JP2007282147A - 受信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 DAB放送とFM−RDS放送との切り換えを適切に行うようにする。
【解決手段】 DAB受信回路10と、FM−RDS放送を受信するFM受信回路20と、制御回路41とを設ける。制御回路41は、DAB受信回路10からの音声信号をスピーカ33L、33Rに供給している期間に、FM受信回路20からのTAフラグをチェックする。このチェックの結果、TAフラグが交通情報の送信を示したとき、FM受信回路20からの音声信号をスピーカ33L、33Rに供給する。FM受信回路20からの音声信号をスピーカ33L、33Rに供給している期間に、FM受信回路20がTAフラグを正常に受信できなくなったときには、所定の期間後に、スピーカ33L、33Rに供給される音声信号をDAB受信回路10からの音声信号に切り換える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、受信機に関する。
ヨーロッパにおいては、ほとんどのFM放送局が「RDS」と呼ばれるデータ放送を行っている。このRDSは、本来の音声信号にデジタルデータを多重化して送信するものであり、そのデジタルデータは放送局や番組などに関する情報である。例えば、
AFリスト ・・・ 代替周波数のリスト
TAフラグ ・・・ 交通情報アナウンス識別フラグ
TPフラグ ・・・ 交通情報の放送識別フラグ
などがある。
ここで、AFリストは、現在受信している番組と同一の番組を放送している放送局の周波数リストであり、最大で25局分のデータを有する。また、TAフラグは、交通情報の放送中であるか否かを示すフラグであり、TPフラグは、交通情報を放送する放送局であるか否かを示すフラグである。
なお、以下においては、このデジタルデータを「RDSデータ」と呼び、RDSデータも送信しているFM放送あるいはFM放送局を、必要に応じて「FM−RDS放送」あるいは「FM−RDS局」と呼ぶ。
そして、FM−RDS放送に対応したFM受信機、特にカーラジオには、「TAスタンバイモード(交通情報待ち受け受信モード)」と呼ばれる機能が用意されている。すなわち、ヨーロッパにおいては、交通情報が、日中は1時間に1回程度、通勤・帰宅ラッシュ時には頻繁に放送される。また、その長さは数分から数秒の長さである。
そこで、例えばCDの再生中に、TAスタンバイモードをオンに設定しておくと、CDの再生の裏でFM−RDS放送が受信され、RDSデータのTAフラグが監視される。そして、交通情報の放送が始まり、このとき、TAフラグが“1”になると、CDの再生に割り込みがかかり、音声出力がCDからFM放送に切り換えられる。しかし、交通情報の放送が終わってTAフラグが“0”になると、割り込みが解除され、音声出力はFM放送からCDに戻る。したがって、このTAスタンバイモードをオンに設定しておけば、交通情報を聞き逃すことがなくなる。
また、「TAシーク」と呼ばれる機能をオンに設定してある場合には、FM周波数帯をシークしていくとともに、TP=“1”の周波数でシークを停止し、したがって、交通情報を放送する周波数(放送局)だけを選択することができる。
一方、デジタル音声放送としてDAB(Eureka147規格にしたがったデジタル音声放送)がある。このDAB放送においては、1つのチャンネルが1.5MHzの伝送帯域を使用しているが、この伝送チャンネルは「アンサンブル」と呼ばれ、このアンサンブルは「サービス」と呼ばれるグループに分割されている。このサービスは、FM放送などにおける放送局の1つに対応するものであるが、さらにいくつかの「サービスコンポーネント」に分割される。
そして、サービスコンポーネントのそれぞれが、1つの番組を構成するデジタルデータとされる。例えば、あるサービスの第1のサービスコンポーネントによりメインの音声放送が行われ、同じサービスの第2のサービスコンポーネントによりデータ放送が行われる。
したがって、DAB放送の番組を利用する場合には、アンサンブル(チャンネル)を選択し、そのアンサンブルに含まれる複数のサービス(放送局)のうちの1つのサービスを選択し、さらに、その選択したサービスの中から目的とするサービスコンポーネント(番組)を選択することになる。
また、DAB放送とFM放送とが、同一の番組を同一の地域で放送する、すなわち、DAB放送とFM放送とがサイマルキャストを行う場合もある。
そして、カーラジオにおいては、DAB放送やFM放送の受信状態が自動車の走行につれて刻々と変化するが、サイマルキャストの場合、受信状態のよいほうの放送に切り換えれば、番組を適切に聴くことができる。そこで、この切り換えを容易に実現するため、DAB放送およびFM−RDS放送には、「DAB−FMリンク」などと呼ばれる機能が用意されている。
なお、先行技術文献として例えば以下のものがある。
特開2000−216694号公報
ところで、現状のDAB放送においては、交通情報を放送する番組が、FM−RDS放送に比べて非常に少ない。このため、DAB放送の受信時、TAスタンバイモードをオンに設定しておいても、交通情報を聞けないことがある。
そこで、一部のDAB受信機は、受信中のDAB放送が交通情報を放送しない場合、これがユーザにわかるように、ビープ音を鳴らしたり、表示を点滅させたりするなど、何らかの警告を発するようにしている。
また、DAB放送およびFM−RDS放送の両用受信機において、DAB放送を聞いている場合に、裏でFM−RDS放送を受信し、FM−RDS放送で交通情報が始まったとき、音声出力をDAB放送からFM−RDS放送に切り換え、交通情報が終わったとき、音声出力を交通情報が始まる前に聞いていたDAB放送に切り換えようにしたものもある。
しかし、前者のDAB受信機の場合、自動車の運転中に、そのようなアラームを聞いたり見たりするのは分かりにくく、受信中のDAB放送が交通情報を放送するか否かを判断しずらい。何よりもアラームを聞いたり見たりする行為が運転に支障をきたす可能性がある。
その点、後者のDAB/FM−RDS受信機の場合には、交通情報が始まると、音声がDAB放送からFM−RDS放送に自動的に切り換わるので、前者のDAB受信機の場合のような問題は生じない。しかし、後者の受信機の場合には、裏で待ち受け受信しているFM−RDS放送でRDSデータを良好に受信できなくなったとき、放送の切り換えにトラブルを生じることがある。
すなわち、例えば図3に示すように、
DAB1〜DAB3:第1〜第3のDAB放送あるいは放送局
RDS1〜RDS3:第1〜第3のFM−RDS放送あるいは放送局
とする。そして、DAB1〜DAB3と、RDS1〜RDS3とがそれぞれDAB−FMリンクしているとする。また、RDS1およびRDS3は交通情報を放送するので、TP=“1”であり、RDS2は交通情報を放送しないので、TP=“0”であるとする。
そして、今、DAB1の音声を聞いているとともに、TAスタンバイモード、TAシーク機能およびDAB−FMリンク機能をオンに設定してあるとする。
すると、この場合には、DAB1が受信されているが、DAB−FMリンク機能およびTAシーク機能により、DAB1の受信の裏でRDS1が受信され、このRDS1のTAフラグがチェックされている。そして、RDS1で交通情報の放送が始まると、このとき、TA=“1”になるので、音声出力はDAB1からRDS1に切り換えられ、したがって、RDS1の交通情報の音声が出力されるようになる。
そして、この交通情報が終わると、このとき、TA=“0”になるので、音声出力はRDS1からDAB1に切り換えられ、この結果、もとのDAB1の音声が出力されるようになる。つまり、DAB放送を聞いていても、裏のFM放送で交通情報が始まると、その交通情報となり、交通情報が終わると、もとのDAB放送に戻る。
ところが、FM放送の交通情報の音声が出力されている期間に、自動車の走行などによりRDSデータを良好に受信できなくなり、TPフラグが得られなくなったとする。つまり、見掛け上、TP=“0”になったとする。
すると、このとき、TAシークがスタートし、図3に示すように、FM放送の受信は、それまでのRDS1からRDS2に変化し、今の場合、RDS2はTP=“0”なので、さらに、RDS3まで変化する。そして、RDS3はTP=“1”なので、ここでTAシークは停止し、以後、このRDS3の交通情報が出力されるようになる。
そして、この交通情報が終わると、TA=“0”になるので、上記のように音声出力はRDSからDABに切り換えられる。しかし、今の場合、RDS3を受信しているので、DAB−FMリンク機能により、音声出力はRDS3からDAB3に切り換えられることになる。したがって、DABに切り換わっても、もとのDAB1の音声は出力されず、DAB3の音声が出力されるようになる。つまり、ユーザは、DAB1の放送を聞いていたのに、交通情報が終わると、DAB3の放送を聞くことになり、もとのDAB1の放送を続けて聞くことができなくなってしまう。
また、実際には、あるFM放送局が交通情報を放送をしている期間には、他のFM放送局は交通情報を放送していない場合が多く、TAシークがスタートしても、このとき交通情報を放送しているFM−RDS局が見つからないことも多い。そして、この状態が、あらかじめ設定してあるタイムアウト期間(例えば30秒)続くと、TAシークは最後にTPフラグをチェックしたFM−RDS局でTAシークを終了し、このFM−RDS局にリンクしているDAB放送局に切り換えられる。
したがって、この場合も、DAB1の放送を聞いていたのに、他のDAB放送を聞くことになってしまい、やはりもとのDAB1の放送を続けて聞くことができなくなってしまう。
この発明は、以上のような問題点を解決しようとするものである。
この発明においては、
第1の放送を受信する第1の受信回路と、
所定の番組を放送するとともに、この番組の放送中であることを示すフラグを同時に送信する第2の放送を受信する第2の受信回路と、
上記第1の受信回路の出力信号と、上記第2の受信回路の出力信号とを選択して取り出すスイッチ回路と、
制御回路と
を有し、
上記制御回路は、
上記第1の受信回路の出力信号を上記スイッチ回路により選択して取り出している期間に、上記フラグをチェックし、
このチェックの結果、上記フラグが上記番組の送信を示したとき、上記スイッチ回路を切り換えて上記第2の受信回路の出力信号を上記スイッチ回路により選択して取り出し、
上記第2の受信回路の出力信号を上記スイッチ回路により選択して取り出している期間に、上記フラグを正常に受信できなくなったときには、所定の期間後に、上記第1の受信回路の出力信号を上記スイッチ回路により選択して取り出す
ようにした受信機
とするものである。
この発明によれば、第1の放送を受信している場合に、第2の放送で所定の番組が始まると、受信機は自動的にその番組に切り換わる。そして、このとき受信状態が悪化しても、そのまま番組を受信し続けることができ、その後、もとの第1の放送を続けて受信することができる。
図1において、符号10はDAB放送の受信回路、符号20はFM−RDS放送の受信回路を示す。そして、DAB受信回路10においては、DABの放送波信号がアンテナ11により受信され、この受信信号がチューナ回路12に供給される。このチューナ回路12は、図示はないが、PLLを有してスーパーヘテロダイン方式に構成され、そのPLLの可変分周回路の分周比Nを変更することにより、アンサンブル(チャンネル)を変更できるように構成されている。
そして、このチューナ回路12からはDABのベースバンド信号が取り出され、このベースバンド信号がA/Dコンバータ回路13に供給されてデジタル信号にA/D変換され、そのデジタル信号がデジタル処理回路14に供給される。
このデジタル処理回路14は、図示はしないが、例えばDSPにより構成され、直交復調回路、FFT回路、ビタビデコーダ回路およびオーディオデコーダ回路を実現している。そして、この処理回路14は、これに供給されたデジタル信号から目的とするサービスコンポーネント(番組)のデジタルオーディオデータおよびデジタルデータを選択して出力する。
このデジタル処理回路14から出力されたデジタルオーディオデータがD/Aコンバータ回路15に供給されてアナログ音声信号L、RにD/A変換され、この音声信号L、Rがスイッチ回路31に供給される。
このスイッチ回路31は、DAB放送の受信時と、FM放送の受信時とで切り換えられるものである。そして、DAB放送の受信時には、D/Aコンバータ回路18からの音声信号L、Rがスイッチ回路31を通じて取り出され、この取り出された音声信号L、Rがアンプ32L、32Rを通じてスピーカ33L、33Rに供給される。したがって、今の場合、DAB放送の番組を聴くことができる。
さらに、FM受信回路20においては、FM放送の放送波信号がアンテナ21により受信され、この受信信号がチューナ回路22に供給される。このチューナ回路22も、PLLを有してスーパーヘテロダイン方式に構成され、そのPLLの可変分周回路の分周比Nを変更することにより、受信周波数を変更できるようにされている。そして、このチューナ回路22からは、ステレオコンポジット信号と、RDSデータによる被変調信号との周波数多重化信号が取り出され、この多重化信号がステレオ復調回路23に供給されて音声信号L、Rが復調され、この音声信号L、Rがスイッチ回路31に供給される。
そして、FM放送の受信時には、ステレオ復調回路23からの音声信号L、Rがスイッチ回路31を通じて取り出され、この取り出された音声信号L、Rがアンプ32L、32Rを通じてスピーカ33L、33Rに供給される。したがって、FM放送を聴くことができる。
また、このとき、復調回路22からの多重化信号がデコーダ回路24に供給されてRDSデータが復調されるとともに、エラー訂正がされて取り出される。
さらに、マイクロコンピュータによりシステム制御回路41が構成され、この制御回路41からチューナ回路12にアンサンブルを選択するための周波数データとして、そのPLLにおける可変分周回路の分周比Nのデータが供給される。また、制御回路41からチューナ回路22に受信周波数を設定するための周波数データとして、そのPLLにおける可変分周回路の分周比Nのデータが供給される。
さらに、デコーダ回路24から出力されるRDSデータが制御回路41に供給される。また、デジタル処理回路14からサービスおよびサービスコンポーネントを識別あるいは特定するために必要なデータ、すなわち、サービスIDなどのデータが取り出され、このデータも制御回路41に供給される。さらに、制御回路41からデジタル処理回路14に選択信号が供給され、目的とするサービスコンポーネントが選択される。
また、制御回路41には、各種の操作キー42が接続されるとともに、各種の情報を表示する表示素子として、例えばLCD43が接続される。
さらに、制御回路41には、この制御回路41を構成するマイクロコンピュータが実行するプログラムの一部として、例えば図2に示すルーチン100が用意される。このルーチン100の詳細については、後述するが、図2においては、この発明に関係する部分だけを抜粋して示す。
このような構成において、DAB放送あるいはFM放送の受信時には、制御回路41によりスイッチ回路31がDAB受信回路10側あるいはFM受信回路20側に接続され、したがって、上述のようにしてDAB放送あるいはFM放送を聴くことができる。
そして、DAB放送を聞いている場合に、操作キー42のうちの「TAキー」を操作してTAスタンバイモードに設定すると、制御回路41において、そのCPU(図示せず)によりルーチン100が実行される。
すなわち、DAB放送を受信している状態で、操作キー42のうちTAキーを操作すると、ルーチン100の処理がステップ101からスタートし、次にステップ102において、チューナ回路22は現在受信中のDAB放送にリンクしているFM−RDS放送を選局する状態とされる。続いて、ステップ103において、デコーダ回路24から出力されるRDSデータのTAフラグがチェックされ、TA=“1”となるまで、ステップ103で待機を続ける。
したがって、音声出力はDAB放送のままであるが、ステップ102の時点から、このとき受信しているDAB放送にリンクしているFM−RDS放送の受信が開始され、そのRDSデータのTAフラグのチェックが開始されることになる。
そして、FM−RDS放送で交通情報が開始されると、このとき、TA=“1”となるので、処理はステップ103からステップ111に進み、このステップ111において、スイッチ回路31がDAB受信回路10側からFM受信回路20側に切り換えられる。したがって、このステップ111の時点から、FM受信回路20からの音声信号L、Rがスピーカ33L、33Rに供給されるようになるので、交通情報がスピーカ33L、33Rから出力されるようになる。
さらに、処理はステップ111に続いてステップ112に進み、このステップ112において、ソフトウェアによるタイマTが0にリセットされ、次にステップ113において、デコーダ回路24におけるRDSデータのエラー訂正の状況を見ることにより、デコーダ回路24から正常なRDSデータを得られるか否かが判別される。そして、RDSデータを正常に得られるときには、処理はステップ113からステップ114に進み、このステップ114において、TAフラグがチェックされ、TA=“1”のときには、処理はステップ112に戻る。したがって、RDSデータが正常に得られ、かつ、交通情報を放送中のときには、ステップ112〜114が繰り返されていることになる。
そして、交通情報が終わると、このとき、TA=“0”になるので、処理はステップ114からステップ121に進み、このステップ121において、スイッチ回路31がFM受信回路20側からDAB受信回路10側に切り換えられる。したがって、このステップ121の時点から、DAB受信回路10からの音声信号L、Rがスピーカ33L、33Rに供給されるようになるので、交通情報が開始される前に聞いていたDAB放送の音声がスピーカ33L、33Rから出力されるようになる。
続いて、処理はステップ122に進み、このステップ122において、まだ、TAスタンバイモードに設定されているか否かが判別され、設定されているときには、処理はステップ122からステップ103に戻る。したがって、FM−RDS放送で次に交通情報が放送されれば、上述のようにステップ111以降が実行され、その交通情報を聞くことができる。
また、ステップ122において、TAスタンバイモードが解除されているときには、処理はステップ122からステップ123に進み、このルーチン100を終了する。したがって、以後、FM−RDS放送で交通情報が放送されても、これは無視される。
一方、FM−RDS放送の交通情報を聞いている場合に、すなわち、ステップ112〜114が繰り返されている場合に、RDSデータを正常に受信に受信できなくなると、このとき、デコーダ回路24から正常なRDSデータが得られなくなるが、これがステップ113において判別され、処理はステップ113からステップ131に進む。
そして、このステップ131において、ステップ112においてリセットされたタイマTが所定値ΔTだけインクリメントされ、次にステップ132において、タイマTの示す時間が所定の時間τ(例えばτ=30秒)を越えたか否かが判別され、越えていないときには、処理ステップ132からステップ113に戻る。
したがって、正常なRDSデータを得られなくなると、ステップ113、131、132の処理が繰り返されることになるが、この繰り返し中に、正常なRDSデータが得られれば、処理はステップ113からステップ114を通じてステップ112に戻るので、このとき、タイマTは0にリセットされることになる。
しかし、正常なRDSデータが得られないので、ステップ113、131、132の処理が繰り返され、その結果、T>τになると、これがステップ132において判別され、処理はステップ132からステップ121に進み、音声出力はDAB放送に切り換えられる。つまり、FM−RDS放送で交通情報の放送が始まると、音声出力はその交通情報に切り換わるが、受信状態が悪くなり、その状態が例えば30秒続くと、タイムオーバーとなって自動的にもとのDAB放送に復帰する。
こうして、上述の受信機によれば、DAB放送を聞いている場合に、FM−RDS放送で交通情報が始まると、音声出力は自動的に交通情報に切り換わる。そして、このとき受信状態が悪化してRDSデータが正常に得られなくなっても、そのまま交通情報を聞き続けることができ、その後、交通情報が始まる前に聞いていたDAB放送を続けて聞くことができる。
〔略語の一覧〕
A/D:Analog to Digital
AF :Alternative Frequencies list
CD :Compact Disc
CPU:Central Processing Unit
D/A:Digital to Analog
DAB:Digital Audio Broadcasting
DSP:Digital Signal Processor
Eureka:European Research Coordinating Agency
FFT:Fast Fourier Transform
FM :Frequency Modulation
LCD:Liquid Crystal Display
PLL:Phase Locked Loop
RDS:Radio Data System
TA :Traffic announcement identification
TP :Traffic Programme identification
この発明の一形態を示す系統図である。 この発明の一形態を示すフローチャートである。 この発明を説明するための図である。
符号の説明
10…DAB受信回路、12…チューナ回路、14…デジタル処理回路、20…FM受信回路、22…チューナ回路、23…ステレオ復調回路、24…デコーダ回路、31…スイッチ回路、41…システム制御回路、42…操作キー、43…表示素子

Claims (3)

  1. 第1の放送を受信する第1の受信回路と、
    所定の番組を放送するとともに、この番組の放送中であることを示すフラグを同時に送信する第2の放送を受信する第2の受信回路と、
    上記第1の受信回路の出力信号と、上記第2の受信回路の出力信号とを選択して取り出すスイッチ回路と、
    制御回路と
    を有し、
    上記制御回路は、
    上記第1の受信回路の出力信号を上記スイッチ回路により選択して取り出している期間に、上記フラグをチェックし、
    このチェックの結果、上記フラグが上記番組の送信を示したとき、上記スイッチ回路を切り換えて上記第2の受信回路の出力信号を上記スイッチ回路により選択して取り出し、
    上記第2の受信回路の出力信号を上記スイッチ回路により選択して取り出している期間に、上記フラグを正常に受信できなくなったときには、所定の期間後に、上記第1の受信回路の出力信号を上記スイッチ回路により選択して取り出す
    ようにした受信機。
  2. デジタル音声放送を受信する第1の受信回路と、
    所定の番組を放送するとともに、この番組の放送中であることを示すフラグを同時に送信するアナログ音声放送を受信する第2の受信回路と、
    上記第1の受信回路から出力される音声信号と、上記第2の受信回路から出力される音声信号とを選択してスピーカに供給するスイッチ回路と、
    制御回路と
    を有し、
    上記制御回路は、
    上記第1の受信回路からの音声信号を上記スイッチ回路を通じて上記スピーカに供給している期間に、上記第2の受信回路により上記アナログ放送を受信して上記フラグをチェックし、
    このチェックの結果、上記フラグが上記番組の送信を示したとき、上記スイッチ回路を切り換えて上記第2の受信回路からの音声信号を上記スイッチ回路を通じて上記スピーカに供給し、
    上記第2の受信回路からの音声信号を上記スピーカに供給している期間に、上記第2の受信回路が上記フラグを正常に受信できなくなったときには、所定の期間後に、上記第1の受信回路からの音声信号を上記スピーカに供給する状態に上記スイッチ回路を切り換える
    ようにした受信機。
  3. 請求項2に記載の受信機において、
    上記デジタル音声放送はDAB放送であり、
    上記アナログ音声放送は、FM放送であるとともに、RDSのデジタルデータを送信する放送であり、
    上記所定の番組は交通情報であり、
    上記フラグがTAフラグである
    ようにした受信機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014116708A (ja) * 2012-12-07 2014-06-26 Alpine Electronics Inc 交通情報受信装置
JP2014175768A (ja) * 2013-03-07 2014-09-22 Mitsubishi Electric Corp 放送受信装置および割り込み判定方法
EP3054607A1 (en) 2015-02-05 2016-08-10 Alpine Electronics, Inc. Broadcast receiving apparatus and output control method

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