JP2007291680A - 軒樋吊り具の取付け構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】鼻隠し板の化粧鋼板からの可塑剤の移行やセメント系鼻隠し板からのアルカリの影響を防ぎ、吊り具座に穿たれたビス孔周辺にクラックの生じることのない軒樋吊り具の取付け構造を提供する。
【解決手段】駆体7に固定され、軒樋を吊り下げ支持する軒樋吊り具であって、前耳を受ける前耳受け部5と後耳を受ける後耳受け部6とを備えた吊り具本体Aとこの吊り具本体Aに連設される吊り具座Bとからなるとともに、該吊り具座Bに設けられたビス孔3にスリーブ部11とスペーサー部12とからなる筒状体1を嵌設し、吊り具座Bの後面と駆体7との間に隙間Sを設けて該吊り具座Bを取付ける軒樋吊り具の取付け構造。
【選択図】図1

Description

本発明は、軒樋吊り具に関する。さらに詳しくは、吊り具本体と吊り具座とからなり、合成樹脂から形成された軒樋吊り具の取付け構造に関する。
従来、ポリカーボネイト樹脂等、合成樹脂製の軒樋吊り具は公知であり、例えば下記特許文献1には、可塑剤によって機械的強度の劣化を受けることがない軒樋支持具が提案されている。すなわち、下記特許文献1には、鼻隠し板の表面に、可塑剤を含む塩化ビニル樹脂によって被覆された化粧鋼板が取付けられていても、含有された可塑剤が上記ポリカーボネイト樹脂製の軒樋支持具の取付部の後面に移行しないように、上記取付部の後面に防止層が積層された樋支持具が提案されている。
特開平9−165888号公報(第1〜3頁、第1図、第3図)
しかしながら、上記特許文献1に記載の樋支持具においては、セメント系の鼻隠し板から溶出するアルカリの影響の防止に対しては十分とはいえず、また、軒樋吊り具に連設された吊り具座が駆体にビス固定されているとき、上記吊り具座が可塑剤やアルカリによって劣化し、とくに、ビス固定時に残留した内部応力によって劣化したビス孔周辺部にクラックが発生するという問題が生じる。
本発明はこのような問題を解決して、鼻隠し板として用いた化粧鋼板の表面からの上記可塑剤の吊り具座への移行を防止し、あるいはアルカリ系鼻隠し板からのアルカリの影響を防ぎ、駆体にビス固定した際に残留した内部応力により吊り具座に穿たれたビス孔周辺にクラックが発生することを防げる軒樋吊り具の取付け構造を提供することを、その課題とする。
上記課題を解決するために、本発明においては、つぎのような技術的手段を講じている。すなわち、請求項1に記載の発明によれば、駆体に固定され、軒樋を吊り下げ支持する軒樋吊り具であって、前耳を受ける前耳受け部と後耳を受ける後耳受け部とを備えた吊り具本体とこの吊り具本体に連設される吊り具座とからなるとともに、該吊り具座に設けられたビス孔にスリーブ部とスペーサー部とからなる筒状体を嵌設し、吊り具座の後面と駆体との間に隙間を設けて該吊り具座を取付ける軒樋吊り具の取付け構造が提供される。上記軒樋吊り具としては、合成樹脂からなるものであればとくに限定されず、例えば、ポリカーボネイト樹脂、硬質塩化ビニル樹脂、ABS樹脂、ポリエステル樹脂、ポリプロピレン樹脂等が用いられる。とくに、ポリカーボネイト樹脂がコスト、品質等の面から好ましく用いられる。
請求項2に記載の軒樋吊り具の取付け構造は、請求項1に記載の発明に加えて、上記筒状体が吊り具座よりも耐可塑剤性に優れた材料から形成されることが好ましい。
請求項3に記載の軒樋吊り具の取付け構造は、請求項1に記載の発明に加えて、上記筒状体が吊り具座よりも耐アルカリ性に優れた材料から形成されることが好ましい。
請求項4に記載の軒樋吊り具の取付け構造は、請求項1に記載の発明に加えて、上記吊り具座がポリカーボネイト樹脂からなることが好ましい。
請求項1に記載の発明にかかる軒樋吊り具の取付け構造は上記のとおりであり、吊り具本体とこの吊り具本体に連設される吊り具座とからなるとともに、該吊り具座に設けられたビス孔にスリーブ部とスペーサー部とからなる筒状体を嵌設し、該スペーサー部によって吊り具座の後面と駆体との間に隙間を形成して吊り具座を取付けるため、該吊り具座への可塑剤の移行や溶出するアルカリの影響を遮断し、上記可塑剤やアルカリによる吊り具座の劣化を防止することができる。
請求項2に記載の軒樋吊り具の取付け構造は上記のとおりであり、請求項1の軒樋吊り具の取付け構造の有する効果に加え、上記筒状体が吊り具座よりも耐可塑剤性に優れた材料から形成されるため、上記筒状体の耐可塑剤性を有するスペーサー部が駆体としての鼻隠し板の化粧鋼板に当接し、表面を被覆する化粧用塩化ビニル樹脂等からの吊り具座後面への可塑剤の移行を遮断することができる。
請求項3に記載の軒樋吊り具の取付け構造は上記のとおりであり、請求項1の軒樋吊り具の取付け構造の有する効果に加え、上記筒状体が吊り具座よりも耐アルカリ性に優れた材料から形成されるため、上記筒状体の耐アルカリ性を有するスペーサー部が駆体としてのセメント系の鼻隠し板に当接し、この鼻隠し板から溶出するアルカリの吊り具座後面への可塑剤の移行を遮断することができる。
請求項4に記載の軒樋吊り具の取付け構造は上記のとおりであり、請求項1の軒樋吊り具の取付け構造の有する効果に加え、上記吊り具座がポリカーボネイト樹脂から形成されているため、軽量で成型性に優れ、容易に施工作業を行うことができる。また、耐候性にも優れているため、長期間使用することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。本発明にかかる軒樋吊り具の取付け構造は、吊り具本体Aと吊り具座Bと筒状体1とからなり、図1はその第1実施形態を示す部分断面側面図である。図1に示すように、上記実施形態にかかる軒樋吊り具は、前耳を受ける前耳受け部5と後耳を受ける後耳受け部6とを備えた吊り具本体Aとこの吊り具本体Aに吊り具座Bを連設してなり、吊り具座Bは固定板部2にビス孔3を穿って構成される。また、上記ビス孔3に筒状体1が嵌設され、この筒状体1を固定用ビス4が嵌挿して吊り具座Bは駆体7としての鼻隠し板に取付けられる。
図2は上記第1実施形態にかかる吊り具座Bを、固定用ビス4を用いて駆体7に取付けた状態を部分的に拡大して示す側断面図である。図2に示されているように、上記筒状体1は、スリーブ部11とスペーサー部12とからなるとともに、スペーサー部12の吊り具本体A側の周縁にはストッパ部13が設けられ、ビス孔3にしっかりと嵌設するようにされている。上記のように構成された筒状体1を固定用ビス4で駆体7に取付けると、スペーサー部12の介在により隙間Sが形成されるとともに、吊り具座Bをしっかりと駆体7に固定することができる。したがって、隙間Sの介在により、駆体7としての鼻隠し板の化粧鋼板の表面から可塑剤が吊り具座Bへ移行することを遮断し、あるいはアルカリ系鼻隠し板からのアルカリの影響を防ぐことができる。
図3は、軒樋吊り具の取付け構造の第2実施形態にかかる吊り具座Bを部分的に拡大して示す側断面図であり、第2実施形態においては、スリーブ部11とスペーサー部12とが一体的に構成された筒状体1である。また、スペーサー部12の外周端縁は切り欠いて係止部14が形成され、該筒状体1はビス孔3にしっかりと嵌設固定されている。図3に示されているように、第2実施形態においても、第1実施形態における場合と同様に隙間Sの介在により、駆体7としての鼻隠し板の化粧鋼板の表面から可塑剤が吊り具座Bへ移行することを遮断し、あるいはアルカリ系鼻隠し板からのアルカリの影響を防ぐことができる。
図4は、軒樋吊り具の取付け構造の第3実施形態にかかる吊り具座Bを部分的に拡大して示す側断面図であり、第3実施形態においては、スリーブ部11とスペーサー部12とが別体とされている。すなわち、スリーブ部11の駆体7側の突出部の周縁にスペーサー部12が外嵌されるとともに、吊り具本体A側の周縁にはストッパ部13が設けられ、ビス孔3にしっかりと嵌設するようにされている。
図5は、第3実施形態にかかる軒樋吊り具の構造を示す側面図である。図4、図5に示されているように、第3実施形態においても、第1実施形態における場合と同様に隙間Sの介在により、駆体7としての鼻隠し板の化粧鋼板の表面から可塑剤が吊り具座Bへ移行することを遮断し、あるいはアルカリ系鼻隠し板からのアルカリの影響を防ぐことができる。このようにして、吊り具座B全体の可塑剤やアルカリに起因する劣化や、ビス孔3周辺に残留した内部応力によってビス孔3周辺にクラックが生じることを防止できる。
本発明にかかる軒樋吊り具の取付け構造の第1実施形態を示す部分断面側面図である。 第1実施形態にかかる吊り具座を部分的に拡大して示す側断面図である。 第2実施形態にかかる吊り具座を部分的に拡大して示す側断面図である。 第3実施形態にかかる吊り具座を部分的に拡大して示す側断面図である。 第3実施形態にかかる軒樋吊り具の取付け構造を示す側面図である。
符号の説明
A 吊り具本体
B 吊り具座
S 隙間
1 筒状体
11 スリーブ部
12 スペーサー部
13 ストッパ部
14 係止部
2 固定板部
3 ビス孔
4 固定用ビス
5 前耳受け部
6 後耳受け部
7 駆体

Claims (4)

  1. 駆体に固定され、軒樋を吊り下げ支持する軒樋吊り具であって、前耳を受ける前耳受け部と後耳を受ける後耳受け部とを備えた吊り具本体とこの吊り具本体に連設される吊り具座とからなるとともに、該吊り具座に設けられたビス孔にスリーブ部とスペーサー部とからなる筒状体を嵌設し、吊り具座の後面と駆体との間に隙間を設けて該吊り具座を取付ける軒樋吊り具の取付け構造。
  2. 上記筒状体が吊り具座よりも耐可塑剤性に優れた材料から形成された請求項1に記載の軒樋吊り具の取付け構造。
  3. 上記筒状体が吊り具座よりも耐アルカリ性に優れた材料から形成された請求項1に記載の軒樋吊り具の取付け構造。
  4. 上記吊り具座がポリカーボネイト樹脂からなる請求項1に記載の軒樋吊り具の取付け構造。
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