JP2007279217A - 光クロージャ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の光クロージャ1は、ドロップケーブル5の余長52を巻いた状態で保持する余長保持部7を内蔵している。これにより、ドロップケーブル5の余長52を内部に巻いた状態に湾曲処理したまま、内部に収納できる。
【選択図】図4
Description
ドロップケーブルの余長は、ループ状に巻くなどして、光クロージャの外側に確保することが一般的である。これは、従来構造の光クロージャの内部に、ドロップケーブルの余長収納のための構造が無いということによる。ループ状に巻いた余長は、バインド作業により、ループ状に巻いた状態が保たれるように固定する。
請求項1に係る発明は、光ファイバケーブルからドロップケーブルを分岐する分岐箇所に設けられる光クロージャであって、クロージャスリーブの内部に、ドロップケーブルの余長を巻いた状態で保持する余長保持部が設けられていることを特徴とする光クロージャを提供する。
請求項2に係る発明は、前記余長保持部が、ドロップケーブルの余長を巻き付ける巻き付け用湾曲面を有するマンドレルであることを特徴とする請求項1記載の光クロージャである。
請求項3に係る発明は、前記余長保持部が、環状配置された1又は複数の受け片によって、巻いた状態の前記余長を取り囲むようにして収容する余長収容部材であることを特徴とする請求項1記載の光クロージャである。
請求項4に係る発明は、前記余長保持部が、前記クロージャスリーブの軸方向両端部に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光クロージャである。
請求項5に係る発明は、前記クロージャスリーブ内に、前記光ファイバケーブル側の光ファイバと前記ドロップケーブルとの接続部を保持する接続部保持部品が設けられ、前記クロージャスリーブの軸方向両端部の一方又は両方に設けられているドロップケーブル導入孔と、前記接続部保持部品との間に、前記余長保持部が配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の光クロージャである。
請求項6に係る発明は、前記接続部保持部品が、前記光ファイバケーブル側の光ファイバと前記ドロップケーブルとのコネクタ接続用の光コネクタアダプタであり、該光コネクタアダプタの片側に、前記光ファイバケーブル側の光ファイバの先端に取り付けられた光コネクタが接続されていることを特徴とする請求項5記載の光クロージャである。
請求項7に係る発明は、前記クロージャスリーブ内に、光ファイバケーブル側の光ファイバが引き込まれるモジュールケースの対向する両側の側壁部に前記光コネクタアダプタが実装されてなる光コネクタモジュールが収納され、各光コネクタアダプタに、光ファイバケーブル側の光ファイバの先端に取り付けられた光コネクタがモジュールケースの内側から接続されていることを特徴とする請求項6記載の光クロージャである。
請求項8に係る発明は、さらに、前記クロージャスリーブ内に、光ファイバケーブル側の光ファイバの余長を収納する余長収納ケースが設けられ、この余長収納ケースの上に、前記接続部保持部品と前記余長保持部とが設置されていることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の光クロージャである。
また、クロージャスリーブ内に収納される余長保持部に、ドロップケーブルを巻いた状態に保持できる構成であれば、従来のように、クロージャスリーブの外側にて、ループ状に巻いたドロップケーブルの余長をバインド作業によって固定することに比べて、ドロップケーブルの余長処理の作業性を向上できるといった利点もある。
まず、本発明に係る光クロージャ1の概略構成を、図1等を参照して説明する。
また、クロージャスリーブ2の軸方向両端部(図1左右の端部)には、光ファイバケーブル4を通すためのケーブル導入孔22aと、ドロップケーブル5を通すためのドロップケーブル導入孔22bとが設けられている。
ドロップケーブル5は、例えば、光ファイバ素線等の光ファイバを該光ファイバと並列に配置した抗張力線(抗張力繊維等)とともに、樹脂被覆中に埋設固定して一体化したものであり、1心あるは数心程度の、少心の細い光ファイバケーブルである。また、このドロップケーブル5は、手で湾曲変形させることができる程度の柔軟性を有する。
光ファイバケーブル4は、ドロップケーブル5よりも心数が多く、かつ、ドロップケーブル5よりも太いものである。
図2、図3(a)、(b)に例示した余長保持部7(余長収容部材)は、ループ状に巻いたドロップケーブル5の余長52が、ドロップケーブル5自体の剛性で巻き径を拡げるように変形する力を受け片71あるいは環状リブ73で受けて、ドロップケーブル5の余長52の巻きが拡がることを抑える。但し、図2、図3(a)、(b)に例示した余長保持部7でも、光特性に影響が無いように、ドロップケーブル5の余長52の湾曲半径を保つために、余長52の内側に配置される湾曲維持部75を設けることが好ましい。
ループ状の余長の露出を解消できるので、美観が向上するといった利点もある。
また、光クロージャの外側に確保した余長に、強風等による飛来物が引っ掛かるといった不都合も回避できる。
これに対して、本発明に係る光クロージャ1では、導入したドロップケーブル5の余長を、余長保持部7への巻き付けあるいは収納によって簡単に湾曲処理できる。しかも、余長保持部7は、クロージャスリーブ2内に収納されるものであるため、ドロップケーブル5の余長52の余長処理部材7への巻き付け作業のために、高所作業用のバケットを移動させるといった手間を無くすことができる、といった利点がある。
さらに、従来のバインド処理に比べて、ドロップケーブル5の余長52の湾曲処理作業が簡単であり、ドロップケーブル5に無用な弛みを残しにくいといった利点もある。
これにより、ドロップケーブル5の余長52の巻いた状態を安定維持でき、ドロップケーブル5の弛み吸収の作業性が良好になる、余長吸収後にドロップケーブル5に無用な弛みが生じにくい、といった利点がある。
図4は、本発明に係る光クロージャ1を示す分解斜視図、図5(a)、(b)は前記光クロージャ1のクロージャスリーブ2の端面板を示す図、図6は前記光クロージャ1の内部ユニット3(後述)を示す正面図、図7は前記内部ユニット3を示す平面図である。
なお、以下、図4、図5、図6において上側を「上」、下側を「下」として説明する。
ここで説明する光クロージャ1は、架空布設される光ファイバケーブル4(主ケーブル。第1の光ファイバケーブル)からドロップケーブル5(第2の光ファイバケーブル)を分岐する分岐用の光クロージャである。
この内部ユニット3は、連結棒31と、該連結棒31の長手方向両端に取り付けられたケーブル固定具32(主ケーブル固定具)及びドロップケーブル固定具33(ケーブル固定具)と、前記連結棒31上に取り付けて設置されたケース積層体34とを具備して構成されている。
内部ユニット3のケーブル固定具32は、ケーブル導入孔22aから導入された光ファイバケーブル4を把持固定するものである。
ドロップケーブル固定具33は、ドロップケーブル導入孔22bから導入されたドロップケーブル5を把持固定するものである。
連結棒31は、長手方向両端のケーブル固定具32間を連結するとともに、該連結棒31に固定された各ドロップケーブル固定具33にドロップケーブル5から作用する引っ張り力等の外力を負担する。
但し、内部ユニット3の両端のケーブル固定具32は、クロージャスリーブ2に引き通された光ファイバケーブル4の把持固定に限定されず、クロージャスリーブ2の軸方向両端のケーブル導入孔22aからそれぞれ個別に引き込まれた光ファイバケーブル4の個別の把持固定、に利用可能であることも言うまでも無い。
ケース積層体34は、連結棒31上に取り付けられた余長収納ケース36と、この余長収納ケース36上に積層された光コネクタモジュール37とで構成されている。
光コネクタモジュール37は、光ファイバケーブル4側の光ファイバ(ここでは、具体的には図9のコネクタ付き光ファイバ42)と、ドロップケーブル5の光ファイバとをコネクタ接続するための光コネクタアダプタ371を、薄形ケースであるモジュールケース372(筐体)に実装したものである。
ここで、「コネクタ接続可能に成端」の語(以下、コネクタ成端、とも言う)は、光ファイバの先端に光コネクタ(光コネクタプラグ)を取り付けた状態にすることを意味する。但し、本明細書では、光ファイバの一端に、予め光コネクタ(光コネクタプラグ)が取り付けられているコネクタ付き光ファイバ42を、融着接続等によって接続することも含むものとする。
前記光コネクタ6は、本発明に係る第2光コネクタとして機能する。
図9において、光ファイバケーブル4のケーブル外皮から露出させた光ファイバ41は、余長収納ケース36に引き込まれ、一端に光コネクタ43が取り付けられているコネクタ付き光ファイバ42の他端と融着接続されている。余長収納ケース36には、光ファイバ41、42同士の融着接続部44(接続部)と、光ファイバ41、42の余長41a、42aとが収納される。
コネクタ付き光ファイバ42の一端側は、光コネクタモジュール37のモジュールケース372に引き込まれる。コネクタ付き光ファイバ42の光コネクタ43は、モジュールケース372内側から、光コネクタモジュール37の光コネクタアダプタ371に接続される。
コネクタ付き光ファイバ42は、多心光ファイバテープ心線である多心光ファイバ部421と、この多心光ファイバ部421の片端に設けられた分岐部422から分岐された複数本(図10では4本)の分岐光ファイバ部423とを具備する分岐接続用の光ファイバである(以下、このコネクタ付き光ファイバ42を、分岐接続用光ファイバとも言う)。この分岐接続用光ファイバ42の各分岐光ファイバ部423の分岐部422から延びる先端は、それぞれ、光コネクタ43によってコネクタ接続可能に成端されている。
分岐光ファイバ部423は、多心光ファイバ部421を分割したものである。複数本の分岐光ファイバ部423の合計心数は多心光ファイバ部421の心数と同じである。
なお、図10中仮想線で示すように、分岐接続用光ファイバ42の多心光ファイバ部421には、補強チューブ424を被せておくことが好ましい。補強チューブ424は、図12(b)、図13(a)にも、図示している。
図10に例示した分岐接続用光ファイバ42は、4心の多心光ファイバ部421と、単心光ファイバ心線である4本の分岐光ファイバ部423とを備えている。但し、多心光ファイバ部421の心数、及び、分岐光ファイバ部423の本数は、適宜、決めることができることは言うまでも無い。
分岐光ファイバ部423先端に取り付けられる光コネクタ43は、単心用の光コネクタプラグであり、例えば、JIS C 5973に制定されるSC形光コネクタ(SC:Single fiber Coupling optical fiber connector)や、JIS C 5983に制定されるMU形光コネクタ(MU:Miniature-Unit coupling optical fiber connector)等を採用できる。
図4〜図7に示すように、図示例のケース積層体34の余長収納ケース36は、細長形状の薄形容器であり、長手方向を連結棒31の長手方向に揃えて連結棒31上に設けられる。図示例の光クロージャ1では、連結棒31上に複数(図示例では2つ)の余長収納ケース36を積層状態に設けている。但し、連結棒31上に設置する余長収納ケース36の数は、1つでも良い。
余長収納ケース36の側壁部には、光ファイバケーブル4の光ファイバ41を引き込むための光ファイバ挿通口36aが設けられている。
図11において、積層された複数の余長収納ケース36は、隣り合う余長収納ケース36の間が、ヒンジ38によって連結されており、余長収納ケース36のヒンジ38を中心とする回転で、隣り合う余長収納ケース36の間を開閉できる。隣り合う余長収納ケース36の間を開放することで(図11中、仮想線参照)、所望の余長収納ケース36の作業面361を開放でき、余長収納ケース36内への光ファイバ等の収納、余長収納ケース36からの光ファイバ等の取り出し、といった作業を行える。余長収納ケース36を積層状態に戻せば、隣り合う余長収納ケース36の間が閉じ合わされて、光ファイバ等を内部に収納した状態を維持できる。また、積層の最上段の余長収納ケース36(積層された複数の余長収納ケース36の内、連結棒31から最も遠い位置にあるもの)については、閉塞用の蓋板362を取り付けてある。この蓋板362は、余長収納ケース36を開閉可能であることが好ましい。
但し、ケース積層体34の余長収納ケース36は、光ファイバケーブル4の光ファイバ41及びコネクタ付き光ファイバ42の余長や、光ファイバ41、42同士の融着接続部44を収納した後、例えば、図4に示すように、固定具363を用いて連結棒31に固定することが好ましい。図4に例示した固定具363は、ケース積層体34の複数の余長収納ケース36を内側に収納する概略門形の枠体であり、締結部品(図示略)によって連結棒31に固定されることで、ケース積層体34の複数の余長収納ケース36を連結棒31に一括固定する。締結部品による連結棒31に対する固定を解除すれば、各余長収納ケース36の開閉(例えば、前述のヒンジ38を中心とする回転による開閉)が可能となる。
また、余長収納ケース36としては、トレー状に限定されない。例えば、開閉可能な蓋板を有する余長収納ケース36のみを複数積層することも可能である。
図12(a)、(b)、図13(a)、(b)等に示すように、光コネクタモジュール37は、具体的には、薄形ケースであるモジュールケース372の対向する一対の側壁部373a、373bに、それぞれ光コネクタアダプタ371を複数実装した構成である。
この光コネクタモジュール37は、全体として、外観薄板状に形成されており、ケース積層体34の最上段の余長収納ケース36上に積層されている。この光コネクタモジュール37は、余長収納ケース36上に積み重ねるようにして、複数設けることができる。図4〜図6、図11に示した例では、最上段の余長収納ケース36上に、2つの光コネクタモジュール37を積み重ねるようにして積層した構成を例示している。
なお、このモジュールケース372において、光コネクタアダプタ371が実装されている一対の側壁部373a、373bは、ケース本体374の底板374cの外周部に立設されている外周壁374bの一部である。図示例のモジュールケース372は、外観長方形(正方形を含む)板状の薄形ケースであり、ケース本体374に長方形枠状に形成された外周壁374bの4辺の壁部の内、モジュールケース372の内部空間Sを介して丁度対面する一組の壁部が、光コネクタアダプタ371が実装されている一対の側壁部373a、373bとして機能する。
モジュールケース372には、コネクタ付き光ファイバ42の内、光コネクタ43から延びるピグテイル部分(具体的には、分岐接続用光ファイバ42の多心光ファイバ部421)を、該モジュールケース372の外に引き出すための光ファイバ挿通窓376(図9参照)が開口されている。
この光ファイバ挿通窓376は、具体的には、光コネクタモジュール37のモジュールケース372の底板374cと、光コネクタモジュール37の蓋板375とに形成されている。モジュールケース372の底板374cの光ファイバ挿通窓376(区別のため、376aを付す)と、蓋板375の光ファイバ挿通窓376(区別のため、符号376bを付す)とは、光コネクタモジュール37の内部空間Sを介して丁度対応する位置で、底板374cと蓋板375とに開口されている。
図11に示す図示例のケース積層体34では、固定具377として、最上段の光コネクタモジュール37上から、余長収納ケース36上の全ての光コネクタモジュール37に貫通させて、最上段の余長収納ケース36の蓋板362に取り付けられたナット367にねじ込まれる締結ボルトを採用している(以下、この固定具を、締結ボルトとも言う)。
なお、図示例のケース積層体34では、ナット367は、蓋体362の内面側(余長収納ケース36の内部空間に臨む側)に取り付けられており、締結ボルト377は、蓋体362に形成されているボルト孔に貫通させてナット367にねじ込まれるようになっている。
なお、この固定具としては、余長収納ケース36及び光コネクタモジュール37の連結棒31に対する固定を解除できるものを採用することが好ましい。
図11に示すように、光コネクタモジュール37のみならず、トレー状の各余長収納ケース36の底板364にも、光ファイバ挿通窓365が開口されている。また、最上段の余長収納ケース36に装着される蓋板362にも、底板364の光ファイバ挿通窓365に対応する位置に、光ファイバ挿通窓366が開口されている。余長収納ケース36の光ファイバ挿通窓365、366も、コネクタ付き光ファイバ42を通すことができるものである。
図示例のケース積層体34は、該ケース積層体34の全ての余長収納ケース36の光ファイバ挿通窓365、366と、全ての光コネクタモジュール37の底板374c及び蓋板375に形成された光ファイバ挿通窓376とによって、ケース積層体34を構成する全てのケース(余長収納ケース36及び光コネクタモジュール37)に連通する渡り配線空間341を、内部に具備している。この渡り配線空間341は、ケース積層体34の上下方向(図11上下方向)に延在している。
したがって、このケース積層体34では、光コネクタモジュール37と余長収納ケース36との間にわたって配線される渡り配線(光ファイバ)が、該ケース積層体34の内部に収納され、ケース積層体34の外に配線されることが無い。このため、ケース積層体34の外に、渡り配線の配線スペースを確保したり、渡り配線を振動しないように固定する固定具等を設ける必要が無く、クロージャスリーブ2内の空間を有効利用できる。結局、光コネクタモジュール37と余長収納ケース36との間の渡り配線(光ファイバ)の引き回しを、ケース積層体34の外に配線する場合に比べて簡単に行える。クロージャスリーブ2を小型化できる、といった利点もある。
ケース積層体34の最上段の余長収納ケース36の上には、ドロップケーブル5の余長52を湾曲処理して吸収するための余長保持部7が設けられている。
図4、図6、図7等に例示した余長保持部7は、リング状に形成されたマンドレルであり、ドロップケーブル5の余長52を外周面に巻き付けて湾曲処理するものである。この余長保持部7(マンドレル)の外周面は、ドロップケーブル5の余長52を巻き付けて、湾曲処理するための巻き付け用湾曲面74として機能する。
細長形状の余長収納ケース36(最上段の余長収納ケース)上には、光コネクタモジュール37と一対の余長保持部7とが、光コネクタモジュール37の両側に余長保持部7が配置されるようにして、該余長収納ケース36の長手方向に沿って配列して設けられている。つまり、一対の余長保持部7は、最上段の余長収納ケース36の長手方向において、余長収納ケース36の長手方向中央部に設置された光コネクタモジュール37の両側となるように配置される。
また、余長保持部7は、余長収納ケース36(蓋板362を含む)とは別体のもの採用し、ねじ等の固定部材を用いて最上段の余長収納ケース36上に固定しても良い。
従来、架空設置された光クロージャに導入したドロップケーブルの余長は、リング状に巻くなどして、光クロージャの外側に確保することが一般的である。このため、光ファイバ同士の融着接続等の光クロージャの内部についての作業の他に、光クロージャの外側でのドロップケーブルの余長処理作業が発生し、これらの作業を、足場の悪い高所作業で行わねばならない。高所作業用のバケットの移動が必要になる場合もあり、作業に手間が掛かる。
これに対して、本発明に係る光クロージャ1では、導入したドロップケーブル5の余長を、余長保持部7への巻き付けによって簡単に湾曲処理できる。しかも、余長保持部7は、クロージャスリーブ2内に収納される内部ユニット3の一部であるため、ドロップケーブル5の余長の余長保持部7への巻き付け作業のために、高所作業用のバケットを移動させるといった手間を無くすことができる、といった利点がある。
余長保持部7を連結棒31に直接又は間接的に取り付ける設置形態では、余長保持部7は、ケース積層体34の一部では無いが、クロージャスリーブ2内に収納される内部ユニット3の一部であり、クロージャスリーブ2を組み立てたときにクロージャスリーブ2の内部に収納される。
図4、図6、図7において、符号313は、ドロップケーブル5用の集合保持部品である。この集合保持部品313は、クロージャスリーブ2の軸方向両端部から引き込まれる複数本のドロップケーブル5を集合保持するリング状に形成されている。
図示例の光クロージャ1において、集合保持部品313は、ドロップケーブル固定具33と余長保持部7との間に配置されており、複数本のドロップケーブル5を集合保持して、クロージャスリーブ2内におけるドロップケーブル5の引き回し用スペースを縮小する役割を果たす。
図示例の光クロージャ1では、集合保持部品313は、連結棒31に取り付けているが、例えば、端面板22あるいはドロップケーブル固定具33から突設した取付台に取り付ける、といった設置形態を採用することも可能である。
ドロップケーブル5の先端をコネクタ接続可能に成端する光コネクタ6としては、現場(光クロージャ1の設置場所あるいはその付近)で、ドロップケーブル5の先端に簡単に取り付けることができるものを採用することが好ましい。
図14(a)〜(c)は、光コネクタ6の一例を示す。
図14(a)に示すように、光コネクタ6は、光コネクタ本体61と、ドロップケーブル5の先端部を把持固定し、前記光コネクタ本体61に組み付けられる引き留め部材62(構造の詳細は図15参照)とを具備して構成されている。
内蔵光ファイバ67の先端は、フェルール63先端の、突き合わせ接続用の接合端面631に露出されている。また、内蔵光ファイバ67の後端(先端とは逆の端部)は、フェルール63の後端(接合端面631とは反対側)から突出されて、フェルール63の後端側に組み立てられているクランプ部64の二つ割り構造の素子641、642の間に挿入されている。
この調心溝643は、フェルール63の後端から、クランプ部64の後端(クランプ部64においてフェルール63とは逆の側の端部)に向かって、クランプ部64の前後方向(図14(a)、(b)左右)の中央部まで延在形成されている。
なお、図示例の光コネクタ6では、調心溝643は、一対の素子641、642の内、フェルール63に固定されているベース側素子641の合わせ面643aに形成されている。
クランプ部64では、別途、クランプ部64の後端側(フェルール63とは逆側)から素子641、642間に挿入される、ドロップケーブル5の光ファイバ51(詳細には、光ファイバ素線である光ファイバ51の先端に露出させた裸光ファイバ51a)と、内蔵光ファイバ67とが、調心溝643にて精密に位置決め調心されて突き合わせ接続される。
被覆部収納溝644は、調心溝643の、フェルール63側とは逆側の端部から、クランプ部64の後端側に延びている。また、この被覆部収納溝644は、裸光ファイバ67、51aよりも太い、被覆付きの光ファイバ51を収納するために、調心溝643を拡張した形状になっている。クランプ部64の後端部には、被覆部収納溝644にドロップケーブル5の光ファイバ51を挿入するための、被覆部収納溝644の開口部645が開口されている。この開口部645は、光ファイバ51の挿入を容易にするために、テーパ状に形成されている。
一対の素子641、642は、合わせ面641a、642a同士を合わせると、ロッド状となる。
このばね646はスリーブ状であり、しかも、該ばね646の軸方向全長にわたって延在するスリット状の開口部647を有する断面コ字形あるいはC形(図示例(図14(c)参照)では断面コ字形)に形成されている。バネ646の開口部647は、素子部640の一対の素子641、642の閉じ合わせ境界640aに位置合わせされている。ばね646は、開口部647を介して両側の部分が、素子部640に、一対の素子641,642を互いに押し付けるクランプ力を付与するように機能する。
なお、図14(c)では、一対の素子641、642を閉じ合わせたときに断面角形のロッド状となる素子部640を例示したが、素子部640としてはこれに限定されず、例えば、一対の素子641、642を閉じ合わせたときに断面円形、楕円形になるものであっても良い。
図示例の光コネクタ6では、介挿部材648は、一対の素子641、642間に割り込ませてある(図14(c)以外の図では、介挿部材648の図示を省略してある)。この介挿部材648は、ばね646の開口部647からばね646の外側に突出されている。
但し、楔状等、先端が尖った形状の介挿部材648については、ばね646の開口部645から一対の素子641、642の間に挿脱することで、素子641、642間の開閉操作に用いることができる。
ばね646の開口部647に露出する素子部640の側面には、一対の素子641、642の間に介挿部材648を割り込ませるための窪みである介挿部材挿入口649が開口されている。この介挿部材挿入口649の形成位置は、丁度、一対の素子641、642の閉じ合わせ境界640aに対応している。図14(c)に例示した介挿部材挿入口649は、両側の素子641、642にそれぞれ形成した窪みによって構成されているが、片側の素子に形成した窪みのみからなるものであっても良い。
フェルール63側のピース642aは調心溝643によって位置決めされた光ファイバを、ばね646の弾性によって、ベース側素子641との間にクランプする機能を果たすものである。ピース642bは、被覆部収納溝644によって位置決めされた光ファイバ51(被覆部)を、ばね646の弾性によって、ベース側素子641との間にクランプする機能を果たすものである。クランプ部64の前後方向において、フェルール63側のピース642aは調心溝643に対応する領域に設けられ、ピース642bは被覆部収納溝644に対応する領域に設けられている。
ばね646において、スリット646aは、開口部647から両側に切り込んだ形状に形成されている。但し、前記スリット646aは、ばね646において、ばね646の内側に収納された素子部640を介して開口部647と対向する部分(背部646b)には切り込まれない。背部646bは、2つのクランプばね部646A、646Bを連結する連結部として機能する。
図15に示すように、引き留め部材62は、ドロップケーブル5が嵌め込まれるケーブル嵌合溝621が形成されている引き留め部材本体622と、この引き留め部材本体622に重ね合わされるようにして装着される蓋板623とを具備している。
ケーブル嵌合溝621は、引き留め部材本体622において蓋板623が重ね合わされる上面624から窪んだ形状に形成されている。蓋板623は、引き留め部材本体62に装着して固定されることで、引き留め部材本体622の上面624におけるケーブル嵌合溝621の開口部を塞ぎ、ケーブル嵌合溝621に嵌め込まれたドロップケーブル5のケーブル嵌合溝621から浮き上がりによる離脱を防ぐ。
引き留め部材62は、光コネクタ本体61の後端部(フェルール63とは反対の側)に設けられた枠状の引き留め部材受け部661内に押し込んで、光コネクタ本体61に組み付ける。ドロップケーブル5の先端に口出しした光ファイバ51及び該光ファイバ51先端に露出させた裸光ファイバ51aの、光コネクタ本体61のクランプ部付きフェルール65のクランプ部64への挿入は、光コネクタ本体61後端部の引き留め部材受け部661への引き留め部材62の押し込みによって実現される(詳細は後述する)。
引き留め部材受け部661には、押し込まれた引き留め部材62を保持して組み付け状態を維持するために、例えば、引き留め部材62に係合する弾性爪などといった、保持手段を設けておくことが好ましい。
前記前端壁625には、ケーブル嵌合溝621に嵌め込まれるドロップケーブル5の先端に口出しされた光ファイバ51(ここでは光ファイバ素線)を通すためのスリット状の光ファイバ挿通溝627が形成されている。光ファイバ挿通溝627は、ケーブル嵌合溝621に連通されている。また光ファイバ挿通溝627は、ケーブル嵌合溝621に比べて、かなり狭く形成されている。前端壁625は、ケーブル嵌合溝621に嵌め込まれるドロップケーブル5の被覆部53先端が引き留め部材本体622から突き出すことを規制するストッパ壁としての機能、及び、ケーブル嵌合溝621に対するドロップケーブル5の嵌め込み位置の目安としての機能、を果たす。
蓋板623と引き留め部材本体622との固定構造は、例えば、蓋板623及び引き留め部材本体622の一方又は両方に形成した係合爪による係合等が適している。
ドロップケーブル5の先端(被覆部53)は、前述したように、ケーブル嵌合溝621に嵌め込んで固定する。また、ドロップケーブル5先端に口出ししておいた光ファイバ51は、引き留め部材本体622の前端壁625の光ファイバ挿通溝627に通して、引き留め部材本体622の前側に突出させておく。
なお、光ファイバ51の先端には、裸光ファイバ51aを露出させておく。
このとき、引き留め部材62の、光コネクタ本体61後端部の引き留め部材受け部661への押し込みによって、引き留め部材62から突出されている光ファイバ51を、クランプ部付きフェルール65の素子部640後端に開口する被覆部収納溝644の開口部645から、被覆部収納溝644に挿入する。また、この押し込みにより、光ファイバ51先端の裸光ファイバ51aを、被覆部収納溝644から、該被覆部収納溝644に連通されている調心溝643に挿入し、調心溝643にて、フェルール63側の内蔵光ファイバ67と突き合わせ接続させる。
引き留め部材受け部661の内部には、引き留め部材62から突出されている光ファイバ51を、素子部640後端に開口する被覆部収納溝644の開口部645に誘導するための誘導壁等を設けておくことが好ましい。
なお、クランプ部付きフェルール65のクランプ部64は、光コネクタ本体61の引き留め部材受け部661に引き留め部材62を押し込む前に、介挿部材648によって、素子部640の一対の素子641、642の間を開放して、被覆部収納溝644への光ファイバ51の挿入、及び、調心溝643への裸光ファイバ51aの挿入が可能な状態にしておく。
これにより、クランプ部64のばね646の弾性によって、一対の素子641、642の間が閉じられ、一対の素子641、642の間に光ファイバ67、51がクランプ固定される。また、このクランプ固定によって、内蔵光ファイバ67と、光ファイバ51先端の裸光ファイバ51aとの突き合わせ接続状態が維持される。
光コネクタ6によってコネクタ接続可能に成端されたドロップケーブル5は、光コネクタ6を、光コネクタモジュール37の光コネクタアダプタ371に挿入して接続することで、光ファイバケーブル4側の光ファイバに対して簡単に光接続することができる。また、光コネクタ6の光コネクタアダプタ371に対する切替接続によって、接続対象の光ファイバケーブル4側の光ファイバを簡単に切り替えることができる。
クロージャスリーブ2は、内部ユニット3を、防水性を確保して収納するための外装体である。また、このクロージャスリーブ2は、必要に応じて、気密性も得られるようにする。
クロージャスリーブ2としては、様々な構造のものを採用できる。
図4に例示したクロージャスリーブ2は、一対のスリーブ半体211、212をヒンジ部213で相対回転可能に連結してなる二つ割り構造のスリーブ本体21と、筒状に組み立てられるスリーブ本体21の軸方向両端を塞ぐ一対の端面板22とで構成されている。
一対のスリーブ半体211、212は、ヒンジ部213を中心とする回転によって開閉できる。
クロージャスリーブ2の組み立ては、ヒンジ部213を中心とする回転によって一対のスリーブ半体211、212を閉じ合わせ、スリーブ本体21の軸方向両端に配置した端面板22を、それぞれ、一対のスリーブ半体211、212の間に両側から挟み込む。
一対のスリーブ半体211、212は、ボルト、ナット式の締結部品214(図5(a)参照)等によって締結して、強固に一体化する。締結部品214の締結を解除すれば、一対のスリーブ半体211、212を開放でき、クロージャスリーブ2を解体できる。
この端面板22は、プラスチック製であり、一対の端面板半体221、222を、一対のスリーブ半体211、212の間に形成された屈曲容易な薄肉部であるヒンジ部223で回転可能に連結して、開閉可能とした構造になっている。この端面板22は、開閉可能な二つ割り構造であるため、例えば、既設の光ファイバケーブル4に対して簡単に組み付けることができる、といった利点がある。
一対の端面板半体221、222を一体化して端面板22を組み立てて、ケーブル導入孔22aに光ファイバケーブル4を収納する場合、ケーブル導入孔22aは、光ファイバケーブル4の外周面と、ケーブル導入孔22aの内面との間に挟み込まれるゴム状弾性部材であるパッキン224によって封止される。これにより、ケーブル導入孔22aに高い水密性を確保できる。
パッキン224の材質は、例えば、ブタジエンゴム、エチレンプロピレンゴム(特にEPDM)等の、特に柔軟性に優れたものである。
クロージャスリーブ2を組み立てたときには、スリーブ本体21の一対のスリーブ半体211、212を一体化する締結力が、端面板22の一対の端面板半体221、222同士を互いに圧接させる力として働き、さらに、パッキン224の圧縮力としても働くため、パッキン224によってケーブル導入孔22aが確実に封止され、高い水密性が得られる。
また、パッキン224としては、多連導入孔22dの両側の端面板半体221、222の多連導入孔22dに臨む側面に沿って配置される一対のパッキン半体224a、224bからなるものを採用する。
スリーブ本体21を開いて、ドロップケーブル導入孔22bの端面板半体22の側面222cにおける開口部を開放すれば、ドロップケーブル導入孔22bに対する、ドロップケーブル5の嵌め込み、及び、取り出し等の作業を、簡単に、楽に行える。
孔状のドロップケーブル導入孔22bの端面板22における形成位置は、ドロップケーブル5の導入作業に支障が無い位置であれば良く、特には限定されない。
また、図示例のような、端面板22の側面に形成された溝からなるドロップケーブル導入孔22bは、端面板22の外周部における形成位置は、図示例に限定されず、適宜、変更可能である。
また、ドロップケーブル5が挿通されていない、空きのドロップケーブル導入孔22bは、例えば取り外し可能な盲栓(図示略)の嵌め込み等により、封止しておく。
図5(a)、(b)、図6に示すように、光クロージャ1には、該光クロージャ1を架空布設された光ファイバケーブル4に組み立てる場合に、光クロージャ1を、光ファイバケーブル4上に布設されている支持線8から吊り下げるための吊り下げ具9が設けられている。
この吊り下げ具9は、内部ユニット3の連結棒31の長手方向両端に取り付けられている。また、この吊り下げ具9は、クロージャスリーブ2の端面板22を貫通して、クロージャスリーブ2の外側に突出される突出部材91と、この突出部材91のクロージャスリーブ2の外側に突出される部分に取り付けられ、支持線8を把持固定する支持線固定部92とを具備している。
前記光クロージャ1は、光ファイバケーブル4に組み立てる際に、光ファイバケーブル4から、ドロップケーブル5の増設を見込んだ本数(あるいは心数)の光ファイバ41を引き出し、各光ファイバ41のコネクタ成端(ここでは、光コネクタ43でコネクタ成端されたコネクタ付き光ファイバ42の融着接続)、余長処理等を行って、ケース積層体34全体を組み立てることで(図9、図13(a)に示すように、光コネクタモジュール37の光コネクタアダプタ371への光コネクタ43の接続等も完了した状態)、ドロップケーブル5の増設を極めて簡単に行える。
従来のように、高所作業での光ファイバ同士(光ファイバケーブル側の光ファイバとドロップケーブルの光ファイバ)の融着接続は不要であり、増設作業を短時間で迅速に行える。
図16は、コネクタ付き光ファイバ42を用いずに、光ファイバケーブル4から引き出した光ファイバ41の先端に、直接、光コネクタ43を取り付け、この光コネクタ43を、光コネクタモジュール37の内側から光コネクタアダプタ371に挿入して、接続した例を示す。
光コネクタ43としては、ドロップケーブル5用の光コネクタ6と同様に、現場付け光コネクタを採用する。この光コネクタ43としては、例えば、光コネクタ6と同様の構造のものを採用できる。
例えば、上述した実施形態では、渡り配線空間341を内部に有するケース積層体34を採用した例を説明したが、本発明は、余長収納ケース36と光コネクタモジュール37との間の渡り配線が、ケース積層体34の外側での引き回しによって配線される構成であっても良い。この場合、余長収納ケース36の側壁部、光コネクタモジュール37の側壁部に、渡り配線の光ファイバを通すための挿通口を形成しておく。但し、上述の実施形態のように、渡り配線空間341を内部に有するケース積層体34の採用は、クロージャスリーブ2内における光ファイバの配線スペース確保、クロージャスリーブ2の小型化の点で、ケース積層体34の外側に渡り配線を引き回す構成に比べて有利である。
光コネクタアダプタ371内にて接続される光コネクタ43、6(光コネクタプラグ)としては、単心、多心のいずれでも良く、また、その種類も、特に限定は無い。光コネクタ43、6の心数は、コネクタ成端する光ファイバの心数に応じたものを採用する。
光ファイバケーブル4から引き出した光ファイバ41とコネクタ付き光ファイバ42との接続は、融着接続に限定されず、例えば、メカニカルスプライス等を利用した突き合わせ接続(機械的接続)であっても良い。
本発明は、架空光ファイバケーブル用の光クロージャに限定されず、光ファイバケーブルへの組み立て後に、第2の光ファイバケーブルの導入、及び、第1の光ファイバケーブル側の光ファイバとの接続作業を行えるようにする光クロージャに広く適用可能である。
Claims (8)
- 光ファイバケーブル(4)からドロップケーブル(5)を分岐する分岐箇所に設けられる光クロージャであって、
クロージャスリーブの内部に、ドロップケーブルの余長(52)を巻いた状態で保持する余長保持部(7)が設けられていることを特徴とする光クロージャ(1)。 - 前記余長保持部が、ドロップケーブルの余長を巻き付ける巻き付け用湾曲面(74)を有するマンドレルであることを特徴とする請求項1記載の光クロージャ。
- 前記余長保持部が、環状配置された1又は複数の受け片(71、73)によって、巻いた状態の前記余長を取り囲むようにして収容する余長収容部材(7A,7B)であることを特徴とする請求項1記載の光クロージャ。
- 前記余長保持部が、前記クロージャスリーブの軸方向両端部に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光クロージャ。
- 前記クロージャスリーブ内に、前記光ファイバケーブル側の光ファイバと前記ドロップケーブルとの接続部を保持する接続部保持部品(11、371)が設けられ、
前記クロージャスリーブの軸方向両端部の一方又は両方に設けられているドロップケーブル導入孔(22b)と、前記接続部保持部品との間に、前記余長保持部が配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の光クロージャ。 - 前記接続部保持部品が、前記光ファイバケーブル側の光ファイバと前記ドロップケーブルとのコネクタ接続用の光コネクタアダプタ(371)であり、該光コネクタアダプタの片側に、前記光ファイバケーブル側の光ファイバの先端に取り付けられた光コネクタ(43)が接続されていることを特徴とする請求項5記載の光クロージャ。
- 前記クロージャスリーブ内に、光ファイバケーブル側の光ファイバが引き込まれるモジュールケース(372)の対向する両側の側壁部(373a、373b)に前記光コネクタアダプタが実装されてなる光コネクタモジュール(37)が収納され、各光コネクタアダプタに、光ファイバケーブル側の光ファイバの先端に取り付けられた光コネクタ(6)がモジュールケースの内側から接続されていることを特徴とする請求項6記載の光クロージャ。
- さらに、前記クロージャスリーブ内に、光ファイバケーブル側の光ファイバの余長を収納する余長収納ケース(36)が設けられ、
この余長収納ケースの上に、前記接続部保持部品と前記余長保持部とが設置されていることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の光クロージャ。
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