JP2007283112A - 入口腎臓ステントの設置を確保するための機構 - Google Patents

入口腎臓ステントの設置を確保するための機構 Download PDF

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Abstract

【課題】人の身体に構造体を設置するための方法および装置を提供する。
【解決手段】送出し装置を使用する方法は、血管の入口内に位置決めされるべきステントを前進させることと、取っ手のバスケット作動ボタンを前進させてバスケット組立体のバスケットを展開することと、入口の直径より大きい直径を有するバスケットを移動させて親血管と係合させることと、ステントを血管の入口病巣内で展開することと、バスケットを収縮させることとを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は一般に医療装置および方法に関する。より詳細には、本発明は人の身体に構造体を設置するための方法および装置に関する。
血管の入口は血管の起始点に位置されている開口部、孔またはオリフィスである。代表的には、血管がより大きい親血管から分岐している。例えば、大動脈は冠状動脈のもとであり、大動脈から分岐するときの冠状動脈の起始部のところの開口部は入口と称されている。
入口病巣は、血管の入口に位置された病巣、例えば、前強膜斑点である。介入心臓病学の分野では、入口病巣は血管の開通性を維持するためにステントが留置される。
入口病巣にステントを効果的に留置するには、親血管に著しく突入することなしに入口病巣を覆うようにステントを正確に設置しなければならない。ステントの正確な設置を容易にするために、放射線不透過性の造影剤液体がしばしば患者に注入される。造影剤は、ステントを位置決めして設置するのに効果的であるが、細胞傷害性であり、腎臓不全のような患者にとっての合併症を導くことがある。
従って、本発明の目的は、上記問題点を解決する人の身体に構造体を設置するための方法および装置を提供することである。
1つの実施形態によれば、送出し装置は、その遠位端部に設けられたステント拡張バルーンと、このステント拡張バルーン上のステントと、ステント拡張バルーンに近位方向に隣接したバスケット組立体とを有しており、バスケット組立体は少なくとも1つの超弾性の自己拡張式バスケットスプラインを有している。
他の実施形態によれば、送出し装置を使用する方法は、血管の入口内に位置決めされるべきステントを前進させることと、取っ手のバスケット作動ボタンを前進させてバスケット組立体のバスケットを展開することと、入口の直径より大きい直径を有するバスケットを移動させて親血管と係合させることと、ステントを血管の入口病巣内で展開することと、バスケットを収縮させることとを有している。
送出し装置を使用している医師は親血管の壁部に対するバスケットの係合を感じ、かくしてステントの正確な設置を確認する。ステントは、1つの例では、造影剤を使用することなしに送出し装置を使用して正確に位置決めされる。
添付図面を参照して本発明の実施形態を以下に詳細に説明する。図面および詳細な説明の全体にわたって、同様な要素を示すのに、共通の参照符号を使用している。
図8および図9を併せて参照して説明すると、1つの実施形態によれば、送出し装置100を使用する方法は、枝血管804の入口808内に位置決めされるべきステント102を前進させることと、取っ手のバスケット作動ボタン(例えば、図1の取っ手104のバスケット作動ボタンを参照せよ)を前進させてバスケット組立体116のバスケット502を展開させることと、バスケット502(このバスケットは枝血管804の口部808の直径D2より大きい拡張直径D1を有している)を移動させて親血管806の壁部と接触(係合)させることと、枝血管804の入口病巣802内でステント102を展開させることと、バスケット502を収縮させることとを有している。
送出し装置100を使用する医師は正確な設置のためにステント102を同時に位置決めする親血管806の壁部に対する拡張バスケット502の力を感じる。かかる正確な設置は、もしあれば、造影剤注入の最小の使用で行われることができる。
図1は本発明の1つの実施形態による入口病巣にステント102を設置するためのバスケット送出し装置100の斜視図である。図2は図1のバスケット送出し装置100の領域IIの拡大斜視図である。図3は図1のバスケット送出し装置100の領域IIの拡大横断面図である。図4は図3の線IV−IVに沿ったバスケット送出し装置100の拡大横断面図である。
図1、図2、図3および図4を参照すると、バスケット送出し装置100はその近位端部106に取っ手104を有している。ここで使用する場合、バスケット送出し装置100の近位端部106はオペレータの取っ手、すなわち、取っ手104について言われ、ステント102の近位端部は心臓から移動される血管の長さを経て心臓に最も近い端部について言われる。
取っ手104はガイドワイヤポート108と、バルーン膨らましポート110と、しばしばスライダーと呼ばれるバスケット作動ボタン112とを有している。
バスケット送出し装置100は、その遠位端部114のところに、ステント102と、バスケット組立体116と、ステント拡張バルーン118とを有している。更に、バスケット送出し装置100は内側部材120と、しばしばバルーン膨らましシースと呼ばれ、取っ手104からバスケット送出し装置100の遠位端部114まで延びているバルーンカテーテル122とを有している。
内側部材120は、中空の管状構造体であり、そして内腔124を有するガイドワイヤを構成している。図8および図9を参照して以下により詳細に論述するように、1つの例では、バスケット送出し装置100をガイドワイヤ内腔124を通って延びているガイドワイヤ上で前進させて、取っ手104のガイドワイヤポート108から出す。
バルーンカテーテル122もまた、中空の管状構造体であり、このカテーテル122はこれと内側部材120との間にバルーン膨らまし内腔126を構成している。このバルーン膨らまし内腔126はステント拡張バルーン118およびバルーン膨らましポート110に連通状に結合されている。図8および図9を参照して以下により詳細に論述するように、1つの例では、ステント拡張バルーン118はバルーン膨らましポート110からバルーン膨らまし内腔126を通して膨らまされたり、萎まされたりする。例えば、塩水溶液をバルーン膨らましポート110に注入してステント拡張バルーン118を膨らます。
ステント102はステント拡張バルーン118に位置されている。この例によれば、ステント102はステント拡張バルーン118の拡張により図8および図9を参照して以下により詳細に論述するように拡張されて展開される。
バスケット組立体116はステント120およびステント拡張バルーン118に近位方向に隣接しており、すなわち、バスケット組立体116はステント120およびステント拡張バルーン118に対して近位方向にあって、これらに隣接している。
バスケット組立体116はバスケットアンカー128を有している。このバスケットアンカー128はステント102およびステント拡張バルーン118に近位方向に隣接してバルーンカテーテル122に固定されている。従って、バスケットアンカー128はバルーンカテーテル122に対して移動しない。
更に、バスケット組立体116はバスケットアンカー128に連結された少なくとも1つのバスケットスプライン130を有している。この例では、バスケットスプライン130は薄い可撓性のストリップ、例えば、ニチノールのような記憶金属で製造された超弾性の自己拡張式ストリップであるが、ポリマーのような他の材料を使用することができる。バスケットスプライン130は近位方向にバスケットアンカー128から離れるように、すなわち、取っ手104に向かって、しばしば線状にと呼ばれる長さ方向に延びている。
バルーンカテーテル122はステント102およびステント拡張バルーン118に近位方向に隣接して、しばしば第1領域と呼ばれるバスケット展開領域132を有している。更に、バルーンカテーテル122はバスケット展開領域132と取っ手104との間に延びている、しばしば第2領域と呼ばれるバスケットプッシュロッド領域134を有している。
この例では、バルーンカテーテル122のバスケット展開領域132はしばしば第1半径と呼ばれる半径132R1を有する円筒形の外面132OSを有している。更に、バルーンカテーテル122のバスケットプッシュロッド領域134はしばしば第2半径と呼ばれる半径134R1を有する円筒形の外面134OSを有している。バスケット展開領域132の半径132R1はバスケットプッシュロッド領域134の半径134R1より小さい。
バスケット展開領域132とバスケットプッシュロッド領域134との接合部のところで、バルーンカテーテル122は更に半径方向の環状表面136を有している。この半径方向の環状表面136はバスケット展開領域132の円筒形外面132OSからバスケットプッシュロッド領域134の円筒形外面134OSまで半径方向外方に延びている。
バスケットプッシュロッド領域134は外面134OSの半径134R1より小さい半径134R2を持つ円筒形の内面134ISを有している。更に、バスケットプッシュロッド領域134はバルーンカテーテル122のバスケットプッシュロッド領域134の内面134ISと外面134OSとの間で半径方向の環状表面136から近位方向に長さ方向に延びている少なくとも1つのバスケットプッシュロッド内腔138を有している。より詳細には、バスケットプッシュロッド内腔138は円筒形内面134ISおよび円筒形外面134OSの長さ方向軸線Lから距離138Dを隔てて位置決めされており、円筒形内面134ISは円筒形外面134OSと同心である。バスケットプッシュロッド内腔138の距離138Dは円筒形内面134ISの半径134R2より大きく、且つ円筒形外面134OSの半径134R1より小さい。バスケットプッシュロッド内腔138は半径方向の環状表面136におけるバスケットプッシュロッド内腔の孔140のところで遠位方向に終わっている。
バスケットスプライン130はバルーンカテーテル122の外側でバルーンカテーテル122のバスケット展開領域132の円筒形外面132OSに隣接してバスケットアンカー128から近位方向に延びている。バスケットスプライン130は、バスケットプッシュロッド内腔の孔140を通っていて、バルーンカテーテル122の内のバスケットプッシュロッド内腔138に入っている。バスケットスプライン130はバスケットプッシュロッド内腔138を通って取っ手104までずっと延びている。
取っ手104内で、バスケットスプライン130はバスケット作動ボタン112に結合されている。使用中、バスケット作動ボタン112は前進され、すなわち、バスケット組立体116に向かって遠位方向に移動する。バスケットスプライン130はバスケット作動ボタン112に結合されているので、バスケット作動ボタン112の前進により、バスケットスプライン130をバスケットプッシュロッド内腔138に押し通す。これによりバスケットスプライン130を半径方向の環状表面136におけるバスケットプッシュロッド内腔の孔140から供給して図1に示されるようにバスケットスプライン130からバスケットを形成する。
図5はバスケット組立体116がその展開状態にある図1のバスケット送出し装置100の領域IIの拡大斜視図である。図5を参照して説明すると、バスケットスプライン130が半径方向の環状表面136におけるバスケットプッシュロッド内腔の孔140から進むとき、バスケットスプライン130はバスケットアンカー128と半径方向の環状表面136との間で半径方向外方に押されてしばしば入口ストッパまたはニチノールストッパと呼ばれるバスケット502を構成する。
バスケットスプライン130は厚さTより大きい幅Wを有して横断面が矩形である(図4参照)。更に、1つの例では、バスケットスプライン130はバスケット502の形状まで戻るように設定された超弾性の自己拡張式スプラインである。このようにして、バスケットスプライン130は、無秩序にではなく、例えば内方に或は側方にではなく、半径方向外方に優先的に変形する。
図5に示されるように、バスケット502は曲げられたバスケットスプライン130で形成されている。より詳細には、バスケットスプライン130はバスケット展開領域132の外面132OSからバスケットスプライン130の頂点504まで半径方向外方に湾曲している。この例によれば、バスケットスプライン130の頂点504はバスケット展開領域132の外面132OSから最も遠く離れたバスケットスプライン140における特定の位置である。頂点504はバスケットアンカー128のすぐ近位方向に且つ半径方向の環状表面136の遠位方向に位置決めされている。
図5に示されるように、バスケットスプライン130はバスケットアンカー128から頂点504まで垂直に延びて前方ストッパ506を構成している。この前方ストッパ506は一般には、これと親血管の壁部との間の接触さえも容易にするために環体の形状にある。
バスケット502を収縮させるためには、バスケット作動ボタン112を引っ込め、すなわち、バスケット組立体116から離れる近位方向に移動させる。バスケットスプライン130がバスケット作動ボタン112に結合されているので、バスケット作動ボタン112の引っ込めることにより、バスケットスプライン130を半径方向の環状表面136におけるバスケットプッシュロッド内腔の孔140に近位方向に引き入れる。
図6は他の実施形態によるバスケット送出し装置600の領域の拡大横断面図である。図7は図6の線VII−VIIに沿ったバスケット送出し装置600の横断面図である。
図6および図7のバスケット送出し装置600は図1ないし図5のバスケット送出し装置100と同様であり、バスケット送出し装置600、100の相互間の顕著な相違だけを以下に論述する。例えば、バスケット送出し装置600は、取っ手(図示せず)と、ステント102Aと、ステント拡張バルーン118Aと、内側部材120Aと、バルーンカテーテル122Aと、ガイドワイヤ内腔124Aと、バルーン膨らまし内腔126Aとを有しており、これらは、バスケット送出し装置100の取っ手104、ステント102、ステント拡張バルーン118、内側部材120、バルーンカテーテル122、ガイドワイヤ内腔124およびバルーン膨らまし内腔126と同様である。
図6および図7を参照して説明すると、バスケット送出し装置600はバスケット組立体116Aを有しており、バスケット組立体116Aはバスケットアンカー128Aを有している。バスケットアンカー128Aはステント102Aおよびステント拡張バルーン118Aに近位方向に隣接してバルーンカテーテル122Aに固定されている。従って、バスケットアンカー128Aはバルーンカテーテル122Aに対して移動しない。
更に、バスケット組立体116Aはバスケットアンカー128Aに連結された少なくとも1つのバスケットスプライン130Aを有している。この例では、バスケットスプライン130Aは、例えばニチノールのような記憶金属で製造された薄い可撓性のストリップである。バスケットスプライン130Aは近位方向にバスケットアンカー128Aから離れる長さ方向に延びている。
この例では、バルーンカテーテル122Aは中空の管状部材である。更に、送出し装置600はバスケット展開シース602を有している。バスケット展開シース602もまた中空の管状部材であり、バルーンカテーテル内腔604を有している。バルーンカテーテル122Aはバルーンカテーテル内腔604内に位置決めされている。
バスケット展開シース602は、その遠位端部606のところでバスケットスプライン130Aに連結されており、且つ近位端部のところで(図1のバスケット送出し装置100の取っ手104のバスケット作動ボタン112と同様な)取っ手のバスケット作動ボタンに連結されている。
バスケット組立体116Aのバスケットを展開させるには、取っ手のバスケット作動ボタンを前進させる。バスケット展開シース602がバスケット作動ボタンに結合されているので、バスケット作動ボタンの前進により、バスケット展開シース602をバルーンカテーテル122A上で遠位方向に押す。これにより、バスケットスプライン130Aがバスケット展開シース602とバスケットアンカー128Aとの間で圧縮されて図5にしめされるようにバスケット502と同様なバスケットをバスケットスプライン130Aから生じる。
バスケットを収縮させるには、バスケット作動ボタンを引っ込める。バスケット展開シース602がバスケット作動ボタンに結合されているので、バスケット作動ボタンを引っ込めることにより、バスケット展開シース602をバルーンカテーテル122A上で近位方向に引っ張ってバスケットを収縮させる。
図8は動脈804の入口病巣802までの本発明の1つの実施形態による図1ないし図5のバスケット送出し装置100の前進を示す断面概略斜視図である。図8を参照して説明すると、動脈804、例えば、しばしば枝血管と呼ばれる腎臓動脈が親血管806、例えば、大動脈から分岐しており、この動脈は入口808を有している。入口病巣802が入口808に隣接して動脈804内に位置されている。
バスケット送出し装置100をガイドワイヤ810上で前進させる。1つの例では、バスケット送出し装置100を送出しカテーテル(図示せず)を通して前進させる。
ステント102が入口808内に位置決めされ、且つバスケット組立体116が小孔808にすぐ隣接して親血管806内に位置決めされるまで、バスケット送出し装置100を前進させる。
図9は動脈804の入口病巣802までの図8のバスケット送出し装置100の更なる前進を示す断面概略斜視図である。図8および図9を併せて参照して説明すると、図5について以上で論述したようにバスケット502を展開する。拡張されたバスケット502の頂点の外径は入口808の直径D2より大きい直径D1を有している。バスケット502が図9にしめされるように親血管806の壁部に当たって停止するまで、バスケット送出し装置100を前進させる。バスケット送出し装置100を使用している医師は親血管806の壁部に対するバスケット502の係合を感じてステント102を支持しているカテーテルの正しい設置を確認する。1つの例における造影剤を使用することなしにバスケット送出し装置100を使用してステント102を正確に位置決めする。しかしながら、望むなら、医師はステント102の正確な設置を更に確認するために少量の造影剤を使用することができる。
より詳細には、バスケット502がおや血管806に(接触状態で)しっかり係合されると、ステント102を入口病巣802内に位置決めする。医師がバスケット送出し装置100に対する前方圧力を維持しながら、ステント拡張バルーン118を拡張させ、かくして入口病巣802内にステント102を拡張して展開する。ステント拡張バルーン118を萎ませ、バスケット502を引っ込め、そしてバスケット送出し装置100を患者から抜出す。
図10は他の実施形態によるバスケット送出し装置1000の概略斜視図である。図11は図10のバスケット送出し装置1000のステント送出しシース1100の概略斜視図である。図10では、ステント送出しシースは鎖線により示されている。図10のバスケット送出し装置1000は図1のバスケット送出し装置100と同様であり、バスケット送出し装置1000、100相互間の管著な相違点だけを以下に論述する。
図10および図11を併せて参照して説明すると、バスケット送出し装置1000は自己拡張式ステント102Bを有している。自己拡張式ステント102Bはステント送出しシース1100内に閉じ込められている。ステント送出しシース1100を引っ込め、且つ自己拡張式ステント102Bを露出させると、自己拡張式ステント102Bは自己拡張する。従って、自己拡張式ステント102Bが自己拡張するので、1つの例では、バスケット送出し装置1000はステント拡張バルーンを有していない。
ステント送出しシース1100はバスケットスプライン130Bに対応する少なくとも1つの長さ方向スロット1102を有している。この例によれば、ステント送出しシース1100は更にスロット1102に対応する少なくとも1つの破断部1104を有している。一般に、破断部1104は、これがこれに対する力の付与時に容易に裂けるように低減された強さを有するステント送出しシース1100の領域である。例示的には、破断部1104はステント送出しシース1100における切込みまたは孔である。
より詳細には、ステント送出しシース1100は各バスケットスプライン130B用のスロット1102を有している。スロット1102は、例えば、相対的な長さ方向だが回転ではない運動を許容するステント送出しシース1100のタブまたは他の構造体によりバスケットスプライン130Bに対するステント送出しシース1100の設置を固定することによりバスケットスプライン130Bと整合される。破断部1104はスロット1102からステント送出しシース1100の遠位端部1106まで遠位方向に延びている。
図12は展開されたバスケット502Aを有している図10のバスケット送出し装置1000の斜視図である。図12に示されるように、バスケットスプライン130Bは、図5のバスケット送出し装置100のバスケット502の展開に関して論述した方法と同様な方法でバスケット502Aを展開させるためにスロット1102を通って半径方向外方に曲げられている。
図13は自己拡張式ステント102Bの展開中の図12のバスケット送出し装置1000の斜視図である。図13を参照して説明すると、ステント送出しシース1100は例えば取っ手の作動ボタンの引っ込みによりを引っ込められ、作動ボタンは送出しシース1100に結合されている。ステント送出しシース1100を引っ込めることにより、ステント送出しシース1100をバスケット502Aに対して移動させる。バスケット502A,より詳細には、バスケットスプライン130Bを破断部1104に押し当てる。これにより、破断部1104を破り始める。
更に、ステント送出しシース1100を引っ込めることにより、破断部1104を破り続け、自己拡張式ステント102Bを露出させる。自己拡張式ステント102Bは、露出すると、例えば入口病巣の中へ自己拡張する。
図14は他の実施形態による、動脈804Aの入口病巣802Aまでの前進中のバスケット送出し装置1400の領域の拡大横断面図である。図15はバスケット組立体116Cがその展開状態にある図14の動脈804Aの入口病巣802Aまでの展開中のバスケット送出し装置1400の領域の拡大横断面図である。
図3、図14および図15を併せて参照して説明すると、図14および図15のバスケット送出し装置1400は図3のバスケット送出し装置と同様であり、顕著な相違点だけを以下に論述する。より詳細には、図14および図15のバスケット送出し装置1400は、ステント102Cと、遠位端部114Cと、ステント拡張バルーン118Cと、内側部材120Cと、バルーンカテーテル122Cと、ガイドワイヤ内腔124Cと、バルーン膨らまし内腔126Cと、バスケットアンカー128Cと、バスケットスプライン130Cと、バスケット展開領域132Cと、バスケットプッシュロッド領域134Cと、半径方向の環状表面136Cと、バスケットプッシュロッド内腔138Cと、バスケットプッシュロッド内腔の孔140Cとを有しており、これらは、それぞれ、図3のバスケット送出し装置100のステント102、遠位端部114、ステント拡張バルーン118、内側部材120、バルーンカテーテル122、ガイドワイヤ内腔124、バルーン膨らまし内腔126、バスケットアンカー128、バスケットスプライン130、バスケット展開領域132、バスケットプッシュロッド領域134、半径方向の環状表面136、バスケットプッシュロッド内腔138およびバスケットプッシュロッド内腔の孔140と同様である。
図15を参照して説明すると、バスケット送出し装置1400をガイドワイヤ810A上で前進させた後、バスケットスプライン130Cを半径方向の環状表面136Cにおけるバスケットプッシュロッド内腔の孔140Cから送出す。その結果、バスケットスプライン130Cはバスケットアンカー128Cと半径方向の環状表面136Cとの間で半径方向外方に押されてしばしば入口ストッパまたはニチノールストッパと呼ばれるバスケット502Cを構成する。
1つの例では、バスケットスプライン130Cはバスケット502Cの形状へ戻るように設定された超弾性の自己拡張式スプラインである。このようにして、バスケットスプライン130Cは無秩序にではなく、例えば内方に或は側方にではなく、半径方向外方に優先的に変形する。
図15に示されるように、バスケット502Cは曲げられたバスケットスプライン130Cで形成されている。より詳細には、バスケットスプライン130Cは半径方向の環状表面136Cからバスケットスプライン130Cの頂点504Cまで半径方向外方に湾曲している。頂点504Cはバスケットアンカー128Cのすぐ遠位方向およびステント102Cの近位方向に位置決めされている。
図15に示されるように、バスケットスプライン130Cは前方ストッパ506Cを形成するようにバスケットアンカー128Cからその上方で頂点504Cまで遠位方向に延びている。前方ストッパ506Cは、一般に、それと親血管806Aの壁部との間の接触さえも容易にするために環体の形状である。
前方ストッパ506Cはこの例ではバスケットアンカー128Cの遠位方向およびステント102Cの近位方向にある。バスケットスプライン130Cがバスケットアンカー128Cを超えて遠位方向に延びるように前方ストッパ距離1504を定めることによって、入口808A内のステント102Cの設置もまた定められる。
換言すると、前方ストッパ506Cは前方ストッパ距離1504だけバスケットアンカー128Cに対して遠位方向にある。前述のように、前方ストッパ506Cは親血管806Aの壁部に接触し、かくして親血管806Aの壁部に対するバスケット送出し装置1400およびステント102Cの位置を定める。前方ストッパ距離1504を定めることによって、親血管806Aの壁部に対するステントの位置もまた定められる。例示的に、カテーテル上のステントの端部を超えて延びている拡張式バルーンにより展開されたステントが完全に展開されてステントの縁部を入口の右側に位置決めするようにするために、バスケット送出し装置1400と同様なバスケット送出し装置は前方ストッパ距離1504より小さい前方ストッパ距離で形成されている。
バスケット502Cを収縮させるには、バスケット作動ボタンを引っ込める、すなわち、バスケット組立体116Cから離れる近位方向に移動させる。バスケットスプライン130Cがバスケット作動ボタンに結合されているので、バスケット作動ボタンを引っ込めることにより、バスケットスプライン130Cを半径方向の環状表面136Cにおけるバスケットプッシュロッド内腔の孔140Cに近位方向に引き入れる。
図16は他の実施形態によるバスケット送出し装置1600の領域の拡大横断面図である。図17はバスケット組立体116Dがその展開状態にある図16のバスケット送出し装置1600の領域の拡大横断面図である。
図3、図16および図17を併せて参照して説明すると、図16および図17のバスケット送出し装置1600は図3のバスケット送出し装置100と同様であり、顕著な相違点だけを以下に論述する。より詳細には、図16および図17のバスケット送出し装置1600は、ステント102Dと、遠位端部114Dと、ステント拡張バルーン118Dと、内側部材120Dと、バルーンカテーテル122Dと、ガイドワイヤ内腔124Dと、バルーン膨らまし内腔126Dと、バスケットスプライン130Dとを有しており、これらは、それぞれ、図3のバスケット送出し装置100のステント102、遠位端部114、ステント拡張バルーン118、内側部材120、バルーンカテーテル122、ガイドワイヤ内腔124、バルーン膨らまし内腔126、バスケットスプライン130と同様である。
図16を参照すると、バスケット送出し装置1600はバスケットスプライン130D上にシース1602を有している。この例によれば、バスケットスプライン130Dはシース1602内に閉じ込められた超弾性の自己拡張式スプラインである。バスケットスプライン130Dはその遠位端部がバスケットスプライン先端部1604で終わっている。種々の例では、バスケットスプライン先端部1604はニチノール、ステンレス鋼、プラスチックまたは他の材料で製造されている。
バスケットスプライン130Dを展開するには、シース1602を近位方向で矢印1606の方向に引っ込める。例えば、図1の取っ手104と同様な取っ手がシース1602に結合されたシース作動ボタンを有している。シース作動ボタンを引っ込め、前進させてシースを引っ込め、前進させる。
シース1602を引っ込めると、バスケットスプライン130Dが覆いを取られ、いわゆる、露出される。バスケットスプライン130Dが露出されると、このバスケットスプライン130Dは自己拡張する。バスケットスプライン130Dのこの自己拡張により、バスケットスプライ先端部1604が互いから広がり離れ、一般に、図17に示されるように、バルーンカテーテル122Dから間隔を隔てられる。従って、バスケットスプライン130Dはバスケットスプライ先端部1604により構成された前方ストッパ506Dを有するバスケット502Dを形成する。
バスケット502Dを収縮させるには、シース1602を遠位方向で矢印1606の反対方向に前進させる。シース1602が前進されると、シース1602はこれがバスケットスプライン130D上を通るときにバスケットスプライン130Dに接触してバスケットスプライン130Dを収縮させる。バスケットスプライン130Dが図16に示されるようにシース1602内に再び位置決めされてシース1602により閉じ込められるまでシース1602を前進させる。
図18、図19および図20は図16および図17のバスケット送出し装置1600の前進および展開の断面概略斜視図である。図18を参照すると、動脈804D、例えば、しばしば枝血管と呼ばれる腎臓動脈が親血管806D、例えば、大動脈から分岐しており、この腎臓動脈は入口808Dを有している。当業者に周知な多くの技術のうちのいずれか1つを使用して、移植片1802を親血管806D内で展開する。
移植片1802は動脈804Dと整合される枝血管開口部1804を有している。バスケット送出し装置1600をガイドワイヤ810D上で枝血管開口部1804を通して前進させる。しばしば枝ステントと呼ばれるステント102Dが入口808Dおよび/または枝血管開口部1804の中またはその近くに位置決めされるまでバスケット送出し装置1600を前進させる。(図18の図においてシース1602により覆われた)バスケット組立体116D(図19参照)を入口808Dおよび枝血管開口部1804にすぐ隣接して親血管806Dおよび移植片1802内に位置決めする。
図19を参照して説明すると、シース1602を引っ込め、かくして前述のようにバスケットスプライ130Dを展開する。図20を参照して説明すると、バスケットスプライン先端部1604が移植片1802および親血管806Dの壁部に押し当たるまで、バスケット送出し装置1600を前進させ、いわゆる、移動させる。
図20に示されるように、拡張されたバスケット502Dのバスケットスプライン先端部1604により構成された前方ストッパ506Dの外径は枝血管開口部1804の直径D2より大きい直径D1を有している。バスケット502Dが図20に示されるように移植片1802の壁部に当たって停止するまで、バスケット送出し装置1600を前進させる。バスケット送出し装置1600を使用している医師は移植片1802の壁部に対するバスケット502Dの係合(接触)を感じてステント102Dを支持しているカテーテルの正確な設置を確認する。1つの例において造影剤を使用することなしにバスケット送出し装置1600を使用してステント102Dを正確に位置決めする。しかしながら、望むなら、医師はステント102Dの正確な設置を更に確認するために少量の造影剤を使用することができる。
より詳細には、バスケット502Dが移植片1802の壁部にしっかり係合(接触)されると、ステント102Dは入口808Dおよび/または枝血管開口部1804内に位置決めされる。医師がバスケット送出し装置1600に対する前方圧力を維持している間、ステント拡張バルーン118Dを拡張し、かくしてステント102Dを入口808Dおよび/または枝血管開口部1804内で拡張して展開する。ステント拡張バルーン118Dを萎ませ、前述のようにシース1602を前進させることによりバスケットスプライン130Dを有するバスケット502Dを収縮させ、そしてバスケット送出し装置1600を患者から抜出す。
バスケット送出し装置1600はバスケットスプライン130Dで形成されたバスケット502Dを有しているが、他の例では、バスケット送出し装置は他の形状を持つバスケットを有している。例えば、図21は他の実施の形態による螺旋状ワイヤの形態のバスケット502Eを有するバスケット送出し装置の領域の斜視図である。一般に、バスケット502Eは、シース1602Aのところで最小の直径を有していて、シース1602Aから遠位方向に直径が半径方向に増大している単一の螺旋体である。
簡単化のために、バスケット送出し装置2100のシース1602Aおよびバスケット502Eのみが図21に示されている。しかしながら、バスケット502Eは別として、図21のバスケット送出し装置2100が図16のバスケット送出し装置1600と実質的に同様であり、そして同様な要素を有していることは理解されるであろう。
他の例について、図22は他の実施形態による編組ワイヤの形態であるバスケット502Fを有するバスケット送出し装置2200の領域の斜視図である。一般に、バスケット502Fは編組ワイヤ、例えば、メッシュで形成されている。バスケット502Fはシース1602Bのところで最小の直径を有しており、シース1602Bから遠位方向に直径が半径方向に増大している。
簡単化のために、バスケット送出し装置2200のシース1602Bおよびバスケット502Eのみが図22に示されている。しかしながら、バスケット502Fは別として、図22のバスケット送出し装置2200が図16のバスケット送出し装置1600と実質的に同様であり、そして同様な要素を有していることは理解されるであろう。
他の例について、図23は他の実施形態によるひし形状のセグメント2310の形態のバスケット502Gを有するバスケット送出し装置2300の領域の斜視図である。バスケット502Gはシース1602Cのところで最小の直径を有しており、シース1602Cから遠位方向に直径が半径方向に増大している。
簡単化のために、バスケット送出し装置2300のシース1602Cおよびバスケット502Gのみが図23に示されている。しかしながら、バスケット502Gは別として、図23のバスケット送出し装置2300が図16のバスケット送出し装置1600と実質的に同様であり、そして同様な要素を有していることは理解されるであろう。
他の例について、図24は他の実施形態によるバスケット502Hを有するバスケット送出し装置2400の領域の斜視図である。一般に、バスケット502Hは交互に繰り返すパターンを有する遠位リングセグメント2410の形態である。遠位リングセグメント2410の各近位クラウン2412がスプライン130Hに連結されている。バスケット502Hはシース1602Dのところで最小の直径を有しており、シース1602Dから遠位方向に直径が半径方向に増大している。
簡単化のために、バスケット送出し装置2400のシース1602Dおよびバスケット502Hのみが図24に示されている。しかしながら、バスケット502Hは別として、図24のバスケット送出し装置2400が図16のバスケット送出し装置1600と実質的に同様であり、そして同様な要素を有していることは理解されるであろう。
他の例について、図25は他の実施形態によるバスケット502Iを有するバスケット送出し装置2500の領域の斜視図である。一般に、バスケット502Iは交互に繰り返すパターンを有する遠位リングセグメント2510で形成されている。遠位リングセグメント2510の近位クラウン2512の幾つかがスプライン130Iに連結されており、遠位リングセグメント2510の近位クラウン2512の幾つかが連結されていない。1つの例では、連結されていない近位クラウン2512は、バスケット502Iの前進および再捕獲中、これらの近位クラウン2512がシース1602Eに引っ掛かるのを防ぐために半径方向内方に曲げられている。バスケット502Iはシース1602Eのところで最小の直径を有しており、シース1602Eから遠位方向に直径が半径方向に増大している。
簡単化のために、バスケット送出し装置2500のシース1602Eおよびバスケット502Iのみが図25に示されている。しかしながら、バスケット502Iは別として、図25のバスケット送出し装置2500が図16のバスケット送出し装置1600と実質的に同様であり、そして同様な要素を有していることは理解されるであろう。
この開示は本発明による模範的な実施形態を提供している。本明細書により明白に提供されるか或は本明細書により暗示されるかどうかいずれにせよ、構造、寸法、材料の種類および製造方法の変化のような多くの変化がこの開示を考慮して当業者により実施され得る。
本発明の1つの実施形態によるステントを入口病巣に設置するためのバスケット送出し装置の斜視図である。 図1のバスケット送出し装置の領域IIの拡大斜視図である。 図1のバスケット送出し装置の領域IIの拡大横断面図である。 図3の線IV−IVに沿ったバスケット送出し装置の拡大横断面図である。 バスケット組立体がその展開状態にある図1のバスケット送出し装置の領域IIの拡大斜視図である。 他の実施形態によるバスケット送出し装置の領域の拡大横断面図である。 図6の線VII−VIIに沿ったバスケット送出し装置の横断面図である。 動脈の入口病巣までの本発明の1つの実施形態による図1ないし図5のバスケット送出し装置の前進を示す断面概略斜視図である。 動脈の入口病巣までの図8のバスケット送出し装置の更なる前進を示す断面概略斜視図である。 他の実施形態によるバスケット送出し装置の概略斜視図である。
図10のバスケット送出し装置のステント送出しシースの概略斜視図である。 展開されたシースを有する図10のバスケット送出し装置のステント送出しシースの斜視図である。 自己拡張式ステントの展開中の図12のバスケット送出し装置の斜視図である。 動脈の入口病巣まで前進中の他の実施形態によるバスケット送出し装置の領域の拡大横断面図である。 バスケット組立体がその展開状態にある動脈の入口病巣まで前進中の図14のバスケット送出し装置の領域の拡大横断面図である。 他の実施形態によるバスケット送出し装置の領域の拡大横断面図である。 バスケット組立体がその展開状態にある図16のバスケット送出し装置の領域の拡大横断面図である。 図16および図17のバスケット送出し装置の前進および展開の断面概略斜視図である。 図16および図17のバスケット送出し装置の前進および展開の断面概略斜視図である。 図16および図17のバスケット送出し装置の前進および展開の断面概略斜視図である。
他の実施形態によるバスケットを有するバスケット送出し装置の斜視図である。 他の実施形態によるバスケットを有するバスケット送出し装置の斜視図である。 他の実施形態によるバスケットを有するバスケット送出し装置の斜視図である。 他の実施形態によるバスケットを有するバスケット送出し装置の斜視図である。 他の実施形態によるバスケットを有するバスケット送出し装置の斜視図である。

Claims (45)

  1. 遠位端部に設けられたステント拡張バルーンと、
    前記ステント拡張バルーン上のステントと、
    前記ステント拡張バルーンに近位方向に隣接したバスケット組立体と、を備えており、 前記バスケット組立体は少なくとも1つの超弾性の自己拡張式バスケットスプラインを備えている、送出し装置。
  2. バルーンカテーテルを更に備えており、前記バスケット組立体のバスケットアンカーが前記バルーンカテーテルに結合されている、請求項1に記載の送出し装置。
  3. 内側部材を更に備えており、前記バルーンカテーテルと前記内側部材との間にバルーン膨らまし内腔が構成されている、請求項2に記載の送出し装置。
  4. 前記ステント拡張バルーンは前記バルーン膨らまし内腔に連通状に結合されている、請求項3に記載の送出し装置。
  5. 前記内側部材はガイドワイヤ内腔を構成している、請求項3に記載の送出し装置。
  6. 前記の少なくとも1つの超弾性の自己拡張式バスケットスプラインは薄い可撓性のストリップよりなる、請求項1に記載の送出し装置。
  7. 前記薄い可撓性ストリップは記憶金属よりなる、請求項6に記載の送出し装置。
  8. 取っ手と、バルーンカテーテルとを更に備えており、前記バルーンカテーテルは、
    前記ステントに近位方向に隣接したバスケット展開領域と、
    前記バスケット展開領域と前記取っ手との間に延びているバスケットプッシュロッド領域と、
    を備えている、請求項1に記載の送出し装置。
  9. 前記バスケット展開領域は第1半径を有する円筒形の外面を備えており、前記バスケットプッシュロッド領域は第2半径を有する円筒形の外面を備えており、前記第1半径は前記第2半径より小さい、請求項8に記載の送出し装置。
  10. 前記バルーンカテーテルは前記バスケット展開領域と前記バスケットプッシュロッド領域との接合部に半径方向の環状表面を更に備えている、請求項8に記載の送出し装置。
  11. 前記半径方向の環状表面は前記バスケット展開領域の前記円筒形外面から前記バスケットプッシュロッド領域の前記円筒形外面まで半径方向外方に延びている、請求項10に記載の送出し装置。
  12. 前記バスケットプッシュロッド領域は前記半径方向の環状表面における少なくとも1つのバスケットプッシュロッド内腔から遠位方向に終わっている少なくとも1つのバスケットプッシュロッド内腔を備えている、請求項11に記載の送出し装置。
  13. 前記バスケットプッシュロッド領域は少なくとも1つのバスケットプッシュロッド内腔を備えている、請求項8に記載の送出し装置。
  14. 前記の少なくとも1つの超弾性の自己拡張式バスケットスプラインは前記の少なくとも1つのバスケットプッシュロッド内腔を通って前記取っ手まで延びており、前記取っ手は前記の少なくとも1つの超弾性の自己拡張式バスケットスプラインに結合されたバスケット作動ボタンを更に備えている、請求項13に記載の送出し装置。
  15. 前記の少なくとも1つの超弾性の自己拡張式バスケットスプラインは前記バスケット展開領域の円筒形外面に隣接して前記バルーンカテーテルに結合されているバスケットアンカーから前記の少なくとも1つのバスケットプッシュロッド内腔の中へ近位方向に延びている、請求項14に記載の送出し装置。
  16. 前記の少なくとも1つの超弾性の自己拡張式バスケットスプラインはバスケットを形成するように曲げられている、請求項1に記載の送出し装置。
  17. 前記の少なくとも1つの超弾性の自己拡張式バスケットスプラインは頂点まで半径方向外方に湾曲している、請求項16に記載の送出し装置。
  18. 前記の少なくとも1つの超弾性の自己拡張式バスケットスプラインに遠位端部が結合されているバスケット展開シースを更に備えている請求項1に記載の送出し装置。
  19. バスケット作動ボタンを備えている取っ手を更に備えており、前記バスケット展開シースの近位端部が前記バスケット作動ボタンに結合されている、請求項18に記載の送出し装置。
  20. 前記バスケットは前方ストッパを備えている、請求項16に記載の送出し装置。
  21. バルーンカテーテルを更に備えており、前記バスケット組立体のバスケットアンカーが前記バルーンカテーテルに結合されており、前記前方ストッパは前記バスケットアンカーに対して遠位にある、請求項20に記載の送出し装置。
  22. 前記前方ストッパは環体の形状である、請求項21に記載の送出し装置。
  23. 前記前方ストッパは前記ステントに対して近位にある、請求項21に記載の送出し装置。
  24. 前記の少なくとも1つの超弾性の自己拡張式バスケットスプラインはバスケットスプライン先端部で終わっている、請求項1に記載の送出し装置。
  25. 前記バスケットスプライン先端部はニチノール、ステンレス鋼およびプラスチックよりなる群から選択された材料よりなる、請求項24に記載の送出し装置。
  26. 前記の少なくとも1つの超弾性の自己拡張式バスケットスプラインを閉じ込めるシースを更に備えている請求項24に記載の送出し装置。
  27. 前記バスケットスプライン先端部は前方ストッパを構成する、請求項24に記載の送出し装置。
  28. 枝血管開口部を備えている移植片を親血管内で展開することと、
    前記枝血管開口部内に位置決めされるべきステントを前進させることと、
    シースを引っ込めてバスケットスプライン先端部を備えているバスケットスプラインを展開することと、
    前記バスケットスプライン先端部を移動させて前記移植片と係合させ、前記バスケットスプライン先端部が前記枝血管開口部の直径より大きい直径を有する前方ストッパを構成することと、
    前記ステントを前記枝血管開口部内で展開することと、
    前記シースを前進させて前記バスケットスプラインを収縮させることと、
    を備えている方法。
  29. 遠位端部に設けられた自己拡張式ステントと、
    前記ステントに近接方向に隣接していて、少なくとも1つの超弾性の自己拡張式バスケットスプラインを備えているバスケット組立体と、
    前記自己拡張式ステントを閉じ込めているステント送出しシースと、
    を備えている送出し装置。
  30. 前記ステント送出しシースは前記の少なくとも1つの超弾性の自己拡張式バスケットスプラインと整合された少なくとも1つのスロットを備えている、請求項29に記載の送出し装置。
  31. 前記ステント送出しシースは前記の少なくとも1つのスロットに対応する少なくとも1つの破断部を更に備えている、請求項30に記載の送出し装置。
  32. 前記の少なくとも1つの破断部はこれに力を加えると容易に裂ける、請求項31に記載の送出し装置。
  33. 前記の少なくとも1つの破断部は前記ステント送出しシースにおける切込みよりなる、請求項32に記載の送出し装置。
  34. 前記の少なくとも1つの破断部は前記ステント送出しシースにおける孔よりなる、請求項32に記載の送出し装置。
  35. 血管の入口内に位置決めされるべきステントを前進させることと、
    取っ手のバスケット作動ボタンを前進させてバスケットを展開することと、
    前記入口の直径より大きい直径を有する前記バスケットを移動させて親血管と係合させることと、
    前記ステントを前記血管の入口病巣内で展開することと、
    前記バスケットを収縮させることと、
    を備えている方法。
  36. 前記ステントの前記展開は前記ステントが位置決めされているステント拡張バルーンを拡張することを備えている、請求項35に記載の方法。
  37. 前記ステントの前記展開はステント送出しシースを引っ込めて前記ステントを露出させ且つ前記ステントを自己拡張させることを備えている、請求項35に記載の方法。
  38. 遠位端部のところのステント拡張バルーンと、
    前記ステント拡張バルーンにおけるステントと、
    前記ステント拡張バルーンに近位方向に隣接している自己拡張式バスケットと、
    前記バスケットを展開したり再捕獲したりするためのシースと、
    を備えている送出し装置。
  39. 前記バスケットは螺旋状ワイヤの形態である、請求項38に記載の送出し装置。
  40. 前記バスケットは編組ワイヤの形態である、請求項38に記載の送出し装置。
  41. 前記バスケットはひし形状のセグメントの形態である、請求項38に記載の送出し装置。
  42. 前記バスケットは交互に繰り返すパターンを有する遠位リングセグメントの形態である、請求項38に記載の送出し装置。
  43. 前記遠位リングセグメントの各近位クラウンがスプラインに連結されている、請求項42に記載の送出し装置。
  44. 前記遠位リングセグメントのいくつかの近位クラウンが連結されていない、請求項42に記載の送出し装置。
  45. 前記バスケットは、前記シースのところで最小の直径を有していて、シース前記から遠位方向に直径が半径方向に増大している、請求項38に記載の送出し装置。
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