JP2007287046A - 質問先選択サーバ及び質問先選択プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、コミュニティシステムにおいてユーザが質問をする際に、最適なコミュニティを選択して質問を行うことが可能なコミュニティサーバ及びコミュニティプログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】ユーザ間でネットワークを介してメッセージをやり取りするコミュニティを登録するコミュニティ登録手段9と、前記コミュニティ登録手段9で登録されたコミュニティについて、コミュニティでやり取りされるメッセージからコミュニティの内容を表す索引を作成する索引作成手段10と、任意のユーザがネットワーク2を介して送信した質問メッセージについて、質問先とするコミュニティを、前記索引作成手段10で作成された索引に基づいて選択して、選択されたコミュニティに質問メッセージを送信する質問先選択手段11とを備えた。
【選択図】 図3

Description

本発明は、インターネットを介して質問や回答がやり取りされるコミュニティサービスにおいて質問の送信先コミュニティを選択するための質問先選択サーバ及び質問先選択プログラムに関する。
従来、コンピュータネットワークを介して利用者同士が様々な議論を行うためのコミュニティの場が提供されており、このようなコミュニティで質疑応答を行うコミュニティサービスが提供されている。
従来のコミュニティサービスにおいてユーザが質問をする際には、複数のコミュニティから手作業で最適なコミュニティを探し出す必要があり、手間がかかる上に、複数のコミュニティから提供される情報を有効に活用できていないという問題があった。
この問題の解決策として、特許文献1に、ユーザ端末側にコミュニティのリストを示したツールバーを用意して、質問時に質問者にツールバーから質問先のコミュニティを選択させることで質問窓口の一本化を図り、質問時の心理的障壁を取り払った質問先コミュニティ選択方法が記載されている。
特開2004−185389号公報
質問者により質問先のコミュニティが選択される質問先コミュニティ選択方法では、コミュニティ名や大まかなカテゴリだけでコミュニティが選択されるため、内容が適さないコミュニティに質問を投稿してしまう恐れがあり、その場合には質問者が回答を得られないだけでなく、質問を受け取ったコミュニティの参加者に対しても迷惑が及んでしまう。
本発明は、上記課題を鑑みなされたもので、コミュニティシステムにおいてユーザが質問をする際に、最適なコミュニティを選択して質問を行うことが可能な質問先選択サーバ及び質問先選択プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る質問先選択サーバは、ネットワークを介してユーザ間でメッセージをやり取りするコミュニティを登録するコミュニティ登録手段と、前記コミュニティ登録手段で登録されたコミュニティについて、コミュニティでやり取りされるメッセージからコミュニティの内容または質問メッセージを表す索引を作成する索引作成手段と、任意のユーザがネットワークを介して送信した質問メッセージについて、質問先とするコミュニティを、前記索引作成手段で作成された索引に基づいて選択して、選択されたコミュニティに質問メッセージを送信する質問先選択手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る質問先選択サーバ及び質問先選択プログラムによると、コミュニティシステムにおいてユーザが質問をする際に、最適なコミュニティを選択して質問を行うことが可能となる。
本発明に係る質問先選択サーバの実施形態について、添付図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
本発明に係る質問先選択サーバの第1実施形態について、図1〜図16に基づいて詳細に説明する。
図1は、第1実施形態の質問先選択サーバが適用されるコミュニティシステム1の構成図である。
ここで、コミュニティとは、ネットワーク上において人々が集まり議論する場であり、このコミュニティの利用者をユーザ、コミュニティを作成したユーザをコミュニティ管理者、作成されたコミュニティに対してメッセージの投稿や閲覧を行う権限を付与されたユーザをコミュニティ参加者、質問を登録したユーザを質問者と呼ぶ。
コミュニティシステム1は、ネットワーク2上においてコミュニティを提供するコミュニティサーバ3と、質問者からの質問を受信してコミュニティに送信する質問先選択サーバ4と、ユーザがコミュニティサーバ3や質問先選択サーバ4にアクセスしてコミュニティに対するメッセージの投稿や閲覧を行うためのユーザ端末5とを備える。また、ユーザ端末5は、コミュニティ管理者が用いる管理者端末5aと、コミュニティ参加者が用いる参加者端末5bと、質問者が用いる質問者端末5cとから構成される。
ネットワーク2は、WAN(Wide Area Network)、インターネット、LAN(Local Area Network)等であり、コミュニティサーバ3、質問先選択サーバ4、管理者端末5a、参加者端末5b、及び質問者端末5cは、このネットワーク2を介して通信可能に接続される。
コミュニティサーバ3は、データの制御や演算等の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、CPUが処理をするためのデータを一時的に記憶するRAM(Random Accress Memory)や処理プログラム等のデータを長期的に記憶するハードディスク及びROM(Read Only Memory)等の記憶装置を備えている。
またこれらの素子は図2に示すように、コミュニティを作成したりコミュニティを管理したりするコミュニティ管理手段6と、コミュニティ管理手段6により管理されているコミュニティでやり取りされるメッセージ等の情報を質問先選択サーバ4及びユーザ端末5に送受信するメッセージ送受信手段7と、コミュニティ管理手段6で管理されているコミュニティでやり取りされた情報を格納するメッセージ蓄積手段8の機能を備えている。またコミュニティサーバ3は、外部通信をする際に用いられる通信手段3dを備えている。
質問先選択サーバ4は、コミュニティサーバ3と同様に、データの制御や演算等の処理を行うCPUと、CPUが処理をするためのデータを一時的に記憶するRAMや処理プログラム等のデータを長期的に記憶するハードディスク及びROM等の記憶装置を備えている。
またこれらの素子は図3に示すように、コミュニティサーバ3のコミュニティ管理手段6が作成したコミュニティを登録するコミュニティ登録手段9と、コミュニティ登録手段9で登録されたコミュニティについてコミュニティの内容を表す索引を作成する索引作成手段10と、ユーザ端末5により受信した質問メッセージの質問先となるコミュニティを選択してそのコミュニティに質問メッセージを送信する質問先選択手段11との機能を備えている。また、質問先選択サーバ4は外部通信をする際に用いられる通信手段4dを備えている。
ユーザ端末5は、図4に示すように、データの制御や演算等の処理を行うCPU等の処理装置5dと、処理装置5dが処理をする際に一時的にデータを記憶するRAMや処理プログラム等のデータを長期的に記録するハードディスクやROM等の記憶装置5eと、通信をする際に用いられるネットワークインターフェース5gと、文字、画像等を表示するディスプレイ等の表示装置5hと、文字やコマンド等を入力するキーボードやマウス等の入力装置5iとから構成される。
ユーザ端末5の管理者端末5aは、コミュニティ管理者が使用するユーザ端末5であり、コミュニティサーバ3と通信を行うことにより、コミュニティを作成したり、所望のコミュニティにメッセージを投稿したり、各コミュニティに投稿されたメッセージを取得して表示したりする。
ユーザ端末5の参加者端末5bは、コミュニティ参加者が使用するユーザ端末5であり、コミュニティにメッセージを投稿したり、コミュニティサーバ3のメッセージ蓄積手段8に蓄積されているメッセージや質問先選択サーバ4に投稿された質問や回答のログを表示したりする。
ユーザ端末5の質問者端末5cは、質問者が使用するユーザ端末5であり、質問者が作成した質問を質問先選択サーバ4に登録したり、質問に対する回答メッセージを受信したり、質問者が作成した問題解決報告の情報を質問先選択サーバ4に登録したりする。
次に、コミュニティ管理者によって管理者端末5aがコミュニティサーバ3のコミュニティ管理手段6にアクセスしてコミュニティを作成する手順を、図5のフローチャートに基づいて説明する。
図5に示すように、始めに、管理者端末5aがコミュニティサーバ3にアクセスする際に、コミュニティサーバ3は、管理者端末5aにコミュニティ管理者のログインを促すための画面表示をさせる(S101)。コミュニティ管理者によって、管理者端末5aがコミュニティサーバ3に認証情報を送信することによりログインが行われる(S102)。
コミュニティサーバ3に認証されると、コミュニティサーバ3は、管理者端末5aにユーザトップ画面20を表示させる(S103)。ユーザトップ画面20は、図6に示すように、新しいコミュニティを作成するためのコミュニティ作成ボタン20aを有する。
管理者端末5aはコミュニティ作成ボタン20aが押下されたことを検知するとコミュニティ作成指示の旨をコミュニティサーバ3に送信する(S104)。コミュニティサーバ3がコミュニティ作成指示を受信すると、コミュニティ管理手段6は管理者端末5aに、コミュニティ情報を入力するためのコミュニティ作成画面21を表示させる(S105)。
コミュニティ作成画面21は、図7に示すように、コミュニティ名を入力するコミュニティ名入力欄21a、公開するか否かを表すコミュニティタイプを選択するコミュニティタイプ入力欄21b、コミュニティのカテゴリを入力するカテゴリ入力欄21c、コミュニティを登録するコミュニティ登録ボタン21d、コミュニティの作成を取り止めるキャンセルボタン21eを有する。
ここで、コミュニティタイプの「公開」タイプとは、コミュニティに投稿されたメッセージの閲覧をコミュニティ管理者やコミュニティ参加者以外のユーザに対しても許可するタイプであり、「非公開」タイプとは、コミュニティに投稿されたメッセージの閲覧をコミュニティ参加者やコミュニティ管理者のみに許可するタイプである。
管理者端末5aは、コミュニティ登録ボタン21dが押下されたことを検知すると、コミュニティ情報をコミュニティサーバ3に送信する(S106)。コミュニティ管理手段6は、入力された情報に基づいてコミュニティの登録を行う(S107)。
また、コミュニティ管理手段6は、管理者端末5aに、コミュニティ参加者を登録するための参加者登録画面22を表示させる(S108)。
参加者登録画面22は、図8に示すように、ユーザ名が一覧表示されたユーザリスト欄22aと、コミュニティ参加者が一覧表示された参加者リスト欄22bと、コミュニティ参加者を追加するための追加ボタン22cと、コミュニティ参加者を削除するための削除ボタン22dとを有する。
コミュニティ管理者は、ユーザリスト欄22aからユーザを選択して追加ボタン22cを押すことによって参加者を追加したり、参加者リスト欄22bから参加者を選択して削除ボタン22dを押すことによって参加者を削除したりすることができる。
コミュニティ管理者によってコミュニティ参加者の入力処理(S109)が終えると、コミュニティ管理手段6は、コミュニティ管理者が選択したユーザをコミュニティの参加者として登録し(S110)、コミュニティの作成が完了する。
次に、コミュニティ管理者が管理者端末5aを用いて作成したコミュニティを、質問先選択サーバ4のコミュニティ登録手段9が、質問先選択サーバ4に新規コミュニティとして登録する手順を、図9のフローチャートに基づいて説明する。
コミュニティ登録手段9が、質問先選択サーバ4からのコミュニティ参加希望を承諾して質問先選択サーバ4をコミュニティ参加者に追加すると、質問先選択サーバ4を参加者として登録したコミュニティはユーザ端末5からの質問を受け付けられるようになる。
コミュニティサーバ3にて新規コミュニティが作成されると、質問先選択サーバ4に新規コミュニティが作成された旨を示す新規コミュニティ作成情報が送信される(S200)。
質問先選択サーバ4は、新規コミュニティ作成情報を受信すると、コミュニティサーバ3に参加要請情報を送信する(S201)。
コミュニティサーバ3は、参加要請情報を受信すると、管理者端末5aに参加承認画面を表示させる(S202)。
コミュニティ管理者によって管理者端末5aの入力装置5iから参加承認情報が入力され、管理者端末5aが参加者承認情報をコミュニティサーバ3に送信する(S203)と、コミュニティサーバ3はその参加承認情報を受信して質問先選択サーバ4に送信する(S204)。
質問先選択サーバ4が参加承認情報を受信して登録する(S205)と、質問先選択サーバ4のコミュニティ登録手段9が、コミュニティサーバ3に対して、登録したコミュニティにおいて既にやり取りされたメッセージ等を含んだコミュニティ情報を要求する(S206)。コミュニティサーバ3は、参加承認されたコミュニティのコミュニティ情報を質問先選択サーバ4に送信する(S207)。
質問先選択サーバ4がコミュニティ情報を受信すると、質問先選択サーバ4の索引作成手段10は、コミュニティ情報に基づいて、登録したコミュニティのコミュニティ索引を作成する(S208)。
ここで、コミュニティ索引とは、複数のキーワードを集めた索引であり、質問先選択サーバ4が受信した質問メッセージの送信先とすべきコミュニティを選択する際に用いられる。
次に、質問先選択サーバ4の索引作成手段10が、コミュニティのコミュニティ索引を作成する際の手順を、図10のフローチャートに基づいて説明する。
まず、索引作成手段10は、コミュニティ情報に含まれる文章を、これ以上に細かくすると意味がなくなってしまう最小の文字列(形態素)に分解する(形態素解析)(S301)。例えば、「今日の天気は晴れです」を「今日 の 天気 は 晴れ です」のように分解する。
次に、索引作成手段10は、分解された形態素のうちの単語である名詞句だけを抜き出して、各名詞句の出現頻度(TF=term frequency)を計算する(S302)。例えば上記の例によると、「今日」、「天気」、「晴れ」の名詞句を抜き出して、コミュニティ情報内におけるこれらの言葉のTFを計算する。
索引作成手段10は、抜き出された名詞句とこの名詞句のTFとをセットにしてコミュニティ索引として保存する(S303)。
また、索引作成手段10は、登録されている全てのコミュニティの全メッセージ中において、その名詞句がいくつのコミュニティで使用されているかを表す文書頻度(DF=document frequency)を計算する(S304)。そして、索引作成手段10は文書頻度DFを保存する(S305)。
索引作成手段10により作成されたコミュニティ索引は、質問者端末5cから送信された質問メッセージを送る最適なコミュニティを選択する際に使用される。
コミュニティ参加者は参加者端末5bを用いてコミュニティにメッセージを投稿することができる。コミュニティに投稿されたメッセージはコミュニティサーバ3によりコミュニティ参加者が使用する参加者端末5bに配信される。また、投稿されたメッセージはコミュニティ毎にコミュニティサーバ3に保存される。
また、コミュニティ参加者は、コミュニティサーバ3のメッセージ蓄積手段8に保存されたメッセージを参加者端末5bを用いて閲覧することができる。ただし、閲覧できるメッセージは自分自身が参加しているコミュニティのメッセージか、コミュニティタイプが「公開制」になっているコミュニティのメッセージに制限される。
質問者は、質問者端末5cを用いて、質問先選択サーバ4により中継されてコミュニティから送られてくるメッセージを読むことができる。そのメッセージにより質問として送った内容が解決できた場合は受け取ったメッセージに返信してお礼メッセージを送ることができる。質問先選択サーバ4は返信されたお礼メッセージをコミュニティサーバ3を介して質問先コミュニティに配信することで、一連の質問−回答を終了する。
質問者端末5cから受け取った回答メッセージでは疑問が解決できず質問を補足したい旨の指示を受けた場合、質問先選択サーバ4は、補足メッセージを受け取ったメッセージの送信元に返信する。質問先選択サーバ4は返信された補足メッセージをコミュニティサーバ3を介して質問先コミュニティに配信して議論を継続する。
質問解決後、質問者によってログインされた質問者端末5cは質問先選択サーバ4に解決報告を行う。質問者が参考になったメッセージ、どのように解決したか、コミュニティに対する評価などを入力すると、質問先選択サーバ4は報告内容を協力してくれたコミュニティに送信し、また、質問先選択サーバ4内に解決報告を保存して、質問及び回答の評価情報を更新する。ここで更新された質問及び回答の評価情報はコミュニティの後述する回答期待度の主観評価に使用される。
質問者によって質問者端末5cが電子メールで質問先選択サーバ4に質問メッセージを送信した際に、質問先選択サーバ4の質問先選択手段11が、受信した質問メッセージの送信先とすべきコミュニティを選定する手順を、実施例1として、図11のフローチャートに基づいて説明する。
任意のコミュニティに対して質問をする際に、入力装置5iにより入力された質問メッセージを質問者端末5cは質問先選択サーバ4に電子メールで送信する(S401)。
質問先選択サーバ4がこの質問メッセージを受信すると、索引作成手段10は、受信した質問メッセージの索引を作成する(S402)。索引を作成する手順は、上述したS301〜S303と同様である。
次に、質問先選択手段11は、S208及びS402で求めた索引に基づいて、質問メッセージの内容に適したコミュニティを選定するための計算を行う。
まず、質問先選択手段11は、登録されているコミュニティ数をDFで割った値であるIDF(inverse document frequency)を計算する。続けて、S208で計算したコミュニティのTF先程計算したIDFを掛けてTF・IDFによる重み付けを行った名詞句ベクトルを作成する。質問先選択手段11は、質問メッセージについても、TF・IDFによる重み付けを行った索引の名詞句ベクトルを作成する。そして、質問先選択手段11は、登録されているコミュニティ(登録コミュニティ)と質問メッセージとのそれぞれの名詞句ベクトル同士のコサイン相関をとることにより、質問メッセージと登録コミュニティとの自然言語的な「近さ」、すなわち類似度を求める(S403)。
質問先選択手段11は、求められた類似度が所定値以上のコミュニティがあるか否かを判断する(S404)。所定値以上のコミュニティが存在しなかった場合(S404No)は、存在しない旨を表す情報を質問者端末5cに送信(S410)して、質問の送信先とするコミュニティの選定処理を終了する。
また、類似度が所定値以上のコミュニティが存在した場合(S404Yes)は、質問先選択手段11は、所定値以上のコミュニティに対して、コミュニティの回答期待度を計算する(S405)。
コミュニティの回答期待度とは、主観評価、客観評価、参加者評価の総和からなる「質問に対してコミュニティ参加者が答えてくれる期待をどれだけもてるか」を表す評価指標であり、例えば次のような項目を含む。
(1)主観評価
・回答満足度、情報精度、信頼度
(2)客観評価
・全メッセージ数、コミュニティ参加者数、最近1ヶ月あたりのメッセージ数、平均回答率、平均回答時間
(3)参加者評価
・発言回数が多い人の数、回答が早い人の数、サポートを業務とする人の数
ここで、(1)の主観評価の回答満足度は「質問者が回答に対して満足した度合い」、情報精度は「質問者が求めていた質問に回答がどれだけ一致していたかを示す度合い」、信頼度は「得られた回答がどれだけ信頼できるものであったかを示す度合い」である。
回答満足度は、質問−回答を通して問題を解決した際の解決報告時に、質問者が、質問者端末5cに表示される解決報告画面23を通してアンケートに答えることによって、質問先選択手段11がその回答に基づいて算出する。
解決報告画面23は、図12に示すように、質問内容を入力する質問内容入力欄23aと、どのように解決したかを入力する解決方法入力欄23b、参考になったメッセージを入力する参考メッセージ入力欄23c、及び、回答満足度を入力する回答満足度入力欄23d、情報精度を入力する情報精度入力欄23e、信頼度を入力する信頼度入力欄23fを備えている。
質問者が解決報告画面23により回答したアンケート結果に基づいて、質問先選択サーバ4は回答期待度の主観評価値を算出する。
一方、(2)の客観指標の各項目のうち、全メッセージ数、コミュニティ参加者数、最近1ヶ月あたりのメッセージ数は、質問先選択サーバ4がコミュニティサーバ3に問い合わせることにより取得する。
平均回答率は、例えば、質問先選択手段11が各コミュニティについてこれまでに回答を得られた質問の数を受け付けた質問数で割ることで求める。
平均回答時間については、例えば、質問先選択手段11がユーザから質問作成・登録指示を受け付けてから最初の回答を得られるまでの時間を計測することで値を得る。
参加者評価はコミュニティ参加者に対する評価で、例えば、コミュニティを横断する客観的なデータを基に作成する。
発言回数が多い人の人数は、例えば、質問先選択手段11により検索対象となる全てのコミュニティについて参加者ごとの発言回数の総和を取り、発言回数上位20%に入っている参加者の人数で求める。
なお、この決定法は上記の例に限らず、最近1ヶ月の発言数の総和を用いてもよい。回答が早い人の人数も同様に求める。
サポートを業務とする人の数は、例えば、コミュニティサーバ3にユーザ登録する際に記入する所属部門/部署名等から質問先選択手段11が各参加者についてサポートを行う部門か否かを判定し、各コミュニティごとに人数を足し合わせることで求める。
同様に、営業の人数、研究者の人数、品質保証担当の人数等を評価指標に用いてもよい。
これらの評価指標を用いて、例えば次式で回答期待度を求める。
[数1]
(回答期待度)
=Ws*(回答満足度)+Wo*(平均回答率)+Wh*(発言回数が多い人の数)
…… (式1)
ここでWsは主観評価の重み付け係数、Woは客観評価の重み付け係数、Whは参加者評価の重み付け係数である。
こうして求めた回答期待度と先に求めた類似度とを重み付けをして加算し、例えば次式を用いて質問先優先度を計算する。
[数2]
(質問先優先度)=Wn*(類似度)+We*(回答期待度) …… (式2)
ここでWnは類似度の重み付け係数、Weは回答期待度の重み付け係数である。
第1実施形態では、類似度の重み付け係数Wnより回答期待度の重み付け係数Wnを大きくとっている。なぜなら、自然言語処理的な検索で得られた回答よりも、専門家等のその分野に精通している人の回答の方が、精度、信頼度の高い答えを得られる可能性が高いと考えられるからである。
質問先選択サーバ4は、こうして求めた質問先優先度の高い順に質問先候補のコミュニティのリストを作成し、質問者端末5cの表示装置5hに表示させる(S406)。
質問者によって質問先候補の中から選択されたコミュニティの情報は、質問者端末5cから質問先選択サーバ4へ送信される(S407)。質問先選択サーバは、質問内容に紹介文を添えた質問紹介メッセージを質問先コミュニティに送信する(S408)。
なお、質問先選択サーバ4は、参加者登録されたコミュニティに新しくメッセージが投稿されると、投稿されたメッセージを解析して、すでに保存されているTFに新しいTFを加えることでコミュニティ検索用の索引を更新する。
以上のようにして、コミュニティシステム1において電子メールにより質問メッセージが送信された際に、最適なコミュニティを選択して質問メッセージを送信することが可能となった。
次に、本発明に係るコミュニティシステムの実施例2を、図13〜図16に基づいて説明する。
実施例1では、質問メッセージを送信する際に電子メールを用いたが、実施例2では、質問を作成するための作成画面を用いて質問メッセージを送信する例を示す。
質問先選択サーバ4が、質問者端末5cから質問メッセージを受信した際に、質問メッセージを送信すべきコミュニティを選択する手順を、図13のフローチャートに基づいて説明する。
始めに、コミュニティサーバ3のコミュニティ管理手段6が、質問者端末5cの表示装置5hに質問作成画面24を表示するように指示する(S501)。
質問作成画面24は、図14に示すように、質問を入力する質問入力欄24aと、質問入力欄に入力された質問メッセージを質問先選択サーバ4に送信する質問送信ボタン24bと、質問の作成を取り止めるキャンセルボタン24cとを有する。
質問者によって質問メッセージ入力欄24aに質問メッセージを入力がされ、質問送信ボタン24bが押下されたことを質問者端末5cが検知すると、質問者端末5cは質問メッセージを質問先選択サーバ4に送信する(S502)。
質問先選択サーバ4が質問メッセージを受信すると、索引作成手段10は、上述したS301〜S303の手順に従って、質問メッセージの索引を作成する(S503)。
また、索引作成手段10は、既にやり取りされた質問と回答とが羅列された既出Q&Aに関しても索引を作成し、質問先選択手段11は、実施例1のS403の手順と同様に、各々の既出Q&Aについて質問メッセージに対する類似度を求める(S504)。
そして、質問先選択手段11は、類似度が所定値以上の既出Q&Aが存在するか否かを判断する(S505)。
質問先選択手段11は、類似度が所定値以上の既出Q&Aが存在した場合(S505Yes)は、その類似度が所定値以上の既出Q&Aを抜粋して、質問者端末5cの表示装置5hに既出Q&Aチェック画面25として表示させる(S506)。
既出Q&Aチェック画面25は、図15に示すように、既出Q&Aリストが表示される既出Q&A表示欄25aと、既出Q&Aリストから選択された既出Q&Aの質問内容が表示される質問内容表示欄25bと、既出Q&Aリストから選択された既出Q&Aの解決報告内容表示欄25cと、質問処理を終了するための終了ボタン25dと、さらに質問を継続するための質問継続ボタン25eとを有する。
質問者は、既出Q&Aチェック画面25にて既出Q&Aをチェックし、疑問が解決した場合は、入力装置5iにより終了ボタン25dを押して質問処理を終了する。また、質問者が既出Q&Aの内容では疑問を解決できないと判断した場合は、入力装置5iにより質問継続ボタン25eを押して、質問処理を継続する。
すなわち、質問者端末5cは押下されたボタンが終了ボタンか否かを判断する。終了ボタンであるならば(S507Yes)、質問処理を終了する。質問継続ボタンならば(S507No)、質問先選択サーバ4に継続の旨の指示を出す。
類似度が所定値以上の既出Q&Aが存在しなかった場合(S505No)は、質問先選択手段11は、類似した既出メッセージが存在しない旨のメッセージを質問者端末5cの表示装置5hに表示させる(S515)。
類似した既出Q&Aが存在しない場合(S505No)または質問者端末5cから継続の旨の情報を受け取った場合(S507No)には、質問先選択手段11は、各コミュニティについて質問メッセージに対する類似度を計算する(S508)。
そして、質問先選択手段11は、類似度が所定値以上のコミュニティが存在するか否かを判断する(S509)。存在しなかった場合(S509No)は、質問をすべきコミュニティが存在しない旨のメッセージを質問者端末5cの表示装置5hに表示させ質問処理を終了する(S514)。
また、存在した場合は(S509Yes)、質問先選択手段11は、実施例1のS405と同様の手順で、類似度が所定値以上のコミュニティの回答期待度を計算する(S510)。
質問先選択手段11は、質問者端末5cの表示装置5hに、類似度が所定値以上のコミュニティについての類似度、回答期待度の情報を含んだ質問先選択画面26を表示させる(S511)。
質問先選択画面26は、図16に示すように、類似度が所定値以上のコミュニティの情報が羅列された質問先候補リスト表示欄26aと、質問先コミュニティリスト表示欄から選択されたコミュニティのコミュニティ名やカテゴリ、コミュニティタイプ、コミュニティ管理者等の情報が表示されたコミュニティ基本情報表示欄26bと、類似度の重み係数を入力する類似度重み係数入力欄26cと、回答期待度の重み係数を入力する回答期待度重み係数入力欄26dと、質問優先度を再計算するための再計算ボタン26eと、質問先コミュニティリスト表示欄26aから選択されたコミュニティに質問を投稿するための質問投稿ボタン25fと、質問メッセージを修正するための質問内容編集ボタン26gと、質問処理を終了するための終了ボタン26hとを有する。
なお、入力装置5iにより類似度及び回答期待度の重み係数を類似度重み係数入力欄26c及び回答期待度重み係数入力欄26dに入力して再計算ボタン26eを押下したことを質問者端末5cが検知すると、質問者端末5cは質問先選択サーバ4に再計算指示の信号を送信する。質問先選択サーバ4は質問優先度を再計算して質問先コミュニティリスト表示欄26aを再表示させる。
質問者によって質問先コミュニティリスト表示欄26aから質問を送信するコミュニティが選択され質問投稿ボタン26fが押下されたことを質問者端末5cが検知すると、質問者端末5cは質問メッセージを質問先選択サーバに送信する(S512)。質問先選択手段11は、質問者端末5cから質問メッセージを受信して、質問メッセージに紹介文を添えた質問紹介メッセージを質問者により選択された質問先コミュニティに送信する(S513)。
以上のようにして、質問者は質問メッセージを最適なコミュニティに送信することができる。
なお、質問先選択手段11は質問紹介メッセージをコミュニティサーバ3に送信し、質問紹介メッセージはコミュニティサーバ3を介して質問者が選択したコミュニティのコミュニティ参加者に配信される。質問メッセージに対する議論や回答は、選択されたコミュニティのコミュニティ参加者が行う。
以上のようにして、コミュニティシステム1において質問メッセージが送信された際に、最適なコミュニティを選択して質問メッセージを送信することが可能となった。
〔第2実施形態〕
本発明に係る質問先選択サーバの第2実施形態について、図17〜図27に基づいて説明する。なお、第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図17に、第2実施形態の質問先選択サーバが適用されるコミュニティシステム1Aの構成図を示す。
ここで、コミュニティの利用者をユーザと呼び、一の名前の下に管理されれる文書、フォーム、ビューとその集合体を「データベース」と定義し、データベースを作成して管理する権限を有する利用者をデータベース管理者、作成されたデータベースに対して文書やメッセージの投稿、閲覧を行う権限を付与されたユーザをデータベース参加者、質問の受付を専門に行うデータベースを「Q&Aフォーラム」、Q&Aフォーラムに質問を投稿したデータベース参加者を質問者と呼ぶ。
コミュニティシステム1Aは、ネットワーク2上においてコミュニティでやり取りされるメッセージを送受信するコミュニティサーバ3Aと、質問者からの受信した質問メッセージを送信すべきコミュニティを選択する質問先選択サーバ4Aと、ユーザがコミュニティサーバ3Aや質問先選択サーバ4Aにアクセスしてコミュニティに対するメッセージの投稿や閲覧を行うためのユーザ端末5とを備える。ユーザ端末5は、データベース管理者が用いる管理者端末5aと、参加者が用いる参加者端末5bと、質問者が用いる質問者端末5cとから構成される。
コミュニティサーバ3Aは、データベースサーバであり、データの制御や演算等の処理を行うCPUと、CPUが処理をする際に一時的にデータを記憶するRAMと、処理プログラム等のデータを長期的に記録するハードディスクやROM等の記憶装置を備えている。
また、これらの素子は図18に示すように、データベース利用者が作成した文書を分類・保存して、データベース利用者間で共有するための役割を果たすために、コミュニティを登録するコミュニティ登録手段12と、コミュニティ登録手段12で登録されたコミュニティでやり取りされたメッセージ等の情報を格納するメッセージ蓄積手段8Aとの機能を備えている。また、コミュニティサーバ3Aは、通信をする際に用いられる通信手段3hとを備える。
質問先選択サーバ4Aは、データの制御や演算等の処理を行うCPUと、CPUが処理をする際に一時的にデータを記憶するRAMやプログラム等のデータを長期的に記録するハードディスクやROM等の記憶装置を備えている。
また、これらの素子は図19に示すようにコミュニティでやり取りされるメッセージ等の情報を質問先選択サーバ4A及びユーザ端末5間で送受信するメッセージ送受信手段7と、コミュニティについてコミュニティの内容を表す索引を作成する索引作成手段13と、ユーザ端末5により受信した質問メッセージの質問先となるコミュニティを選択する質問先選択手段14との機能を備えている。また、質問先選択サーバ4Aは、通信をする際に用いられる通信手段4hとを備える。
ユーザ端末5は、ネットワーク2を介してコミュニティサーバ3A及び質問先選択サーバ4Aと通信を行うことにより、所望のデータベースに文書やメッセージを投稿したり、データベースに投稿された文書やメッセージを表示することができる。
ユーザ端末5は、質問先選択サーバ4Aと通信を行いコミュニティサーバ3A内にあるQ&Aフォーラムにアクセスすることにより、ユーザが作成した質問をQ&Aフォーラムに登録したり、Q&Aフォーラムに蓄積されている質問−回答のログを検索・閲覧したり、Q&Aフォーラムに登録した質問に対する回答のメッセージを受信したり、ユーザが作成した問題解決報告をQ&Aフォーラムに登録することができる。
次に、コミュニティサーバ3Aのコミュニティ登録手段12と管理者端末5aがデータベース管理者の操作に従ってデータベースを登録する手順を、図20に示すフローチャートに基づいて説明する。
データベース管理者がデータベースを登録する際に、始めに、管理者端末5aからコミュニティサーバ3Aにユーザ認証を経てログインする(S601)と、コミュニティサーバ3Aは、管理者端末5aの表示装置5hにユーザトップ画面27を表示させる(S602)。
ユーザトップ画面27は、図21に示すように、送受信されたメールの内容が表示されるメール表示欄27aと、データベースを作成するためのデータベース作成ボタン27bとを有している。
データベース管理者によってデータベース作成ボタン27bが押下されたことを管理者端末5aが検知すると管理者端末5aはデータベース作成指示をコミュニティサーバ3Aに出し(S603)、コミュニティ登録手段12は、管理者端末5aの表示装置5hにデータベース作成画面28を表示させる(S604)。
データベース作成画面28は、図22に示すように、データベース名を入力するデータベース名入力欄28aと、設計に用いるテンプレートを入力するテンプレート入力欄28bと、データベースを登録するデータベース登録ボタン28cと、データベース登録処理を取り止めるキャンセルボタン28dとを有する。
ここで、設計テンプレートとは、データベースのビュー、フォーム、マクロ、フィールドなどを規定したもので、データベースの用途によって設計テンプレートを使い分ける。
データベース管理者によって、データベース作成画面28に従ってデータベース名、テンプレートが入力され、データベース登録ボタン28cが押下されたことを管理者端末5aが検知すると、管理者端末5aはデータベース登録指示をコミュニティサーバ3Aに出し(S605)、コミュニティ登録手段12は、データベース管理者が設定したデータベースを登録する(S606)。また、コミュニティ登録手段12は、管理者端末5aの表示装置5hにデータベース利用者情報を入力するためのデータベース利用者入力画面29を表示させる(S607)。
データベース利用者入力画面29は、図23に示すように、ユーザを入力するユーザ入力欄29aと、選択されているユーザのデータベースに対するアクセス権を入力するアクセス権入力欄29bと、データベース利用者のユーザが羅列された利用者リスト表示欄29cと、ユーザを追加するための利用者追加ボタン29dと、ユーザを削除するための利用者削除ボタン29eと、利用者を登録するための利用者登録ボタン29fと、ユーザ登録処理を取り止めるためのキャンセルボタン29gとを有する。データベースへのアクセス権を設定されたユーザは、そのデータベースの利用者となる。
また、データベース管理者が利用者追加ボタン29dを押下したことを管理者端末5aが検知すると、コミュニティ登録手段12は表示装置5hに図示されていないユーザリストを表示する。データベース管理者によってそのユーザリストからユーザを選択されたことを管理者端末5aが検知すると、管理者端末5aはコミュニティサーバ3Aにデータベース利用者情報入力指示を出す(S608)。コミュニティサーバ3Aはデータベースに利用者登録をする(S609)。以上のS607及びS609の処理により、ユーザがデータベース利用者として追加される。
さらに、データベース管理者によって利用者リスト表示欄29cから削除したいユーザを選択して利用者削除ボタン29eを押下したことを管理者端末5aが検知すると管理者端末5aは質問先選択サーバ4Aにその旨を送信する。コミュニティ登録手段12はユーザをデータベース利用者から削除することができる。
なお、データベースを利用したいユーザは、利用したいデータベースの管理者宛に参加希望の旨のメッセージを送信する。データベース管理者によって図23のデータベース利用者入力画面で利用希望メッセージを出したユーザがデータベース利用者として追加されると、利用希望メッセージを出したユーザに対してデータベース利用者となるための処理をコミュニティ登録手段12が行う。
また、コミュニティサーバ3Aは他のデータベースのマクロに対してアクセス権を設定することで、他のデータベースのマクロが自動的にデータベースに蓄積された文書を読んだり、データベースに新たに文書を登録したりできるようになる。
データベース利用者は参加者端末5bを用いてデータベースに文書を登録することができる。データベースのマクロを用いると、データベースに文書が登録されたことをデータベース利用者に通知することができる。また、登録された文書はデータベース毎にコミュニティサーバ3Aに保存される。
データベース利用者は、コミュニティサーバ3Aのメッセージ蓄積手段8Aに保存されたメッセージを質問者端末5cを用いて閲覧することができる。ただし、閲覧できるメッセージはアクセス権を付与されているデータベースの文書に制限される。
Q&Aフォーラムに登録された質問メッセージに対する議論や回答は、データベース利用者により行われる。議論や回答、コメントなどのメッセージは、データベースにメッセージを登録する方法と同様に、前のメッセージにつながるように登録される。
質問を行った質問者は、質問者端末5cを用いて、Q&Aフォーラムに登録された質問メッセージに対する返答メッセージやこれに類するメッセージを閲覧することができる。
質問者が回答メッセージを読んでも疑問が解決しなかった場合、更に返答メッセージを質問先のデータベースに、回答に対する返答メッセージとして登録することができる。
質問者によって、入力装置5iにより「参考になった回答」、「どのように解決したか」、「質問先に対する評価」等が入力されたことを管理者端末5aが検知すると、質問先選択サーバ4Aのメッセージ蓄積手段8AはQ&Aフォーラムにこの解決報告を保存して、Q&Aフォーラムの評価情報を更新する。質問先選択サーバ4Aは更新された評価情報をデータベースの後述する回答期待度の主観評価に使用する。
次に、質問者によって質問が作成されてデータベースに送信される際の質問先選択サーバ4A及び質問者端末5cの処理手順について、図24に示すフローチャートに基づいて説明する。
質問者がコミュニティサーバ3AにログインしてQ&Aフォーラムにアクセスし、質問作成を指示すると、コミュニティサーバ3Aは、質問者端末5cの表示装置5hに質問作成画面30を表示させる(S700)。
質問作成画面30は、図25に示すように、質問内容を入力する質問内容入力欄30aと、質問メッセージを質問先選択サーバ4Aに送信するための質問送信ボタン30bと、質問送信処理を取り止めるキャンセルボタン30cとを有する。
質問者によって、入力装置5iにより質問作成画面30の質問内容入力欄30aに質問内容が入力され、質問送信ボタンが押下されたことを質問者端末5cが検知すると、質問者端末5cは質問先選択サーバ4Aに質問メッセージを送信する(S701)。
質問先選択サーバ4Aが質問メッセージを受信すると、索引作成手段13は、第1実施形態と同様の手法で、質問メッセージの索引を作成する(S702)する。質問先選択手段14は、質問メッセージの索引と各既出Q&Aとの索引との類似度を計算し(S703)、類似度が所定値以上の既出Q&Aがあるか否かを判定し(S704)、所定値以上の既出Q&Aがあった場合に(S704Yes)、質問者端末5cの表示装置5hに類似度が所定値以上の既出Q&Aの情報を含んだ既出Q&Aチェック画面31を表示させる(S705)。
既出Q&Aチェック画面31は、図26に示すように、既出Q&Aが類似度順に羅列された既出Q&Aチェック表示欄31aと、既出Q&Aリスト表示欄で選択された質問内容が表示される質問内容表示欄31bと、既出Q&Aリスト表示欄で選択された質問の解決報告内容が表示される解決報告内容表示欄31cと、質問送信処理を終了するための終了ボタン31dと、質問送信処理を継続するための質問継続ボタン31eとを有する。
そして、質問者によって既出Q&Aにより解決できる場合、質問者によって終了ボタン31dを押下されたことを検知すると質問者端末5cは質問送信処理を終了する。質問者によって既出Q&Aにより解決できない場合は、質問継続ボタン31eを押下されたことを検知すると質問者端末5cは質問を継続する処理を行う。
質問者によって質問を継続する入力がされたことを質問者端末5c判断したとき、すなわち質問継続ボタン31eの押下を質問者端末5cが検知したとき(S707のYes)、質問者端末5cは質問継続の旨の通知を質問先サーバに送信する(S708)。質問先選択手段14は、第1実施形態と同様に、質問メッセージとQ&Aフォーラム以外のデータベースとの類似度を計算して(S709)、類似度が所定値以上のデータベースがあるか否かを判断する(S710)。
類似度が所定値以上のデータベースがあった場合には、質問先選択手段14は、そのQ&Aフォーラムの回答期待度を計算する(S711)。
質問先選択手段14は、類似度が所定値以上のQ&Aフォーラムの類似度と回答期待度とを含んだ質問先選択画面32を、質問者端末5cの表示装置5hに表示させる(S712)。
質問先選択画面32は、図27に示すように、類似度が所定値以上のデータベースの情報が羅列された質問先候補リスト表示欄32aと、質問先データベースリスト表示欄から選択されたデータベースのデータベース名やデータベース管理者等の情報が表示されたデータベース基本情報表示欄32bと、類似度の重み係数を入力する類似度重み係数入力欄32cと、回答期待度の重み係数を入力する回答期待度重み係数入力欄32dと、質問優先度を再計算するための再計算ボタン32eと、質問先候補リスト表示欄から選択されたデータベースに質問を投稿するための質問投稿ボタン32fと、質問メッセージを修正するための質問内容編集ボタン32gと、質問処理を終了するための終了ボタン32hとを有する。
なお、質問者によって、類似度及び回答期待度の重み係数を類似度重み計数入力欄32c及び回答期待度重み係数入力欄32dに入力され再計算ボタン32eが押下されたことを質問者端末5cが検知すると、質問先選択手段14は、質問優先度を再計算して質問先候補リスト表示欄32aを再表示させる。
質問者が質問先選択画面32の質問先候補リスト表示欄32aに表示されているいずれかのデータベースを選択したことを質問者端末5cが検知すると、質問先選択手段14は、表示装置5hにデータベース基本情報表示欄32bに選択されたデータベースの基本情報を表示させる。
質問者によって質問先データベースリスト表示欄32aから質問先とするデータベースを選択して質問投稿ボタン32fを押下したことを質問者端末5cが検知すると、質問者端末5cはデータベースの選択指示の情報を質問先選択サーバ4Aに送信する(S713)質問先選択手段14は、質問者により選択されたデータベースとQ&Aフォーラムに質問メッセージを登録する(S714)。コミュニティサーバ3Aは質問選択サーバ4Aからの質問登録通知を受けたならば、質問登録処理を行う(S715)S710においてデータベースが無かった場合メッセージを送信して終了する(S716)。
以上のようにして、コミュニティであるQ&Aフォーラムに質問メッセージが送信された際に、最適なコミュニティを選択して質問メッセージを送信することが可能となった。
第1実施形態および第2の実施形態では、限定されたユーザ間でのネットワークを介してメッセージをやり取りするコミュニティとして予め登録されたコミュニティと任意のコミュニティを具体的実施形態として説明したが、これには限定されない。
尚、第1実施形態および第2の実施形態では、装置内部に発明を実施する機能が予め記録されている場合で説明をしたが、これに限らず同様の機能をネットワークから装置にダウンロードしても良いし、同様の機能を記録媒体に記憶させたものを装置にインストールしてもよい。
記録媒体としては、CD−ROM等プログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能な記録媒体であれば、その形態は何れの形態であっても構わない。
また、このように予めインストールやダウンロードにより得る機能は、装置内部のOS(オペレーティング・システム)等と協働してその機能を実現させるものであってもよい。
本発明に係るコミュニティシステムの第1実施形態を示す構成図。 第1実施形態のコミュニティサーバの構成図。 第1実施形態の質問先選択サーバの構成図。 第1実施形態のユーザ端末の構成図。 第1実施形態においてコミュニティを作成する手順を示すフローチャート。 第1実施形態におけるログイン画面を示す図。 第1実施形態におけるコミュニティ作成画面を示す図。 第1実施形態における参加者管理画面を示す図。 第1実施形態においてコミュニティを登録する手順を示すフローチャート。 第1実施形態において索引を作成する手順を示すフローチャート。 第1実施形態において質問に対してコミュニティを選択する手順を示すフローチャート。 第1実施形態における解決報告画面を示す図。 第1実施形態において質問に対してコミュニティを選択する別の手順を示すフローチャート。 第1実施形態における質問作成画面を示す図。 第1実施形態における既出Q&Aチェック画面を示す図。 第1実施形態における質問先選択画面を示す図。 本発明に係るコミュニティシステムの第2実施形態を示す構成図。 第2実施形態のコミュニティサーバの構成図。 第2実施形態の質問先選択サーバの構成図。 第2実施形態においてデータベースを作成する手順を示すフローチャート。 第2実施形態におけるユーザトップ画面を示す図。 第2実施形態におけるデータベース作成画面を示す図。 第2実施形態におけるデータベース利用者入力画面を示す図。 第2実施形態において質問に対してコミュニティを選択する手順を示すフローチャート。 第2実施形態における質問作成画面を示す図。 第2実施形態における既出Q&Aチェック画面を示す図。 第2実施形態における質問先選択画面を示す図。
符号の説明
1、1A コミュニティシステム
2 ネットワーク
3、3A コミュニティサーバ
4、4A 質問先選択サーバ
5 ユーザ端末
5a 管理者端末(ユーザ端末)
5b 参加者端末(ユーザ端末)
5c 質問者端末(ユーザ端末)
6 コミュニティ管理手段
7 メッセージ送受信手段
8、8A メッセージ蓄積手段
9 コミュニティ登録手段
10 索引作成手段
11 質問先選択手段
12 コミュニティ登録手段
13 索引作成手段
14 質問先選択手段

Claims (5)

  1. ユーザ間でネットワークを介してメッセージをやり取りするコミュニティを登録するコミュニティ登録手段と、
    前記コミュニティ登録手段で登録されたコミュニティについて、コミュニティでやり取りされるメッセージからコミュニティの内容または質問メッセージを表す索引を作成する索引作成手段と、
    任意のユーザがネットワークを介して送信した質問メッセージについて、質問先とするコミュニティを、前記索引作成手段で作成された索引に基づいて選択して、選択されたコミュニティに質問メッセージを送信する質問先選択手段とを備えたことを特徴とする質問先選択サーバ。
  2. 前記索引は前記メッセージ内で用いられている単語の集合で構成され、
    前記質問先選択手段は、前記索引作成手段により作成されたコミュニティの索引と質問メッセージの索引とを比較して得られる類似度と、予めユーザから評価されたコミュニティの主観評価値、客観評価値、参加者評価値から得られる回答期待度とを評価指標として、類似度と回答期待度とに重み付けをして加算して得た質問先優先度の大きさにより質問先コミュニティを選択する請求項1記載の質問先選択サーバ。
  3. 前記質問先選択手段は、類似度と回答期待度を足し合わせる際に、類似度に比べて回答期待度に大きな重み付けをする請求項2記載の質問先選択サーバ。
  4. コンピュータに、
    ユーザ間でネットワークを介してメッセージをやり取りするコミュニティを登録するコミュニティ登録機能と、
    前記コミュニティ登録ステップで登録されたコミュニティについて、コミュニティでやり取りされるメッセージからコミュニティの内容または質問メッセージを表す索引を作成する索引作成機能と、
    任意のユーザがネットワークを介して送信した質問メッセージについて、質問先とするコミュニティを、前記索引作成ステップで作成された索引に基づいて選択して、選択されたコミュニティに質問メッセージを送信する質問先選択機能とを実現させるための質問先選択プログラム。
  5. 前記索引は前記メッセージ内で用いられている単語の集合で構成され、
    前記質問先選択ステップにて、前記索引作成手段により作成されたコミュニティの索引と質問メッセージの索引とを比較して得られる類似度と、予めユーザから評価されたコミュニティの主観評価値、客観評価値、参加者評価値から得られる回答期待度とを評価指標として、類似度と回答期待度とに重み付けを行い加算して得た質問先優先度の大きさにより質問先コミュニティを選択する請求項4記載の質問先選択プログラム。
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