JP2007280767A - 照明器具の反射板取付構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】専用部品を追加したり、固定ねじに専用部材を付設することなく、器具本体と反射板とを固定ねじを介して電気的に接続することができ、且つ固定ねじの緩みを防止できる照明器具の反射板取付構造を提供する。
【解決手段】反射板取付構造は、導電体で形成された器具本体1と、表面に絶縁性の被膜が形成された導電体からなり、器具本体1に取着される反射板2と、導電体で形成され反射板2を器具本体1に固定する固定ねじ3とで構成される。反射板2のねじ挿通孔2aの周縁部には固定ねじ3側に突出する突起部2bが設けてある。また固定ねじ3のねじ頭部3aには、反射板2側の面の周縁部に中心側から外周側に弧状に伸びる係合突部3bが円周方向に一定の間隔をおいて複数設けてあり、固定ねじ3の回転方向における係合突部3bの断面形状が、固定ねじ3が締まる方向に行くほど突起部2b側への突出量が徐々に小さくなるように形成してある。
【選択図】図1
【解決手段】反射板取付構造は、導電体で形成された器具本体1と、表面に絶縁性の被膜が形成された導電体からなり、器具本体1に取着される反射板2と、導電体で形成され反射板2を器具本体1に固定する固定ねじ3とで構成される。反射板2のねじ挿通孔2aの周縁部には固定ねじ3側に突出する突起部2bが設けてある。また固定ねじ3のねじ頭部3aには、反射板2側の面の周縁部に中心側から外周側に弧状に伸びる係合突部3bが円周方向に一定の間隔をおいて複数設けてあり、固定ねじ3の回転方向における係合突部3bの断面形状が、固定ねじ3が締まる方向に行くほど突起部2b側への突出量が徐々に小さくなるように形成してある。
【選択図】図1
Description
本発明は、照明器具の反射板取付構造に関するものである。
従来より、図3及び図4に示すように、つまみねじ6を用いて反射板2を器具本体1に取付ける照明器具Aがあった。この照明器具Aは、天井面などに取付けられる矩形板状の器具本体1と、表面に塗膜が形成され、器具本体1に取付けられる反射板2と、反射板2を器具本体1に固定するつまみねじ6とを備えている。器具本体1の四隅には、つまみねじ6が螺合するねじ孔1aが設けられており、反射板2には器具本体1のねじ孔1aに対応する部位に、ねじ挿通孔2aが設けられている。また図4(b)に示すように、つまみねじ6のねじ頭部6aの反射板2側の面には突起部6bが複数設けられている。そしてねじ孔1aとねじ挿通孔2aの位置が合うように反射板2を器具本体1に取付けた状態で、つまみねじ6をねじ挿通孔2aに挿通し、ねじ孔1aに螺入させて反射板2を固定する。この場合、つまみねじ6をねじ孔1aに螺入させる際に、突起部6bが反射板2の表面に接触して摺動することで表面塗膜を剥離し、ねじ挿通孔2aの周りにリング状の剥離部(図示せず)が形成される。そしてこの剥離部と突起部6bとが接触することで器具本体1と反射板2とがつまみねじ6を介して電気的に接続される。しかしこの場合、突起部6bと反射板2との接触箇所以外の塗膜も剥離してしまい、その剥離箇所から錆などが発生し、品質が低下するという問題があった。また反射板2とつまみねじ6との間に突起部6bの高さ分の隙間が生じるため、外観を損なうという問題もあった。
そこで図4(c)に示すように、ねじ頭部6aの反射板2側の面に傾斜部6dが設けられたつまみねじ6を用いる反射板取付構造が提案されている。この場合、つまみねじ6をねじ孔1aに螺入させる際に、傾斜部6dの傾斜面がねじ挿通孔2aのつまみねじ6側の端縁部に接触して摺動することでねじ挿通孔2aの端縁部の表面塗膜を剥離し、剥離部(図示せず)が形成される。そしてこの剥離部と傾斜部6dの傾斜面とが接触することで器具本体1と反射板2とがつまみねじ6を介して電気的に接続される。しかしこの場合、傾斜部6dの傾斜面はねじ挿通孔2aのつまみねじ6側の端縁部に面接触して摺動しているので、塗膜の剥離面積が小さく、電気的に十分接続されない虞れがあった。
そこで器具本体と反射板との電気的接続を確実にするために、反射板のねじ挿通孔に突起部を設けた照明器具が提案されている(例えば特許文献1参照)。この照明器具は、反射板のねじ挿通孔の周縁部につまみねじ側に突出する突起部が形成され、この突起部の先端部には複数の凹部と凸部を有する凹凸部が設けられている。この場合、つまみねじを器具本体のねじ孔に螺入させる際に、突起部に設けた凹凸部がつまみねじのねじ頭部の反射板側の面に点接触して摺動することで、凸部の表面塗膜を剥離し、剥離部(図示せず)が形成される。そしてこの剥離部とつまみねじの頭部とが接触することで器具本体と反射板とがつまみねじを介して電気的に接続される。
特開2002−298634号公報(第3頁−第4頁、及び、第1図−第5図)
上述の特許文献1に示した照明器具では、凹凸部が断面三角形状に形成されており、この凹凸部の凸部がねじ頭部の反射板側の面に点接触して摺動するので、塗膜の剥離面積が小さく、電気的に十分接続されない虞れがあった。また上述の図4(c)に示した反射板取付構造では、傾斜部6dの傾斜面がねじ挿通孔2aのつまみねじ6側の端縁部に面接触しており、突起のように係止する箇所がないのでつまみねじ6が緩みやすいという問題があった。さらに上述の特許文献1及び図4(b)に示した反射板取付構造では、つまみねじと反射板の表面又はつまみねじと凹凸部の凸部とが点接触しているので、図4(c)に示した反射板取付構造に比べ、つまみねじの緩みは若干改善されたが、緩み止めの効果は十分ではなかった。
また器具本体と反射板とを電気的に接続し、且つ、つまみねじの緩みを防止するために、専用部品を追加したり、つまみねじに専用部材を付設する方法もある。しかしこの場合、使用材料や組立工数が増加したり、つまみねじの製造性が悪いという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、専用部品を追加したり、固定ねじに専用部材を付設することなく、器具本体と反射板とを固定ねじを介して電気的に接続することができ、且つ固定ねじの緩みを防止することができる照明器具の反射板取付構造を提供することにある。
請求項1の発明は、導電体で形成された器具本体と、表面に絶縁性の被膜が形成された導電体からなり、器具本体に取付けられる反射板と、導電体で形成され反射板に設けたねじ挿通孔に挿通されて器具本体に螺着される固定ねじとで構成され、ねじ挿通孔の周縁部に固定ねじ側に突出する突起部を設けるとともに、固定ねじの頭部であって反射板と対向する面に中心側から外周側に伸びる係合突部を設け、固定ねじの回転方向における係合突部の断面形状を、固定ねじが締まる方向に行くほど突起部側への突出量が徐々に小さくなるような鋸歯形状に形成したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、反射板に設けたねじ挿通孔の周縁部に固定ねじ側に突出する突起部を設け、固定ねじのねじ頭部であって反射板側の面に中心側から外周側に伸びる係合突部を設けているので、固定ねじを器具本体のねじ孔に螺入させる際に、係合突部が突起部に線接触して摺動することで突起部の表面に形成された絶縁性の被膜を確実に剥離し、固定ねじを介して器具本体と反射板とを確実に電気的に接続することができるという効果がある。また固定ねじの回転方向における係合突部の断面形状を、固定ねじが締まる方向に行くほど反射板の突起部側への突出量が徐々に小さくなるような鋸歯形状に形成しているので、固定ねじが緩む方向の回転に対して係合突部が突起部の先端部に係止され、固定ねじの緩みを防止することができるという効果がある。
さらに器具本体と反射板とを電気的に接続し、且つ固定ねじの緩みを防止するために、専用部品を追加したり、固定ねじに専用部材を付設していないので、固定ねじの外観及び取付方法を変更することなく高品質の照明器具を提供することができるという効果がある。また専用部品を追加したり、固定ねじに専用部材を付設していないので、使用材料や組立工数を削減することができ、且つ固定ねじの製造性を向上させることができるという効果もある。
以下に本発明の実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。尚、本発明に係る反射板取付構造を適用する照明器具は、固定ねじ及びねじ挿通孔の形状が異なる点を除いては背景技術で説明した図3の照明器具と略同様である。
まず照明器具Aについて図1及び図3に基づいて説明する。照明器具Aは導電体により略平板状に形成され、天井面などに取付けられる器具本体1を備えている。器具本体1の下面の四隅には後述する固定ねじ3が螺合するねじ孔1aが設けられている。また器具本体1の下面には図示しない蛍光灯を装着するためのソケット5が配設されるとともに、両端部に安定器4が対向して設けられている。
次に反射板2について図1及び図3に基づいて説明する。反射板2は表面に絶縁性の被膜(例えば、塗膜など)が形成された導電体からなり、器具本体1を覆うような形状に形成されている。また反射板2は下面に開口した蛍光灯収納凹部を備え、この蛍光灯収納凹部の底(天井部をなす)にはソケット5が挿通される挿通孔7が設けられている。さらに反射板2の四隅にはねじ孔1aに対応する部位に固定ねじ3が挿通されるねじ挿通孔2aが設けられており、ねじ挿通孔2aの周縁部には、図1に示すように固定ねじ3側の面から略垂直に突出し、先端に行くほど径が小さくなるような円筒状の突出部2bが形成されている。
さらに固定ねじ3について図1及び図2に基づいて説明する。固定ねじ3は導電体で形成され、円板状のねじ頭部3aと、反射板2のねじ挿通孔2aに挿通され器具本体1のねじ孔1aに螺合するねじ部3cとを備えている。ねじ頭部3aであって反射板2側の面の周縁部には、中心側から外周側に弧状に伸びる係合突部3bが円周方向に一定の間隔をおいて複数設けられており、固定ねじ3の回転方向における係合突部3bの断面形状は、図3(d)に示すように、固定ねじ3が締まる方向(矢印Cの方向)に行くほど突起部2b側への突出量が徐々に小さくなるような鋸歯形状に形成されている。
ここで固定ねじ3を用いて反射板2を器具本体1に取付ける方法を図1及び図3に基づいて説明する。まず器具本体1のねじ孔1aと反射板2のねじ挿通孔2aの位置が合うように反射板2を器具本体1に取付ける。次に固定ねじ3のねじ部3cをねじ挿通孔2aに挿通させ、ねじ孔1aに螺合させると、反射板2が器具本体1に螺設される。この時、係合突部3bが突起部2bに線接触して摺動することで、突起部2bの先端部の表面塗膜が剥離され、この剥離部と係合突部3bとが接触し、固定ねじ3を介して器具本体1と反射板2とが電気的に接続される。また、係合突部3bの断面形状が、固定ねじ3が締まる方向に行くほど突起部2b側への突出量が徐々に小さくなるような鋸歯形状に形成されているので、固定ねじ3が緩む方向の回転に対して係合突部3bが突起部2bの先端部に係止され、固定ねじ3の緩みが防止される。尚、器具本体1から反射板2を取り外す場合は、固定ねじ3を取り外すだけで簡単に取り外すことができる。
また本実施形態では、器具本体1と反射板2とを電気的に接続し、且つ固定ねじ3の緩みを防止するために、専用部品を追加したり、固定ねじ3に専用部材を付設していないので、固定ねじ3の外観及び取付方法を変更することなく高品質の照明器具を提供することができる。さらに専用部品を追加したり、固定ねじ3に専用部材を付設していないので、使用材料や組立工数を削減することができ、且つ固定ねじ3の製造性を向上させることができる。
尚、本実施形態では、ねじ頭部3aであって反射板2側の面の周縁部に係合突部3bを設けているが、ねじ部3cを除く面全体に放射状に設けてもよい。また係合突部3bの形状についても本実施形態に限定されるものではない。
1 器具本体
2 反射板
2a ねじ挿通孔
2b 突起部
3 固定ねじ
3a ねじ頭部
3b 係合突部
2 反射板
2a ねじ挿通孔
2b 突起部
3 固定ねじ
3a ねじ頭部
3b 係合突部
Claims (1)
- 導電体で形成された器具本体と、表面に絶縁性の被膜が形成された導電体からなり、前記器具本体に取付けられる反射板と、導電体で形成され前記反射板に設けたねじ挿通孔に挿通されて前記器具本体に螺着される固定ねじとで構成され、前記ねじ挿通孔の周縁部に前記固定ねじ側に突出する突起部を設けるとともに、前記固定ねじの頭部であって前記反射板と対向する面に中心側から外周側に伸びる係合突部を設け、前記固定ねじの回転方向における前記係合突部の断面形状を、前記固定ねじが締まる方向に行くほど前記突起部側への突出量が徐々に小さくなるような鋸歯形状に形成したことを特徴とする照明器具の反射板取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006105597A JP2007280767A (ja) | 2006-04-06 | 2006-04-06 | 照明器具の反射板取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006105597A JP2007280767A (ja) | 2006-04-06 | 2006-04-06 | 照明器具の反射板取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007280767A true JP2007280767A (ja) | 2007-10-25 |
Family
ID=38681998
Family Applications (1)
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JP2006105597A Withdrawn JP2007280767A (ja) | 2006-04-06 | 2006-04-06 | 照明器具の反射板取付構造 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2007280767A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019029124A (ja) * | 2017-07-27 | 2019-02-21 | 三菱電機株式会社 | 照明具及び照明装置 |
-
2006
- 2006-04-06 JP JP2006105597A patent/JP2007280767A/ja not_active Withdrawn
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