JP2007292639A - スペクトル分析装置およびそのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】熟練者でなくとも複合物に含まれている化合物を同定できるスペクトル分析装置を提供する。
【解決手段】スペクトルに関する質問に回答することで、化合物を同定するスペクトル分析装置であり、質問順序データベース206は、今回の質問番号と回答と、今回以前の質問番号と回答と、次の質問番号とを対応付けて記憶する。結果情報データベース205は、分析結果の化合物の情報と、結果に至るまでの質問番号と回答とを記憶する。質問決定処理部208は、回答データベース207と質問順序データベース206とを参照して、次の質問を決める。その質問を、質問表示処理部213が表示させる。回答受付処理部214は、表示された質問に対する回答の入力を受付け、質問番号とともに回答データベース207に格納する。結果表示処理部215は、回答データベース207の記憶内容に対応する分析結果を、結果情報データベース205から取得して出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、スペクトル分析装置およびそのプログラムにかかわり、特にスペクトルの特定の波長域及び吸収強度に関する一問一答式の質問にユーザが回答することで、該スペクトルの化合物を同定するスペクトル分析装置およびプログラムに関する。
従来の赤外線吸収スペクトルのピークから化合物を同定するシステムでは、赤外線吸収スペクトルのピークを読み取り、データベースに蓄積されている各化合物のピークとのパターンマッチングを行うことで、対象の化合物を同定している(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
赤外線吸収スペクトルは、化合物が有する化学結合が特定の波長域の赤外線を吸収することに着目し、赤外線の波長を順次変化させ、化合物に照射することで得られる固有スペクトルである。従来、この赤外線吸収スペクトルに対する各化学結合の帰属に関しては、非特許文献1など様々な文献が発表されている。このスペクトルと化学結合の関係に基づき、専門家がスペクトルを見て化合物を同定することも行われている。
特開2002−202255号公報 特開平10−149473号公報 日本分析化学会高分子分析研究懇談会、「新版 高分子分析ハンドブック」、1994年1月、紀伊国屋書店
しかしながら、特許文献1および特許文献2に示すスペクトル分析方法にあっては、複数の化合物が混合されている複合物の場合、各化合物のスペクトルが交差しているために、全く異なる化合物が同定されることがあるという問題がある。また、スペクトルと化学結合の関係に基づき、スペクトルを見て化合物を同定するには、多くの経験と知識を必要とし、同定できる人が熟練者に限られてしまうという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、熟練者でなくとも複合物に含まれている化合物を同定できるスペクトル分析装置およびそのプログラムを提供することにある。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、スペクトルに関する質問に回答することで、該スペクトルの化合物を同定するスペクトル分析装置において、今回の質問の識別情報と回答と、今回以前の質問の識別情報と回答と、次の質問の識別情報もしくは終了を識別する情報とを対応付けて記憶する質問順序記憶手段と、質問の識別情報と、該質問に対して入力された回答とを対応付けて、回答順に記憶する回答記憶手段と、質問の識別情報と、分析対象のスペクトルに対する質問の文章とを対応付けて記憶する質問文記憶手段と、分析結果の含有化合物に関する情報である結果情報と、該結果情報に至るまでの質問の識別情報と回答とを対応付けて記憶する結果情報記憶手段と、前記回答記憶手段から今回の質問の識別情報と回答と、今回以前の質問の識別情報と回答とを取得し、前記質問順序記憶手段を参照して、前記回答記憶手段から取得した情報に対応する次回の質問の識別情報を取得する質問決定手段と、前記質問決定手段が取得した質問の識別情報に対応する質問の文章を、前記質問文記憶手段から取得して表示させる質問表示手段と、前記質問表示手段が表示させた質問に対する回答の入力を受付け、前記質問表示手段が表示した質問の識別情報と対応付けて、前記受付けた回答を前記回答記憶手段に格納する回答受付手段と、前記質問決定手段が前記質問順序記憶手段から終了を識別する情報を取得したときは、前記回答記憶手段の記憶内容に対応する結果情報を、前記結果情報記憶手段から取得して出力する結果出力手段とを備えることを特徴とするスペクトル分析装置である。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のスペクトル分析装置であって、質問の識別情報に対応付けて、該識別情報の質問が関連する波長域を図示したスペクトルのグラフ画像を記憶するグラフ記憶手段を備え、前記質問表示手段は、前記質問決定手段が取得した質問の識別情報に対応する質問の文章を、前記質問文記憶手段から取得して表示させるとともに、前記表示した質問の識別情報に対応付けられたグラフ画像を前記グラフ記憶手段から取得して表示させることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のスペクトル分析装置であって、前記今回以前の質問の識別情報と回答は、前回の質問の識別情報と回答および前々回の識別情報と回答であり、前記質問文記憶手段が記憶する質問の文章は、赤外線吸収スペクトルに対する質問であり、前記分析結果の含有化合物は、高分子有機化合物であることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のスペクトル分析装置であって、質問の識別情報に対応付けて、該識別情報の質問について、特定の無機物を含んでいる場合に入力すべき回答を記述した文章を記憶する無機物記憶手段と、質問の識別情報に対応付けて、該識別情報の質問が対象としている波長域のスペクトルに影響を与える無機物を含んでいる場合のスペクトルのグラフ画像を記憶する無機物グラフ記憶手段とをさらに備え、前記質問表示手段は、質問の文章を表示するとともに、前記表示した質問の識別情報に対応付けられた文章を前記無機物記憶手段から取得して表示させ、前記表示した質問の識別情報に対応付けられたグラフ画像を前記無機物グラフ記憶手段から取得して表示させることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項3または請求項4に記載のスペクトル分析装置であって、前記結果情報記憶手段は、結果情報として、一つまたは複数の高分子有機化合物と、前記高分子有機化合物各々を含有している確信度とを記憶し、前記結果出力手段は、前記質問決定手段が前記質問順序記憶手段から終了を識別する情報を取得したときは、前記回答記憶手段の記憶内容に対応する一つまたは複数の高分子有機化合物と、前記高分子有機化合物各々を含有している確信度とを、前記結果情報記憶手段から取得して出力することを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、コンピュータを、質問の識別情報と、該質問に対して入力された回答とを対応付けて、回答順に記憶する回答データベースから今回の質問の識別情報と回答と、今回以前の質問の識別情報と回答とを取得し、今回の質問の識別情報と回答と今回以前の質問の識別情報と回答と次の質問の識別情報もしくは終了を識別する情報とを対応付けて記憶する質問順序データベースを参照して、前記回答データベースから取得した情報に対応する次回の質問の識別情報を取得する質問決定手段、前記質問決定手段が取得した質問の識別情報に対応する質問の文章を、質問の識別情報と、分析対象のスペクトルに対する質問の文章とを対応付けて記憶する質問文データベースから取得して表示させる質問表示手段、前記質問表示手段が表示させた質問に対する回答の入力を受付け、前記質問表示手段が表示した質問の識別情報と対応付けて、前記受付けた回答を前記回答データベースに格納する回答受付手段、前記質問決定手段が前記質問順序データベースから終了を識別する情報を取得したときは、前記回答データベースの記憶内容に対応する結果情報を、分析結果の含有化合物に関する情報である結果情報と、該結果情報に至るまでの質問の識別情報と回答とを対応付けて記憶する結果情報データベースから取得して出力する結果出力手段として機能させるためのプログラムである。
この発明によれば、質問決定手段が決定し、質問表示手段が表示させた質問に、回答していくだけで、結果出力手段が結果情報を出力するので、熟練者でなくとも、複合物に含まれる化合物の同定を行うことができる。
本発明は、スペクトルの特定の波長域及び吸収強度に関する一問一答式の質問に対して、ユーザが回答していくことで、該スペクトルの化合物を同定するスペクトル分析装置である。本実施形態では、赤外線吸収スペクトルを分析して樹脂などの高分子有機化合物を同定するIR(赤外線)スペクトル分析装置を例に説明する。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、この発明の一実施形態によるIRスペクトル分析装置200の構成を示す概略ブロック図である。
100は、化合物とその化合物を同定するための質問と回答の情報を、図2に例を示すように、表計算ソフト形式のファイルに格納したルールファイルである。ルールファイル100の各行は、ルールと結果情報とから構成されている。ルールは、質問番号「1」から結果に辿り着くまでの全ての質問の質問番号と回答(Yesを示す「Y」と、Noを示す「N」)と質問の終了を示す「END」とからなる。結果情報は、ルールの結果として同定される化合物の結果番号と化合物名と後述するチャートファイル216のファイル名であるチャートNoと結果の確信度(probability:大きいほど確信度が高い)とからなる。
201は、ルールファイル100を読み込んで、ルールデータベース202に格納するルール読込処理部である。ルール読込処理部201は、ルールファイル100を格納する際に、図3に示すルールデータベース202の内容例のように、質問番号の前には「♯」を付し、回答の「Y」は「YES」に変換し、「N」は「NO」に変換し、質問の終了を示す「END]は「end」に変換する。このとき、ルールファイル100には、例えば符号301、302に示すようにルールが空白で、結果情報のみが設定されている行があるが、ルール読込処理部201は、その場合、前の行で用いたルールと、今回の行の結果情報を組み合わせてルールデータベース202に登録する。
ルールデータベース202は、ルール読込処理部201によりデータを書き込まれ、図3に内容例を示すように、ルールと結果情報を含む各レコードを記憶するデータベースである。ここで、ルールは、図3に示すように、質問番号「#1」から結果に辿り着くまでの全ての質問の質問番号、回答、質問の終了を示す「end」からなる。また、結果情報は、該ルールの結果の確信度、チャートNo、結果として同定される化合物名、結果番号とからなる。
203は、ルールデータベース202に格納されている各レコードを変換して、図4に示す内容例のように、項目が化合物名と各質問番号に対する回答と結果番号とチャートNoと確信度からなるレコードで構成される結果情報データベース205として格納する結果情報生成処理部である。ここで、ルールデータベース202では、質問番号と回答を組にして記憶していたが、結果情報データベース205では、各項目が質問番号と関連付いているため、質問番号については記憶しない。
204は、ルールデータベース202に格納されている各質問とその回答の組み合わせについて、次の質問を決定するための質問順序情報を質問順序データベース206に格納する順序情報生成処理部である。なお、順序情報生成処理部204は、質問順序データベース206に情報を格納する際に、全く同じ情報を格納したレコードがないことを確認した後、格納する。これにより、同一内容のレコードが質問順序データベース206に複数生成されることを防いでいる。
質問順序データベース206は、図5に示す内容例のように、項目が前述の組み合わせの質問番号と回答と、その次の質問の質問番号(次質問番号)と、その1つ前の質問の質問番号(前質問番号)と回答(前回答)と、その2つ前の質問の質問番号(前前質問番号)と回答(前前回答)とからなるレコードで構成される。なお、今回の質問により化合物の同定ができる場合は、質問順序データベース206は、次質問番号には終了を識別する情報として「end」を格納している。
図14に例示するように、化合物を同定するためのスペクトル分析のフローにおいては、同じ質問がフローの複数箇所に現れる。例えば、図14では、質問2は分岐Q2と分岐Q3に現れ、質問6は分岐Q7と分岐Q8に現れる。このため、今回の質問番号とその回答だけでは、次の質問を特定することができない。例えば、図14では、質問2にYESと回答した場合、分岐Q2では次の質問は質問3であり、分岐Q3では次の質問は質問5である。また、質問6にYESと回答した場合、分岐Q7では次の質問は質問8であり、分岐Q8では次の質問は質問9である。そこで、今回以前の質問番号とその回答も参照することで、次の質問を確定することができる。例えば、質問2については、分岐Q2の質問2の1つ前は、質問1にYESと回答しており、分岐Q3の質問2の1つ前は、質問1にNOと回答している。これにより、1つ前が質問1にYESならば、質問2にYESと回答した場合の次の質問は質問3に特定できる。また、1つ前が質問1にNOならば、質問2にYESと回答した場合の次の質問は質問5に特定できる。さらに1つ前も同じ質問に同じ回答の場合は、2つ前の質問と回答を参照することで、次の質問を特定できるようになる。
このように、次の質問を決定するのに、今回の質問とその回答だけでなく、今回以前の質問とその回答の参照が必要となるため、これらの対応関係を質問順序データベース206に格納している。なお、本実施形態で対象としている赤外線吸収スペクトルによる高分子有機化合物の同定では、2つ前の質問と回答までを参照すれば、次の質問を特定できるため、質問順序データベース206は、2つ前の質問と回答までを格納している。
207は、図6に内容例を示すように、ユーザの操作により、IRスペクト分析装置200が決定した質問の質問番号とその質問に対してユーザが選択した回答を質問順に記憶する回答データベースである。
208は、回答データベース207を参照して、今回の質問番号とその回答、および、必要に応じて一つ前の質問番号とその回答、2つ前の質問番号とその回答を取得し、これらの情報と一致するレコードを質問順序データベース206から検索して取得したレコードの次質問番号を、次の質問の質問番号とする質問決定処理部である。このとき、質問決定処理部208は、質問順序データベース206に、次質問番号の変わりに、「end」が設定されているときは、結果表示の要求を結果表示処理部215にする。また、質問決定処理部208は、次質問番号が得られないとき、もしくは、次質問番号が一つに定まらないときは、その旨を表示するように結果表示処理部215に要求する。
209は、図7に内容例を示すように、質問番号とこの質問番号の質問が対象としている波長域に関連する無機物名と該無機物が含まれている場合のスペクトル例のグラフ画像を格納した無機物グラフファイル名と該無機物が含まれている場合に選択すべき回答を記述したコメントとからなるレコードで構成される無機物データベースである。
210は、ファイル名を無機物データベース209に格納されている無機物グラフファイル名とする無機物グラフファイルである。
211は、図8に内容例を示すように、各質問番号とその質問を記述した質問文とからなるレコードで構成される質問文データベースである。
212は、ファイル名が質問番号に拡張子「.jpg」を付加した文字列であり、ファイル名の質問番号の質問が対象としている波長域を明示している図9のグラフG1に例示する画像を格納したグラフファイルである。
213は、質問決定処理部208が決定した質問番号に基づき、質問文データベース211から取得した質問文と、グラフファイル212から取得した波長域を明示している画像とからなる図9に例を示すような質問画面D1を表示させる質問表示処理部である。また、質問表示処理部213は、質問画面D1を表示する際に、質問決定処理部208が決定した質問番号をキーとして無機物データベース209を検索して該当するレコードを検出したときは、該レコードの無機物名と該レコードのコメントと該レコードの無機物グラフファイル名をファイル名とする無機物グラフファイル210の画像とからなる図10に例を示すような無機物忠告画面D2を表示させる。
214は、図9の質問画面D1に例を示すYESボタンB1とNOボタンB2のように、質問に対する回答をユーザが図示しない入力装置を介して選択入力すると、これを受付けて、この質問の質問番号と選択入力された回答とを回答データベース207に格納する回答受付処理部である。
215は、スペクトル分析の結果を図示しない表示装置に表示させる結果表示処理部である。結果表示処理部215は、質問決定処理部208からの要求を受けて、結果情報データベース205を検索して、回答データベース207の記憶内容とルールが一致するレコードを全て取得する。結果表示処理部215は、取得したレコード各々から化合物名、確信度、チャートNoを抽出して、スペクトル分析による同定結果として図11に例示するような結果画面D3を表示させる。また、結果表示処理部215は、回答データベース207が記憶している質問順の質問番号と回答と、質問文データベース211が記憶している各質問番号の質問文とを用いて、結果画面D3に、結果に至るまでの質問文と回答を表示させる。
216は、ファイル名が結果番号に拡張子「.jpg」を付加した文字列であり、ファイル名の結果番号の化合物のスペクトルの画像を格納したチャートファイルである。
次に、このIRスペクトル分析装置200の動作を説明する。
まず、事前準備として、ルールファイル100の読み込みと、質問順序データベース206と結果情報データベース205への登録を行う。ルール読込処理部201は、ルールファイル100の各行を読み込み、前述の変換を施して、ルールデータベース202に登録する。例えば、ルールファイル100のある行の内容が、「1、N、2、Y、9、N、4、Y、END、・・・、C1、Poly−Carbonate(PC)、C1.jpg、9」(読点は項目の区切りを表す)であれば、ルール読込処理部201は、これを変換して、「#1、NO、#2、YES、#9、NO、#4、YES、end、・・・、9、C1.jpg、Poly−Carbonate(PC)、C1」をルールデータベース202に登録する。
次に、結果情報生成処理部203が、ルールデータベース202に格納されている各レコードを読み込み、前述の変換を施して、結果情報データベース205に登録する。例えば、ルールデータベース202のあるレコードの内容が、「#1、NO、#2、YES、#9、NO、#4、YES、end、・・・、9、C1.jpg、Poly−Carbonate(PC)、C1」であれば、結果情報生成処理部203は、これを変換して、結果情報データベース205の新しいレコードの化合物名に「Poly−Carbonate(PC)」を、#1に「NO」を、#2に「YES」を、#4に「YES」を、#9に「NO」を、結果番号に「C1」、チャートNoに「C1.jpg」を、確信度に「9」を登録する。
次に、順序情報生成処理部204が、ルールデータベース202に格納されている各質問とその回答の組み合わせと、それらに対応する次質問番号と、前質問番号と、前回答と、前前質問番号と、前前回答を読み込み、質問順序データベース206に登録する。例えば、ルールデータベース202のあるレコードの内容が、「#1、NO、#2、YES、#9、NO、#4、YES、end、・・・、9、C1.jpg、Poly−Carbonate(PC)、C1」であれば、順序情報生成処理部204は、質問番号を「#1」、回答を「NO」、次質問番号を「#2」、前質問番号と前回答と前前質問番号と前前回答とを「(空欄)」とするレコードと、質問番号を「#2」、回答を「YES」、次質問番号を「#9」、前質問番号を「#1」、前回答を「NO」、前前質問番号と前前回答とを「(空欄)」とするレコードと、質問番号を「#9」、回答を「NO」、次質問番号を「#4」、前質問番号を「#2」、前回答を「YES」、前前質問番号を「#1」、前前回答を「NO」とするレコードと、質問番号を「#4」、回答を「YES」、次質問番号を「end」、前質問番号を「#9」、前回答を「NO」、前前質問番号「#2」、前前回答を「YES」とするレコードとを質問順序データベース206に登録する。
これらにより、質問順序データベース206および結果情報データベース205の内容が登録され、スペクトル分析の実施が可能となる。
次に、このIRスペクトル分析装置200を用いて、スペクトル分析を行う際の動作を図12および図13のフローチャートを参照して説明する。
このIRスペクトル分析装置200に、スペクトル分析開始を指示すると、質問決定処理部208は、最初は質問番号「#1」を次の質問番号として、質問表示処理部213に指示する。質問表示処理部213は、質問番号「#1」を受けると、質問データベース211から対応する質問文を取得し、質問番号に「.jpg」を付加したファイル名「#1.jpg」のグラフファイル212を取得し、図9に例を示す質問画面D1を生成して、取得した質問文とグラフファイル212の画像を質問文領域S1とグラフG1に表示する(Sa10)。
ユーザが質問画面D1の質問文を読み、分析対象のスペクトルが質問文の内容に該当するか否かを判断した結果に応じて、入力装置を介してYESボタンB1またはNOボタンB2を選択すると、それを回答受付処理部214が受け付けて、受け付けた内容を質問番号とともに、回答データベース207に追加登録する。ここでは、ユーザがNOボタンB2を選択し、回答受付処理部214は、質問番号に「#1」、回答「NO」を回答データベース207に格納する(Sa11)。
次に、質問決定処理部208が、回答データベース207から今回の質問番号と回答である「#1」と「NO」とを取得し、これらと質問番号と回答値が一致するレコードを検索するSQL(Structured Query Language)を生成し(Sa12)、このSQLを用いて質問順序データベース206を検索する。検索の結果として検出されたレコードの件数が0件、1件、2件以上のうちのいずれであるかを判定する(Sa13)。0件のときは、次の質問となる候補が検出されなかったことを意味するので、ステップSa22に遷移して質問経路判定不能と判断し、次に、ステップSa23の結果表示に遷移して、質問経路を判定できなかったことを表示させる。2件以上のときは、次の質問となる候補が複数あることを意味するので、ステップSa14に遷移して1つ前の質問も考慮して検索し直す。
ここでは、次質問番号が「#2」の1件だけ検出したとして、ステップSa18に遷移する。ステップSa18では、質問決定処理部208は、検出したレコードの次質問番号が「end」であるか否かを判定する(Sa18)。ここでは、次質問番号は「#2」であり、「end」ではないので、判定条件は成立せず、ステップSa19に遷移する。ステップSa19では、質問決定処理部208は、検出したレコードの次質問番号(ここでは「#2」)を次に表示する質問番号として決定し、質問表示処理部213に通知する。
質問表示処理部213は、質問番号「#2」を受けると、質問番号をキーとして、無機物データベース209を検索して該質問番号のレコードを検出し、検出した件数が0件か1件以上かを判定する(Sa20)。1件以上の場合は、ステップSa21に遷移して無機物忠告画面D2の表示を行う。しかし、ここでは、0件であったとすると、ステップSa10に戻って、質問データベース211から質問番号「#2」に対応する質問文を取得し、質問番号に「.jpg」を付加したファイル名「#2.jpg」のグラフファイル212を取得し、質問画面D1には、これら取得した質問文とグラフファイル212の画像を質問文領域S1とグラフG1に表示する(Sa10)。
ユーザが質問画面D1の質問文を読み、分析対象のスペクトルが質問文の内容に該当するか否かを判断した結果に応じて、入力装置を介してYESボタンB1またはNOボタンB2を選択すると、それを回答受付処理部214が受け付けて、受け付けた内容を質問番号とともに、回答データベース207に追加登録する。ここでは、ユーザがYESボタンB1を選択し、回答受付処理部214は、質問番号に「#2」、回答「YES」を回答データベース207に追加する(Sa11)。
次に、質問決定処理部208が、回答データベース207から今回の質問番号と回答である「#2」と「YES」とを取得し、これらと質問番号と回答値が一致するレコードを質問順序データベース206から検索するSQLを生成し(Sa12)、このSQLを用いて質問順序データベース206を検索する。検索の結果として検出されたレコードの件数が0件、1件、2件以上のうちのいずれであるかを判定する(Sa13)。
ここでは、次質問番号が「#9」の1件だけ検出したとして、ステップSa18に遷移する。ステップSa18では、質問決定処理部208は、検出したレコードの次質問番号が「end」であるか否かを判定する(Sa18)。ここでは、次質問番号は「#9」であり、「end」ではないので、判定条件は成立せず、ステップSa19に遷移する。ステップSa19では、質問決定処理部208は、検出したレコードの次質問番号(ここでは「#9」)を次に表示する質問番号として決定し、質問表示処理部213に通知する。
質問表示処理部213は、質問番号「#9」を受けると、質問番号をキーとして無機物データベース209を検索して該質問番号のレコードを検出し、検出した件数が0件か1件以上かを判定する(Sa20)。ここで、1件検出したとすると、ステップSa21に遷移して、質問表示処理部213は、無機物データベース209から、質問番号が「#9」であるレコードの無機物名と、無機物グラフファイル名と、コメントとを取得し、図10に例示する無機物忠告画面D2を生成して、取得した無機物名を無機物名表示領域S2に、コメントをコメント表示領域S3に、取得した無機物グラフファイル名の無機物グラフファイル210の画像をグラフG2に表示する。コメントには図7などに例示するように、例えば、「この物質が含まれている場合、1445〜1415cm−1に吸収がでるので、「NO」と答えてください」といった指示を格納している。これにより、質問に関連する波長域のスペクトルに影響を与える無機物を含んでいることが分かっているときは、ユーザがコメントに従って質問に回答することで、該無機物の影響により、異なった化合物を同定してしまうことを防ぐことができる。
質問表示処理部213は、質問データベース211から質問番号「#9」に対応する質問文を取得し、質問番号に「.jpg」を付加したファイル名「#9.jpg」のグラフファイル212を取得し、質問画面D1には、これら取得した質問文とグラフファイル212の画像を質問文領域S1とグラフG1に表示する(Sa10)。
ユーザが無機物忠告画面D2のコメントと質問画面D1の質問文を読み、コメントを考慮した上で、分析対象のスペクトルが質問文の内容に該当するか否かを判断した結果に応じて、入力装置を介してYESボタンB1またはNOボタンB2を選択すると、それを回答受付処理部214が受け付けて、受け付けた内容を質問番号とともに、回答データベース207に追加登録する。ここでは、ユーザがNOボタンB2を選択し、回答受付処理部214は、質問番号に「#9」、回答「NO」を回答データベース207に追加する(Sa11)。
次に、質問決定処理部208が、回答データベース207から今回の質問番号と回答である「#9」と「NO」とを取得し、これらと質問番号と回答値が一致するレコードを質問順序データベース206から検索するSQLを生成し(Sa12)、このSQLを用いて質問順序データベース206を検索する。検索の結果として検出されたレコードの件数が0件、1件、2件以上のうちのいずれであるかを判定する(Sa13)。
ここでは、2件検出したとして、ステップSa14に遷移する。ステップSa14では、質問決定処理部208は、回答データベース207から今回の一つ前の質問番号と回答である「#2」と「YES」とを取得し、これらと前質問番号と前回答値が一致し、且つ、今回の質問番号と回答である「#9」と「NO」と質問番号と回答値が一致するレコードを質問順序データベース206から検索するSQLを生成して(Sa14)、このSQLを用いて質問順序データベース206を検索する。検索の結果として検出されたレコードの件数が0件、1件、2件以上のうちのいずれであるかを判定する(Sa15)。
ここでは、2件検出したとして、ステップSa16に遷移する。ステップSa16では、質問決定処理部208は、回答データベース207から今回の2つ前の質問番号と回答である「#1」と「NO」とを取得し、これらと前前質問番号と前前回答値が一致し、且つ、1つ前の質問番号と回答である「#2」と「YES」と前質問番号と前回答値が一致し、且つ今回の質問番号と回答である「#9」と「NO」と質問番号と回答値が一致するレコードを質問順序データベース206から検索するSQLを生成して(Sa16)、このSQLを用いて質問順序データベース206を検索する。検索の結果として検出されたレコードの件数が1件か否かを判定する(Sa17)。1件でないときは、次質問を決定できないため、判定不能としてステップSa22に遷移するが、ここでは質問番号「#4」の1件のみであったとする。
ここでは、質問番号「#4」の1件のみなので、ステップSa18に遷移し、質問決定処理部208は、検出したレコードの次質問番号が「end」であるか否かを判定する(Sa18)。ここでは、次質問番号は「#4」であり、「end」ではないので、判定条件は成立せず、ステップSa19に遷移する。ステップSa19では、質問決定処理部208は、検出したレコードの次質問番号(ここでは「#4」)を次に表示する質問番号として決定し、質問表示処理部213に通知する。
質問表示処理部213は、質問番号「#4」を受けると、質問番号をキーとして無機物データベース209を検索して該質問番号のレコードを検出し、検出した件数が0件か1件以上かを判定する(Sa20)。ここでは、0件であったとすると、ステップSa10に戻って、質問データベース211から質問番号「#4」に対応する質問文を取得し、質問番号に「.jpg」を付加したファイル名「#4.jpg」のグラフファイル212を取得し、質問画面D1には、これら取得した質問文とグラフファイル212の画像を質問文領域S1とグラフG1に表示する(Sa10)。
ユーザが質問画面D1の質問文を読み、分析対象のスペクトルが質問文の内容に該当するか否かを判断した結果に応じて、入力装置を介してYESボタンB1またはNOボタンB2を選択すると、それを回答受付処理部214が受け付けて、受け付けた内容を質問番号とともに、回答データベース207に追加登録する。ここでは、ユーザがYESボタンB1を選択し、回答受付処理部214は、質問番号に「#4」、回答「YES」を回答データベース207に追加する(Sa11)。
次に、質問決定処理部208が、回答データベース207から今回の質問番号と回答である「#4」と「YES」とを取得し、これらと質問番号と回答値が一致するレコードを質問順序データベース206から検索するSQLを生成し(Sa12)、このSQLを用いて質問順序データベース206を検索する。検索の結果として検出されたレコードの件数が0件、1件、2件以上のうちのいずれであるかを判定する(Sa13)。
ここでは、次質問番号が「end」の1件だけ検出したとして、ステップSa18に遷移する。ステップSa18では、質問決定処理部208は、検出したレコードの次質問番号が「end」であるか否かを判定する(Sa18)。ここでは、次質問番号は「end」であり、判定条件が成立し、質問決定処理部208は、結果表示処理部215に結果表示を要求し、ステップSa23に遷移する。
ステップSa23における処理を、そのフローチャートである図13を参照して、説明する。結果表示処理部215は、要求を受けると、回答データベース207に格納されている回答内容と一致するレコードを結果情報データベース205から検索するSQLを生成し(Sb1)、このSQLを用いて結果情報データベース205を検索して該当するレコードがあるか否かを判定する(Sb2)。該当するレコードがないときは、ステップSb3に遷移して、結果表示処理部215は、該当する化合物がない旨を表示する。
ここでは、回答データベース207が、図6に例示するように「#1、NO」と「#2、YES」と「#9、NO」と「#4、YES」を格納しているとすると、図4に例示する内容を格納している結果情報データベース205の1レコード目(#1にNO、#2にYES、#4にYES、#9にNOを格納)が該当するレコードとなる。結果表示処理部215は、この該当するレコードから結果情報である化合物名(Poly−Carbonate(PC))、結果番号(C1)、チャートNo(C1.jpg)、確信度(9)を抽出して、結果画面D3の表示領域S4に表示させる(Sb4、Sb6)。さらに、結果表示処理部215は、回答データベース207から回答順に質問番号と回答を取得し、各質問番号の質問文を質問文データベース211から取得して質問番号を質問文に置き換え、回答順に質問文と回答を結果画面D3の表示領域S5に表示させる(Sb5、Sb6)。
このように、質問決定処理部208において、次の質問の質問番号を決定する際に、直接、ルールデータベース202を検索すると、同定するまでの質問数が多い場合は、データベースの検索条件が複雑に(条件数が多く)なってしまい、データベースによっては、条件数が多すぎるために検索できなくなることがある。本発明によれば、直接、ルールデータベース202を検索するのではなく、今回の質問番号と回答と、いくつかの(本実施形態では2つ)今回以前の質問の識別情報と回答と、次の質問番号とを対応付けて記憶している質問順序データベース206を検索して、決定することで、データベースの検索条件が複雑化することを防ぐことができる。
また、無機物データベース209に質問番号と対応付けて無機物名とコメントを記憶し、表示される質問が対象としている波長域に関連する無機物がある場合のユーザへの指示を、質問表示処理部213が、質問を表示させる際に、無機物データベース209を参照して、無機物忠告画面D2に無機物名とコメントを表示することで行うため、熟練者でなくても、無機物も含まれている複合物の同定をすることができる。
グラフファイル212に、該グラフファイルの名称に用いている質問番号の質問が対象としている波長域を図示したスペクトル図の画像を格納し、質問表示処理部213が、質問を表示させる際に、該画像を表示させるので、質問文とスペクトルの関係が理解し易くなり、熟練者でなくても、化合物の同定をすることができる。
なお、本実施形態において、IRスペクトル分析装置200は、独立した装置として説明したが、赤外線分光光度計など、吸収スペクトルを測定する機能を備えていてもよい。この場合、質問と同時に赤外線分光光度計が測定した吸収スペクトルを表示することや、該表示したスペクトルに質問文が対象としている波長域を明示してもよい(グラフG1など)。
これにより、質問文とスペクトルとの対応が、ユーザに分かり易くなり、操作性を向上させることができる。
また、IRスペクトル分析装置200が吸収スペクトルを読み込んで記憶する機能を備え、該読み込んだ吸収スペクトルを、質問とともに表示することや、該表示したスペクトルに質問文が対象としている波長域を明示してもよい(グラフG1など)。
なお、本実施形態において、質問順序データベース206には、今回以前の質問番号と回答として、2つ前までの質問番号と回答である前質問番号、前回答、前前質問番号、前前回答を格納し、質問決定処理部208は、必要に応じてこれらの情報を用いて、次の質問を決定するとして説明したが、これに限らない。質問順序データベース206は、1つ前あるいは3つ以上前までの質問番号と回答を格納し、質問決定処理部208は、必要に応じてこれらの情報を用いて、次の質問を決定するとしてもよい。
また、図1におけるルール読込処理部201、結果情報生成処理部203、順序情報生成処理部204、質問決定処理部208、質問表示処理部213、回答受付処理部214、結果表示処理部215の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりスペクトル分析を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWW(World Wide Web)システムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明は、高分子化合物の赤外線吸収スペクトルを分析するスペクトル分析装置に用いて好適であるが、これに限られるものではない。
この発明の一実施形態によるIRスペクトル分析装置200の構成を示すブロック図である。 同実施形態におけるルールファイル100の内容例を示す図である。 同実施形態におけるルールデータベース202の内容例を示す図である。 同実施形態における結果情報データベース205の内容例を示す図である。 同実施形態における質問順序データベース206の内容例を示す図である。 同実施形態における回答データベース207の内容例を示す図である。 同実施形態における無機物データベース209の内容例を示す図である。 同実施形態における質問文データベース211の内容例を示す図である。 同実施形態における質問画面D1の表示例を示す図である。 同実施形態における無機物忠告画面D2の表示例を示す図である。 同実施形態における結果画面D3の表示例を示す図である。 同実施形態におけるIRスペクトル分析装置200の動作を説明するフローチャートである。 同実施形態における結果表示処理部215の動作を説明するフローチャートである。 化合物を同定するためのスペクトル分析のフローを説明するための例である。
符号の説明
100…ルールファイル
200…IRスペクトル分析装置
201…ルール読込処理部
202…ルールデータベース
203…結果情報生成処理部
204…順序情報生成処理部
205…結果情報データベース(結果情報記憶手段)
206…質問順序データベース(質問順序記憶手段)
207…回答データベース(回答記憶手段)
208…質問決定処理部(質問決定手段)
209…無機物データベース(無機物記憶手段)
210…無機物グラフファイル(無機物グラフ記憶手段)
211…質問文データベース(質問文記憶手段)
212…グラフファイル(グラフ記憶手段)
213…質問表示処理部(質問表示手段)
214…回答受付処理部(回答受付手段)
215…結果表示処理部(結果出力手段)
216…チャートファイル

Claims (6)

  1. スペクトルに関する質問に回答することで、該スペクトルの化合物を同定するスペクトル分析装置において、
    今回の質問の識別情報と回答と、今回以前の質問の識別情報と回答と、次の質問の識別情報もしくは終了を識別する情報とを対応付けて記憶する質問順序記憶手段と、
    質問の識別情報と、該質問に対して入力された回答とを対応付けて、回答順に記憶する回答記憶手段と、
    質問の識別情報と、分析対象のスペクトルに対する質問の文章とを対応付けて記憶する質問文記憶手段と、
    分析結果の含有化合物に関する情報である結果情報と、該結果情報に至るまでの質問の識別情報と回答とを対応付けて記憶する結果情報記憶手段と、
    前記回答記憶手段から今回の質問の識別情報と回答と、今回以前の質問の識別情報と回答とを取得し、前記質問順序記憶手段を参照して、前記回答記憶手段から取得した情報に対応する次回の質問の識別情報を取得する質問決定手段と、
    前記質問決定手段が取得した質問の識別情報に対応する質問の文章を、前記質問文記憶手段から取得して表示させる質問表示手段と、
    前記質問表示手段が表示させた質問に対する回答の入力を受付け、前記質問表示手段が表示した質問の識別情報と対応付けて、前記受付けた回答を前記回答記憶手段に格納する回答受付手段と、
    前記質問決定手段が前記質問順序記憶手段から終了を識別する情報を取得したときは、前記回答記憶手段の記憶内容に対応する結果情報を、前記結果情報記憶手段から取得して出力する結果出力手段と
    を備えることを特徴とするスペクトル分析装置。
  2. 質問の識別情報に対応付けて、該識別情報の質問が関連する波長域を図示したスペクトルのグラフ画像を記憶するグラフ記憶手段を備え、
    前記質問表示手段は、前記質問決定手段が取得した質問の識別情報に対応する質問の文章を、前記質問文記憶手段から取得して表示させるとともに、前記表示した質問の識別情報に対応付けられたグラフ画像を前記グラフ記憶手段から取得して表示させること
    を特徴とする請求項1に記載のスペクトル分析装置。
  3. 前記今回以前の質問の識別情報と回答は、前回の質問の識別情報と回答および前々回の識別情報と回答であり、
    前記質問文記憶手段が記憶する質問の文章は、赤外線吸収スペクトルに対する質問であり、
    前記分析結果の含有化合物は、高分子有機化合物であること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のスペクトル分析装置。
  4. 質問の識別情報に対応付けて、該識別情報の質問について、特定の無機物を含んでいる場合に入力すべき回答を記述した文章を記憶する無機物記憶手段と、
    質問の識別情報に対応付けて、該識別情報の質問が対象としている波長域のスペクトルに影響を与える無機物を含んでいる場合のスペクトルのグラフ画像を記憶する無機物グラフ記憶手段と
    をさらに備え、
    前記質問表示手段は、質問の文章を表示するとともに、前記表示した質問の識別情報に対応付けられた文章を前記無機物記憶手段から取得して表示させ、前記表示した質問の識別情報に対応付けられたグラフ画像を前記無機物グラフ記憶手段から取得して表示させること
    を特徴とする請求項3に記載のスペクトル分析装置。
  5. 前記結果情報記憶手段は、結果情報として、一つまたは複数の高分子有機化合物と、前記高分子有機化合物各々を含有している確信度とを記憶し、
    前記結果出力手段は、前記質問決定手段が前記質問順序記憶手段から終了を識別する情報を取得したときは、前記回答記憶手段の記憶内容に対応する一つまたは複数の高分子有機化合物と、前記高分子有機化合物各々を含有している確信度とを、前記結果情報記憶手段から取得して出力すること
    を特徴とする請求項3または請求項4に記載のスペクトル分析装置。
  6. コンピュータを、
    質問の識別情報と、該質問に対して入力された回答とを対応付けて、回答順に記憶する回答データベースから今回の質問の識別情報と回答と、今回以前の質問の識別情報と回答とを取得し、今回の質問の識別情報と回答と今回以前の質問の識別情報と回答と次の質問の識別情報もしくは終了を識別する情報とを対応付けて記憶する質問順序データベースを参照して、前記回答データベースから取得した情報に対応する次回の質問の識別情報を取得する質問決定手段、
    前記質問決定手段が取得した質問の識別情報に対応する質問の文章を、質問の識別情報と、分析対象のスペクトルに対する質問の文章とを対応付けて記憶する質問文データベースから取得して表示させる質問表示手段、
    前記質問表示手段が表示させた質問に対する回答の入力を受付け、前記質問表示手段が表示した質問の識別情報と対応付けて、前記受付けた回答を前記回答データベースに格納する回答受付手段、
    前記質問決定手段が前記質問順序データベースから終了を識別する情報を取得したときは、前記回答データベースの記憶内容に対応する結果情報を、分析結果の含有化合物に関する情報である結果情報と、該結果情報に至るまでの質問の識別情報と回答とを対応付けて記憶する結果情報データベースから取得して出力する結果出力手段
    として機能させるためのプログラム。

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