JP2007294021A - ディスク記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体可動部動作による振動・衝撃の発生が予期されるときに記録を停止することにより、筐体可動部動作時の振動・衝撃による記録への影響を排除することができるディスク記録装置を提供する。
【解決手段】LCD開閉検出手段4またはEVF収納検出手段5と、検出された信号を遅延なく伝達する信号線21と、記録媒体11に対する記録を中断する記録中断手段13とを備え、LCD開閉検出手段4またはEVF収納検出手段5により筐体可動部の動作による振動・衝撃の発生を事前に検出し信号線21により振動・衝撃の発生を事前に報告することにより、記録媒体11に対する記録を中断して衝撃振動による記録への影響を排除することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディスクに記録を行うディスク記録装置に関し、
より詳細には、光ディスクを記録媒体とするディスク記録装置の光ディスクに記録する技術に関する。
従来の情報記録再生装置は、記録中に衝撃センサ等のセンサ入力、トラッキングエラー信号のような光ピックアップから得られる信号を用いて振動・衝撃を受けたことを検出し、記録を一時中断し、中断後、衝撃センサ入力、光ピックアップからの情報を用いて振動・衝撃がないことを検出してから記録を再開している。(例えば、特許文献1参照。)
特開2003−228843号公報
しかしながら、前記従来の構成では、振動・衝撃の発生後に振動・衝撃を検出するため、振動・衝撃の発生から記録停止までの間、トラック内での記録の蛇行が発生し、再生時のエラー、例えばブロックノイズの発生の原因と成り得るという課題を有していた。
また、光ピックアップで検出される信号を用いて振動・衝撃を検出する場合、トラック外れが発生しないトラック内で記録が蛇行する程度の弱い振動・衝撃と、記録媒体上の指紋による汚れとの区別が困難であるため、微弱な振動・衝撃の早期検出を実現しようとすると記録メディア上の指紋による汚れを振動・衝撃として誤検出するという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、筐体可動部の動作による振動・衝撃下での記録を行わないことにより記録品位の向上を実現したディスク記録装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のディスク記録装置は、ディスク媒体へデータを記録するディスク記録装置において、当該ディスク記録装置の筐体可動部の動作を開始するスイッチのスイッチ動作に基づいて振動・衝撃の事前信号となる予告信号を検出し、当該予告信号に基づいて前記ディスク媒体への記録を中断するか否かを判断する記録中断判断手段と、前記記録中断判断手段の判断結果に基づいて前記ディスク媒体への記録を中断する記録中断手段と、前記記録中断手段により前記ディスク媒体への記録動作を中断した後の時間の経過を測定し前記ディスク媒体への記録再開タイミングを判断する記録再開判断手段と、前記記録再開判断手段の判断結果に基づいて前記ディスク媒体への記録を再開する記録再開手段と、を備えたことを特徴としたものである。
本発明のディスク記録装置によれば、筐体可動部動作による振動・衝撃の発生が予期されるときに記録を停止することにより、筐体可動部動作時の振動・衝撃による記録への影響を排除することができる。
以下に、本発明のディスク記録装置の実施の形態を図面とともに詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施例におけるディスク記録装置のブロック図を示す。図2は、本発明の第1の実施例におけるディスク記録装置の記録中断判断手段15の動作を表すフローチャートを示す。図3は、本発明の第1の実施例におけるディスク記録装置の記録再開判断手段16の動作を表すフローチャートを示す。
図1において、音声信号はマイク1により電気信号に変換され、画像・音声処理回路9に送られる。映像はレンズユニット2と光学的に結合されたCCD3によって電気信号に変換され、画像・音声処理回路9に送られる。画像・音声処理回路9は、マイク1及びCCD3から受信した電気信号を処理し、デジタルデータに変換する。コーデック部CPU10は、変換されたデジタルデータを一時的にコーデック部CPU10管理の記憶領域へ蓄積し、所定量の蓄積の後、ATAPIバス20を経由してドライブ部CPU17へ伝送し、記録再生回路12によって記録媒体11へ記録する。
ビデオカメラで連続的に撮影を継続するためには、映像・音声処理回路9より出力されるデジタルデータを途切れることなく記録媒体11に書込む必要がある。即ち、ディスク媒体である記録媒体11への書込み速度は、デジタルデータの生成速度よりも速くなければならない。ここではこれを連続性保証のための制約と呼ぶ。
LCD開閉検出手段4は、LCDの開閉に連動してON/OFFするスイッチであり、LCD開閉検出手段4の出力はカメラ部CPU6を経由し、信号線21を用いてドライブ部CPU17に伝達する。これにより、LCDの開閉時に発生する衝撃・振動を事前に検出することが出来る。また、LCD開閉検出手段4は、LCDのバックライトのON/OFF制御に用いるスイッチを流用してもよい。
EVF収納検出手段5は、EVF開閉されたことを検出するスイッチであり、EVF収納検出手段5の出力はカメラ部CPU6を経由し、信号線21を用いてドライブ部CPU17に伝達する。これにより、EVFの開閉時に発生する振動・衝撃を事前に検出することが出来る。
記録中断判断手段15は、信号線21より得た情報を基に、記録を中断するかどうかを決定する。記録中断判断手段15においては、タイマ18を用いて以下のような処理を行う。なお、タイマ18はドライブ部CPU17内部のタイマ機能またはソフトウェアループによる制御を用いてもよい。
図2において、S101で記録中かどうか確認し、記録中でない場合は処理を終了し、記録中であればS102において直前の記録再開から所定の時間経過しているかどうかを確認する。直前の記録再開から所定の時間経過している場合、S104において信号線21で伝達された振動・衝撃の事前信号である予告信号が存在するかどうかを確認し、振動・衝撃の事前信号である予告信号が存在する場合は記録を中断する。振動・衝撃の事前信号である予告信号が存在しない場合は、S103において記録を継続する。
S102における直前の記録再開から所定の時間が経過しているかどうかの確認は、前述した連続性保証のための制約を満たすために存在する。この制約がない場合、例えばLCD7の開閉が何度も行われた場合、ドライブ部は何度も記録・中断を繰り返し、記録を行うことができない状態になる。この状態では連続性保証のための制約を満たすことができず、最終的には撮影が停止することになる。従って、直前の記録再開からの所定の時間は、連続性保証のための制約を考慮して決定する必要がある。
図1において、記録中断判断手段15が記録を中断すると判定した場合、記録中断手段13を用いて記録を一時中断する。
記録中断後、記録再開判断手段16はタイマ18を用いて、図3のS201において記録中断後所定時間経過したかどうかを確認し、所定時間経過している場合、S202において記録再開手段14によって記録を再開する。なお、タイマ18はドライブ部CPU17内部のタイマ機能またはソフトウェアループによる制御を用いてもよい。
S201における記録中断後の時間は、LCD動作検出手段4、EVF収納検出手段5が検出し報告した後、実際に振動・衝撃が到達し、その振動・衝撃が記録に影響を与えない程度に減衰するために十分、かつ、連続性保証のための制約を満たす値に決定する必要がある。
図4において、T101はLCD動作検出手段4、EVF収納検出手段5による振動・衝撃の事前検出から、実際に振動・衝撃が到達するまでの時間、T102は動作検出手段による検出から記録中断判断手段15が記録中断手段13に記録の中断を指令するまでの時間、T103は記録中断手段13が実際に記録の中断を完了するまでの時間、T104は振動・衝撃の到達から記録再開手段14が記録再開を指示するまでの時間である。これらの時間について、以下の条件を満たす必要がある。
T101はT102とT103の和よりも大でなければならない。そうでない場合、衝撃到達前に記録を停止することができないことになる。
T102はLCD動作検出手段4、EVF収納検出手段5による検出とその情報の伝達にかかる時間である。本発明以前のシステムでは、カメラ部CPU6からバス19を経由し、コーデック部CPU10を経て、ATAPIバス20を用いて情報を伝達する必要があった。ATAPIバス20は汎用のドライブ用バスであり、あるコマンドがバスを占有している間は、他の通信を行うことができない。一方、振動・衝撃の事前検出があった場合に記録を中断する必要があるのは、実際に記録を行っている場合である。そのような状況下ではドライブ部で記録系のコマンドが実行中であるため、記録中断を即座に伝えることは困難である。
一方、本発明では、LCD動作検出手段4、EVF収納検出手段5にて検出された信号に対し独立した信号線21を用いるため、伝達時間は無視することができる。そのため、カメラ部CPU6におけるLCD動作検出手段4、EVF収納検出手段5の読込みにかかる遅延のみがこの時間となる。この時間はカメラ部CPU6がNTSCの垂直同期信号に同期して処理を行う場合を仮定すると高々16.7ms(ミリ秒)程度である。
T103は記録停止にかかる時間であるが、記録媒体11や記録速度、記録停止の方法によって異なる。例えば、比較的停止に時間のかかる方法として、DVD−Rメディアに2倍速で記録を行い、ECCブロック境界で停止させることを仮定した場合、その停止にかかる時間は高々13.3msである。
従って、LCD動作検出手段4、EVF収納検出手段5にて検出された事前信号(スイッチ部のスイッチON/OFF信号)を検出してから、記録媒体11への書き込み動作を停止するには、最低でも、16.7ms+13.3ms=30ms必要である。
LCD開閉検出手段4やEVF収納検出手段5はこの条件を満たすように設定する必要がある。
T104は大きく取りすぎると連続性保証の制約を守ることができない。コーデック部CPU10においては、間欠記録を行うためのストリームバッファ(図示しない)を備えている。間欠記録は、例えば、所定の容量のストリームデータがストリームバッファに蓄えられたら、記録媒体11への書き込みを開始しストリームバッファを空にする、という動作を繰り返し行うが、記録媒体11への書き込みエラーが頻発すると、ストリームバッファが空になる前に、新しいストリームデータでストリームバッファがオーバーフローする危険性がある。その場合にでも、ある程度はリカバリできる様にさらに余分(通常は4秒分)にメモリを搭載している。
この余分に搭載しているメモリ容量を時間換算したものをTbufとすると、T101−(T102+T103)+T104<Tbufを満たす必要がある。一方でT104は、衝撃・振動が到達してから振動・衝撃が収束するために十分な時間が必要である。
図8は、LCD扉のスイッチ信号23とそれに伴う振動・衝撃信号24を示すもので、LCD扉の開閉後のディスクアクセスエラー発生状況を説明するためのグラフであり、グラフの横軸の1目盛は100msとなっている。
スイッチ信号23はLCD扉に取り付けられたLCD開閉検出手段4の状態を表しており、最初の100msで状態が変化しているが、これはLCD扉の開閉が行われたことを表している。振動・衝撃信号24は、ディスクアクセスエラーの発生状態をも表しており、LCD扉の開閉を検出後、約150msの時点からディスクアクセスエラーが頻発しているのがわかる。ディスクアクセスエラーの原因は振動であるため、スイッチ信号23がONしてから振動・衝撃信号24が到達するまでに約150ms、そして振動が収束するまでにさらに50ms経過していることが分る。スイッチ信号23がONしてから150msの時点が振動の到達点とし、ディスクアクセスエラーが収束するまでに、振動・衝撃到達時点から約50ms後であることがわかる。
記録中断後再開までの時間は、この結果から、最低でも150ms+50msの200ms、さらに、低温環境下ではメカ負荷によりLCD扉の開閉時間が3倍になることを考慮すると、150ms×3の450msを記録再開までの時間とすることが望ましい。
このことから、T101を450ms、T102を16.7ms、T103を13.3ms、T104を50msとすると、LCD開閉検出手段4がスイッチ信号23のON信号を検出してから衝撃・振動が収束するまでの時間は470msとなり、Tbufの4秒分の容量で十分にシステムとして成立する。
以上のように、本実施例1においては動作検出手段の出力をカメラ部CPU6、信号線21、ドライブ部CPU17、記録中断判断手段15、記録中断手段13の経路で伝達することにより、振動・衝撃の発生が事前による記録中断が可能となり、振動・衝撃による記録への影響を排除することができる。
また、本実施例1の記録再開判断手段16をショックセンサの入力、重力センサの入力の少なくともひとつと併用することにより、衝撃の影響がないことの確認が、より短時間かつ確実に実施できることとなり、さらに確実な記録への影響の排除をすることができる。
図5は、本発明の第2の実施例におけるディスク記録装置のブロック図を示す。図2は、本発明の第2の実施例におけるディスク記録装置の記録中断判断手段15の動作を表すフローチャートを示す。図6は、本発明の第2の実施例におけるディスク記録装置の記録再開判断手段16の動作を表すフローチャートを示す。図7は、本発明の第2の実施例における手振れ検出手段22(振動検出手段)のブロック図を示す。
図5において、音声信号はマイク1により電気信号に変換され、画像・音声処理回路9に送られる。映像はレンズユニット2によりレンズユニット2と光学的に結合されたCCD3によって電気信号に変換され、画像・音声処理回路9に送られる。画像・音声処理回路9は、マイク1及びCCD3から受信した電気信号を処理し、デジタルデータに変換する。コーデック部CPU10は、デジタルデータを一時的にコーデック部CPU管理の記憶領域へ蓄積し、所定量の蓄積の後、ATAPIバス20を経由してドライブ部CPU17へ伝送し、記録再生回路12によって記録媒体11へ記録する。
ビデオカメラで連続的に撮影を継続するためには、映像・音声処理回路9より出力されるデジタルデータを途切れることなく記録媒体11に書込む必要がある。即ち、記録媒体11への書込み速度は、デジタルデータの生成速度よりも速くなければならない。ここではこれを連続性保証のための制約と呼ぶ。
LCD開閉検出手段4は、LCDの開閉に連動してON/OFFするスイッチであり、LCD開閉検出手段4の出力はカメラ部CPU6を経由し、信号線21を用いてドライブ部CPU17に伝達する。これにより、LCDの開閉時に発生する衝撃・振動を事前に検出することが出来る。また、LCD開閉検出手段4は、LCDのバックライトのON/OFF制御に用いるスイッチを流用してもよい。
EVF収納検出手段5は、EVF開閉されたことを検出するスイッチであり、EVF収納検出手段5の出力はカメラ部CPU6を経由し、信号線21を用いてドライブ部CPU17に伝達する。これにより、EVFの開閉時に発生する振動・衝撃を事前に検出することが出来る。
記録中断判断手段15は、信号線21より得た情報を基に、記録を中断するかどうかを決定する。記録中断判断手段15においては、タイマ18を用いて以下のような処理を行う。なお、タイマ18はドライブ部CPU17内部のタイマ機能またはソフトウェアループによる制御を用いてもよい。
図2において、S101で記録中かどうか確認し、記録中でない場合は処理を終了し、記録中であればS102において直前の記録再開から所定の時間経過しているかどうかを確認する。直前の記録再開から所定の時間経過している場合、S104において信号線21で伝達された振動・衝撃の事前信号である予告信号が存在するかどうかを確認し、振動・衝撃の事前信号である予告信号が存在する場合は記録を中断する。振動・衝撃の事前信号である予告信号が存在しない場合は、S103において記録を継続する。
S102における直前の記録再開から所定の時間が経過しているかどうかの確認は、連続性保証のための制約を満たすために存在する。この制約がない場合、例えばLCD7の開閉が何度も行われた場合、ドライブ部は何度も記録・中断を繰り返し、記録を行うことができない状態になる。この状態では連続性保証のための制約を満たすことができず、最終的には撮影が停止することになる。従って、直前の記録再開からの所定の時間は、連続性保証のための制約を考慮して決定する必要がある。
図1において、記録中断判断手段15が記録を中断すると判定した場合、記録中断手段13を用いて記録を一時中断する。
記録中断後、記録再開判断手段16は手振れ検出手段22とタイマ18を用いて、図6のS301において記録中断後所定時間経過したかどうかを確認し、所定時間経過している場合、S303において記録再開手段14によって記録を再開する。所定時間経過していない場合、手振れ検出手段22を用いて手振れ量を検出し、出力が所定量未満の場合、記録再開手段14によって記録を再開する。所定時間経過しておらず、かつ、手振れが所定量より大である場合は、S301より判定をやり直す。なお、タイマ18はドライブ部CPU17内部のタイマ機能またはソフトウェアループによる制御を用いてもよい。
記録再開判断手段16において手振れ検出手段22とタイマ18を併用するのは、何らかの要因により手振れ検出手段22の出力が収束しない場合、一定時間で記録を再開させるためである。これは、連続性保証のための制約を満たすために必要であり、S301における記録中断後の時間は、動作検出手段が検出し報告した後、実際に振動・衝撃が到達し、その振動・衝撃が記録に影響を与えない程度に減衰するために十分、かつ、連続性保証のための制約を満たす値に決定する必要がある。
図7において、手振れ検出手段22の内部構成の一例を示す。通常、筐体可動部の駆動による振動・衝撃は手振れによる振動に比べ非常に高い周波数を有している。例えば、一般的な手振れの周波数は高々10Hzであるが、筐体可動部の駆動による振動・衝撃の周波数は1KHzを超える場合がある。図7において角速度を計測する角速度センサ101の出力は低域通過フィルタ102及高域通過フィルタ103に入力される。低域通過フィルタ102により抽出された信号は、手振れ補正用の信号として使用される。一方、高域通過フィルタ103により抽出された信号は、振動検出信号として、記録再開判断手段16により使用される。なお、記録再開判断手段16は高域通過フィルタ103の出力信号に微分操作を行い、判断基準として使用してもよい。
図4において、T101は動作検出手段の検出から、実際に振動・衝撃が到達するまでの時間、T102は衝撃検出手段による振動・衝撃の事前検出から記録中断判断手段15が記録中断手段13に記録の中断を指令するまでの時間、T103は記録中断手段13が実際に記録の中断を完了するまでの時間、T104は振動・衝撃の到達から記録再開手段14が記録再開を指示するまでの時間である。これらの時間について、以下の条件を満たす必要がある。
T101はT102とT103の和よりも大でなければならない。そうでない場合、衝撃到達前に記録を停止することができないことになる。
T102は動作検出手段による検出とその情報の伝達にかかる時間である。本発明以前のシステムでは、カメラ部CPU6からバス19を経由し、コーデック部CPU10を経て、ATAPIバス20を用いて情報を伝達する必要があった。ATAPIバス20は汎用のドライブ用バスであり、あるコマンドがバスを占有している間は、他の通信を行うことができない。一方、振動・衝撃の事前検出があった場合に記録を中断する必要があるのは、実際に記録を行っている場合である。そのような状況下ではドライブ部で記録系のコマンドが実行中であるため、記録中断を即座に伝えることは困難である。
一方、本発明では信号線21を用いるため、伝達時間は無視することができる。そのため、カメラ部CPU6における動作検出手段の読込みにかかる遅延のみがこの時間となる。この時間はカメラ部CPU6がNTSCの垂直同期信号に同期して処理を行う場合を仮定すると高々16.7ms程度である。
T103は記録停止にかかる時間であるが、記録媒体11や記録速度、記録停止の方法によって異なる。例えば、比較的停止に時間のかかる方法として、DVD−Rメディアに2倍速で記録を行い、ECCブロック境界で停止させることを仮定した場合、その停止にかかる時間は13.3msである。
従って、LCD動作検出手段4、EVF収納検出手段5にて検出された事前信号(スイッチ部のスイッチON/OFF信号)を検出してから、記録媒体11への書き込み動作を停止するには、最低でも、16.7ms+13.3ms=30ms必要である。LCD開閉検出手段4やEVF収納検出手段5はこの条件を満たすように設定する必要がある。
T104は大きく取りすぎると連続性保証の制約を守ることができない。コーデック部CPU10においては、間欠記録を行うためのストリームバッファ(図示しない)を備えている。間欠記録は、例えば、所定の容量のストリームデータがストリームバッファに蓄えられたら、記録媒体11への書き込みを開始しストリームバッファを空にする、という動作を繰り返し行うが、記録媒体11への書き込みエラーが頻発すると、ストリームバッファが空になる前に、新しいストリームデータでストリームバッファがオーバーフローする危険性がある。その場合にでも、ある程度はリカバリできる様にさらに余分(通常は4秒分)にメモリを搭載している。
この余分に搭載しているメモリ容量を時間換算したものをTbufとすると、T101−(T102+T103)+T104<Tbufを満たす必要がある。一方でT104は、衝撃・振動が到達してから振動・衝撃が収束するために十分な時間が必要である。
メモリ容量の設定法は、実施例1で説明したのと同様で、Tbufとして4秒分の容量で十分である。
以上のように、本実施例2においては動作検出手段の出力をカメラ部CPU6、信号線21、ドライブ部CPU17、記録中断判断手段15、記録中断手段13の経路で伝達することにより、振動・衝撃の発生が事前による記録中断が可能となり、さらに、手振れ検出手段22により振動・衝撃による記録への影響がないことが検出されれば即座に記録を再開することができ、記録中断期間を短縮しつつ、振動・衝撃による記録への影響を排除することができる。
本発明にかかるディスク記録装置は、筐体可動部の動作による振動・衝撃下での記録を行わないことにより記録品位の向上する特徴を有し、光ディスクに記録を行うビデオカメラ等として有用である。
本発明の実施例1におけるディスク記録装置のブロック図 本発明の実施例1におけるディスク記録装置のフローチャート 本発明の実施例1におけるディスク記録装置のフローチャート 本発明の実施例1におけるディスク記録装置のタイミングチャート 本発明の実施例2におけるディスク記録装置のブロック図 本発明の実施例2におけるディスク記録装置のフローチャート 本発明の実施例2における手ぶれ補正の説明図 本発明の実施例1における振動測定グラフ
符号の説明
1 マイク
2 レンズユニット
3 CCD
4 LCD開閉検出手段
5 EVF収納検出手段
6 カメラ部CPU
7 LCD
8 EVF
9 画像・音声処理回路
10 コーデック部CPU
11 記録媒体
12 記録再生回路
13 記録中断手段
14 記録再開手段
15 記録中断判断手段
16 記録再開判断手段
17 ドライブ部CPU
18 タイマ
19 バス
20 ATAPIバス
21 信号線
22 手振れ検出手段
23 LCD扉のスイッチの状況
24 振動・衝撃信号

Claims (5)

  1. ディスク媒体へデータを記録するディスク記録装置において、
    当該ディスク記録装置の筐体可動部の動作を開始するスイッチのスイッチ動作に基づいて振動・衝撃の事前信号となる予告信号を検出し、当該予告信号に基づいて前記ディスク媒体への記録を中断するか否かを判断する記録中断判断手段と、
    前記記録中断判断手段の判断結果に基づいて前記ディスク媒体への記録を中断する記録中断手段と、
    前記記録中断手段により前記ディスク媒体への記録動作を中断した後の時間の経過を測定し前記ディスク媒体への記録再開タイミングを判断する記録再開判断手段と、
    前記記録再開判断手段の判断結果に基づいて前記ディスク媒体への記録を再開する記録再開手段と、
    を備えたことを特徴とするディスク記録装置。
  2. 前記事前信号を検出し振動・衝撃が到達するまでの時間をT101、前記事前信号を検出し前記記録中断判断信号出力までの時間をT102、前記記録中断判断信号出力時から前記ディスク書き込み動作停止時までの時間をT103とすると、T101>T102+T103を満足することを特徴とする請求項1に記載のディスク記録装置。
  3. 前記ディスク記録装置内のカメラ部CPUからドライブ側CPUへ前記事前信号及び記録中断判断信号を直接伝達する信号線を用いることを特徴とする請求項1に記載のディスク記録装置。
  4. 前記筺体可動部は、前記ディスク記録装置内のモニタ用ディスプレイ部、ビューファインダー部の少なくとも一つ以上の可動部を含み、前記事前信号は、当該可動部に設置されるスイッチ部のスイッチ動作に起因して発生することを特徴とする請求項1に記載のディスク記録装置。
  5. 前記ディスク記録装置は、更に、振動検出部を有し、前記振動・衝撃が発生し当該振動・衝撃が収束するまでの所定の時間(T104)経過していない場合であって、且つ、当該振動検出部にて検出される振動量の出力が所定量以下の場合、前記ディスク媒体への記録動作を再開することを特徴とする請求項1に記載のディスク記録装置。
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