波数帯域をベースバンドから互いに異なる周波数帯域にシフトして、トライアックスケーブル103に送出する。また、変換ユニット102は、CCU105側からトライアックスケーブル103を介して送られてくる、リターンビデオ信号Ret. Video(輝度信号Y)を直交周波数分割多重方式で変調して得られた変調信号の周波数帯域をベースバンドにシフトすると共に、復調してリターンビデオ信号Ret. Videoを得、このリターンビデオ信号Ret. Videoをカメラ101に供給する。
図2は、トライアックスケーブル103を介して伝送される、本線信号およびリターンビデオ信号に係る各変調信号の周波数配置例を示している。本線信号を構成する輝度信号Yの変調信号Myはその中心周波数がF1となるように周波数シフトされ、本線信号を構成する色差信号Cb/Crの変調信号Mcはその中心周波数がF2となるように周波数シフトされ、さらにリターンビデオ信号Ret. Video(Y)の変調信号Mrはその中心周波数がF3となるように周波数シフトされている。このように各変調信号が互いに重ならないように周波数シフトされていることで、これら各変調信号を、従って輝度信号Y、色差信号Cb/Crおよびリターンビデオ信号Ret. Videoを互いに干渉させずにトライアックスケーブル103内を伝送させることが可能となる。
変換ユニット104は、CCU105とトライアックスケーブル103との間に設けられている。この変換ユニット104は、CCU105から出力されるデジタルビデオ信号であるリターンビデオ信号Ret. Video(Y)をOFDM方式で変調すると共に、その変調信号の周波数帯域をベースバンドから、その中心周波数がF3(図2参照)となるようにシフトして、トライアックスケーブル103に送出する。また、変換ユニット104は、カメラ101からトライアックスケーブル103を介して送られてくる、本線信号を構成するデジタルビデオ信号である輝度信号Yおよび色差信号Cb/CrをそれぞれOFDM方式で変調して得られた変調信号の周波数帯域をベースバンドにシフトすると共に、復調して輝度信号Yおよび色差信号Cb/Crを得、これらの信号をCCU105に供給する。
図1に示すトライアックスケーブルを用いた伝送システム100の動作を説明する。
カメラ101から出力される本線信号を構成する輝度信号Yおよび色差信号Cb/Crはカメラ101側の変換ユニット102に供給される。この変換ユニット102では、輝度信号Yおよび色差信号Cb/CrがそれぞれOFDM方式で変調される。そして、輝度信号Yに係る変調信号Myは、図2に示すように、その中心周波数がF1となるように周波数シフトされた後に、トライアックスケーブル103に送出される。また、色差信号Cb/Crに係る変調信号Mcは、図2に示すように、その中心周波数がF2となるように周波数シフトされた後にトライアックスケーブル103に送出される。
このようにトライアックスケーブル103に送出された変調信号My,Mcは、当該トライアックスケーブル103を介して、CCU105側の変換ユニット104に供給される。この変換ユニット104では、変調信号My,Mcの周波数帯域がそれぞれベースバンドにシフトされた後に当該変調信号My,Mcが復調されて、輝度信号Yおよび色差信号Cb/Crが得られる。そして、変換ユニット104からこれら輝度信号Yおよび色差信号Cb/CrがCCU105に供給される。
一方、CCU105から出力されるリターンビデオ信号Ret. Video(Y)はCCU105側の変換ユニット104に供給される。この変換ユニット104では、リターンビデオ信号Ret. VideoがOFDM方式で変調される。そして、このリターンビデオ信号Ret.Videoに係る変調信号Mrは、図2に示すように、その中心周波数がF3となるように周波数シフトされた後に、トライアックスケーブル103に送出される。
このようにトライアックスケーブル103に送出された変調信号Mrは、当該トライアックスケーブル103を介して、カメラ101側の変換ユニット102に供給される。この変換ユニット102では、変調信号Mrの周波数帯域がベースバンドにシフトされた後に当該変調信号Mrが復調されて、リターンビデオ信号Ret. Videoが得られる。そして、このリターンビデオ信号Ret. Videoが変換ユニット102からカメラ101に供給される。
次に、カメラ101側の構成、つまりカメラ101および変換ユニット102の構成の詳細を説明する。図3は、その構成を示している。
カメラ101は、撮像レンズ等から構成される撮像光学系111と、赤、緑、青の撮像信号をそれぞれ得るためのCCD(Charge Coupled Devices)固体撮像素子112R,112G,112Bと、アナログ信号処理部113と、デジタル信号処理部117と、シリアル信号からパラレル信号への変換およびその逆の変換を行うための変換器118と、ビューファインダ119とを有している。
アナログ信号処理部113は、CCD固体撮像素子112R,112G,112Bから得られる赤、緑、青の撮像信号R,G,Bのそれぞれに対して、各画素の信号をサンプルホールドする処理、サンプルホールドされた各画素の信号を増幅する処理、増幅された各画素の信号をアナログ信号からデジタル信号に変換して、赤、青、青のデジタル色信号Rd,Gd,Bdを得るA/D変換処理を行う。
そのため、このアナログ信号処理部113は、赤、緑、青の各色信号に対応した、サンプルホールド回路(S/H)114R,114G,114B、ビデオアンプ(VA)115R,115G,115B、およびA/D変換器116R,116G,116Bからなっている。
デジタル信号処理部117は、アナログ信号処理部113で得られる赤、青、青のデジタル色信号Rd,Gd,Bdに対して、それぞれ、色補正、高域補正、ガンマ補正、高輝度圧縮などの処理、さらには画像を美しく鮮明に見せるための信号処理を施す。また、このデジタル信号処理部117は、処理後のデジタル色信号Rd,Gd,Bdに基づいてマトリックス処理を行って、本線信号としてのデジタルビデオ信号である輝度信号Yおよび色差信号Cb/Crを生成する。ここで、輝度信号Yおよび色差信号Cb/Crは、それぞれ、例えば10ビットのパラレルデータである。
変換器118は、デジタル信号処理部117で得られる本線信号としての輝度信号Yおよび色差信号Cb/Crを、デジタルシリアル伝送規格であるHD−SDI(SerialDigital Interface)でパラレルデータからシリアルデータに変換し、変換後のシリアルデータを変換ユニット102に供給する。また、この変換器118は、変換ユニット102から供給されるリターンビデオ信号Ret. Videoに係るHD−SDIのシリアルデータを、パラレルデータに変換し、ビューファインダ115に供給する。
ビューファインダ119は、例えば撮像ビデオ信号、つまり本線信号による画像、あるいはリターンビデオ信号Ret. Videoに画像を選択的に表示する。この選択操作は、例えばカメラマンが図示しないボタンによって操作可能とされている。
変換ユニット102は、シリアルデータをパラレルデータに変換する変換器121と、Y変調処理部122と、周波数シフト部123と、Cb/Cr変調処理部124と、周波数シフト部125と、マルチプレックスフィルタ(MPXフィルタ)126と、周波数シフト部127と、Y復調処理部128と、パラレルデータをシリアルデータに変換する変換器129とを有している。
変換器121は、カメラ101から供給される本線信号(輝度信号Y、色差信号Cb/Cr)に係るHD−SDIのシリアルデータを、輝度信号Yおよび色差信号Cb/Crのパラレルデータに変換する。
Y変調処理部122は、変換器121で得られる輝度信号Yに対して、OFDM方式の変調処理を行って、変調信号Myを生成する。図4は、このY変調処理部122の具体的構成を示している。
10ビットのパラレルデータである輝度信号Yは、ビット変換部130で10ビットデータから8ビットデータに変換された後、エネルギー拡散部131でエネルギーが拡散され、さらにアウターコーダ132でエラー訂正が可能な信号処理が施されたのち、アウターインターリーバ133で伝送中の誤りに対する耐性を向上させるために信号のインターリーブが行われる。アウターコーダ132では、通常はリードソロモンのようなエラー訂正符号が付加される。
アウターインターリーバ133の出力信号に対して、さらに、インナーコーダ134でエラー訂正のために畳み込み符号化が行われ、インナーインターリーバ135で信号のインターリーブが行われ、その後1次変調部136で、QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、あるいはPSK(PhaseShift Keying)といった1次変調が行われる。
その後、信号付加部137において受信側で復調するために必要なパイロット信号や伝送パラメータ信号(TPS:Transmission Parameter Signaling)が付加される。さらに、OFDM部138で、直交周波数分割多重変調が行われ、その後ガードインターバルインサーション139でガードインターバルと呼ばれる伝送路の反射に対する信号が付加されて、輝度信号Yに係る変調信号Myが得られる。
図3に戻って、周波数シフト部123は、Y変調処理部122で得られる輝度信号Yに係る変調信号Myの周波数帯域を、ベースバンドから、その中心周波数がF1となるように周波数シフトする(図2参照)。この周波数シフト部123は、かけ算器で構成され、変調信号Myに周波数F1の周波数信号(搬送波信号)をかけることでシフト処理を行う。
Cb/Cr変調処理部124は、変換器121で得られる色差信号Cb/Crに対して、OFDM方式の変調処理を行って、変調信号Mcを生成する。このCb/Cr変調処理部124は、詳細説明は省略するが、上述したY変調処理部122と同様に構成されている。周波数シフト部125は、Cb/Cr変調処理部124で得られる色差信号Cb/Crに係る変調信号Mcの周波数帯域を、ベースバンドから、その中心周波数がF2となるように周波数シフトする(図2参照)。この周波数シフト部125は、かけ算器で構成され、変調信号Mcに周波数F2の周波数信号(搬送波信号)をかけることでシフト処理を行う。
マルチプレックスフィルタ126は、周波数シフト部123,125でシフト処理された後の変調信号My,Mcを合成してトライアックスケーブル103に送出し(この意味で、マルチプレックスフィルタ126は信号合成部を構成している)、またトライアックスケーブル103から、その中心周波数がF3となっている(図2参照)、CCU105側から送られてくるリターンビデオ信号Ret. Video(Y)に係る変調信号Mrを分離して取り出す(この意味で、マルチプレックスフィルタ126は信号分離部を構成している)。
周波数シフト部127は、マルチプレックスフィルタ126で取り出された変調信号Mrの周波数帯域をベースバンドにシフトする。この周波数シフト部127は、かけ算器で構成され、変調信号Mrに周波数F3の周波数信号をかけることでシフト処理を行う。
Y復調処理部128は、周波数シフト部127でシフト処理された後の変調信号Mrに対して、OFDM方式の復調処理を行って、10ビットパラレルデータであるリターンビデオ信号Ret. Videoを生成する。このY復調処理部128は、詳細説明は省略するが、上述したY変調処理部122とは逆の処理を行うように構成されている。
変換器129は、Y復調処理部128で得られるリターンビデオ信号Ret. Videoを、パラレルデータからHD−SDIのシリアルデータに変換し、変換後のシリアルデータをカメラ101に供給する。
図3に示すカメラ101側の動作を説明する。
撮像光学系111により撮像素子112R,112G,112Bの撮像面には、それぞれ、赤、緑、青の光学像が形成される。そして、撮像素子112R,112G,112Bで光電変換が行われ、これら撮像素子112R,112G,112Bから、それぞれ、赤、緑、青の撮像信号R,G,Bが得られる。これら撮像信号R,G,Bはアナログ信号処理部113に供給され、サンプルホールド処理、増幅処理、A/D変換処理等が施されて、赤、青、青のデジタル色信号Rd,Gd,Bdが得られる。
これらの色信号Rd,Gd,Bdはデジタル信号処理部117に供給され、色補正、高域補正、ガンマ補正、高輝度圧縮などの処理、さらには画像を美しく鮮明に見せるための信号処理が施される。また、このデジタル信号処理部117では、処理後のデジタル色信号Rd,Gd,Bdに基づいてマトリックス処理が行われ、CCU105に供給すべき本線信号としてのデジタルビデオ信号(輝度信号Yおよび色差信号Cb/Cr)が生成される。
これら輝度信号Yおよび色差信号Cb/Crは変換器118に供給され、パラレルデータからHD−SDIのシリアルデータに変換される。そして、この変換後のシリアルデータはカメラ101の出力として変換ユニット102の変換器121に供給される。この変換器121では、カメラ101から供給される本線信号(輝度信号Y、色差信号Cb/Cr)に係るHD−SDIのシリアルデータが、輝度信号Yおよび色差信号Cb/Crのパラレルデータに変換される。
そして、輝度信号YはY変調処理部122に供給される。このY変調処理部122では、10ビットパラレルデータである輝度信号YがOFDM方式で変調されて、輝度信号Yに係る変調信号Myが生成される。この変調信号Myは周波数シフト部123に供給され、その周波数帯域が、ベースバンドから、その中心周波数がF1となるように周波数シフトされる。
また、色差信号Cb/CrはCb/Cr変調処理部124に供給される。このCb/Cr変調処理部124では、10ビットパラレルデータである色差信号Cb/CrがOFDM方式で変調されて、色差信号Cb/Crに係る変調信号Mcが生成される。この変調信号Mcは周波数シフト部125に供給され、その周波数帯域が、ベースバンドから、その中心周波数がF2となるように周波数シフトされる。
周波数シフト部123,125でシフト処理された変調信号My,Mcはマルチプレックスフィルタ126で合成されてトライアックスケーブル103に送出される。これにより、本線信号(輝度信号Y、色差信号Cb/Cr)に係る変調信号My,Mcは、トライアックスケーブル103を介して、CCU105側に送られる。
また、マルチプレックスフィルタ126により、トライアックスケーブル103から、その中心周波数がF3となっている、CCU105側から送られてくるリターンビデオ信号Ret. Video(Y)に係る変調信号Mrが取り出される。
この変調信号Mrは周波数シフト部127に供給され、その周波数帯域がベースバンドにシフトされる。このシフト処理された後の変調信号Mrは、Y復調処理部128に供給される。このY復調処理部128では、変調信号MrがOFDM方式で復調されて、10ビットパラレルデータであるリターンビデオ信号Ret. Videoが生成される。
このリターンビデオ信号Ret.Videoは変換器129に供給され、パラレルデータからHD−SDIのシリアルデータに変換される。そして、この変換後のシリアルデータは変換ユニット102の出力としてカメラ101の変換器118に供給される。
この変換器118では、変換ユニット102から供給されるリターンビデオ信号Ret. Videoに係るHD−SDIのシリアルデータが、パラレルデータに変換され、ビューファインダ119に供給される。このビューファインダ119には、例えばデジタル信号処理部117から撮像ビデオ信号も供給される。このビューファインダ119には、カメラマンのボタン操作によって、本線信号による画像、あるいはリターンビデオ信号Ret. Videoによる画像が選択的に表示される。
次に、CCU105側の変換ユニット104の構成の詳細を説明する。図5は、変換ユニット104の構成を示している。
この変換ユニット104は、マルチプレックスフィルタ141と、周波数シフト部142と、Y復調処理部143と、周波数シフト部144と、Cb/Cr復調処理部145と、パラレルデータをシリアルデータに変換する変換器146と、シリアルデータをパラレルデータに変換する変換器147と、Y変調処理部148と、周波数シフト部149とを有している。
マルチプレックスフィルタ141は、トライアックスケーブル103から、カメラ101側より送られて本線信号としての輝度信号Yおよび色差信号Cb/Crに係る変調信号My,Mcを分離して取り出す(この意味で、マルチプレックスフィルタ141は信号分離部を構成している)。ここで、変調信号My,Mcは、それぞれ、その中心周波数がF1,F2となるようにシフト処理されている(図2参照)。
また、このマルチプレックスフィルタ141は、周波数シフト部149でシフト処理された後のリターンビデオ信号Ret. Video(Y)に係る変調信号Mrをトライアックスケーブル103に送出する。周波数シフト部142,144は、それぞれ、マルチプレックスフィルタ141で取り出された変調信号My,Mcの周波数帯域をベースバンドにシフトする。これら周波数シフト部142,144は、それぞれ、かけ算器で構成され、変調信号My,Mcに周波数F1,F2の周波数信号をかけることでシフト処理を行う。
Y復調処理部143は、周波数シフト部142でシフト処理された後の変調信号Myに対して、OFDM方式の復調処理を行って、10ビットパラレルデータである輝度信号Yを生成する。Cb/Cr復調処理部145は、周波数シフト部144でシフト処理された後の変調信号Mcに対して、OFDM方式の復調処理を行って、10ビットパラレルデータである色差信号Cb/Crを生成する。これらY復調処理部143およびCb/Cr復調処理部145は、詳細説明は省略するが、上述したY変調処理部122とは逆の処理を行うように構成されている。
変換器146は、Y復調処理部143で得られる輝度信号YおよびCb/Cr復調処理部145で得られる色差信号Cb/Crを、HD−SDIのシリアルデータに変換し、変換後のシリアルデータをCCU105に供給する。
変換器147は、CCU105から供給されるリターンビデオ信号Ret. Video(Y)に係るHD−SDIのシリアルデータをパラレルデータに変換する。Y変調処理部148は、変換器147で得られるリターンビデオ信号Ret. Videoに対してOFDM方式の変調処理を行って、リターンビデオ信号Ret.Videoに係る変調信号Mrを生成する。このY変調処理部148は、詳細説明は省略するが、上述したY変調処理部122と同様に構成されている。
周波数シフト部149は、Y変調処理部148で生成された変調信号Mrの周波数帯域を、ベースバンドから、その中心周波数がF3となるように周波数シフトする(図2参照)。この周波数シフト部149は、かけ算器で構成され、変調信号Mrに周波数F3の周波数信号(搬送波信号)をかけることでシフト処理を行う。
図5に示すCCU105側の変換ユニット104の動作を説明する。
マルチプレックスフィルタ141により、トライアックスケーブル103から、その中心周波数がF1,F2となっている、カメラ101側から送られてくる本線信号(輝度信号Y、)に係る変調信号My,Mcが取り出される。
変調信号Myは周波数シフト部142に供給され、その周波数帯域がベースバンドにシフトされる。このシフト処理された後の変調信号Myは、Y復調処理部143に供給される。このY復調処理部143では、変調信号MyがOFDM方式で復調されて、10ビットパラレルデータである輝度信号Yが生成される。
同様に、変調信号Mcは周波数シフト部144に供給され、その周波数帯域がベースバンドにシフトされる。このシフト処理された後の変調信号Mcは、Cb/Cr復調処理部145に供給される。このCb/Cr復調処理部145では、変調信号McがOFDM方式で復調されて、10ビットパラレルデータである色差信号Cb/Crが生成される。
Y復調処理部143で得られる輝度信号YおよびCb/Cr復調処理部145で得られる色差信号Cb/Crは変換器146に供給される。この変換器146では、輝度信号Yおよび色差信号Cb/CrがHD−SDIのシリアルデータに変換される。そして、このシリアルデータは、CCU105に供給される。
また、CCU105から供給されるリターンビデオ信号Ret. Video(Y)に係るHD−SDIのシリアルデータは変換器147に供給される。この変換器147では、このシリアルデータがリターンビデオ信号Ret. Videoのパラレルデータに変換される。
このリターンビデオ信号Ret.VideoはY変調処理部148に供給される。このY変調処理部148では、10ビットパラレルデータであるリターンビデオ信号Ret. VideoがOFDM方式で変調されて、リターンビデオ信号Ret. Videoに係る変調信号Mrが生成される。この変調信号Mrは周波数シフト部149に供給され、その周波数帯域が、ベースバンドから、その中心周波数がF3となるように周波数シフトされる。
周波数シフト部149でシフト処理された変調信号Mrはマルチプレックスフィルタ141を通してトライアックスケーブル103に送出される。これにより、リターンビデオ信号Ret. Video(Y)に係る変調信号Mrは、トライアックスケーブル103を介して、カメラ101側に送られる。
上述したように、図1に示す伝送システム100によれば、カメラ101側からCCU105側に送信すべき本線信号(輝度信号Yおよび色差信号Cb/Cr)は変換ユニット102によってOFDM方式で変調されてトライアックスケーブル103に送出され、一方、CCU105側からカメラ101側に送信すべきリターンビデオ信号Ret. Video(Y)は変換ユニット104によってOFDM方式で変調されてトライアックスケーブル103に送出される。
そのため、輝度信号Yおよび色差信号Cb/Cr、あるいはリターンビデオ信号Ret. Video(Y)のビットレートに対してシンボルレートを低くできるため、コネクタ部等で反射があってもその影響を受けにくく、これら輝度信号Yおよび色差信号Cb/Cr、あるいはリターンビデオ信号Ret. Video(Y)を同軸ケーブルとしてのトライアックスケーブル103で良好に伝送できる。
また、OFDM方式の変調により多数の搬送波を用いて伝送するため、そのうちの何本かの波をパイロット信号や伝送パラメータ信号などに割り当てることができるので、AGCやケーブル等化を行う場合に有利である。
また、図1に示す伝送システム100によれば、カメラ101側からCCU105側に送信すべき本線信号(輝度信号Yおよび色差信号Cb/Cr)に係る変調信号My,McおよびCCU105側からカメラ101側に送信すべきリターンビデオ信号Ret. Video(Y)に係る変調信号Mrの周波数帯域が重ならないように周波数シフト処理が行われので、1本のトライアックスケーブル103によりこれら変調信号My,Mc,Mrを、従って輝度信号Y、色差信号Cb/Crおよびリターンビデオ信号Ret. Videoを互いに干渉させずに良好に伝送できる。
また、図1に示す伝送システム100によれば、カメラ101側とCCU105側とを1本のトライアックスケーブル103で接続するものであり、カメラ101側とCCU105側との接続が大変に簡単になり、機動性に富んだものにできる。また、信頼性に富み、しかも光ファイバと比較して安価である。光ファイバが双方向伝送を行うために2本の光ファイバを用いているのと対照的である。
また、図1に示す伝送システム100によれば、カメラ101側とCCU105側とを同軸ケーブルであるトライアックスケーブル103で接続するものであり、何時でもどのような環境や場所でもコネクタ接続が簡単にでき、また同軸ケーブルの多段接続も簡単に行える。また、もし同軸ケーブルが切断した場合でも、簡単に修理が可能である。光ファイバのように、コネクタの汚れやその掃除に気を使う必要がなく、雨や埃の多い環境下でもコネクタ接続ができる。
また、図1に示す伝送システム100によれば、デジタル信号である輝度信号Y、色差信号Cb/Cr、リターンビデオ信号Ret. Video(Y)をOFDM方式で変調して伝送するものであり、アナログ信号に変換してAM変調あるいはFM変調して同軸ケーブルで伝送するものではなく、S/Nの劣化を伴わず、アナログの伝送システムに比べて長距離化が可能となる。また、必要に応じて中間に中継器を挿入してさらに長距離化を図ることも容易にできる。
なお、上述実施の形態においては、カメラ101から出力される本線信号としての輝度信号Yおよび色差信号Cb/Crを変換ユニット102に供給してOFDM方式で変調を行う構成となっているが、この変換ユニット102の機能をカメラ101が持つようにしてもよい。この場合、図3のカメラ101における変換器118および変換ユニット102における変換器121,129を不要とできる。
また、上述実施の形態においては、CCU105から出力されるリターンビデオ信号Ret. Video(Y)を変換ユニット104に供給してOFDM方式で変調を行う構成となっているが、この変換ユニット104の機能をCCU105が持つようにしてもよい。この場合、図5の変換ユニット104における変換器146,147およびCCU105における図示しない変換を不要とできる。
また、上述実施の形態においては、この発明をデジタルビデオ信号の伝送システムに適用したものであるが、この発明はその他のデジタル信号を伝送する際にも同様に適用できることは勿論である。
この発明は、デジタル信号を同軸ケーブルで良好に伝送し得るものであり、例えばカメラとCCUの間のビデオ信号の伝送に適用できる。
実施の形態としてのトライアックスケーブルを用いた伝送システムの構成を示すブロック図である。 トライアックスケーブルを介して伝送される、本線信号およびリターンビデオ信号に係る各変調信号の周波数配置例を示す図である。 カメラ側の詳細構成を示すブロック図である。 OFDM方式で変調処理を行うY変調処理部の構成を示すブロック図である。 CCU側の変換ユニットの詳細構成を示すブロック図である。 従来の光ファイバを用いた伝送システムの構成を示すブロック図である。 従来のトライアックスケーブルを用いたアナログ伝送システムの構成を示すブロック図である。 従来のトライアックスケーブルを用いたアナログ伝送システムにおけるカメラ側およびCCU側の回路構成例をブロック図である。 従来のトライアックスケーブルを用いたアナログ伝送システムの周波数配置例を示す図である。
符号の説明
100・・・トライアックスケーブルを用いた伝送システム、101・・・カメラ、102,104・・・変換ユニット、103・・・トライアックスケーブル、105・・・カメラコントロールユニット(CCU)、106・・・リモートコントローラ、107〜109・・・モニタ、122,148・・・Y変調処理部、123,125,127,142,144,149・・・周波数シフト部、124・・・Cb/Cr変調処理部、126,128,143・・・Y復調処理部、141・・・マルチプレックスフィルタ(MPXフィルタ)、145・・・Cb/Cr復調処理部

Claims (10)

  1. 同軸ケーブルに接続されて使用され、上記同軸ケーブルを介して他の装置にデジタル信号を送信するデジタル信号送信装置であって、
    送信すべきデジタル信号を直交周波数分割多重方式で変調する変調部と、
    上記変調部で生成された変調信号を上記同軸ケーブルに送出する信号送出部と
    を備えることを特徴とするデジタル信号送信装置。
  2. 上記信号送出部は、上記変調部で生成された変調信号の周波数帯域をベースバンドから所定の周波数帯域にシフトして上記同軸ケーブルに送出する変調信号を得る周波数シフト部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデジタル信号送信装置。
  3. 上記送信すべきデジタル信号として複数のデジタル信号を有し、
    上記変調部として、上記複数のデジタル信号をそれぞれ直交周波数分割多重方式で変調する複数の変調部を有し、
    上記信号送出部として、上記複数の変調部で生成された変調信号の周波数帯域をそれぞれベースバンドから互いに異なる周波数帯域にシフトする複数の周波数シフト部と、該複数の周波数シフト部で周波数帯域がシフトされた複数の変調信号を合成して上記同軸ケーブルに送出する信号を得る信号合成部とを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデジタル信号送信装置。
  4. 同軸ケーブルを介して他の装置にデジタル信号を送信するデジタル信号送信方法であって、
    送信すべきデジタル信号を直交周波数分割多重方式で変調する変調ステップと、
    上記変調ステップで生成された変調信号を上記同軸ケーブルに送出する信号送出ステップと
    を備えることを特徴とするデジタル信号送信方法。
  5. 同軸ケーブルに接続され、上記同軸ケーブルを介して他の装置からデジタル信号を受信するデジタル信号受信装置であって、
    デジタル信号を直交周波数分割多重方式で変調して生成された変調信号を上記同軸ケーブルから取得する信号取得部と、
    上記信号取得部で取得された変調信号を復調して受信すべきデジタル信号を得る復調部と
    を備えることを特徴するデジタル信号受信装置。
  6. 上記信号取得部は、上記同軸ケーブルから取得された変調信号の周波数帯域をベースバンドにシフトして上記復調部に供給する変調信号を得る周波数シフト部を有する
    ことを特徴とする請求項5に記載のデジタル信号受信装置。
  7. 上記変調信号として、それぞれ互いに異なる周波数帯域にシフトされた複数の変調信号を有し、
    上記信号取得部として、上記同軸ケーブルから取得された変調信号から上記複数の変調信号を分離して得る信号分離部と、該信号分離部で分離された複数の変調信号の周波数帯域をそれぞれベースバンドにシフトする複数の周波数シフト部とを有し、
    上記復調部として、上記複数の周波数シフト部で周波数帯域がシフトされた複数の変調信号をそれぞれ復調して複数の上記受信すべきデジタル信号を得る複数の復調部を有する
    ことを特徴とする請求項5に記載のデジタル信号受信装置。
  8. 同軸ケーブルを介して他の装置からデジタル信号を受信するデジタル信号受信方法であって、
    デジタル信号を直交周波数分割多重方式で変調して生成された変調信号を上記同軸ケーブルから取得する信号取得ステップと、
    上記信号取得ステップで取得された変調信号を復調して受信すべきデジタル信号を得る復調ステップと
    を備えることを特徴するデジタル信号受信方法。
  9. 第1の機器と、第2の機器と、上記第1の機器および上記第2の機器を接続する同軸ケーブルとを備え、上記第1の機器と上記第2の機器との間で上記同軸ケーブルを介して相互にデジタル信号を伝送するデジタル信号伝送システムであって、
    上記第1の機器は、
    上記第2の機器に送信すべき第1のデジタル信号を直交周波数分割多重方式で変調する第1の変調部と、
    上記第1の変調部で生成された変調信号の周波数帯域をベースバンドから第1の周波数帯域にシフトした後に上記同軸ケーブルに送出する第1の信号送出部とを有し、
    上記第2の機器は、上記第1の機器に送信すべき第2のデジタル信号を直交周波数分割多重方式で変調する第2の変調部と、
    上記第2の変調部で生成された変調信号の周波数帯域をベースバンドから上記第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域にシフトした後に上記同軸ケーブルに送出する第2の信号送出部とを有する
    ことを特徴とするデジタル信号伝送システム。
  10. 上記第1の機器はカメラであり、上記第2機器はカメラコントロールユニットであり、
    上記第1のデジタル信号は上記カメラから上記カメラコントロールユニットに送信すべき撮像ビデオ信号であり、
    上記第2のデジタル信号は上記カメラコントロールユニットから上記カメラに送信すべきリターンビデオ信号である
    ことを特徴とする請求項9に記載のデジタル信号伝送システム。
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