JP2007284921A - ステッキ - Google Patents

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Abstract

【課題】長時間の使用が可能であり、場所を選ぶことなく容易にマーキングを行い得るステッキを提供する。
【解決手段】
ユーザによって矢印方向に力が加わると、支持脚30が本体部20の内部側面に沿って上方向に移動し、バネ部材22が収縮した状態となり、歯車機構60を介して本体部20の外部側面に取り付けられた回転板70の凸部70Aが、スプレー缶保持部80に固定されたスプレー缶80Aのボタン81を押圧して、ホース82をつたって噴射口83からスプレー缶80A内の塗料を噴射する。ユーザが下方向に力を加えるのを停止すると、収縮したバネ部材22が伸張し、支持脚30が本体部20の内部側面に沿って下方向に移動する。この移動とともに回動部材51が歯車機構60の歯に接触して下方向に押すことで歯車機構60の回転を促し、回転板70もこの回転に伴って回転することにより、所定回数ごとの塗料噴射が可能となる。
【選択図】 図4

Description

この発明は、道路等の所定箇所にマーキングを行うステッキに関する。
詳しくは、この発明は、支持脚が本体部の内部側面に沿って上下方向に移動することにより、本体部の外部側面に取り付けられた押圧部が支持脚の外部側面に取り付けられたスプレー缶保持部に固定されるスプレー缶の噴射作動部を押圧する構成とすることによって、道路等の所定箇所にスプレー缶内の液体を噴射させて容易にマーキングを行うことを可能としたステッキに係るものである。
従来、道路工事等の土木工事で道路にマーキングを行う場合は、専用のマーカーペンやチョーク、墨壷が用いられていた。特許文献1には、土木工事用記録具としてのマーカーペンが記載されている。
特開平9−300878号公報
しかし、特許文献1に記載のマーカーペンは、狭い範囲の道路工事で使用する分には使い勝手が良かったものの、ユーザは使用時に中腰にならなければならなかったため、広範囲にわたってマーキングを行う場合には使用が難しかった。また、このマーカーペンは、コンクリートで舗装されていない道路(例えば、山道)では、ほとんど使用することができなかった。
この発明の目的は、長時間の使用が可能であり、場所を選ぶことなく容易にマーキングを行い得るステッキを提供することにある。
この発明の概念は、
上端側に底面を持つ有底筒状の本体部と、
上記本体部の下端側から筒内部に挿入され、上面と上記本体部の上記底面とが伸縮自在なバネ部材を介して接続されており、上記本体部の内部側面に沿って上下方向に移動可能な支持脚と、
上記本体部の外部側面に取り付けられた押圧部と、
上記支持脚の外部側面に取り付けられ、液体を噴射する噴射作動部が上記押圧部に対応して位置するようにスプレー缶を固定するスプレー缶保持部とを有するステッキであって、
上記支持脚が上記バネ部材の付勢力に抗して上記本体部の内部側面に沿って上方向に移動するとき、上記押圧部はスプレー缶保持部に固定される上記スプレー缶の上記噴射作動部を押圧する
ことを特徴とするステッキにある。
この発明において、ステッキは、大きく分けて本体部と支持脚で構成されている。本体部は、上端側に底面を持つ有底筒状に形成されている。支持脚は下端側から本体部の筒内部に挿入されており、この支持脚の上面と本体部の底面とは伸縮自在なバネ部材、例えば圧縮コイルバネを介して接続されている。
ユーザが本体部を把持して支持脚の底面を地面に接触させて下方向に力を加えると、バネ部材が収縮して支持脚が本体部の内部側面に沿って上方向に移動し、力を加えるのを停止すると、収縮していたバネ部材が伸張し、支持脚が本体部の内部側面に沿って下方向に移動する。
なお、本体部の内部側面に沿う支持脚の上下方向の移動は、本体部が上下方向に移動することによる相対的なものである。
この本体部の外部側面には、押圧部が取り付けられている。また、支持脚の外部側面には、スプレー缶を固定するためのスプレー缶保持部が取り付けられている。スプレー缶の缶内には、例えば塗料等の液体が入っている。スプレー缶は、缶内の液体を噴射するための噴射作動部が押圧部に対応して位置するようにスプレー缶保持部に固定される。
ユーザが本体部を把持して支持脚を地面に接触させるなどして、下方向に力を加えると、バネ部材が収縮して支持脚が本体部の内部側面に沿って上方向に移動し、押圧部がスプレー缶の噴射作動部を押圧して、スプレー缶内の液体が噴射される。
また、ユーザが支持脚を地面から離して下方向に力を加えることを停止すると、収縮したバネ部材が伸張して支持脚が本体部の内部を内部側面に沿って下方向に移動し、押圧部と噴射作動部とが離されて、噴射が停止する。
このように、ユーザは下方向に力を加えるだけで、スプレー缶内の液体を噴射させて容易にマーキングを道路等の所定箇所に行うことができる。
また、スプレー缶内の液体の噴射を行わない場合は、ストッパーを用いて支持脚の上下方向の移動を停止するようにしてもよい。ストッパーは例えば、棒状の部材であり、バネ部材が伸張した位置に、このストッパーに対応した挿入口を本体部と支持脚にそれぞれ貫設し、2つの挿入口にストッパーを挿し込むようにすれば、不使用時に支持脚が上方向に移動することを容易に防止することができる。
このように不使用時にストッパーを使用すれば、ユーザが持ち運びの際に誤って下方向に力を加えてしまった場合でも、スプレー缶内の液体が噴射されることがないので安全である。
また、押圧部が本体部の外部側面に固定された固定手段を用いて回転自在に取り付けられるとともに、押圧部とともに回転する歯車機構が取り付けられていてもよい。例えば、歯車機構および押圧部の中心部にはそれぞれ嵌合部が設けられており、嵌合部をこの固定手段に嵌めることで、着脱自在に、かつ固定手段を回転軸として回転自在に取り付けが可能な構成とされる。
押圧部は、例えば、歯車機構とともに回転可能な回転板であり、スプレー缶の噴射作動部を押圧する1個または複数個の凸部が、放射状に連設された構成とされる。
この場合、支持脚の外部側面には、歯車機構の回転を促す回転促進部が設けられる。例えば、支持脚が本体部の内部側面に沿って上下方向に移動すると、回転促進部は、歯車機構の歯に接触して、その歯を上下いずれかの方向に押圧することで、歯車機構に例えば、1歯分の回転を促す。歯車機構が回転すると、押圧部もこの回転に合わせて回転する。
このように、歯車機構を設けることによって、支持脚が本体部の内部側面に沿って上下方向に所定回数移動すると、歯車機構の歯がその所定回数だけ押されて歯車機構が回転する。したがって、押圧部の凸部が一度スプレー缶の噴射作動部を押圧した後、歯車機構が一回転しない限り、噴射作動部を再度押圧することがないので、スプレー缶から液体が噴射される噴射回数を効率よく減らすことが可能となる。
このステッキは、コンクリートで舗装された道路はもちろんのこと、スプレー缶内の液体によっては、舗装されていない山道でも使用することができる。よって、土木工事用の筆記具としてだけではなく、山道で遭難防止に道標をつけるためのステッキとしても使用することも可能である。また、上述したように、歯車機構を設けて噴射回数を制限可能な構成とすれば、山道に不必要に塗料を何度も噴射することがなく、環境にもやさしい。
また、ユーザが、用途に応じて噴射作動部を押圧する回数を増やしたり減らしたりして変更可能な構成としてもよい。上述したように、押圧部は固定手段に着脱自在に取り付けが可能なので、噴射作動部を押圧する凸部の個数がそれぞれ異なった複数個の押圧部を予め製造すれば、ユーザは、用途に応じて、その中から適切な押圧部を選択することができ、嵌合部を固定手段に合わせるだけで容易に噴射作動部を押圧する回数を変更することが可能となる。
この発明によれば、支持脚が本体部の内部側面に沿って上下方向に移動することにより、本体部の外部側面に取り付けられた押圧部が支持脚の外部側面に取り付けられたスプレー缶保持部に固定されるスプレー缶の噴射作動部を押圧する構成とするものであり、道路等の所定箇所にスプレー缶内の液体を噴射させて容易にマーキングを行うことができる。
以下、図面を用いてこの発明の実施の形態についての説明を行う。
図1は、実施の形態としての、ステッキ100の全体の構成を示した図である。
図1に示すように、ステッキ100は、大きく分けて、ユーザが把持する把持部10と、本体部20と、支持脚30とからなる。把持部10は本体部20の上部に取り付けられており、ユーザが把持しやすい形状に形成されている。
本体部20は全体として上端側に底面を持つ有底筒状に形成されており、下方に開口部が設けられている。また、支持脚30は、この開口部から本体部20の内部21に挿入される挿入小径部30aと、この挿入小径部30aに連設された大径部30bと、この大径部30bに連設され、先端が地面に接触する円錐状の石突き部30cとからなる。
本体部20の開口部から本体部20の内部21に挿入される支持脚30の上面と本体部20の内部21の底面とは、圧縮コイルバネで形成されたバネ部材22を介して接続されている。図1に示すように、本体部20に何の力も加えられていないときは、バネ部材22の付勢力によって支持脚30が下方向に押されるので、支持脚30の上面が内部21の底面に近づくことがない。
図1に示すように、本体部20の下部には、外部側面に開口部23が設けられている。また、支持脚30の挿入小径部30aの外部側面には、抜け止め30Aがこの外部側面から突出して設けられている。この抜け止め30Aは、挿入小径部30aが内部21に挿入される際に開口部23に挿入され、支持脚30が内部21の内部側面に沿って上下方向に移動すると、開口部23内を上下方向に移動して、支持脚30の挿入小径部30aが本体部20から抜け落ちることを防止している。
本体部20の外部側面には、固定手段としての回転軸60Aが、この外部側面に対して垂直方向に固定されている。また、この回転軸60Aには、この回転軸60Aを中心に回転する歯車機構60および押圧部としての回転板70が取り付けられている。
図2は、歯車機構60および回転板70の正面側から見たステッキ100を示す図である。図2に示すように、歯車機構60は、8個の歯60aを有している。また、回転板70には、放射状に突出した凸部70Aが回転板70の外部側面から突出するように連設されている。また、歯車機構60および回転板70には、いずれも中心部に回転軸60Aの径に対応した円形の嵌合部60´,70´が設けられている。
図3は、歯車機構60および回転板70の断面図を示した図である。
図3に示すように、本体部20の外部側面に固定された回転軸60Aの固定部分60Abは、歯車機構60および回転板70の嵌合部60´,70´が嵌め込まれる軸部分60Atよりも径が大きく形成されている。これは、歯車機構60が本体部20の外部側面に接触して回転しづらくなることを防ぐためである。また、回転軸60Aの軸部分60Atには、図1および図4で示す抜け止め60Bを取り付けるための溝60B´が設けられている。
また、図3に示すように、歯車機構60は、回転板70よりも径が小さい。歯車機構60の回転板70が取り付けられる面には、図2に示す嵌合部60´の周りを囲むようにして突出した突出部61が連設されている。また、歯車機構60と本体部20の外部側面との間にはゴム部材60Cが取り付けられており、歯車機構60が回転する際の滑り止めとして機能する。
回転板70には、歯車機構60の突出部61を圧入するための圧入凹部70Bが設けられている。回転板70は、図2に示す嵌合部70´が回転軸60Aの軸部分に嵌め込まれ、圧入凹部70Bが歯車機構60の突出部61に嵌め込まれることによって、着脱自在に、かつ歯車機構60の回転に合わせて回転可能に回転軸60Aに取り付けられる。
このようにして回転板70を取り付けた後、図1および図4に示すように、回転軸60Aの図3に示す溝60B´に、例えば、円形リング状のゴム部材からなる抜け止め60Bを取り付けるようにすれば、回転板70が回転によって回転軸60Aから抜け落ちることがない。
また、図1、図2に示すように、支持脚30の挿込小径部30aと大径部30bとの境には、突出部31が連設されており、この突出部31には支持部材53が、本体部20の外部側面に対して平行に固定されている。図2に示すように、突出部31は支持脚30の外部側面から突出しているため、支持脚30の上下方向の移動を妨げることがない。
また、支持部材53には、歯車機構60の回転を促す回転促進部50が設けられている。図1に示すように、回転促進部50は、支持部材53に植立された棒状の留め具51aと、この留め具51aを回転軸として回動し、支持脚30の上下方向の移動があると歯車機構60の歯に一端側が接触する回動部材51と、この回動部材51の他端側に一端が取り付けられたバネ部材52と、回動部材51がバネ部材52方向に傾くことを防止する固定具51bと、バネ部材52の他端を固定するバネ固定具51cとで構成される。詳しい構成や動作については図5を用いて後述する。
本体部20に図2に示す矢印方向(下方向)に力が加わると、支持脚30が本体部20の内部21を内部側面に沿って上方向に移動し、矢印方向に力が加わるのが停止されると、支持脚30が本体部20の内部21を下方向に移動して、回動部材51が歯車機構60の歯60aに接触し、歯車機構60の回転を促進させる。
また、図1に示すように、支持脚30の大径部30bには、支持脚30の外部側面を囲むようにしてスプレー缶保持部80のバンド部80aが取り付けられており、このスプレー缶保持部80の収納部80bを支えている。この収納部80bにはスプレー缶80Aが固定される。
スプレー缶80Aには、例えば、塗料が収納されている。スプレー缶80Aには、下方向に力が加えられるとスプレー缶80Aに収納された塗料を噴射する、噴射作動部としてのボタン81と、塗料を噴射する、先端に噴射口83を有するホース82とが設けられている。
スプレー缶80Aは、ボタン81が、回転軸60Aを通る垂線に対応する位置に位置するようにスプレー缶保持部80に固定される。また、ホース82はスプレー缶80A内の塗料が地面に吹き付けられるように、その先端の噴射口83が地面方向である下方向を向いている。
図4は、ユーザによって、図3にも示す矢印方向(下方向)に力が加えられたときのステッキ100を示す図である。
図4に示すように、ユーザによって矢印方向に力が加わると、バネ部材22の付勢力に抗して支持脚30の上部が本体部20の内部21を上方向に移動して、バネ部材22が収縮した状態となる。また、この移動によって歯車機構60を介して本体部20の外部側面に取り付けられた回転板70の凸部70Aがスプレー缶80Aのボタン81を押圧する。ボタン81が、図4の点線で示す位置まで押されると、缶内の塗料がホース82をつたって噴射口83から地面方向に噴射される。
この後、ユーザが下方向に力を加えるのを停止すると、収縮したバネ部材22が付勢力によって伸張し、支持脚30が本体部20の内部21を内部側面に沿って下方向に移動し、図1に示す位置に戻る。
図5は、図1に示す状態からユーザによって下方向の力が加えられて図3に示す状態になり、さらにユーザが下方向に力を加えるのを停止して、図1に示す状態に戻るまでの歯車機構60、回転板70、および回転促進部50の動きを示した図である。なお、図5においては歯車機構60と本体部20の外部側面との間に取り付けられたゴム部材60Cの図示を省略している。
図5に示すように、何も力が加えられていないステップST1から、ステップST2でユーザによって矢印方向に力が加えられると、本体部20が下方向に移動する。すなわち、支持脚30(図1、図4参照)が本体部20の内部21を内部側面に沿って上方向に移動し、回動部材51が歯車機構の歯60a(歯60a1とする)に引っかかるようにして接触する。このとき、回動部材51が引っかかってバネ部材52が伸張し、留め具51aを中心軸として左下方向、つまり歯車機構60側に傾いた状態となる。
ステップST3では、ユーザによって下方向の力がさらに加えられ、歯車機構60と凸部70Aがさらに下方向に移動し、回動部材51がバネ部材52の付勢力によってステップST1に示す位置に戻った状態を示している。このとき凸部70Aはスプレー缶80Aのボタン81を押圧して、塗料が噴射口83から噴射される。
ユーザが手を離すなどして、下方向に力を加えることを停止すると、収縮していたバネ部材22(図1、図4参照)が伸張し、凸部70Aとボタン81とが離れてスプレー缶80Aの噴射が停止される。
このとき、回動部材51は歯車機構60の歯60a1に再度接触する。回動部材51は歯車機構60の歯60a1に引っかかり、回動部材51が歯60a1を押圧するように下方向に移動させることによって、歯車機構60の回転を促す。固定具51bは、歯60a1に接触する際に回動部材51がバネ部材52の方向に傾くことを防止している。
ステップST4で歯60a1が下方向に押された後、ステップST5のように、この歯60a1の隣の歯である歯60a2が回動部材51との接触位置まで移動して、歯車機構60は回転を停止する。このとき、下位置にあった凸部70Aは回転板70が歯車機構60とともに回転することで、下位置からずれた位置になる。ユーザによって下方向に再度力が加えられると、歯車機構60、回転板70および回転部50は、ステップST1からステップST5までの動きを再び行う。このように、ユーザは下方向に力を加えるだけで、スプレー缶80A内の液体を噴射して容易にマーキングを道路等に行うことができる。
なお、図5においては、ステップST1の段階で凸部70Aがボタン81を押圧する位置にあったが、上述したステップST1〜ステップST5の動きを繰り返すことで、順次その位置がずれていくため、ユーザによって8回下方向に力が加えられるまで、凸部70Aがボタン81を押圧することがない。したがって、スプレー缶80Aの塗料を噴射する回数を制限することができるので、塗料の無駄な噴射を防止できる。
このように塗料が噴射される回数制限を可能としたステッキ100は、例えば、山に入っての鉄塔建替えの調査を行う場合や、山に入って道路を建設する場合等、長距離にわたってマーキングを行う必要がある場合に使用して好適である。また、地面に噴射される回数が少ないので、塗料を無駄にすることがない上、不必要に山道に塗料を残すことがなく、環境にもやさしい。
また、山登りの際に、通常のステッキのように使用してもよく、疲労軽減の効果はもちろんのこと、地面や木に道標としてマーキングを行うようにすれば遭難防止の効果も期待でき、安全である。さらに、塗料のかわりに熊よけの薬剤が入ったスプレー缶80Aをスプレー缶収納部80に固定すれば、熊よけとしても使用することができる。
図1に戻ると、本体部20には、バネ部材40aを介して棒状のストッパー40が取り付けられている。図1に示すように、スプレー缶80A内の液体の噴射を行う場合は、ストッパー40は本体部20の外部側面に取り付けられたストッパー留め具40bで留められている。図6は、スプレー缶80A内の液体の噴射を行わない場合のステッキ100の縦断面図を示した図である。
図6に示すように、本体部20と支持脚30のそれぞれに設けられたストッパー挿込口24、ストッパー挿込口32が互いに重なる位置に停止させ、バネ部材40aを伸張させて、ストッパー40をこのストッパー挿込口24、ストッパー挿込口32に順に嵌め込むことによって、支持脚30が本体部20の内部側面に沿って上下方向に動くことを防止できる。したがってこの場合、凸部70Aがボタン81を押圧して不必要に塗料が噴射されるということがない。
なお、上述の実施の形態においては、回転板70と本体部20の外部側面との間に歯車機構60を配設したが、歯車機構60はなくてもよい。この場合、回転促進部50も取り外し可能とする。凸部70は、支持脚30が本体部20の内部21を内部側面に沿って上下方向に移動するたびにボタン81を押圧して、スプレー缶80A内の塗料を噴射する。
また、上述の実施の形態においては、回転板70には凸部70Aが1個だけ連設された構成としたが、1個のみならず、複数個連設されていてもよい。
図7は、複数個(例えば4個)の凸部70Aが連設された回転板71を示した図である。回転板71は、嵌合部70´が回転軸60Aに嵌められて使用される。凸部70Aの数が4個なので、2回下方向に力が加えられ、歯車機構60の歯60aが2つ回転するごとに、凸部70Aがボタン81を押圧して、塗料が噴射される。したがって、凸部70Aの数が多ければ多いほど、塗料が噴射される回数もこれに比例して多くなる。
ユーザは、凸部70Aの数が多い回転板71を道路工事用に使用したり、凸部70Aが1個しか設けられていない回転板70を登山用に使用したりして、用途に応じて選択することができる。また、回転板70,71の嵌合部70´を、回転軸60Aを嵌め込むだけで容易に取り付けができるので、手間がかからず便利である。
また、回転板は、回転板70,71のような円盤状である必要はなく、例えば、図8に示す回転板72のように、中心部に嵌合部70´が設けられ、凸部70Aが十字に連設された、十字型に形成されていてもよい。
この発明は、下方向に力を加えることでスプレー缶の噴射作動部が押圧されて缶内の液体を噴射するステッキに係るものであり、道路工事等の土木工事でマーキングを行う際に適用することができる。
ステッキ100の構成を示した図である。 歯車機構60および回転板70の正面側から見たステッキ100を示した図である。 歯車機構60および回転板70の断面図を示した図である。 下方向に力が加わったときのステッキ100を示した図である。 下方向に力が加わったときの、歯車機構60、回転板70、および回転促進部50の動きを示した図である。 ステッキ100の縦断面図である。 凸部70Aが複数個設けられた回転板71を示した図である。 十字型の回転板72を示した図である。
符号の説明
10・・・把持部、20・・・本体部、21・・・内部、22・・・バネ部材、23・・・開口部、24,32・・・ストッパー挿込口、30・・・支持脚、30A,60B・・・抜け止め、30a・・・挿入小径部、30b・・・大径部、30c・・・石突き部、31,61・・・突出部、40・・・ストッパー、40a・・・バネ部材、40b・・・ストッパー留め具、50・・・回転促進部、51・・・回動部材、51a・・・留め具、51b・・・固定具、51c・・・バネ固定具、52・・・バネ部材、53・・・支持部材、60・・・歯車機構、60´,70´・・・嵌合部、60a,60a1,60a2・・・歯、60A・・・回転軸、60Ab・・・固定部分、60At・・・軸部分、60B´・・・溝、60C:ゴム部材、70,71,72・・・回転板、70A・・・凸部、70B・・・圧入凹部、80・・・スプレー缶保持部、80a・・・バンド部,80A・・・スプレー缶、80b・・・収納部、81・・・ボタン、82・・・ホース、83・・・噴射口、100・・・ステッキ

Claims (4)

  1. 上端側に底面を持つ有底筒状の本体部と、
    上記本体部の下端側から筒内部に挿入され、上面と上記本体部の上記底面とが伸縮自在なバネ部材を介して接続されており、上記本体部の内部側面に沿って上下方向に移動可能な支持脚と、
    上記本体部の外部側面に取り付けられた押圧部と、
    上記支持脚の外部側面に取り付けられ、液体を噴射する噴射作動部が上記押圧部に対応して位置するようにスプレー缶を固定するスプレー缶保持部とを有するステッキであって、
    上記支持脚が上記バネ部材の付勢力に抗して上記本体部の内部側面に沿って上方向に移動するとき、上記押圧部はスプレー缶保持部に固定される上記スプレー缶の上記噴射作動部を押圧する
    ことを特徴とするステッキ。
  2. 上記支持脚が上記本体部の内部側面に沿って上下方向に移動することを防止するストッパーをさらに有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のステッキ。
  3. 上記押圧部は上記本体部の外部側面に固定された固定手段を用いて回転自在に取り付けられており、
    上記押圧部とともに回転する歯車機構と、
    上記支持脚が上記本体部の内部側面に沿って上下方向に移動することによって、上記歯車機構の歯に接触して、上記歯車機構の回転を促す回転促進部とをさらに有し、
    上記押圧部は、上記歯車機構の回転とともに回転し、上記回転促進部が上記歯車機構の歯に接触する所定回数ごとに上記スプレー缶の上記噴射作動部を押圧する
    ことを特徴とする請求項1に記載のステッキ。
  4. 上記押圧部は上記固定手段に着脱自在に取り付けられる
    ことを特徴とする請求項3に記載のステッキ。
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