JP2007292478A - データ記憶装置の試験装置、接続アダプタ、及び断熱されたデータ記憶装置。 - Google Patents

データ記憶装置の試験装置、接続アダプタ、及び断熱されたデータ記憶装置。 Download PDF

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雅史 津山
Nobuo Takeda
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Abstract

【課題】電子機器を断熱空間に収容した状態において、電子機器と断熱空間外部とを電気的に接続する配線の設置を容易にすること。
【解決手段】本発明の一態様に係る試験装置は、HDD100を収容する断熱空間Pと、断熱空間Pに収容されたHDD100の試験を制御する試験用コンピュータ202と、HDD100と試験用コンピュータ202とを電気的に接続するアダプタ300と、を備えるHDD100の試験装置200であって、アダプタ300は、断熱空間Pの側壁に形成された貫通穴212aを塞ぎ、取り外し可能な断熱部材304と、HDD100と電気的に接続される第1のコネクタ302と、試験用コンピュータ202と電気的に接続される第2のコネクタ303と、貫通穴212aを通って第1のコネクタ302と第2のコネクタ303とを接続し、断熱部材304と一体的に構成された配線301とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明はデータ記憶装置の試験装置、接続アダプタ、及び断熱されたデータ記憶装置に関し、特に断熱空間内外の接続に関する。
データ記憶装置として、光ディスクや磁気テープなどの様々な態様のメディアを使用する装置が知られている。その中で、ハードディスク・ドライブ(HDD)は、コンピュータの記憶装置として広く普及し、現在のコンピュータ・システムにおいて欠かすことができない記憶装置の一つとなっている。さらに、コンピュータ・システムにとどまらず、動画像記録再生装置、カーナビゲーション・システム、携帯電話、あるいはデジタル・カメラなどで使用されるリムーバブルメモリなど、HDDの用途はその優れた特性により益々拡大している。
HDDは、データを記憶する磁気ディスクと、磁気ディスクへアクセスするヘッド・スライダとを備えている。ヘッド・スライダは、磁気ディスクとの間のデータ読み出し及び/もしくは書き込みを行うヘッド素子部と、ヘッド素子部がその上に形成されたスライダとを有している。HDDは、さらに、ヘッド・スライダを磁気ディスク上の所望の位置に移動するアクチュエータを備えている。アクチュエータはボイス・コイル・モータ(VCM)によって駆動され、回動軸を中心として回動することによって、回転する磁気ディスク上でヘッド・スライダを半径方向に移動する。これによって、ヘッド素子部が磁気ディスクに形成された所望のトラックにアクセスし、データの読み出し/書き込み処理を行うことができる。
HDDは、部品を組み立てた後に外部の試験装置に接続して動作試験や各種パラメータの設定、調整等を行う。大量生産に係るHDDでは、一度に大量のHDDを試験装置に接続し、上記の動作試験等を行っている。試験装置は、HDDを収納し内部の温度を調整可能なチャンバ、チャンバ内部においてHDDを固定するフィクスチャ、HDDに試験を実行させる試験用コンピュータ及びHDDと試験用コンピュータとを接続するコネクタを有する。HDDは、試験装置のチャンバに挿入され、コネクタに接続される。内部の温度を一定に保って試験を行うため、チャンバ内においてHDDが配置される部屋は断熱材で覆われている。HDDと試験用コンピュータとを接続するために、断熱材に形成された貫通穴に配線を通した後で、この貫通穴を別の断熱材を用いて塞ぐことが行われていた。
尚、特許文献1には、機密性を高めることができる接続端子が記載されている。特許文献1に記載の接続端子は、セラミックス板に形成された貫通穴にリード線を通し、リード線とセラミックス板との隙間をメッキにより埋めている。特許文献1に記載の接続端子は、あくまでも端子内部の機密性向上をはかるものであり、本発明が前提とする断熱構造内外の電気的接続及び断熱性の実現とは異なるものである。
特開2000−299149号公報
大量生産に係るHDDでは、一度に大量のHDDを試験装置に接続し、上記の動作試験等を行うため、試験装置にHDDを接続し、取り外す作業が何度も繰り返される。従って、HDDの試験装置への取り付け作業をなるべく容易な作業にしなければ、HDDの試験にかかる時間が長くなり、生産性が低下する。また、チャンバ内においてHDDを接続する端子は、HDDを取り替えて何度も使用するうちに劣化し、交換が必要となる。一度に大量のHDDを試験するために、チャンバ内においてHDDを接続する端子も数多く設けられており、この端子の交換作業においても作業の容易性が求められる。
また、HDDの試験装置に限らず、断熱構造体の内部に電子機器を配置し、断熱性を保ちながら外部と電気的に接続する場合を考える。この場合、断熱構造体の内外を電気的に接続する配線を通す穴が必要であるが、断熱構造体内部の断熱性を保つためには、断熱構造体内部が略密閉されていることが好ましい。従って、配線が断熱構造体に密着して設けられていることが好ましい。この場合においても、配線の設置、取替えが困難である。
本発明はこのような事情を背景としてなされたものであって、その目的の一つは、電子機器を断熱空間に収容した状態において、電子機器と断熱空間外部とを電気的に接続する配線の設置を容易にすることである。
本発明の一態様に係る試験装置は、データ記憶装置を外部から断熱して収容する断熱室と、前記断熱室に収容されたデータ記憶装置の試験を制御する試験用コンピュータと、前記データ記憶装置と前記試験用コンピュータとを電気的に接続するアダプタと、を備えるデータ記憶装置の試験装置であって、前記アダプタは、前記断熱室の側壁に形成された貫通穴を塞ぎ、当該貫通穴から取り外し可能な断熱部材と、前記断熱室内に配置されて前記データ記憶装置と電気的に接続される第1のコネクタと、前記断熱室外に配置されて前記試験用コンピュータと電気的に接続される第2のコネクタと、前記貫通穴を通って前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとを接続し、前記断熱部材と一体的構成の配線とを備える。これにより、断熱空間内部と外部とを電気的に接続するアダプタの交換を容易にすることができる。
ここで、前記断熱部材が前記貫通穴を塞いだ状態において、前記貫通穴の内壁と前記断熱部材の表面との間の潤滑層を更に有することが好ましい。これにより、断熱部材と貫通穴の内壁との摩擦を低減し、交換を更に容易に行うことができる。
また、前記潤滑層が、前記断熱部材が前記貫通穴を塞いだ状態において、前記断熱室外に露出する前記断熱部材の面まで形成されていることが好ましい。これにより、断熱部材を貫通穴に挿入する際の断熱部材と貫通穴との摩擦を更に低減することができる。
更に、前記配線は、剛体である基板上に形成され、前記第1のコネクタ及び前記第2のコネクタは基板上に固定されていることが好ましい。これにより、第1のコネクタ及び第2のコネクタと他のコネクタとの接続を容易に行うことができる。
前記断熱部材は、前記基板上の部品が実装されている領域以外の領域において前記基板と当接していることが好ましい。これにより、基板上の部品と断熱部材とが抵触せず、電気回路に不具合を与えることなく、基板上に断熱部材を形成することができる。
また、前記配線は、前記断熱部材が前記貫通穴を塞いだ状態において前記断熱室内に露出する前記断熱部材の第1の面から前記断熱室外に露出する第2の面を貫通していることが好ましい。これにより、配線が設けられた部分による断熱性の悪化を防止できる。
また、前記断熱室の主材と前記断熱部材の主材とが同一の材料であることが好ましい。これにより、断熱室の内壁と断熱部材との断熱性を同じにすることができる。
また、前記断熱部材は、前記貫通穴に圧入された状態で前記貫通穴を塞ぐことが好ましい。これにより、断熱部材と貫通穴とが密着し、断熱性を向上することができる。
また、前記貫通穴の前記断熱室外側の第1の開口部は、前記断熱室内側の第2の開口部よりも狭く、前記貫通穴の内壁は、前記第1の開口部から前記第2の開口部に向かうにつれて幅が狭くなり、前記断熱部材は、前記貫通穴を塞いだ状態において前記断熱室内に露出する前記断熱部材の第1の面よりも、前記断熱室外に露出する第2の面の方が小さく、前記断熱部材の前記幅の狭くなる内壁に対応する幅は、前記第1の面から前記第2の面に向かうにつれて狭くなることが好ましい。これにより、断熱部材を貫通穴に挿入する際の断熱部材と貫通穴との摩擦を低減することができる。
また、前記アダプタは、前記貫通穴を隙間無く塞ぐことが好ましい。これにより、断熱室の断熱性低下をより好適に防ぐことができる。
本発明の一態様に係る接続アダプタは、断熱室内部及び外部に夫々配置された接続端子を電気的に接続するアダプタであって、前記断熱室の側壁に形成された貫通穴を塞ぎ、当該貫通穴から取り外し可能な断熱部材と、前記断熱室内に配置された接続端子と電気的に接続される第1のコネクタと、前記断熱室外に配置された接続端子と電気的に接続される第2のコネクタと、前記貫通穴を通って前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとを接続し、前記断熱部材と一体的構成の配線とを備える。これにより、断熱空間内部と外部とを電気的に接続するアダプタの交換を容易にすることができる。
ここで、前記断熱部材が前記貫通穴を塞いだ状態において、前記貫通穴の内壁と前記断熱部材の表面との間の潤滑層を更に有することが好ましい。これにより、断熱部材と貫通穴の内壁との摩擦を低減し、交換を更に容易に行うことができる。
本発明の一態様に係る断熱されたデータ記憶装置は、データ記憶装置本体と、前記データ記憶装置本体を外部から断熱して収容する断熱室と、前記データ記憶装置本体を前記断熱室内に挿入するための前記断熱室の開口部を塞ぐ断熱部材と、前記断熱室内に配置され、前記断熱室内部のデータ記憶装置本体と電気的に接続される第1のコネクタと、前記断熱室外に配置される第2のコネクタと、前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとを接続し、前記断熱部材と一体的構成の配線とを備える。これにより、データ記憶装置と断熱空間外部とを電気的に接続する配線の設置を容易にすることができる。
本発明によれば、電子機器を断熱空間に収容した状態において、電子機器と断熱空間外部とを電気的に接続する配線の設置を容易にすることができる。
実施の形態1.
以下に、本発明を適用可能な実施の形態を説明する。なお、各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略されている。本形態は、ハードディスク・ドライブ(HDD)の試験装置に関し、特にHDDと試験装置とを接続するアダプタに関する。本形態に係るHDDの試験装置のアダプタは、断熱空間内部に収容された試験対象のHDDを断熱空間外部と電気的に接続する。従って、本形態に係るアダプタは断熱空間の内外を物理的に貫通する。このアダプタが設けられる部位における断熱性の低下を防止すると共にアダプタの交換を容易にするため、本形態に係るアダプタは断熱部材を備えている。
最初に、データ記憶装置の一例であるHDDの全体構成を説明する。図1は、本実施の形態に係るHDD100の構成を模式的に示す平面図である。HDD100は、データを記録する記録ディスクとしての磁気ディスク101を備えている。磁気ディスク101は、磁性層が磁化されることによってデータを記録する不揮発性メモリである。HDD100の各構成要素は、ベース102内に収容されている。ベース102は、ベース102の上部開口を塞ぐカバー(不図示)とガスケット(不図示)を介して固定されることによってディスクエンクロージャ(筐体)を構成し、HDD100の各構成要素を収容することができる。
ヘッド・スライダ105は、ホスト(不図示)との間で入出力されるデータについて、磁気ディスク101への書き込み及び/又は読み出しを行うヘッド素子部と、そのヘッド素子部がその面上に形成されているスライダとを備えている。ヘッド素子部は、磁気ディスク101への記憶データに応じて電気信号を磁界に変換する記録素子及び/又は磁気ディスク101からの磁界を電気信号に変換する再生素子とを有する
アクチュエータ106は、ヘッド・スライダ105を保持、移動する。アクチュエータ106は回動軸107に回動自在に保持されており、駆動機構としてのVCM(ボイス・コイル・モータ)109によって駆動される。アクチュエータ106は、ヘッド・スライダ105が配置された長手方向におけるその先端部から、サスペンション110、アーム111、コイル・サポート112及びフラットコイル113の順で結合された各構成部材を備えている。VCM109は、フラットコイル113、上側ステータ・マグネット保持板114に固定されたステータ・マグネット(不図示)、及び下側ステータ・マグネット(不図示)から構成されている。
磁気ディスク101は、ベース102に固定されたスピンドル・モータ(SPM)103に一体的に保持され、SPM103により所定の角速度で回転される。磁気ディスク101からのデータの読み取り/書き込みのため、アクチュエータ106は回転している磁気ディスク101表面のデータ領域上空にヘッド・スライダ105を移動する。磁気ディスク101に対向するスライダのABS(Air Bearing Surface)面と回転している磁気ディスク101との間の空気の粘性による圧力が、サスペンション110によって磁気ディスク101方向に加えられる圧力とバランスすることによって、ヘッド・スライダ105は磁気ディスク101上を一定のギャップを置いて浮上する。磁気ディスク101の回転が停止する等のときには、アクチュエータ106はヘッド・スライダ105をデータ領域からランプ機構115に退避させる。
この様に組み立てられたHDD100は専用の装置に接続され、出荷前の動作試験や各種パラメータの設定、調整などを行う。図2に、本実施形態に係る試験装置を示す。図2は、本実施形態に係る試験装置200を模式的に示す斜視図である。試験装置200は、複数のHDD挿入部201、試験用コンピュータ202及びチャンバ210を備える。HDD挿入部201は、試験対象であるHDD100を挿入する部屋である。HDD挿入部201は、内部の温度を調整可能なチャンバ210内部に設けられる。HDD挿入部201の内部には、HDD100の試験に必要な構成要素が設けられ、断熱性を有するカバーによってふさがれる。1つの試験装置200は1つのチャンバ210を基体として、そのチャンバ210に複数のHDD挿入部201が設けられる。
本実施形態においては、1つの試験装置200に対して120個のHDD挿入部201が設けられている。各HDD挿入部201には、夫々2台のHDD100が挿入され試験される。挿入されたHDD100は、試験用コンピュータ202に接続される。1台のHDD100が1セルとして試験用コンピュータ202に認識される。試験用コンピュータ202から、各HDD挿入部201に挿入されたHDD100に対して、試験を行うためのプログラム、コマンド、パラメータ情報等が送信される。試験用コンピュータ202から、上記の情報及び命令を受信したHDD100は、受信した情報に基づいて自ら試験を実行する。
図3(a)、(b)を用いて、HDD挿入部201内部及びその近傍において構成される試験ユニットについて説明する。図3(a)は、HDD挿入部201にHDD100が挿入され、カバー211によってその開口部が塞がれた状態における、図2の切断線AAに対応する断面図である。図3(a)に示すように、一の試験ユニットはHDDD挿入部201、カバー211、断熱材212、断熱材213、HDDフィクスチャ214、コネクタ215及びアダプタ300を有する。HDD挿入部201の開口がカバー211によって塞がれ、断熱空間Pが形成される。
HDD100は、HDD挿入部201内部の断熱材212及びカバー211に設けられた断熱材213によって囲まれた断熱空間P内部に収容される。断熱空間P内部にはHDDフィクスチャ214が載置されており、HDD100はHDDフィクスチャ214に保持される。HDDフィクスチャ214に保持されたHDD100を加熱若しくは冷却することにより、環境温度を変化させて試験を行う。HDDフィクスチャ214は、HDD100を拘持することにより固定する。HDDフィクスチャ214は、HDD挿入部201の内部に固定されており、HDDフィクスチャ214がHDD100を拘持することにより、HDD100がHDD挿入部201内において固定される。
HDD挿入部201内部における断熱空間Pの更に奥において断熱材212に隣接して設けられた非断熱空間Qに、試験用コンピュータ202と電気的に接続されたコネクタ215が配置される。即ち、断熱空間Pと非断熱空間Qとは断熱材212によって区切られている。HDDフィクスチャ214に保持されたHDD100は断熱空間Pの内外を電気的に接続するアダプタ300を介してコネクタ215と接続される。図3(b)は、HDD挿入部201からカバー211を取り外し、各部材を分解した状態を示している。図3(b)に示すように、断熱材212は、非断熱空間Q側の側壁に貫通穴212aを有する。この貫通穴212aによって、断熱空間Pと非断熱空間Qとが連通している。
この貫通穴212aにアダプタ300が挿入され、非断熱空間Q側のアダプタ300の端子がコネクタ215に接続される。また、断熱空間P側のアダプタ300の端子がHDD100と接続される。尚、図3(a)に示されるように、HDDフィクスチャ214は、HDD100がHDDフィクスチャ214に保持された状態において、HDD100とアダプタ300とが接続されるように断熱空間P内部に配置される。また、1つのHDD挿入部201には、1つのアダプタ300が配置される。
次に、図4(a)、(b)、図5、図6を用いてアダプタ300を更に詳細に説明する。図4(a)はアダプタ300を示す斜視図であり、図4(b)は、アダプタ300の一部の分解斜視図である、また、図5は図4(a)の切断線BBにおける断面図であり、図6は、断熱材212の貫通穴212aにアダプタ300を挿入する際の状態を示す斜視図である。図6においては、断熱材212の内壁の一部を切り欠いて示している。
アダプタ300は、基板301、断熱空間側コネクタ302、非断熱空間側コネクタ303、断熱部材304及び潤滑シート305を有する。アダプタ300は、外観的には、2つの基板301が平行に配置され、この2つの基板が断熱部材304を貫通して構成されている。基板301は長手状の板状部材であり、その長手方向において断熱部材304を貫通している。基板301の一方の端部に断熱空間側コネクタ302が設けられ、他方の端部に非断熱空間側コネクタ303が設けられる。
断熱空間側コネクタ302と、非断熱空間側コネクタ303とは、その接続端子が互いに反対側の方向を向くように基板301上に配置される。即ち、断熱空間側コネクタ302及び非断熱空間側コネクタ303は、その端子が基板301の長手方向と平行な方向であって、基板301の外側を向いている。断熱空間側コネクタ302と非断熱空間側コネクタ303とは、基板301上に形成された配線により電気的に接続される。
断熱空間側コネクタ302と非断熱空間側コネクタ303とを基板上に形成された配線で接続することにより、アダプタ300の信号品質を容易に向上することができる。断熱空間側コネクタ302とHDD100とが接続され、非断熱空間側コネクタ303とコネクタ215とが接続される。これにより、HDD100と試験用コンピュータ202とが電気的に接続される。図4(a)に示すように、1つのアダプタ300には、2つの基板301が設けられる。従って、1つの試験ユニットにおけるHDD挿入部201において、2つのHDD100が収容され、試験される。
断熱部材304は、基板301上の何も部品が実装されていない領域において、基板301と当接している。換言すると、断熱部材304は、基板301上の部品が実装された領域以外の領域において、基板301と当接している。より好ましくは、断熱部材304は、基板301上の部品が実装された領域以外の領域のみにおいて、基板301と当接している。従って、断熱部材304と基板301上に実装された部品とが抵触せず、断熱部材304が回路に不具合を与えることがない。断熱部材304と基板301とは、アダプタ300が貫通穴212aに挿入された状態において、断熱空間Pの断熱性が損なわれない程度に密接している。尚、断熱部材304は、基板301上の断熱空間側コネクタ302と非断熱空間側コネクタ303との間において、基板301と当接している。
図4(b)に示すように、断熱部材304は挟持部304a、304b、挟入部304c、304d及び304eを有する。基板301は、その両側面が狭入部304c、304d若しくは狭入部304d、304eと当接して配置される。具体的には、基板301と狭入部304c、304d、304eとの隙間から熱が逃げないように基板301と狭入部304c、304d、304eとは密接している。狭入部304c、304d、304eは、基板301と略同一の厚みを有し、挟持部304a、304bは、基板301及び挟入部304c、304d、304eを挟み込む。
基板301の主面と挟持部304a、304bとは、その隙間から熱が逃げないように密接している。また、挟持部304a、304bは、狭入部304c、304d、304eとも同様に密接している。これにより、基板301は、断熱空間側コネクタ302が設けられた側から非断熱空間側コネクタ303が設けられた側の方向の周囲を断熱部材304によって囲まれる。換言すると、基板301は、断熱空間側コネクタ302が設けられた部位と非断熱空間側コネクタ303が設けられた部位との間においてその両主面及び両側面を断熱部材304によって囲まれる。これにより、基板301が貫通穴212aを貫通する方向の周囲を断熱部材304で覆うことができる。
基板301、挟持部304a、304b及び挟入部304c、304d、304eは、互いに接着層を介して接着され、断熱部材304は全体として略直方体に形成される。尚、より好ましくは、アダプタ300が貫通穴212aを塞いだ状態において、基板301と断熱部材304との間に断熱空間Pと断熱空間Qとが連通する隙間が無いように、基板301と断熱部材304とが一体的に構成される。
図4(a)、(b)に示すように、1つのアダプタ300において、2つの基板301はその長手方向、即ち断熱空間側コネクタ302から非断熱空間側コネクタ303へ向かう方向が互いに平行となるように配置され、挟持部304a、304bによって挟持される。図6に示すように、アダプタ300は、断熱部材304の基板301が突出している面であって、非断熱空間側コネクタ303が設けられている側が突出している面と貫通穴212aの開口部とが対向するように、貫通穴212aに挿入される。即ち、断熱部材304は基板301が突出していない面と貫通穴212aの内壁とが重なるように、貫通穴212aに挿入される。これにより、図3(a)に示すように、アダプタ300によって断熱空間Pが物理的に貫通された状態となる。
貫通穴212aの内壁全てと断熱部材304とが密着することにより、貫通穴212aが塞がれる。これにより、断熱空間Pの断熱性が損なわれることなく、電気的且つ物理的に接続された断熱空間側コネクタ302と非断熱空間側コネクタ303とを、夫々断熱空間Pと非断熱空間Qとに分けて配置することができる。断熱部材304の基板301が突出している面(以下、挿入面とする)の外形は、貫通穴212aの開口形状と略相似形状であって、それ以上の大きさに形成される。本実施形態においては、断熱部材304の挿入面は略長方形であり、貫通穴212aの開口形状は挿入面と相似形であってそれよりもわずかに小さい長方形である。
これにより、断熱部材304は貫通穴212aに圧入され、断熱部材304と貫通穴212aの内壁とが密着する。図4(a)、図5に示すように、断熱部材304において、基板301が突出している面以外の面及び非断熱空間側コネクタ303が形成された側の挿入面には、潤滑シート305が貼り付けられる。
これにより、アダプタ300表面の摩擦係数を低くすることができる。従って、アダプタ300を貫通穴212aに挿入する際の、摩擦力による抵抗を低減し、スムーズに挿入することができる。また、断熱部材304は、摩擦により表面が擦れ落ちることが考えられる。従って、潤滑シート305を設けることにより、この様な問題を解決することもできる。ここで、潤滑シート305を、断熱部材304の非断熱空間側コネクタ303が形成された側の基板301が突出している面にも形成したのは、アダプタ300を貫通穴212aに挿入する際に、この面が貫通穴212aと接触し得るからである。
尚、潤滑シート305を設けることなくアダプタ300を貫通穴212aに挿入可能な場合は、潤滑シート305を設ける必要はない。この場合であっても、アダプタ300の表面を保護する層を形成することにより、摩擦による断熱材212及び断熱部材304の表面の擦れ落ちの問題を解決することができる。更に、図4に示すように、断熱部材304から基板301まで延長して表面を覆うことにより、断熱部材304に含まれる各部材と基板301との接着を補助することもできる。
図6に示すように、アダプタ300を断熱空間P側から貫通穴212aに挿入する。非断熱空間側コネクタ303は剛体である基板301に固定されているため、アダプタ300を貫通穴212aに押し込むと共に、図3(a)に示すように非断熱空間側コネクタ303をコネクタ215と接続することができる。貫通穴212aにアダプタ300を挿入したら、続いてHDDフィクスチャ214を断熱空間P内部に配置する。HDDフィクスチャ214は、試験対象であるHDD100がHDDフィクスチャ214に保持された状態において、HDD100のインターフェース・コネクタの位置が、断熱空間側コネクタ302と対応し、両者が接続されるように配置される。
ここで、断熱空間側コネクタ302は、剛体である基板301上に固定されている。ここで言う剛体とは、フレキシブル基板のような高い可撓性を有さない部材を示し、典型的にはガラスエポキシ等が用いられる。従って、HDD100のインターフェース・コネクタを断熱空間側コネクタ302に接続する際、HDD100を把持して押し込むことにより、HDD100のインターフェース・コネクタと断熱空間側コネクタ302とを接続することができる。
断熱材212、213と断熱部材304とは、夫々同じ材料で構成される。これにより、夫々の断熱材から放熱される熱量が同じになるため、HDD100の試験を行う際の温度の計算が容易になる。尚、夫々の断熱材に異なる部材を用いることもできるが、上記の理由より同等の断熱性能を有する材料を用いることが好ましい。また、断熱性能を均一にするため、断熱材212の厚さと断熱部材304の厚さとは略同一であることが好ましいが、断熱性能が均一に保たれていれば、特に厚さを揃える必要はない。HDD100の試験を繰り返し行うことにより、断熱空間側コネクタ302は劣化し、交換の必要が発生する。その際、本形態に係るアダプタ300を交換することにより、断熱空間側コネクタ302の交換を容易に行うことができる。
貫通穴212aは、アダプタ300から突出する基板301及び基板301に固定された非断熱空間側コネクタ303が通過できる程度の大きさあれば良い。貫通穴212aを大きくすると、貫通穴212aを断熱して塞ぐための断熱部材304も大きくする必要がある。アダプタ300を消耗品として用いる場合、断熱部材304が大きいと廃棄する部分が多くなり無駄が生じる。従って、貫通穴212aは非断熱空間側コネクタ303及び非断熱空間側コネクタ303が形成された基板301が通過できる程度でなるべく小さいことが好ましい。
上記の説明においては、1つのアダプタ300が2つの基板301を備え、1つのHDD挿入部201において2つのHDD100が試験される例を説明した。しかしながら、これに限定されるものではなく、1つのアダプタ300が1つの基板301を備えていても良いし、3つ以上の基板301を備えていても良い。これらは、例えば試験対象となるHDDのサイズによって適宜選択される。即ち、小さいサイズのHDDを試験する場合は、1つのアダプタに複数のHDDを接続するようにすることで、効率的に試験を行うことができる。
また、上記の説明においては、断熱空間側コネクタ302にHDD100を接続する例を説明したが、例えばHDDフィクスチャ214にHDD100と断熱空間側コネクタ302との間に入る回路が設けられており、HDDフィクスチャ214の回路に設けられたコネクタにHDD100を接続するようにしても良い。
また、上記の説明においては、断熱部材304は挟持部304a、304b及び挟入部304c、304d、304eを備え、これらを組み合わせることによって基板301と密着して構成される例を説明した。しかしながら、例えば、一部材である断熱材に基板301の小口面と相似形状であってわずかに小さい貫通穴が形成されており、基板301がその表面に何も実装されていない状態(フラットな状態)で基板301を断熱部材304の貫通穴に圧入し、その後で基板301上に必要な部品を実装してアダプタ300を形成するようにしても良い。
また、上記の説明においては、アダプタ300は基板301を有し、断熱空間側コネクタ302と非断熱空間側コネクタ303とは基板上に形成された配線によって電気的に接続される例を説明した。しかしながら、基板301ではなくフレキシブル・ケーブルによって断熱空間側コネクタ302と非断熱空間側コネクタ303とが電気的に接続されるようにしても、断熱部材304を形成することによって、断熱空間Pと非断熱空間Qとを断熱空間Pの断熱性を損なうことなく電気的に接続するという目的を果たすことができる。
しかしながら、基板301を用いることにより、フレキシブル・ケーブルを用いる場合よりも信号品質の向上を図ることができる。また、上述したとおり、剛体である基板301を用いることによって、コネクタ215と非断熱空間側コネクタ303若しくはHDD100のインターフェース・コネクタと断熱空間側コネクタ302との接続を容易に行うことができる。従って、断熱空間側コネクタ302と非断熱空間側コネクタ303との電気的接続においては、基板301を用いることが好ましい。
また、上記の説明においては、潤滑シート305を断熱部材304の一周に亘って形成する例を説明したが、例えば、断熱部材304の一部にだけ潤滑シート305を設けても良い。また、断熱部材304側ではなく、貫通穴212aの内壁に潤滑シートを設けても良い。更には、シートに限らず、断熱部材304と貫通穴212aの内壁との間において両者の摩擦を低減し若しくは表面を保護する層を形成することにより、上記と同等の効果を得ることができる。
更に、上記の説明においては、試験装置において電気的に接続された断熱空間側コネクタ302と非断熱空間側コネクタ303とを、夫々断熱空間Pと非断熱空間Qとに分けて配置するためのアダプタ300を説明した。しかしながら、試験装置に限らず、断熱空間内において電子機器を用いる場合であれば、本発明に係るアダプタ適用することにより、断熱空間内の断熱性を保ちながらの断熱空間内外の電気的接続を容易に行うことができる。
例えば、HDD等の電子機器を車載機器に用いる場合、幅広い環境温度に対応する必要がある。HDDを外部から断熱された断熱空間に収容して用いることにより、耐用温度の課題を解決することができる。この様な場合、断熱空間内部に収容されたHDDと外部とを電気的に接続する必要がある。本発明に係るアダプタを適用することにより、HDDが収容された断熱空間の断熱性を保ったまま、内部に収容されたHDDと外部の機器との接続を用意に行うことができる。また、そのような配線の設置及び交換を容易に行うことができる。
また、断熱空間に収容されたHDDを製造する場合においても、本発明を適用することができる。断熱空間に収容されたHDDを製造する場合や、HDDの筐体を断熱部材で形成する場合等、断熱空間の断熱性を損なうことなく断熱空間外部にHDDのインターフェース・コネクタを露出させる必要がある。本発明のように、断熱空間に封をする断熱部材と一体的にコネクタを形成することにより、この様なHDDの製造を容易に行うことができる。
即ち、図1において説明したようなHDD本体を製造し、HDD本体を内部が断熱空間である断熱筐体内部に挿入し、HDD本体と断熱空間側コネクタとを接続した上で、断熱筐体の開口部を本形態に係るアダプタを用いて塞ぐ。これにより、HDD本体は断熱空間内部に配置されながらも、断熱筐体外部に配置された非断熱空間側コネクタと電気的に接続されたHDDが完成する。このように、本形態に係るアダプタ300を用いることによって、断熱空間に収容されたHDDを容易に製造することができる。
実施の形態2.
実施の形態1においては、断熱部材304は略直方体であり、図3(a)、(b)に示すように断熱部材304の側断面は略長方形である例を説明した。本実施の形態においては、断熱部材304の側断面が長方形以外の形状である一例として、台形である例を説明する。尚、実施の形態1と同様の符号を付す構成については実施の形態1と同一又は相当部を示し、説明を省略する。
図7(a)、(b)に示すように他の実施形態に係るアダプタ300は、断熱部材304の側断面が台形である。台形となる断熱部材304の側断面の上底及び下底が、アダプタ300を貫通穴212aに挿入する方向と垂直となるように配置されている。また、貫通穴212aの側断面も同様に、断熱部材304の側断面と略相似形状の台形となるように形成されている。台形となる側断面の上底及び下底のうち、短いほうを上底、長いほうを下底とすると、断熱部材304が貫通穴212aに挿入された状態において、上底に対応する断熱部材304の面が非断熱空間Q側に露出し、下底に対応する断熱部材304の面が断熱空間P側に露出する。
即ち、アダプタ300を貫通穴212aに挿入する際は、上底に対応する断熱部材304の面を貫通穴212aに対向させて挿入する。これにより、アダプタ300を貫通穴212aに挿入する際の、断熱部材304と貫通穴212aの内壁との摩擦を低減することができる。この様に、断熱部材304及び貫通穴212aの形状を調整することにより、アダプタ300を貫通穴212aに挿入する際の両者の摩擦を低減することができる。
尚、本実施形態においては、図7(a)、(b)を参照して、断熱部材304及び貫通穴212aの側断面の形状が台形となる例を説明した。しかしながら、側断面に限らず、例えば図4に示す断熱部材304の上下面(挟持部304a、304bの最も広い平面)形状が台形となるようにしても良い。また、台形に限らず、アダプタ300を貫通穴212aに挿入する際の両者の摩擦を低減できる形状であれば上記と同様の効果を得ることができる。
本発明の実施の形態1における、ハードディスク・ドライブの構成を示す模式平面図である。 本発明の実施の形態1における、HDD試験装置を模式的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態1における、HDD試験装置の一部を模式的に示す断面図である。 本発明の実施の形態1における、アダプタを模式的に示す斜視図及び分解斜視図である。 本発明の実施の形態1における、アダプタを模式的に示す断面図である。 本発明の実施の形態1における、HDD試験装置の一部を模式的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態2における、HDD試験装置の一部を模式的に示す断面図である。
符号の説明
100 HDD、101 磁気ディスク、102 ベース、
103 スピンドル・モータ、105 ヘッド・スライダ、106 アクチュエータ、
107 回動軸、109 ボイス・コイル・モータ、110 サスペンション、
111 アーム、112 コイル・サポート、113 フラットコイル、
114 上側ステータ・マグネット保持板、115 ランプ機構、
200 試験装置、201 HDD挿入部、202 試験用コンピュータ、
210 チャンバ、211 カバー、212 断熱材、212a 貫通穴、
213 断熱材、214 HDDフィクスチャ、215 コネクタ、300 アダプタ、
301 基板、302 断熱空間側コネクタ、303 非断熱空間側コネクタ、
304 断熱部材、304a、304b 挟持部、
304c、304d、304e 挟入部、305 潤滑シート、
P 断熱空間、Q 非断熱空間

Claims (13)

  1. データ記憶装置を外部から断熱して収容する断熱室と、
    前記断熱室に収容されたデータ記憶装置の試験を制御する試験用コンピュータと、
    前記データ記憶装置と前記試験用コンピュータとを電気的に接続するアダプタと、を備えるデータ記憶装置の試験装置であって、
    前記アダプタは、
    前記断熱室の側壁に形成された貫通穴を塞ぎ、当該貫通穴から取り外し可能な断熱部材と、
    前記断熱室内に配置されて前記データ記憶装置と電気的に接続される第1のコネクタと、
    前記断熱室外に配置されて前記試験用コンピュータと電気的に接続される第2のコネクタと、
    前記貫通穴を通って前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとを接続し、前記断熱部材と一体的構成の配線と、を備えるデータ記憶装置の試験装置。
  2. 前記断熱部材が前記貫通穴を塞いだ状態において、前記貫通穴の内壁と前記断熱部材の表面との間の潤滑層を更に有する、請求項1に記載の試験装置。
  3. 前記潤滑層が、前記断熱部材が前記貫通穴を塞いだ状態において、前記断熱室外に露出する前記断熱部材の面まで形成されている、請求項2に記載の試験装置。
  4. 前記配線は剛体である基板上に形成され、前記第1のコネクタ及び前記第2のコネクタは前記基板上に固定されている、請求項1に記載の試験装置。
  5. 前記断熱部材は、前記基板上の部品が実装されている領域以外の領域において前記基板と当接している、請求項4に記載の試験装置。
  6. 前記配線は、前記断熱部材が前記貫通穴を塞いだ状態において、前記断熱室内に露出する前記断熱部材の第1の面から前記断熱室外に露出する第2の面を貫通している、請求項1に記載の試験装置。
  7. 前記断熱室の主材と前記断熱部材の主材とが同一の材料である、請求項1に記載の試験装置。
  8. 前記断熱部材は、前記貫通穴に圧入された状態で前記貫通穴を塞ぐ、請求項1に記載の試験装置。
  9. 前記貫通穴の前記断熱室外側の第1の開口部は、前記断熱室内側の第2の開口部よりも狭く、
    前記貫通穴の少なくとも一部の内壁は、前記第1の開口部から前記第2の開口部に向かうにつれて幅が狭くなり、
    前記断熱部材は、前記貫通穴を塞いだ状態において前記断熱室内に露出する前記断熱部材の第1の面よりも、前記断熱室外に露出する第2の面の方が小さく、
    前記断熱部材の前記幅の狭くなる内壁に対応する幅は、前記第1の面から前記第2の面に向かうにつれて狭くなる、請求項1に記載の試験装置。
  10. 前記アダプタは、前記貫通穴を隙間無く塞ぐ、請求項1に記載の試験装置。
  11. 断熱室内部及び外部に夫々配置された接続端子を電気的に接続するアダプタであって、
    前記断熱室の側壁に形成された貫通穴を塞ぎ、当該貫通穴から取り外し可能な断熱部材と、
    前記断熱室内に配置された接続端子と電気的に接続される第1のコネクタと、
    前記断熱室外に配置された接続端子と電気的に接続される第2のコネクタと、
    前記貫通穴を通って前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとを接続し、前記断熱部材と一体的構成の配線と、を備える接続アダプタ。
  12. 前記断熱部材が前記貫通穴を塞いだ状態において、前記貫通穴の内壁と前記断熱部材の表面との間の潤滑層を更に有する、請求項11に記載の接続アダプタ。
  13. データ記憶装置本体と、
    前記データ記憶装置本体を外部から断熱して収容する断熱室と、
    前記データ記憶装置本体を前記断熱室内に挿入するための前記断熱室の開口部を塞ぐ断熱部材と、
    前記断熱室内に配置され、前記断熱室内部のデータ記憶装置本体と電気的に接続される第1のコネクタと、
    前記断熱室外に配置される第2のコネクタと、
    前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとを接続し、前記断熱部材と一体的構成の配線と、を備える断熱されたデータ記憶装置。
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