JP2007288361A - 不平衡給電アンテナ装置 - Google Patents

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裕道 鈴木
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功 大場
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孝之 渋谷
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祐介 岡田
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Abstract

【課題】複数の無線システムに対しそれぞれ適切な整合特性が得られるようにし、しかも損失の低減と低価格化を図る。
【解決手段】FM/VHF帯用の信号ラインのアンテナエレメント1側にFM/VHF帯用フィルタ回路2を、またUHF帯用の信号ラインのアンテナエレメント1側にUHF帯用フィルタ回路4をそれぞれ設けたものである。
【選択図】 図1

Description

この発明は、例えば携帯端末等の小型無線通信装置に設けられるアンテナ装置に係わり、特に周波数帯域の異なる複数の無線システムとの間で無線通信を行う不平衡給電アンテナ装置に関する。
近年、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)に代表される携帯端末では、標準の移動通信インタフェースに加えて、広帯域無線LAN(Local Area Network)やBluetooth(登録商標)等の近距離無線システム用のインタフェースや地上波ディジタル放送受信機が搭載されるなど多機能化が進んでおり、今後もUWB(Ultra Wide band)システム等の無線インタフェースの搭載が検討されている。この種の携帯端末では一般に、搭載される複数の無線インタフェースごとに専用のアンテナを実装するか、アンテナを多周波化することにより対応しようとしている。しかし、このような構成ではアンテナ実装体積の増大やアンテナ間干渉による性能劣化が予想される。
そこで従来では、複数の無線システムに対し共用される1個のアンテナを設け、この共用アンテナと無線回路モジュールとの間に、上記複数の無線システムの各々に対応する複数の整合回路を設ける。そして、この整合回路群の両端にそれぞれ切替スイッチを設け、これらの切替スイッチを切り替えることにより、通信を行う無線システムに対応する整合回路を選択して最適なインピーダンス整合をとるようにしたアンテナ装置が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2003−347959号公報
ところが、上記アンテナ装置では、整合回路群の両端にそれぞれ切替スイッチを設けているため、コスト高になることは勿論のこと、切替スイッチによる損失が大きくなってアンテナの放射効率が低下する。特に、アンテナ近傍に整合回路群を配置した場合には、アンテナと整合回路群との接続点付近において電流分布が最大になるため、この地点に切替スイッチを配置することは切替スイッチによる損失が著しく大きくなる。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、複数の整合回路を一つのアンテナエレメントに択一的に接続する切替スイッチを不要にし、これにより実装面積の縮小、放射効率の向上及び低価格化を図った、小型無線通信装置に好適な不平衡給電型アンテナ装置を提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明の第1の観点は、第1の帯域を使用する第1の無線システム及び第2の帯域を使用する第2の無線システムとそれぞれ無線通信を行う無線モジュールに接続される不平衡給電アンテナ装置にあって、上記第1及び第2の帯域の無線信号をそれぞれ送受信可能な一つのアンテナエレメントと、上記アンテナエレメントのインピーダンスを上記無線モジュールのインピーダンスに整合させるために上記第1及び第2の帯域に対応してそれぞれ設けられる第1及び第2の整合回路と、上記第1及び第2の整合回路と上記無線モジュールとの間に配置されて上記第1の無線システムとの間で無線通信を行う期間に上記第1の整合回路を上記無線モジュールに接続し、上記第2の無線システムとの間で無線通信を行う期間に上記第2の整合回路を上記無線モジュールに接続するように切替動作するスイッチ回路と、上記第1の整合回路と上記アンテナエレメントとの間に常時接続されて上記第1の帯域の無線信号を通過させると共に上記第2の帯域の無線信号を減衰させる第1のフィルタ回路と、上記第2の整合回路と上記アンテナエレメントとの間に常時接続されて上記第2の帯域の無線信号を通過させると共に上記第1の帯域の無線信号を減衰させる第2のフィルタ回路とを具備するようにしたものである。
またこの発明の第2の観点は、上記第1の観点におけるスイッチ回路を無くし、代わりに上記第1の整合回路と上記無線モジュールとの間に常時接続されて上記第1の帯域の無線信号を通過させると共に上記第2の帯域の無線信号を減衰させる第3のフィルタ回路と、上記第2の整合回路と上記無線モジュールとの間に常時接続されて上記第2の帯域の無線信号を通過させると共に上記第1の帯域の無線信号を減衰させる第4のフィルタ回路とを具備するようにしたものである。
したがってこの発明の第1の観点によれば、第1及び第2のフィルタ回路を設けたことによりアンテナエレメントと第1及び第2の整合回路との間を切替接続するためのスイッチ回路を不要にすることができ、これにより実装面積の縮小、放射効率の向上及び低価格化を図った、小型無線通信装置に好適な不平衡給電型アンテナ装置を提供することができる。
さらにこの発明の第2の観点によれば、第3及び第4のフィルタ回路をさらに設けたことにより、第1及び第2の整合回路と無線モジュールとの間を切替接続するスイッチ回路も不要にすることができ、これによりさらなる実装面積の縮小及び低価格化を図った不平衡給電型アンテナ装置を提供することができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
図1は、この発明に係わる不平衡給電型アンテナ装置の第1の実施形態を示すブロック図である。この実施形態の不平衡給電型アンテナ装置は、FM/VHF帯を使用するFM放送信号又はテレビジョン放送信号と、UHF帯を使用するテレビジョン放送信号の両方を選択的に受信する機能を有するテレビジョン受信機(TV受信機)に接続されるものである。
アンテナエレメント1に接続された高周波信号の信号ラインは、FM/VHF帯用の信号ラインとUHF帯用の信号ラインとに二分岐される。FM/VHF帯用の信号ラインにはFM/VHF帯用マッチング回路3が設けられ、またUHF帯用の信号ラインにはUHF帯用マッチング回路5が設けられる。FM/VHF帯用マッチング回路3は、FM/VHF帯を使用するFM放送信号又はテレビジョン放送信号を受信している状態で、アンテナエレメント1のインピーダンスをTV受信機のインピーダンスに整合させるものである。UHF帯用マッチング回路5は、UHF帯を使用するテレビジョン放送信号を受信している状態で、アンテナエレメント1のインピーダンスをTV受信機のインピーダンスに整合させるものである。
上記FM/VHF帯用マッチング回路3及びUHF帯用マッチング回路5と図示しないTV受信機との間には、切替スイッチ6が設けられている。この切替スイッチ6は例えば半導体スイッチからなる。そして、図示しない制御ユニットから出力される切替制御信号SWCにより切替動作し、これによりFM/VHF帯を使用するFM放送信号又はテレビジョン放送信号を受信する期間にはFM/VHF帯用マッチング回路3をTV受信機に接続し、UHF帯を使用するテレビジョン放送信号を受信する期間にはUHF帯用マッチング回路5をTV受信機に接続する。
ところで、上記高周波信号の信号ラインの分岐点と上記FM/VHF帯用マッチング回路3との間にはFM/VHF帯用フィルタ回路2が、また上記分岐点とUHF帯用マッチング回路5との間にはUHF帯用フィルタ回路4がそれぞれ接続されている。FM/VHF帯用フィルタ回路2は、アンテナエレメント1により受信された放送信号のうち、FM/VHF帯の信号成分を通過させ、UHF帯の信号成分を反射する。UHF帯用フィルタ回路4は、アンテナエレメント1により受信された放送信号のうち、UHF帯の信号成分を通過させ、FM/VHF帯の信号成分を反射する。
次に、以上述べた不平衡給電型アンテナ装置の具体的な回路構成を示す実施例をいくつか説明する。
(実施例1)
図2は、この実施例1に係わる不平衡給電型アンテナ装置の回路構成を示す図である。なお、同図において図1と対応する部分には同一符号を付して説明を行う。
FM/VHF帯用マッチング回路3は、インダクタL32と、インダクタL31及びキャパシタC31の並列回路と、インダクタL33,L34の逆L型回路とを直列に接続したものである。UHF帯用マッチング回路5は、インダクタL33,L34の逆L型回路により構成される。
FM/VHF帯用フィルタ回路2及びUHF帯用フィルタ回路4はいずれもキャパシタC21,C41により構成される。そして、これらのキャパシタC21,C41のキャパシタンス値を適宜設定することにより、FM/VHF帯用マッチング回路3及びUHF帯用マッチング回路5と協働して、先に述べたフィルタリング特性を発揮させることが可能となる。
このような構成であるから、例えばユーザがFM放送又はVHF放送を受信するべくチャネルを指定すると、制御ユニットから切替制御信号SWCが出力されてスイッチ回路6が切り替わり、これによりFM/VHF帯用マッチング回路3がTV受信機に接続される。この状態において、アンテナエレメント1により受信された放送信号は二分岐されてFM/VHF帯用の信号ラインに導かれるが、この放送信号のうちUHF帯の信号成分はFM/VHF帯用フィルタ回路2により反射され、FM/VHF帯の信号成分のみがFM/VHF帯用フィルタ回路2を通過する。そして、このFM/VHF帯用フィルタ回路2を通過したFM/VHF帯の信号は、FM/VHF帯用マッチング回路3及びスイッチ回路6をそれぞれ介して図示しないTV受信機に入力される。したがってTV受信機では、UHF帯の信号成分による大きな干渉を受けることなく、FM/VHF帯の放送信号に対し受信処理を行うことが可能となる。
一方、ユーザがUHF放送を受信するべくチャネルを指定すると、制御ユニットから切替制御信号SWCが出力されてスイッチ回路6が切り替わり、これによりUHF帯用マッチング回路5がTV受信機に接続される。この状態において、アンテナエレメント1により受信された放送信号は二分岐されてUHF帯用の信号ラインに導かれるが、この放送信号のうちFM/VHF帯の信号成分はUHF帯用フィルタ回路4により反射され、UHF帯の信号成分のみがUHF帯用フィルタ回路4を通過する。そして、このUHF帯用フィルタ回路4を通過したUHF帯の信号は、UHF帯用マッチング回路5及びスイッチ回路6をそれぞれ介して図示しないTV受信機に入力される。
図3は上記UHF帯用の信号ラインにおける通過/反射周波数特性の一例を示すもので、S1はUHF帯の信号成分に対する通過特性を、またS2はFM/VHF帯の信号成分に対する反射特性をそれぞれ示している。この特性から明らかなように、FM/VHF帯の信号成分はUHF帯用フィルタ回路4において十分に減衰され、UHF帯の信号成分はほとんど減衰されずにTV受信機に入力される。したがってTV受信機では、FM/VHF帯の信号成分による大きな干渉を受けることなく、UHF帯の放送信号に対し受信処理を行うことが可能となる。
(実施例2)
図4は、この実施例2に係わる不平衡給電型アンテナ装置の回路構成を示す図である。なお、同図において前記図2と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
FM/VHF帯用マッチング回路3は、インダクタL32とT型回路との直列回路により構成される。T型回路は、インダクタL35,L36の接続点をキャパシタC32を介して接地したものである。また、FM/VHF帯用フィルタ回路2はインダクタL21により構成される。
このような構成によれば、FM/VHF帯用フィルタ回路2のインダクタL21のインダクタンス値、及びUHF帯用フィルタ回路4のキャパシタC41のキャパシタンス値をそれぞれ適切な値に設定することで、FM/VHF帯用の信号ラインをインダクタL21によりUHF帯に対しオープンとし、またUHF帯用の信号ラインをキャパシタC41によりFM/VHF帯に対しオープンとすることができる。
フィルタ効果の程度は、上記インダクタL21及びキャパシタC41が持つ自己共振周波数により決まる。すなわち、インダクタは自己共振周波数まではインダクタとして働くが、それ以上になるとキャパシタとして働くという特性を有する。キャパシタは自己共振周波数まではキャパシタとして働くが、それ以上になるとインダクタとして働くという特性を有する。
例えば、インダクタL21のインダクタンス値として220nHを選び、キャパシタC41のキャパシタンス値として4pFを選んだとする。この場合、インダクタンス値=220nHの自己共振周波数は例えば450MHzであり、450MHz以上の周波数ではオープンとなるため、UHF帯(470〜770MHz)の周波数成分は反射されてFM/VHF帯用フィルタ回路2には流入しない。
一方、キャパシタンス値=4pFの場合には、図3に例示したようにUHF帯に対してはリターンロスが−13dB以下と小さくほとんど反射がないが、VHF帯に対してはリターンロスが−6dB以上となり反射が大きくなる。すなわち、VHF帯に対してはほぼオープンとなり、VHF帯の信号成分は遮断されてUHF帯用フィルタ回路4にはほとんど流入しない。
したがって、上記図4の回路構成においても、アンテナエレメント1と各マッチング回路3,5との間をスイッチ回路により切替接続することなく、TV受信機において所望の受信帯域の分解能を得ることが可能となる。このため、アンテナエレメント1とマッチング回路3,5との間を切替接続するスイッチ回路を不要にすることができ、これによりアンテナ装置の回路部分の実装面積を縮小すると共にコストを下げることができる。また、アンテナエレメント1と各マッチング回路3,5との接続位置においてスイッチ回路を無くしたことにより、放射効率を高めることもできる。
(実施例3)
図5は、この実施例3に係わる不平衡給電型アンテナ装置のFM/VHF帯用フィルタ回路2及びUHF帯用フィルタ回路4の回路構成を示す図である。なお、同図において前記図1と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
FM/VHF帯用フィルタ回路2は、インダクタL22の両端をそれぞれキャパシタC22,C23により接地した、いわゆるπ型の回路により構成される。一方、UHF帯用フィルタ回路4は、キャパシタC42とインダクタL41との直列回路により構成される。
このような構成によれば、前記実施例1及び実施例2に比べてより精密で急峻なフィルタリング特性(カットオフ特性)を設定することが可能となり、これによりさらに効果的な帯域選別を行うことができる。また、π型回路及びキャパシタC42とインダクタL41との直列回路を構成する各素子の値を適宜選択することで、これらをマッチング回路3,5の一部として機能させることも可能となり、これによりさらに効果的なインピーダンス整合を実現することが可能である。
(実施例4)
図6は、この実施例4に係わる不平衡給電型アンテナ装置のFM/VHF帯用フィルタ回路2及びUHF帯用フィルタ回路4の回路構成を示す図である。なお、同図においても前記図1と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
FM/VHF帯用フィルタ回路2は、インダクタL23とキャパシタC24との並列回路により構成される。一方、UHF帯用フィルタ回路4は、上記実施例3と同様にキャパシタC42とインダクタL41との直列回路により構成される。
このような構成によれば、比較的少ない部品点数により所望のフィルタリング特性を実現することができ、これにより小型かつ安価にして効果的な帯域選別を行うことが可能となる。また、各インダクタ及びキャパシタの値を適宜選択することで、これらをマッチング回路3,5の一部として機能させることも可能となる。
(実施例5)
図7は、この実施例5に係わる不平衡給電型アンテナ装置のFM/VHF帯用フィルタ回路2及びUHF帯用フィルタ回路4の回路構成を示す図である。なお、同図においても前記図1と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
FM/VHF帯用フィルタ回路2は、抵抗R21のアンテナエレメント側をキャパシタC25により接地したγ型の回路により構成される。一方、UHF帯用フィルタ回路4は、上記実施例3及び4と同様にキャパシタC42とインダクタL41との直列回路により構成される。
このような構成においても、比較的少ない部品点数で、しかもインダクタを使用せずに所望のフィルタリング特性を実現することができ、これにより小型かつ安価にして効果的な帯域選別を行うことが可能となる。また、各抵抗値及びキャパシタの値を適宜選択することで、これらをマッチング回路3,5の一部として機能させることも可能となる。
(実施例6)
図8は、この実施例6に係わる不平衡給電型アンテナ装置のFM/VHF帯用フィルタ回路2及びUHF帯用フィルタ回路4の回路構成を示す図である。なお、同図においても前記図1と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
FM/VHF帯用フィルタ回路2は、インダクタL24のアンテナエレメント側を抵抗R22により接地した回路により構成される。一方、UHF帯用フィルタ回路4は、上記実施例3乃至5と同様にキャパシタC42とインダクタL41との直列回路により構成される。
このような構成においても、上記実施例5と同様に比較的少ない部品点数で所望のフィルタリング特性を実現することができ、これにより小型かつ安価にして効果的な帯域選別を行うことが可能となる。また、各抵抗値及びキャパシタの値を適宜選択することで、これらをマッチング回路3,5の一部として機能させることも可能となる。
(実施例7)
図9は、この実施例7に係わる不平衡給電型アンテナ装置のFM/VHF帯用フィルタ回路2及びUHF帯用フィルタ回路4の回路構成を示す図である。なお、同図においても前記図1と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
FM/VHF帯用フィルタ回路2は、キャパシタC26のアンテナエレメント1側を抵抗R23により接地した回路により構成される。一方、UHF帯用フィルタ回路4は、上記実施例3乃至6と同様にキャパシタC42とインダクタL41との直列回路により構成される。
このような構成においても、上記実施例5と同様の効果を得ることができる。
(実施例8)
図10は、この実施例8に係わる不平衡給電型アンテナ装置のFM/VHF帯用フィルタ回路2及びUHF帯用フィルタ回路4の回路構成を示す図である。なお、同図においても前記図1と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
FM/VHF帯用フィルタ回路2は、抵抗R24のアンテナエレメント1側をインダクタL24により接地した回路により構成される。一方、UHF帯用フィルタ回路4は、上記実施例3乃至7と同様にキャパシタC42とインダクタL41との直列回路により構成される。
このような構成においても、上記実施例6と同様の効果を得ることができる。
以上述べたように第1の実施形態では、FM/VHF帯用の信号ラインのアンテナエレメント1側にFM/VHF帯用フィルタ回路2を、またUHF帯用の信号ラインのアンテナエレメント1側にUHF帯用フィルタ回路4をそれぞれ設けている。したがって、アンテナエレメント1とマッチング回路3,5との間をスイッチ回路により切替接続することなく、TV受信機において所望の分解能を得ることが可能となる。このため、アンテナエレメント1とマッチング回路3,5との間を切替接続するスイッチ回路を不要にすることができ、これにより不平衡給電型アンテナ装置の回路部分の実装面積を縮小すると共にコストを下げることができる。
また、アンテナエレメント1とマッチング回路3,5との間のスイッチ回路を無くしたことにより、放射効率の面で以下のような効果が奏せられる。すなわち、一般に図1に示す構成のアンテナ装置では、アンテナエレメント1とマッチング回路3,5との接続点付近においてアンテナ電流値が最大値をとる。このため、従来の構成のようにこの位置にスイッチ回路が設けられていると、スイッチ回路において大きな損失が発生し、この結果放射効率が大きく低下する。これに対し本実施形態のように、アンテナエレメント1とマッチング回路3,5との接続点の位置でスイッチ回路を無くすと、スイッチ回路による損失が無くなり、これによりアンテナの放射効率を高く維持することが可能となる。
図11は、アンテナエレメント1とマッチング回路3,5との接続点、つまりマッチング回路3,5の先端側にスイッチ回路を設けた場合の放射効率と、マッチング回路3,5の先端側にはスイッチ回路を設けずにマッチング回路3,5とTV受信機との接続点、つまりTV受信機の入力側にスイッチ回路を設けた場合の放射効率の測定結果の一例を示すものである。同図から明らかなように、マッチング回路3,5の先端側からスイッチ回路を無くした場合の方が良好な放射特性を得ることができる。特に、FM/VHF帯のように比較的低い周波数帯ほど放射効率の改善効果が高くなる。
[第2の実施形態]
図12は、この発明に係わる不平衡給電型アンテナ装置の第2の実施形態を示すブロック図である。なお、同図において前記図1と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
上記FM/VHF帯用マッチング回路3と図示しないTV受信機との間には、FM/VHF帯用フィルタ回路7が設けられる。また、UHF帯用マッチング回路5と図示しないTV受信機との間には、UHF帯用フィルタ回路8が設けられる。すなわち、上記FM/VHF帯用マッチング回路3及びUHF帯用マッチング回路5は、スイッチ回路の代わりにFM/VHF帯用フィルタ回路7及びUHF帯用フィルタ回路8を介してTV受信機に接続される。
FM/VHF帯用フィルタ回路7は、高周波信号の信号ラインの分岐点とFM/VHF帯用マッチング回路3との間に配置されたFM/VHF帯用フィルタ回路2と同様に、アンテナエレメント1により受信された放送信号のうち、FM/VHF帯の信号成分を通過させ、UHF帯の信号成分を反射する。UHF帯用フィルタ回路8は、上記高周波信号の信号ラインの分岐点とUHF帯用マッチング回路5との間に配置されたUHF帯用フィルタ回路4と同様に、アンテナエレメント1により受信された放送信号のうち、UHF帯の信号成分を通過させ、FM/VHF帯の信号成分を反射する。
次に、以上述べた不平衡給電型アンテナ装置の具体的な回路構成を示す実施例を説明する。
(実施例1)
図13は、この実施例1に係わる不平衡給電型アンテナ装置の回路構成を示す図である。なお、同図において前記図12と対応する部分には同一符号を付して説明を行う。
FM/VHF帯用マッチング回路3は、インダクタL32と、インダクタL31及びキャパシタC31の並列回路と、インダクタL33,L34の逆L型回路とを直列に接続したものである。UHF帯用マッチング回路5は、インダクタL33,L34の逆L型回路により構成される。
FM/VHF帯用フィルタ回路2及びUHF帯用フィルタ回路4はいずれもキャパシタC21,C41により構成される。そして、これらのキャパシタC21,C41のキャパシタンス値を適宜設定することにより、FM/VHF帯用マッチング回路3及びUHF帯用マッチング回路5と協働して、先に述べたフィルタリング特性を発揮させることが可能となる。
FM/VHF帯用フィルタ回路7は、インダクタL72の両端をそれぞれキャパシタC71,C72により接地したπ型回路を備え、さらにこのπ型回路の入力側及び出力側にそれぞれインダクタL71,L73を直列に接続したものである。一方、UHF帯用フィルタ回路8は、キャパシタC82の両端をそれぞれインダクタL81,L82により接地したπ型回路を備え、さらにこのπ型回路の入力側及び出力側にそれぞれキャパシタC81,C83を直列に接続したものである。これらのフィルタ回路7,8の出力端は、ワイヤードオア接続されたのち図示しないTV受信機の入力端子に接続される。
このような構成であるから、先ず受信周波数をFM/VHF帯に設定した場合には、アンテナエレメント1により受信された放送信号は二分岐されてFM/VHF帯用の信号ラインに導入される。このFM/VHF帯用の信号ラインでは、先ず前段のFM/VHF帯用フィルタ回路2により、上記放送信号のうちUHF帯の信号成分は反射されてFM/VHF帯の信号成分のみが通過する。そして、このFM/VHF帯用フィルタ回路2を通過したFM/VHF帯の信号は、FM/VHF帯用マッチング回路3を経たのち後段のFM/VHF帯用フィルタ回路7に入力され、ここでさらにUHF帯の信号成分が反射されてFM/VHF帯の信号成分のみが通過し、この通過したFM/VHF帯の信号成分がTV受信機に入力される。
またこのとき、上記UHF帯用の信号ラインにも同じ放送信号が入力される。しかし、UHF帯用フィルタ回路4,8によりFM/VHF帯の信号成分は反射され、TV受信機には入力されない。したがってTV受信機では、FM/VHF帯用の信号ラインを通り、FM/VHF帯用マッチング回路3でインピーダンス整合がとられたFM/VHF放送信号のみが入力されることになり、これによりFM/VHF帯の放送信号に対し最適なインピーダンス整合条件で受信処理を行うことが可能となる。
一方、受信周波数をUHF帯に設定した場合には、アンテナエレメント1により受信された放送信号は二分岐されてUHF帯用の信号ラインに導入される。このUHF帯用の信号ラインでは、先ず前段のUHF帯用フィルタ回路4により、上記放送信号のうちFM/VHF帯の信号成分は反射されてUHF帯の信号成分のみが通過する。そして、このUHF帯用フィルタ回路4を通過したUHF帯の信号は、UHF帯用マッチング回路5を経たのち後段のUHF帯用フィルタ回路8に入力され、ここでさらにFM/VHF帯の信号成分が反射されてUHF帯の信号成分のみが通過し、この通過したUHF帯の信号成分がTV受信機に入力される。
またこのとき、上記FM/VHF帯用の信号ラインにも同じ放送信号が入力される。しかし、FM/VHF帯用フィルタ回路2,7によりUHF帯の信号成分は反射されて、TV受信機に入力されない。したがってTV受信機では、UHF帯用の信号ラインを通り、UHF帯用マッチング回路5でインピーダンス整合がとられたUHF放送信号のみが入力されることになり、これによりUHF帯の放送信号に対し最適なインピーダンス整合条件で受信処理を行うことが可能となる。
(実施例2)
図14は、この実施例2に係わる不平衡給電型アンテナ装置の回路構成を示す図である。なお、同図において前記図13と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
FM/VHF帯用フィルタ回路7は、キャパシタC73の両端をそれぞれインダクタL74,L75により接地したπ型回路を備え、さらにこのπ型回路の入力側及び出力側にそれぞれインダクタL71,L73を直列に接続したものである。一方、UHF帯用フィルタ回路8は、インダクタL83の両端をそれぞれキャパシタC84,L85により接地したπ型回路を備え、さらにこのπ型回路の入力側及び出力側にそれぞれキャパシタC81,C83を直列に接続したものである。なお、これらのフィルタ回路7,8の出力端は、ワイヤードオア接続されたのち図示しないTV受信機の入力端子に接続される。
このような構成であるから、上記図13の回路構成と同様に、受信周波数をFM/VHF帯に設定した場合にはFM/VHF帯用の信号ラインを通過したFM/VHF放送信号のみがTV受信機に入力され、一方受信周波数をUHF帯に設定した場合にはUHF帯用の信号ラインを通過したUHF放送信号のみがTV受信機に入力される。したがって、TV受信機ではFM/VHF帯の放送信号に対しても、またUHF帯の放送信号に対しても、最適なインピーダンス整合条件で受信処理を行うことが可能となる。
以上述べたように第2の実施形態によれば、アンテナエレメント1と各マッチング回路3,5との間ばかりでなく、各マッチング回路3,5とTV受信機との間にも、それぞれ各マッチング回路3,5に対応付けてFM/VHF帯用フィルタ回路7,8を配置したことにより、アンテナエレメント1と各マッチング回路3,5との間ばかりでなく、各マッチング回路3,5とTV受信機との間においても切替スイッチを不要にすることができる。このため、アンテナ装置の回路部分の実装面積を減らして装置の小型化を図ると共に、コストダウンを図ることができる。また、静電気保護用の部品も不要にできるので、アンテナエレメント1とTV受信機との間のインピーダンス整合がとりやすくなり、かつ通過損失を低く抑えることも可能となる。
[第3の実施形態]
図15はこの発明に係わる不平衡給電アンテナ装置の第3の実施形態を示すブロック図である。なお、同図において前記図12と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
この実施形態に係わるアンテナ装置は、FM/VHF帯の放送信号と、携帯電話システム、例えばPDC(Personal Digital Cellular)システムの無線信号の受信又は送受信を可能にしたものである。PDC帯用のアンテナエレメント10にはPDC帯用マッチング回路11が接続され、このPDC帯用マッチング回路11はPDC帯用フィルタ回路12を介して図示しない無線回路に接続される。また、FM/VHF帯用フィルタ回路7,8と上記PDC帯用フィルタ回路12との間にはFM/VHF/UHF帯用フィルタ回路9が接続される。
PDC帯用マッチング回路11は、PDC帯を使用する無線信号を送受信している状態で、アンテナエレメント10のインピーダンスをTV受信機のインピーダンスに整合させるものである。PDC帯用フィルタ回路12は、アンテナエレメント10により受信された無線信号のうち、PDC帯域の信号を通過させ、その他の帯域の信号成分を反射する。FM/VHF/UHF帯用フィルタ回路9は、FM/VHF/UHF帯の信号成分を通過させ、PDCの帯域に対してはハイインピーダンスとなってPDC無線信号を通過させない。
このような構成であるから、FM/VHF/UHF帯用フィルタ回路9を設けたことにより、PDC帯域の信号がFM/VHF/UHF帯用の信号ラインに漏れないようにすることができる。また、スイッチ回路を使用しないので、アンテナ装置の回路部分の実装面積を減らして装置の小型化を図ると共に、コストダウンを図ることができる。
[その他の実施形態]
前記第1乃至第3の実施形態では、FM/VHF帯用の放送信号とUHF帯用の放送信号を受信する場合を例にとって説明したが、移動通信システムの無線信号と無線LANの無線信号を送受信する場合や、移動通信システムの無線信号とBluetoothやUWB等のその他の近距離無線データ通信システムの無線信号とを送受信する場合にもこの発明を適用可能である。
その他、各マッチング回路及び各フィルタ回路の具体的な回路構成等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
要するにこの発明は、上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
この発明に係わる不平衡給電型アンテナ装置の第1の実施形態を示すブロック図。 図1に示したアンテナ装置の具体的な回路構成である実施例1の構成を示す回路図。 図2に示したアンテナ装置のUHF帯用フィルタ回路による通過特性及び反射特性を示す図。 図1に示したアンテナ装置の具体的な回路構成である実施例2の構成を示す回路図。 図1に示したアンテナ装置の具体的な回路構成である実施例3の構成を示す回路図。 図1に示したアンテナ装置の具体的な回路構成である実施例4の構成を示す回路図。 図1に示したアンテナ装置の具体的な回路構成である実施例5の構成を示す回路図。 図1に示したアンテナ装置の具体的な回路構成である実施例6の構成を示す回路図。 図1に示したアンテナ装置の具体的な回路構成である実施例7の構成を示す回路図。 図1に示したアンテナ装置の具体的な回路構成である実施例8の構成を示す回路図。 図1に示したアンテナ装置の効果を説明するための図。 この発明に係わる不平衡給電型アンテナ装置の第2の実施形態を示すブロック図。 図12に示したアンテナ装置の具体的な回路構成である実施例1の構成を示す回路図。 図12に示したアンテナ装置の具体的な回路構成である実施例2の構成を示す回路図。 この発明に係わる不平衡給電型アンテナ装置の第3の実施形態を示すブロック図。
符号の説明
1…アンテナエレメント、2…FM/VHF帯用フィルタ回路、3…FM/VHF帯用マッチング回路、4…UHF帯用フィルタ回路、5…UHF帯用マッチング回路、6…スイッチ回路、7…FM/VHF帯用フィルタ回路、8…UHF帯用フィルタ回路、9…FM/VHF/UHF帯用フィルタ回路、10…PDC用アンテナエレメント、11…PDC帯用マッチング回路、12…PDC帯用フィルタ回路。

Claims (2)

  1. 第1の帯域を使用する第1の無線システム及び第2の帯域を使用する第2の無線システムとそれぞれ無線通信を行う無線モジュールに接続される不平衡給電アンテナ装置であって、
    前記第1及び第2の帯域の無線信号をそれぞれ送受信可能な一つのアンテナエレメントと、
    前記アンテナエレメントのインピーダンスを前記無線モジュールのインピーダンスに整合させるために、前記第1及び第2の帯域に対応してそれぞれ設けられる第1及び第2の整合回路と、
    前記第1及び第2の整合回路と前記無線モジュールとの間に配置され、前記第1の無線システムとの間で無線通信を行う期間に前記第1の整合回路を前記無線モジュールに接続し、前記第2の無線システムとの間で無線通信を行う期間に前記第2の整合回路を前記無線モジュールに接続するように切替動作するスイッチ回路と、
    前記第1の整合回路と前記アンテナエレメントとの間に常時接続され、前記第1の帯域の無線信号を通過させると共に前記第2の帯域の無線信号を減衰させる第1のフィルタ回路と、
    前記第2の整合回路と前記アンテナエレメントとの間に常時接続され、前記第2の帯域の無線信号を通過させると共に前記第1の帯域の無線信号を減衰させる第2のフィルタ回路と
    を具備することを特徴とする不平衡給電アンテナ装置。
  2. 第1の帯域を使用する第1の無線システム及び第2の帯域を使用する第2の無線システムとそれぞれ無線通信を行う無線モジュールに接続される不平衡給電アンテナ装置であって、
    前記第1及び第2の帯域の無線信号をそれぞれ送受信可能な一つのアンテナエレメントと、
    前記アンテナエレメントのインピーダンスを前記無線モジュールのインピーダンスに整合させるために、前記第1及び第2の帯域に対応してそれぞれ設けられる第1及び第2の整合回路と、
    前記第1の整合回路と前記アンテナエレメントとの間に常時接続され、前記第1の帯域の無線信号を通過させると共に前記第2の帯域の無線信号を減衰させる第1のフィルタ回路と、
    前記第2の整合回路と前記アンテナエレメントとの間に常時接続され、前記第2の帯域の無線信号を通過させると共に前記第1の帯域の無線信号を減衰させる第2のフィルタ回路と、
    前記第1の整合回路と前記無線モジュールとの間に常時接続され、前記第1の帯域の無線信号を通過させると共に前記第2の帯域の無線信号を減衰させる第3のフィルタ回路と、
    前記第2の整合回路と前記無線モジュールとの間に常時接続され、前記第2の帯域の無線信号を通過させると共に前記第1の帯域の無線信号を減衰させる第4のフィルタ回路とを具備することを特徴とする不平衡給電アンテナ装置。
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