JP2007295264A - 撮像回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、センサのバイアス電圧を定めるトランジスタの特性のバラツキに影響されないセンサ出力を生成できる撮像回路を提供することを目的とする。
【解決手段】撮像回路は、入射光量に応じた電気抵抗値を有し第1端が所定の電位に結合される複数のセンサ素子と、複数のセンサ素子に一対一に対応して設けられ複数のセンサ素子の第2端にソース端が結合される複数のトランジスタと、複数のトランジスタのドレイン端に結合される定電流源と、複数のトランジスタの各々についてドレイン端側とゲート端との間を結合するスイッチ回路を含むことを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、一般に半導体装置に関し、詳しくは画像を撮像して撮像データを出力する撮像回路に関する。
例えば赤外線撮像用のイメージセンサ等では、入射光(入射赤外線)の量に応じて電気抵抗値が変化する複数のセンサが縦横にマトリクス上に配置され、これら複数のセンサから画像信号を読み出す信号読出回路が設けられている。信号読出回路は、バイアス電圧をセンサに印加し、各センサに流れる電流の量に応じた電圧信号を出力する構成となっている。
図1は、従来の信号読出回路の構成を説明するための図である。図1に示すイメージセンサは、縦横にマトリクス上に配置された複数の画素回路10を含む。図1では図示の都合上、4つの画素回路10のみが示され、そのうち1つのみについて詳細な回路構成が示されるが、実際には同一構成の多数の画素回路10が縦横に配置されている。
垂直走査シフトレジスタ11により、指定した行位置にあるトランジスタ14を導通させ、更に水平走査シフトレジスタ12により、指定した列位置にあるトランジスタ15を導通させる。これにより、指定した行位置及び列位置にある画素回路10から撮像データを出力電圧Voutとして読み出すことができる。読み出し用のトランジスタ16のゲートには固定の電圧が印加される。
画素回路10の各々は、センサ素子21、トランジスタ22乃至24、及び積分容量25を含む。トランジスタ22及び23が入力ゲート回路26を構成する。センサ素子21は、入射光(入射赤外線)の量に応じて電気抵抗値が変化する特性を有する。まず初期設定動作として、信号RESETをHIGHにしてトランジスタ24を導通させ、積分容量25に電源電圧VDDに応じた電荷を蓄えておく。その後、信号RESETはLOWにしてトランジスタ24を非導通にしておく。
撮像データ読み出し時には、信号PIGを所定期間HIGHにして、トランジスタ23を一定の期間だけ導通させる。この期間の間、センサ素子21の抵抗値及びトランジスタ22の電圧・電流特性に応じた量の電流が、積分容量25からトランジスタ22及びセンサ素子21を介してグラウンドGND側に流れ、積分容量25の電荷が減少する。この電荷の減少に応じてトランジスタ13のゲート電圧が減少し、撮像データとして読み出される出力電圧Voutが減少する。
複数の画素回路10において、トランジスタ22のゲート電圧VIGは、センサ素子21に印加するバイアス電圧を調整するよう機能する。通常、全ての画素回路10に対して同一の電圧VIGが供給されており、個々の画素回路10毎に電圧VIGを調整することはできない。
図2は、図1の画素回路10におけるセンサ素子21のバイアス動作点を示す図である。ここでセンサ素子21に印加するバイアス電圧を調整するトランジスタ22をIGBと呼ぶ。図2の横軸はIGBのソース電圧Vs(即ちセンサ素子21への印加電圧)を示し、縦軸はIGBのソース・ドレインに流れる電流(即ちセンサ素子21に流れる電流)を示す。図2において、IGBトランジスタのドレイン・ソース間電流Idsとゲート・ソース間電圧Vgsとの関係を示すIds−Vgs特性31と、センサ素子21のI−V特性32とが、交点33で交差する。この交点33がセンサ素子21の動作点となり、交点33の示す電流量がセンサ素子21に流れることになる。
更に詳細に説明すると、固定のゲート電圧VIGを印加したIGBトランジスタを用いてセンサ素子21を駆動する場合、ソース電位が低下すると、IGBのチャネルがより開いた状態となり、IGBを通る電流は増えることになる。逆に、ソース電位が低下するとセンサ素子21へのバイアス電圧が下がるので、抵抗体であるセンサ素子21に流れる電流は減少することになる。異なる方向に電流が変化するこれら2つの特性が釣合うのが動作点33であり、この動作点33の位置によりセンサ素子21の電流量が決定される。
図3は、IGBトランジスタの特性にバラツキがある場合のセンサ電流のバラツキを説明するための図である。図3には例として、IGBトランジスタの特性のバラツキとして、2つのIds−Vgs特性31A及び31Bが示される。このようにIGBトランジスタに特性のバラツキが有る場合には、センサ素子21に流れる電流量にバラツキが生じてしまう。センサ素子21のインピーダンスが比較的高い場合(センサ素子21のI−V特性32Aの場合)には、センサ素子21に流れる電流量のバラツキは比較的小さい。しかしセンサ素子21のインピーダンスが比較的低い場合(センサ素子21のI−V特性32Bの場合)には、センサ素子21に流れる電流量のバラツキが比較的大きくなる。このような場合、本来同一の撮像データ出力であるべき値が、IGBトランジスタの特性のバラツキにより、全く異なる出力電圧Vout(図1参照)として読み出されることになる。
例えば赤外線イメージセンサの場合、光入力による応答で発生する光電流以外に流れる不要な暗電流を低減するため、イメージセンサ及びその周辺を冷却する必要がある。この際にイメージセンサの動作温度を上昇させて使用すると暗電流が大きくなり、図3に示すI−V特性32Bの場合のように、センサ素子のインピーダンスが低い状態で撮像データを収集することが必要になり、IGBトランジスタの特性のバラツキの影響を大きく受けることがある。
特許第3011625号公報
以上を鑑みて、本発明は、センサのバイアス電圧を定めるトランジスタの特性のバラツキに影響されないセンサ出力を生成できる撮像回路を提供することを目的とする。
撮像回路は、入射光量に応じた電気抵抗値を有し第1端が所定の電位に結合される複数のセンサ素子と、該複数のセンサ素子に一対一に対応して設けられ該複数のセンサ素子の第2端にソース端が結合される複数のトランジスタと、該複数のトランジスタのドレイン端に結合される定電流源と、該複数のトランジスタの各々について該ドレイン端側とゲート端との間を結合するスイッチ回路を含むことを特徴とする。
本発明の少なくとも1つの実施例によれば、所定の入射光量状態でセンサ素子を流れる電流量が定電流源の電流量と等しくなるように、トランジスタのゲート電圧が自己調整される。センサ素子を流れる電流量が定電流源の電流量と等しくなった状態で、スイッチ回路を開放状態にすると、自己調整により決定されたトランジスタのゲート電位はそのまま保持される。これにより、トランジスタの特性やセンサ素子の特性がバラツキにより画素毎に異なっていても、所定の入射光量状態でセンサ素子を流れる電流量が各画素において定電流源の電流量と等しくなるように、トランジスタのゲート電圧が調整されることになる。
以下に、本発明の実施例を添付の図面を用いて詳細に説明する。
図4は、本発明による信号読出回路の構成の一例を示す図である。図4において、複数の画素回路40が図1の画素回路10に対応する。図4には、2つの画素回路40のみが示されるが、実際には多数の画素回路40が縦横にマトリクス上に配置される。
各画素回路40は、センサ素子41、トランジスタ42乃至46、及び積分容量47を含む。トランジスタ42乃至45が入力ゲート回路48を構成する。センサ素子41は、入射光(入射赤外線)の量に応じて電気抵抗値が変化する特性を有する。
本発明による信号読出回路においては、まず初期調整動作を実行することにより、センサ素子41に印加するバイアス電圧を調整するよう機能するIGBトランジスタ42のゲート電圧を設定する。この際、IGBトランジスタ42のゲート電圧は、IGBトランジスタ42の特性のバラツキ及びセンサ素子41の特性のバラツキに関わらず、IGBトランジスタ42に流れる電流量が一定値となるように設定される。
この初期調整動作においては、複数の画素回路40の各センサ素子41には同一の入力を与えておく。即ち例えば赤外線イメージセンサの場合であれば、空間的に一様な所定の光量の赤外線をセンサアレイに入射しておく。次に、信号PIGをLOWにしてトランジスタ45を非導通にすることでセンサ素子41を積分容量47から切り離した状態で、複数の画素回路40から選択した1つの画素回路40において、スイッチ信号SW1及びSW2をHIGHにする。これにより、定電流源トランジスタ50と、選択した1つの画素回路40のセンサ素子41とを、IGBトランジスタ42及びトランジスタ44を介して直列に接続する。この際、定電流源トランジスタ50のゲート電極には所定の電位CSが印加されており、定電流源トランジスタ50に所定の一定量の電流が流れるように設定されている。
図5は、初期調整動作におけるセンサ電流の調整について説明するための図である。図5(a)に示すように、IGBトランジスタ42が十分に導通しておらず、センサ素子41に流れる電流量が少なすぎる場合、定電流源トランジスタ50から供給される所定量の電流のうちでセンサ素子41に流れ込まない分の電流が、トランジスタ43を介してIGBトランジスタ42のゲート電極へ充電電流として流れる。これによりIGBトランジスタ42のゲート電極が充電されてその電位が上昇し、IGBトランジスタ42の導通の度合いが増して、センサ素子41に流れる電流量が増大する。
逆に図5(b)に示すように、IGBトランジスタ42が過剰に導通して、センサ素子41に流れる電流量が多すぎる場合、定電流源トランジスタ50から供給される所定量の電流では足りない分の電流が、トランジスタ43を介してIGBトランジスタ42のゲート電極から放電電流として供給される。これによりIGBトランジスタ42のゲート電極が放電されてその電位が下降し、IGBトランジスタ42の導通の度合いが低下して、センサ素子41に流れる電流量が減少する。
このようにして、センサ素子41を流れる電流量が定電流源トランジスタ50の電流量と等しくなるように、IGBトランジスタ42のゲート電圧が、セルフバイアスにより自己調整される。センサ素子41を流れる電流量が定電流源トランジスタ50の電流量と等しくなった状態で、スイッチ信号SW1をLOWにすると、自己調整により決定されたIGBトランジスタ42のゲート電位はそのまま保持される。
以上の動作を、複数の画素回路40の1つ1つの画素回路40について順次実行していく。即ち、複数の画素回路40から順次選択した1つの画素回路40について、スイッチ信号SW1及びSW2をHIGHにして、IGBトランジスタ42のゲート電圧を自己調整していく。これにより、IGBトランジスタ42の特性やセンサ素子41の抵抗値がバラツキにより画素毎に異なっていても、センサ素子41を流れる電流量が各画素において定電流源トランジスタ50の電流量と等しくなるように、IGBトランジスタ42のゲート電圧が調整されることになる。
この初期調整動作後に、初期設定動作として、全ての画素回路40において信号RESETをHIGHにしてトランジスタ46を導通させ、積分容量47に電源電圧VDDに応じた電荷を蓄える。その後、信号RESETをLOWにしてトランジスタ46を非導通にする。撮像データ読み出し時には、信号PIGを所定期間HIGHにして、トランジスタ45を一定の期間だけ導通させる。この期間の間、入射光量に応じた量の電流が、積分容量47からIGBトランジスタ42及びセンサ素子41を介してグラウンドGND側に流れ、積分容量47の電荷が減少する。この電荷の減少に応じた電圧を撮像データとして読み出す。
複数の画素回路40において、IGBトランジスタ42のゲート電圧は、所定の入射光量においてセンサ素子41を流れる電流量が各画素において定電流源トランジスタ50の電流量と等しくなるように設定されている。従って、撮像データとして読み出される出力電圧は、画素毎のバラツキ(IGBトランジスタ42の特性及びセンサ素子41の特性の画素毎のバラツキ)に関わらず所定の入射光量に対して一定の電圧となり、画素毎のバラツキに影響されない出力を得ることができる。
図6は、本発明によりIGBトランジスタの特性のバラツキを補正する動作について説明するための図である。図6(a)及び(b)において、横軸はIGBのソース電圧Vs(即ちセンサ素子への印加電圧)を示し、縦軸はIGBのソース・ドレインに流れる電流(即ちセンサ素子に流れる電流)を示す。
図6(a)は、図1に示す従来技術の場合を示し、IGBトランジスタ22の特性にバラツキがある場合のセンサ電流のバラツキを説明するための図である。図6(a)には例として、IGBトランジスタ22の特性のバラツキとして、2つのIds−Vgs特性61及び62が示される。
このようにIGBトランジスタに特性のバラツキが有る場合には、センサ素子21に流れる電流量にバラツキが生じてしまう。即ち、ある入射光量に対応してセンサ素子21がI−V特性63Aを有する状態から、入射光量の変化によりセンサ素子21の特性がI−V特性63Bに変化した場合を考える。この時、Ids−Vgs特性61の場合には、センサ素子21を流れる電流量は領域66の範囲で変化する。それに対して、Ids−Vgs特性62の場合には、センサ素子21を流れる電流量は領域67の範囲で変化する。このようにIGBトランジスタ22の特性にバラツキが有る場合には、全く異なる範囲の出力がセンサ素子21から読み取られてしまう。
図6(b)は、本発明の場合を示し、ゲート電圧の自己調整によりIGBトランジスタ42の特性のバラツキが補正される動作を説明するための図である。初期調整動作時において、所定の光量の光を入射している状態で、センサ素子41のI−V特性がI−V特性63Aであるとする。このとき、IGBトランジスタ42のゲート電圧は、I−V特性63Aのセンサ素子41を流れる電流量が各画素において定電流源トランジスタ50の電流量と等しくなるように設定される。即ち、2つの画素でIds−Vgs特性が61A及び62Aのように異なっても、Ids−Vgs特性61A及びI−V特性63Aの交点と、Ids−Vgs特性62A及びI−V特性63Aの交点とが、同一の位置に重なるようにゲート電圧が調整される。
この状態で、センサ素子41がI−V特性63Aを有する状態から、入射光量の変化によりセンサ素子41の特性がI−V特性63Bに変化した場合を考える。この時、Ids−Vgs特性61Aの場合には、センサ素子41を流れる電流量は領域66Aの範囲で変化する。またIds−Vgs特性62Aの場合には、センサ素子41を流れる電流量は領域67Aの範囲で変化する。これらの電流変化範囲である領域66Aと領域67Aとは、殆ど重なっている。このようにIGBトランジスタ42の特性にバラツキが存在しても、センサ素子41から読み取られる出力は略同一の範囲で変化することになる。
図7は、本発明によりセンサ素子の特性のバラツキを補正する動作について説明するための図である。図7(a)及び(b)において、横軸はIGBのソース電圧Vs(即ちセンサ素子への印加電圧)を示し、縦軸はIGBのソース・ドレインに流れる電流(即ちセンサ素子に流れる電流)を示す。
図7(a)は、図1に示す従来技術の場合を示し、センサ素子21の特性にバラツキがある場合のセンサ電流のバラツキを説明するための図である。図7(a)には例として、センサ素子21の特性のバラツキとして、2つのI−V特性72及び73が示される。
このようにセンサ素子21に特性のバラツキが有る場合には、IGBトランジスタ22の特性がIds−Vgs特性71に示されるように同一であっても、同一の入射光量に対してセンサ素子21に流れる電流量にバラツキが生じてしまう。即ち、所定の入射光量に対してセンサ素子21がI−V特性72を有する場合には、入射光量の若干の変化に応じてセンサ素子21を流れる電流量は領域76の範囲で変化するが、同一の所定の入射光量に対してセンサ素子21がI−V特性73を有する場合には、入射光量の若干の変化に応じてセンサ素子21を流れる電流量は領域77の範囲で変化する。このようにセンサ素子21の特性にバラツキが有る場合には、全く異なる範囲の出力がセンサ素子21から読み取られてしまう。
図7(b)は、本発明の場合を示し、ゲート電圧の自己調整によりセンサ素子41の特性のバラツキが補正される動作を説明するための図である。初期調整動作時において、所定の光量の光を入射している状態で、第1の画素のセンサ素子41のI−V特性がI−V特性72であり、第2の画素のセンサ素子41のI−V特性がI−V特性73であるとする。このとき第1の画素において、IGBトランジスタ42のゲート電圧は、I−V特性72のセンサ素子41を流れる電流量が定電流源トランジスタ50の電流量と等しくなるように設定される。また第2の画素において、IGBトランジスタ42のゲート電圧は、I−V特性73のセンサ素子41を流れる電流量が定電流源トランジスタ50の電流量と等しくなるように設定される。即ち、2つの画素でI−V特性が72及び73のように異なっても、Ids−Vgs特性71A及びI−V特性72の交点と、Ids−Vgs特性71B及びI−V特性73の交点とが、同一の電流値となるようにゲート電圧が調整される。
この状態で、入射光量の変化によりセンサ素子41の特性が若干変化した場合を考える。この時、I−V特性72の場合には、センサ素子41を流れる電流量は領域76Aの範囲で変化する。またI−V特性73の場合には、センサ素子41を流れる電流量は領域77Aの範囲で変化する。これらの電流変化範囲である領域76Aと領域77Aとは、殆ど重なっている。このようにセンサ素子41の特性にバラツキが存在しても、センサ素子41から読み取られる出力は略同一の範囲で変化することになる。
図8は、本発明による撮像回路の構成の一例を示す図である。図8において、図4と同一の構成要素は同一の番号で参照し、その説明は省略する。
図8に示す撮像回路は、縦横にマトリクス上に配置された複数の画素回路40を含む。図8では図示の都合上、4つの画素回路40のみが示され、そのうち1つのみについて詳細な回路構成が示されるが、実際には同一構成の多数の画素回路40が縦横に配置されている。
垂直走査シフトレジスタ111により、指定した行位置にあるトランジスタ114を導通させ、更に水平走査シフトレジスタ112により、指定した列位置にあるトランジスタ115を導通させる。これにより、指定した行位置及び列位置にある画素回路40から撮像データを出力電圧Voutとして読み出すことができる。読み出し用のトランジスタ116のゲートには固定の電圧が印加される。
画素回路40の各々は、基本的には図4で説明したものと同様の構成であるが、水平走査シフトレジスタ122によりオン・オフが制御されるトランジスタ118を内蔵している。水平走査シフトレジスタ122は、初期調整動作時に列選択をするために設けられるレジスタであり、初期調整動作時に順次選択した列においてトランジスタ117及び118を導通させる。また垂直走査シフトレジスタ121は、初期調整動作時に行選択をするために設けられるレジスタであり、初期調整動作時に順次選択した行においてトランジスタ43及び44を導通させる。これにより、水平走査シフトレジスタ122が選択した列位置及び垂直走査シフトレジスタ121が選択した行位置にある1つの画素回路40において、前述の初期調整動作が実行される。例えば赤外線イメージセンサの場合、初期調整動作時にはイメージセンサに対して基準熱源の放射板から赤外線を入射し、各センサ素子への入射赤外線量を同一に設定しておく。
初期調整動作後に、初期設定動作として、全ての画素回路40において信号RESETをHIGHにしてトランジスタ46を導通させ、積分容量47に電源電圧VDDに応じた電荷を蓄える。その後、信号RESETをLOWにしてトランジスタ46を非導通にする。撮像データ読み出し時には、信号PIGを所定期間HIGHにして、トランジスタ45を一定の期間だけ導通させる。この期間の間、入射光量に応じた量の電流が、積分容量47からIGBトランジスタ42及びセンサ素子41を介してグラウンドGND側に流れ、積分容量47の電荷が減少する。この電荷の減少に応じてトランジスタ113のゲート電圧が減少し、撮像データとして読み出される出力電圧Voutが減少する。
図9は、図8に示す撮像回路における初期調整動作を説明するための信号波形図である。図9において、Hdata−Aは、各水平周期の開始時において水平走査シフトレジスタ122に入力され、シフトレジスタ内を順次伝搬していくパルス信号である。Hclock−Aは、水平走査シフトレジスタ122に入力されるクロック信号であり、このクロック信号に同期してシフトレジスタ内をパルスが伝搬していく。このようにしてHdata−Aが水平走査シフトレジスタ122内を順次伝搬していくことにより、Hclock−Aに同期して1つの水平ライン上に並べられた複数の画素に対応する信号が順次アサートされる。即ち図8において、各列のトランジスタ117及び118のゲートに接続される信号線が、一本ずつ水平方向に順次アサートされていく。
Vdata−Aは、各垂直周期の開始時において垂直走査シフトレジスタ121に入力され、シフトレジスタ内を順次伝搬していくパルス信号である。Vclock−Aは、垂直走査シフトレジスタ121に入力されるクロック信号であり、このクロック信号に同期してシフトレジスタ内をパルスが伝搬していく。このようにしてVdata−Aが垂直走査シフトレジスタ121内を順次伝搬していくことにより、Vclock−Aに同期して垂直方向に並べられた複数の水平ラインに対応する信号が順次アサートされる。即ち図8において、各行で水平方向に並べられた複数の画素回路40のトランジスタ43及び44のゲートに接続される各行毎に設けられた信号線が、一本ずつ垂直方向に順次アサートされていく。
以上の動作により、垂直方向及び水平方向の走査が行われ、順次選択された1つの画素回路40において初期調整動作が実行される。
図10は、図8に示す撮像回路における撮像動作を説明するための信号波形図である。
図9に示す初期調整動作後に、まず初期設定動作として、全ての画素回路40において信号RESETをHIGHにして積分容量47に電源電圧VDDに応じた電荷を蓄え、その後、信号RESETをLOWに戻す。撮像データ読み出し時には、信号PIGを所定期間HIGHにすることで、この期間の間、入射光量に応じた量の電流をセンサ素子41に流し、積分容量47を放電させる。この放電により電圧が低下した積分容量47の電圧値を、垂直方向及び水平方向の走査により順次選択した画素回路40から読み出す。
図9において、Hdata−Bは、各水平周期の開始時において水平走査シフトレジスタ112に入力され、シフトレジスタ内を順次伝搬していくパルス信号である。Hclock−Bは、水平走査シフトレジスタ112に入力されるクロック信号であり、このクロック信号に同期してシフトレジスタ内をパルスが伝搬していく。このようにしてHdata−Bが水平走査シフトレジスタ112内を順次伝搬していくことにより、Hclock−Bに同期して1つの水平ライン上に並べられた複数の画素に対応する信号が順次アサートされる。即ち図8において、各列のトランジスタ115のゲートに接続される信号線が、一本ずつ水平方向に順次アサートされていく。
Vdata−Bは、各垂直周期の開始時において垂直走査シフトレジスタ111に入力され、シフトレジスタ内を順次伝搬していくパルス信号である。Vclock−Bは、垂直走査シフトレジスタ111に入力されるクロック信号であり、このクロック信号に同期してシフトレジスタ内をパルスが伝搬していく。このようにしてVdata−Bが垂直走査シフトレジスタ111内を順次伝搬していくことにより、Vclock−Bに同期して垂直方向に並べられた複数の水平ラインに対応する信号が順次アサートされる。即ち図8において、各行で水平方向に並べられた複数のトランジスタ114のゲートに接続される各行毎に設けられた信号線が、一本ずつ垂直方向に順次アサートされていく。
以上の動作により、垂直方向及び水平方向の走査が行われ、順次選択された1つの画素回路40から撮像データが読み出される。
図11は、本発明による撮像回路の構成の別の一例を示す図である。図11において、図8と同一の構成要素は同一の番号で参照し、その説明は省略する。
図8に示す撮像回路では、初期調整動作時の垂直・水平走査のための垂直走査シフトレジスタ121及び水平走査シフトレジスタ122が、撮像データ読み取り時の垂直・水平走査のための垂直走査シフトレジスタ111及び水平走査シフトレジスタ112とは別個に設けられている。それに対して図11に示す撮像回路では、初期調整動作時の垂直・水平走査のための垂直走査シフトレジスタ及び水平走査シフトレジスタが、撮像データ読み取り時の垂直・水平走査のための垂直走査シフトレジスタ及び水平走査シフトレジスタと共通化されている。
図11の撮像回路においては、図8の撮像回路から垂直走査シフトレジスタ121及び水平走査シフトレジスタ122を削除し、複数のスイッチ回路130及び複数のスイッチ回路131を設けてある。複数のスイッチ回路130が全て第1の選択位置にあるときに、垂直走査シフトレジスタ111は、各行で水平方向に並べられた複数の画素回路40のトランジスタ43及び44のゲートに接続される各行毎に設けられた信号線に接続される。複数のスイッチ回路130が全て第2の選択位置にあるときに、垂直走査シフトレジスタ111は、各行で水平方向に並べられた複数のトランジスタ114のゲートに接続される各行毎に設けられた信号線に接続される。
また複数のスイッチ回路131が全て第1の選択位置にあるときに、水平走査シフトレジスタ112は、各列のトランジスタ117及び118のゲートに接続される各列毎に設けられた信号線に接続される。複数のスイッチ回路131が全て第2の選択位置にあるときに、水平走査シフトレジスタ112は、各列のトランジスタ115のゲートに接続される各列毎に設けられた信号線に接続される。
このようにして、初期調整動作時には、複数のスイッチ回路130及び131を全て第1の選択位置にして、垂直走査シフトレジスタ111及び水平走査シフトレジスタ112により垂直・水平方向の走査を実行して、順次選択した画素回路40に対して初期調整動作を実行することができる。また撮像動作時には、複数のスイッチ回路130及び131を全て第2の選択位置にして、垂直走査シフトレジスタ111及び水平走査シフトレジスタ112により垂直・水平方向の走査を実行して、順次選択した画素回路40からの撮像データ読み出し動作を実行することができる。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内で様々な変形が可能である。
従来の信号読出回路の構成を説明するための図である。 図1の画素回路におけるセンサ素子のバイアス動作点を示す図である。 IGBトランジスタの特性にバラツキがある場合のセンサ電流のバラツキを説明するための図である。 本発明による信号読出回路の構成の一例を示す図である。 初期調整動作におけるセンサ電流の調整について説明するための図である。 本発明によりIGBトランジスタの特性のバラツキを補正する動作について説明するための図である。 本発明によりセンサ素子の特性のバラツキを補正する動作について説明するための図である。 本発明による撮像回路の構成の一例を示す図である。 図8に示す撮像回路における初期調整動作を説明するための信号波形図である。 図8に示す撮像回路における撮像動作を説明するための信号波形図である。 本発明による撮像回路の構成の別の一例を示す図である。
符号の説明
40 画素回路
41 センサ素子
42乃至46 トランジスタ
47 積分容量
50 定電流源トランジスタ
111 垂直走査シフトレジスタ
112 水平走査シフトレジスタ
121 垂直走査シフトレジスタ
122 水平走査シフトレジスタ

Claims (5)

  1. 入射光量に応じた電気抵抗値を有し第1端が所定の電位に結合される複数のセンサ素子と、
    該複数のセンサ素子に一対一に対応して設けられ該複数のセンサ素子の第2端にソース端が結合される複数のトランジスタと、
    該複数のトランジスタのドレイン端に結合される定電流源と、
    該複数のトランジスタの各々について該ドレイン端側とゲート端との間を結合するスイッチ回路
    を含むことを特徴とする撮像回路。
  2. 該定電流源は1つの定電流源であり、該1つの定電流源と該複数のトランジスタのドレイン端との間をそれぞれ結合する複数のスイッチ回路を含み、該複数のスイッチ回路により該複数のトランジスタの1つを選択的に該定電流源に電気的に接続可能なように構成されることを特徴とする請求項1記載の撮像回路。
  3. 該複数のセンサ素子に一対一に対応して設けられ該複数のトランジスタのドレイン端に結合される複数の容量と、
    該複数のトランジスタのドレイン端と該複数の容量との間をそれぞれ結合する複数のスイッチ回路
    を更に含むことを特徴とする請求項1記載の撮像回路。
  4. 該複数のセンサ素子の各々を流れる電流量に応じた電気変量を該複数のセンサ素子について順次読み出す回路を更に含むことを特徴とする請求項1記載の撮像回路。
  5. 該センサ素子は赤外線センサ素子であることを特徴とする請求項1記載の撮像回路。
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