JP2007278954A - 消費電流計測装置 - Google Patents

消費電流計測装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007278954A
JP2007278954A JP2006108172A JP2006108172A JP2007278954A JP 2007278954 A JP2007278954 A JP 2007278954A JP 2006108172 A JP2006108172 A JP 2006108172A JP 2006108172 A JP2006108172 A JP 2006108172A JP 2007278954 A JP2007278954 A JP 2007278954A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sampling
current
consumption
voltage level
analog
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006108172A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4623521B2 (ja
Inventor
Hitoyuki Taguchi
仁幸 田口
Toru Namikawa
徹 南川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpine Electronics Inc filed Critical Alpine Electronics Inc
Priority to JP2006108172A priority Critical patent/JP4623521B2/ja
Publication of JP2007278954A publication Critical patent/JP2007278954A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4623521B2 publication Critical patent/JP4623521B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)

Abstract

【課題】簡易且つ正確に回路内のアナログ素子における消費電流を計測することが可能な「消費電流計測装置」を提供する。
【解決手段】車載用オーディオ装置10−1は、スピーカ20における消費電流を計測するものであって、DSP14は、デジタルオーディオ信号に対応するアナログオーディオ信号の電圧レベルを所定の周期でサンプリングし、当該サンプリングにより得られたアナログオーディオ信号の電圧レベルの平均値を算出し、マイクロコンピュータ22は、アナログオーディオ信号の電圧レベルの平均値に基づいて、アナログオーディオ信号の電圧レベルの実効値を算出し、当該実効値に基づいて、スピーカ20における消費電流値を推定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、回路内のアナログ素子における消費電流を計測する消費電流計測装置に関する。
従来より、様々な場面において、アナログ素子における消費電流の計測が行われている(例えば、特許文献1参照)。特に、車両に搭載されるオーディオ装置等においては、いわゆるバッテリ上がりを防止するために、スピーカ等の消費電流を計測することは重要である。
特開昭58−200170号公報
しかしながら、従来のアナログ素子における消費電流の計測においては、別途、電流検出用ICを用いたり、OPアンプ及びA/Dコンバータを用いる必要があり、これらを回路に接続するため、装置構成の大型化やコストの増加を招くという問題があった。また、消費電流の計測に用いられるOPアンプ及びA/Dコンバータ等の部品の精度によって計測誤差が生じてしまうという問題もあった。
本発明の目的は、上述した問題を解決するものであり、簡易且つ正確に回路内のアナログ素子における消費電流を計測することが可能な消費電流計測装置を提供するものである。
本発明の消費電流計測装置は、回路に内蔵されるデジタルシグナルプロセッサとマイクロコンピュータとにより構成され、前記回路内のアナログ素子における消費電流を計測するものであって、前記デジタルシグナルプロセッサが、前記回路を流れるデジタル信号に対応するアナログ信号の電圧レベルを所定の周期でサンプリングするサンプリング手段と、所定の期間内における前記サンプリングにより得られたアナログ信号の電圧レベルの平均値を算出する平均値算出手段とを有し、前記マイクロコンピュータが、前記アナログ信号の電圧レベルの平均値に基づいて、前記アナログ信号の電圧レベルの実効値を算出する実効値算出手段と、前記アナログ信号の電圧レベルの実効値に基づいて、前記アナログ素子における消費電流値を推定する消費電流推定手段とを有することを特徴とする。
この構成によれば、オーディオ装置等において信号のデジタル処理のために予め内蔵されているデジタルシグナルプロセッサ及びマイクロコンピュータを用いて、アナログ素子における消費電流を計測することが可能となる。また、一般にオーディオ装置等において用いられるデジタルシグナルプロセッサは、高速処理が可能であるのに対して、マイクロプロセッサは、デジタルシグナルプロセッサほどの高速処理ができない場合が多いが、デジタルシグナルプロセッサがアナログ信号の電圧レベルを所定の周期でサンプリングし、所定の期間内におけるサンプリングにより得られたアナログ信号の電圧レベルの平均値を算出して、マイクロコンピュータがこのアナログ信号の電圧レベルの平均値に基づいて、実効値を算出し、更に、アナログ素子における消費電流を推定するようにすることで、処理速度の差を解消し、正確な消費電流の計測が可能となる。更には、従来のように、消費電流の計測に用いられるOPアンプ及びA/Dコンバータ等の部品の精度によって計測誤差が生じることもない。
また、本発明の消費電流計測装置は、前記デジタルシグナルプロセッサが、前記所定の期間内におけるサンプリングにより得られたアナログ信号の電圧レベルの数に相当する数の記憶領域によって構成される記憶手段を有し、前記サンプリング手段が、前記サンプリングにより得られたアナログ信号の電圧レベルを前記領域のそれぞれに順次記憶させ、前記平均値算出手段が、前記所定の期間に対応する周期で、前記記憶手段を構成する全ての記憶領域から前記サンプリングにより得られたアナログ信号の電圧レベルを読み出すようにしてもよい。
この構成により、デジタルシグナルプロセッサにおけるアナログ信号の電圧レベルのサンプリングと、その平均値の算出を簡易に行うことが可能となる。
また、本発明の消費電流計測装置は、前記平均値算出手段が、前記所定の期間内におけるサンプリングにより得られたアナログ信号を全波整流し、更に積分する処理に相当する処理を行って、前記アナログ信号の電圧レベルの平均値を算出するようにしてもよい。
また、本発明の消費電流計測装置は、前記マイクロコンピュータが、前記回路における、前記サンプリング手段によるサンプリングの位置と前記アナログ素子との間に、他の素子が存在する場合に、該他の素子による電圧の変化に応じて、前記消費電流推定手段により推定された前記アナログ素子における消費電流値を補正する補正手段を有するようにしてもよい。
この構成によれば、サンプリングの位置と前記アナログ素子との間に、他の素子が存在する場合には、当該他の素子による電圧の変化を考慮して、より正確な消費電流を計測することができる。
また、本発明の消費電流計測装置は、前記マイクロコンピュータが、前記消費電流推定手段により推定された前記アナログ素子における消費電流値に、所定のアイドル電流値を加算する加算手段を有するようにしてもよい。
この構成によれば、アイドル電流が存在する場合には、消費電流値にそのアイドル電流値を加算することで、より正確な消費電流を計測することができる。
本発明によれば、オーディオ装置等において予め内蔵されているデジタルシグナルプロセッサ及びマイクロコンピュータを用いて、正確にアナログ素子における消費電流を計測することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかる車載用オーディオ装置の構成を示す図である。図1に示す車載用オーディオ装置10−1は、車両に設置されているネットワーク200からのデジタルオーディオ信号を受けてオーディオ再生を行うものである。この車載用オーディオ装置10−1は、レシーバ12、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)14、D/Aコンバータ(DAC)16、アンプ(AMP)18、スピーカ20及びマイクロコンピュータ22により構成される。
レシーバ12は、ネットワーク200上を伝送されるデジタルオーディオ信号を受け、DSP14へ出力する。DSP14は、入力したデジタルオーディオ信号に対して、様々な処理を行い、DAC16へ出力するとともに、スピーカ20における消費電流を計測するための処理を行う。DAC16は、DSP14によって処理されたデジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換して、AMP18へ出力する。AMP18は、入力したアナログオーディオ信号を所定の増幅度で増幅し、スピーカ20へ出力する。スピーカ20は、増幅後のアナログオーディオ信号に応じた音を出力する。マイクロコンピュータ22は、DSP14とともに、スピーカ20における消費電流を計測するための処理を行う。
以下、DSP14及びマイクロコンピュータ22によるスピーカ20における消費電流の計測処理について説明する。
図2は、DSP14の構成を示す図である。図2に示すDSP14は、アッテネータ(ATT)52、イコライザ54、ボリューム調整部56、フィルタ58、レベル補正部60、サンプリング処理部62、記憶部64及び平均値算出部66により構成される。
ATT52は、入力したデジタルオーディオ信号に対応する音量を所定の減衰度で減衰させる処理を行い、その減衰後の音量に対応するデジタルオーディオ信号をイコライザ54へ出力する。イコライザ54は、入力したデジタルオーディオ信号に対応する音の周波数特性を調整し、ボリューム調整部56へ出力する。
ボリューム調整部56は、入力したデジタルオーディオ信号に対応する音量を、利用者による図示しない操作部の操作に応じて、調整する。更に、ボリューム調整部56は、調整後の音量に対応するデジタルオーディオ信号をフィルタ58へ出力する。フィルタ58は、デジタルフィルタであり、入力したデジタルオーディオ信号に対するフィルタリング処理を行って、レベル補正部60へ出力する。レベル補正部60は、入力したデジタルオーディオ信号に対して、波形整形等の補正を行い、DAC16及びサンプリング処理部62へ出力する。
サンプリング処理部62は、随時入力したデジタルオーディオ信号に対して、所定の周期で、当該デジタルオーディオ信号に対応するアナログオーディオ信号の電圧レベルのサンプリングを行い、当該電圧レベルのデータ(サンプリングデータ)を記憶部64へ記憶させる。平均値算出部66は、所定の期間内におけるサンプリングデータを記憶部64から読み出し、その平均値(電圧平均値)を算出して、記憶部64へ記憶させる。
再び、図1に戻って説明する。マイクロコンピュータ22は、上述したDSP14内の記憶部64に記憶された電圧平均値を読み出し、その実効値(電圧実効値)を算出する。更に、マイクロコンピュータ22は、電圧実効値に基づいて、スピーカ20における消費電流値を推定する。
図3は、DSP14及びマイクロコンピュータ22によるスピーカ20における消費電流の計測処理の概要を示す図である。DSP14は、入力したデジタルオーディオ信号を所定の周期でラッチ(保持)し、所定の期間におけるデジタルオーディオ信号に対応するアナログオーディオ信号を全波整流し、更に積分する処理に相当する処理を行うことによって、当該所定の期間におけるアナログオーディオ信号の電圧平均値を算出する。一方、マイクロコンピュータ22は、電圧平均値から電圧実効値を算出し、当該電圧実効値に基づいて、スピーカ20における消費電流値を推定する。
図4は、消費電流計測時のDSP14の動作を示すフローチャートである。予め記憶部64には、図5に示すように、1つの電圧平均値を求めるために用いられるサンプリングデータの数(サンプリングデータ最大数)、サンプリングデータの書込先となる記憶部64の記憶領域(サンプリングデータ用記憶領域)のアドレス(書込アドレス)、サンプリングデータの読出元となる記憶部64のサンプリングデータ用記憶領域のアドレス(読出アドレス)、及び、電圧平均値の格納先となる記憶部64の記憶領域(電圧平均値用記憶領域)のアドレス(電圧平均値格納アドレス)の各情報が記憶されている。
サンプリングデータ最大数は、ここでは固定値「15」が設定されている。すなわち、15個のサンプリングデータによって1つの電圧平均値が算出されることになる。書込アドレスは、初期値が記憶部64のサンプリングデータ用記憶領域のうち、最大のアドレスとなっており、サンプリングデータがサンプリングデータ用記憶領域に書き込まれる毎にデクリメントされ、次にサンプリングデータが書き込まれるべきサンプリングデータ用記憶領域のアドレスを示す。読出アドレスは、初期値が記憶部64のサンプリングデータ用記憶領域のうち、最小のアドレスとなっており、サンプリングデータがサンプリングデータ用記憶領域に書き込まれる毎にインクリメントされ、次にサンプリングデータが読み出されるべきサンプリングデータ用記憶領域のアドレスを示す。電圧平均値格納アドレスは、固定値が設定されている。
図5に示すような情報が記憶部64に記憶されている状態で、図4に示すDSP14の動作が行われる。DSP14内のサンプリング処理部62は、記憶部64に記憶された書込アドレスを取得する(S101)。次に、サンプリング処理部62は、レベル補正部60から出力されるデジタルオーディオ信号に対して、所定の周期で、当該デジタルオーディオ信号に対応するアナログオーディオ信号の電圧レベルのサンプリングを行い、当該電圧レベルのデータであるサンプリングデータを取得する(S102)。
更に、サンプリング処理部62は、取得した1つのサンプリングデータを、書込アドレスで特定される記憶部64のサンプリングデータ用記憶領域に記憶させる(S103)。なお、アナログオーディオ信号の電圧レベルがマイナスの値である場合には、サンプリング処理部62は、その絶対値をサンプリングデータとしてサンプリングデータ用記憶領域に記憶させる。
次に、サンプリング処理部62は、サンプリングデータ用記憶領域に記憶された書込アドレスをデクリメントし、次にサンプリングデータを書き込むべきサンプリングデータ用記憶領域のアドレスとする(S104)。
更に、サンプリング処理部62は、記憶部64に記憶されたサンプリング最大数を取得し、S103におけるサンプリングデータの記憶処理が、サンプリング最大数に相当する15回繰り返されたか否かを判定する(S105)。
図6は、記憶部64のサンプリングデータ用記憶領域におけるサンプリングデータの格納状態の遷移を示す図である。記憶部64には、サンプリングデータの格納用にサンプリング最大数に相当する15個のサンプリングデータ用記憶領域が用意されている。サンプリングデータは、最大のアドレスのサンプリングデータ用記憶領域から順次格納され、15回目の記憶処理によって、15個のサンプリングデータが記憶された時点で、全てのサンプリングデータ用記憶領域にサンプリングデータが記憶されることになる。そして、16回目以降の記憶処理では、既にサンプリングデータが記憶されている最大のアドレスのサンプリングデータ用記憶領域から順次新たなサンプリングデータが上書きされる。
S103におけるサンプリングデータの記憶処理が15回繰り返されていない場合には、書込アドレスの取得(S101)以降の動作が繰り返される。一方、S103におけるサンプリングデータの記憶処理が15回繰り返された場合には、平均値算出部66による処理に移行する。
すなわち、平均値算出部66は、記憶部64に記憶された読出アドレスを取得する(S107)。次に、平均値算出部66は、その読出アドレスで特定される記憶部64のサンプリングデータ用記憶領域から1つのサンプリングデータを読み出す(S108)。
次に、平均値算出部66は、読み出したサンプリングデータを演算結果に加算する(S109)。演算結果は初期値が0であり、サンプリングデータが順次加算されて増加する値である。更に、平均値算出部66は、サンプリングデータ用記憶領域に記憶された読出アドレスをインクリメントし、次にサンプリングデータを読み出すべきサンプリングデータ用記憶領域のアドレスとする(S110)。
更に、サンプリング処理部62は、記憶部64に記憶されたサンプリング最大数を取得し、S109におけるサンプリングデータの加算処理が、サンプリング最大数に相当する15回繰り返されたか否かを判定する(S111)。ここで、S109におけるサンプリングデータの加算処理が15回繰り返されることは、演算処理の結果が15個のサンプリングデータを加算したものであることを意味する。
S109におけるサンプリングデータの演算処理が15回繰り返されていない場合には、読出アドレスの取得(S107)以降の動作が繰り返される。一方、S109におけるサンプリングデータの演算処理が15回繰り返された場合、換言すれば、演算処理の結果が15個のサンプリングデータを加算したものである場合には、平均値算出部66は、その演算処理の結果に1/15を乗算し、電圧平均値を算出する(S112)。例えば、S102におけるサンプリング周期が1/15秒である場合には、15個のサンプリングデータを加算した演算処理の結果に1/15を乗算して得られる電圧平均値は、1秒間におけるアナログオーディオ信号の平均値を表すことになる。
更に、平均値算出部66は、記憶部64から電圧平均値格納アドレスを取得し、算出した電圧平均値を、当該電圧平均値格納アドレスで特定される記憶部64の記憶領域へ記憶させる(S113)。その後は、書込アドレスの取得(S101)以降の動作が繰り返される。
図7は、消費電流計測時のマイクロコンピュータ22の動作を示すフローチャートである。図7に示す動作は、DSP14によって、電圧平均値が電圧平均値格納アドレスで特定される記憶部64の記憶領域へ記憶される毎に行われる。
マイクロコンピュータ22は、SPI通信やI2C通信により、DSP14の記憶部64に記憶された電圧平均値格納アドレスを取得し、当該電圧平均値格納アドレスで特定される記憶部64の記憶領域から読み出す(S201)。
次に、マイクロコンピュータ22は、読み出した電圧平均値を電圧実効値に換算する処理を行う(S202)。ここでは、マイクロコンピュータ22は、アナログ信号を正弦波と仮定し、電圧平均値に1.11を乗算して、電圧実効値とする。なお、マイクロコンピュータ22は、算出した電圧実効値がスピーカ20へ電力供給を行う図示しないバッテリの電圧に0.707を乗じた値(最大実効値)よりも大きい場合には、電圧実効値をその最大実効値とする。
次に、マイクロコンピュータ22は、算出した電圧実効値をスピーカ20のインピーダンスの値で除算することによって、スピーカ20における消費電流の推定値を算出する(S203)。
更に、マイクロコンピュータ22は、DSP14とスピーカ20との間に存在するDAC16及びAMP18による電圧の変化に応じて、消費電流の推定値に所定の補正係数を乗算する(S204)。ここで、補正係数は、DAC16及びAMP18の実測評価によって予め得られる値である。
次に、マイクロコンピュータ22は、予め定められている、デジタルオーディオ信号が存在しない場合におけるスピーカ20の電流(アイドル電流)を、S204における乗算値に加算し、スピーカ20における最終的な消費電流値とする(S205)。
このように、本実施形態の車載用オーディオ装置10−1は、信号のデジタル処理のために予め内蔵されているDSP14及びマイクロコンピュータ22を用いて、スピーカ20における消費電流を計測することが可能となる。また、マイクロコンピュータ22は、DSP14に比較して処理速度が遅いものの、DSP14が所定の期間内におけるサンプリングにより得られたアナログ信号の電圧レベルの平均値を算出して、マイクロコンピュータ22がこのアナログ信号の電圧レベルの平均値に基づいて、実効値を算出し、更に、スピーカ20における消費電流を推定するようにすることで、処理速度の差を解消し、正確な消費電流の計測が可能となる。更には、従来のように、消費電流の計測に用いられるOPアンプ及びA/Dコンバータ等の部品の精度によって計測誤差が生じることもない。
また、車載用オーディオ装置10−1では、DSP14とスピーカ20との間に存在するDAC16及びAMP18による電圧の変化に応じて、消費電流の推定値に所定の補正係数を乗算し、更に、スピーカ20のアイドル電流を、その乗算値に加算して、スピーカ20における最終的な消費電流値としており、より正確な消費電流を計測することができる。
なお、上述した実施形態では、1つのスピーカ20を有する車載用オーディオ装置10−1について説明したが、図8に示すように複数のスピーカ20を有する車載用オーディオ装置10−2についても、同様に本発明を適用することができる。この場合、DSP14及びマイクロコンピュータ22が、各スピーカ20について消費電流値を算出し、それらを足し合わせることで、全体の消費電流を計測することができる。また、各スピーカ20のインピーダンスが同一である場合には、DSP14及びマイクロコンピュータ22が、1つのスピーカ20について消費電流値を算出し、その値にスピーカ20の個数を乗算することで、全体の消費電流を計測することができる。
また、上述した実施形態では、スピーカ20の消費電流を計測する場合について説明したが、他のアナログ素子の消費電流を計測する場合にも、同様に本発明を適用することができる。
以上、説明したように、本発明に係る消費電流計測装置は、簡易且つ正確に回路内のアナログ素子における消費電流を計測することが可能であり、消費電流計測装置として有用である。
本発明の実施形態に係る車載用オーディオ装置の構成を示す図である。 DSPの構成を示す図である。 DSP及びマイクロコンピュータによるスピーカにおける消費電流の計測処理の概要を示す図である。 DSPの消費電流計測時の動作を示すフローチャートである。 消費電流計測に必要な情報の一例を示す図である。 サンプリングデータの格納状態の遷移を示す図である。 マイクロコンピュータの消費電流計測時の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る車載用オーディオ装置の他の構成を示す図である。
符号の説明
10−1、10−2 車載用オーディオ装置
12 レシーバ
14 DSP
16 DAC
18 AMP
20 スピーカ
22 マイクロコンピュータ
52 ATT
54 イコライザ
56 ボリューム調整部
58 フィルタ
60 レベル補正部
62 サンプリング処理部
64 記憶部
66 平均値算出部
200 ネットワーク

Claims (5)

  1. 回路に内蔵されるデジタルシグナルプロセッサとマイクロコンピュータとにより構成され、前記回路内のアナログ素子における消費電流を計測する消費電流計測装置であって、
    前記デジタルシグナルプロセッサは、
    前記回路を流れるデジタル信号に対応するアナログ信号の電圧レベルを所定の周期でサンプリングするサンプリング手段と、
    所定の期間内における前記サンプリングにより得られたアナログ信号の電圧レベルの平均値を算出する平均値算出手段とを有し、
    前記マイクロコンピュータは、前記アナログ信号の電圧レベルの平均値に基づいて、前記アナログ信号の電圧レベルの実効値を算出する実効値算出手段と、
    前記アナログ信号の電圧レベルの実効値に基づいて、前記アナログ素子における消費電流値を推定する消費電流推定手段とを有することを特徴とする消費電流計測装置。
  2. 前記デジタルシグナルプロセッサは、
    前記所定の期間内におけるサンプリングにより得られたアナログ信号の電圧レベルの数に相当する数の記憶領域によって構成される記憶手段を有し、
    前記サンプリング手段は、前記サンプリングにより得られたアナログ信号の電圧レベルを前記領域のそれぞれに順次記憶させ、
    前記平均値算出手段は、前記所定の期間に対応する周期で、前記記憶手段を構成する全ての記憶領域から前記サンプリングにより得られたアナログ信号の電圧レベルを読み出すことを特徴とする請求項1に記載の消費電流計測装置。
  3. 前記平均値算出手段は、前記所定の期間内におけるサンプリングにより得られたアナログ信号を全波整流し、更に積分する処理に相当する処理を行って、前記アナログ信号の電圧レベルの平均値を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の消費電流計測装置。
  4. 前記マイクロコンピュータは、前記回路における、前記サンプリング手段によるサンプリングの位置と前記アナログ素子との間に、他の素子が存在する場合に、該他の素子による電圧の変化に応じて、前記消費電流推定手段により推定された前記アナログ素子における消費電流値を補正する補正手段を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の消費電流計測装置。
  5. 前記マイクロコンピュータは、前記消費電流推定手段により推定された前記アナログ素子における消費電流値に、所定のアイドル電流値を加算する加算手段を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の消費電流計測装置。
JP2006108172A 2006-04-11 2006-04-11 消費電流計測装置 Active JP4623521B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006108172A JP4623521B2 (ja) 2006-04-11 2006-04-11 消費電流計測装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006108172A JP4623521B2 (ja) 2006-04-11 2006-04-11 消費電流計測装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007278954A true JP2007278954A (ja) 2007-10-25
JP4623521B2 JP4623521B2 (ja) 2011-02-02

Family

ID=38680536

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006108172A Active JP4623521B2 (ja) 2006-04-11 2006-04-11 消費電流計測装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4623521B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS646152U (ja) * 1987-06-27 1989-01-13
JPH0366216U (ja) * 1989-10-24 1991-06-27
JPH04105073A (ja) * 1990-08-24 1992-04-07 Yokogawa Electric Corp 実効値測定装置
JP2001083217A (ja) * 1999-09-16 2001-03-30 Oki Micro Design Co Ltd 集積回路
JP2004151908A (ja) * 2002-10-30 2004-05-27 Sony Corp 電源回路

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS646152U (ja) * 1987-06-27 1989-01-13
JPH0366216U (ja) * 1989-10-24 1991-06-27
JPH04105073A (ja) * 1990-08-24 1992-04-07 Yokogawa Electric Corp 実効値測定装置
JP2001083217A (ja) * 1999-09-16 2001-03-30 Oki Micro Design Co Ltd 集積回路
JP2004151908A (ja) * 2002-10-30 2004-05-27 Sony Corp 電源回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP4623521B2 (ja) 2011-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8259953B2 (en) Thermal protection of electro dynamic transducers used in loudspeaker systems
EP3919899A1 (en) Formaldehyde concentration measurement method and apparatus, and air purifier
KR101056003B1 (ko) 확장 범위 rms-dc 변환기
US8319507B2 (en) System and method for sensing an amplifier load current
CN101924526A (zh) 音频信号控制器
EP2726835A1 (en) Vibration monitoring system
US20140093109A1 (en) Channel crosstalk removal
JP3559237B2 (ja) 希望波対干渉波電力比測定回路および希望波対干渉波電力比測定方法
JPWO2012090282A1 (ja) 音声制御装置、音声制御方法、音声制御プログラム及び携帯端末装置
JP2010519583A (ja) 通信システムにおいてノイズレベルを評価する方法
US7373266B2 (en) Sensor calibration using selectively disconnected temperature
JP2009521147A (ja) シグマ−デルタ変換器の入力信号レベルの調節
US8559656B2 (en) System and method for automatic microphone volume setting
WO2014015746A1 (zh) 一种rssi测量方法和rssi测量装置、接收机
US8385563B2 (en) Sound level control in responding to the estimated impedances indicating that the medium being an auditory canal and other than the auditory canal
JP4623521B2 (ja) 消費電流計測装置
TWI393453B (zh) 適用於自動控制裝置的音調偵測方法及音調偵測裝置
JP5772591B2 (ja) 音声信号処理装置
EP3709299A1 (en) Digital audio processing device, method for processing digital audio, and digital audio processing program
JP5023794B2 (ja) デジタル音声処理装置及びデジタル音声処理プログラム
US6782335B1 (en) Method and system for estimating input power in a cable modem network
JP3908598B2 (ja) 波動信号処理システム及び方法
US20100278354A1 (en) Voice recording method, digital processor and microphone array system
JP2006500854A5 (ja)
JP3244252B2 (ja) 背景雑音平均レベル予測方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100811

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100818

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101005

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101027

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101027

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4623521

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131112

Year of fee payment: 3