JP2007293937A - ディスク記録再生装置および記録再生制御方法 - Google Patents

ディスク記録再生装置および記録再生制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】HDD装置におけるデータ先読み処理と低消費電力モードへの切替えを確実に行い、消費電力をより低減させる。
【解決手段】HDDアクセススケジューリング部10は、先読み量決定部15で決定した時間Trだけ、HDD1から高速(k倍)でデータの先読みを行う。先読み時間Trが所定値Trmより大きい場合、HDD1を低消費電力モードへ切替える(ただしTrm=To/(k−1)、Toは切替え時間)。HDDにおいて複数の低消費電力モードが選択可能な場合、消費電力計算部16は各モードにおける平均消費電力を計算し、モード選択部17は平均消費電力が最小となるモードを選択する。
【選択図】図1

Description

本発明は、HDD等のディスク媒体にビデオ信号等を記録再生するディスク記録再生装置および記録再生制御方法に係り、特に消費電力を低減させる技術に関する。
HDD等のディスク記録再生装置において、ディスク上に連続的に配置されたデータに対する読み出し速度を向上させる為に、先読み方式が使用されている。先読み方式とは、読み出し要求のあったデータブロックだけでなく、それに続く先のデータブロックについても読み出し、キャッシュメモリ等に格納しておく。そして、先のデータブロックに対する読み出し要求を受けた場合に、直ちにキャッシュメモリに格納しておいた先読みデータを転送することにより、ディスクの回転待ち時間や読み出しヘッドのシーク時間の制約を受けず、迅速にデータ転送を行うことができる。
先読み方式に関する技術として、特許文献1に記載のディスクメモリ装置では、リード命令に基づいてデータの先読み方向を検出する連続性検出手段と、先読みを行うディスクメモリ媒体の上の位置及びサイズを決定する先読み領域決定手段等を備える。これらにより、動画像や音声等のデータの逆再生や高速再生等の特殊再生にも対応できると述べられている。
一方、HDD等のディスク記録再生装置は大容量の記録が可能であることから、携帯用のビデオプレーヤとして利用されつつある。しかし、ディスク回転のためのモータ部やヘッド可動部などの機械的に動作する部分が多く、モバイル用途としてはその消費電力の低減が求められている。
消費電力低減に関する技術として、特許文献2に記載の磁気ディスク装置では、一定時間アクセスがないときは装置のモータを停止させる節電処理を行うこと、また節電処理状態にあれば、ダミーシーク(磁気ヘッドを一定時間毎に移動させて微小な塵を吹き飛ばす処理)の要求があってもこれを無視し、ダミーシーク処理を実行しないようにすることが述べられている。
特開2001−285805号公報 特開平7−121306号公報
HDD等のディスク記録再生装置において、上記特許文献1と上記特許文献2に開示される技術を採用し、先読み方式によりリードデータの転送を迅速化し、かつ、節電処理を行い消費電力の低減を図ることが考えられる。すなわち、先読みリード動作を終了後、一定時間次のリード動作が行われないとき、モータを停止して低消費電力モードへ切替えるものである。
この場合、低消費電力モードがある時間継続することが確約されていれば問題ないが、一般には次のリード動作がいつ再開されるかは不定である。また、通常モードから低消費電力モードへの切替え時間(遷移時間)、及び低消費電力モードから通常モードへの切替え時間(復帰時間)はゼロではなく有限の値(オーバーヘッド時間)を持つ。よって、低消費電力モードへの切替えを確実に行うためには、リード動作の休止期間が切替えに要する時間(遷移時間と復帰時間)よりも長いことが必要である。もし、低消費電力モードへの切替え途中で次のリード動作の命令を受けた場合、復帰時間のために次のリード動作が遅れて、再生画像が乱れたり時間的に不連続になる恐れがある。リード動作の休止期間はデータの先読み条件に依存し、低消費電力モードも複数のモードが存在するから、装置動作の円滑化と消費電力の低減のためには、これらの最適な組合せを考慮する必要がある。しかしながら、上記特許文献1と上記特許文献2には、低消費電力モードへの切替えに要する時間や、低消費電力のモード選択については何ら考慮されていない。
本発明の目的は、データ読み出し又は書込み処理と低消費電力モードへの切替えを確実に行い、良好な再生画像等が得られるディスク記録再生装置および記録再生制御方法を提供することである。
また本発明の目的は、低消費電力のモード選択を最適に行い、消費電力をより低減させることである。
本発明は、ディスク媒体に対し連続するデータをその再生速度よりもk倍高速で読み出し又は書き込みを行うディスクドライブを有するディスク記録再生装置であって、ディスクドライブにて読み出し又は書き込むデータを格納するバッファメモリと、連続してデータの読み出し又は書き込みを行う時間Trを決定する読み出し書き込み量決定部と、ディスクドライブの読み出し又は書き込み動作を制御する制御部を備える。制御部は、ディスクドライブに対し時間Trだけデータの読み出し又は書き込みを行い、読み出し又は書き込み終了後、時間Trを所定値Trmと比較し、時間Trが所定値Trmより大きい場合、ディスクドライブをその一部の動作を停止させる低消費電力モードへ切替える(ただし、Trm=To/(k−1)、Toは低消費電力モードへの切替え時間)。
本発明は、ディスク媒体に対し連続するデータをその再生速度よりもk倍高速な速度Brで読み出し又は書き込みを行うディスクドライブを有するディスク記録再生装置であって、ディスクドライブにて読み出し又は書き込むデータを格納するバッファメモリと、連続してデータの読み出し又は書き込みを行うデータ量Frを決定する読み出し書き込み量決定部と、ディスクドライブの読み出し又は書き込み動作を制御する制御部を備える。制御部は、ディスクドライブに対しデータ量Frだけデータの読み出し又は書き込みを行い、読み出し又は書き込み終了後、データ量Frを所定値Frmと比較し、データ量Frが所定値Frmより大きい場合、ディスクドライブをその一部の動作を停止させる低消費電力モードへ切替える(ただし、Frm=To・Br/(k−1)、Toは低消費電力モードへの切替え時間)。
ここで、ディスクドライブにおける低消費電力モードとして、切替え時間と消費電力がそれぞれ異なる複数のモードが選択可能である場合、制御部は、さらに、時間Tr又はデータ量Frから各モードにおける平均消費電力を計算する消費電力計算部と、計算した平均消費電力が最小となるモードを選択するモード選択部を有する。
また本発明は、ディスク媒体に対し連続するデータをその再生速度よりもk倍高速で読み出し又は書き込みを行うディスクドライブの記録再生制御方法であって、連続してデータの読み出し又は書き込みを行う時間Trを決定し、ディスク媒体に対し時間Trだけデータの読み出し又は書き込みを行う。読み出し又は書き込み終了後、時間Trを所定値Trmと比較し、時間Trが所定値Trmより大きい場合、ディスクドライブをその一部の動作を停止させる低消費電力モードへ切替える。
本発明は、ディスク媒体に対し連続するデータをその再生速度よりもk倍高速な速度Brで読み出し又は書き込みを行うディスクドライブの記録再生制御方法であって、連続してデータの読み出し又は書き込みを行うデータ量Frを決定し、ディスク媒体に対しデータ量Frだけデータの読み出し又は書き込みを行う。読み出し又は書き込み終了後、データ量Frを所定値Frmと比較し、データ量Frが所定値Trmより大きい場合、ディスクドライブをその一部の動作を停止させる低消費電力モードへ切替える。
ここで、低消費電力モードとして切替え時間と消費電力がそれぞれ異なる複数のモードを選択可能である場合、時間Tr又はデータ量Frから各モードにおける平均消費電力を計算し、平均消費電力が最小となるモードを選択する。
本発明によれば、ディスク記録再生装置においてデータ読み出し又は書込み処理を好適に行い、消費電力を低減させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明によるディスク記録再生装置の一実施例として、記録媒体としてHDDを用いたモバイル用ビデオプレーヤのブロック構成を示す図である。
HDD(ハードディスクドライブ)1は、動画像や音声等のビデオコンテンツデータを格納し、要求に応じてコンテンツデータを再生速度(表示速度)よりも高速に読み出し(リード)又は書き込み(ライト)することができる。HDDには、媒体であるハードディスク、これを回転するディスクモータ、リード/ライト用ヘッド、サーボ機構などを含み、後述するようにその一部の動作を停止して低消費電力モードに切替えることができる。CPU2は、バス3を介して装置内の各デバイスを制御し、HDD1からコンテンツを再生するためのプログラムを実行する。メモリ4は、CPU2の実行する各種プログラムやデータを格納する。入力装置(キー/リモコン)5は、ユーザの操作を入力しCPU2に伝達する。デコーダ/表示IF6は、再生したコンテンツファイルをデコードし、CPU2の指示によりGUIの表示処理を行う。ディスプレイ7は、デコーダ/表示IF6から出力される動画像や音声等の表示出力とGUIの表示を行う。
メモリ4は、以下のプログラムを格納する。アプリケーション(プログラム)8は、ユーザの操作をキー/リモコン5から受け取り、GUIの表示やHDD1に格納されているコンテンツを再生しディスプレイ7に表示する処理を行う。その際、次の各プログラム9〜14を利用する。再生処理部(プログラム)9は、コンテンツの再生処理を行うため、HDD1からのコンテンツデータの読み出しと、読み出したデータをデコーダ/表示IF6に渡す処理を行う。
HDDアクセススケジューリング部(プログラム)10は、再生処理部9からのHDDリード要求を受け、HDD1からの読み出し動作と先読み動作、及びHDD1の低消費電力モードへの切替えのタイミングを管理する。そのために、先読み量決定部15は、アプリケーション8から取得した再生条件に合わせて、HDD1から先読みすべき範囲とデータ量を決定する。消費電力計算部16は、低消費電力モードに切替えた場合の平均消費電力を計算する。モード選択部17は、消費電力計算部16の計算結果に基づき、最適な低消費電力モードを選択する。また先読みバッファ11は、再生処理部9により読み出したデータ(リード要求のあった領域と先読みしたデータ)を格納するメモリ領域である。
デコーダアクセススケジューリング部(プログラム)12は、再生処理部9からのデコード要求を受け、ビデオの表示フレーム単位のデータをデコーダ/表示IF6に渡すタイミングを管理する。
HDDドライバ13は、HDDアクセススケジューリング部10からのデータリード要求や低消費電力モードへの切替え要求をHDD1に渡すインタフェースを管理する。デコーダドライバ14は、デコーダアクセススケジューリング部12からデコードデータを受け取り、デコーダ/表示IF6にコンテンツデータのデコードを行わせる。
ここで、本ビデオプレーヤのビデオ再生動作の順序を説明する。ユーザがキー/リモコン5を介して再生開始等の操作入力すると、アプリケーション8はこれを受け取り、再生処理部9に対してビデオ再生の開始や、再生モードの指示を行う。再生処理部9は、HDDアクセススケジューリング部10に対しリード要求を出す。HDDアクセススケジューリング部10は、HDDドライバ13を介してHDD1の所定領域からデータを読み出し(先読みを含む)、リードデータを受け取る。先読みしたデータは、先読みバッファ11に格納しておく。そして再生処理部9は、受け取ったリードデータをデコーダアクセススケジューリング部12に渡し、デコード・再生させる。デコーダアクセススケジューリング部12は、リードデータをデコーダドライバ14を介してデコーダ6/表示IFに渡す。その際、渡すタイミングを調整して、デコーダ6/表示IFが所定のタイミングでデコードを行えるようにする。デコーダ/表示IF6は受け取ったデータをデコードして、ディスプレイ7に画像を表示する。
本ビデオプレーヤにおいて、HDDアクセススケジューリング部10は、先読み量決定部15によりHDD1からの先読み動作を行う際に先読みデータ範囲(データ量)を決定し、HDD1におけるディスク回転を停止するなどして低消費電力モードへの切替える制御を行う。さらには、低消費電力モードとして複数のモードを備える場合には、消費電力計算部16にてトータルの消費電力(平均消費電力)を計算し、モード選択部17にてそれが最小となるモードを選択する。
本ビデオプレーヤは、様々な再生モードに対応して、効果的なHDDのデータ先読みと、低消費電力モードへの切替えを行う。ビデオプレーヤの再生動作は、順方向の再生だけでなく逆方向再生の場合もあるので、先読みする方向は再生する方向に応じて切替える。順方向再生時は、リード要求されたデータを含みデータファイルの終端方向に先読みし、逆方向再生時は、リード要求されたデータを含みデータファイルの先頭方向に先読みする。
また、高速再生(早送りや早戻し)の場合もある。この場合は、再生に使用するデータは連続的ではなく離散的になる。映像コンテンツがMPEG形式の場合、そのデータは3種類のピクチャ(I、B、P)のデータから構成され、高速再生の場合はIピクチャのデータのみを使用する。よって、先読み範囲はコンテンツデータの中に離散的に格納されているIピクチャのみとする。
図1の例ではビデオプレーヤとして必要な再生機能の部分を示しているが、さらにビデオコンテンツデータの記録機能を付加することでビデオレコーダ/プレーヤを実現する。その場合、HDDアクセススケジューリング部は、ライト要求に対して指定された範囲のデータだけでなく時間的に前後するデータを高速に「まとめ書き」あるいは「先書き」することで、データ転送の効率を向上させることができる。そして、ライト動作休止期間にHDDを低消費電力モードへ切替えることにより、消費電力の低減を図ることができる。以下の実施例では再生の場合を述べるが、記録の場合についても同様に適用できる。
図2は、本実施例のビデオプレーヤにおける消費電力の時間変化を示す図である。横軸は時間t、縦軸は消費電力Pである。ここでは、データの先読み動作と低消費電力モード切替えにより、HDD部の消費電力がどのように変化するかを示す。
HDDの動作状態として、通常モードで先読みする期間Tr、通常モードから低消費電力モードに切替える遷移期間Tot、低消費電力モードの期間Tlp、低消費電力モードから通常モードに切替える復帰期間Torが存在する。期間Trに高速で先読みしたデータは、ディスプレイで期間Tをかけて再生する。これらの動作は、周期Tで繰り返す。ここで通常モードとは、HDDのドライブを動作させ、データリードが可能な状態である。低消費電力モードとは、例えばHDDのディスク回転を停止しヘッドを退避させた状態である。そして、先読み期間Trの消費電力をPr、低消費電力モード期間Tlpの消費電力をPlp、モード切替の遷移期間Totと復帰期間Torにおける消費電力をPoとする。このように、モード切替のために有限の期間(オーバーヘッド時間)Tot,Torを要し、そのために電力Poを消費する。切替え期間(Tot+Tor)は数sec、また切替え時電力Poは通常モードの電力の1/2以上に達する場合があり、電力低減のために無視できない量である。
低消費電力モード期間Tlpの長さは先読み期間Trの長さに依存し、先読み期間Trが短いと低消費電力モード期間Tlpも短くなる。しかし、切替え期間(Tot+Tor)は一定で存在するため、先読み期間Trが短すぎると低消費電力モード期間Tlpが確保できないことになる。よって、低消費電力モードを確保できる先読み期間の長さ(下限値)を求め、下限値以下の場合は低消費電力モードへの切替えを実行しないようにする。このようにすれば、低消費電力モードへの切替え途中で通常モードへ復帰するような事態を避けることができ、安定した再生動作を維持することができる。
次に、低消費電力モードへの切替えを安定して行うための、先読み期間Trの下限値Trmを導出する。先読み時の読み出しビットレート(リードスループット)をBr、データ再生時(画像表示)のビットレートをBcとする。ここでBr>Bcであり、この比Br/Bc=kとする。これらの処理するデータ量は等しいから、
Tr・Br=T・Bc
となる。また、低消費電力モード期間Tlpが確保されるためには、
Tlp=T−Tr−Tot−Tor>0
となればよい。これらから、Trの条件を求めると、
Tr>To/(k−1) (ただしTo=Tot+Tor)
よって、先読み期間Trの下限値Trmは、
Trm=To/(k−1) ・・・(1)
となる。
あるいは、低消費電力モード期間Tlpを確保するための条件として、先読みデータ量Frで表現することもできる。その場合(1)式は、先読みデータ量の下限値をFrmとすれば、
Frm=Trm・Br=To・Br/(k−1) ・・・(2)
と表される。よって、先読みデータ量Fr>Frmとすればよい。
本実施例でのHDDアクセススケジューリング部10(先読み量決定部15)は、式(1)あるいは(2)の下限値Trm、Frmより大きくなるようにデータの先読みを行い、低消費電力モードへ切替える。もし、これを満足できない場合には、低消費電力モードへの切替えを実行しない。
具体的には、先読みバッファ11の容量で判定することができる。すなわち、バッファ11の格納可能な容量FbがFb>Frmを満足すれば、低消費電力モードへの切替えを実行する。換言すれば、先読みバッファ11には、式(2)で決まる容量以上の容量を有するバッファメモリを採用するものとする。ただし、バッファ11の中に、消去不可のデータが残存している場合には、メモリ全体の容量ではなく、使用可能な残容量で判断するのは言うまでもない。
上記計算では、先読み動作終了後、直ちに低消費電力モードへの切替えを行う場合を想定している。もし、切替え実行するまでに一定時間To’待機させるような場合には、時間To’を上記Toに加算してやればよい。
このように本実施例では、HDDの低消費電力モードへの切替え時間(オーバーヘッド時間)を考慮し、コンテンツの再生条件(HDDの読み出し速度、表示ビットレート、再生方向と速度など)に合わせて先読み時間(先読みデータ量)を決定する。これより、HDDを確実に低消費電力モードに推移させ、HDDの消費電力を低減させることができる。
図3は、本実施例における再生制御方法の一例を示すフローチャートである。ここでは、HDDアクセススケジューリング部10の行う先読み動作と、低消費電力モードへの切替え動作を中心に説明する。
HDDアクセススケジューリング部10は、アプリケーション8から再生条件を取得する(ステップS301)。再生条件には、再生方向(順方向、逆方向)、再生モード情報(標準再生、高速再生)、再生ビットレートなどが含まれる。そして、再生条件に合わせて、先読みすべきデータ量Frとデータ範囲を決定する(S302)。その際、先読みバッファ11の容量や上記(2)式の下限値Frmの条件を考慮する。
再生処理部9からリード要求を受け取ると(S303)、リード要求された範囲のデータが先読みバッファ11に格納されているかどうかを判定する(S304)。先読みバッファ11中に要求されたデータが有る場合は(S304でYes)、要求されているデータを先読みバッファ11から取り出して再生処理部9に返し(S305)、S313へ進む。先読みバッファ11中に要求されているデータが無い場合は(S304でNo)、S306へ進み要求されたデータの先読みを実行する。
S306では、HDDをリード動作可能な通常モードに設定する。もし、現時点のモードが低消費電力モードであれば、通常モードへ復帰させる。S301で取得した再生条件の再生方向がいずれの方向であるかを判定する(S307)。再生方向が順方向であれば(S307でYes)、要求されたデータ範囲を含めてデータファイルの終端方向へ先読みを行い、先読みバッファ11に格納する(S308)。先読みするデータ量はS302で決めた量とする。再生方向が逆方向であれば(S307でNo)、要求されたデータ範囲を含めてデータファイルの先頭方向へ先読みを行い、先読みバッファ11に格納する(S309)。
S310では、先読みしたデータ量Frが、上記(2)式に示す下限値Frmよりも大きいかどうか判定する。Fr>Frmであれば(S310でYes)、HDDを低消費電力モードに遷移させるためのコマンドを発行し、HDDを低消費電力モードに遷移させる(S311)。Fr<Frmであれば(S310でNo)、低消費電力モードへの遷移は実行せず次のS312へ進む。
S312では、再生処理部9の要求している範囲のデータを先読みバッファから取り出し再生処理部9に返す。以下、再生動作が終了するまで繰り返す(S313)
このように本実施例のフローチャート(S310)では、先読みしたデータ量Frを下限値Frmと比較判定し、低消費電力モードに遷移させるかどうかを決定しているので、低消費電力モードへの切替え失敗がなく、安定したデータ再生が実現できる。
なお、上記判定(S310)にて、先読みしたデータ量Frではなく先読み期間Trにより判定することもできる。その場合、先読み期間Trが上記(1)式に示す下限値Trmよりも大きいかどうか判定して、低消費電力モードへの遷移を決定する。
本実施例のビデオプレーヤにおけるHDDは、低消費電力モードとして、アクティブアイドル、ローパワーアイドル、スタンバイなどの複数の低消費電力モードを持っている。これらのモードでは、HDD内部の動作状態が異なるため、消費電力の大きさが相違し、また通常モードからこれらのモードへ切替えるときの切替え時間(オーバーヘッド時間)についても相違する。本実施例では、低消費電力モードへ切替えるとき、トータルの消費電力が最も少ないモードを選択するものである。
図4は、HDDのもつ複数の低消費電力モードの例を説明する図である。(a)アクティブアイドルモードは、ヘッドアームサーボ制御のみをOFFさせた状態で、消費電力Paはやや大きいが、通常モード(リード)との切替え時間Toaは短い。(b)ローパワーアイドルモードは、さらにヘッドを退避させた状態で、消費電力Plは減少するが切替え時間Tolは長くなる。(c)スタンバイモードは、さらにドライブ(ディスク回転)を停止させた状態で、消費電力Psは最も小さい。しかし、多くの部分を停止させるため、切替え時間Posは最も長くなる。すなわち、これらのモードにおいて、消費電力Pと切替え時間Toに関し、
Pa>Pl>Ps、およびToa<Tol<Tos
の関係がある。図4には、各モードにおける消費電力と切替え時間の具体的数値を記述した。
図5は、図4で示した各低消費電力モードを選択した場合の消費電力の時間変化を示す図である。(a)はアクティブアイドルモード、(b)はローパワーアイドルモード、(c)はスタンバイモードを選択した場合である。各モードを順に比較すると、消費電力は、Pa>Pl>Psと減少するが、切替え時間はToa<Tol<Tosと増加する(図では、切替え時間Toaを遷移時間Toatと復帰時間Toarに分けて表示している、他の切替え時間についても同様)。その結果、各モードにおいて低消費電力状態を保持できる期間をTa,Tl,Tsとすると、
Ta>Tl>Ts
の関係になる。
トータルの消費電力を低減するためには、消費電力は小さく、保持時間は長いのが望ましいことは言うまでもないが、モードにより切替え時間が相違する結果、消費電力と保持時間とは相反する傾向にある。よって、HDDの低消費電力モードを選択するに当たって、最も消費電力の低い(c)のスタンバイモードが必ずしも最適モードであるとは限らない。つまり、どのモードが最適であるかは、各モードでのトータル消費電力を算出し、これらを比較して、トータル消費電力が最小となるモードを選択する必要がある。
以下、各モードでのトータルの消費電力を計算する。計算では、各モードにおける1周期Tの平均消費電力Pavを求める(これには、先読み期間の消費電力も含む)。
アクティブアイドルモードにおける平均消費電力をPav(A)とすると、
Pav(A)=(Pr・Tr+Po・Toa+Pa・Ta)/T
=(Po−Pa)・Toa/(k・Tr)
+Pa・(1−1/k)+Pr/k ・・・(3)
ローパワーアイドルモードにおける平均消費電力をPav(L)とすると、
Pav(L)=(Pr・Tr+Po・Tol+Pl・Tl)/T
=(Po−Pl)・Tol/(k・Tr)
+Pl・(1−1/k)+Pr/k ・・・(4)
スタンバイモードにおける平均消費電力をPav(S)とすると、
Pav(S)=(Pr・Tr+Po・Tos+Ps・Ts)/T
=(Po−Ps)・Tos/(k・Tr)
+Ps・(1−1/k)+Pr/k ・・・(5)
となる。ここに、kは前述のビットレート比Br/Bcである。
図6は、上記(3)(4)(5)式により求めた各モードにおける平均消費電力の計算結果の例を示す図である。横軸は先読み時間Tr、縦軸は平均消費電力Pavであり、曲線AはアクティブアイドルモードPav(A)、曲線LはローパワーアイドルモードPav(L)、曲線SはスタンバイモードPav(S)の場合である。なお計算式の各定数には、図4の消費電力と切替え時間の数値を用いている。先読み時間Trが増加するにつれ平均消費電力Pavは減少するが、その勾配はモードにより異なる。その結果各曲線は交差し、平均消費電力Pavが最小となる曲線(モード)も切り替わる。
最適モードを選択する際、上記(3)(4)(5)式に先読み時間Trを与えてそれぞれの平均消費電力Pav(A)、Pav(L)、Pav(S)を計算する。そして、計算した各平均消費電力Pavを比較し、平均消費電力Pavが最小になるモードを決定する。
あるいは、先読み時間Trを閾値と比較して最適モードを選択することもできる。曲線Aと曲線Lの交点おける先読み時間をTr1、曲線Lと曲線Sの交点における先読み時間をTr2とする(ただしTr1<Tr2)。これらの閾値Tr1、Tr2は装置条件に依存する固定の値であり、上記(3)(4)(5)式の値が等しくなる条件から求めることができる。
まず、先読み時間TrがTr1より小さければ(Tr<Tr1)、平均消費電力Pavが最小になるのはアクティブアイドルモード(曲線A)の場合である。先読み時間TrがTr1より大きくTr2より小さければ(Tr1<Tr<Tr2)、平均消費電力Pavが最小になるのはローパワーアイドルモード(曲線L)の場合である。そして、先読み時間TrがTr2より大きければ(Tr>Tr2)、平均消費電力Pavが最小になるのはスタンバイモード(曲線C)の場合である。このように先読み時間Trがどの区間にあるかを判定することで、その都度平均消費電力を計算する必要がなく、最適モードを迅速に決定することができる。
上記説明では、先読み時間Trの大きさに注目して最適モードを選択するようにしたが、先読みデータ量Frに着目して判定することもできる。その場合、上記(3)(4)(5)式は、Tr=Fr/Br=Fr/(k・Bc)とおいて次のようになる。
Pav(A)=(Po−Pa)・Toa・Bc/Fr
+Pa・(1−1/k)+Pr/k ・・・(6)
Pav(L)=(Po−Pl)・Tol・Bc/Fr
+Pl・(1−1/k)+Pr/k ・・・(7)
Pav(S)=(Po−Ps)・Tos・Bc/Fr
+Ps・(1−1/k)+Pr/k ・・・(8)
先読みデータ量Frを(6)(7)(8)式に与えて、各モードでの平均消費電力Pavを比較し、平均消費電力が最小となるモードを選択する。
また、先読みデータ量Frを閾値と比較して最適モードを選択することもできる。その場合の閾値は、上記Tr1、Tr2に対応させて、Fr1=Tr1・Br、Fr2=Tr2・Brのように設定しておく。そして、Fr<Fr1の場合はアクティブアイドルモードを、Fr1<Fr<Fr2の場合はローパワーアイドルモードを、Fr>Fr2の場合はスタンバイモードを選択する。
上記結果から明らかなように、モード選択の指針は次の通りである。先読み時間Trまたは先読みデータ量Frが少ない場合は、より切替え時間Toが少ないモード(例えばアクティブアイドルモード)を選択し、先読み時間Trまたは先読みデータ量Frが多い場合は、より消費電力Pが小さいモード(例えばスタンバイモード)を選択することである。
このように本実施例によれば低消費電力のモード選択を最適に行い、消費電力をより低減させることができる。よって、省電力が強く要請されるモバイル用途のビデオプレーヤにおいて、消費電力の低減に大きく寄与する。
図7は、本実施例における再生制御方法の一例を示すフローチャートであり、ここでは、複数の低消費電力モードの中から最適なモードを選択して切替える工程を示す。この工程は、前記図3の全体フローチャートにおけるステップS311の中で実行できる。
まず、先読み時間Trを取得し(S701)、各低消費電力モードに切替えた場合の平均消費電力Pavを計算する。S702では、(3)式を用いてアクティブアイドルモードの場合の平均消費電力Pav(A)を計算する。S703では、(4)式を用いてローパワーアイドルモードの場合の平均消費電力Pav(L)を計算する。S704では、(5)式を用いてスタンバイモードの場合の平均消費電力Pav(S)を計算する。
次に計算した各モードの平均消費電力Pavを比較する。Pav(A)が最小である場合(S705でYes)には、HDDをアクティブアイドルモードへ遷移させる(S706)。Pav(L)が最小である場合(S707でYes)には、HDDをローパワーアイドルモードへ遷移させる(S708)。Pav(S)が最小である場合(S709でYes)には、HDDをスタンバイモードへ遷移させる(S710)。
このようにして、先読み時間Trに応じて、最適な低消費電力モードへ切替えることができる。なお、平均消費電力Pavを計算する際、先読み時間Trではなく、先読みデータ量Frに基づき、上記(6)(7)(8)式を用いて計算することもできる。
また、先読み時間の閾値Tr1,Tr2、あるいは先読みデータ量の閾値Fr1,Fr2を予め求めておけば、先読み時間Trあるいは先読みデータ量Frをこれらの閾値と比較することで、最適な低消費電力モードへ切替えることができる。その場合には、平均消費電力Pavを計算する工程(S702〜S704)を省略することができる。
上記実施例では3種類の具体的な低消費電力モードを説明したが、これらは一例であり、他の種類のモードにも適用できる。またそれらから最適モードを選択する際に使用する計算式や閾値等は、適宜変更して設定すればよい。
本発明は、HDDを利用したビデオプレーヤのみではなく、HDDを利用したビデオレコーダにおいても適用可能である。その場合はHDDに高速でまとめ書きして、書き込みを行わない期間にHDDを低消費電力モードに切替えるようにすればよい。
また本発明は、HDDだけでなく、光ディスク等を含めたディスク媒体を用いて高速でデータの読み出し/書き込みを行うディスク装置に適用可能である。その場合、ディスクに格納するデータはビデオデータに限らず、時間的に連続するデータに対し読み出し/書き込みの効率を向上させ、また、ディスク回転等に要する消費電力の低減に寄与する。
本発明によるディスク記録再生装置の一実施例としてビデオプレーヤのブロック構成を示す図。 ビデオプレーヤにおける消費電力の時間変化を示す図。 再生制御方法の一例を示すフローチャート。 複数の低消費電力モードの例を説明する図。 各モードを選択した場合の消費電力の時間変化を示す図。 各モードにおける平均消費電力の計算結果の例を示す図。 最適な低消費電力モードを選択して切替えるフローチャート。
符号の説明
1…HDD
2…CPU
4…メモリ
5…キー/リモコン
6…デコーダ/表示IF
7…ディスプレイ
8…アプリケーション
9…再生処理部
10…HDDアクセススケジューリング部
11…先読みバッファメモリ
12…デコーダアクセススケジューリング部
13…HDDドライバ
14…デコーダドライバ
15…先読み量決定部
16…消費電力計算部
17…モード選択部
Tr…リード時間(先読み時間)
To,Toa,Tol,Tos…モード切替え時間
Tlp,Ta,Tl,Ts…低消費電力モード時間
T…コンテンツデータのリード周期
Pr…リード時(先読み時)の消費電力
Po…モード切替え時の消費電力
Plp,Pa,Pl,Ps…低消費電力モード時の消費電力
Pav…平均消費電力。

Claims (9)

  1. ディスク媒体に対し連続するデータをその再生速度よりもk倍高速で読み出し又は書き込みを行うディスクドライブを有するディスク記録再生装置であって、
    上記ディスクドライブにて読み出し又は書き込むデータを格納するバッファメモリと、
    連続してデータの読み出し又は書き込みを行う時間Trを決定する読み出し書き込み量決定部と、
    上記ディスクドライブの読み出し又は書き込み動作を制御する制御部を備え、
    該制御部は、上記ディスクドライブに対し上記時間Trだけデータの読み出し又は書き込みを行い、
    該読み出し又は書き込み終了後、該時間Trを所定値Trmと比較し、
    該時間Trが該所定値Trmより大きい場合、上記ディスクドライブをその一部の動作を停止させる低消費電力モードへ切替えることを特徴とするディスク記録再生装置。(ただし、Trm=To/(k−1)、Toは低消費電力モードへの切替え時間)
  2. ディスク媒体に対し連続するデータをその再生速度よりもk倍高速な速度Brで読み出し又は書き込みを行うディスクドライブを有するディスク記録再生装置であって、
    上記ディスクドライブにて読み出し又は書き込むデータを格納するバッファメモリと、
    連続してデータの読み出し又は書き込みを行うデータ量Frを決定する読み出し書き込み量決定部と、
    上記ディスクドライブの読み出し又は書き込み動作を制御する制御部を備え、
    該制御部は、上記ディスクドライブに対し上記データ量Frだけデータの読み出し又は書き込みを行い、
    該読み出し又は書き込み終了後、該データ量Frを所定値Frmと比較し、
    該データ量Frが該所定値Frmより大きい場合、上記ディスクドライブをその一部の動作を停止させる低消費電力モードへ切替えることを特徴とするディスク記録再生装置。(ただし、Frm=To・Br/(k−1)、Toは低消費電力モードへの切替え時間)
  3. 請求項1または2に記載のディスク記録再生装置であって、
    前記読み出し書き込み量決定部は、前記ディスク媒体からデータの読み出しを行う際、要求された範囲のデータと再生方向に連続する範囲のデータを先読み範囲として決定することを特徴とするディスク記録再生装置。
  4. 請求項1または2に記載のディスク記録再生装置であって、
    前記ディスクドライブにおける前記低消費電力モードとして、切替え時間と消費電力がそれぞれ異なる複数のモードが選択可能である場合、
    前記制御部は、さらに、前記時間Tr又は前記データ量Frから各モードにおける平均消費電力を計算する消費電力計算部と、
    計算した該平均消費電力が最小となるモードを選択するモード選択部を有することを特徴とするディスク記録再生装置。
  5. ディスク媒体に対し連続するデータをその再生速度よりもk倍高速で読み出し又は書き込みを行うディスクドライブの記録再生制御方法であって、
    連続してデータの読み出し又は書き込みを行う時間Trを決定し、
    上記ディスク媒体に対し該時間Trだけデータの読み出し又は書き込みを行い、
    該読み出し又は書き込み終了後、該時間Trを所定値Trmと比較し、
    該時間Trが該所定値Trmより大きい場合、上記ディスクドライブをその一部の動作を停止させる低消費電力モードへ切替えることを特徴とする記録再生制御方法。(ただし、Trm=To/(k−1)、Toは低消費電力モードへの切替え時間)
  6. ディスク媒体に対し連続するデータをその再生速度よりもk倍高速な速度Brで読み出し又は書き込みを行うディスクドライブの記録再生制御方法であって、
    連続してデータの読み出し又は書き込みを行うデータ量Frを決定し、
    上記ディスク媒体に対し該データ量Frだけデータの読み出し又は書き込みを行い、
    該読み出し又は書き込み終了後、該データ量Frを所定値Frmと比較し、
    該データ量Frが該所定値Trmより大きい場合、上記ディスクドライブをその一部の動作を停止させる低消費電力モードへ切替えることを特徴とする記録再生制御方法。(ただし、Frm=To・Br/(k−1)、Toは低消費電力モードへの切替え時間)
  7. 請求項5または6に記載の記録再生制御方法であって、
    前記ディスク媒体からデータの読み出しを行う際、要求された範囲のデータと再生方向に連続する範囲のデータを先読みすることを特徴とする記録再生制御方法。
  8. 請求項5または6に記載の記録再生制御方法であって、
    前記低消費電力モードとして切替え時間と消費電力がそれぞれ異なる複数のモードを選択可能である場合、
    前記時間Tr又は前記データ量Frから各モードにおける平均消費電力を計算し、
    該平均消費電力が最小となるモードを選択することを特徴とする記録再生制御方法。
  9. 請求項5または6に記載の記録再生制御方法であって、
    前記低消費電力モードとして切替え時間と消費電力がそれぞれ異なる複数のモードを選択可能である場合、
    前記時間Tr又は前記データ量Frを閾値と比較し、
    該閾値より小さい場合には、切替え時間の小さいモードを選択し、
    該閾値より大きい場合には、消費電力の小さいモードを選択することを特徴とする記録再生制御方法。
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