JP2007281672A - 画像読取装置および画像読取プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿からの画像読み取りの際の解像度に依存することなく高密度・高精細な二次元コードを利用可能にする。
【解決手段】二次元コードを有する原稿からの画像読み取りを行う画像読取手段11と、前記二次元コードの画像読み取りを第一の解像度で行わせるコード読取指示手段13と、前記二次元コードの読み取り結果をデコードするデコード手段14と、第二の解像度による前記原稿からの画像読み取り結果を得る文書画像生成手段15と、前記文書画像生成手段15が得た前記原稿の読み取り結果について前記デコード手段14でのデコード結果に基づく処理を実行するコード情報実行手段16とを備えて、画像読取装置を構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、二次元コードを有する原稿からの画像読み取りを行う画像読取装置および画像読取プログラムに関する。
近年、原稿からの画像読み取りを行うときの処理動作制御を、その原稿に埋め込まれた二次元コードを利用して行うことが実用化されている。「二次元コード」としては、その代表的なものとして二次元バーコードが挙げられるが、その他にも例えば「iTone(登録商標)」と呼ばれるもののように、階調表現としての万線スクリーンまたはドットスクリーンを構成する画素の形態(位置、形状等)を変化させることで、二次元コード化を図ったものがある。すなわち、二次元コードとは、埋め込み情報の内容をコード化した値によって、画素の位置、配置関係、幾何学的形態、あるいは複数の画素で構成するパターンを変化させたものである。
このような二次元コードを利用して処理動作制御を行うものとしては、例えばファクシミリ装置において、送信先等の情報を二次元コードで原稿紙面に埋め込み、同一原稿を再送信する際に送信先等の入力の手間を省けるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。また、例えば複合機や複写機等において、原稿に対する処理条件(読み取られた際の動作条件や画像データの送信先等)を二次元コードで原稿紙面に埋め込むことで、原稿とその処理条件とを関連付けて(纏めて)取り扱うことを可能にしたものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−343564号公報 特開2004−343418号公報
ところで、上述した従来技術では、二次元コードを利用する場合に、原稿からの画像読み取りを行うスキャン解像度で、二次元コードについてもその読み取りを行うようになっている。つまり、原稿のスキャン解像度に合わせた(その解像度で読み取り可能な)二次元コードを利用している。したがって、複合機や複写機等に用いられる画像読取装置(スキャナ)は、通常、600dpi以上のスキャン解像度を有しているが、極端な高精細・高画質を求めない限り送信速度や送信容量等の関係で200〜300dpi程度を利用することが多いため、二次元コードについても200〜300dpi程度の解像度で読み取られることが一般的である。
しかしながら、二次元コードは、その読み取りの解像度が低くなるほど、構成要素のパターンを大きくしなければならないため、情報の埋め込み密度が低下してしまう。また、パターン面積が大きくなると、視覚的には無意味のパターンが原稿紙面上を大きく占めてしまうことになり、その原稿紙面上における見栄えが悪くなるおそれがある。このことは、二次元コードの全てについて言える。すなわち、二次元バーコードのみならず、iTone(登録商標)のような埋め込み技術についても同様である。したがって、一般的に用いられることの多い200〜300dpi程度の低解像度に対応した2次元コードでは、十分な埋め込み情報量を確保しようとすると、その埋め込みパターン面積の増大を招くことから、必ずしも埋め込み情報量の確保と原稿紙面上における見栄えや画質等の良好化とを両立させ得るとは限らない。その一方で、2次元コードの高解像度対応によって、原稿からの画像読み取りで得た画像データの送信速度低下や容量増大等を招くことは回避すべきである。
そこで、本発明は、原稿からの画像読み取りの際の解像度に依存することなく高密度・高精細な二次元コードを利用可能とすることで、埋め込み情報量の確保と原稿紙面上における見栄えや画質等の良好化とを両立させることのできる画像読取装置および画像読取プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために案出された画像読取装置で、二次元コードを有する原稿からの画像読み取りを行う画像読取手段と、前記画像読取手段に前記二次元コードの画像読み取りを第一の解像度で行わせるコード読取指示手段と、前記二次元コードの読み取り結果をデコードするデコード手段と、前記画像読取手段に前記原稿の画像読み取りを第二の解像度で行わせ、または前記画像読取手段が前記第一の解像度で行った前記原稿の読み取り結果を前記第二の解像度に変換し、前記第二の解像度による前記原稿の読み取り結果を得る文書画像生成手段と、前記文書画像生成手段が得た前記原稿の読み取り結果について前記デコード手段でのデコード結果に基づく処理を実行するコード情報実行手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記目的を達成するために案出された画像読取プログラムで、二次元コードを有する原稿からの画像読み取りを行う画像読取装置が有するコンピュータまたは当該画像読取装置と接続するコンピュータを、前記画像読取装置に前記二次元コードの画像読み取りを第一の解像度で行わせるコード読取指示手段と、前記二次元コードの読み取り結果をデコードするデコード手段と、前記画像読取装置に前記原稿の画像読み取りを第二の解像度で行わせ、または前記画像読取装置が前記第一の解像度で行った前記原稿の読み取り結果を前記第二の解像度に変換し、前記第二の解像度による前記原稿の読み取り結果を得る文書画像生成手段と、前記文書画像生成手段が得た前記原稿の読み取り結果について前記デコード手段でのデコード結果に基づく処理を実行するコード情報実行手段として機能させることを特徴とする。
上記構成の画像読取装置および画像読取プログラムによれば、二次元コードを有する原稿に対し、その二次元コードについては第一の解像度で画像読み取りを行うが、原稿については第二の解像度での画像読み取りまたは第二の解像度への解像度変換によってその読み取り結果を第二の解像度で得るようになっている。すなわち、原稿からの読み取り結果を第二の解像度(例えば低解像度)で得つつ、二次元コードのみ第一の解像度(例えば高解像度)で画像読み取りを行うといったことが実現可能となる。したがって、原稿からの画像読み取りの際の解像度に依存することなく、高密度・高精細な二次元コードを利用可能となる。
以上のように、本発明は、原稿からの画像読み取りの際の解像度に依存することなく、高密度・高精細な二次元コードを利用することが可能となる。したがって、二次元コードの高密度化・高精細化により埋め込み情報量を確保するとともに、その場合であっても二次元コードのパターン面積の増大を回避して原稿紙面上における見栄えや画質等を良好化させることができる。しかも、二次元コードからの画像読み取り以外については、高解像度対応を必要とすることがないので、原稿からの画像読み取りで得た画像データの送信速度低下や容量増大等を招いてしまうこともない。
以下、図面に基づき本発明に係る画像読取装置および画像読取プログラムについて説明する。
先ず、はじめに、画像読取装置が用いられるシステム構成例について説明する。図1は、本発明に係る画像読取装置が用いられるシステム構成例を示す説明図である。図1(a)に示すように、ここで説明する画像読取装置1は、例えば複写機能、プリント機能、FAX機能等を統合した複合機からなるもので、コンピュータ装置2およびインターネット3と接続して用いられる。すなわち、画像読取装置1では、原稿から読み取った画像データについて、印刷出力やFAX送信等の処理を行うようになっている。また、画像読取装置1は、画像読み取りや印刷出力等の処理を、コンピュータ装置2からの指示によっても行い得るようになっている。なお、画像読取装置1は、スタンドアローンで用いることが可能であるが、図1(b)に示すように、プリントサーバとしての機能を備えたサーバ装置4を含むシステムの構築にも対応し得るものとする。すなわち、複数の情報処理装置1と、プリンタ装置2と、サーバ装置4とを含み、これらがインターネット3に接続するシステムの構築にも対応し得るようになっている。
次に、以上のようなシステムにて用いられる画像読取装置1の機能構成例について説明する。図2は、本発明に係る情報処理装置における機能構成例を示すブロック図である。
図例のように、画像読取装置1では、文書読取部11と、文書スキャン条件入力部12と、スキャン条件設定部13と、二次元コードデコード部14と、文書画像生成部15と、コード情報実行部16としての機能を備えている。
文書読取部11は、読み取り対象となる原稿からの光学的な画像読み取りを行うものである。ただし、文書読取部11では、二次元コードを有する原稿を読み取り対象とし得るようになっている。「二次元コード」としては、その代表的なものとして例えば二次元バーコードが挙げられるが、これに準ずるものであっても構わない。具体的には、例えば「iTone(登録商標)」と呼ばれるもののように、階調表現としての万線スクリーンまたはドットスクリーンを構成する画素の形態(位置、形状等)を変化させることで、二次元コード化を図ったものであってもよい。すなわち、二次元コードは、リンク情報の内容をコード化した値によって、画素の位置、配置関係、幾何学的形態、あるいは複数の画素で構成するパターンを変化させるものであればよい。なお、二次元コード化の詳細については、公知技術を利用して行えばよいため、ここではその説明を省略する。また、このような二次元コードを有した原稿からの光学的な画像読み取りについても、公知技術を利用して行えばよいため、ここではその説明を省略する。
文書スキャン条件入力部12は、文書読取部11が原稿からの画像読み取りを行う際の条件(以下「文書スキャン条件」という)を入力するためのものである。「文書スキャン条件」としては、例えば、文書読取部11が読み取り対象とする原稿が、二次元コードを有したものであるか否かを特定するものが挙げられる。さらには、文書読取部11が画像読み取りを行う際の読み取り解像度を指定したり、その画像読み取りで得た画像データについての出力処理(プリント処理か、あるいはFAX処理か等)を特定するもの等も挙げられる。このような文書スキャン条件は、画像読取装置1を利用するユーザの操作によって入力されるものとする。
スキャン条件設定部13は、文書スキャン条件入力部12で入力された文書スキャン条件に従いつつ、文書読取部11が画像読み取りを行う際の動作条件の設定を行うものである。具体的には、原稿からの画像読み取りを行う際の解像度を設定するとともに、読み取り対象とする原稿が二次元コードを有したものである場合には、その二次元コードを読み取る際の解像度についても設定を行う。
二次元コードを読み取る際の解像度(以下「第一の解像度」という)は、予め設定されている二次元コードスキャン条件情報に基づいて設定することが考えられる。ただし、第一の解像度については、文書読取部11が対応し得る最高解像度とすることが望ましい。例えば、文書読取部11が対応し得る最高解像度が600dpiであれば、スキャン条件設定部13は、第一の解像度を、二次元コードスキャン条件情報に基づいて、600dpiに設定する。
一方、原稿からの画像読み取りを行う際の解像度(以下「第二の解像度」という)は、文書スキャン条件入力部12で入力された文書スキャン条件に基づいて設定することが考えられる。すなわち、第二の解像度は、ユーザ指定の解像度とする。例えば、文書読取部11が対応し得る最高解像度が600dpiであっても、スキャン条件設定部13は、ユーザ指定の解像度が200dpiであれば、第二の解像度を200dpiに設定する。なお、後述するように、文書画像生成部15が解像度変換を行う場合には、原稿からの画像読み取りを第一の解像度で行うようにすることも考えられる。
二次元コードデコード部14は、文書読取部11が第一の解像度で読み取りを行った二次元コードについての読み取り結果に対するデコードを行って、その二次元コードによって特定される情報内容を把握するものである。なお、二次元コードのデコードについては、公知技術を利用して行えばよいため、ここではその説明を省略する。
文書画像生成部15は、文書読取部11での原稿に対する読み取り結果から、第二の解像度による原稿の読み取り結果である画像データを得るものである。ただし、文書画像生成部15は、文書読取部11が第二の解像度で行った画像読み取りの結果から、第二の解像度による画像データを得るものであってもよいし、あるいは文書読取部11が第一の解像度で行った画像読み取りの結果に対し、これを第一の解像度から第二の解像度への解像度変換を行い、これにより第二の解像度による画像データを得るものであってもよい。なお、解像度変換については、公知技術を利用して行えばよいため、ここではその説明を省略する。
コード情報実行部16は、文書画像生成部15が得た画像データについて、二次元コードデコード部14でのデコード内容(情報把握結果)に基づく処理を実行するものである。すなわち、コード情報実行部16は、原稿からの読み取り結果に対して、その原稿に埋め込まれた二次元コードによって特定される処理を実行するものである。
これらの各部11〜16は、例えば、所定プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)、その所定プログラムを格納するためのROM(Read Only Memory)およびCPUのワークエリアとして用いられるRAM(Random Access Memory)等の組み合わせによって実現すればよい。すなわち、これらの各部11〜16は、画像読取装置1におけるコンピュータとしての機能が所定プログラムを実行することによって実現することが考えられる。ただし、その場合に、各部11〜16を実現する所定プログラムは、予め画像読取装置1内にインストールされておらずに、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納されて提供されるものであっても、または有線若しくは無線による通信手段を介して配信されるものであってもよい。つまり、上述した構成の画像読取装置1は、当該画像読取装置1におけるコンピュータを当該画像読取装置1として機能させる画像読取プログラムによっても実現可能である。また、画像読取プログラムは、画像読取装置1内ではなく、その画像読取装置1に接続するコンピュータ装置2内にインストールされるものであってもよい。すなわち、画像読取プログラムは、スキャナドライバと呼ばれるプログラムのように、コンピュータ装置2内にインストールされることで、そのコンピュータ装置2が画像読取装置1に対して動作指示を与え、その動作指示によって当該画像読取装置1が上述した構成の画像読取装置1として機能するものであっても構わない。
次に、以上のように構成された画像読取装置1(画像読取プログラムによって実現される場合を含む)における処理動作例について説明する。
図3は、本発明に係る画像読取装置における処理動作の手順の一例を示すフローチャートである。図例のように、画像読取装置1を用いて原稿からの画像読み取りを行う場合には、先ず、ユーザ操作により文書スキャン条件入力部12で文書スキャン条件を入力する(ステップ101、以下ステップを「S」と略す)。そして、文書スキャン条件として、読み取り対象となる原稿が二次元コードを有したものである旨が指定されると、スキャン条件設定部13は、その二次元コードを読み取る際のスキャン条件の設定を行う。さらに詳しくは、予め設定されている二次元コードスキャン条件情報に基づいて、二次元コードを読み取る際の解像度(第一の解像度)の設定を行い(S102)、その設定結果を文書読取部11に対して指示する。
スキャン条件設定部13からの指示があると、文書読取部11は、その指示された第一の解像度にてプリスキャンを行って、読み取り対象となる原稿が有する二次元コードの部分についての読み取りを行う(S103)。このとき、プリスキャンは、原稿上における二次元コードの配置フォーマットが予め特定されていれば、その配置フォーマットに従いつつ、当該二次元コードの配置部分(例えば、原稿のヘッダ部分)についてのみ行うようにして、その処理負荷の軽減を図ることが考えられる。ただし、二次元コードの配置フォーマットが不明の場合には、原稿の全域についてプリスキャンを行い、その結果から二次元コードを抽出すればよい。
文書読取部11が二次元コードの部分についてプリスキャンを行うと、続いて、二次元コードデコード部14は、そのプリスキャンによって得られた二次元コードについての読み取り結果に対するデコードを行う(S104)。これにより、二次元コードデコード部14は、その二次元コードによって特定される情報内容を把握し得るようになる。
このようなプリスキャンが終了した後は、続いて、スキャン条件設定部13が、原稿からの画像読み取りを行うためのスキャン条件の設定を行う(S105)。さらに詳しくは、原稿からの画像読み取りを行う際の解像度(第二の解像度)の設定を行い、その設定結果を文書読取部11に対して指示する。このときの条件設定は、文書スキャン条件入力部12で入力された文書スキャン条件に基づいて行えばよい。すなわち、ユーザ指定に基づいて行われることになる。ただし、二次元コードによって特定される情報内容に文書スキャン条件に関するものが含まれている場合には、その二次元コードによる情報内容に基づいて第二の解像度の設定を行うことも考えられる。
そして、スキャン条件設定部13からの指示があると、文書読取部11は、その指示された第二の解像度にて本スキャンを行って、読み取り対象となる原稿の全体(またはスキャン条件設定部13から読み取りエリアについての指定がある場合にはその指定エリア)についての読み取りを行う(S106)。さらに、文書画像生成部15は、その文書読取部11での原稿に対する読み取り結果から、第二の解像度による原稿の読み取り結果である画像データを得る(S106)。
このとき、文書画像生成部15は、上述したように、文書読取部11での第二の解像度による画像読み取りの結果から当該第二の解像度による画像データを得てもよいが、文書読取部11が第一の解像度で行った画像読み取りの結果に対し、これを第一の解像度から第二の解像度への解像度変換を行い、これにより第二の解像度による画像データを得ることも考えられる。このように、解像度変換を経て第二の解像度による画像データを得るようにした場合には、プリスキャンおよび本スキャンを、第一の解像度による一度のスキャンで済ますことができ、スキャン動作の処理負荷軽減が図れるようになる。
このようにして、文書画像生成部15が第二の解像度による画像データを得た後は、コード情報実行部16が、その画像データについて、二次元コードデコード部14でのデコード内容(情報把握結果)に基づく処理を実行するのである(S107)。
なお、文書スキャン条件入力部12で入力された文書スキャン条件にて読み取り対象の原稿が二次元コードを有していない旨が指定され、その二次元コードを読み取るためのプリスキャンやそのプリスキャンについてのデコード等が不要と判断された場合には、一般的なスキャン動作と同様の処理を行えばよい。
次に、以上のような一連の処理動作例について、具体例を挙げて説明する。図4は、読み取り対象となる原稿の具体例を示す説明図である。ここでは、二次元コードを利用して自動集計を行うことが可能なアンケート用紙を、読み取り対象としている場合を例に挙げている。さらに具体的には、図例のアンケート用紙は、FAX送信に適した200dpiで読み取られ、その読み取りで得られた画像データが二次元コードによって特定される送信先へFAX送信されることで、その記入内容が集計されるように構成されたものである。
このようなアンケート用紙に二次元コード21を埋め込む場合、従来は、そのアンケート用紙の読み取り条件に合わせて二次元コード21の埋め込みを行うことが一般的である。すなわち、200dpiでの読み取りに対応した二次元コード21を、アンケート用紙に埋め込む必要がある。したがって、図4(b)に示すように、二次元コード21を埋め込むためのアンケート用紙上におけるパターン面積が大きく必要となり、そのアンケート用紙の紙面上における見栄えが悪くなり、またこれに伴い本来のアンケート用の情報記載エリアが狭くなるおそれが生じてしまう。
これに対して、本実施形態で説明したように、アンケート用紙からの画像データの読み取りを200dpi(第二の解像度)で行う場合であっても、二次元コード21についての読み取り(プリスキャン)を文書読取部11が対応する最高解像度である600dpi(第一の解像度)で行い得るようにすれば、600dpiでの読み取りに対応した二次元コード21をアンケート用紙に埋め込めばよい。具体的には、二次元コード21が存在するアンケート用紙のヘッダ部分を600dpiでプリスキャンし、その結果から二次元コード21を探索しデコードする。このときの探索、デコードは公知技術を利用して行えばよい。次いで、アンケート用紙の全体を200dpiで本スキャンし、そのアンケート用紙から得られる文書画像データを生成し、二次元コード21によって特定される送信先へFAX送信する。ただし、アンケート用紙の全体を600dpiでスキャンし、その結果を200dpiに変換することで、文書画像データを生成するようにしても構わない。
このように、アンケート用紙からの画像データの読み取りとは異なる解像度で二次元コード21についての読み取り(プリスキャン)を行い得るようにすれば、二次元コード21を、600dpiでデコードできる高解像度タイプとすることが可能となり、同じ情報量であっても、200dpiでの読み取りに対応する場合に比べて、パターン面積を1/9程度に抑えることができる。したがって、図4(a)に示すように、アンケート用紙上に二次元コード21を埋め込む場合であっても、そのアンケート用紙の紙面上における見栄えが悪くなってしまうのを抑制することができる。さらには、本来のアンケート用の情報記載エリアについても、二次元コード21のパターン面積を抑えられることから、十分に確保し得るようになる。
以上に説明したように、本実施形態における画像読取装置および画像読取プログラムによれば、二次元コードを有する原稿に対し、その二次元コードについては第一の解像度で読み取りを行うが、原稿自体については第二の解像度での画像読み取りまたは第二の解像度への解像度変換によってその読み取り結果を第二の解像度で得るようになっている。すなわち、原稿からの読み取り結果を第二の解像度で得つつ、二次元コードのみ第一の解像度で読み取りを行うので、原稿からの画像読み取りの際の解像度に依存することなく、高密度・高精細な二次元コードを利用可能となるのである。
したがって、二次元コードの高密度化・高精細化により埋め込み情報量を確保するとともに、その場合であっても二次元コードのパターン面積の増大を回避して原稿紙面上における見栄えや画質等を良好化させることができる。しかも、二次元コードからの画像読み取り以外については、高解像度対応を必要とすることがないので、原稿からの画像読み取りで得た画像データの送信速度低下や容量増大等を招いてしまうこともない。
つまり、原稿からの画像読み取りの際の解像度に依存することなく高密度・高精細な二次元コードを利用可能とすることで、埋め込み情報量の確保と原稿紙面上における見栄えや画質等の良好化とを両立させることができるのである。
また、高密度・高精細な二次元コードを利用可能にするためには、本実施形態で説明したように、第一の解像度を高解像度、第二の解像度を低解像度とし、さらに第一の解像度については文書読取部11が対応し得る最高解像度とすることが望ましい。このようにすれば、原稿に埋め込む二次元コードの高密度化・高精細化が確実なものとなるからである。
なお、本実施形態では、本発明の好適な実施具体例について説明したが、本発明はその内容に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、第一の解像度および第二の解像度の値については、特に限定されるものではなく、本発明を適用するシステム構成に応じて適宜決定すればよい。
本発明に係る画像読取装置が用いられるシステム構成例を示す説明図である。 本発明に係る情報処理装置における機能構成例を示すブロック図である。 本発明に係る画像読取装置における処理動作の手順の一例を示すフローチャートである。 読み取り対象となる原稿の具体例を示す説明図である。
符号の説明
1…画像読取装置、2…コンピュータ装置、3…インターネット、4…サーバ装置、11…文書読取部、12…文書スキャン条件入力部、13…スキャン条件設定部、14…二次元コードデコード部、15…文書画像生成部、16…コード情報実行部、21…二次元コード

Claims (4)

  1. 二次元コードを有する原稿からの画像読み取りを行う画像読取手段と、
    前記画像読取手段に前記二次元コードの画像読み取りを第一の解像度で行わせるコード読取指示手段と、
    前記二次元コードの読み取り結果をデコードするデコード手段と、
    前記画像読取手段に前記原稿の画像読み取りを第二の解像度で行わせ、または前記画像読取手段が前記第一の解像度で行った前記原稿の読み取り結果を前記第二の解像度に変換し、前記第二の解像度による前記原稿の読み取り結果を得る文書画像生成手段と、
    前記文書画像生成手段が得た前記原稿の読み取り結果について前記デコード手段でのデコード結果に基づく処理を実行するコード情報実行手段と
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記第一の解像度は、前記第二の解像度よりも高解像度である
    ことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記第一の解像度は、前記画像読取手段が対応し得る最高解像度であり、
    前記第二の解像度は、ユーザ指定の解像度である
    ことを特徴とする請求項2記載の画像読取装置。
  4. 二次元コードを有する原稿からの画像読み取りを行う画像読取装置が有するコンピュータまたは当該画像読取装置と接続するコンピュータを、
    前記画像読取装置に前記二次元コードの画像読み取りを第一の解像度で行わせるコード読取指示手段と、
    前記二次元コードの読み取り結果をデコードするデコード手段と、
    前記画像読取装置に前記原稿の画像読み取りを第二の解像度で行わせ、または前記画像読取装置が前記第一の解像度で行った前記原稿の読み取り結果を前記第二の解像度に変換し、前記第二の解像度による前記原稿の読み取り結果を得る文書画像生成手段と、
    前記文書画像生成手段が得た前記原稿の読み取り結果について前記デコード手段でのデコード結果に基づく処理を実行するコード情報実行手段
    として機能させることを特徴とする画像読取プログラム。
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