JP2007287441A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ヘッダが実装されたプリント配線板とソケットが実装されたプリント配線板とがそれぞれ固定された状態であっても接続の容易なコネクタを提供する。
【解決手段】 ヘッダ2に、絶縁材料からなりプリント配線板P2に固定されてコンタクト6a,6bを支持する支持部材7を設けた。また、ヘッダ2の各コンタクト6a,6bはそれぞれ、プリント配線板P2の厚さ方向に交差する方向に延長された連結部65を、支持部材7に支持される被支持部64とハウジング5に保持される被保持部61との間に有するので、ソケット1が実装されたプリント配線板P1とヘッダ2が実装されたプリント配線板P2とがそれぞれ固定された状態であっても、連結部65を弾性変形させることによってヘッダ2のハウジング5を容易にソケット1の接続凹部30に挿入してヘッダ2とソケット1とを接続することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリント配線板間の電気的接続に用いられるコネクタに関するものである。
従来から、図15に示すように、実装面を互いに同じ方向へ向けて厚さ方向に交差する方向に並べて配置される2枚のプリント配線板P1,P2の一方ずつにそれぞれ実装されるソケット1とヘッダ2とからなり、ソケット1が実装されたプリント配線板P1とヘッダ2が実装されたプリント配線板P2とを電気的に接続するコネクタが提供されている(例えば、特許文献1参照)。
ソケット1は、プリント配線板P1,P2の厚さ方向に交差する方向に開口した接続凹部30を有するハウジング3と、それぞれ接続凹部30内に一部が露出するようにハウジング3に保持されるとともにプリント配線板P1に電気的に接続される複数個のコンタクト4とを備える。
ヘッダ2は、接続凹部に挿入されるハウジング5と、それぞれハウジング5に保持されてプリント配線板P2に電気的に接続されハウジング5が接続凹部30に挿入されたときにソケット1のコンタクト4に接触導通する複数個のコンタクト6とを備える。
ソケット1のハウジング3の接続凹部30にヘッダ2のハウジング5を挿入することによってヘッダ2とソケット1とを互いに接続すると、ソケット1とヘッダ2とのコンタクト4,6同士が接触導通し、ここにおいてコンタクト4,6を介してプリント配線板P1,P2間が電気的に接続される。
特開2000−100501号公報
しかし、上記従来例では、それぞれプリント配線板P1,P2に固定されたヘッダ2とソケット1とを互いに接続しようとした場合、プリント配線板P1,P2の一方を他方に対して厚さ方向の位置を揃えてから厚さ方向に交差する方向に変位させる必要があった。従って、各プリント配線板P1,P2を、例えば各プリント配線板P1,P2をそれぞれ収納するケース(図示せず)に固定した後に、ヘッダ2とソケット1とを互いに接続することができなかった。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、ヘッダが実装されたプリント配線板とソケットが実装されたプリント配線板とがそれぞれ固定された状態であっても接続の容易なコネクタを提供することにある。
請求項1の発明は、厚さ方向に交差する方向に並べて配置されるプリント配線板の一方ずつにそれぞれ実装されるヘッダとソケットとからなり、ヘッダが実装されたプリント配線板とソケットが実装されたプリント配線板とを電気的に接続するコネクタであって、ソケットは、絶縁材料からなりプリント配線板の厚さ方向の少なくとも一方側に開口した接続凹部を有するハウジングと、それぞれ導電材料からなり接続凹部内に一部が露出するようにハウジングに保持されるとともにプリント配線板に電気的に接続される複数個のコンタクトとを備え、ヘッダは、絶縁材料からなり少なくとも一部が接続凹部に挿入されるハウジングと、それぞれ導電材料からなりハウジングに保持されるとともにプリント配線板に電気的に接続されハウジングが接続凹部に挿入されたときにソケットのコンタクトに接触導通する複数個のコンタクトとを備え、ソケットとヘッダとの一方は、絶縁材料からなりプリント配線板に固定されて該ソケット又はヘッダのコンタクトを支持する支持部材を備え、ソケットとヘッダとのうち支持部材を備える一方において、各コンタクトはそれぞれ、弾性を有する導電材料からなり、プリント配線板に電気的に接続される端子部と、端子部に連結されて支持部材に支持される被支持部と、ハウジングに保持される被保持部と、被支持部と被保持部との間に設けられてプリント配線板の厚さ方向に交差する方向に延長され、被保持部を被支持部に対して少なくともソケットの接続凹部に対するヘッダのハウジングの挿入深さだけプリント配線板の厚さ方向に変位させるように弾性変形可能な連結部とを有することを特徴とする。
この発明によれば、ソケットが実装されたプリント配線板とヘッダが実装されたプリント配線板とがそれぞれ固定された状態であっても、連結部を弾性変形させることによってヘッダのハウジングを容易にソケットの接続凹部に挿入してヘッダとソケットとを接続することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、ソケットとヘッダとのうち支持部材を備える一方において、コンタクトには、被支持部が支持部材を挟んで互いに反対側に位置する第1のコンタクトと第2のコンタクトとがあり、第1のコンタクトと第2のコンタクトとにおいて連結部は被支持部に対して互いに同じ方向であって被支持部同士が並ぶ方向に延長され、被支持部が支持部材に対して連結部が延長された側に位置する第1のコンタクトの連結部は、第2のコンタクトの連結部よりもプリント配線板に近い側に位置し、第1のコンタクトの被保持部は、第2のコンタクトの被保持部よりも支持部材に近い側に位置し、絶縁材料からなり第1のコンタクトの連結部と第2のコンタクトの連結部との間に介在するスペーサを備えることを特徴とする。
この発明によれば、第1のコンタクトと第2のコンタクトとの連結部間の絶縁がスペーサによって確保される。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、スペーサには、プリント配線板に対向する面において第1のコンタクトの連結部が圧入固定される圧入溝が設けられるとともに、圧入溝が設けられた面の反対面において第2のコンタクトの連結部が遊挿される遊挿溝が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、スペーサを第1のコンタクトに連結して第1のコンタクトの連結部と第2のコンタクトの連結部との間の絶縁を確保しながらも、第2のコンタクトの連結部はスペーサに拘束されないから弾性変形の幅が確保される。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、スペーサは、プリント配線板に当接する脚部と、プリント配線板との間に隙間を空けて脚部に支持されるとともに圧入溝と遊挿溝とを有して第1のコンタクトの連結部と第2のコンタクトの連結部との間に介在する本体部とを有することを特徴とする。
この発明によれば、第1及び第2のコンタクトの連結部の、プリント配線板に近づく方向への過剰な変形をスペーサによって阻止することができる。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかの発明において、ソケットとヘッダとのうち支持部材を備える一方において、被支持部に対する連結部の延長方向に交差する方向へ膨出するように曲げられてなり被支持部と被保持部との間の距離を変化させるように弾性変形可能なばね部を、各コンタクトの連結部にそれぞれ設けたことを特徴とする。
この発明によれば、プリント配線板が並ぶ方向についてのソケットやヘッダの位置ずれが、ばね部の弾性変形によって吸収される。
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかの発明において、支持部材は、被支持部に対する連結部の延長方向へ突設された突出部を有し、突出部において基板の厚さ方向に向けられる面の少なくとも一方には、それぞれ1個ずつのコンタクトの連結部の一部が収納される複数本の収納溝が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、支持部材の突出部の収納溝に一部が収納されることにより、コンタクトの連結部同士が接触しにくくなる。また、突出部を設けない場合に比べ、支持部材が大きくなることにより、実装時に支持部材の保持が容易となる。
請求項7の発明は、請求項1から6のいずれかの発明において、ソケットとヘッダとのうち支持部材を備える一方において、支持部材にはコンタクトが圧入される保持溝が設けられ、ハウジングにはコンタクトが圧入される保持溝が設けられ、支持部材とハウジングとの各保持溝は、それぞれプリント配線板の厚さ方向の少なくとも一方側に開放されていることを特徴とする。
この発明によれば、ヘッダとソケットのうち支持部材を備えるものを組み立てる際に、ハウジングとコンタクトと支持部材とをプリント配線板の厚さ方向に重ねるようにして組み立てることができる。
本発明によれば、ソケットとヘッダとの一方において、絶縁材料からなりプリント配線板に固定されてコンタクトを支持する支持部材を備え、ソケットとヘッダとのうち支持部材を備える一方において、各コンタクトはそれぞれ、端子部に連結されて支持部材に支持される被支持部とハウジングに保持される被保持部との間に設けられてプリント配線板の厚さ方向に交差する方向に延長され、被保持部を被支持部に対して少なくともソケットの接続凹部に対するヘッダのハウジングの挿入深さだけプリント配線板の厚さ方向に変位させるように弾性変形可能な連結部を有するので、ソケットが実装されたプリント配線板とヘッダが実装されたプリント配線板とがそれぞれ固定された状態であっても、連結部を弾性変形させることによってヘッダのハウジングを容易にソケットの接続凹部に挿入してヘッダとソケットとを接続することができる。
本実施形態は、図1及び図2に示すように、互いに異なるプリント配線板P1,P2に実装されるソケット1とヘッダ2とを備える。以下、上下左右は図1を基準とし、図1の手前−奥方向(図2の右下−左上方向)を前後方向と呼ぶ。すなわち、プリント配線板P1,P2の厚さ方向を上下方向と呼び、プリント配線板P1,P2の並ぶ方向を左右方向と呼ぶ。
ソケット1は、例えば合成樹脂のような絶縁材料からなり前後に長い直方体形状であって上面に接続凹部30が設けられたハウジング3と、それぞれ例えば金属板に打ち抜き加工や曲げ加工が施されてなり一部が接続凹部30内に露出する形で接続凹部30の左右にそれぞれ複数本(図では30本)ずつ前後に並べて保持されたコンタクト4とを備える。
図3及び図4に示すように、ソケット1のハウジング3において接続凹部30の左右には、それぞれコンタクト4を保持するための保持溝31が、コンタクト4に一対一に対応して複数本ずつ、接続凹部30の内外に跨って設けられている。ソケット1のコンタクト4は、逆U字形状であって保持溝31に圧入保持される被保持部41と、被保持部41において接続凹部30の内側に位置する端部から左右方向の内側へ突設され上方へ曲がって先部を左右に変位させる方向の弾性を有する接触部42と、被保持部41において接続凹部30の外側に位置する端部から左右方向のうちハウジング3から離れる方向に突設されてプリント配線板P1にはんだ付けされる端子部43とを有する。また、ソケット1のハウジング3の下面には、プリント配線板P1に設けられた位置決め穴(図示せず)に係合する位置決め突起32が下方へ突設されている。
ヘッダ2は、図5に示すように、例えば合成樹脂のような絶縁材料からなり接続凹部30に挿入される接続部50を有するハウジング5と、接続部50の左右両側にそれぞれ複数本ずつ前後に並べて保持されたコンタクト6a,6bとを備える。
ヘッダ2のハウジング5において、接続部50の左右両面には、それぞれコンタクト6a,6bを保持するための保持溝51a,51b(図7参照)が設けられている。ヘッダ2の各コンタクト6a,6bは、それぞれ、図6(a)(b)に示すように、保持溝51a,51bに圧入保持される被保持部61と、被保持部61から左右方向のうち接続部50から離れる方向へ突設され上方へ曲がって先部を左右に変位させるように弾性変形可能な接触部62とを有する。ここで、接触部62の左右のうち接続部50から離れた側の面には、上側の厚さ寸法を下側よりも小さくする段62aが設けられており、ソケット1のコンタクト4の接触部42には左右方向の内向きに膨出するように曲げられた係合凸部42aが設けられている。接続部50が接続凹部30に挿入されると、各コンタクト4,6a,6bが弾性変形し、係合凸部42aが段62aの上側に至ったときに各コンタクト4,6a,6bが弾性復帰することにより作業者にクリック感が与えられる。ここにおいて、係合凸部42aが接続凹部30の上側に位置することにより、接続凹部30からの接続部50の脱落は防止される。また、被保持部61の前後両端面には、それぞれ保持溝51a,51bの内面に食い込む食い込み突起61aが突設されている。さらに、ハウジング5の接続部50の前後両端には、図7に示すように、それぞれ接続部50に対してコンタクト6a,6bの接触部62よりも大きく左右に突出する突出部52が設けられており、接続凹部30に対する接続部50の挿抜時には突出部52を持つことができる。また、突出部52の前端部間には梁部53が架設されており、梁部53によってハウジング5の機械的強度が向上するとともにコンタクト6bの接触部62が保護されている。
さらに、ヘッダ2は、それぞれプリント配線板P2に固定されて各コンタクト6a,6bをそれぞれ支持する支持部材7を備える。支持部材7は、図8に示すように、直方体形状の本体部7aと、本体部7aの上端部から左方に突設された突出部7bとを有する。突出部7bが設けられていることにより、支持部材7の前後の端面及び上面の面積がそれぞれ大きくなっているから、支持部材7をプリント配線板P2に取り付ける際(すなわち、ヘッダ2をプリント配線板P2に実装する際)に支持部材7に対して前後両側からの挟持や上面の真空吸着による保持を行いやすくなっている。本体部7aの下面には、図9に示すように、プリント配線板P2に厚さ方向に貫設された位置決め穴(図示せず)に挿入されてプリント配線板P2に対して支持部材7を位置決めする位置決め突起7cが下方へ突設されている。支持部材7の本体部7aの前後両面には、それぞれコンタクト6a,6bを保持するための保持溝71a,71bがコンタクト6a,6bに対応して複数本ずつ設けられている。
そして、ヘッダ2の各コンタクト6a,6bは、それぞれ、長さ方向を左右方向に向けてプリント配線板P2にはんだ付けされる端子部63と、端子部61の左端から上方に突設されて支持部材7の保持溝71a,71bに圧入保持される被支持部64と、被支持部64の上端から左方に延長されて左端が被保持部61の上端に連結された連結部65とを有する。被支持部64の前端面には、それぞれ保持溝71a,71bの内面に食い込む食い込み突起64aが突設されている。さらに、支持部材7の突出部7bの下面にはそれぞれ本体部7aの左面の保持溝71aに連通して左方に開放された複数本の収納溝72aが設けられ、支持部材7の上面にはそれぞれ本体部7aの右面の保持溝71bに連通して左右両側に開放された複数本の収納溝72bが設けられており、各コンタクト6a,6bの連結部65の右端部はそれぞれ収納溝72a,72bに収納される。これにより、前後に並ぶコンタクト6a,6b間で連結部65同士が接触しにくくなっている。
ここで、ヘッダ2のコンタクト6a,6bには、被保持部61が接続部50の右側の保持溝51aに圧入されるとともに被支持部64が支持部材7の左側の保持溝71aに圧入される図6(a)に示す第1のコンタクト6aと、被保持部61が接続部50の左側の保持溝51bに圧入されるとともに被支持部64が支持部材7の右側の保持溝71bに圧入される図6(b)に示す第2のコンタクト6bとがある。第1のコンタクト6aの連結部65は、第2のコンタクト6bの連結部65の下側に位置する。このようにプリント配線板P1,P2の厚さ方向において互いに重なる第1のコンタクト6aと第2のコンタクト6bとを設けていることにより、第1のコンタクト6aと第2のコンタクト6bとの一方のみを設ける場合に比べて前後の寸法当たりに設けることができるコンタクト6a,6bの総数が増加している。
また、支持部材7の本体部7aには、貫通穴73が上下に貫設されており、本体部7aの左面の下端には左右方向と下方とに開放されて貫通穴73に連通し第1のコンタクト6aの端子部63が挿通される端子挿通凹部74が設けられている。第1のコンタクト6aの端子部63は、上方から見て貫通穴73から露出する。
さらに、各コンタクト6a,6bには、それぞれ連結部65において左右方向の中央部に、上方へコ字形状に膨出して左右両端の距離を変化させるように弾性変形可能なばね部65aが設けられている。すなわち、左右方向についてのプリント配線板P1,P2やソケット1やヘッダ2の支持部材7の位置ずれは、ばね部65aの弾性変形によって吸収される。この構成により、図13や図14のようにばね部65aを設けずにコンタクト4,6a,6bの接触部42,62の弾性変形によって上記位置ずれを吸収する場合に比べ、コンタクト4,6a,6bの形状を単純としながらもより大きな位置ずれを吸収することができる。
また、コンタクト6a,6bの連結部65間の絶縁を確保するためにスペーサ8が設けられている。スペーサ8は、図10に示すように上下方向の一方と左右両側とにそれぞれ開放されてコンタクト6a,6bの連結部65が挿通される挿通溝81a,81bが上下両面に設けられた本体部81と、本体部81の前後両端部からそれぞれ下方へ突設されて下端がプリント配線板P2に当接する脚部82とを有する。ここで、下側の挿通溝81aの断面形状は第1のコンタクト6aの連結部65の断面形状と略同じとされており、第1のコンタクト6aの連結部65は挿通溝81aに圧入保持されている。また、上側の挿通溝81bの断面形状は第2のコンタクト6bの連結部65の断面形状よりも大きく、第2のコンタクト6bの連結部65は挿通溝81bにおいてスペーサ8に対し左右に変位自在となるように遊挿されている。つまり、下側の挿通溝81aが請求項における圧入溝であって、上側の挿通溝81bが請求項における遊挿溝である。この構成によれば、ヘッダ2の各コンタクト6a,6bの連結部65とプリント配線板P2との接触をスペーサ8によって阻止しながらも、第2のコンタクト6bの連結部65をスペーサ8に対して拘束せずに上下及び左右に変位可能とすることができる。なお、図13及び図14の構成では、スペーサ8は、2個の貫通穴を前後に並べて左右に貫設された日の字形状であって上面に挿通溝81aが設けられ下面がプリント配線板P2に固定された第1の部材8aと、上面に挿通溝81bが設けられて間に第1のコンタクト6aの連結部65を挟む形で第1の部材8aの上面に当接する第2の部材8bとで構成されている。
ここで、ハウジング5において、各コンタクト6a,6bが圧入される保持溝51a,51bはそれぞれ上方へ開放されている。また、支持部材7において、第1のコンタクト6aが圧入される保持溝71aは下方に開放され、第2のコンタクト6bが圧入される保持溝71bは上方に開放されている。これにより、ヘッダ2の製造に際しては、図12に示すように、まず矢印A1で示すようにハウジング5に対して第1のコンタクト6aを上方から組み付け、次に矢印A2で示すように支持部材7とスペーサ8とをそれぞれ第1のコンタクト6aに対して上方から組み付け、最後に矢印A3で示すように第2のコンタクト6bをハウジング5と支持部材7とに対してそれぞれ上方から組み付けるといったように、ハウジング5とコンタクト6a,6bと支持部材7とスペーサ8とを上下に重ねるようにして容易に組み立てることができる。
上記構成によれば、ソケット1が実装されたプリント配線板P1と、ヘッダ2が実装されたプリント配線板P2とをそれぞれ例えばケース(図示せず)に固定した後であっても、ソケット1へのヘッダ2の接続すなわち接続凹部30への接続部50の挿入を、ヘッダ2においてコンタクト6a,6bの連結部65を弾性変形させてハウジング5を上下に変位させることにより容易に行うことができる。また、ヘッダ2をソケット1に接続する際、プリント配線板P1,P2やヘッダ2の支持部材7やソケット1の位置ずれは、連結部65の弾性変形により吸収される。特に、左右方向についてのプリント配線板P1,P2やソケット1やヘッダ2の支持部材7の位置ずれは、既に述べたように連結部65のばね部65aの弾性変形によって吸収される。
なお、本実施形態とは逆に、支持部材7やスペーサ8をソケット1に設け、被支持部64や連結部65をヘッダ2のコンタクト6a,6bに代えてソケット1のコンタクト4に設けてもよい。この場合、ハウジング3,5付近の構造が上下で入れ替わり、下面に接続凹部30が開口したソケット1のハウジング3を、ヘッダ2の接続部50の上側から被せるようにして接続する形になる。また、ソケット1のハウジング3において、接続凹部30を上下両側に開口した貫通穴形状としてもよい。
本発明の実施形態を示す断面図である。 同上を示す斜視図である。 同上のソケットを分解した状態を示す断面図である。 同上のソケットを示す断面図である。 同上のヘッダを示す断面図である。 (a)(b)はそれぞれ同上のヘッダのコンタクトを示す斜視図であり、(a)は第1のコンタクトを示し、(b)は第2のコンタクトを示す。 同上のヘッダのハウジングを示す斜視図である。 同上の支持部材を示す斜視図である。 同上を示す右側面図である。 同上のスペーサを示す斜視図である。 同上の要部を示す断面図である。 同上のヘッダを分解した状態を示す断面図である。 同上の比較例を示す斜視図である。 同上の別の比較例を示す断面図である。 従来例を示す断面図である。
符号の説明
1 ソケット
2 ヘッダ
3 ハウジング
4 コンタクト
5 ハウジング
6a 第1のコンタクト
6b 第2のコンタクト
7 支持部材
8 スペーサ
30 接続凹部
41 被保持部
42 接触部
43 端子部
50 接続部
61 被保持部
62 接触部
63 端子部
64 被支持部
65 連結部
65a ばね部
P1,P2 プリント配線板

Claims (7)

  1. 厚さ方向に交差する方向に並べて配置されるプリント配線板の一方ずつにそれぞれ実装されるヘッダとソケットとからなり、ヘッダが実装されたプリント配線板とソケットが実装されたプリント配線板とを電気的に接続するコネクタであって、
    ソケットは、絶縁材料からなりプリント配線板の厚さ方向の少なくとも一方側に開口した接続凹部を有するハウジングと、それぞれ導電材料からなり接続凹部内に一部が露出するようにハウジングに保持されるとともにプリント配線板に電気的に接続される複数個のコンタクトとを備え、
    ヘッダは、絶縁材料からなり少なくとも一部が接続凹部に挿入されるハウジングと、それぞれ導電材料からなりハウジングに保持されるとともにプリント配線板に電気的に接続されハウジングが接続凹部に挿入されたときにソケットのコンタクトに接触導通する複数個のコンタクトとを備え、
    ソケットとヘッダとの一方は、絶縁材料からなりプリント配線板に固定されて該ソケット又はヘッダのコンタクトを支持する支持部材を備え、
    ソケットとヘッダとのうち支持部材を備える一方において、各コンタクトはそれぞれ、弾性を有する導電材料からなり、プリント配線板に電気的に接続される端子部と、端子部に連結されて支持部材に支持される被支持部と、ハウジングに保持される被保持部と、被支持部と被保持部との間に設けられてプリント配線板の厚さ方向に交差する方向に延長され、被保持部を被支持部に対して少なくともソケットの接続凹部に対するヘッダのハウジングの挿入深さだけプリント配線板の厚さ方向に変位させるように弾性変形可能な連結部とを有することを特徴とするコネクタ。
  2. ソケットとヘッダとのうち支持部材を備える一方において、コンタクトには、被支持部が支持部材を挟んで互いに反対側に位置する第1のコンタクトと第2のコンタクトとがあり、
    第1のコンタクトと第2のコンタクトとにおいて連結部は被支持部に対して互いに同じ方向であって被支持部同士が並ぶ方向に延長され、被支持部が支持部材に対して連結部が延長された側に位置する第1のコンタクトの連結部は、第2のコンタクトの連結部よりもプリント配線板に近い側に位置し、第1のコンタクトの被保持部は、第2のコンタクトの被保持部よりも支持部材に近い側に位置し、
    絶縁材料からなり第1のコンタクトの連結部と第2のコンタクトの連結部との間に介在するスペーサを備えることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. スペーサには、プリント配線板に対向する面において第1のコンタクトの連結部が圧入固定される圧入溝が設けられるとともに、圧入溝が設けられた面の反対面において第2のコンタクトの連結部が遊挿される遊挿溝が設けられていることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
  4. スペーサは、プリント配線板に当接する脚部と、プリント配線板との間に隙間を空けて脚部に支持されるとともに圧入溝と遊挿溝とを有して第1のコンタクトの連結部と第2のコンタクトの連結部との間に介在する本体部とを有することを特徴とする請求項3記載のコネクタ。
  5. ソケットとヘッダとのうち支持部材を備える一方において、被支持部に対する連結部の延長方向に交差する方向へ膨出するように曲げられてなり被支持部と被保持部との間の距離を変化させるように弾性変形可能なばね部を、各コンタクトの連結部にそれぞれ設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載のコネクタ。
  6. 支持部材は、被支持部に対する連結部の延長方向へ突設された突出部を有し、突出部において基板の厚さ方向に向けられる面の少なくとも一方には、それぞれ1個ずつのコンタクトの連結部の一部が収納される複数本の収納溝が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載のコネクタ。
  7. ソケットとヘッダとのうち支持部材を備える一方において、支持部材にはコンタクトが圧入される保持溝が設けられ、ハウジングにはコンタクトが圧入される保持溝が設けられ、支持部材とハウジングとの各保持溝は、それぞれプリント配線板の厚さ方向の少なくとも一方側に開放されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載のコネクタ。
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