JP2007284936A - 熱可塑性樹脂製複合板およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】軽量で移動が簡単であり、凹凸部分の強度アップができる。また、滑り止め用の凹凸を、成形型ではなく、網状体を板状体に喰い込ませることで形成するので、形成が容易であり、一方表面に表れる網目模様によりデザインアップも可能である。
【解決手段】熱可塑性樹脂製網状体と、略板状体で、その一方表面に前記網状体を一体に喰い込ませた熱可塑性樹脂製板状体とからなり、この板状体の一方表面と、喰い込まれた前記網状体の露出表面とで形成される凹凸による滑り止め機能を備えた熱可塑性樹脂製複合板。
【選択図】図2
【解決手段】熱可塑性樹脂製網状体と、略板状体で、その一方表面に前記網状体を一体に喰い込ませた熱可塑性樹脂製板状体とからなり、この板状体の一方表面と、喰い込まれた前記網状体の露出表面とで形成される凹凸による滑り止め機能を備えた熱可塑性樹脂製複合板。
【選択図】図2
Description
本発明は、熱可塑性樹脂製複合板およびその製造方法に関し、さらに詳しくは一方表面に凹凸による滑り止め機能を備えた、熱可塑性樹脂製敷板のごとき熱可塑性樹脂製複合板およびその製造方法に関するものである。
従来から、土木・建築現場、公園、庭園などにおいて通路を確保するために敷板(養生・敷板)が用いられる。
これらの敷板は、金属板の表面に多数の凹凸、切欠きなどを有し、通常はその上をクレーン車、ショベルカーなど土木建築機械が通ったり、人が歩いたり走ったりしても滑らないように工夫がなされている。
これらの敷板は、金属板の表面に多数の凹凸、切欠きなどを有し、通常はその上をクレーン車、ショベルカーなど土木建築機械が通ったり、人が歩いたり走ったりしても滑らないように工夫がなされている。
しかし、それらの金属板は、非常に重いので移動が容易でない。また、表面の凹凸の形成も容易でなく、しかも高価であるという欠点があった。
そこで、敷板を軽くするために合成樹脂製のものが提案されている。この敷板の一つは、射出成形で表面の水吐用凸部を併せて形成するものである(特許文献1参照)。
そこで、敷板を軽くするために合成樹脂製のものが提案されている。この敷板の一つは、射出成形で表面の水吐用凸部を併せて形成するものである(特許文献1参照)。
もう一つの敷板は、表面に凹凸による防滑意匠を有する合成樹脂製の敷板であるが、この敷板も射出成形で凹凸を併せて形成している。なお、金網等からなる補強部材を用いているが、この補強部材は敷板全体の補強に用いられているだけである(特許文献2参照)。
特開平11−61718号公報
特開平7−3712号公報
以上のごとく、金属製の敷板は、重量機械である土木建築機械が通行する際の敷板として有効であるが、人や軽量機械の通路を確保したり、既存の床を保護する目的で使う場合には、重量が大きいので敷板の移動が難しい。少し場所を移動させるにも重機が必要となる。
合成樹脂製の敷板は、強度を必要とする凸部を他の部分より補強することが難しく、さらに成形型の費用が高くつく。
合成樹脂製の敷板は、強度を必要とする凸部を他の部分より補強することが難しく、さらに成形型の費用が高くつく。
本発明は、熱可塑性樹脂製網状体と、略板状体で、その一方表面に前記網状体を一体に喰い込ませた熱可塑性樹脂製板状体とからなり、この板状体の一方表面と、喰い込まれた前記網状体の露出表面とで形成される凹凸による滑り止め機能を備えた熱可塑性樹脂製複合板を提供する。
本発明に係る熱可塑性樹脂製複合板は、熱可塑性樹脂製網状体を熱可塑性樹脂製板状体の一方表面に一体に喰い込ませ、シート状体の一方表面と、喰い込まれた前記網状体の露出表面とで形成される凹凸により滑り止め機能を備えているので、金属製のものに比較して軽量で移動が簡単であり、凹凸部分の強度アップができる。また、滑り止め用の凹凸を、成形型ではなく、網状体を板状体に喰い込ませることで形成するので、形成が容易であり、一方表面に表れる網目模様によりデザインアップも可能である。
本発明に係る熱可塑性樹脂製複合板は、熱可塑性樹脂製網状体と、略板状体で、その一方表面に前記網状体を一体に喰い込ませた熱可塑性樹脂製板状体とからなり、この板状体の一方表面と、喰い込まれた前記網状体の露出表面とで形成される凹凸により滑り止め機能を備えたことを特徴とする。
ここで、熱可塑性樹脂製複合板は、熱可塑性樹脂製網状体と熱可塑性樹脂製板状体とからなる。
そして、熱可塑性樹脂製網状体は、熱可塑性樹脂製の網(ネット)、または網状シートを意味し、この網状体が、熱可塑性樹脂製複合板の一方表面に滑り止め機能を付与する凹凸を形成するために用いられる。
そして、熱可塑性樹脂製網状体は、熱可塑性樹脂製の網(ネット)、または網状シートを意味し、この網状体が、熱可塑性樹脂製複合板の一方表面に滑り止め機能を付与する凹凸を形成するために用いられる。
熱可塑性樹脂製板状体は、その一方表面に網状体を一体に喰い込ませて構成される。
ここで、一方表面に網状体を一体に喰い込ませるとは、板状体の一方表面(の内部側)に網状体を両体が離れないように喰い込ませることを意味し、好ましくは両体の接触面近傍を溶融結合状態にする。
板状体と網状体との位置関係は、板状体の一方表面の最外面と網状体の最外面とを略同一(略面一)とするか、網状体を板状体の一方表面の最外面から若干(例えば、1mm)突出させる。
ここで、一方表面に網状体を一体に喰い込ませるとは、板状体の一方表面(の内部側)に網状体を両体が離れないように喰い込ませることを意味し、好ましくは両体の接触面近傍を溶融結合状態にする。
板状体と網状体との位置関係は、板状体の一方表面の最外面と網状体の最外面とを略同一(略面一)とするか、網状体を板状体の一方表面の最外面から若干(例えば、1mm)突出させる。
通常、網状体(網状シート)の各ストランドは、シート面に垂直方向に表面(峰)を大きく変化させている。従って、熱可塑性樹脂製複合板の一方表面には、板状体の一方表面と、喰い込まれた網状体の深さまたは高さを変化させた露出表面とで、滑り止め機能を付与できる複雑な凹凸(凹部、溝部)を形成することになる。
網状体は、熱可塑性樹脂の押出成形法により各ストランドの交差部を一体に溶着結合して成形されたものが、熱可塑性樹脂製複合板の一方表面に大きな強度を付与できるので好ましい。
本発明において、熱可塑性樹脂製網状体は、その網目模様を、亀甲、ダイヤまたは格子とすることができる。もちろん、これらの網目模様以外に従来から知られた網目模様を適宜採用できる。
このような網目模様は、熱可塑性樹脂製複合板に高いデザイン性を付与できる。さらに、網状体を、板状体とは異なる色彩にすることで、複合板の存在位置や、方向などを示す目印(安全通路、指定区域など)とすることもできる。
このような網目模様は、熱可塑性樹脂製複合板に高いデザイン性を付与できる。さらに、網状体を、板状体とは異なる色彩にすることで、複合板の存在位置や、方向などを示す目印(安全通路、指定区域など)とすることもできる。
もちろん、これらの網状体は、一方方向のストランド群と、このストランド群と一体に交差し、色彩を異にする他方方向のストランド群とで構成すれば、さらにデザイン性を高めることができるので、より好ましい。
ここで、網状体は、亀甲、ダイヤまたは格子模様の場合、各ストランドの平均直径を0.5〜8mmφ、交差部の平均ピッチを5〜70mm×5〜70mmとするのが、滑り止め機能を付与することを考慮してそれぞれ好ましい。
ここで、網状体は、亀甲、ダイヤまたは格子模様の場合、各ストランドの平均直径を0.5〜8mmφ、交差部の平均ピッチを5〜70mm×5〜70mmとするのが、滑り止め機能を付与することを考慮してそれぞれ好ましい。
一方、板状体の厚みは、4〜50mmが好ましく、8〜30mmがより好ましい。
熱可塑性樹脂製網状体および熱可塑性樹脂製板状体に用いられる熱可塑性樹脂は、特に限定されないが、熱可塑性樹脂製網状体では、例えば、ポリプロピレン樹脂、ナイロン樹脂、フッ素系樹脂、ポレエチレン樹脂などが挙げられる。特に軟質ポリエチレン樹脂、熱可塑性樹脂エラストマーなど、弾性を有する熱可塑性樹脂を用いると、熱可塑性樹脂製複合板のより高い滑り止め効果を付与できる。
熱可塑性樹脂製網状体および熱可塑性樹脂製板状体に用いられる熱可塑性樹脂は、特に限定されないが、熱可塑性樹脂製網状体では、例えば、ポリプロピレン樹脂、ナイロン樹脂、フッ素系樹脂、ポレエチレン樹脂などが挙げられる。特に軟質ポリエチレン樹脂、熱可塑性樹脂エラストマーなど、弾性を有する熱可塑性樹脂を用いると、熱可塑性樹脂製複合板のより高い滑り止め効果を付与できる。
熱可塑性樹脂製板状体では、例えば、ポリエチレン樹脂、ポリエチレン樹脂と他の樹脂との混合樹脂(例えば、ポリエチレン樹脂60%+ポリプロピレン樹脂40%、ポリエチレン樹脂80%+エチレン酢酸ビニル共重合体樹脂20%)などが挙げられる。
なお、網状体の融点は、板状体のそれより10〜40℃高く設定すると、板状体の一方表面に網状体を一体に喰い込ませた状態で、網状体の形状をほとんど残しながら表面のみを溶融して板状体と一体化させることができるので有効である。例えば、網状体としてポリプロピレン樹脂(融点:165℃)を、板状体としてポリエチレン樹脂(融点:135℃)をそれぞれ用いる。
なお、網状体の融点は、板状体のそれより10〜40℃高く設定すると、板状体の一方表面に網状体を一体に喰い込ませた状態で、網状体の形状をほとんど残しながら表面のみを溶融して板状体と一体化させることができるので有効である。例えば、網状体としてポリプロピレン樹脂(融点:165℃)を、板状体としてポリエチレン樹脂(融点:135℃)をそれぞれ用いる。
本発明は、別の観点によれば、熱可塑性樹脂の板状体の一方表面に熱可塑性樹脂製網状体を被せ、次いで前記板状体の軟化状態にて前記網状体を前記板状体に喰い込ませ、前記板状体を固化させることにより、前記板状体の一方表面と、喰い込まれた前記網状体の露出表面とで形成される凹凸による滑り止め機能を備えた熱可塑性樹脂製複合板を得ることよりなる熱可塑性樹脂製複合板の製造方法を提供できる。
ここで、前記板状体の軟化状態は、前記板状体を押出製造する工程の固化前の段階(最終段階)で得られるが、予め成形された熱可塑性樹脂製板状体を加熱することにより得てもよい。
[実施の形態1]
ここで、前記板状体の軟化状態は、前記板状体を押出製造する工程の固化前の段階(最終段階)で得られるが、予め成形された熱可塑性樹脂製板状体を加熱することにより得てもよい。
[実施の形態1]
図1は本発明に係る熱可塑性樹脂製複合板の実施の形態1を示す平面図、図2はそのA-A部分拡大平面図、図3は図2のB-B断面図、図4は図2のC-C断面図、図5は図2のD-D断面図、図6は図2のE-E断面図である。
図1および2において、熱可塑性樹脂製複合板としての敷板1は、熱可塑性樹脂製網状体2と、熱可塑性樹脂製板状体3とからなる。
網状体2は、熱可塑性樹脂の押出成形法により各ストランド4、4、・・・と5、5、・・・との交差部6、6、・・を一体に溶着結合して成形されてなり、網目模様は亀甲模様である。
網状体2は、熱可塑性樹脂の押出成形法により各ストランド4、4、・・・と5、5、・・・との交差部6、6、・・を一体に溶着結合して成形されてなり、網目模様は亀甲模様である。
板状体3は、図1〜6、特に図4において、一方表面7の最外面8と略面一まで内部側に前記網状体2を一体に喰い込ませてなり、この板状体3の一方表面7と、喰い込まれた前記網状体2の露出表面9とで形成される凹凸(凹部)10により、複合板1に滑り止め機能を付与する。
ここで、板状体3が、その厚みを10mmとし、網状体2が、各ストランドの平均直径を3mmφ、交差部の平均ピッチを25mm×25mmとしてなる。
ここで、板状体3が、その厚みを10mmとし、網状体2が、各ストランドの平均直径を3mmφ、交差部の平均ピッチを25mm×25mmとしてなる。
次に、以上の構成を備えた敷板1を製造する製造装置および製造方法を説明する。
図7は、敷板の製造装置の概略機能説明図である。
図7において、敷板の製造装置11は、熱可塑性樹脂の押出機12と、押し出された熱可塑性樹脂を板状体として引き抜き調整するダイ13と、得られた板状体に被せるように予め成形された熱可塑性樹脂製の網状体2を供給する網状体供給部(供給ローラ)14と、板状体に網状体を被せた状態で板状体に網状体を押し込み、喰い込ませる圧着ロール15とをこの順に備えている。なお、16は敷板の製造ラインである。
図7は、敷板の製造装置の概略機能説明図である。
図7において、敷板の製造装置11は、熱可塑性樹脂の押出機12と、押し出された熱可塑性樹脂を板状体として引き抜き調整するダイ13と、得られた板状体に被せるように予め成形された熱可塑性樹脂製の網状体2を供給する網状体供給部(供給ローラ)14と、板状体に網状体を被せた状態で板状体に網状体を押し込み、喰い込ませる圧着ロール15とをこの順に備えている。なお、16は敷板の製造ラインである。
かくして、ダイ13から引き抜いて得られた熱可塑性樹脂の板状体3の一方表面に、網状体供給部14により熱可塑性樹脂製網状体2を供給して被せる。次いで圧着ロール15により前記板状体3の軟化状態にて前記網状体2を前記板状体3に押し込み、喰い込ませる(ロール圧着)。そして前記板状体を製造ライン上で適宜固化させることにより、前記板状体3の一方表面と、喰い込まれた前記網状体2の露出表面とで形成される凹凸による滑り止め機能を備えた熱可塑性樹脂製複合板としての敷板1を得ることができる。
なお、以上のロール圧着ではなく、プレス圧着により網状体を板状体に押し込み、喰い込ませることもできる。
[実施の形態2]
なお、以上のロール圧着ではなく、プレス圧着により網状体を板状体に押し込み、喰い込ませることもできる。
[実施の形態2]
図8は本発明に係る熱可塑性樹脂製複合板の実施の形態2を示す平面図、図9はそのA-A部分拡大平面図、図10は図9のB-B断面図、図11は図9のC-C断面図、図12は図9のD-D断面図、図13は図9のE-E断面図である。
図8および9において、熱可塑性樹脂製複合板としての敷板21は、熱可塑性樹脂製網状体22と、熱可塑性樹脂製板状体23とからなる。
網状体22は、熱可塑性樹脂の押出成形法により各ストランド24、24、・・・と25、25、・・・との交差部26、26、・・を一体に溶着結合して成形されてなり、網目模様はダイヤ模様である。
網状体22は、熱可塑性樹脂の押出成形法により各ストランド24、24、・・・と25、25、・・・との交差部26、26、・・を一体に溶着結合して成形されてなり、網目模様はダイヤ模様である。
板状体23は、図8〜13、特に図10において、一方表面27の最外面28と略面一まで内部側に前記網状体22を一体に喰い込ませてなり、この板状体23の一方表面27と、喰い込まれた前記網状体22の露出表面29とで形成される凹凸(凹部)30により、複合板21に滑り止め機能を付与する。なお、網状体22のストランド25、25・・・は、交差部付近では露出しているが、中央部付近では板状体23の樹脂に被われている。
ここで、板状体23が、その厚みを10mmとし、網状体22が、各ストランドの平均直径を2mmφ、交差部の平均ピッチを10mm×10mmとしてなる。
なお、この敷板21は、実施の形態1の場合と同様、図7に示す敷板の製造装置を用いて製造できる。
[実施の形態3]
ここで、板状体23が、その厚みを10mmとし、網状体22が、各ストランドの平均直径を2mmφ、交差部の平均ピッチを10mm×10mmとしてなる。
なお、この敷板21は、実施の形態1の場合と同様、図7に示す敷板の製造装置を用いて製造できる。
[実施の形態3]
図14は本発明に係る熱可塑性樹脂製複合板の実施の形態3を示す平面図、図15はそのA-A部分拡大平面図、図16は図15のB-B断面図、図17は図15のC-C断面図、図18は図15のD-D断面図、図19は図15のE-E断面図である。
図14および15において、熱可塑性樹脂製複合板としての敷板31は、熱可塑性樹脂製網状体32と、熱可塑性樹脂製板状体33とからなる。
網状体32は、熱可塑性樹脂の押出成形法により各ストランド34、34、・・・と35、35、・・・の交差部36、36、・・を一体に溶着結合して成形されてなり、網目模様は格子模様である。
網状体32は、熱可塑性樹脂の押出成形法により各ストランド34、34、・・・と35、35、・・・の交差部36、36、・・を一体に溶着結合して成形されてなり、網目模様は格子模様である。
板状体33は、図14〜19、特に図19において、一方表面37の最外面38と略面一まで内部側に前記網状体32を一体に喰い込ませてなり、この板状体33の一方表面37と、喰い込まれた前記網状体32の露出表面39とで形成される凹凸(凹部)40により、複合板31に滑り止め機能を付与する。なお、網状体32のストランド35、35・・・は、交差部付近では露出しているが、中央部付近では板状体33の樹脂に被われている。
ここで、板状体33が、その厚みを10mmとし、網状体32が、各ストランドの平均直径を3mmφ、交差部の平均ピッチを20mm×20mmとしてなる。
なお、この敷板31は、実施の形態1の場合と同様、図7に示す敷板の製造装置を用いて製造できる。
なお、この敷板31は、実施の形態1の場合と同様、図7に示す敷板の製造装置を用いて製造できる。
本発明に係る熱可塑性樹脂製複合板は、例えば、土木・建築現場、公園、庭園などにおいて通路を確保するための建築用板材、さらに具体的には敷板、養生板として用いられる。
また、本発明に係る熱可塑性樹脂製複合板は、一方表面に表れる網目模様がデザイン性を高めているので建築構造物の壁面材(壁板)としても利用できる。
また、本発明に係る熱可塑性樹脂製複合板は、一方表面に表れる網目模様がデザイン性を高めているので建築構造物の壁面材(壁板)としても利用できる。
1 敷板(熱可塑性樹脂製複合板)
2 熱可塑性樹脂製網状体
3 熱可塑性樹脂製シート状体
4 ストランド
5 ストランド
6 交差部
7 一方表面
8 最外面
9 露出表面
10 凹凸(凹部)
11 敷板の製造装置
12 熱可塑性樹脂の押出機
13 ダイ
14 網状体供給部
15 圧着ロール
2 熱可塑性樹脂製網状体
3 熱可塑性樹脂製シート状体
4 ストランド
5 ストランド
6 交差部
7 一方表面
8 最外面
9 露出表面
10 凹凸(凹部)
11 敷板の製造装置
12 熱可塑性樹脂の押出機
13 ダイ
14 網状体供給部
15 圧着ロール
Claims (8)
- 熱可塑性樹脂製網状体と、略板状体で、その一方表面に前記網状体を一体に喰い込ませた熱可塑性樹脂製板状体とからなり、この板状体の一方表面と、喰い込まれた前記網状体の露出表面とで形成される凹凸による滑り止め機能を備えた熱可塑性樹脂製複合板。
- 前記網状体が、熱可塑性樹脂の押出成形法により各ストランドの交差部を一体に溶着結合して成形されてなる請求項1に記載の熱可塑性樹脂製複合板。
- 前記板状体が、その厚みを4〜50mmとし、
前記網状体が、各ストランドの平均直径を0.5〜8.0mmφ、交差部の平均ピッチを5〜70mm×5〜70mmとしてなる請求項2に記載の熱可塑性樹脂製複合板。 - 前記網状体が、その網目模様を、亀甲、ダイヤまたは格子としてなる請求項1〜3のいずれか一つに記載の熱可塑性樹脂製複合板。
- 前記網状体が、一方方向のストランド群と、このストランド群と一体に交差し、色彩を異にする他方方向のストランド群とからなる請求項1〜4のいずれか一つに記載の熱可塑性樹脂製複合板。
- 熱可塑性樹脂の板状体の一方表面に熱可塑性樹脂製網状体を被せ、次いで前記板状体の軟化状態にて前記網状体を前記板状体に喰い込ませ、前記板状体を固化させることにより、前記板状体の一方表面と、喰い込まれた前記網状体の露出表面とで形成される凹凸による滑り止め機能を備えた熱可塑性樹脂製複合板を得ることよりなる熱可塑性樹脂製複合板の製造方法。
- 前記板状体の軟化状態が、前記板状体を押出製造する工程の固化前段階で得られる請求項6に記載の製造方法。
- 前記板状体の軟化状態が、予め成形された熱可塑性樹脂製板状体を加熱することにより得られる請求項6に記載の製造方法。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011132750A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Tomonori Akiyama | 耐震・防水・透湿シート(耐震ネット) |
KR101475510B1 (ko) * | 2011-08-23 | 2014-12-23 | 엄장환 | 열가소성 수지 부목원단 및 이의 제조방법 |
-
2006
- 2006-04-14 JP JP2006111593A patent/JP2007284936A/ja not_active Withdrawn
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---|---|---|---|---|
JP2011132750A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Tomonori Akiyama | 耐震・防水・透湿シート(耐震ネット) |
KR101475510B1 (ko) * | 2011-08-23 | 2014-12-23 | 엄장환 | 열가소성 수지 부목원단 및 이의 제조방법 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20090707 |