JP2007291651A - 水処理装置とこれを備えた流し台 - Google Patents
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Abstract
【課題】 シンク下方のキャビネット空間内に装置本体が設置されるビルトイン型の水処理装置を、キャビネット空間内に引出し体が設置されていても装置本体のカートリッジ交換等が容易に行え、且つ汎用的に設置可能なものとして提供する。
【解決手段】 流し台2に設置される水処理装置1である。供給される水道原水を水処理したうえで吐出させる装置本体5を、流し台2のシンク3下方のキャビネット空間S内において前後方向にスライド自在な引出し体4の後方となる箇所に配置するに際して、キャビネット空間S内壁に専用のスライドレール10を固定しておき、上記装置本体5をスライドレール10に沿って前後方向にスライド自在とする。
【選択図】図1
【解決手段】 流し台2に設置される水処理装置1である。供給される水道原水を水処理したうえで吐出させる装置本体5を、流し台2のシンク3下方のキャビネット空間S内において前後方向にスライド自在な引出し体4の後方となる箇所に配置するに際して、キャビネット空間S内壁に専用のスライドレール10を固定しておき、上記装置本体5をスライドレール10に沿って前後方向にスライド自在とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、流し台のシンク下方のキャビネット空間内に水処理装置の装置本体を設置する技術に関するものである。
従来から、流し台のシンク下方のキャビネット空間内に装置本体を設置してある、所謂ビルトイン型の水処理装置が知られている。この水処理装置は、供給される水道原水に装置本体にてろ過や電解処理等の適宜水処理を施したうえで、流し台上面に設置してある水栓へと送り出し、この水栓からシンク内に向けて処理済みの水を吐出させるものである。
上記水処理装置においては、カートリッジ交換等の装置本体の定期的なメンテナンスが必要となるのだが、近年はシンク下方のキャビネット空間内に前後方向にスライド自在な引出し体を設置することが主流となっていることから、この装置本体のメンテナンス作業が非常に困難であるといった問題がある。
これは、図13に示すように、流し台2のシンク3下方のキャビネット空間S内に引出し体4が設置してある場合、水処理装置1の装置本体5は該引出し体4と干渉することがないようにキャビネット空間S内の後端部に固定しておく必要があるので、メンテナンスを行う際には装置本体5の前方に位置する引出し体4が邪魔になってしまうからである。このため、従来はメンテナンス時には引出し体4を流し台2から一旦取り外しておき、そのうえでキャビネット空間S内に上半身を潜り込ませてカートリッジ交換等を行う必要があり、使用者には非常に面倒な作業が要求されていたのである。
上記問題に対して特許文献1には、装置本体を引出し体内に設置しておくといった方法が提案されている。この方法を用いた場合には、引出し体を前方にスライドさせれば装置本体のカートリッジ交換等が容易に行えるようになって上記問題は解決されるのだが、その代わりに引出し体内の有効な収納スペースが制限されてしまうといった問題が生じる。また、流し台から引出し体を取り外すような場合には、装置本体に接続されるパイプや電源コードが引っ張られて痛める危険性があるといった問題や、この危険性を避けるために上記パイプ等を十分長尺に設けておいた場合には通常収納時にこの長尺のパイプ等が邪魔になるといった問題が生じる。
また装置本体を引出し体内に設置しておくのではなく、幕板裏の引出し体とは干渉しないスペースに装置本体を設置しておくことでカートリッジ交換等を容易にするといった方法も考えられるのだが、このような十分なスペースが幕板裏に確保できる流し台は種類が限定されるので、多様な種類の流し台に対応して汎用的に装置本体を設置することは困難であるといった問題が生じる。
特開2005−232873号公報
本発明は上記問題点に鑑みて発明したものであって、シンク下方のキャビネット空間内に装置本体が設置されるビルトイン型の水処理装置とこれを備えた流し台を、キャビネット空間内に引出し体が設置されていても装置本体のカートリッジ交換等が容易に行えるとともに、該引出し体内の収納スペースを確保することができ、且つこの装置本体を流し台の種類に関係なく汎用的に設置可能なものとして提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係る水処理装置1を、流し台2に設置される水処理装置1であって、流し台2のシンク3下方のキャビネット空間S内において前後方向にスライド自在な引出し体4の後方に位置するとともに供給される水道原水を水処理したうえで吐出させる装置本体5と、キャビネット空間S内壁に固定されるとともに上記装置本体5を引出し体4とは独立して前後方向にスライド自在に支持するスライドレール10とを具備したものとする。
上記構成の水処理装置1とすることで、通常の使用時には、引出し体4を備えてあるキャビネット空間S内において該引出し体4と干渉することがない後方箇所に装置本体5を位置させておき、カートリッジ交換等のメンテナンス時には、引出し体4を前方に引出したうえで装置本体5を引っ張れば該装置本体5をスライドレール10に沿って前方に移動させることができる。つまり、キャビネット空間S内に引出し体4が設置されていても装置本体5のカートリッジ交換等が容易に行えるとともに、装置本体5は引出し体4の後方にあるので該引出し体4内の収納スペースは確保される。加えて上記水処理装置1は、スライドレール10をキャビネット空間S内壁に固定させるだけで支持することができるので、流し台2の種類に関係なく汎用的に設置可能なものである。
更に、上記構成の水処理装置1にあっては、上記スライドレール10がキャビネット空間Sの側壁18に固定されるものであることが好適である。このようにすることでスライドレール10の上下方向における固定箇所の選択幅が広がり、流し台2の種類に応じて装置本体5をキャビネット空間S内における最適な上下位置に設置することが容易となる。
また上記構成の水処理装置1にあっては、上記スライドレール10が、キャビネット空間Sの天井面20に固定されて装置本体5を前後方向にスライド自在に吊設するものであることも好適である。このようにすることでスライドレール10の左右方向における固定箇所の選択幅が広がり、流し台2の種類に応じて装置本体5をキャビネット空間S内における最適な左右位置に設置することが容易となる。
また上記構成の水処理装置1にあっては、装置本体5を載置させるとともにキャビネット空間S内の配管上方を覆うスライド台31を具備し、且つ上記スライドレール10が、キャビネット空間Sの床面30に固定されるとともにスライド台31を介して装置本体5を前後方向にスライド自在に支持するものであることも好適である。このようにすることで、キャビネット空間S内の配管スペースと干渉することなく装置本体5を下方から確実に支持することができる。更に、スライドレール10の左右方向における固定箇所の選択幅が広がり、流し台2の種類に応じて装置本体5をキャビネット空間S内における最適な左右位置に設置することが容易となる。
また上記構成の水処理装置にあっては、装置本体5から前方に向けて延設される把手部13を具備することが好適である。このようにすることで、奥行きの深いキャビネット空間Sを有する流し台2に水処理装置1を設置してある場合であっても、把手部13を用いれば装置本体5を前方に引出す作業が容易となる。
また上記構成の水処理装置にあっては、装置本体5から前方に向けて延設される把手部13を具備することが好適である。このようにすることで、奥行きの深いキャビネット空間Sを有する流し台2に水処理装置1を設置してある場合であっても、把手部13を用いれば装置本体5を前方に引出す作業が容易となる。
また上記把手部13が、延設方向を逆方向に切換え自在として装置本体5に取付けられるものであることも好適である。このようにすることで、装置本体5を前後逆向きに設置する場合であっても、把手部13の延設方向を逆に切換えることで該把手部13を前方に突出させておくことができる。特にスライドレール10をキャビネット空間Sの側壁18に固定するような場合、左右どちらの側壁18に固定するかで装置本体5の前後方向の向きが逆転してしまうが、このような場合には把手部13の延設方向を逆方向に切換えて該把手部13を前方に突出させるのである。
更に上記把手部13が、上下位置を切換え自在として装置本体5に取付けられるものであることも好適である。このようにすることで、把手部13の上下位置を引出し体4やその収納物と干渉しないように調整することが可能になるので、流し台2に水処理装置1を設置する際の汎用性が更に向上することとなる。
また上記構成の水処理装置1にあっては、上記スライドレール10が、後側部分10cを斜め下方に向けて傾斜させたものであることが好適である。このようにすることで、装置本体5が通常使用状態から不用意に前方に移動することが防止されるとともに、メンテナンス後に元の位置に復帰させる場合には、或る程度押し込めば後は自重により自動的に後方の収納位置にまで移動することとなる。
また上記スライドレール10が、前側部分10dを斜め下方に向けて傾斜させたものであることも好適である。このようにすることで、カートリッジ交換等のメンテナンスのために装置本体5を前方に移動させる場合には、或る程度引っ張り出せば後は自重により自動的に前方に移動することとなる。
そして本発明に係る流し台2を、上記構成から成る水処理装置1の装置本体5及びスライドレール10と、該装置本体5の前方にて前後方向にスライド自在に設置される引出し体4とを、シンク3下方のキャビネット空間S内に具備したものとすることで、通常の使用時には、引出し体4を備えてあるキャビネット空間S内において該引出し体4と干渉することがない後方箇所に装置本体5を位置させておき、カートリッジ交換等のメンテナンス時には、引出し体4を前方に引出したうえで装置本体5を引っ張れば該装置本体5をスライドレール10に沿って前方に移動させることができる。つまり、キャビネット空間S内に引出し体4が設置されていても装置本体5のカートリッジ交換等が容易に行えるとともに、装置本体5は引出し体4の後方にあるので該引出し体4内の収納スペースは確保されるのである。
なお、以上述べた各構成は、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜組合せ可能である。
本発明は、シンク下方のキャビネット空間内に装置本体が設置されるビルトイン型の水処理装置とこれを備えた流し台を、キャビネット空間内に引出し体が設置されていても装置本体のカートリッジ交換等が容易に行えるとともに、該引出し体内の収納スペースを確保することができ、且つこの装置本体を流し台の種類に関係なく汎用的に設置可能なものとするといった効果を奏する。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。図1〜図3には、本発明の実施形態における一例の水処理装置1を備えた流し台2が示してある。この流し台2は、その上面2aにシンク3を有するとともに、該シンク3下方にはキャビネット空間Sが形成されたものであり、このキャビネット空間S内には、上方の開口した箱状を成す上下二段の引出し体4が前後方向にスライド自在に設置してある。この引出し体4は、前板部分を他の側板及び後板よりも高く設けたものである。なお本文中においては、流し台2を利用する際に使用者が位置する側(図中の矢印A側)を前方、流し台2が位置する側(図中の矢印B側)を後方とする。
水処理装置1は、水道源から供給される水道原水に各種水処理を施したうえで吐出させる装置本体5と、この装置本体5をキャビネット空間S内に設置させるための支持構造6とを備えている。本例の装置本体5は、ろ過用の浄水カートリッジ7(図3参照)及び電解槽(図示せず)を内蔵し、給水パイプ(図示せず)を通じて供給される水道原水にろ過及び電気分解を施して生成されるアルカリ水及び酸性水を、流し台2の上面2aに立設してある水栓8から個別に吐出するものであるが、このような構成の水処理装置は周知であることから詳しい構成については説明を省略する。なお、図中の符号9はアルカリ水及び酸性水を水栓8に向けて個別に送り出すための可撓性を有する一対のパイプであり、その一方が水栓8の吐水管8aに連通接続され、他方が該水栓8の排水管8bに連通接続される。
上記装置本体5は、キャビネット空間S内において引出し体4の後方に位置するものであり、支持構造6を介して前後方向にスライド自在に設置されている。上記支持構造6は、キャビネット空間Sの内壁(本例では左右方向の一方の側壁18)に固定される一本のスライドレール10と、装置本体5の左右方向の一側面に設置されて該スライドレール10内を前後方向に走行する走行体11とで主体を成している。
上記走行体11は、左右軸中心に回動自在な上下一対を成すローラ12を、前後方向に複数対(図示例では前後に一対ずつ)設けることで形成している。また図4(a)に断面で示してあるように流し台2側に固定させる上記スライドレール10は、凹状を成し且つ前後方向に伸びる溝部10aを上下両面に形成したものであり、上面側の溝部10a内に各対の上側のローラ12を配置し且つ下面側の溝部10a内に下側のローラ12を配置した構造である。
キャビネット空間S内壁には引出し体4を前後スライド自在に支持するためのレール(図示せず)を固定してあるのだが、上記スライドレール10はこの引出し体4用のレールとは別に装置本体5専用に設けたものであり、装置本体5は引出し体4とは独立して前後方向にスライド自在となっている。また装置本体5は、引出し体4用の上記レールとは接触することなく前後方向にスライドするように設けている。
上記装置本体5には、スライド操作時に用いる把手部13を前方に向けて延設してある。図3に示すように上記把手部13は、前後方向に伸びる左右一対の支持片13aと、両支持片13aの前端同士をつなぐ握り片13bとで平面視コ字状に形成したものであり、両支持片13aの後端部を装置本体5の外側面に固定させることで、この把手部13を装置本体5に取り付けてある。
上記構成から成る水処理装置1を備えた流し台2にあっては、通常使用時は図1に示すように装置本体5を最も後方に位置させておき、この位置にてろ過及び電気分解を施して得たアルカリ水と酸性水を水栓8に向けて吐出させて使用する。キャビネット空間Sの後端下部には配管スペースを囲むための配管カバー14が固定してあるのだが、通常使用時の装置本体5はこの配管カバー14上に位置するように設ける。
そして一定の使用量毎に要求される浄水カートリッジ7の交換作業に際しては、まず引出し体4を前方にスライドさせた後に、装置本体5から前方に延設される把手部13の握り片13bを把持し、前方への引張力を加える。このとき装置本体5側の走行体11を成す各ローラ12がスライドレール10内を回動しながら該装置本体5が前方へとスライド移動し、引出し体4の後端面と当たる位置にて装置本体5の前進は停止される(図2参照)。引出し体4の後板部分は前板部分よりも十分低く設けてあるので、この前進位置にて使用者は後板上方のスペースを通じて容易に浄水カートリッジ7の交換作業を行うとともに、交換完了後には再び装置本体5及び引出し体4を後方へとスライドさせて通常使用時の位置に復帰させる。
なお、装置本体5に接続されるパイプ9や給水パイプが、前後スライド移動に支障を来たすことのない必要十分な長さ及び可撓性を有するものであることは勿論である。また上記パイプ9等は、左右軸中心に回動自在となるように装置本体5に連通接続させておくことが好適である。
図4(b)には、装置本体5を支持する上記支持構造6の変形例を示している。この例にあっては、スライドレール10はキャビネット空間Sの側壁18において平行を成すように上下一対備えてあり、上側のスライドレール10には上方に開口する凹状の溝部10aを設け、下側のスライドレール10には下方に開口する凹状の溝部10aを設けている。そして上側のスライドレール10の溝部10a内には、装置本体5側に設けてある各対のローラ12のうち上側のローラ12を配置し、且つ下側のスライドレール10の溝部10a内には、装置本体5側に設けてある各対のローラ12のうち下側のローラ12を配置した構造となっている。
また図5には、上記スライドレール10の変形例を示している。この例にあってはスライドレール10の形状を図1等に示すような前後方向に一直線状とするのではなく、前後方向の途中部分に上方に凸な頂上部10bを設けるとともに、この頂上部10bを挟んでそれよりも後側の後側部分10cを斜め下方に向けて傾斜させ、且つ、それよりも前側の前側部分10dを斜め下方に向けて傾斜させることで、全体を側面視へ字状に形成している。この形状とすれば、装置本体5が通常使用時の位置から不用意に前方に移動することが防止されるとともに、浄水カートリッジ7を交換するために前方に移動させる場合には或る程度引っ張り出せば後は自重により自動的に前方に移動してくることとなる。また交換後に元の位置に復帰させる場合には、或る程度押し込めば後は自重により自動的に後方の所定位置にまで移動してゆく。
また図6には、把手部13の変形例を示している。この例にあっては、平面視コ字状を成す把手部13の左右一対の支持片13aの後端部に上下方向に長い固定片13cを設け、この固定片13cには上下方向に細長のスリット状を成すスライド穴15を貫設している。装置本体5の左右両側面には取付ねじ16を螺合させるためのねじ孔を設けており、この取付ねじ16をスライド穴15に挿通させた状態で締め付けていくことで、該取付ねじ16のヘッド部分と装置本体5との間で固定片13cを挟持固定し、把手部13を固定する構造である。上記構造の把手部13は、スライド穴15内における取付ねじ16の挿通位置を上下に変更して締め付けることで、図中に矢印で示すようにその上下位置が所定範囲内で変更自在となっている。
本例の水処理装置1を設置する流し台2としては多様な形状を有するものが想定されるが、このように把手部13の上下位置を変更自在としたことで、設置しようとする流し台2が有する引出し体4の位置や形状に対応して、この引出し体4や収納物と干渉することがない上下位置に把手部13を設けることが可能である。
また、図中に想像線で示すように、装置本体5の両側面に固定させる固定片13cを左右入れ換えた場合には、装置本体5からの延設方向を逆方向に切換えることができる。ここで、スライドレール10内を走らせる走行体11は装置本体5の左右側面の一方にのみ備えてあるので、このスライドレール10をキャビネット空間Sの左右方向の他方の側壁18に固定させた場合には、装置本体5は図示例とは前後逆方向を向いて支持されることになる。これに対して、把手部13の延設方向を上記の如く反転させることで、上記把手部13を前方に突出するように設けることができる。
次に、本発明の実施形態における他例の水処理装置1を備えた流し台2について説明する。なお、他例の構成のうち既述した一例の構成と対応するものについては同一符号を付して詳しい説明は省略し、一例とは相違する特徴的な構成についてのみ以下に詳述する。
図7〜図9に示すように、他例の水処理装置1の装置本体5を前後方向にスライド自在に支持する支持構造6は、キャビネット空間Sに形成してある天井面20に固定されるスライドレール10と、装置本体5の上面に設置されて該スライドレール10内を前後方向に走行するローラ21から成る走行体11とで主体を成している。
他例の走行体11は、左右軸中心に回動自在な左右一対を成すローラ21を、前後方向に複数対(図示例では前後に一対ずつ)設けたものである。また図9に断面で示してあるように他例のスライドレール10は、凹状を成す溝部22を左右両面に形成したものであり、左面側の溝部22内に各対の左側のローラ21を配置し、且つ右面側の溝部22内に右側のローラ21を配置した構造である。
次に、本発明の実施形態における更に他例の水処理装置1を備えた流し台2について説明する。なお、更に他例の構成のうち既述した一例の構成と対応するものについては同一符号を付して詳しい説明は省略し、一例とは相違する特徴的な構成についてのみ以下に詳述する。
図10〜図12に示すように、更に他例の水処理装置1の装置本体5を前後方向にスライド自在に支持する支持構造6は、キャビネット空間Sの床面30に固定されるスライドレール10と、その上面31aに装置本体5を載置して固定させるとともに配管カバー14の上方を覆うよう設置されるスライド台31と、スライド台31の下端部に設置されてスライドレール10内を前後方向に走行するローラ32から成る走行体11とで主体を成している。つまり、キャビネット空間Sの床面30に設置される上記スライドレール10は、走行体11を有するスライド台31を介して装置本体5を前後方向にスライド自在に支持するものであり、このスライド台31及び装置本体5が通常使用時にキャビネット空間S内の後方に位置するとき、配管カバー14により囲まれる配管スペースには干渉しないようになっている。
更に他例の走行体11は、左右軸中心に回動自在な左右一対を成すローラ32を、前後方向に複数対(図示例では前後に一対ずつ)設けたものである。また図12に断面で示してあるように、更に他例のスライドレール10は、床面30上において平行を成すように左右一対備えてあり、両スライドレール10には内方に開口する凹状の溝部33をそれぞれ設けている。そして左側のスライドレール10の溝部33内には、スライド台31側に設けてある各対のローラ32のうち左側のローラ32を配置し、且つ右側のスライドレール10の溝部33内には、各対のローラ32のうち右側のローラ32を配置した構造となっている。
1 水処理装置
2 流し台
3 シンク
4 引出し体
5 装置本体
10 スライドレール
10c 後側部分
10d 前側部分
13 把手部
20 天井面
30 床面
31 スライド台
S キャビネット空間
2 流し台
3 シンク
4 引出し体
5 装置本体
10 スライドレール
10c 後側部分
10d 前側部分
13 把手部
20 天井面
30 床面
31 スライド台
S キャビネット空間
Claims (10)
- 流し台に設置される水処理装置であって、流し台のシンク下方のキャビネット空間内において前後方向にスライド自在な引出し体の後方に位置するとともに供給される水道原水を水処理したうえで吐出させる装置本体と、キャビネット空間内壁に固定されるとともに上記装置本体を引出し体とは独立して前後方向にスライド自在に支持するスライドレールとを具備することを特徴とする水処理装置。
- 上記スライドレールが、キャビネット空間の側壁に固定されるものであることを特徴とする請求項1に記載の水処理装置。
- 上記スライドレールが、キャビネット空間の天井面に固定されて装置本体を前後方向にスライド自在に吊設するものであることを特徴とする請求項1に記載の水処理装置。
- 装置本体を載置させるとともにキャビネット空間内の配管上方を覆うスライド台を具備し、且つ上記スライドレールが、キャビネット空間の床面に固定されるとともにスライド台を介して装置本体を前後方向にスライド自在に支持するものであることを特徴とする請求項1に記載の水処理装置。
- 装置本体から前方に向けて延設される把手部を具備することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の水処理装置。
- 上記把手部が、延設方向を逆方向に切換え自在として装置本体に取付けられるものであることを特徴とする請求項5に記載の水処理装置。
- 上記把手部が、上下位置を切換え自在として装置本体に取付けられるものであることを特徴とする請求項5又は6に記載の水処理装置。
- 上記スライドレールが、後側部分を斜め下方に向けて傾斜させたものであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の水処理装置。
- 上記スライドレールが、前側部分を斜め下方に向けて傾斜させたものであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の水処理装置。
- 請求項1〜9のいずれか一項に記載の水処理装置の装置本体及びスライドレールと、該装置本体の前方にて前後方向にスライド自在に設置される引出し体とを、シンク下方のキャビネット空間内に具備することを特徴とする流し台。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006118492A JP2007291651A (ja) | 2006-04-21 | 2006-04-21 | 水処理装置とこれを備えた流し台 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009226326A (ja) * | 2008-03-24 | 2009-10-08 | Mitsubishi Rayon Cleansui Co Ltd | ビルトイン型浄水器および流し台 |
JP2015192970A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-05 | Toto株式会社 | 除菌水生成装置 |
-
2006
- 2006-04-21 JP JP2006118492A patent/JP2007291651A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009226326A (ja) * | 2008-03-24 | 2009-10-08 | Mitsubishi Rayon Cleansui Co Ltd | ビルトイン型浄水器および流し台 |
JP2015192970A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-05 | Toto株式会社 | 除菌水生成装置 |
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A761 | Written withdrawal of application |
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