JP2007294362A - 光源ユニットおよび表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光源ホルダとシャーシとの係合が解除されないように、光源ホルダの浮き上がりを阻止することができる光源ユニット若しくは表示装置を提供する。
【解決方法】光源12の端部に装着される光源ホルダ122は、前面側に光源12および光源12の端部に設けられた電気ケーブル125が嵌入されるスリット溝128を、背面側に前記シャーシ11に設けられた被係合部111に係止する係合部123を備える。シャーシ11の前面側に光源ホルダ122が装着された光源12を配設する。シャーシ11の前面側に配置された光源12の端部を覆うようにカバー部材13を配置する。カバー部材13は、光源ホルダ122の係合部123と重なり合う位置においてスリット溝128と交差するように光源ホルダ122の前面に当接して光源ホルダ122の移動を規制する押さえ片であるリブ133を備えている。
【選択図】 図5
【解決方法】光源12の端部に装着される光源ホルダ122は、前面側に光源12および光源12の端部に設けられた電気ケーブル125が嵌入されるスリット溝128を、背面側に前記シャーシ11に設けられた被係合部111に係止する係合部123を備える。シャーシ11の前面側に光源ホルダ122が装着された光源12を配設する。シャーシ11の前面側に配置された光源12の端部を覆うようにカバー部材13を配置する。カバー部材13は、光源ホルダ122の係合部123と重なり合う位置においてスリット溝128と交差するように光源ホルダ122の前面に当接して光源ホルダ122の移動を規制する押さえ片であるリブ133を備えている。
【選択図】 図5
Description
本発明は光源ユニットに関し、さらに詳しくは、液晶表示装置などの非自発光型ディスプレイの光源として好適に用いられる光源ユニットに関する。
近年、コンピュータやテレビなどの電気製品の表示部として、たとえば液晶表示装置などの平面型の表示装置が広く用いられている。
例えば、透過型の液晶表示パネルを備える液晶表示装置などは、一般に液晶表示パネルの背面側に光源ユニットが配置される構成を備える。この光源ユニットは、その内部に光源を備え、この光源から発せられる光の特性を調整したうえで、液晶表示パネルの背面側に照射する装置である。そしてこの光源ユニットから照射された光が液晶表示パネルを透過することにより、この液晶表示パネルの前面側の表示領域に画像が可視状態に表示される。
このような液晶表示パネルの背面に配置される光源ユニットとしては、表示領域の側辺に例えば冷陰極管などの線状光源を配置するサイドライト形の光源ユニットや、複数本の線状光源を表示領域の背面側に配置する直下型の光源ユニットが知られている。
例えば、直下型の光源ユニットは、線状光源の端部に光源ホルダが装着された状態で、該線状光源がシャーシの前面側に列設され、これら線状光源の端部にカバー部材が被着されて、さらに前面側に拡散板、レンズシート、偏光反射フィルムなどが配置されてなるものである。
これら線状光源の端部に装着される光源ホルダには、シャーシに設けられた被係合部に係合する係合部が設けられており、この係合部がシャーシの被係合部に係止されることにより、線状光源がシャーシに固定される。
このような光源ユニットにおいて、光源の端部に装着された光源ホルダがシャーシに固定されない状態になった場合、例えばシャーシやカバー部材などのような光源の周辺に配置された部材に、光源が当たってしまったり、光源に無理な力がかかってしまう等して、光源が破損してしまうおそれがある。
図9は、従来の光源ユニットのカバー部材500が、シャーシ502に係止された線状光源504の端部に被着された状態の部分断面図である。
光源ホルダ506の底面には、突出した係合部510が設けられ、この係合部510がシャーシ502の切り欠き508に係合して、光源ホルダ506の底面が支持される。一方、カバー部材500の空洞部512の内側面には、光源ホルダ506の上面にちょうど当接する高さの押さえ片514が設けられており、光源ホルダ506の浮き上がりを阻止して、光源ホルダ506の係合部510がシャーシ502からはずれてしまうのを防止する。
しかし、光源ホルダ506には、図9に示すように、光源504に接続された電気ケーブル516を嵌め込むためのスリット溝518が上面に形成されているものがある。このような場合、カバー部材500の押さえ片514が光源ホルダ506のスリット溝518に嵌ってしまわないように、押さえ片514を配置する必要がある。そうすると、図9に示すように、光源ホルダ514の底面を支持する係合部510と、光源ホルダ506の上面に当接する押さえ片514の位置が、光源ホルダ506の上面側と底面側とでずれてしまい、光源ホルダ506とシャーシ502との係合が解除されやすくなるという問題があった。このような状態で、光源ユニットの周縁部に力が加わると、光源ホルダ504がシャーシ502からはずれてしまい、光源504が破損しやすくなってしまう。
そこで、本発明の解決しようとする課題は、光源ホルダとシャーシとの係合が解除されないように、光源ホルダの浮き上がりを阻止することができる光源ユニット若しくは表示装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る光源ユニットは、複数本の線状光源の少なくとも一方の端部に光源ホルダが装着された状態でシャーシ上に列設され該線状光源の端部がカバー部材により被着されてなる光源ユニットにおいて、前記光源ホルダには、上面に前記線状光源の端部および該線状光源の端部に接続された電気ケーブルが嵌入されるスリット溝が形成されるとともに、底面には前記シャーシに形成された被係合部に係止される係合部が設けられ、前記カバー部材には、前記光源ホルダの前記係合部に対応する位置において前記スリット溝と交差するように該光源ホルダの上面に当接する押さえ片が設けられていることを要旨とするものである。
さらに、前記光源ホルダに形成されるスリット溝は、前記線状光源の線方向に形成されたスリット溝部分と、該スリット溝部分と連通し交差する方向に形成されたスリット溝部分とからなる略L字状に形成され、前記係合部は、前記略L字状のスリット溝の角部に対応する位置に配置され、前記カバー部材には、前記略L字状のスリット溝の角部に交差するように光源ホルダの上面に当接する押さえ片が設けられる構成であれば好ましい。
また、前記カバー部材には、前記光源ホルダの上面に当接する複数の押さえ片が互いに交差して設けられている構成であればより好ましい。
また、本発明に係る表示装置は前記光源ユニットが表示パネルの背面側に設けられてなることを要旨とするものである。
本発明に係る光源ユニットによれば、線状光源の端部に装着される光源ホルダがシャーシに係止された状態で、その線状光源の端部に被着されるカバー部材の押さえ片は、光源ホルダのシャーシへの係合部に対応する位置において、その光源ホルダのスリット溝と交差するように、光源ホルダの前面に当接して、該光源ホルダの浮き上がりを阻止する。そのため、たとえば光源ユニットの周縁部を把持して移動させる際などに、例えば光源ユニットのシャーシなどが撓むなどして、光源ホルダがシャーシから浮き上がってしまうことがなく、光源ホルダの浮き上がりによる光源の破損などが防止される。
また、本発明に係る表示装置によれば、前記光源ユニットが表示パネルの背面側に設けられてなるので、たとえば光源ユニットを表示パネルに組み付ける際などに、光源ユニットのシャーシから光源ホルダが浮き上がってしまうのが阻止され、光源の破損が防止される。
以下、本発明の第1の実施の形態について、図1〜図5を参照して詳細に説明する。まず、本発明の第1の実施形態である光源ユニット1および表示装置2の全体の概略を説明する。図1は、本実施形態に係る光源ユニット1が、透過型の表示パネル21の背面側に配置されてなる表示装置2の構造の概略を示す分解斜視図である。本実施形態に係る光源ユニット1は線状の光源12の端部に光源ホルダ121,122が装着され、シャーシ11前面に列設されて構成される。なお、以下の説明では特に記した場合をのぞき、図1の上方向を前面側と称し、図1の下方を背面側と称する。
シャーシ11は、光源12などを保持する略方形の平板状の部材であり、長辺側はアングル状に曲げ起こされて形成されている。一方、短辺側の端縁には、光源12の端部に装着された光源ホルダ121,122の係合部123を係止する被係合部111が所定の間隔で設けられている。このシャーシ11は、たとえば金属板などからプレス加工などにより形成される。尚、この被係合部111の詳しい形状については後述する。
シャーシ11の前面には反射シート11aが布設される。反射シート11aは、光源12が発した光を乱反射させるシート状の部材である。たとえば、シート状の発泡PET(ポリエチレンテレフタレート樹脂)材料などから形成される。この反射シート11aは長辺がシャーシ11の長辺よりもわずかに短く形成されており、シャーシ11の被係合部111が反射シート11aに覆われてしまわないように形成されている。
この反射シート11aのさらに前面側に光源12が配置される。光源12は、従来一般に用いられている種類の光源が適用できる。図1に示す実施形態では、直管形状の冷陰極管が適用される構成を示すが、これに限られるものではない。たとえば、冷陰極管や熱陰極管などの蛍光ランプ、キセノンランプなどの放電ランプなどが適用される。
光源12の一方の端部からは電気ケーブル125が延設されて隣合う2本の光源12,12が互いに接続されており、他方の端部からは電力を供給できるように電気ケーブル124が延設されて光源駆動回路基板16に接続されるように構成されている。
そして、この光源12の両端部には、光源12の端部を覆って保持するとともにシャーシ11に係止可能にする光源ホルダ121,122が装着される。この光源ホルダ121,122は、たとえばゴム系の材料や合成樹脂材料など弾性変形可能な材料から形成されることが好ましい。これら各光源ホルダ121,122のシャーシ11と接する側の面には、シャーシ11上において光源12を位置決めするとともにシャーシ11の被係合部111である切り欠きに係合する突起状の係合部123が形成される。この係合部123がシャーシ11の被係合部111に嵌入して、光源12がシャーシ11の前面側の所定の位置に配置される。また、光源12の前記一方の端部に装着される光源ホルダ122には、その前面に、光源12と電気ケーブル125とを装着するスリット溝が設けられている。光源ホルダ122の詳しい構造などについては後述する。
光源12のさらに前面側には、光源12の端部を覆うカバー状の部材であるカバー部材13,13が配置される。このカバー部材13は、シャーシ側の面が開口した断面略コの字形の外殻を備える略柱状の部材であり、たとえば合成樹脂などを射出成型するなどして一体的に形成される。この外殻の一側面には光源12を遊嵌可能な略U字状の切り欠き131が形成されているので、このカバー部材13を、シャーシ11の前面側に配設された光源の端部に覆い被せるように装着することができる。また、カバー部材13の外殻の内面には、光源12の端部に装着された光源ホルダ121,122の前面に当接し、光源ホルダ121,122とシャーシ11との係止がはずれて光源ホルダ121,122が浮き上がってしまうのを規制する押さえ片が延設されている(図4,図5参照)。このカバー部材13の詳しい構造などについては後述する。
そして、カバー部材13の前面には、光源12が発する光の特性を調整するなどの機能を有する光学シート類14が配置される。光学シート類14とは、光源が発する光の特性を調整する板状もしくはシート状の部材、またはこれらの部材の集合をいう。たとえば、拡散板、レンズシート、偏光反射シート、拡散シートなどが含まれ、一般的にこれらが積み重ねられて用いられる。
この光学シート類14のさらに前面側には、光学シート類14をシャーシ11に保持するなどの機能を有する枠状の部材であるフレーム15が装着される。フレーム15は、開口した四辺形に形成される部材で、たとえば金属板材などのプレス加工により、または、合成樹脂などから一体的に形成される。
また、シャーシ11の背面側には、光源12を駆動する光源駆動回路基板16が配設され、この光源駆動回路基板16を覆う光源駆動回路基板カバー17が装着される。なお、光源駆動回路基板16は、光源12を駆動する電子・電気回路が構築された回路基板である。光源駆動回路基板カバー17は、光源駆動回路基板16を覆うカバーであり、金属板などの導体により形成される。
そして、表示装置2は、前記光源ユニット1の前面側に、画像を表示する表示パネル21が配設され、さらにその前面側にベゼル22が装着される。また、シャーシ11の背面側には、この液晶表示パネル21を制御する制御回路基板23が配設され、この制御回路基板23を覆う制御回路基板カバー24が装着される。
次いで、光源12のシャーシ11への係止構造について説明する。
図2(a)は光源ホルダ122が線状の光源12の端部に装着される前の状態を示す斜視図である。図2(b)は、図2(a)の光源ホルダ122のA−A線断面図であり、図2(c)は、図2(a)の光源ホルダ122のB−B線断面図である。図2(d)は光源12の端部に光源ホルダ122が装着された状態を示す斜視図である。図2(a),(d)には、隣り合う2本の光源12,12が互いに接続された側の端部を示す。この互いに接続された2本の光源12,12の、一方の光源12の端部に接続される光源ホルダ122と、他方の光源12の端部に接続される光源ホルダ122とは、面対称の構造を有している。
図2(a)に示すように、光源12の端部からは電気ケーブル125が延設され、この電気ケーブル125は隣り合う2本の光源12,12を互いに接続するように構成される。この光源12の端部に装着される光源ホルダ122は、光源12の長手方向の略方形の光源収容部126と、互いに接続された光源12,12の端部をつなぐ方向のケーブルガイド部127とからなる略鍵形に形成されている。
光源ホルダ122の光源収容部126の端面には、光源収容部126の長手方向に向かって孔状に凹設された光源収容孔126aが設けられている。この光源収容孔126aは、光源12の外径と略同一の内径を有しており、光源12の外周面に沿うように形成されている。図2(b)に示すように、光源収容孔126aは、光源収容部126の内部で後述するケーブル収容孔127aにつながっている。
図2(a)および図2(b)に示すように、ケーブルガイド部127は、光源12の端部に延設された電気ケーブル125を収容するように、電気ケーブル125の外径とほぼ同じ内径を有するケーブル収容孔127aを有している。このケーブル収容孔127aは、光源12の端部に接続された電気ケーブル125をガイドするように構成されている。ケーブル収容孔127aは、光源12の線方向の部分と、隣り合って配置された光源12,12の端部をつなぐ方向の部分とを有する略L字形に形成されている。
図2(a)に示すように、光源ホルダ122の上面(図2(a)の上側に位置する面)には、光源ホルダ122の光源収容孔126aおよびケーブル収容孔127aと連通するスリット溝128が形成されている。このスリット溝128は、光源の線方向(長手方向)に形成された部分128aと、隣り合って配置された光源の端部をつなぐ方向に形成された部分128bとを有している。光源12の端部および光源12の端部に延設された電気ケーブル125は、このスリット溝128から、光源収容孔126aおよびケーブル収容孔127aに嵌入される。
一方 、光源収容部126の両側面の底側(図2(a)の下側)の端縁には、台座部129,129が設けられている。この台座部129は、シャーシ11と光源ホルダ122との接触面積を大きくし、光源ホルダ122を安定してシャーシ11に係止できるように構成されている。
図2(a)および図2(c)に示すように、光源ホルダ122の底面(シャーシに係合する面側)には、シャーシ11に設けられた被係合部111に係合する係合部123が突設されている。この係合部123は、光源ホルダ122の前面側に設けられた略L字形のスリット溝128の角の位置と重なり合う位置に配置されている。係合部123は、シャーシ11の被係合部111の形状に対応する形状を有しており、図2には、角柱状の係合部123の例を示した。この係合部123の先端部にはシャーシ11への係止を補助する膨出部123aが形成されている。
そして、図2(d)に示すように、光源12の端部に光源ホルダ122が装着される。光源12および光源12から延設された電気ケーブル125を、光源ホルダ122の上面に設けられたスリット溝128に嵌入させ光源12の端部に光源ホルダ122を装着する。これにより、光源12の端部と光源12の端部に延設された電気ケーブル125が光源ホルダ122に覆われて、シャーシ11に保持させることができるよう構成される。
図3(a)は、光源12の端部に装着された光源ホルダ122がシャーシ11に係止され、カバー部材13で覆われる組み立て状態を示す斜視図であり、図3(b)は光源12がシャーシ11に保持された状態を示す斜視図である。
図1でも説明したように、シャーシ11の端辺には、光源12の端部が位置する場所に、光源12に装着された光源ホルダ122の係合部123を係止する被係合部111である切り欠きが設けられている。この切り欠きは、光源ホルダ122をシャーシ11の前面側に配置する際の位置決めをするとともに光源12に装着された光源ホルダ122に設けられた係合部123と係合して光源ホルダ122をシャーシ11に係止する機能を有している。
この被係合部111である切り欠きは、光源ホルダ122の係合部123をちょうど嵌め込むことができる幅で、かつ、係合部123の膨出部123aより若干狭い幅に形成されている。これにより、光源ホルダ122の背面に設けられた係合部123をシャーシ11の被係合部(切り欠き)111に嵌入したときに、光源ホルダ122の底面がシャーシ11の前面に当接し、係合部123の先端がシャーシ11の背面から突出して、膨出部123aが被係合部(切り欠き)111に引っ掛かることで、光源ホルダ122がシャーシ11に係止される。
さらに、シャーシ11の前面側に光源12の端部に覆い被せるようにカバー部材13を載置する。このカバー部材13は、シャーシ側の面が開口した略柱状のの外殻を備える部材である。この外殻の一側面には光源12を遊嵌可能な略U字状の切り欠き131が形成されている。このカバー部材13を、光源12,12の端部に覆い被せるように装着すると、略U字形状の切り欠き131に光源12が遊嵌される。そして、カバー部材13をネジ等によってシャーシ11に固定する。
このカバー部材13の詳しい構造を、図4(a),(b)を参照して説明する。図4(a)は、カバー部材13を前面側から見た全体の外観を示す斜視図であり、図4(b)は、図4(a)のC−C線断面の一部を示す図である。
図4(a)に示すように、このカバー部材13は、略柱状の外殻のシャーシ側の一面が開口した形状を備える部材であり、その両端部には、カバー部材13をシャーシ11に固定するためのネジ孔が設けられている。図4(a)および図4(b)に示すように、この外殻の一側面には光源12を遊嵌可能な略U字状の切り欠き131が形成されている。
また、図4(b)に示すように、カバー部材13の外殻に囲まれた空間には、カバー部材13の機械的強度を補強するリブAが形成されている。前記略U字状の切り欠き131が形成された面から対向する面に向けて形成されたリブAとカバー部材13の外殻とに囲まれた空間に、光源ホルダ122を収納可能な空洞部132が設けられている。
この空洞部132には、カバー部材13自体の機械的強度を補強するとともに光源12の端部に装着された光源ホルダ122の上面に当接して光源ホルダ122の浮き上がりを規制する押さえ片133が形成されている。押さえ片133は、カバー部材13の長手方向に略平行な押さえ片133aと、カバー部材13の長手方向に対して斜めに形成された押さえ片133bを備えている。押さえ片133aは、互いに対向するリブAをつなぐようにカバー部材13の外殻と略平行に形成されている。押さえ片133b,133bは、カバー部材13の略U字状の切り欠き131が形成された面に対向する面から押さえ片133aに向かって斜めに形成されている。この押さえ片133a,133bは、カバー部材13が光源12の端部に覆い被さるように配置されると、光源12の端部に装着された光源ホルダ122の上面に当接する高さに形成されている。
図5は、光源12の端部に装着された光源ホルダ122が、シャーシ11とカバー部材13との間で保持された状態を示す部分断面図である。シャーシ11の端辺に設けられた被係合部111である切り欠きに光源ホルダ122の係合部123が係止され、光源12がシャーシ11の前面側に並んで配置される。この光源12の端部を覆うようにカバー部材13が配置され、カバー部材13の空洞部132に設けられたリブ133が光源12の端部に装着された光源ホルダ122の前面に当接する。
この押さえ片133のカバー部材13の長手方向に対して斜めに形成された押さえ片133bは、光源ホルダ122の係合部123と重なり合う位置においてスリット溝128と交差するように光源ホルダ122の前面に当接する。このように、係合部123と重なり合う位置において、カバー部材13のリブ133が光源ホルダ122に当接して光源ホルダ122の浮き上がりを規制しているので、光源ホルダ122をシャーシ11からはずれないように固定することができる。
また、カバー部材13の押さえ片133bは、光源ホルダ122の上面に形成された略L字状のスリット溝128の光源の線方向(長手方向)に形成された部分128aと、隣り合って配置された光源の端部をつなぐ方向に形成された部分128bとの両方と交差するように斜めに形成されている。このため、光源ホルダ122のスリット溝128に押さえ片133が嵌ってしまうようなことがなく、光源ホルダ122の上面において、光源ホルダ122の底面に設けられた係合部123と重なり合う位置に押さえ片133bを当接させて光源ホルダ122の浮き上がりを効果的に規制することができる。
次に、上述の光源ユニット1および表示装置2が備えるカバー部材13の変形例について説明する。図6は、カバー部材13の第1の変形例として、図4(b)に対応した部分を示す図である。尚、以下の説明においては、図4(b)に対応した構成部分についてのみ主に説明する。
図示のカバー部材13Aは、カバー部材の補強用リブAとカバー部材13Aの長手方向に延びる押さえ片133aおよび斜め方向に延びる押さえ片133bとにより囲まれた両隅角部の空間領域に合成樹脂材料が、押さえ片133bと略同じ高さまで充填されている。そして、これにより光源ホルダ122の上面に当接する押さえ面132’が形成され、この押さえ面132’は、このカバー部材13Aにより光源12の端部を覆うと、光源ホルダ122の上面に当接されて光源ホルダ122の上方への移動(浮き上がり)を規制し、光源ホルダ122とシャーシ11の被係合部111との係合が解除されてしまうのを防ぐことができる。また、押さえ面132’と光源ホルダ122の上面とを当接させることで、接触する面積が広くなり、より安定して光源ホルダ122の移動を規制することができる。
なお、この押さえ面132’は、押さえ片133bとリブAとに囲まれた空間に、合成樹脂材料等を充填しすることで空間を塞いで形成してもよいし、このカバー部材13Aを射出成形等により形成する際に、押さえ片133bとリブAとの間の空間が埋められた状態に形成してもよい。
次に、本発明の第2の実施形態である光源ユニット1および表示装置2が備えるカバー部材13Bについて、図7(a)に示して説明すると、このカバー部材13Bは、外殻に囲まれた空間に形成される補強用リブAと、長手方向の押さえ片133aとの間に斜め方向の押さえ片133bと、さらにその133bと交差するように斜め方向の押さえ片133cとを設けたものである。
このように、押さえ片133b,133cを互いに交差させて設けることにより、複数の押さえ片を光源ホルダに当接させて、より確実に光源ホルダ122の上方への移動を規制することができる。また、このように互いに交差するように斜めに形成された押さえ片133b,133cを設けることにより、例えば図2に示した光源ホルダ122とは異なる位置に係合部123が設けられているようなタイプの光源ホルダに対しても、図5に示した場合と同様に、光源ホルダの係合部の真上にカバー部材の押さえ片を当接させて光源ホルダの浮き上がりを規制することができる。
図7(b)は、第2の実施形態の第1の変形例を示す図である。このカバー部材13Cは、カバー部材13Bのように、互いに交差する押さえ片133bと133cとを備えているが、押さえ片133b,133cの交差する角度を変えて、格子状に交差するように形成されている。このように押さえ片133b,133cの交わる角度を変化させれば、係合部の位置の異なる様々な種類の光源ホルダに対応することができる。
図7(c)は、第2の実施形態の第2の変形例を示す図である。このカバー部材13Dには、押さえ片133b,133bの両方に交差する押さえ片133dがカバー部材13Dの長手方向に略平行に形成されている。このように押さえ片133b,133cを形成することによって、複数の押さえ片を光源ホルダに当接させて、より確実に光源ホルダ122の浮き上がりを規制することができる。
図8(a)は、第3の変形例を、図8(b)は、第4の変形例を示す図である。図8(a)に示したカバー部材13Eは、カバー部材13Eの長手方向に略平行に形成された押さえ片133aの両端の補強用のリブAとの交差部近傍から、カバー部材13Eの外殻の押さえ片133a対向する面に向けて斜めに押さえ片133e,133eが設けられている。また、図8(b)に示したカバー部材13Fは、図8(a)の押さえ片133eの数を増やしたものである。押さえ片の数を増やすと、光源ホルダに当接する箇所が増え、より安定して光源ホルダの浮き上がりを規制することができる。このように、押さえ片の形成される向きや押さえ片の数などを適宜選択してカバー部材を形成することができる。
また、図8(c)は、第5の変形例であるカバー部材13Gを示した図である。このカバー部材13Gには、リブAとカバー部材13の前記略U字状の切り欠き131が形成された面に対向する面との間の長さにほぼ等しい直径を有する円形状の押さえ片133fが形成されている。このように、押さえ片の形状は、斜め方向の押さえ片に限られず、例えば円形状や楕円形状のようなものでもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施できることはもちろんである。たとえば、光源ホルダの係合部とシャーシの被係合部は、突起と切り欠きに限られるず、各種形態のものから考えられることは言うまでもない。また、カバー部材のリブの位置や形状は前記実施形態に限定されず、要は光源ホルダのスリット溝に交差して、かつ、光源ホルダの係合部と重なり合う位置に当接するように形成されていればよい。
1 光源ユニット
2 表示装置
11 シャーシ
12 光源
13,13A〜13G カバー部材
111 被係合部
121,122 光源ホルダ
123 係合部
124 電気ケーブル
128 スリット溝
133,133a〜133f 押さえ片
2 表示装置
11 シャーシ
12 光源
13,13A〜13G カバー部材
111 被係合部
121,122 光源ホルダ
123 係合部
124 電気ケーブル
128 スリット溝
133,133a〜133f 押さえ片
Claims (4)
- 光源に光源ホルダが装着された状態で、該光源がシャーシ上に配置され、該光源ホルダにカバー部材が被着されてなる光源ユニットにおいて、
前記光源ホルダには、上面に前記光源および該光源に接続された電気ケーブルが嵌入されるスリット溝が形成されるとともに、底面には前記シャーシに形成された被係合部に係止される係合部が設けられ、前記カバー部材には、前記光源ホルダの前記係合部に対応する位置において前記スリット溝と交差するように該光源ホルダの上面に当接する押さえ片が設けられていることを特徴とする光源ユニット。 - 前記光源は線状に形成され、前記光源ホルダに形成されるスリット溝は、前記線状光源の線方向に形成されたスリット溝部分と、該スリット溝部分と連通し交差する方向に形成されたスリット溝部分とからなる略L字状に形成され、前記係合部は、前記略L字状のスリット溝の角部に対応する位置に配置され、前記カバー部材には、前記略L字状のスリット溝の角部に交差するように光源ホルダの上面に当接する押さえ片が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光源ユニット。
- 前記カバー部材には、前記光源ホルダの上面に当接する複数の押さえ片が互いに交差して設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の光源ユニット。
- 請求項1から3のいずれかに記載の光源ユニットが表示パネルの背面側に設けられてなることを特徴とする表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006123658A JP2007294362A (ja) | 2006-04-27 | 2006-04-27 | 光源ユニットおよび表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006123658A JP2007294362A (ja) | 2006-04-27 | 2006-04-27 | 光源ユニットおよび表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007294362A true JP2007294362A (ja) | 2007-11-08 |
Family
ID=38764764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006123658A Pending JP2007294362A (ja) | 2006-04-27 | 2006-04-27 | 光源ユニットおよび表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007294362A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010092672A1 (ja) * | 2009-02-12 | 2010-08-19 | 株式会社アドバンテスト | 半導体ウェハ試験装置 |
JP2011002714A (ja) * | 2009-06-19 | 2011-01-06 | Funai Electric Co Ltd | 液晶モジュール |
-
2006
- 2006-04-27 JP JP2006123658A patent/JP2007294362A/ja active Pending
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KR101321467B1 (ko) | 2009-02-12 | 2013-10-28 | 가부시키가이샤 아드반테스트 | 반도체 웨이퍼 시험장치 |
US9121901B2 (en) | 2009-02-12 | 2015-09-01 | Advantest Corporation | Semiconductor wafer test apparatus |
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