JP2007286332A - オブジェクトの表示方法 - Google Patents

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Pao-Ta Yu
游宝達
Yuan-Hou Chang
張原豪
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Abstract

【課題】通常のグラフィックカードを援用し、且つオブジェクトを指定する画像表示範囲内のみで移動させるか、もしくはすでに存在する、及び、またはすでに指定したが、まだ存在しないオブジェクトを指定する位置、または範囲に移動させることのできるオブジェクトの表示方法を提供する。
【解決手段】表示装置の解析度を含む複数の画像表示装置の表示範囲の属性を予め取得して、記録し、該複数の画像表示装置の解析度を限定された表示範囲内に改めて設定し、且つ該限定された表示範囲内に座標の原点を設け、該限原点の座標値を基準とし、指定した表示座標を該オブジェクトに分配し、該オブジェクトの基準座標点を指定した表示座標に移動させて該オブジェクトを該限定された表示範囲内に表示する。
【選択図】図1

Description

この発明は、オブジェクトの表示方法に関し、特にウィンドウズ(登録商標)のオペレーションシステムの環境においてオブジェクトを複数の表示装置に表示する方法に関する。
画像表示技術の領域において、テレビウォールなどの画面分割表示方式は、日常よく見られる形式であって、本来の画面を複数の畫面に分割し、分割した画面を複数の画面で拡大して個々の画像表示装置で表示し、これら拡大した分割画面を組み合わせることによって本来の画面を拡大して表示する方式である。言い換えれば、テレビウォールは複数の画像表示装置で単一の画像を表示する方法である。
また、コンピュータによる画像表示技術の領域において、コンピュータ本体は一対一の方式で画像表示装置に接続する。但し、ウィンドウズ(登録商標)のオペレーションシステムの環境の制限を受けるため、仮に複数のウィンドウオブジェクトを開こうとしても最上層のウィンドウオブジェクトしか表示することができず、その他ウィンドウオブジェクトはいずれも最上層のウィンドウオブジェクトに覆われてしまう。このため、最上層のウィンドウオブジェクトに隠れたウィンドウオブジェクトを表示しようとすれば、ウィンドウオブジェクトの表示を切り替えなければならない。即ち、ユーザーが希望するウィンドウズ(登録商標)オブジェクトを表示しようとする場合、画面の表示を切り替えなければならない場合がある。このような場合は、煩雑な操作を繰り返し行わなければならないため面倒である。
上述する問題に対して、いくつかの改善案が提出された。これら改善案に共通していえる特徴は、複数のウィンドウオブジェクトを単一の画像表示装置に表示するという点である。台湾特許公開第200539028号は、分割された多重ウィンドウを具えるユーザーインタフェイスを提供するものである。台湾特許公開第200529008号は、分割された多重ウィンドウを具える媒体のエディットとその再生方法を提供するものである。台湾特許公告第I228703号は、スマートタイプのウィンドウ管理システムを提供するものである。台湾特許公開第200519734号は、ウィンドウ制御システムの整合方法を提供するものである。台湾特許公告第00594556号は、複数のウィンドウ画面を表示するコンピュータシステムを提供するものである。台湾特許公告第00539959号は、コンピュータシステムの制御テーブル上でウィンドウを管理する方法と、そのシステム、及びプログラムを提供するものである。
しかしながら、上述するそれぞれの特許は、単一の画像表示装置において、複数のウィンドウオブジェクトを表示するという目的を達成することはできるが、単一の画像表示装置のサイズによって制限を受けるため、眼で確認できる画面の表示範囲においてウィンドウオブジェクトを平均的に分配すると表示する画像が小さくなる。係る方式を例えばプレゼンテーションなどに応用した場合、表示される画像が小さくなるため、プレゼンテーションを行う者、これを見る者のいずれにとっても極めて不便である。
上述する問題に鑑み、一部の業者は特殊なグラフィックカードを開発し、これを取りつけることによってコンピュータ本体が一対多数の方式で複数の画像表示装置に接続できるようにした。係る方式によれば、複数のウィンドウオブジェクトをそれぞれ複数の画面に表示することができる。但し、特殊なグラフィックカードを使用しなければならないため、通常のグラフィックカードのユーザ−は、係る特殊なグラフィックカードに交換しなければならない。従って、その実用性は低いものとなる。また、特殊なグラフィックカードを応用した表示装置はウィンドウを表示するオペレーションの環境におけるその他オブジェクト(例えば、カーソル、ツールバーなど)を指定するメカニズムに欠ける。即ち、エディット・プログラムとの組み合わせがない。よって、その機能は完璧なものということができない。
台湾特許公開第200539028号公報 台湾特許公開第200529008号公報 台湾特許公告第I228703号公報 台湾特許公開第200519734号公報 台湾特許公告第00594556号公報 台湾特許公告第00539959号公報
この発明は、ウィンドウズ(登録商標)のオペレーションシステムの環境においてオブジェクトを複数の画像表示装置に表示する方法であって、通常のグラフィックカードを援用し、且つオブジェクトを指定する画像表示範囲内のみで移動させるか、もしくはすでに存在する、及び、またはすでに指定したが、まだ存在しないオブジェクトを指定する位置、または範囲に移動させることのできるオブジェクトの表示方法を提供することを課題とする。
そこで、本発明者は従来の技術に見られる欠点に鑑み鋭意研究を重ねた結果、ウィンドウズ(登録商標)のオペレーションシステムの環境下でオブジェクトを複数の画像表示装置に表示するための方法であって、次にに掲げる複数のステップを含んでなり、第1のステップにおいて少なくともこれら表示装置の解析度を含む複数の画像表示装置の表示範囲の属性を予め取得して、記録し、 第2のステップにおいて、該複数の画像表示装置の解析度を限定された表示範囲内に改めて設定し、且つ該限定された表示範囲内に座標の原点を設け、第3のステップにおいて、該限定された表示範囲内の原点の座標値を基準とし、該複数の画像表示装置の表示範囲内におけるそれぞれの画素と該座標原点の相対的な座標との位置を改めて設定し、記録し、第4のステップにおいて、少なくとも該オブジェクトの基準座標点を含むウィンドウズ(登録商標)のオペレーションシステムの環境における少なくとも1以上のオブジェクトの属性値を取得して記録し、該限定された表示範囲内において、指定した表示座標を該オブジェクトに分配し、該オブジェクトの基準座標点を指定した表示座標に移動させて該オブジェクトを該限定された表示範囲内に表示するオブジェクトの表示方法によって課題を解決できる点に着眼し、かかる知見に基づいて本発明を完成させた。
以下、この発明について具体的に説明する。
請求項1に記載するオブジェクトの表示方法は、ウィンドウズ(登録商標)のオペレーションシステムの環境下でオブジェクトを複数の画像表示装置に表示するための方法であって、次にに掲げる複数のステップを含んでなり、
第1のステップにおいて少なくともこれら表示装置の解析度を含む複数の画像表示装置の表示範囲の属性を予め取得して、記録し、
第2のステップにおいて、該複数の画像表示装置の解析度を限定された表示範囲内に改めて設定し、且つ該限定された表示範囲内に座標の原点を設け、
第3のステップにおいて、該限定された表示範囲内の原点の座標値を基準とし、該複数の画像表示装置の表示範囲内におけるそれぞれの画素と該座標原点の相対的な座標との位置を改めて設定し、記録し、
第4のステップにおいて、少なくとも該オブジェクトの基準座標点を含むウィンドウズ(登録商標)のオペレーションシステムの環境における少なくとも1以上のオブジェクトの属性値を取得して記録し、
該限定された表示範囲内において、指定した表示座標を該オブジェクトに分配し、
該オブジェクトの基準座標点を指定した表示座標に移動させて該オブジェクトを該限定された表示範囲内に表示する。
請求項2に記載するオブジェクトの表示方法は、請求項1における表示装置の表示範囲の属性値を取得して記録するステップを行う前に、チェックリストを作成するステップをさらに含み、
該チェックリスト作成のステップが、オブジェクトを選択するステップと、オブジェクトの表示限定範囲のサイズを指定するステップと、
座標のチェックパラメータを指定して選択したオブジェクトの座標位置をチェックするか否かを決定するステップと、
サイズチェックパラメータを指定して選択したオブジェクトのサイズをチェックするか否かを決定するステップと、
定期的にチェックするか、最初に出現した時にチェックするかが含まれるタイムチェックパラメータを指定してステップと、
1より大きい整数か、もしくは無限大であるかが含まれる処理回数値を指定するステップと、これら設定を該チェックリストに加えるステップとを含む。
請求項3に記載するオブジェクトの表示方法は、請求項2におけるチェックリストを作成した後、該チェックリストを初期化するステップと、コンピュータのオペレーションシステムのメッセージを待つステップとをさらに含む。
請求項4に記載するオブジェクトの表示方法は、請求項3におけるコンピュータのオペレーションシステムのメッセージが、オブジェクトが作成される毎にオペレーションシステムが通知する第1のメッセージと、指定する時間を経過する毎にオペレーションシステムが通知する第2のメッセージと、プログラムの実行を終了する第3のメッセージとを含む。
請求項5に記載するオブジェクトの表示方法は、請求項4におけるコンピュータのペレーションシステムのメッセージが第1のメッセージを待つ場合、オブジェクトの処理を実行して新規作成するオブジェクトが該チェックリストに存在し、かつチェックのタイミングが始めて出現したと判断し、逆の場合は、コンピュータのペレーションシステムのメッセージを待つ状態に戻る。
請求項6に記載するオブジェクトの表示方法は、請求項5におけるオブジェクトの処理が、オブジェクトの位置のチェックを実行するするプログラムと、オブジェクトのサイズのチェックを実行するプログラムと、該オブジェクトが表示限定範囲を超えていないかチェックするプログラムを含む。
請求項7に記載するオブジェクトの表示方法は、請求項5におけるコンピュータのオペレーションシステムの第2のメッセージを待つ場合、特定の時間において該オブジェクトの処理を実行し、逆の場合は、コンピュータのペレーションシステムのメッセージを待つ状態に戻る。
請求項8に記載するオブジェクトの表示方法は、請求項4におけるコンピュータのオペレーションシステムの第3のメッセージを待つ場合、コンピュータのペレーションシステムのメッセージを待つ状態に戻ることなくプログラムの実行を終了する。
請求項9に記載するオブジェクトの表示方法は、請求項1における 前記オブジェクトの属性がオブジェクトのサイズと、グラフィックのサイズとを含み、かつこれらに限定されない。
請求項10に記載するオブジェクトの表示方法は、請求項1における表示範囲が単一の表示装置の範囲と、複数の表示装置の表示範囲の組み合わせを含み、かつこれらに限定されない。
請求項11に記載するオブジェクトの表示方法は、請求項1におけるオブジェクトがグラフィック・インタフェイス、カーソル、ウィンドウオブジェクトなどによってなるグループを含み、かつこれらに限定されない。
請求項12に記載するオブジェクトの表示方法は、請求項1における画像表示装置にはCRTディスプレー、液晶ディスプレーなどのモニタ、もしくはプロジェクタなどを含み、かつこれらに限定されない。
この発明のオブジェクトの表示方法は、ウィンドウズ(登録商標)のオペレーションシステムの環境においてオブジェクトを複数の画像表示装置に表示でき、、通常のグラフィックカードを援用でき、且つオブジェクトを指定する画像表示範囲内のみで移動させるか、もしくはすでに存在する、及び、またはすでに指定したが、まだ存在しないオブジェクトを指定する位置、または範囲に移動させることのでき、プレゼンテーションを行う場合、グラフィック、音声、動画、画像などを含む複数のファイルを利用することができ、かつプレゼンテーションのみならず、広い応用範囲を有するという利点を具える。
図1は、この発明においてウィンドウズ(登録商標)のオペレーションシステムの環境下でオブジェクトを複数の画像表示装置に表示するための方法を概念的に示したフローチャートである。係る方法は、コンピュータで次に掲げるステップを行うためのプログラムを実行することによって、達成することができる。
前記するプログラムで行うステップは、第1のステップにおいて複数の画像表示装置の表示範囲の属性を予め取得して、記録する。この属性には少なくともこれら表示装置の解析度を含む。また、該複数の画像表示装置にはCRTディスプレー、液晶ディスプレーなどのモニタ、もしくはプロジェクタなどを含むが、但しこれらに限定されない。
次いで、第2のステップにおいて、該複数の画像表示装置の解析度を限定された表示範囲内に改めて設定し、且つ該限定された表示範囲内に座標の原点を設ける。
次いで、第3のステップにおいて、前記第2のステップにおける限定された表示範囲内の原点の座標値を基準とし、該複数の画像表示装置の表示範囲内におけるそれぞれの画素と該座標原点の相対的な座標との位置を改めて設定し、記録する。
次いで、第4のステップにおいて、ウィンドウズ(登録商標)のオペレーションシステムの環境における少なくとも1以上のオブジェクトの属性値を取得して記録する。該属性値には、少なくとも該オブジェクトの基準座標点を含む。また、該オブジェクトはグラフィック・インタフェイス、カーソル、ウィンドウオブジェクトなどによってなるグループを含み、該オブジェクトの属性は該オブジェクトのサイズ、イメージの比例を含むが、但し、これらに限られることはない。
次に、第5のステップにおいて、前記限定された表示範囲内において、指定した表示座標を該オブジェクトに分配する。
最後に、第6のステップにおいて、該オブジェクトの基準座標点を指定した表示座標に移動させて該オブジェクトを該限定された表示範囲内に表示する。
図1、及び図2−1、2−2を参照にして具体的に説明する。仮に三つのウィンドウズ(登録商標)のオペレーションシステムの環境におけるウィンドウオブジェクト0、0、0を三つの画像表示装置の表示範囲であるD、D、Dにそれぞれ表示するものとして、上述する第1のステップを実行する場合、これら三つの表示装置の表示範囲D、D、Dの解析度を取得して記録する。即ち、これら表示装置の表示範囲D、D、Dの画素に基づいてそれぞれの表示範囲を座標化する。仮に三つの表示装置の解析度がいずれも1024×768(dpi)であって、それぞれの表示装置の画像表示範囲D、D、Dの左上角のエンドポイントを原点D(0,0)と設定した場合、座標化した後、それぞれの表示装置の表示範囲の左下角、右上角、右下角の座標点は、それぞれD(0,−768)、D(1023,0)、及びD(1023,−768)となる。
次いで、上述する第2のステップを実行する場合、これら三つの表示装置の解析度に基づき、これら表示装置の画像表示範囲であるD、D、Dを含む表示限定範囲Rを改めて設定するとともに、該表示限定範囲Rに座標原点R(0,0)を設定する。例えば、該表示限定範囲Rの左上角に設定する。
次に、上述する第3のステップを実行する場合、該表示限定範囲Rの座標原点R(0,0)の座標値を基準としてこれら表示装置の表示範囲D、D、Dにおけるそれぞれの座標原点(0,0)に相対する座標位置を改めて設定して記録する。実施例では表示範囲の左上角、左下角、右上角、右下角の座標点を改めて設定してD(1024,0)、D(1024,−768)、D(2024,0)、D(2024,−768)に変更する。また、本来図面の右側に配列される表示装置は、表示範囲の左上角、左下角、右上角、右下角の座標点を改めて設定してD(2048,0)、D(2048,−768)、D(3071,0)、D(3071,−768)に変更する。
次いで、上述する第4のステップを実行する場合、上述するウィンドウズ(登録商標)のオペレーションシステムの環境における三つのウィンドウオブジェクト0、0、0 上にそれぞれ基準座標点0(0,0)、0(0,0)、0(01,0)を取得する。
次いで、上述する第5のステップを行う場合、前記の表示限定範囲を三つの指定された表示座標に分配する。例えば、D(0,0)、D(1024,0)、D(2048,0)を前記ウィンドウオブジェクト0、0、0 に与える。
最後に、上述する第6のステップを行う場合、前記三つのウィンドウオブジェクトの基準座標点0(0,0)、0(0,0)、0(01,0)をそれぞれ前記の指定された表示座標D(0,0)、D(1024,0)、D(2048,0)に移動させ、前記の三つのウィンドウオブジェクト0、0、0を表示限定範囲Rに表示する。
言い換えれば、上述する表示方法は、三つのウィンドウズ(登録商標)オペレーションシステムの環境におけるウィンドウオブジェクト三つのウィンドウオブジェクト0、0、0が三つの表示装置の表示範囲D、D、Dを丁度埋めることになる。また、上述の説明からわかるように、前期の限定表示範囲Rは表示装置の実態的な制限を受けるものではなく、即ち限定表示範囲Rは単一の表示装置に限定するか、もしくは複数の表示装置を跨ぐものである。
当然のことながら、本発明におけるウィンドウズ(登録商標)のオペレーションシステムは、図2−1.2−2に開示するウィンドウオブジェクトに限ることなく、例えば図3に開示するツールバー10、もしくはカーソル20などの儀らフィっク・インタフェースであってもよい。図面に開示するツールバー10を例に挙げると、その実施の態様は複数のアイコン11、12、13を具え、アイコン11上の番号1〜3をクリックすると、カーソル20を指定する表示装置にジャンプさせることができる。
また、アイコン12の番号1〜3をクリックすると、マウスを指定された表示装置で作用させることができる。
また、アイコン13をクリックすると、それぞれの表示装置はコーナーに小さいアイコン30が出現し、アイコン30上の番号1〜3をクリックすることによってファイル(ウィンドウオブジェクト上に出現するWord、Excel、PowerPointなど)指定する表示装置に移動させる。
上述の説明は、この発明の技術の主な特徴である表示方法について述べたものであるが、図2−1〜2−2に開示する実施例のウィンドウオブジェクトの解析度は、表示装置の表示範囲の解析度と一致するとはかぎらなず、このため調整のステップを必要とする。この点は当業者であれば分かることである。そこで、本発明のプロセスに合わせて実行し、本発明の機能をさらに好ましいものにするためのステップを以下に説明する。
図4に開示するように、該ステップは開始時においてチェックリストを作成するステップを行う。そのステップは、図5に開示するようにオブジェクトを選択するステップと、オブジェクトの表示限定範囲のサイズを指定するステップと、座標のチェックパラメータを指定して選択したオブジェクトの座標位置をチェックするか否かを決定するステップと、サイズチェックパラメータを指定して選択したオブジェクトのサイズをチェックするか否かを決定するステップと、定期的にチェックするか、最初に出現した時にチェックするかが含まれるタイムチェックパラメータを指定するステップと、1より大きい整数か、もしくは無限大であるかが含まれる処理回数値を指定するステップと、これら設定を該チェックリストに加えるステップとを含む。
リストを作成するステップを行った後、チェックリストを初期化し、コンピュータのペレーションシステムのメッセージを待つ。コンピュータのオペレーションシステムのメッセージは、オブジェクトが作成される毎にオペレーションシステムが通知する第1のメッセージと、指定する時間を経過する毎にオペレーションシステムが通知する第2のメッセージと、プログラムの実行を終了する第3のメッセージとを含む。
図6に開示するように、コンピュータのペレーションシステムのメッセージについて詳述すると、システムに登録してオブジェクトが作成(create)される毎にシステムから通知される第1のメッセージと、システムに登録して指定する時間を経過する毎にシステムが通知する第2のメッセージと、システムの通知を受けるステップとを含む。
コンピュータのオペレーションシステムからの通知を待つ場合、メッセージが前記第1のメッセージか、第2のメッセージであれば、次いでオブジェクト処理のステップを実行する。該ステップはオブジェクトの属性をチェックするものであって、例えばオブジェクトサイズのチェックを実行するプログラムと、チェックするオブジェクトが表示限定範囲を超えていないかチェックするプログラムを含む。
次に、調整するか否か判断する。Yesであれば調整を行い、Noであれば次をチェックするか否か判断し、Yesであればオブジェクトの属性をチェックするステップに戻り、Noであればコンピュータのオペレーションシステムからの通知を待つ状態に戻る。
以上から明らかなように、コンピュータのオペレーションシステムからの通知を待つメッセージが前記第1のメッセージであろうと、第2のメッセージであろうと、いずれも上述のオブジェクト処理のステップを実行する。但し、第1のメッセージは、新規作成するオブジェクトがチェックリストにあり、かつチェックするタイミングが始めて出現したことを通知し、第2のメッセージは定期的にチェックリストをチェックすることを通知する点が異なる。簡単に言えば、チェックするタイミングの設定の違いによって決まる。
コンピュータのペレーションシステムから第3のメッセージを待つ場合は、コンピュータのオペレーションシステムからの通知を待つステップに戻ることなく、直接プログラムを終了する。
オブジェクト処理のプログラムにおいてオブジェクトに対して実行するチェックは、図7に開示するように14のステップを含む。即ち、第1のステップにおいてチェックするオブジェクトの座標位置を指定するか否かを判断し、Yesであれば第2のステップに進み、Noであれば第4のステップに進む。
第2のステップにおいてオブジェクトの座標位置が表示限定範囲内に在るか否か判断し、Yesであれば第4のステップに進み、Noであれば第3のステップに進む。
第3のステップにおいてオブジェクトの座標位置を表示限定範囲内に変更する。
第4のステップにおいてチェックするオブジェクトのサイズを指定するか否かを判断し、Yesであれば第7のステップに進み、Noであれば第5のステップに進む。
第5のステップにおいて、オブジェクトのサイズが表示限定範囲より小さいか判断し、Yesであれば第7のステップに進み、Noであれば第6のステップに進む。
第6のステップにおいて、オブジェクトのサイズを表示限定範囲のサイズに変更する。
第7のステップにおいて処理回数が無限大であるか判断し、Yesであれば第13のステップに進み、Noであれば第8のステップに進む。
第8のステップにおいて、チェックした回数がすでに処理した回数に等しいか、多いか判断し、Yesであれば第9のステップに進み、Noであれば第13のステップに進む。
第9のステップにおいてオブジェクトをリストから削除するプログラムを実行する。
第10のステップにおいて「Yes」をリターンし、第11のステップにおいて第14のステップにジャンプし、第12のステップにおいて処理回数を累算して結果を保存し、第13のステップにおいて「No」をリターンし、第14のステップで終了する。
上述のオブジェクトをリストから削除するプログラムは、図8に開示するように三つのステップを含む。即ち、第1のステップにおいて、オブジェクトを選択し、第2のステップにおいてリストから選択されたオブジェクトと関連する設定を削除し、第3のステップにおいて終了する。
オブジェクトを処理するプログラムにおいて行うチェックリストの定期的なチェックは、図9に開示するように八つのステップを含む。即ち、第1のステップにおいてIndex=1、N=リストのオブジェクト総数をチェックするとコマンドする。
第2のステップにおいて、IndexがNより大きいか判断し、Yesであれば第8のステップに進み、Noであれば第3のステップに進む。
第3のステップにおいてリスト中のナンバーがIndexのアイテムをチェックするタイミングが定期的であるか否か判断する。Yesであれば第5のステップに進み、Noであれば第4のステップに進む。
第4のステップにおいて、リスト中のナンバーがIndexのアイテムに対して上述するオブジェクトのチェックプログラムを実行する。
第5のステップにおいて、オブジェクトチェックのプログラムを実行した後のリターン値がYesであるか判断し、Yesであれば第2のステップに進み、Noであれば第6のステップに進む。
第6のステップにおいてIndex値を累算し、第7のステップにおいて第2のステップにジャンプし、第8のステップで終了する。
以上はこの発明の好ましい実施例であって、この発明の実施の範囲を限定するものではない。よって、当業者のなし得る修正、もしくは変更であって、この発明の精神の下においてなされ、この発明に対して均等の効果を有するものは、いずれも本発明の特許請求の範囲に属するものとする。
この発明方法の主要な概念を表わしたフローチャートである。 この発明の好ましい実施例を示した説明図である。 この発明の好ましい実施例を示した他の説明図である。 オブジェクトの態様を示した説明図である。 実施例のステップを示したフローチャートである。 リスト作成とチェックのステップを示したフローチャートである。 コンピュータのオペレーションシステムのメッセージを待つステップを示したフローチャートである。 オブジェクトをチェックするステップを示したフローチャートである。 オブジェクトをリストから削除するステップを示したフローチャートである。 定期的にリストをチェックするステップを示したフローチャートである。
符号の説明
、0、0 ウィンドウオブジェクト
、D、D表示範囲
R 限定表示範囲
10 ツールバー
11、12、13 アイコン
20 カーソル
30 アイコン

Claims (12)

  1. ウィンドウズ(登録商標)のオペレーションシステムの環境下でオブジェクトを複数の画像表示装置に表示するための方法であって、次にに掲げる複数のステップを含んでなり、
    第1のステップにおいて少なくともこれら表示装置の解析度を含む複数の画像表示装置の表示範囲の属性を予め取得して、記録し、
    第2のステップにおいて、該複数の画像表示装置の解析度を限定された表示範囲内に改めて設定し、且つ該限定された表示範囲内に座標の原点を設け、
    第3のステップにおいて、該限定された表示範囲内の原点の座標値を基準とし、該複数の画像表示装置の表示範囲内におけるそれぞれの画素と該座標原点の相対的な座標との位置を改めて設定し、記録し、
    第4のステップにおいて、少なくとも該オブジェクトの基準座標点を含むウィンドウズ(登録商標)のオペレーションシステムの環境における少なくとも1以上のオブジェクトの属性値を取得して記録し、
    該限定された表示範囲内において、指定した表示座標を該オブジェクトに分配し、
    該オブジェクトの基準座標点を指定した表示座標に移動させて該オブジェクトを該限定された表示範囲内に表示することを特徴とするオブジェクトの表示方法。
  2. 前記表示装置の表示範囲の属性値を取得して記録するステップを行う前に、チェックリストを作成するステップをさらに含み、
    該チェックリスト作成のステップが、オブジェクトを選択するステップと、オブジェクトの表示限定範囲のサイズを指定するステップと、
    座標のチェックパラメータを指定して選択したオブジェクトの座標位置をチェックするか否かを決定するステップと、
    サイズチェックパラメータを指定して選択したオブジェクトのサイズをチェックするか否かを決定するステップと、
    定期的にチェックするか、最初に出現した時にチェックするかが含まれるタイムチェックパラメータを指定してステップと、
    1より大きい整数か、もしくは無限大であるかが含まれる処理回数値を指定するステップと、これら設定を該チェックリストに加えるステップとを含むことを特徴とするオブジェクトの表示方法。
  3. 前記チェックリストを作成した後、該チェックリストを初期化するステップと、コンピュータのオペレーションシステムのメッセージを待つステップとをさらに含むことを特徴とする請求項2に記載のオブジェクトの表示方法。
  4. 前記コンピュータのオペレーションシステムのメッセージが、オブジェクトが作成される毎にオペレーションシステムが通知する第1のメッセージと、指定する時間を経過する毎にオペレーションシステムが通知する第2のメッセージと、プログラムの実行を終了する第3のメッセージとを含むことを特徴とする請求項3に記載のオブジェクトの表示方法。
  5. 前記コンピュータのペレーションシステムのメッセージが第1のメッセージを待つ場合、オブジェクトの処理を実行して新規作成するオブジェクトが該チェックリストに存在し、かつチェックのタイミングが始めて出現したと判断し、逆の場合は、コンピュータのペレーションシステムのメッセージを待つ状態に戻ることを特徴とする請求項4に記載のオブジェクトの表示方法。
  6. 前記オブジェクトの処理が、オブジェクトの位置のチェックを実行するするプログラムと、オブジェクトのサイズのチェックを実行するプログラムと、該オブジェクトが表示限定範囲を超えていないかチェックするプログラムを含むことを特徴とする請求項5に記載のオブジェクトの表示方法。
  7. 前記コンピュータのオペレーションシステムの第2のメッセージを待つ場合、特定の時間において該オブジェクトの処理を実行し、逆の場合は、コンピュータのペレーションシステムのメッセージを待つ状態に戻ることを特徴とする請求項5に記載のオブジェクトの表示方法。
  8. 前記コンピュータのオペレーションシステムの第3のメッセージを待つ場合、コンピュータのペレーションシステムのメッセージを待つ状態に戻ることなくプログラムの実行を終了することを特徴とする請求項4に記載のオブジェクトの表示方法。
  9. 前記オブジェクトの属性がオブジェクトのサイズと、グラフィックのサイズとを含み、かつこれらに限定されないことを特徴とする請求項1に記載のオブジェクトの表示方法。
  10. 前記表示範囲が単一の表示装置の範囲と、複数の表示装置の表示範囲の組み合わせを含み、かつこれらに限定されないことを特徴とする請求項1に記載のオブジェクトの表示方法。
  11. 前記オブジェクトがグラフィック・インタフェイス、カーソル、ウィンドウオブジェクトなどによってなるグループを含み、かつこれらに限定されないことを特徴とする請求項1に記載のオブジェクトの表示方法。
  12. 前記画像表示装置にはCRTディスプレー、液晶ディスプレーなどのモニタ、もしくはプロジェクタなどを含み、かつこれらに限定されないことを特徴とする請求項1に記載のオブジェクトの表示方法。

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