JP2007282903A - 脈波測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】脈波検出性能の劣化を防ぎ、かつ小型化を図ることが可能な脈波測定装置を提供する。
【解決手段】脈波測定装置100は、生体の表面に押し当てることにより、動脈内の圧力波形を測定し、動脈内の圧力に応じて静電容量が変化する圧力検出用コンデンサCXと、圧力検出用コンデンサCXに第1の充電電圧を印加して第1の電荷を蓄え、かつ圧力検出用コンデンサCXに第1の充電電圧と異なる第2の充電電圧を印加して第2の電荷を蓄える充電部51と、第1の電荷に基づいて第1の変換電圧を生成し、かつ第2の電荷に基づいて第2の変換電圧を生成する電圧変換部52と、第1の変換電圧および第2の変換電圧に基づいて圧力検出用コンデンサCXの静電容量を表わす電圧を出力する演算部54とを備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、脈波測定装置に関し、特に、静電容量素子を用いて動脈内の圧力波形を測定する脈波測定装置に関する。
非観血式で簡便に動脈内の圧力波形を得る圧脈波測定法として、非特許文献1に記載されるトノメトリ法が知られている。トノメトリ法では、生体の表面に固形平板を押し当て、この固形平板によって動脈に平坦部が形成される程度に生体の表面を圧迫する。そして、動脈の表面に生じる張力の影響が除外された圧平衡状態を保つことにより、動脈内の圧力変化のみを精度よく安定して測定する。
近年、トノメトリ法によって測定した動脈内の圧力波形から特徴量を算出することにより、生体内の状態を測定する試みがなされている。その試みの一つとして、動脈の硬化度合いを判断する指標であるAI(Augmentation Index)値についての研究が鋭意行なわれている。
トノメトリ法を用いて動脈内の圧力波形を測定する条件としては、動脈に平坦部が形成される程度に生体の表面を圧迫することの他に、動脈に形成された平坦部の直上にセンサ素子が配置されることが必要になる。また、精度よく動脈内の圧力波形の測定を行なうためには、動脈に形成された平坦部の幅よりもセンサ素子の幅を小さく構成することが必要であり、そのためにはセンサ素子が動脈径よりも十分に小さいことが必要である。以上を考慮した場合、単一のセンサ素子を動脈に形成された平坦部の直上に位置決めして配置することは非常に困難であるため、微小加工された複数のセンサ素子が配置された圧力センサを動脈の延在方向と略直交するように配置して圧脈波を測定することが現実的である。
一般に、圧力を測定するセンシング方式としては、歪み抵抗素子を利用したセンシング方式および静電容量素子を利用したセンシング方式が知られている。静電容量素子を利
用したセンシング方式では、センサ素子の構造が歪み抵抗素子に比べて簡素であるため、多額の製造コストを要する半導体製造プロセスを利用することなく安価に製作できるというメリットがある。
動脈内の圧力波形を得るためのものではないが、測定面に静電容量素子がアレイ状に配置された圧力センサとして、特許文献1には、増幅器および静電容量素子等でフィードバックループが構成されるインピーダンスブリッジ方式のセンサ装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1記載のセンサ装置では、精度を高めるためにフィードバックループにおける信号の位相制御および位相測定を行なう構成が必要であり、回路規模が増大してしまう。
このような問題点を解決するために、非特許文献2には、増幅器、コンデンサおよびスイッチ等で構成される電荷電圧変換方式のセンサ装置が開示されている。電荷電圧変換方式は、インピーダンスブリッジ方式において必要となる位相制御および位相測定が不要であり、センサ装置の小型化を図ることができる。
ここで、前述のように複数のセンサ素子が配置された圧力センサを用いる場合、複数のセンサ素子からの出力を選択するマルチプレクサが必要となる。マルチプレクサは、通常MOS(Metal Oxide Semiconductor)プロセスを使用して製造する必要がある。非特許文献2記載のセンサ装置では、MOSプロセスを使用していることから、マルチプレクサが必要となる場合でも製造プロセスの共通化を図ることができ、センサ装置の小型化を図ることができる。
非特許文献2記載のセンサ装置は、このように小型化を図ることができ、かつMOSプロセスを使用しているために消費電力が小さいことから、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems:微小電気機械システム)圧力センサおよびMEMS加速度センサに採用されている。
特表2005−507083号公報 G.L.Pressman, P.M.Newgard, "A Transducer for the Continuous External Measurement of Arterial Blood Pressure", IEEE TRANSACTIONS ON BIO-MEDICAL ELECTRONICS, 1963, pp.74-81 Y.E.Park and K.D.Wise, "AN MOS SWITCHED-CAPACITOR READOUT AMPLIFIER FOR CAPACITIVE PRESSURE SENSORS", Proc.IEEE Custom Circuit Conf. ,May 1983, pp.380-384
ところで、動脈内の圧力波形を測定する脈波測定装置では、脈波の周波数成分のうち、少なくとも0HzすなわちDC成分から約30Hzまでの周波数成分を検出して圧力波形を再現する必要がある。したがって、0Hzから約30Hzまでの周波数成分の振幅および位相に影響を与えるフィルタ処理等を行なうことは望ましくない。
ここで、非特許文献2記載のセンサ装置の誤差要因として、増幅器で発生する低周波ノイズがある。非特許文献2記載のセンサ装置では、MOSプロセスを使用しているためにバイポーラプロセスと比べて発生する低周波ノイズの電力が大きくなる。これらの低周波ノイズのうち、たとえば、増幅器で発生する1/fノイズおよび熱雑音は、脈波測定装置で検出すべき0Hzから約30Hzまでの周波数成分の全部または一部と一致する。しかしながら、前述のように0Hzから約30Hzまでの周波数成分の振幅および位相に影響を与えるフィルタ処理等を行なうことは望ましくない。したがって、非特許文献2記載のセンサ装置では、増幅器の1/fノイズおよび熱雑音等をアナログフィルタおよびデジタルフィルタ等を使用して除去することができず、検出性能が劣化してしまうという問題点があった。
それゆえに、本発明の目的は、脈波検出性能の劣化を防ぎ、かつ小型化を図ることが可能な脈波測定装置を提供することである。
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる脈波測定装置は、生体の表面に押し当てることにより、動脈内の圧力波形を測定する脈波測定装置であって、動脈内の圧力に応じて静電容量が変化する圧力検出用コンデンサと、圧力検出用コンデンサに第1の充電電圧を印加して第1の電荷を蓄え、かつ圧力検出用コンデンサに第1の充電電圧と異なる第2の充電電圧を印加して第2の電荷を蓄える充電部と、第1の電荷に基づいて第1の変換電圧を生成し、かつ第2の電荷に基づいて第2の変換電圧を生成する電圧変換部と、第1の変換電圧および第2の変換電圧に基づいて圧力検出用コンデンサの静電容量を表わす電圧を出力する演算部とを備える。
好ましくは、演算部は、第1の変換電圧および第2の変換電圧の差に基づいて圧力検出用コンデンサの静電容量を表わす電圧を出力する。
好ましくは、脈波測定装置は、さらに、第1の変換電圧を保持する電圧保持部を備え、充電部は、電圧保持部が第1の変換電圧を保持した後、第2の充電電圧に基づいて圧力検出用コンデンサに第2の電荷を蓄え、電圧変換部は、電圧保持部が第1の変換電圧を保持した後、圧力検出用コンデンサに蓄えられた第2の電荷に基づいて第2の変換電圧を生成し、演算部は、第2の変換電圧および保持された第1の変換電圧に基づいて圧力検出用コンデンサの静電容量を表わす電圧を出力する。
またこの発明のさらに別の局面に係わる脈波測定装置は、生体の表面に押し当てることにより、動脈内の圧力波形を測定する脈波測定装置であって、動脈内の圧力に応じて静電容量が変化する圧力検出用コンデンサと、反転入力端子が圧力検出用コンデンサの一端に接続され、非反転入力端子が第1の基準電圧に接続される演算増幅器と、一端が演算増幅器の反転入力端子に接続され、他端が演算増幅器の出力に接続される電荷転送用コンデンサと、一端が演算増幅器の反転入力端子に接続され、他端が演算増幅器の出力に接続される第1のスイッチと、一端が演算増幅器の出力に接続される電荷保持用コンデンサと、一端が電荷保持用コンデンサの他端に接続され、他端が第2の基準電圧に接続される第2のスイッチとを備える。
またこの発明のさらに別の局面に係わる脈波測定装置は、生体の表面に押し当てることにより、動脈内の圧力波形を測定する脈波測定装置であって、動脈内の圧力に応じて静電容量が変化する圧力検出用コンデンサと、反転入力端子が圧力検出用コンデンサの一端に接続され、非反転入力端子が第1の基準電圧に接続される演算増幅器と、一端が演算増幅器の反転入力端子に接続され、他端が演算増幅器の出力に接続される電荷転送用コンデンサと、一端が演算増幅器の反転入力端子に接続され、他端が演算増幅器の出力に接続される第1のスイッチと、一端が演算増幅器の出力に接続される第2のスイッチと、一端が第2のスイッチの他端に接続され、他端が第2の基準電圧に接続される第1の電荷保持用コンデンサと、第1の入力端子が第2のスイッチの他端に接続され、第2の入力端子が演算増幅器の出力に接続される差動増幅器とを備える。
好ましくは、脈波測定装置は、さらに、一端が演算増幅器の出力に接続される第3のスイッチと、一端が第3のスイッチの他端に接続され、他端が第3の基準電圧に接続される第2の電荷保持用コンデンサとを備え、差動増幅器は、第1の入力端子が第2のスイッチの他端に接続され、第2の入力端子が第3のスイッチの他端に接続される。
好ましくは、脈波測定装置は、さらに、圧力検出用コンデンサの他端に充電電圧を印加する充電部と、制御部とを備え、制御部は、充電部、第1のスイッチおよび第2のスイッチを制御して、圧力検出用コンデンサの他端に第1の充電電圧を印加し、第1のスイッチをオン状態とし、その後、第1のスイッチをオフ状態とし、その後、第2のスイッチをオン状態とし、かつ第1の充電電圧の印加を停止し、その後、第2のスイッチをオフ状態とし、その後、圧力検出用コンデンサの他端に第2の充電電圧を印加し、第1のスイッチをオン状態とし、その後、第1のスイッチをオフ状態とし、その後、第2の充電電圧の印加を停止する。
より好ましくは、制御部は、第1の充電電圧の印加を停止するとき、および第2の充電電圧の印加を停止するとき、圧力検出用コンデンサの他端に第1の基準電圧を印加する。
より好ましくは、第1の充電電圧および第2の充電電圧は、絶対値が等しく、かつ印加方向が逆である。
好ましくは、脈波測定装置は、さらに、圧力検出用コンデンサの他端に充電電圧を印加する充電部と、制御部とを備え、制御部は、充電部、第1のスイッチおよび第2のスイッチを制御して、圧力検出用コンデンサの他端に第1の基準電圧を印加し、第1のスイッチをオン状態とし、その後、第1のスイッチをオフ状態とし、その後、第2のスイッチをオン状態とし、その後、第2のスイッチをオフ状態とし、その後、圧力検出用コンデンサの他端に第1の基準電圧と異なる充電電圧を印加し、第1のスイッチをオン状態とし、その後、第1のスイッチをオフ状態とし、その後、充電電圧の印加を停止する。
好ましくは、脈波測定装置は、さらに、圧力検出用コンデンサの他端に充電電圧を印加する充電部と、制御部とを備え、制御部は、充電部、第1のスイッチおよび第2のスイッチを制御して、圧力検出用コンデンサの他端に第1の基準電圧と異なる充電電圧を印加し、第1のスイッチをオン状態とし、その後、第1のスイッチをオフ状態とし、その後、第2のスイッチをオン状態とし、かつ充電電圧の印加を停止し、その後、第2のスイッチをオフ状態とし、その後、圧力検出用コンデンサの他端に第1の基準電圧を印加し、第1のスイッチをオン状態とし、その後、第1のスイッチをオフ状態とする。
本発明によれば、脈波検出性能の劣化を防ぎ、かつ小型化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
[脈波測定装置の構成および基本動作]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る脈波測定装置の外観図である。なお、図1は、センサアレイを手首に押圧した測定状態を示している。図2は、図1に示す測定状態における手首および脈波測定装置の模式断面図である。
図1および図2を参照して、脈波測定装置100は、被験者の手首において動脈内の圧力波形を測定するためのものである。脈波測定装置100は、載置台110と、センサユニット1と、締付けベルト130とを備える。センサユニット1は、ケーシング122と、押圧カフ18と、センサアレイ19とを含む。
載置台110は、被験者の一方の腕200の手首および前腕を載置するための載置部112を含む。締付けベルト130は、載置台110に載置された腕200の手首部分を固定する。センサユニット1は、締付けベルト130に取付けられ、センサアレイ19を内蔵する。
図1を参照して、載置台110に手首が固定された状態においては、動脈210が腕200の延在方向と平行な方向に位置する。図2を参照して、センサユニット1のケーシング122内に内蔵された押圧カフ18が膨張することにより、センサアレイ19が下降し、手首の表面に向かってセンサアレイ19のセンサ面が押し当てられる。押圧カフ18は、後述する加圧ポンプ15および負圧ポンプ16により内圧が調整される。センサアレイ19は、センサ面に設けられた後述する下部電極31が動脈210の延在方向と略直交する方向に延在するように配置される。
押圧時においては、動脈210が橈骨220とセンサアレイ19のセンサ面とによって上下方向から挟み込まれれた状態となり、動脈210に平坦部が形成される。そして、動脈210に形成された平坦部の直上に少なくとも1個のセンサエレメント28が位置することになる。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る脈波測定装置におけるセンサアレイ19、マルチプレクサ20およびC−V変換部21の構成を示す図である。図4は、センサアレイ19の外観斜視図である。
図3を参照して、センサアレイ19は、マルチプレクサ20と、C−V変換部21と組み合わされて使用される。C−V変換部21は、充電部51を含む。
図4を参照して、センサアレイ19は、下部電極31と、上部電極32と、スペーサ部材30とを含む。下部電極31は、互いに並走するように行状に設けられた実質的に直線状に延びる複数の帯状銅箔電極からなる。上部電極32は、下部電極31と直交する方向に互いに並走するように列状に設けられた実質的に直線状に延びる複数の帯状銅箔電極からなる。下部電極31および上部電極32の間には、シリコンラバーからなるスペーサ部材30が配置される。
行列状に配置された下部電極31および上部電極32の交差部においては、スペーサ部材30によって所定の距離だけ離れて下部電極31と上部電極32とが対向配置される。これにより、下部電極31および上部電極32の交差部においてセンサエレメント28が形成される。すなわち、センサアレイ19は、行列状に配置された複数個のセンサエレメント28を含む。
センサエレメント28は、上部電極32または下部電極31に加わる圧力によって互いに接近する方向に歪むことにより、静電容量が変化する。
再び図3を参照して、下部電極31および上部電極32の一方の電極にマルチプレクサ20を介してC−V変換部21が接続される。マルチプレクサ20は、特定の下部電極31および上部電極32を選択する。このような構成により、行列状に配置された複数個のセンサエレメント28のうちのいずれか1個の静電容量をC−V変換部21の出力電圧として得ることが可能になる。たとえば、マルチプレクサ20が、上から2行目の下部電極31と左から3列目の上部電極32とを選択した場合には、センサエレメント28AがC−V変換部21に接続される。したがって、センサアレイ19の任意の位置における圧力波形を測定することが可能になる。なお、図3では上部電極32がマルチプレクサ20を介して充電部51に接続されているが、下部電極31および上部電極32の接続関係を逆にして下部電極31がマルチプレクサ20を介して充電部51に接続される構成であってもよい。
図5は、本発明の第1の実施の形態に係る脈波測定装置の機能ブロック図である。
図5を参照して、脈波測定装置100は、センサユニット1と、表示ユニット3と、載置台110とを備える。表示ユニット3は、操作部24と、表示部25とを含む。センサユニット1は、押圧カフ18と、センサアレイ19とを含む。載置台110は、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、CPU(Central Processing Unit)(制御部)11と、駆動回路14と、加圧ポンプ15と、負圧ポンプ16と、切り替え弁17と、マルチプレクサ20と、C−V変換部21と、ローパスフィルタ22と、A/D変換部23とを含む。
操作部24は、外部からの操作を検出し、検出結果を操作信号としてCPU11等に出力する。ユーザは、操作部24を操作して脈波測定に関する各種情報を脈波測定装置100に入力する。
表示部25は、動脈位置検出結果および脈波測定結果等の各種情報を外部に出力するためのLED(Light Emitting Diode)と、LCD(Liquid Crystal Display)とを含む。
ROM12およびRAM13は、たとえば、脈波測定装置100を制御するためのデータおよびプログラムを記憶する。
駆動回路14は、CPU11からの制御信号に基づいて加圧ポンプ15、負圧ポンプ16および切り替え弁17を駆動する。
CPU11は、ROM12にアクセスしてプログラムを読み出し、読み出したプログラムをRAM13上に展開して実行し、脈波測定装置100における各ブロックの制御および演算処理を行なう。また、CPU11は、操作部24から受けたユーザの操作信号に基づいて脈波測定装置100における各ブロックの制御処理を行なう。すなわち、CPU11は、操作部24から受けた操作信号に基づいて制御信号を各ブロックに出力する。また、CPU11は、脈波測定結果等を表示部25に表示する。
加圧ポンプ15は、押圧カフ18の内圧を加圧するためのポンプであり、また、負圧ポンプ16は、押圧カフ18の内圧を減圧するためのポンプである。切り替え弁17は、加圧ポンプ15および負圧ポンプ16のいずれかを選択的にエア管6に接続する。
押圧カフ18は、センサアレイ19を手首上に押圧させるために加圧調整される空気袋を含む。
センサアレイ19は、押圧カフ18の圧力によって被験者の手首等の測定部位に押圧される。センサアレイ19は、押圧された状態で、撓骨動脈を介して被験者の脈波すなわち動脈内の圧力波形を検出する。
マルチプレクサ20は、CPU11から受けた制御信号に基づいて、センサアレイ19における複数個のセンサエレメント28のうちのいずれか1個を選択する。C−V変換部21は、マルチプレクサ20が選択したセンサエレメント28の静電容量値を電圧に変換する、すなわち動脈内の圧力波形を表わす、動脈から生体表面に伝達される圧力振動波を電圧信号として出力する(以下、圧力信号とも称する)。
ローパスフィルタ22は、C−V変換部21から受けた圧力信号のうち、所定の周波数成分を減衰させる。
A/D変換部23は、ローパスフィルタ22を通過したアナログ信号である圧力信号をデジタル信号に変換してCPU11に出力する。
なお、載置台110が表示ユニット3を含む構成であってもよい。また、載置台110がCPU11、ROM12およびRAM13を備える構成としたが、これらを表示ユニット3が含む構成としてもよい。また、CPU11がPC(Personal Computer)と接続されて、各種制御を行なう構成であってもよい。
[脈波測定装置の動作]
図6は、本発明の第1の実施の形態に係る脈波測定装置が脈波測定を行なう際の動作手順を定めたフローチャートである。図6のフローチャートに示される処理は、CPU11が、ROM22にアクセスしてプログラムを読み出し、読み出したプログラムをRAM23上に展開して実行することによって実現される。
図6を参照して、まず、脈波測定装置100に電源が投入されると、CPU11は、駆動回路14に対して負圧ポンプ16を駆動するように指示する。駆動回路14は、CPU11からの指示に基づいて切り替え弁17を負圧ポンプ16側に切り替え、負圧ポンプ16を駆動する(S101)。駆動された負圧ポンプ16は、切り替え弁17を介して押圧カフ18の内圧が大気圧よりも十分に低くなるように減圧する。このような構成により、センサアレイ19が不用意に突出して誤動作および故障が生じることを回避できる。
CPU11は、センサアレイ19が測定部位に移動したことを検知すると(S102)、脈波測定を開始する。ここで、センサユニット1は、センサアレイ19の移動を検知するための図示しないマイクロスイッチ等を備え、CPU11は、マイクロスイッチの検出信号に基づいてセンサアレイ19の位置を認識する。なお、CPU11は、操作部24に含まれる測定開始スイッチ(図示せず)が押されたことを検知すると、脈波測定を開始する構成であってもよい。
CPU11は、センサアレイ19が測定部位に移動すると(S102でYES)、駆動回路14に対し、加圧ポンプ15を駆動するように指示する。駆動回路14は、CPU11からの指示に基づいて切り替え弁17を加圧ポンプ15側に切り替え、加圧ポンプ15を駆動する(S103)。駆動された加圧ポンプ15は、切り替え弁17を介して押圧カフ18の内圧を加圧し、センサアレイ19を被験者の測定部位の表面に押圧する。
センサアレイ19が測定部位に押圧されると、マルチプレクサ20は、CPU11の制御に基づいて、C−V変換部21に接続するセンサエレメント28を時分割で切り替える。C−V変換部21は、マルチプレクサ20が選択したセンサエレメント28の静電容量値を電圧に変換する。ローパスフィルタ22は、C−V変換部21から受けた圧力信号のうち、所定の周波数成分を減衰させる。A/D変換部23は、ローパスフィルタ22を通過した圧力信号をデジタル情報に変換し、CPU11に出力する。
CPU11は、A/D変換部23から受けたデジタル情報に基づいてセンサエレメント28の位置と圧力信号との関係を表わすトノグラムを作成し、表示部25に表示する(S104)。
CPU11は、作成したトノグラムに基づいて、動脈上に位置するセンサエレメント28を検出して選択する(S105)。なお、センサエレメント28を検出する処理については、本願出願人がすでに出願して公開されている特開2004−222847号公報に記載の技術等を用いることができる。
また、CPU11は、A/D変換部23から受けたデジタル情報に基づいて、C−V変換部21から出力される圧力信号の直流成分を抽出する(S106)。圧力信号の直流成分は、所定期間の圧力信号の平均値、圧力信号のうちの所定周波数以下の成分すなわち脈波成分を除去した圧力信号、および脈波立上り点すなわち脈波成分が混入する直前の圧力信号レベル等で表わされる。
より具体的には、圧力信号の出力変化を所定期間ごとのウィンドウ(区間)に分割し、各ウィンドウ内の平均を算出することで、直流成分を抽出することができる。あるいは、各ウィンドウ内の最大値と最小値との中間値を算出する等を行なっても、同様に直流成分を抽出することができる。なお、上述の所定期間は、被験者の脈拍に拠らない予め脈波測定装置100に設定されている期間であり、一般的な脈拍の間隔以上である1.5秒程度であることが好ましい。
次に、CPU11は、駆動回路14を制御して最適圧力調整を行なう、すなわち圧力信号の直流成分が安定するように押圧カフ18の内圧を調整する(S107)。
次に、CPU11は、A/D変換部23から受けたデジタル情報が表わす、現在選択しているC−V変換部21からの圧力信号に基づいて、波形データを取得し、取得した波形データに基づいて脈波を測定する(S108)。
そして、CPU11は、脈波測定の終了条件が成立した場合には(S109でYES)、駆動回路14を制御して負圧ポンプ16を駆動し、測定部位に対するセンサアレイ19の押圧状態を解除する(S110)。ここで、脈波測定の終了条件は、予め設定された所定時間(たとえば30秒)の経過であってもよいし、ユーザからの測定終了の指示および測定中断の指示等であってもよい。
一方、CPU11は、所定条件が成立しない場合には(S109でNO)、波形データの転送処理を繰り返し行ない、脈波測定を継続する(S108)。
[C−V変換部およびセンサエレメントの構成および基本動作]
図7は、本発明の第1の実施の形態に係る脈波測定装置におけるC−V変換部21およびコンデンサCXの構成を示す機能ブロック図である。
図7を参照して、C−V変換部21は、充電部51と、電圧変換部52と、電圧保持部53と、演算部54とを含む。コンデンサCXは、センサエレメント28に対応する。なお、図7では説明を簡単にするためにマルチプレクサ20を図示せず、また、マルチプレクサ20が選択したコンデンサCXのみを示している。
コンデンサCXは、脈波測定装置100のセンサアレイ19が生体の表面に押し当てられた状態において、生体の動脈内の圧力に応じて静電容量が変化する。
充電部51は、コンデンサCXに第1の充電電圧を印加して第1の電荷を蓄える。電圧変換部52は、コンデンサCXに蓄えられた第1の電荷に基づいて第1の変換電圧を生成し、電圧保持部53に出力する。電圧保持部53は、電圧変換部52から受けた第1の変換電圧を保持する。
そして、充電部51は、コンデンサCXに第2の充電電圧を印加して第2の電荷を蓄える。電圧変換部52は、コンデンサCXに蓄えられた第2の電荷に基づいて第2の変換電圧を生成し、演算部54に出力する。
演算部54は、電圧保持部53が保持している第1の変換電圧および電圧変換部52から受けた第2の変換電圧に基づいてコンデンサCXの静電容量を表わす電圧を出力する。
なお、C−V変換部21は、電圧保持部53を含まない構成であってもよい。たとえば、脈波測定装置100の外部における図示しないCPUがRAM等に第1の変換電圧を保存する。そして、充電部51は、コンデンサCXに第2の充電電圧を印加して第2の電荷を蓄え、電圧変換部52は、コンデンサCXに蓄えられた第2の電荷に基づいて第2の変換電圧を生成し、演算部54に出力する。そして、演算部54が、図示しないCPU経由でRAMから取得した第1の変換電圧および電圧変換部52から受けた第2の変換電圧に基づいてコンデンサCXの静電容量を表わす電圧を出力する構成であってもよい。
図8は、本発明の第1の実施の形態に係る脈波測定装置におけるC−V変換部21およびコンデンサCXの構成を示す回路図である。
図8を参照して、C−V変換部21は、センサエレメント28に対応するコンデンサ(圧力検出用コンデンサ)CXと組み合わせて使用される。C−V変換部21は、コンデンサCCと、電荷転送用コンデンサCFと、コンデンサ(電荷保持用コンデンサ)CNと、コンデンサCH1と、スイッチ(第1のスイッチ)SW1と、スイッチ(第2のスイッチ)SW2と、スイッチSW3と、演算増幅器G1〜G3と、充電部51とを備える。充電部51は、スイッチSW51〜SW54と、電源V1およびV2とを含む。スイッチSW1〜SW3は、たとえばアナログスイッチである。なお、図8では説明を簡単にするためにマルチプレクサ20を図示せず、また、マルチプレクサ20が選択したコンデンサCXのみを示している。
ここで、演算増幅器G1と、スイッチSW1と、コンデンサCFとが、図7に示す電圧変換部52に対応する。また、スイッチSW2と、コンデンサCNとが、図7に示す電圧保持部53に対応する。また、スイッチSW2と、コンデンサCNと、演算増幅器G1とが、図7に示す演算部54に対応する。
演算増幅器G1は、反転入力端子がコンデンサCXの一端およびコンデンサCCの一端に接続され、非反転入力端子が接地電圧(第1の基準電圧)に接続される。コンデンサCFは、一端が演算増幅器G1の反転入力端子に接続され、他端が演算増幅器G1の出力に接続される。スイッチSW1は、一端が演算増幅器G1の反転入力端子に接続され、他端が演算増幅器G1の出力に接続される。コンデンサCNは、一端が演算増幅器G1の出力に接続される。スイッチSW2は、一端がコンデンサCNの他端に接続され、他端が接地電圧(第2の基準電圧)に接続される。
演算増幅器G2は、非反転入力端子がスイッチSW2の一端に接続され、反転入力端子が演算増幅器G2の出力に接続される。スイッチSW3は、一端が演算増幅器G2の出力に接続され、他端がコンデンサCH1の一端および演算増幅器G3の非反転入力端子に接続される。コンデンサCH1の他端が接地電圧に接続される。演算増幅器G3の反転入力端子が演算増幅器G3の出力に接続される。
充電部51において、スイッチSW51の一端が電源V1の正電極に接続され、他端がスイッチSW52の一端およびコンデンサCXの他端に接続される。スイッチSW54の一端が電源V2の負電極に接続され、他端がスイッチSW53の一端およびコンデンサCCの他端に接続される。スイッチSW52の他端と、スイッチSW53の他端と、電源V1の負電極と、電源V2の正電極とが接地電圧に接続される。また、電源V1およびV2の出力電圧値はVCCである。
コンデンサCCは、カウンタ容量と呼ばれ、コンデンサCXの静電容量のオフセットを調整する目的で配置される。
スイッチSW1〜SW3は、CPU11から受けた制御信号SC1〜SC3に基づいてオン状態およびオフ状態を切り替える。スイッチSW51〜SW54は、CPU11から受けた図示しない制御信号に基づいてオン状態およびオフ状態を切り替える。
[C−V変換部の動作]
図9は、本発明の第1の実施の形態に係る脈波測定装置が脈波測定を行なう際のC−V変換部21の動作を示すタイムチャートである。VPはコンデンサCXの他端に印加される電圧であり、VNはコンデンサCCの他端に印加される電圧であり、VG1は演算増幅器G1の出力電圧であり、VG2は演算増幅器G2の出力電圧であり、VOUTは演算増幅器G3の出力電圧である。制御信号SC1〜SC3がハイレベルの場合はそれぞれ対応するスイッチSW1〜SW3がオン状態となり、ローレベルの場合はオフ状態となる。
図10は、本発明の第1の実施の形態に係る脈波測定装置が脈波測定を行なう際のC−V変換部21の動作手順を定めたフローチャートである。図10のフローチャートに示される処理は、CPU11が、ROM22にアクセスしてプログラムを読み出し、読み出したプログラムをRAM23上に展開して実行することによって実現される。
図9および図10を参照して、まず、CPU11は、スイッチSW1をオン状態とし、かつスイッチSW2およびSW3をオフ状態とする。また、CPU11は、スイッチSW52およびSW53をオン状態とし、かつスイッチSW51およびSW54をオフ状態とすることにより、コンデンサCXの他端およびコンデンサCCの他端に接地電圧(第1の充電電圧)を印加する。
ここで、理想的には、演算増幅器G1の非反転入力端子に印加されている接地電圧が演算増幅器G1の出力から演算増幅器G1の反転入力端子に帰還される。しかしながら、演算増幅器G1で発生する熱雑音および1/fノイズならびにアナログスイッチのチャージインジェクション等に起因して演算増幅器G1の反転入力端子の電位は接地電位とならない場合がある。この場合、コンデンサCXおよびコンデンサCCの両端に電位差が生じ、コンデンサCXおよびコンデンサCCにノイズ成分に相当する電荷が蓄えられる(ステップS1)。
次に、CPU11は、スイッチSW1をオフ状態とする。そうすると、コンデンサCXおよびコンデンサCCに蓄えられた電荷がコンデンサCFに移動する。そして、演算増幅器G1からは、コンデンサCFに蓄えられた電荷に対応する電圧(第1の変換電圧)が出力電圧VG1として出力される、すなわち前述のノイズ成分に相当する電荷が電圧に変換される(ステップS2)。
次に、CPU11は、スイッチSW2をオン状態とする。そうすると、演算増幅器G1から出力される第1の変換電圧に基づいてコンデンサCNが充電される(ステップS3)。なお、スイッチSW2は、ステップS1およびS2においてオン状態であってもよい。
次に、CPU11は、スイッチSW2をオフ状態とする(ステップS4)。
次に、CPU11は、スイッチSW1をオン状態とする。また、CPU11は、スイッチSW52およびSW53をオフ状態とし、かつスイッチSW51およびSW54をオン状態とすることにより、コンデンサCXの他端に充電電圧VCC(第2の充電電圧)を印加し、かつコンデンサCCの他端に充電電圧−VCCすなわち充電電圧VCCと絶対値が等しくかつ印加方向が逆の電圧を印加する。
ここで、演算増幅器G1の非反転入力端子に印加されている電圧すなわち接地電圧が演算増幅器G1の出力から演算増幅器G1の反転入力端子に帰還される。したがって、コンデンサCXに充電電圧VCCに対応する電荷が蓄えられ、また、コンデンサCCに充電電圧−VCCに対応する電荷が蓄えられる(ステップS5)。
次に、CPU11は、スイッチSW1をオフ状態とする(ステップS6)。
次に、CPU11は、充電電圧VCCおよび−VCCの印加を停止し、コンデンサCXの他端およびコンデンサCCの他端に接地電圧(第1の基準電圧)を印加する。そうすると、コンデンサCXに蓄えられた電荷量およびコンデンサCCに蓄えられた電荷量の差に対応する電荷がコンデンサCFに移動する。そして、演算増幅器G1からは、コンデンサCFに蓄えられた電荷に対応する電圧(第2の変換電圧)が出力電圧G1として出力される(ステップS7)。より詳細には、コンデンサCXの静電容量をCXとし、コンデンサCCの静電容量をCCとし、充電電圧VCCの電圧値をVCCとすると、コンデンサCFに移動する電荷は、(CX−CC)×VCCで表わされる。コンデンサCFに移動した電荷は、コンデンサCFの静電容量をCFとすると、演算増幅器G1によって((CX−CC)/CF)×VCCで表わされる電圧(第2の変換電圧)に変換される。
ここで、コンデンサCFに蓄えられる電荷には、コンデンサCXの静電容量に対応する電荷以外に、前述のように演算増幅器G1で発生する熱雑音および1/fノイズならびにアナログスイッチのチャージインジェクション等の低周波ノイズに対応する電荷が含まれる。
したがって、第2の変換電圧には、前述のノイズ成分に対応するノイズ電圧と、コンデンサCXの静電容量に対応するセンサ電圧とが含まれる。
ところで、コンデンサCNには第1の変換電圧に対応する電荷が蓄えられており、コンデンサCNに蓄えられている電荷とコンデンサCFに蓄えられている電荷とは、演算増幅器G2の非反転入力端子からみると極性が逆である。
したがって、第1の変換電圧の電圧値をVN1とし、第2の変換電圧のうちのノイズ電圧の電圧値をVN2とし、第2の変換電圧のうちのコンデンサCXの静電容量に対応する電圧値をVSとすると、演算増幅器G2の非反転入力端子の入力電圧は、(VS+VN2)−VN1となる。
ここで、ステップS1〜S4の動作と、ステップS5〜S7の動作との時間間隔が前述のノイズ成分の変化速度に対して十分短い間隔である場合には、VN1およびVN2はほぼ等しくなり、演算増幅器G2の非反転入力端子の入力電圧は、(VS+VN2)−VN1≒VSとなる。したがって、演算増幅器G2の非反転入力端子には、ノイズ成分が除去されて、コンデンサCXの静電容量すなわち生体の動脈内の圧力に対応する電圧が入力される。そして、演算増幅器G2からは、動脈内の圧力に対応する電圧が出力電圧VG2として出力される。
次に、CPU11は、スイッチSW3をオン状態とする。これにより、演算増幅器G2の出力電圧に基づいてコンデンサCH1が充電される(ステップS8)。
次に、CPU11は、スイッチSW3をオフ状態とする。これにより、演算増幅器G3の非反転入力端子に入力される電圧が固定される。そして、演算増幅器G3からは、コンデンサCH1に蓄えられている電荷に対応する電圧すなわち生体の動脈内の圧力に対応する電圧が出力電圧VOUTとしてローパスフィルタ22に出力される(ステップS9)。
CPU11は、ステップS1〜S9の処理を繰り返すことにより、C−V変換部21から出力される圧力信号を更新する。これにより、動脈内の圧力波形が測定される。
ところで、特許文献1記載のセンサ装置では、精度を高めるためにフィードバックループにおける信号の位相制御および位相測定を行なう構成が必要であり、回路規模が増大してしまうという問題点があった。
しかしながら、本発明の第1の実施の形態に係る脈波測定装置では、電荷電圧変換方式を採用する。すなわち、電圧変換部52は、生体の動脈内の圧力に応じて静電容量が変化するコンデンサCXに蓄えられた電荷に基づいて変換電圧を生成する。このような構成により、インピーダンスブリッジ方式において必要となる位相制御および位相測定が不要となり、脈波測定装置の小型化を図ることができる。
また、非特許文献2記載のセンサ装置では、増幅器の1/fノイズおよび熱雑音等をアナログフィルタおよびデジタルフィルタ等を使用して除去することができず、検出性能が劣化してしまうという問題点があった。しかしながら、本発明の第1の実施の形態に係る脈波測定装置では、充電部51は、コンデンサCXに第1の充電電圧を印加して第1の電荷を蓄え、かつコンデンサCXに第2の充電電圧を印加して第2の電荷を蓄える。電圧変換部52は、コンデンサCXに蓄えられた第1の電荷に基づいて第1の変換電圧を生成し、かつコンデンサCXに蓄えられた第2の電荷に基づいて第2の変換電圧を生成する。そして、演算部54は、第1の変換電圧および第2の変換電圧に基づいてコンデンサCXの静電容量を表わす電圧を出力する。このような構成により、演算増幅器G1で発生する熱雑音および1/fノイズ等の低周波ノイズに対応する電圧を圧力信号から排除することができる。
したがって、本発明の第1の実施の形態に係る脈波測定装置では、脈波検出性能の劣化を防ぎ、かつ小型化を図ることができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る脈波測定装置では、第2の充電電圧の印加を停止するとき、コンデンサCXの他端に第1の基準電圧を印加する。より詳細には、CPU11は、コンデンサCXの他端への充電電圧VCCの印加を停止するとき、コンデンサCXの他端に演算増幅器G1の非反転入力端子に印加されている電圧である接地電圧を印加する。このような構成により、演算増幅器G1の電圧動作範囲を大きくすることができる。
なお、本発明の第1の実施の形態に係る脈波測定装置では、コンデンサCXの他端に接地電圧(第1の充電電圧)を印加することによって第1の変換電圧を生成し、また、コンデンサCXの他端に充電電圧VCC(第2の充電電圧)を印加することによって第2の変換電圧を生成する構成であるとしたが、これに限定するものではない。第1の充電電圧および第2の充電電圧が異なる電圧値であれば、演算増幅器G1で発生する熱雑音および1/fノイズ等の低周波ノイズに対応する電圧を圧力信号から排除することができる。たとえば、後述する本発明の第2の実施の形態に係る脈波測定装置と同様に、第1の充電電圧および第2の充電電圧を、絶対値が等しく、かつ印加方向が逆の関係の電圧とすることができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る脈波測定装置では、コンデンサCXの他端に接地電圧を印加することによって第1の変換電圧を生成し、その後、コンデンサCXの他端に充電電圧VCCを印加することによって第2の変換電圧を生成する構成であるとしたが、これに限定するものではない。コンデンサCXの他端に充電電圧VCCを印加することによって第1の変換電圧を生成し、その後、コンデンサCXの他端に接地電圧を印加することによって第2の変換電圧を生成する構成であってもよい。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第2の実施の形態>
本実施の形態は、C−V変換部21の構成を変更した脈波測定装置に関する。
[C−V変換部およびセンサエレメントの構成]
図11は、本発明の第2の実施の形態に係る脈波測定装置におけるC−V変換部21およびコンデンサCXの構成を示す回路図である。
図11を参照して、C−V変換部21は、センサエレメント28に対応するコンデンサ(圧力検出用コンデンサ)CXと組み合わせて使用される。C−V変換部21は、コンデンサCCと、電荷転送用コンデンサCFと、コンデンサ(第1の電荷保持用コンデンサ)CH11と、コンデンサ(第2の電荷保持用コンデンサ)CH12と、コンデンサCH13と、抵抗R1およびR9と、スイッチ(第1のスイッチ)SW1と、スイッチ(第2のスイッチ)SW12と、スイッチ(第3のスイッチ)SW13と、スイッチSW14と、演算増幅器G1およびG15と、充電部51と、差動増幅器55とを備える。差動増幅器55は、演算増幅器G12〜G14と、抵抗R2〜R8とを含む。充電部51は、スイッチSW51〜SW54と、電源V1およびV2とを含む。スイッチSW1およびSW12〜SW14は、たとえばアナログスイッチである。
ここで、演算増幅器G1と、スイッチSW1と、コンデンサCFとが、図7に示す電圧変換部52に対応する。また、スイッチSW12と、コンデンサCH11とが、図7に示す電圧保持部53に対応する。また、スイッチSW13と、コンデンサCH12とが、図7に示す電圧保持部53に対応する。また、差動増幅器55が、図7に示す演算部54に対応する。
抵抗R1は、一端が演算増幅器G1の出力に接続される。スイッチSW12は、一端が抵抗R1の他端に接続され、他端がコンデンサCH11の一端および演算増幅器G12の非反転入力端子に接続される。スイッチSW13は、一端が抵抗R1の他端に接続され、他端がコンデンサCH12の一端および演算増幅器G13の非反転入力端子に接続される。コンデンサCH11〜CH12の他端が接地電圧(第2の基準電圧)に接続される。
演算増幅器G12は、出力が抵抗R2の一端および抵抗R5の一端に接続され、反転入力端子が抵抗R2の他端および抵抗R3の一端に接続される。演算増幅器G13は、出力が抵抗R4の一端および抵抗R6の一端に接続され、反転入力端子が抵抗R4の他端および抵抗R3の他端に接続される。
演算増幅器G14は、反転入力端子が抵抗R5の他端および抵抗R7の一端に接続され、非反転入力端子が抵抗R6の他端及び抵抗R8の一端に接続され、出力が抵抗R7の他端および抵抗R9の一端に接続される。
スイッチSW14は、一端が抵抗R9の他端に接続され、他端がコンデンサCH13の一端および演算増幅器G15の非反転入力端子に接続される。演算増幅器G15は、反転入力端子に出力が接続される。コンデンサCH13の他端および抵抗R8の他端が接地電圧に接続される。
充電部51において、スイッチSW55の一端が電源V1の正電極に接続され、他端がコンデンサCCの他端に接続される。スイッチSW56の一端が電源V2の負電極に接続され、他端がコンデンサCXの他端に接続される。
スイッチSW12〜SW14は、CPU11から受けた制御信号SC12〜SC14に基づいてオン状態およびオフ状態を切り替える。
[C−V変換部の動作]
図12は、本発明の第2の実施の形態に係る脈波測定装置が脈波測定を行なう際のC−V変換部21の動作を示すタイムチャートである。VPはコンデンサCXの他端に印加される電圧であり、VNはコンデンサCCの他端に印加される電圧であり、制御信号SC1およびSC12〜SC14がハイレベルの場合はそれぞれ対応するスイッチSW1およびSW12〜SW14がオン状態となり、ローレベルの場合はオフ状態となる。
図13は、本発明の第2の実施の形態に係る脈波測定装置が脈波測定を行なう際のC−V変換部21の動作手順を定めたフローチャートである。図13のフローチャートに示される処理は、CPU11が、ROM22にアクセスしてプログラムを読み出し、読み出したプログラムをRAM23上に展開して実行することによって実現される。
図12および図13を参照して、まず、CPU11は、スイッチSW1をオン状態とし、かつスイッチSW12〜SW14をオフ状態とする。また、CPU11は、スイッチSW51およびSW54をオン状態とし、かつスイッチSW52、SW53、SW55およびSW56をオフ状態とすることにより、コンデンサCXの他端に充電電圧VCC(第1の充電電圧)を印加し、かつコンデンサCCの他端に充電電圧−VCCを印加する。
ここで、演算増幅器G1の非反転入力端子に印加されている電圧すなわち接地電圧が演算増幅器G1の出力から演算増幅器G1の反転入力端子に帰還される。したがって、コンデンサCXに充電電圧VCCに対応する電荷が蓄えられ、また、コンデンサCCに充電電圧−VCCに対応する電荷が蓄えられる(ステップS11)。
次に、CPU11は、スイッチSW1をオフ状態とする(ステップS12)。
次に、CPU11は、スイッチSW52およびSW53をオン状態とし、かつスイッチSW51、SW54〜SW56をオフ状態とすることにより、充電電圧VCCおよび−VCCの印加を停止し、コンデンサCXの他端およびコンデンサCCの他端に接地電圧(第1の基準電圧)を印加する。そうすると、コンデンサCXに蓄えられた電荷量およびコンデンサCCに蓄えられた電荷量の差に対応する電荷がコンデンサCFに移動する。そして、演算増幅器G1からは、コンデンサCFに蓄えられた電荷に対応する電圧(第1の変換電圧)が出力電圧G1として出力される(ステップS13)。より詳細には、コンデンサCXの静電容量をCXとし、コンデンサCCの静電容量をCCとすると、コンデンサCFに移動する電荷は、(CX−CC)×VCCで表わされる。コンデンサCFに移動した電荷は、コンデンサCFの静電容量をCFとすると、演算増幅器G1によって((CX−CC)/CF)×VCCで表わされる電圧(第1の変換電圧)に変換される。
また、CPU11は、スイッチSW12をオン状態とする。そうすると、演算増幅器G1から出力される第1の変換電圧に基づいてコンデンサCH11が充電される(ステップS13)。このとき、演算増幅器G12の非反転入力端子には、コンデンサCH11に蓄えられている電荷に対応する電圧が入力される。演算増幅器G12は、非反転入力端子に入力される電圧に対応する電圧を演算増幅器G14の反転入力端子に出力する。
次に、CPU11は、スイッチSW12をオフ状態とする(ステップS14)。これにより、演算増幅器G12の非反転入力端子に入力される電圧が固定される。
次に、CPU11は、スイッチSW1をオン状態とする。また、CPU11は、スイッチSW55およびSW56をオン状態とし、かつスイッチSW51〜SW54をオフ状態とすることにより、コンデンサCXの他端に充電電圧−VCC(第2の充電電圧)を印加し、かつコンデンサCCの他端に充電電圧VCCを印加する。
ここで、演算増幅器G1の非反転入力端子に印加されている電圧すなわち接地電圧が演算増幅器G1の出力から演算増幅器G1の反転入力端子に帰還される。したがって、コンデンサCXに充電電圧−VCCに対応する電荷が蓄えられ、また、コンデンサCCに充電電圧VCCに対応する電荷が蓄えられる(ステップS15)。
次に、CPU11は、スイッチSW1をオフ状態とする(ステップS16)。
次に、CPU11は、スイッチSW52およびSW53をオン状態とし、かつスイッチSW51、SW54〜SW56をオフ状態とすることにより、充電電圧VCCおよび−VCCの印加を停止し、コンデンサCXの他端およびコンデンサCCの他端に接地電圧(第1の基準電圧)を印加する。そうすると、コンデンサCXに蓄えられた電荷量およびコンデンサCCに蓄えられた電荷量の差に対応する電荷がコンデンサCFに移動する。そして、演算増幅器G1からは、コンデンサCFに蓄えられた電荷に対応する電圧(第2の変換電圧)が出力電圧G1として出力される(ステップS17)。より詳細には、コンデンサCXの静電容量をCXとし、コンデンサCCの静電容量をCCとすると、コンデンサCFに移動する電荷は、−(CX−CC)×VCCで表わされる。コンデンサCFに移動した電荷は、コンデンサCFの静電容量をCFとすると、演算増幅器G1によって((CC−CX)/CF)×VCCで表わされる電圧(第2の変換電圧)に変換される。
また、CPU11は、スイッチSW13をオン状態とする。そうすると、演算増幅器G1から出力される第2の変換電圧に基づいてコンデンサCH12が充電される(ステップS17)。このとき、演算増幅器G13の非反転入力端子には、コンデンサCH12に蓄えられている電荷に対応する電圧が入力される。演算増幅器G13は、非反転入力端子に入力される電圧に対応する電圧を演算増幅器G14の非反転入力端子に出力する。
次に、CPU11は、スイッチSW13をオフ状態とする(ステップS18)。これにより、演算増幅器G13の非反転入力端子に入力される電圧が固定される。
ここで、コンデンサCFに蓄えられる電荷には、コンデンサCXの静電容量に対応する電荷以外に、前述のように演算増幅器G1で発生する熱雑音および1/fノイズならびにアナログスイッチのチャージインジェクション等の低周波ノイズに対応する電荷が含まれる。
したがって、第1の変換電圧および第2の変換電圧には、前述のノイズ成分に対応するノイズ電圧と、コンデンサCXの静電容量に対応するセンサ電圧とが含まれる。
ここで、第1の変換電圧のうちのノイズ電圧の電圧値をVN1とし、第1の変換電圧のうちのコンデンサCXの静電容量に対応する電圧値をVS1とし、第2の変換電圧のうちのノイズ電圧の電圧値をVN2とし、第2の変換電圧のうちのコンデンサCXの静電容量に対応する電圧値をVS2とし、差動増幅器55全体のゲインをKとすると、差動増幅器55の出力電圧VDIFFは、K×((VN1+VS1)−(VN2+VS2))となる。
また、VS1は充電電圧VCCに対応する電圧値であり、VS2は−VCCに対応する電圧値であるから、VS1およびVS2は絶対値が等しくかつ符号が異なる電圧値である。また、ステップS11〜S14の動作と、ステップS15〜S18の動作との時間間隔が前述のノイズ成分の変化速度に対して十分短い間隔である場合には、VN1およびVN2はほぼ等しくなる。したがって、差動増幅器55の出力電圧VDIFFは、K×((VN1+VS1)−(VN2+VS2))≒2×K×VN1となる。すなわち、差動増幅器55の出力電圧VDIFFは、ノイズ成分が除去されて、コンデンサCXの静電容量すなわち生体の動脈内の圧力に対応する電圧となる。
次に、CPU11は、スイッチSW14をオン状態とする。これにより、出力電圧VDIFFに基づいてコンデンサCH13が充電される(ステップS19)。
次に、CPU11は、スイッチSW14をオフ状態とする(ステップS20)。これにより、演算増幅器G12の非反転入力端子に入力される電圧が固定される。そして、演算増幅器G15からは、コンデンサCH13に蓄えられている電荷に対応する電圧すなわち生体の動脈内の圧力に対応する電圧が出力電圧VOUTとしてローパスフィルタ22に出力される。
CPU11は、ステップS11〜S20の処理を繰り返すことにより、C−V変換部21から出力される圧力信号を更新する。これにより、動脈内の圧力波形が測定される。
その他の構成および動作は第1の実施の形態に係る脈波測定装置と同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
したがって、本発明の第2の実施の形態に係る脈波測定装置では、第1の実施の形態に係る脈波測定装置と同様に、脈波検出性能の劣化を防ぎ、かつ小型化を図ることができる。
なお、本発明の第2の実施の形態に係る脈波測定装置では、CPU11は、コンデンサCXの他端に充電電圧VCC(第1の充電電圧)を印加することによって第1の変換電圧を生成し、また、コンデンサCXの他端に充電電圧−VCC(第2の充電電圧)を印加することによって第2の変換電圧を生成する構成であるとしたが、これに限定するものではない。第1の充電電圧および第2の充電電圧が異なる電圧値であれば、演算増幅器G1で発生する熱雑音および1/fノイズ等の低周波ノイズに対応する電圧を圧力信号から排除することができる。たとえば、第1の実施の形態に係る脈波測定装置と同様に、コンデンサCXの他端に接地電圧を印加することによって第1の変換電圧を生成し、また、コンデンサCXの他端に充電電圧VCCを印加することによって第2の変換電圧を生成する構成であってもよい。
また、本発明の第2の実施の形態に係る脈波測定装置では、C−V変換部21は、電圧保持部53として、スイッチSW12およびコンデンサCH11、ならびにスイッチSW13およびコンデンサCH12を含む構成であるとしたが、これに限定するものではない。電圧保持部53は少なくとも第1の変換電圧を保持する構成であればよいため、C−V変換部21は、スイッチSW12およびコンデンサCH11を含まないか、あるいはスイッチSW13およびコンデンサCH12を含まない構成であってもよい。
さらに、本発明の第1の実施の形態および第2の実施の形態に係る脈波測定装置では、第1の基準電圧および第2の基準電圧の両方が接地電圧である構成としたが、これに限定するものではない。第1の基準電圧および第2の基準電圧が異なる電圧であり、かつ接地電圧と異なる電圧であっても、演算増幅器G1で発生する熱雑音および1/fノイズ等の低周波ノイズに対応する電圧を圧力信号から排除することが可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の第1の実施の形態に係る脈波測定装置の外観図である。 図1に示す測定状態における手首および脈波測定装置の模式断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る脈波測定装置におけるセンサアレイ19、マルチプレクサ20およびC−V変換部21の構成を示す図である。 センサアレイ19の外観斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る脈波測定装置の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る脈波測定装置が脈波測定を行なう際の動作手順を定めたフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る脈波測定装置におけるC−V変換部21およびコンデンサCXの構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る脈波測定装置におけるC−V変換部21およびコンデンサCXの構成を示す回路図である。 本発明の第1の実施の形態に係る脈波測定装置が脈波測定を行なう際のC−V変換部21の動作を示すタイムチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る脈波測定装置が脈波測定を行なう際のC−V変換部21の動作手順を定めたフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る脈波測定装置におけるC−V変換部21およびコンデンサCXの構成を示す回路図である。 本発明の第2の実施の形態に係る脈波測定装置が脈波測定を行なう際のC−V変換部21の動作を示すタイムチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る脈波測定装置が脈波測定を行なう際のC−V変換部21の動作手順を定めたフローチャートである。
符号の説明
1 センサユニット、3 表示ユニット、11 CPU(制御部)、12 ROM、13 RAM、14 駆動回路、15 加圧ポンプ、16 負圧ポンプ、17 切り替え弁、18 押圧カフ、19 センサアレイ、20 マルチプレクサ、21 C−V変換部、22 ローパスフィルタ、23 A/D変換部、24 操作部、25 表示部、26 PCB、27 フレキシブル配線、28,28A センサエレメント、30 スペーサ部材、31 下部電極、32 上部電極、51 充電部、52 電圧変換部、53 電圧保持部、54 演算部、55 差動増幅器、100 脈波測定装置、110 載置台、120 センサユニット、122 ケーシング、130 締付けベルト、200 腕、210 動脈、220 橈骨、CX コンデンサ(圧力検出用コンデンサ)、CC コンデンサ、CF 電荷転送用コンデンサ、CN コンデンサ(電荷保持用コンデンサ)、CH11 コンデンサ(第1の電荷保持用コンデンサ)、CH12 コンデンサ(第2の電荷保持用コンデンサ)、SW1 スイッチ(第1のスイッチ)、SW2,SW12 スイッチ(第2のスイッチ)、SW13 スイッチ(第3のスイッチ)、SW3,SW14,SW51〜SW54 スイッチ、G1〜G3,G12〜G15 演算増幅器、V1,V2 電源、R1〜R9 抵抗。

Claims (11)

  1. 生体の表面に押し当てることにより、動脈内の圧力波形を測定する脈波測定装置であって、
    前記動脈内の圧力に応じて静電容量が変化する圧力検出用コンデンサと、
    前記圧力検出用コンデンサに第1の充電電圧を印加して第1の電荷を蓄え、かつ前記圧力検出用コンデンサに前記第1の充電電圧と異なる第2の充電電圧を印加して第2の電荷を蓄える充電部と、
    前記第1の電荷に基づいて第1の変換電圧を生成し、かつ前記第2の電荷に基づいて第2の変換電圧を生成する電圧変換部と、
    前記第1の変換電圧および前記第2の変換電圧に基づいて前記圧力検出用コンデンサの静電容量を表わす電圧を出力する演算部とを備える脈波測定装置。
  2. 前記演算部は、前記第1の変換電圧および前記第2の変換電圧の差に基づいて前記圧力検出用コンデンサの静電容量を表わす電圧を出力する請求項1記載の脈波測定装置。
  3. 前記脈波測定装置は、さらに、
    前記第1の変換電圧を保持する電圧保持部を備え、
    前記充電部は、前記電圧保持部が前記第1の変換電圧を保持した後、前記第2の充電電圧に基づいて前記圧力検出用コンデンサに前記第2の電荷を蓄え、
    前記電圧変換部は、前記電圧保持部が前記第1の変換電圧を保持した後、前記圧力検出用コンデンサに蓄えられた前記第2の電荷に基づいて前記第2の変換電圧を生成し、
    前記演算部は、前記第2の変換電圧および前記保持された第1の変換電圧に基づいて前記圧力検出用コンデンサの静電容量を表わす電圧を出力する請求項1記載の脈波測定装置。
  4. 生体の表面に押し当てることにより、動脈内の圧力波形を測定する脈波測定装置であって、
    前記動脈内の圧力に応じて静電容量が変化する圧力検出用コンデンサと、
    反転入力端子が前記圧力検出用コンデンサの一端に接続され、非反転入力端子が第1の基準電圧に接続される演算増幅器と、
    一端が前記演算増幅器の反転入力端子に接続され、他端が前記演算増幅器の出力に接続される電荷転送用コンデンサと、
    一端が前記演算増幅器の反転入力端子に接続され、他端が前記演算増幅器の出力に接続される第1のスイッチと、
    一端が前記演算増幅器の出力に接続される電荷保持用コンデンサと、
    一端が前記電荷保持用コンデンサの他端に接続され、他端が第2の基準電圧に接続される第2のスイッチとを備える脈波測定装置。
  5. 生体の表面に押し当てることにより、動脈内の圧力波形を測定する脈波測定装置であって、
    前記動脈内の圧力に応じて静電容量が変化する圧力検出用コンデンサと、
    反転入力端子が前記圧力検出用コンデンサの一端に接続され、非反転入力端子が第1の基準電圧に接続される演算増幅器と、
    一端が前記演算増幅器の反転入力端子に接続され、他端が前記演算増幅器の出力に接続される電荷転送用コンデンサと、
    一端が前記演算増幅器の反転入力端子に接続され、他端が前記演算増幅器の出力に接続される第1のスイッチと、
    一端が前記演算増幅器の出力に接続される第2のスイッチと、
    一端が前記第2のスイッチの他端に接続され、他端が第2の基準電圧に接続される第1の電荷保持用コンデンサと、
    第1の入力端子が前記第2のスイッチの他端に接続され、第2の入力端子が前記演算増幅器の出力に接続される差動増幅器とを備える脈波測定装置。
  6. 前記脈波測定装置は、さらに、
    一端が前記演算増幅器の出力に接続される第3のスイッチと、
    一端が前記第3のスイッチの他端に接続され、他端が第3の基準電圧に接続される第2の電荷保持用コンデンサとを備え、
    前記差動増幅器は、前記第1の入力端子が前記第2のスイッチの他端に接続され、前記第2の入力端子が前記第3のスイッチの他端に接続される請求項5記載の脈波測定装置。
  7. 前記脈波測定装置は、さらに、
    前記圧力検出用コンデンサの他端に充電電圧を印加する充電部と、
    制御部とを備え、
    前記制御部は、前記充電部、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチを制御して、
    前記圧力検出用コンデンサの他端に第1の充電電圧を印加し、前記第1のスイッチをオン状態とし、その後、
    前記第1のスイッチをオフ状態とし、その後、
    前記第2のスイッチをオン状態とし、かつ前記第1の充電電圧の印加を停止し、その後、
    前記第2のスイッチをオフ状態とし、その後、
    前記圧力検出用コンデンサの他端に第2の充電電圧を印加し、前記第1のスイッチをオン状態とし、その後、
    前記第1のスイッチをオフ状態とし、その後、
    前記第2の充電電圧の印加を停止する請求項4から6のいずれかに記載の脈波測定装置。
  8. 前記制御部は、前記第1の充電電圧の印加を停止するとき、および前記第2の充電電圧の印加を停止するとき、前記圧力検出用コンデンサの他端に前記第1の基準電圧を印加する請求項7記載の脈波測定装置。
  9. 前記第1の充電電圧および前記第2の充電電圧は、絶対値が等しく、かつ印加方向が逆である請求項7記載の脈波測定装置。
  10. 前記脈波測定装置は、さらに、
    前記圧力検出用コンデンサの他端に充電電圧を印加する充電部と、
    制御部とを備え、
    前記制御部は、前記充電部、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチを制御して、
    前記圧力検出用コンデンサの他端に前記第1の基準電圧を印加し、前記第1のスイッチをオン状態とし、その後、
    前記第1のスイッチをオフ状態とし、その後、
    前記第2のスイッチをオン状態とし、その後、
    前記第2のスイッチをオフ状態とし、その後、
    前記圧力検出用コンデンサの他端に前記第1の基準電圧と異なる充電電圧を印加し、前記第1のスイッチをオン状態とし、その後、
    前記第1のスイッチをオフ状態とし、その後、
    前記充電電圧の印加を停止する請求項4または5に記載の脈波測定装置。
  11. 前記脈波測定装置は、さらに、
    前記圧力検出用コンデンサの他端に充電電圧を印加する充電部と、
    制御部とを備え、
    前記制御部は、前記充電部、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチを制御して、
    前記圧力検出用コンデンサの他端に前記第1の基準電圧と異なる充電電圧を印加し、前記第1のスイッチをオン状態とし、その後、
    前記第1のスイッチをオフ状態とし、その後、
    前記第2のスイッチをオン状態とし、かつ前記充電電圧の印加を停止し、その後、
    前記第2のスイッチをオフ状態とし、その後、
    前記圧力検出用コンデンサの他端に前記第1の基準電圧を印加し、前記第1のスイッチをオン状態とし、その後、
    前記第1のスイッチをオフ状態とする請求項4または5に記載の脈波測定装置。
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