JP2007293508A - 勤怠管理システム、パスコード発行装置、勤怠状況判断装置、プログラム - Google Patents

勤怠管理システム、パスコード発行装置、勤怠状況判断装置、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】勤務先のオンライン環境の有無や屋内外の如何を問わず、設備投資等に多大なコストを要さず、スタッフの勤怠管理を正しく容易に行う。
【解決手段】スタッフが派遣される企業1aに設置されたパスコード発行装置1は、スタッフIDを入力すると、個々のスタッフを識別するためのスタッフ識別データ、スタッフの勤務先を特定するための勤務先データ、スタッフの出勤時間に依存する出勤時間データとを用いて日毎に異なるパスコードを生成する。このパスコードをスタッフの携帯電話から電子メールで人材派遣会社2aの勤怠状況判断装置2に送ると、勤怠状況判断装置2は、記録されたスタッフ識別データと出勤時間データとを用いてパスコードをデコードし、デコードの結果生成された勤務先データと電子メールから取得したデータを用いて、スタッフが正しく所定の勤務先に出勤したかを判断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、スタッフの勤怠管理のための技術に関する。
近年、人材派遣会社等が、自己が管理する人員をスタッフ(以下単に「スタッフ」と称する。)として企業等に派遣することが多くなっている。その場合、スタッフを派遣する人材派遣会社等は、派遣したスタッフが派遣先の企業等に正しく出勤しているか、即ち勤怠状況を管理する必要がある。勤怠状況の管理にはタイムカードを使ったタイムレコーダへの打刻が広く用いられているが、タイムカードに打刻された出退勤記録を手作業で電子データ化するのは入力者の作業を煩雑にする上入力ミスが生じ易いという問題がある。そこで、従来、このタイムレコーダをオンラインのコンピュータ端末と連動させて、打刻管理を自動的に電子データ化すると共に勤怠状況を人材派遣会社側のコンピュータ端末で確認できるようにする勤怠管理システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−42193号公報
しかし、上記特許文献1に記載された発明は、打刻データを人材派遣会社側に送るためにはオンラインの環境が必要になる。そのため、スタッフが派遣される企業等にオンラインの環境が構築されていない場合には使用が困難であるという問題がある。特に、一のスタッフが複数の勤務先に派遣されるような場合、スタッフが派遣される全ての企業等にオンライン環境でデータを送信できるタイムカードとコンピュータ端末が備わっていなければならず、設備投資に多大なコストを要するため、実現が難しい。更に、スタッフの勤務先が屋外である場合においては、ネットワーク環境の構築やタイムカードの管理が困難であるため実現が難しい。また、タイムカードは本人以外でも打刻が可能であり、本人以外の打刻による虚偽報告を人材派遣会社側で見抜くのは困難であるため、スタッフの勤怠状況を正しく確認し管理できないという問題がある。
一方、人材派遣会社がスタッフに対し、携帯電話等を用いて人材派遣会社に口頭で出勤報告させる勤怠管理方法もあるが、勤務先以外から行われた出勤報告のような虚偽報告も正当な出勤報告として扱ってしまい、やはりスタッフの勤怠状況を正しく確認し管理できないという問題がある。
さらに、本人認証手段としてICカードや生体認証を併用する方法や、スタッフにGPS付携帯電話等を使用させる方法も考えられるが、コストが高くなるため、設備投資に費用をかけられる大企業以外は採用できないという問題がある。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、スタッフの勤務先におけるオンライン環境の構築の如何にかかわらず、またスタッフの勤務先が屋内外のいずれかを問わず、設備投資等に多大なコストを要することなく、人材派遣会社側でスタッフの勤怠管理を正しく容易に行うことができる勤怠管理システム、及び同システムに適用されるパスコード発行装置、勤怠状況判断装置を提供することを課題としている。
かかる課題を達成するために、請求項1に記載の発明は、企業等に勤務し又は勤務が予定されているスタッフの出勤状況を管理するための勤怠管理システムにおいて、個々の前記スタッフを識別するためのスタッフ識別データと前記スタッフの勤務先を特定するための勤務先データと前記スタッフの出勤時間に依存する出勤時間データとを用いてエンコードを行い、前記スタッフの勤務状況が記録された、所定時間毎に変化するパスコードを生成するパスコード発行装置と、前記スタッフの所有する情報端末を特定する端末特定データと前記スタッフ識別データとを対応付けた情報、及び前記出勤時間データと前記スタッフの出勤時間とを対応付けた情報を記録し、前記情報端末から前記パスコードを含む連絡データを受信し、前記スタッフ識別データと前記出勤時間データとを用いて前記パスコードをデコードし、該デコードの結果生成された前記勤務先データと、前記連絡データに基づいて取得された前記スタッフ識別データ及び前記スタッフの出勤時間とを用いて、前記スタッフが正しく所定の勤務先に出勤したかを判断する勤怠状況判断装置とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記パスコード発行装置は、前記スタッフ識別データと前記勤務先データとに加え、前記スタッフの出勤日を特定する出勤日データを前記エンコードに用い、日毎に異なる前記パスコードを生成することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の構成に加え、前記勤怠状況判断装置は、前記情報端末から取得した電子メールのメールアドレスを前記端末特定データに用い、前記出勤時間データに該電子メールの受信時間を用いることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、企業等に勤務し又は勤務が予定されているスタッフの出勤状況を管理するための勤怠管理システムに用いるパスコード発行装置において、個々の前記スタッフを識別するためのスタッフ識別データを記録するスタッフ識別データ記録手段と、前記スタッフの勤務先を特定するための勤務先データを記録する勤務先データ記録手段と、前記スタッフ識別データと前記勤務先データとを用いてエンコードを行い、前記スタッフの勤務状況が記録された、所定時間毎に変化するパスコードを生成するエンコーダとを備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の構成に加え、前記エンコーダは、前記スタッフ識別データと前記勤務先データとに加え、前記スタッフの出勤日を特定する出勤日データを前記エンコードに用い、日毎に異なる前記パスコードを生成することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の構成に加え、前記エンコーダは、前記エンコードにおいて前記スタッフ識別データ及び前記時間データのうち少なくとも一方を用いて前記勤務先データをビットシフトさせることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、企業等に勤務するスタッフの出勤状況を管理するための勤怠管理システムに用いる勤怠状況判断装置において、前記スタッフの所有する情報端末とデータ通信を行い、該情報端末から前記スタッフの勤務状況が記録されたパスコードを含む連絡データを取得するデータ通信手段と、個々の前記スタッフが所有する前記情報端末を特定する端末特定データと個々の前記スタッフを識別するためのスタッフ識別データとを対応させた情報が記録されたスタッフデータ記録手段と、前記連絡データの受信時間と前記スタッフの出勤時間に依存する出勤時間データとを対応させた情報が記録された時間情報記録手段と、前記データ通信手段が受信した前記連絡データから前記パスコードを取得し、前記端末特定データ及び前記出勤時間データを用いて前記パスコードをデコードするデコーダと、該デコードの結果生成された前記勤務先データと、前記連絡データに基づいて取得された前記スタッフ識別データ及び前記スタッフの出勤時間とを用いて、前記スタッフが正しく所定の勤務先に出勤したかを判断する判断手段とを備えたことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の構成に加え、前記連絡データは前記情報端末が送信する電子メールであり、前記データ通信手段は電子メールを受信するメーラであり、前記端末特定データは前記メーラが受信した電子メールのメールアドレスであり、前記連絡データの受信時間は前記メーラが電子メールを受信した時間であることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項7又は8に記載の構成に加え、前記デコーダは、前記デコードにおいて前記端末特定データ及び前記出勤時間データのうち少なくともいずれか一方を用いて前記パスコードをビットシフトさせることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項7乃至9の何れかに記載の構成に加え、前記情報端末は、前記スタッフの所有する携帯電話端末であることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、プログラムであって、コンピュータを請求項4乃至6のパスコード発行装置として機能させることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、プログラムであって、コンピュータを請求項7又は11の勤怠状況判断装置として機能させることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、パスコード発行装置において、個々のスタッフを識別するためのスタッフ識別データとスタッフの勤務先を特定するための勤務先データとスタッフの出勤時間に依存する出勤時間データとを用いてエンコードを行い、パスコードを生成することにより、パスコードには、勤怠管理に最低限必要な、どのスタッフがどの勤務先にどの時間に出勤したかについての情報を記録できる。
また、パスコード発行装置が発行するパスコードは所定時間ごとに変化するため、スタッフは所定時間ごとに勤務先に行かなければ正しいパスコードを取得できず、出勤していないスタッフによる虚偽報告を防止できる。
また、勤怠状況判断装置において、スタッフの所有する情報端末を特定する端末特定データとスタッフ識別データとを対応付けた情報を有し、情報端末からパスコードを含む連絡データを受信することにより、スタッフは自己の所有する情報端末によって簡易にパスコードを送ることができ、勤怠情報判断装置は受信したパスコードがどのスタッフから送信されたものかを確認できる。
また、勤怠状況判断装置において、さらに出勤時間データとスタッフの出勤時間とを対応付けた情報を記録し、スタッフ識別データと出勤時間データとを用いてパスコードをデコードし、デコードの結果生成された勤務先データと、連絡データに基づいて取得されたスタッフ識別データ及びスタッフの出勤時間とを用いて、スタッフが正しく所定の勤務先に出勤したかを判断することにより、情報端末から受信したパスコードに基づいて、どのスタッフが、どの勤務先に、どの時間に出勤したかを判断することができる。
そして、パスコード発行装置も勤怠状況判断装置もパスコード生成や勤怠状況判断に必要なデータを全て自ら所有している上に、スタッフの所有する情報端末を介してパスコードの授受を行えるので、データベースサーバ等から情報供給を受けたり、両装置をオンライン接続したりすることなく勤怠状況を管理できる。
そして、かかる構成のパスコード発行装置と勤怠状況判断装置を備えたことにより、スタッフの勤務先におけるオンライン環境の構築の如何にかかわらず、また屋内外を問わず、設備投資等に多大なコストを要することなく、人材派遣会社側でスタッフの勤怠管理を正しく容易に行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、パスコード発行装置は、スタッフ識別データと勤務先データとに加え、スタッフの出勤日を特定する出勤日データをエンコードに用い、日毎に異なるパスコードを生成することにより、パスコードを変更するためのデータをコンピュータ等において取得し易い日付情報から取得できる。これにより、スタッフが毎日勤務先に出勤しなければ正しいパスコードを取得できない状況を多大なコストを要することなく容易に形成でき、スタッフの勤務先におけるオンライン環境の構築の如何にかかわらず、またスタッフの勤務先が屋内外のいずれかを問わず、スタッフの虚偽報告を防止し、スタッフの勤怠管理を一層正しく容易に行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、勤怠状況判断装置は、情報端末から取得した電子メールのメールアドレスを端末特定データに用い、出勤時間データに電子メールの受信時間を用いることにより、スタッフが電子メールを用いてパスコードを送信すれば勤怠情報判断装置がスタッフの勤怠管理に必要な情報を全て取得できる。これにより、スタッフ、スタッフの人材派遣会社共にパスコードの送受信を多大なコストを要することなく簡易に行うことが可能になり、スタッフの勤務先におけるオンライン環境の構築の如何にかかわらず、またスタッフの勤務先が屋内外のいずれかを問わず、スタッフの勤怠管理を一層正しく容易に行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、パスコード発行装置において、個々のスタッフを識別するためのスタッフ識別データを記録するスタッフ識別データ記録手段と、スタッフの勤務先を特定するための勤務先データを記録する勤務先データ記録手段と、スタッフ識別データと勤務先データとを用いてエンコードを行い、パスコードを生成するエンコーダとを備えたことにより、パスコードには、勤怠管理に最低限必要な、どのスタッフがどの勤務先にどの時間に出勤したかについての情報を記録できる。
また、エンコーダが生成するパスコードは所定時間ごとに変化するため、スタッフは所定時間ごとに勤務先に行かなければ正しいパスコードを取得できず、出勤していないスタッフによる虚偽報告を防止できる。
そして、パスコード発行装置はパスコード生成に必要なデータを全て自ら所有しているので、データベースサーバ等から情報供給を受けたり、装置をオンライン接続したりすることなく勤怠状況を管理できる。
そして、スタッフの勤務先におけるオンライン環境の構築の如何にかかわらず、またスタッフの勤務先が屋内外のいずれかを問わず、設備投資等に多大なコストを要することなく、人材派遣会社側でスタッフの勤怠管理を正しく容易に行うことができる。
請求項5に記載の発明によれば、エンコーダは、スタッフ識別データと勤務先データとに加え、スタッフの出勤日を特定する出勤日データをエンコードに用い、日毎に異なるパスコードを生成することにより、パスコードを変更するためのデータをコンピュータ等において取得し易い日付情報から取得できる。これにより、スタッフが毎日勤務先に出勤しなければ正しいパスコードを取得できない状況を多大なコストを要することなく容易に形成でき、スタッフの勤務先におけるオンライン環境の構築の如何にかかわらず、またスタッフの勤務先が屋内外のいずれかを問わず、スタッフの虚偽報告を防止し、スタッフの勤怠管理を一層正しく容易に行うことができる。
請求項6に記載の発明によれば、エンコーダは、エンコードにおいてスタッフ識別データ及び時間データのうち少なくとも一方を用いて勤務先データをビットシフトさせることにより、エンコード処理を簡易に行い、しかも生成されたパスコード同士の衝突を回避できる。これにより、実用性の高いパスコード生成装置を多大なコストを要せず形成し、スタッフの勤務先におけるオンライン環境の構築の如何にかかわらず、またスタッフの勤務先が屋内外のいずれかを問わず、スタッフの勤怠管理を一層正しく容易に行うことができる。
請求項7に記載の発明によれば、スタッフの所有する情報端末とデータ通信を行い、情報端末からスタッフの勤務状況が記録されたパスコードを含む連絡データを取得するデータ通信手段と、個々のスタッフが所有する情報端末を特定する端末特定データと個々のスタッフを識別するためのスタッフ識別データとを対応させた情報が記録されたスタッフデータ記録手段とを有することにより、スタッフは自己の所有する情報端末によって簡易にパスコードを送ることができ、勤怠情報判断装置は受信したパスコードがどのスタッフから送信されたものかを確認できる。
さらに、連絡データの受信時間とスタッフの出勤時間に依存する出勤時間データとを対応させた情報が記録された時間情報記録手段と、データ通信手段が受信した連絡データからパスコードを取得し、端末特定データ及び出勤時間データを用いてパスコードをデコードするデコーダと、デコードの結果生成された勤務先データと、連絡データに基づいて取得されたスタッフ識別データ及びスタッフの出勤時間とを用いて、スタッフが正しく所定の勤務先に出勤したかを判断する判断手段とを備えたことにより、情報端末から受信したパスコードに基づいて、どのスタッフが、どの勤務先に、どの時間に出勤したかを判断することができる。
そして、勤怠状況判断装置は受信したパスコードに基づいて勤怠状況を判断するために必要なデータを全て自ら所有しているので、データベースサーバ等から情報供給を受けたり、装置をオンライン接続したりすることなく勤怠状況を管理できる。
そして、スタッフの勤務先におけるオンライン環境の構築の如何にかかわらず、またスタッフの勤務先が屋内外のいずれかを問わず、設備投資等に多大なコストを要することなく、人材派遣会社側でスタッフの勤怠管理を正しく容易に行うことができる。
請求項8に記載の発明によれば、連絡データは情報端末が送信する電子メールであり、データ通信手段は電子メールを受信するメーラであり、端末特定データはメーラが受信した電子メールのメールアドレスであり、連絡データの受信時間はメーラが電子メールを受信した時間であることにより、スタッフが電子メールを用いてパスコードを送信すれば、勤怠情報判断装置がスタッフの勤怠管理に必要な情報を全て取得できる。これにより、パスコードの送受信を設備投資に多大なコストを要することなく簡易に行うことが可能になり、スタッフの勤務先におけるオンライン環境の構築の如何にかかわらず、またスタッフの勤務先が屋内外のいずれかを問わず、スタッフの勤怠管理を一層正しく容易に行うことができる。
請求項9に記載の発明によれば、デコーダは、デコードにおいて端末特定データ及び出勤時間データのうち少なくともいずれか一方を用いてパスコードをビットシフトさせることにより、デコード処理を簡易に行うことができる。また、パスコードを発行するパスコード発行装置においてエンコードに用いたデータと同じデータを用いてデコードを行うことを可能にし、デコード処理を確実に行うことができる。これにより、実用性の高い勤怠情報判断装置を多大なコストを要せず形成し、スタッフの勤務先におけるオンライン環境の構築の如何にかかわらず、またスタッフの勤務先が屋内外のいずれかを問わず、スタッフの勤怠管理を一層正しく容易に行うことができる。
請求項10に記載の発明によれば、情報端末は、スタッフの所有する携帯電話端末であることにより、スタッフが所有する携帯電話によってパスコードを送信すれば、勤怠情報判断装置はスタッフの勤怠状況を判断するために必要な情報をすべて取得できる。これにより、スタッフ、スタッフを管理する人材派遣会社共、パスコードの送受信を設備投資に多大なコストを要することなく簡易に行うことが可能になり、スタッフの勤務先におけるオンライン環境の構築の如何にかかわらず、またスタッフの勤務先が屋内外のいずれかを問わず、スタッフの勤怠管理を一層正しく容易に行うことができる。
請求項11及び12に記載の発明によれば、本発明のパスコード発行装置、及び勤怠情報判断装置をプログラム化し、多様なコンピュータハードウェア上で実現させることができる。
以下、この発明の一の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態の勤怠管理システムのシステム構成図である。同図に示すとおり、勤怠管理システム1Aは、パスコード発行装置1と、勤怠状況判断装置2と、N個(N≧1)の携帯電話端末31〜3nとを備えており、勤怠状況判断装置2と携帯電話端末3〜3は、WAN(Wide Area Network)としてのネットワーク4を介して相互に交信可能である。
パスコード発行装置1は、スタッフの勤務先である企業1aに設置される、スタンドアロンのコンピュータ等である。勤怠状況判断装置2は、スタッフを管理する、スタッフの派遣元である人材派遣会社2aに設置されており、Webサーバ機能、メールサーバ機能、大容量のデータを保存するデータベース機能を備えている。携帯電話端末3〜3は、各スタッフが所持する携帯電話端末である。ここでいう携帯電話端末3〜3には、PHS用端末も含まれる。なお、図1において、携帯電話端末3〜3は同じ構成を持つので、以下、区別する必要がある場合を除き、携帯電話端末3とする。
図2は、本実施形態のパスコード発行装置1の機能ブロック図である。同図に示す通り、パスコード発行装置1は、制御部11、操作部12、表示部13、記憶部14を有する。
制御部11はCPU(中央演算装置)を備え、記憶部14に記録されたOS(Operating System)プログラムや各種アプリケーションプログラム等の演算処理を行い、パスコード発行処理全体を制御する。
制御部11においては、機能手段として、タイマ15、エンコーダ16が形成される。これらの機能手段は、記憶部14に記録されたアプリケーションプログラムを制御部11のCPU等と協働させることにより実現される。
タイマ15は、現在の日時等を計測し時間情報を形成する。エンコーダ16は、操作部12から入力されたデータや記憶部14に記録された所定のデータを元に所定のエンコード処理を行い、エンコードを行い、前記スタッフの勤務状況が記録された、日毎に変化するパスコードを生成する。このパスコードの具体的生成手順については後述する。
操作部12は、マウス、キーボード等であり、各種指示を入力するために用いられる。表示部13はLCD(Liquid Crystal Display)等からなり、操作部12から入力された各種指示等や各種画像を表示する。
記憶部14は、ローディングプログラム等が予め格納されたROM、プログラムやデータを一時的に記憶し制御部11(CPU)の作業領域として機能するRAM、書き換えの必要なデータを格納するEEPROM、各種ファイルデータ等を記憶するハードディスク等から構成されている。ハードディスクには、OSプログラムや、各種アプリケーションプログラム、エンコーダ16でのパスコード生成処理に用いられるデータの記録されたテーブル(後述)が記録される。
記憶部14のハードディスクに記録されたテーブルは、具体的には、勤務先テーブル(勤務先データ記録手段)14a、スタッフエンコードテーブル(スタッフ識別データ記録手段)14b、日付エンコードテーブル14cである。
勤務先テーブル14aは、スタッフの勤務先を特定するための勤務先データが記録される。具体的には、勤務先を特定する数桁の勤務先IDが記録される。この勤務先IDはスタッフが派遣される企業等ごとに一意に定められた数桁の数字列又は文字列である。本実施形態では、図2に示す通り、企業1aに特定された勤務先IDは“987654”であるものとする。
図3は、本実施形態のパスコード発行装置1において記憶部14に記録されたエンコードスタッフテーブルのイメージ図である。同図に示す通り、スタッフエンコードテーブル14bには、各スタッフを識別するために一意に割り当てられたスタッフIDと、パスコードのエンコード(後述)に用いられるエンコード方法が対応付けられている。ここでのエンコード方法は、各スタッフIDに一意に対応付けられた数桁のビット列(以下このビット列を「エンコードスタッフID」と称する)である。
図4は、本実施形態のパスコード発行装置1において記憶部14に記録された日付エンコードテーブルのイメージ図である。同図に示す通り、日付エンコードテーブル14cには年月日と各年月日に対応するデコード方法が対応付けられている。ここでのエンコード方法は、各年月日に対応付けられた数桁のビット列(以下このビット列を「エンコード日付」と称する)である。
図5は、本実施形態の勤怠状況判断装置2の機能ブロック図である。同図に示すとおり、勤怠状況判断装置2は、制御部21、操作部22、表示部23、通信インターフェース(I/F)部24、記憶部25を有する。以下、パスコード発行装置1と同一の構成については説明を省略する。
制御部21においては、機能手段として、メーラ(データ通信手段)26、デコーダ27、判断部(判断手段)28が形成される。これらの機能手段は、記憶部25に記録されたアプリケーションプログラムを制御部21のCPU等と協働させることにより実現される。
メーラ26は、携帯電話端末3との間で電子メールの送受信を行い、情報端末からパスコード(後述)等を取得する。デコーダ27はパスコードに所定のデコード等を施し、パスコードからスタッフの勤怠管理に必要なデータを取得する。判断部28は、デコード等によって取得されたデータを記憶部25に記録されたデータ(後述)と照合し、スタッフが正しく所定の勤務先である企業等に出勤したかを判断する。
通信インターフェース部24は、UTPケーブルポートや光ケーブルポート、及び各種デバイスドライバであり、LANケーブルや光ケーブルを接続すると共に携帯電話端末3との間でデータ通信を行うために必要な処理を行う。
記憶部25のハードディスクには、デコーダ27でのパスコードの解凍処理や判断部28での照合に用いられるデータの記録されたテーブルが記録される。
図6は、勤怠状況判断装置2において記憶部25に記録されたスタッフデータ記録部(スタッフデータ記録手段)25aのイメージ図である。同図に示す通り、スタッフデータ記録部25aは、スタッフテーブル25a、及びスタッフデコードテーブル25aを有している。
スタッフテーブル25aは、個々のスタッフが所有する携帯電話端末3を特定する端末特定データとしての、各携帯電話端末3に割り当てられたメールアドレスと、個々のスタッフを識別するためのスタッフ識別データとをしての、各スタッフに一意に割り当てられたスタッフIDとが対応付けられている。
スタッフデコードテーブル25aは、スタッフIDと、パスコードのデコード(後述)に用いられるデコード方法が対応付けられている。ここでのデコード方法は、各スタッフIDに一意に対応付けられた数桁のビット列(以下このビット列を「デコードスタッフID」と称する)である。
図7は、勤怠状況判断装置2において記憶部25に記録された日付デコードテーブル(時間情報記録手段)25bのイメージ図である。同図に示す通り、日付デコードテーブル25bには、連絡データの受信時間としての年月日データと、スタッフの出勤時間に依存する出勤時間データとしての、各年月日に対応するデコード方法が対応付けられている。ここでのデコード方法は、各年月日に対応付けられた数桁のビット列である。
図8は、勤怠状況判断装置2において記憶部25に記録されたスタッフ所属テーブル25cのイメージ図である。同図に示す通り、スタッフ所属テーブル25cには、スタッフIDとスタッフの勤務先IDとが対応付けられている。同図に示す通り、1のスタッフIDに対し複数の勤務先IDが対応付けられていてもよい。
次に、本実施形態における勤怠管理システム1Aの動作手順について説明する。
図9は、本実施形態のパスコード発行装置1におけるパスコード発行の手順を示すフローチャートである。以下、同図に基づいてパスコード発行の具体的手順を説明する。
まず、企業1aに到着したスタッフは、パスコード発行装置1の操作部12を操作して自分に割り当てられたスタッフIDを入力する(ステップS1)。本実施形態では、スタッフID“123456”が入力されたものとする。
エンコーダ16は、入力されたスタッフIDをスタッフエンコードテーブル14bと照合し、スタッフIDに対応するエンコードスタッフIDを取得する(ステップS2)。本実施形態では、図4のスタッフエンコードテーブル14bとの照合の結果、スタッフID“123456”に対応するエンコードスタッフID“00000010”が取得される。
エンコーダ16は勤務先テーブル14aから勤務先IDを取得する(ステップS3)。このときエンコーダ16は勤務先IDを対応するビット列として取得する。本実施形態では、10進数の勤務先ID“987654”に対応するビット列が“11010100”であり、エンコーダ16はこのビット列を取得するものとする。
エンコーダ16は、取得された勤務先IDに倒し、エンコードスタッフIDに従ってエンコードを行い、第1中間生成コードを生成する(ステップS4)。本実施形態におけるエンコードは、勤務先IDのビット列が、エンコードスタッフIDの値だけ左にビットシフトされることで行われる(このときシフトによりあふれた値はビット列の末尾に付加される。本実施形態におけるビットシフトは全てこのやり方で処理されるものとする。)。即ち、勤務先ID“11010100”はエンコードスタッフIDの値分、即ち2ビット左シフトして第1中間生成コード“01010011”となる。
エンコーダ16がエンコードにおいてエンコードスタッフIDを用いて勤務先IDをビットシフトさせることにより、エンコード処理を簡易に行い、しかも生成されたパスコード同士の衝突を回避できる。
エンコーダ16はタイマ15から現在の日付データを取得する(ステップS5)。本実施形態では2006年2月10日を示す“2006/2/10”が取得されたものとする。エンコーダ16は取得した日付データと日付エンコードテーブル14cとを照合し、日付データに対応するエンコード日付を取得する(ステップS6)。本実施形態では、図5に示す日付エンコードテーブル14cの参照の結果、“2006/2/10”に対応するエンコード日付“00000101”が取得される。
エンコーダ16がスタッフの出勤日を特定する日付データをエンコードに用い、日毎に異なるパスコードを生成することにより、パスコードを変更するためのデータをコンピュータ等において取得し易い日付情報から取得できる。これにより、スタッフが毎日勤務先に出勤しなければ正しいパスコードを取得できない状況を多大なコストを要することなく容易に形成できる。
エンコーダ16は取得された第1中間生成コードに対し、エンコード日付に従ってエンコードを行い、第2中間生成コードを生成する(ステップS7)。本実施形態におけるエンコードは、勤務先IDのビット列が、エンコードスタッフIDの値だけ右にビットシフトされることで行われる。第1中間生成コード“01010011”は勤務先IDの値分、即ち3ビット右シフトして第2中間生成コード“01101010”となる。
エンコーダ16がエンコードにおいてエンコードスタッフIDに加えてエンコード日付を用いて勤務先IDをビットシフトさせることにより、エンコード処理を簡易に行い、しかも生成されたパスコード同士の衝突を回避できる。
エンコーダ16は第2中間生成コードを文字列データに変換してパスコードを生成する(ステップS8)。このパスコードは、小文字アルファベットa〜zとアラビア数字0〜9との計36文字×4桁に形成する。これにより、36の4乗(1679616)通りのパスコードを生成できる。ビット列を文字列に変換するときのやり方は、例えばASCIIコード、UNICODE等の変換規則に基づくやり方が考えられるが、これ以外のどのような変換規則に基づいてもよい。本実施形態では、ビット列“01101010”が文字列“abc1”に変換されてパスコードに生成されたものとする。
生成されたパスコード“abc1”は表示部13に表示される(ステップS9)。スタッフは表示されたパスコードを自己が所有する携帯電話の電子メールによって人材派遣会社2aの勤怠状況判断装置2に送信する。
このように、パスコード発行装置1のエンコーダ16において、エンコードスタッフIDと勤務先IDとを用いてエンコードを行い、パスコードを生成することにより、パスコードには、勤怠管理に最低限必要な、どのスタッフがどの勤務先にどの時間に出勤したかについての情報を記録できる。
また、エンコーダ16が生成するパスコードは日ごとに変化するため、スタッフは勤務日ごとに勤務先に行かなければ正しいパスコードを取得できず、出勤していないスタッフによる虚偽報告を防止できる。
そして、パスコード発行装置1はパスコード生成に必要なデータを全て自ら所有しているので、データベースサーバ等から情報供給を受けたり、装置をオンライン接続したりすることなく勤怠状況を管理できる。
図10は、本実施形態の勤怠状況判断装置2におけるパスコード解凍(パスコードから元の勤務先データを取得すること)の手順を示すフローチャートである。以下、同図に基づいてパスコード解凍の具体的手順を説明する。
勤怠状況判断装置2のメーラ26は、スタッフが所有する携帯電話から電子メールを受信する(ステップS11)。図11に、勤怠状況判断装置2のメーラ26が受信した電子メールのデータの模式図を示す。同図に示す通り電子メール26aは、ヘッダ部分26bに送信元メールアドレス(ここでは“xxx@yyy.com”)、受信日時のデータ(ここでは2006/2/10 16:58)が記録され、本文26cにパスコード(ここでは“abc1”)が記録されている。
パスコードの送信手段をスタッフが所有する携帯電話端末3の電子メールとしたことにより、スタッフ、スタッフを管理する人材派遣会社共、パスコードの送受信を設備投資に多大なコストを要することなく簡易に行うことが可能になる。
デコーダ27は、受信した電子メール26aの本文26cからパスコードを取得して、ステップS8と逆の変換を行ってパスコードをビット列に変換し、第2中間生成コードを生成する(ステップS12)。即ち、パスコード“abc1”に対応するビット列“01101010”が第2中間生成コードとして取得される。
デコーダ27は、電子メール26aの受信日時のデータを取得し、日付デコードテーブル25bと照合してデコード日付を取得する(ステップS13)。本実施形態では、図7に示す日付デコードテーブル25bとの照合の結果、受信日時のデータ“2006/2/10”に対応するデコード日付“00000101”が取得される。
デコーダ27は取得された第2中間生成コードに対し、デコード日付に従ってデコードを行い、第1中間生成コードを生成する(ステップS14)。デコードは、エンコーダ16におけるエンコードと同様にビットシフトによって行われる。本実施形態において、第2中間生成コード“01101010”はデコード日付の値分、即ち3ビット左シフトして第1中間生成コード“01010011”となる。
判断部28は電子メール26aから送信元メールアドレスを取得し、このメールアドレスがスタッフテーブル25aの記録に存在するかを判断する。メールアドレスがスタッフテーブル25aに存在する場合(ステップS15の“Yes”)、スタッフテーブル25aから当該メールアドレスに対応するスタッフIDが取得され、デコーダ27は取得されたスタッフIDとスタッフデコードテーブル25aとを照合し、当該スタッフIDに対応するデコードスタッフIDを取得する(ステップS16)。本実施形態では、図6に示すスタッフテーブル25aの参照の結果、メールアドレス“xxx@yyy.com”に対応するスタッフID“123456”が取得され、スタッフデコードテーブル25aの参照の結果、デコードスタッフIDとして“00000010”が取得される。
デコーダ27は、取得された第1中間生成コードに対し、スタッフデコードIDに従ってデコードを行い、勤務先IDを取得する(ステップS17)。本実施形態では、第1中間生成コード“01010011”はデコードスタッフIDの値分、即ち2ビット右シフトして“11010100”となる。デコーダ27はこのビット列をステップS3の逆の処理により10進数に変換する。本実施形態では10進数“987654”が生成されて、勤務先IDとして取得される。
ステップS14〜S17において、デコードにおいて端末特定データ及び出勤時間データのうち少なくともいずれか一方を用いてパスコードをビットシフトさせることにより、デコーダ27はデコード処理を簡易に行うことができる。また、パスコード発行装置1においてエンコードに用いたデータと同じデータを用いてデコードを行うことで、デコーダ27はデコード処理を確実に行うことができる。
判断部28は、ステップS16で取得されたスタッフIDと、ステップS17で取得された勤務先IDをスタッフ所属テーブル25cと照合し、取得されたスタッフIDと勤務先IDとのレコードが存在するか否かを確認する。ここでのレコードとは、スタッフ所属テーブル25cにおけるひとつの行のことを指す。スタッフ所属テーブル25cにおいて、取得されたスタッフID、勤務先IDがレコードとして存在する場合(ステップS18の“Yes”)、デコードは成功したものとして扱う。即ち、電子メール26aの受信時刻を打刻時間として、勤怠管理ログテーブル(図示せず)にスタッフ名、日付、出勤時刻が記録され(ステップS19)、スタッフは正しく企業2aに出勤したものとして扱われる。本実施形態においては、図8に示すスタッフ所属テーブル25cにおいて、スタッフID“123456”と同一行に勤務先ID“987654”が存在するので、デコードは成功したものとして扱われる。ログ情報は管理者画面(例えば勤怠状況判断装置2の表示部23)に表示され、管理者に閲覧可能な状態とされる。また、閲覧以外に、管理者がCSV形式のファイルでダウンロードできるような態様にしてもよい。
メーラ26は出勤報告が記録された旨の返信メールを送信元の携帯電話に送る(ステップS21)。
一方、取得されたスタッフID、勤務先IDがレコードとして存在しない場合(ステップS18の“No”)、及び、メールアドレスがスタッフテーブル25aに存在しない場合(ステップS15の“No”)、判断部28は勤怠報告をエラーと判断し(ステップS20)、メーラ26は、エラーであることを告知する返信メールを送信元の携帯電話に送る。
このように、スタッフの所有する携帯電話端末3から電子メールを用いてパスコードを送信すれば、勤怠情報判断装置2はスタッフの勤怠管理に必要な情報を全て取得できる。これにより、スタッフ、スタッフを管理する人材派遣会社共、パスコードの送受信を設備投資に多大なコストを要することなく簡易に行うことができる。
以上、本実施形態の勤怠情報判断装置2は、各スタッフが自己の所有する携帯電話端末3の電子メールによって送信されたパスコードを受信し、どのスタッフから送信されたものかを確認できる。
そして、勤怠情報判断装置2は、各スタッフの携帯電話端末3から受信したパスコードに基づいて、どのスタッフが、どの勤務先に、どの時間に出勤したかを判断できる。
そして、勤怠状況判断装置2は、受信したパスコードに基づいて勤怠状況を判断するために必要なデータを全て自ら所有しているので、データベースサーバ等から情報供給を受けたり、装置をオンライン接続したりすることなく勤怠状況を管理できる。
以上示した通り、本実施形態の勤怠管理システム1Aにおいては、スタッフが派遣される勤務先である企業1aにおけるオンライン環境の構築の如何にかかわらず、設備投資等に多大なコストを要することなく、人材派遣会社側でスタッフの勤怠管理を正しく容易に行うことができる。特に、スタッフの勤務先が屋外であるように、ネットワーク環境の構築やタイムカードの管理が困難であるため実現が難しい状況であってもスタッフの勤怠管理を正しく容易に実現できる。
なお、上記実施形態においては、エンコード、デコードはビット列のシフトによって行ったが、シフト以外のビット列の変換によってエンコードやデコードを行ってもよい。また、エンコード対象となる勤務先IDや、第1、第2中間生成コードを生成するエンコードスタッフID、エンコード日付、パスコードのデコードに用いるデコード日付、デコードスタッフIDにビット列以外のコード列を用いることも可能である。
上記実施の形態は本発明の例示であり、本発明が上記実施の形態に限定されることを意味するものではないことは、いうまでもない。
本実施形態の勤怠管理システムのシステム構成図である。 本実施形態のパスコード発行装置の機能ブロック図である。 同上パスコード発行装置において記憶部に記録されたエンコードスタッフテーブルのイメージ図である。 同上パスコード発行装置において記憶部に記録された日付エンコードテーブルのイメージ図である。 本実施形態の勤怠状況判断装置の機能ブロック図である。 同上勤怠状況判断装置において記憶部に記録されたスタッフデータ記録部のイメージ図である。 同上勤怠状況判断装置において記憶部に記録された日付デコードテーブルのイメージ図である。 同上勤怠状況判断装置において記憶部に記録されたスタッフ所属テーブルのイメージ図である。 本実施形態のパスコード発行装置におけるパスコード発行の手順を示すフローチャートである。 本実施形態の勤怠状況判断装置におけるパスコード解凍の手順を示すフローチャートである。 同上勤怠状況判断装置のメーラが受信した電子メールのデータの模式図である。
符号の説明
1A・・・勤怠管理システム
1・・・パスコード発行装置
2・・・勤怠状況判断装置
3、3〜3・・・携帯電話端末(情報端末)
14a・・・勤務先テーブル(勤務先データ記録手段)
14b・・・スタッフエンコードテーブル(スタッフ識別データ記録手段)
15・・・タイマ
16・・・エンコーダ
25a・・・スタッフデータ記録部(スタッフデータ記録手段)
25b・・・日付デコードテーブル(時間情報記録手段)
26・・・メーラ(データ通信手段)
27・・・デコーダ
28・・・判断部(判断手段)

Claims (12)

  1. 企業等に勤務し又は勤務が予定されているスタッフの出勤状況を管理するための勤怠管理システムにおいて、
    個々の前記スタッフを識別するためのスタッフ識別データと前記スタッフの勤務先を特定するための勤務先データと前記スタッフの出勤時間に依存する出勤時間データとを用いてエンコードを行い、前記スタッフの勤務状況が記録された、所定時間毎に変化するパスコードを生成するパスコード発行装置と、
    前記スタッフの所有する情報端末を特定する端末特定データと前記スタッフ識別データとを対応付けた情報、及び前記出勤時間データと前記スタッフの出勤時間とを対応付けた情報を記録し、前記情報端末から前記パスコードを含む連絡データを受信し、前記スタッフ識別データと前記出勤時間データとを用いて前記パスコードをデコードし、該デコードの結果生成された前記勤務先データと、前記連絡データに基づいて取得された前記スタッフ識別データ及び前記スタッフの出勤時間とを用いて、前記スタッフが正しく所定の勤務先に出勤したかを判断する勤怠状況判断装置とを備えたことを特徴とする勤怠管理システム。
  2. 前記パスコード発行装置は、前記スタッフ識別データと前記勤務先データとに加え、前記スタッフの出勤日を特定する出勤日データを前記エンコードに用い、日毎に異なる前記パスコードを生成することを特徴とする請求項1記載の勤怠管理システム。
  3. 前記勤怠状況判断装置は、前記情報端末から取得した電子メールのメールアドレスを前記端末特定データに用い、前記出勤時間データに該電子メールの受信時間を用いることを特徴とする請求項1又は2に記載の勤怠管理システム。
  4. 企業等に勤務し又は勤務が予定されているスタッフの出勤状況を管理するための勤怠管理システムに用いるパスコード発行装置において、
    個々の前記スタッフを識別するためのスタッフ識別データを記録するスタッフ識別データ記録手段と、
    前記スタッフの勤務先を特定するための勤務先データを記録する勤務先データ記録手段と、
    前記スタッフ識別データと前記勤務先データとを用いてエンコードを行い、前記スタッフの勤務状況が記録された、所定時間毎に変化するパスコードを生成するエンコーダとを備えたことを特徴とするパスコード発行装置。
  5. 前記エンコーダは、前記スタッフ識別データと前記勤務先データとに加え、前記スタッフの出勤日を特定する出勤日データを前記エンコードに用い、日毎に異なる前記パスコードを生成することを特徴とする請求項4記載のパスコード発行装置。
  6. 前記エンコーダは、前記エンコードにおいて前記スタッフ識別データ及び前記時間データのうち少なくとも一方を用いて前記勤務先データをビットシフトさせることを特徴とする請求項4又は5に記載のパスコード発行装置。
  7. 企業等に勤務するスタッフの出勤状況を管理するための勤怠管理システムに用いる勤怠状況判断装置において、
    前記スタッフの所有する情報端末とデータ通信を行い、該情報端末から前記スタッフの勤務状況が記録されたパスコードを含む連絡データを取得するデータ通信手段と、
    個々の前記スタッフが所有する前記情報端末を特定する端末特定データと個々の前記スタッフを識別するためのスタッフ識別データとを対応させた情報が記録されたスタッフデータ記録手段と、
    前記連絡データの受信時間と前記スタッフの出勤時間に依存する出勤時間データとを対応させた情報が記録された時間情報記録手段と、
    前記データ通信手段が受信した前記連絡データから前記パスコードを取得し、前記端末特定データ及び前記出勤時間データを用いて前記パスコードをデコードするデコーダと、
    該デコードの結果生成された前記勤務先データと、前記連絡データに基づいて取得された前記スタッフ識別データ及び前記スタッフの出勤時間とを用いて、前記スタッフが正しく所定の勤務先に出勤したかを判断する判断手段とを備えたことを特徴とする勤怠状況判断装置。
  8. 前記連絡データは前記情報端末が送信する電子メールであり、前記データ通信手段は電子メールを受信するメーラであり、前記端末特定データは前記メーラが受信した電子メールのメールアドレスであり、前記連絡データの受信時間は前記メーラが電子メールを受信した時間であることを特徴とする請求項7記載の勤怠状況判断装置。
  9. 前記デコーダは、前記デコードにおいて前記端末特定データ及び前記出勤時間データのうち少なくともいずれか一方を用いて前記パスコードをビットシフトさせることを特徴とする請求項7又は8記載の勤怠状況判断装置。
  10. 前記情報端末は、前記スタッフの所有する携帯電話端末であることを特徴とする請求項7乃至9の何れかに記載の勤怠状況判断装置。
  11. コンピュータを請求項4乃至6のパスコード発行装置として機能させることを特徴とするプログラム。
  12. コンピュータを請求項7又は11の勤怠状況判断装置として機能させることを特徴とするプログラム。
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