JP2007278681A - 建築構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】枠組壁工法と木造軸組工法の利点を備え、壁面に通気層を設けた建物として構築し、建物全体を通気層を利用して冷暖房するとともに地熱を利用することによって効率的な冷暖房が可能な建築構造を提供する。
【解決手段】建物に設けた通気層の空気を冷却あるいは加温して建物全体を冷房あるいは暖房するシステムを備えた建築構造であって、前記建物の基礎部分に、地熱を利用する吸放熱ラジエータ14が設けられた基礎コンクリート部10を設け、前記吸放熱ラジエータ14をヒートポンプ装置20に接続するとともに、前記通気層を冷却あるいは加温する配置に、前記ヒートポンプ装置20に接続して冷房用のラジエータ26と暖房用のラジエータ22とを設置し、冷房と暖房に合わせて冷媒の通流経路を、前記冷房用のラジエータ26と前記暖房用のラジエータ28のいずれかに切り替える切り替えバルブを設けたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は建築構造に関し、より詳細には、地熱を利用した輻射冷房・暖房システム、木造軸組工法と枠組壁工法を組み合わせた新しい建築構造、アンカーボルトを利用する免震構造を備える建築構造に関する。
建物の内部を好適な環境に維持する方法として、断熱材により建物を覆って外部からの熱の侵入や、冷気の侵入を防止する方法、建物の壁面あるいは天井面等に通気層を設け、通気層に通気すること、あるいは外気と内気を熱交換させて換気することにより、建物全体を冷暖房するといった方法が行われている。また、建物内の冷暖房を効率的に行う方法としてヒートポンプ装置を利用する方法(特許文献1、特許文献2参照)、ヒートポンプ装置を使用する際に地下熱を利用して効率的な冷暖房を可能にする方法(特許文献3参照)等がなされている。
また、従来の枠組壁工法は、耐久性、耐震性、気密性、断熱性等にすぐれた工法として多用されている。しかしながら、枠組壁工法では壁面が一定の耐力壁として構成される必要があり、在来工法である木造軸組工法にくらべると大きな開口面積の窓を設けることができなかったり、窓を配置する位置が制限されるという問題があった。
また、最近は建物の免震性について重要性が認識され、いろいろな免震手段が検討されている。たとえば、特許文献4に記載されている免震アンカーボルトは、アンカーボルトに弾性体を装着して地震エネルギーを吸収することを可能としている。
特開2005−241077号公報 特開2006−23056号公報 特開2005−273235号公報 特開2006−16959号公報
ところで、従来の枠組壁工法による場合は、壁面を通気層として建物全体を通気構造とすることは構成上、不可能である。したがって、建物の壁面に通気層を設け、この通気層を利用して建物全体を冷暖房する場合には、従来の枠組壁工法によらずに通気層を構築するか、特別の方法を採用する必要があった。しかしながら、枠組壁工法は耐久性、耐震性、気密性、断熱性にすぐれるという大きな利点があるから、これらの利点を損なうことなく、建物に通気層を設けることができれば、構造的にすぐれるとともに、ヒートポンプを使用することによって、きわめて効率的な冷暖房が可能となり、快適な住空間を提供することが可能になる。
本発明は、従来の枠組壁工法と在来の木造軸組工法の利点を取り入れた施工方法によることにより、枠組壁工法と木造軸組工法の利点をともに備えるとともに、壁面に通気層を設けることにより建物全体を通気層を利用して冷暖房することを可能とし、効率的な冷暖房が可能な建築構造を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するため次の構成を備える。
すなわち、建物に設けた通気層の空気を冷却あるいは加温して建物全体を冷房あるいは暖房するシステムを備えた建築構造であって、前記建物の基礎部分に、地熱を利用する吸放熱ラジエータが設けられた基礎コンクリート部を設け、前記吸放熱ラジエータをヒート
ポンプ装置に接続するとともに、前記通気層を冷却あるいは加温する配置に、前記ヒートポンプ装置に接続して冷房用のラジエータと暖房用のラジエータとを設置し、冷房と暖房に合わせて冷媒の通流経路を、前記冷房用のラジエータと前記暖房用のラジエータのいずれかに切り替える切り替えバルブを設けたことを特徴とする。
また、前記建物は、外面全体が断熱材により被覆され、外部から熱遮断されていることにより、効率的な冷暖房がなされる。
また、前記基礎コンクリート部は、建物の建築領域の周縁に沿って形成されていることにより効率的に地熱を利用することができ、前記基礎コンクリート部の底部に、前記吸放熱ラジエータがモルタルに埋設して設置されていることにより、吸放熱ラジエータと地熱との熱交換がより効率的になされる。
また、前記基礎コンクリート部は、基礎コンクリート部の底部を除いた外面あるいは内面に断熱材が被覆され、外部から熱遮断されていることにより、さらに吸放熱ラジエータでの吸放熱が効果的になされる。
また、前記冷房用のラジエータは、建物の屋根裏の近傍に設置され、前記暖房用のラジエータは建物の床下近傍に設置されていることにより、建物全体の冷暖房が効果的になされる。
また、前記建物は、土台、間柱、根太、梁等の建物の構成部材として枠組壁工法で使用されている共通部材を使用して構築され、前記土台と梁とが、前記一対の共通部材を、中間に通気層を形成する空間をあけ平行に対向して設置してなることを特徴とする。これによって、建物の壁面等に通気層を設けることができ、通気層のエアを冷却あるいは加温して建物全体を冷暖房することが容易に可能となる。
また、前記土台は、幅方向の中央部に凸部が形成された敷土台の上に、前記凸部を両側から挟む配置に設けられていることにより、敷土台と土台とが一体化され、通気層を形成することが可能となる。
また、前記対向して設置された土台に挟まれて、柱を連結するための連結コマが設置され、前記土台に凹凸嵌合して、柱が軸組構造によって立設されていること、また、前記対向して設置された土台に挟まれて、間柱あるいは根太を取り付けるU形コマが設置され、該U形コマの溝に合わせて前記間柱と根太が連結されていることにより、枠組壁工法と在来の軸組工法の利点を生かして建物を構築することができる。
また、前記通気層および前記冷媒の流通経路は、蓄熱体が配設された熱交換部にそれぞれ連通し、前記蓄熱体を介して、前記通気層の空気が有する熱エネルギーが前記冷媒に供給可能であることを特徴とする。これによって、室内空気と室外空気との温度差が大きい際に、冷房または暖房の効率を向上させるための熱変換が好適に行われる。
また、前記蓄熱体は水であり、前記通気層の空気は、前記熱交換部の下部側から供給されていていることにより、メンテナンスが容易で、低ランニングコストで熱交換を行うことができる。
また、前記熱交換部には、熱交換部に供給された通気層の空気を均等に分配する分配具が配設されていることにより、空気と水の接触機会が向上し、さらに効率的な熱変換が可能になる。
また、前記建物は、土台、間柱、根太、梁等の建物の構成部材として枠組壁工法で使用されている共通部材を使用するとともに、前記土台と梁とが、前記一対の共通部材を、中間に通気層を形成する空間をあけ平行に対向して設置して構築され、前記建物の免震構造として、前記建物の基礎に固設されるアンカーボルトと前記土台との間に、前記土台を押し上げる方向に付勢する免震部材が介装されていることを特徴とする。
また、前記免震機構は、前記アンカーボルトの先端に装着される、上面が半球面に形成された上部ナットと、アンカーボルトの先端に外挿され、前記土台に一体に固定される下部免震ボックスと、該下部免震ボックスの上部に蓋状に固定され、前記上部ナットが当接する内面が半球面に形成された上部免震ボックスとからなる免震ボックスと、前記上部免震ボックスと前記下部免震ボックス間で、前記上部ナットを前記上部免震ボックスに押し付ける方向に付勢する上部バネを備えていることを特徴とする。
また、前記上部免震ボックスの頂点部分には、通常時における前記上部ナットの位置を決定するための位置決め部が形成されていていることにより、地震が収まった後の原点復帰が確実でしかも容易に行われるようになる。
また、前記下部免震ボックスの下端面に当接する座金を介して前記基礎と免震ボックスとの間を弾発する下部バネとを備えていることを特徴とする。
また、前記土台に、前記上部ナットと下部ナットのアンカーボルト上における位置を調節する調節孔が設けられていることにより、調節孔から器具を差し入れて上部ナットと下部ナットのアンカーボルト上での位置を調節して、適切な付勢力によって免震作用が生じるようにすることができる。
また、建物の免震構造として利用される免震部材であって、アンカーボルトの先端に装着される、上面が半球面に形成された上部ナットと、アンカーボルトの先端に外挿され、前記土台に一体に固定される下部免震ボックスと、該下部免震ボックスの上部に蓋状に固定され、前記上部ナットが当接する内面が半球面に形成された上部免震ボックスとからなる免震ボックスと、前記上部免震ボックスと前記下部免震ボックス間で、前記上部ナットを前記上部免震ボックスに押し付ける方向に付勢する上部バネを備えていることを特徴とする。この免震部材を使用することにより建物の免震構造を容易に構築することができる。
また、アンカーボルトの先端に装着される、上面が半球面に形成された上部ナットと、アンカーボルトの先端に外挿され、前記土台に一体に固定される下部免震ボックスと、該下部免震ボックスの上部に蓋状に固定され、前記上部ナットが当接する内面が半球面に形成された上部免震ボックスとからなる免震ボックスと、前記下部免震ボックスの下端面に当接する座金を介して前記基礎と免震ボックスとの間を弾発する下部バネとを備えることを特徴とする免震部材である。
また、アンカーボルトの先端に装着される、上面が半球面に形成された上部ナットと、アンカーボルトの先端に外挿され、前記土台に一体に固定される下部免震ボックスと、該下部免震ボックスの上部に蓋状に固定され、前記上部ナットが当接する内面が半球面に形成された上部免震ボックスとからなる免震ボックスと、前記上部免震ボックスと前記下部免震ボックス間で、前記上部ナットを前記上部免震ボックスに押し付ける方向に付勢する上部バネと、前記下部免震ボックスの下端面に当接する座金を介して前記基礎と免震ボックスとの間を弾発する下部バネとを備えていることを特徴とする免震部材である。
また、前記上部免震ボックスの頂点部分には、通常時における前記上部ナットの位置を決定するための位置決め部が形成されていていることにより、地震が収まった後の原点復帰が確実でしかも容易に行われるようになる。
本発明に係る建築構造によれば、基礎コンクリート部に吸放熱ラジエータを設け、地熱を利用することによって建物の冷暖房を効率的に行うことができ、建物に設けられている通気層のエアを冷却あるいは加温することによって建物全体を効果的に冷暖房することができる。とくに、枠組壁工法で使用されている共通部材を使用して通気層を設けた構造に建物を構築することによって建物の堅牢性を維持しつつ通気層を備えた構造とすることができ、通気層を冷却、暖房することによる冷暖房システムとして好適に構築することができる。また、枠組壁工法と軸組工法を複合した構成として建物を構築し、土台に免震構造を付設することにより、地震等に対しても十分な耐久性を備えた建物として提供することが可能となる。特に、本発明に係る建築構造に用いられる免震部材はシンプルな構造であるため、低コストで提供することが可能である。
(冷房・暖房システムその1の構成)
図1、2は、本発明に係る建築構造による建築物の一実施形態についての全体構成を示す正面断面図および側面断面図である。
本実施形態の建築物はヒートポンプ装置を利用して輻射冷房及び暖房システムとして構成したものであり、地熱を利用することによってヒートポンプ装置を効率的に使用できるようにしたことを一つの特徴とする。
地熱を利用するために、本実施形態の建築物は、地盤面から地中に向け1.5〜2mの深さに基礎コンクリート部10を打設して基礎部分を構築する。図3(a)は、基礎コンクリート部10の上に敷土台15を設置した状態を上方から見た状態を示す斜視図である。基礎コンクリート部10は建物の建築領域の周縁に沿って、断面形状がU字状の矩形溝状となるように一周して設けられる。基礎コンクリート部10の幅は適宜選択可能であるが、本実施形態では1m程度とした。
図1、2に示すように、基礎コンクリート部10は、砕石11を敷き、捨てコンクリート11aを打設した上に形成する。基礎コンクリート部10は地盤面から溝掘りし、溝の両壁面にコンクリートを打設して形成する。基礎コンクリート部10の外面と地盤との間に断熱材10aを介在させ、基礎コンクリート部10を地盤から断熱させる。なお、断熱材10aを基礎コンクリート部10の壁面の内側に設置する方法も有効である。断熱材10aを基礎コンクリート部10の壁面の内側に設置した場合は、地盤(地面)と基礎コンクリート部10との間における排熱、吸熱が効果的になされるという利点がある。
基礎コンクリート部10によって囲まれた領域、すなわち基礎コンクリート部10の内縁によって囲まれた土間部分については、砕石11を敷き、捨てコンクリート11aを打設し、一面に土間コンクリート12を打設する。図3(a)は、基礎コンクリート部10で囲まれた内側部分に土間コンクリート12が「べた」に打設されている状態を示す。
このように、基礎コンクリート部10によって囲まれた範囲に一面に土間コンクリート12を打設すると、敷土台15を任意の位置に設置することが可能となり、設計上の制約が緩和されるという利点と、建物を堅牢な造りとするために土台を増やすといったことも容易にできるという利点がある。
矩形溝状に形成した基礎コンクリート部10の底部に、基礎コンクリート部10の周方向に一周するように吸熱と放熱に使用される吸放熱ラジエータ14を設置する。この吸放熱ラジエータ14はモルタル14a中に埋設して設置し、モルタル14aは基礎コンクリート部10の底部と一体となるように打設する。モルタル14aに埋設するように吸放熱ラジエータ14を設置することにより、モルタル14aおよび基礎コンクリート部10を介して吸放熱ラジエータ14から効率的に吸放熱することができる。吸放熱ラジエータ14には銅等の熱伝導性の良い管体を使用するのがよい。管体に放熱フィンを設けて管体からの吸放熱が効率的に行えるようにすることも有効である。
図4に、ヒートポンプ装置に接続する配管の全体構成を示す。上述したように、基礎コンクリート部10の底部に、吸放熱ラジエータ14が配置され、この吸放熱ラジエータ14は、建物の1Fのほぼ中央部に設置されたヒートポンプ装置の本体20に接続される。もちろん、ヒートポンプ装置の本体20は適宜位置に設置することができ、ヒートポンプ装置の本体20の設置位置にあわせて配管される。本体20と吸放熱ラジエータ14とは、1Fの高さから基礎コンクリート部10の底部に向けて下方に延出する連絡管23によって接続されている。
ヒートポンプ装置の本体20には暖房用のラジエータ22と冷房用のラジエータ26とが接続される。暖房用のラジエータ22は1Fの床下位置の近傍に、建物の内周縁部に沿って一周するように設置される。暖房用のラジエータ22とヒートポンプ装置の本体20とは連絡管24によって接続される。図2に示すように、暖房用のラジエータ22は、部分的に基礎コンクリート部10の上部空間部分を通過するように配置される。暖房用のラジエータ22には必要に応じて断熱材により被覆してもよい。
冷房用のラジエータ26は建物の屋根裏の上部に、屋根裏の長手方向の略全長にわたって設置する。図2に示すように、本実施形態では前屋根部と後屋根部の双方に冷房用のラジエータ26を設置した。冷房用のラジエータ26の下方にはラジエータ26と平行に、結露受け用の受皿27を設置する。冷房用のラジエータ26は、冷媒が循環して還流するようにU字形に折曲して折り返す配置に設けられる。もちろん、屋根裏での冷房用のラジエータ26の配置はこれ以外の配置によることも可能である。
冷房用のラジエータ26とヒートポンプ装置の本体20とは、本体20から屋根裏に向けて鉛直方向に延びる縦配管28を介して接続される。縦配管28は必要に応じて断熱材により被覆してもよい。
ヒートポンプ装置の本体20には、暖房用のラジエータ22へ冷媒を通流させる場合と、冷房用のラジエータ26へ冷媒を通流させる場合とを切り替える切り替えバルブが設けられている。
(冷房、暖房システムその1の作用)
続いて、本実施形態の建築構造における冷暖房システムの作用について説明する。
図5は、夏季等における冷房作用、図6は冬季等における暖房作用を示す。
本実施形態の建物は、外壁および屋根裏等の建物が外面全体が断熱材30によって被覆され、外部の熱が住宅内に侵入しないように熱を遮断した構成を基本構造とし、建物の壁面や屋根裏部分、天井部分に通気層を設け、通気層に冷却あるいは加温された空気を通流させることによって建物全体を冷房あるいは暖房する構成とする。すなわち、建物の外壁に沿って形成された通気層40、屋根部分に沿って形成された通気層42、床下に形成された通気層44、天井裏部分に形成された通気層46、ロフトに形成された通気層48、部屋壁面に形成された通気層49により、各部屋が通気層によって囲まれた構成とし、これらの通気層に冷気あるいは暖気を通流させて冷暖房する。
図5は、冷房時の作用を示す。すなわち、冷房作用は、切り替えバルブ(不図示)によ
り、暖房用のラジエータ22には冷媒が通流しないよう遮断するとともに、屋根裏側に設置した冷房用のラジエータ26に冷媒が通流するように設定する。この場合に、ヒートポンプ装置の本体20では、縦配管28から本体20の圧縮機20aに冷媒(気体)が送入され、圧縮機20aで圧縮された冷媒(液体)が地下側の吸放熱ラジエータ14に送出され、吸放熱ラジエータ14を一周するように循環する際に、放熱し、膨張弁20bに戻り、膨張弁20bで冷媒が気化し、縦配管28から冷媒(気体)が冷房用のラジエータ26に送出される。
すなわち、縦配管28には冷却された冷媒が送出され、屋根裏に設置された冷房用のラジエータ26で通気層のエアが熱交換して冷やされる。冷気は上部から下部に流れる性質があるから、屋根裏の通気層42で冷やされた空気は、外壁部分の通気層40やロフト部分の通気層48から徐々に下降し、天井裏の通気層46、部屋壁面の通気層49を通過しながら、輻射作用により室内を冷房する。通気層が部屋の壁面、天井部分を囲むように設けられていること、通気層全体が冷やされることにより建物全体が効果的に冷房される。なお、通気層では冷気が徐々に下階へ下がる一方、温まった空気は上昇して屋根裏側の通気層42に上昇する。通常は、建物(通気層)全体の温度差によって自然に通気層における空気の流れが生じるが、建物のつくりによって、部分的に一定方向の空気の流れを生じさせる必要がある場合には通気層内にファン等の強制通気手段を設ければよい。
冷房時に通気層内のエア温度が下がり、室温との温度差が大きくなると、室内の壁面で結露することが起こり得る。このような場合には、通気層内に外気を導入し、冷房用のラジエータ26により外気を冷却して乾燥させ、乾燥させた冷気を部分的に室内に導入するといった方法も可能である。もちろん、通気層を冷却する際に、室内の壁面で結露が生じない程度の温度に制御する方法とすることも可能である。
本実施形態では、圧縮機20aから送出される冷媒(液体)を地下空間Aに導き、吸放熱ラジエータ14に還流させて地熱と熱交換させている。本実施形態の基礎コンクリート部10のように1.5m程度の深さに地下空間を設ければ、地盤温度は年間を通じて10℃〜15℃である。したがって、夏季等において冷媒温度を放熱させる際に、地熱を利用すれば、きわめて有効な熱交換ができる。夏の高温の外気と熱交換して放熱する方法と比較すれば、冷温の地熱と熱交換する有効性は明瞭である。
本実施形態では、吸放熱ラジエータ14をモルタル14aに埋設し、地下を一周するように還流させることで、地熱との熱交換が有効になされる。また、仮に、長年の使用によって吸放熱ラジエータ14が損傷した場合でも、基礎コンクリート部10の底に吸放熱ラジエータ14を設置する構造となっているから、基礎コンクリート部10の底部のみコンクリートを打設しなおして修理できるという利点がある。
図6は、冬季等の暖房時の作用を示す。暖房時には暖房用のラジエータ22に冷媒を還流させ、冷房用のラジエータ26には冷媒を還流させないように切り替えバルブを制御する。図6に示すように、暖房時には、ヒートポンプ装置の本体20の圧縮機20aから冷媒(液体)を暖房用のラジエータ22に送出させ、暖房用のラジエータ22を冷媒(液体)が還流した後、膨張弁20bで気化した冷媒を連絡管23を経由して地下側の吸放熱ラジエータ14に送出させ、吸放熱ラジエータ14で地熱と熱交換させた後、圧縮機20aに戻る流路とする。
吸放熱ラジエータ14では冷媒(気体)と地熱とを熱交換させ、地熱から吸熱して圧縮機20aに戻る作用をなす。すなわち、膨張弁20bから送出された冷媒(気体)は地熱と熱交換することにより、気温の低い外気と熱交換する場合と比較して効率的に吸熱することができる。いいかえれば、ヒートポンプ装置による暖房作用は、地熱を利用することによって効果的に省エネルギー化することができる。
また、本実施形態の建物は、断熱材30により外部から熱遮断されていること、暖房用のラジエータ22により階下の床下側の通気層が温められ、徐々に上階に暖かい空気が上昇して通気層を暖めること、各部屋は部屋の壁面や天井に設けられた通気層によって囲まれていることにより、輻射作用によって建物全体が暖房されるようになる。
暖房作用の場合にも上階まで上昇して冷えた空気は徐々に下階に降下し、暖房用のラジエータ22によって暖められて上昇し自然に空気の対流が生じる。強制的に気流を生じさせる場合はファン等の気流発生機を使用すればよい。
なお、本実施形態において、暖房用のラジエータ22を一部地下空間Aを通過させる配置としているのは、暖房用に地熱を利用するためである。
こうして、本実施形態の冷房・暖房作用は、基礎コンクリート部10を打設して地下空間Aを設け、地熱を利用することによってヒートポンプ装置を効率的に作動させるようにして、省エネルギー化を図ることを可能とし、同時に、建物全体を外部から熱遮断する構成とし、かつ壁面や屋根裏部分、天井部分に通気層を設けて、各部屋を通気層によって包み込むような形態とし、通気層を冷やしあるいは暖めて冷暖房することで、建物全体の冷暖房を効率的に行うことを可能としたものである。本実施形態のように、通気層を介して輻射作用によって冷暖房する方法は、直接的な冷暖房作用にくらべて、さわやかでやわらかな冷暖房作用となり、好適な住空間を提供することができる。
(冷房・暖房システムその2の構成)
また、冷房・暖房システムの他の構成例として、図7に示すような構成を採用することもできる。図7に示す冷房・暖房システムの構成は、基礎コンクリート部10に複数の熱交換器N1,N2が配設され、熱交換器N1,N2内に通気層の空気(室外から取り込まれた新鮮空気および室内から室外へ排出される空気)が別体の熱交換器N1,N2に供給されていることが第1の特徴である。また、冷媒の流通経路104が熱交換器N1,N2の内部を通過させるようにして配設されている点が第2の特徴となっている。
図7に示す構成においては、2台の熱交換器N1,N2が配設されている。図8は、図7内の熱交換器N1,N2付近を拡大した説明図である。一方の熱交換器N1には室外から取り込まれた新鮮空気が集約された新鮮空気ダクト100が接続され、他方の交換器N2には室内を循環した後、室外に排出される空気が集約された排出空気ダクト102が接続されている。冷媒の流通路104は、2台の熱交換器N1,N2の内部を串刺しするようにして配設されている。このように2台の熱交換器N1,N2の内部を連結するように冷媒の流通経路104を配設しているから、2台の熱交換器N1,N2がそれぞれ独自に吸収した熱エネルギーを他方の熱交換器N1,N2で利用することができる。
熱交換器N1,N2には蓄熱体として水が用いられている。2台の熱交換器N1,N2とも、熱交換器N1,N2の下側部分に新鮮空気ダクト100および排出空気ダクト102がそれぞれ接続されている。また熱交換器N1,N2には熱交換器N1,N2に供給された各ダクトからの空気を水に均等に配分するための分配具110が配設されている。本実施の形態における分配具110としては、板厚方向に貫通孔がマトリクス状に形成された有孔板が用いられている。このように分配具110を用いることにより、蓄熱体である水と空気との接触機会が大幅に増加するため、効率的な熱交換が可能になる。
また、蓄熱体として水を用いることにより、室外から取り込まれた新鮮空気は水フィルタを通過することになるから、新鮮空気を熱交換器すると同時にゴミや埃を除去することができ好都合である。また、新鮮空気が通過する熱交換器N1が独立しているので、水の交換も容易に行うことができ、メンテナンスが容易である。
熱交換について新鮮空気を例にとって具体的に説明する。
夏季においては排出空気ダクト102から供給される冷房装置で冷却された室内空気が有するマイナスの熱エネルギーにより熱交換器N2の水が冷却される。冷媒の流通路104は熱交換器N1,N2を串刺し状に接続しているので、熱交換器N2の水が冷却された熱エネルギーを冷媒が熱交換器N1の水に伝達して、熱交換器N1の水が冷却される。新鮮空気ダクト100から熱交換器N1に供給された新鮮空気は、熱交換器N1の水により冷却された後、空気の流通路を介して建物全体を循環して、建物を冷却させることができる。また、本実施の形態において新鮮空気を熱交換する際には水フィルタを通過させることにもなるので、ゴミや花粉、埃等の空気中の不要物を除去することもできるので、さらに好都合である。
また、熱交換器N1を通過した新鮮空気が流通する配管120が吸放熱ラジエータ14のモルタル14aに埋設されていればさらに好適である。一般に夏季においては、外気温に比較して地中部分の温度が低いため、熱交換器N1を通過して湿度が高まった新鮮空気は新鮮空気が流通する配管120の内部において結露するので、自然エネルギーの利用により新鮮空気を除湿することが可能である。吸放熱ラジエータ14内の新鮮空気が流通する配管120には結露水を外部に排出するための排水ドレン122が配設されている。以上に説明した構成を採用することによりさらに快適な冷房システムを提供することができる。
一方、冬季においては暖房により室内空気が温められているので、夏季と同様にして室内空気の熱エネルギーが熱交換器N1,N2を介して新鮮空気に付与される。すなわち、室内温度に対して低温な新鮮空気が適切に温められると共に、ゴミ等の不要物を除去した後に、新鮮空気が流通する配管120に供給され、建物全体を温める作用をなすのである。
冬季においては、室外気温に比較して地中温度が高いため、吸放熱ラジエータ14のモルタル14aに埋設された新鮮空気が流通する配管120では地熱を利用した熱交換が可能である。さらに基礎コンクリート部10の一部分を機械室200として区画し、機械室200に暖房装置210を配設すれば、吸放熱ラジエータ14のモルタル14a内の新鮮空気が流通する配管120を確実に温めることができる。冬季においては夏季と異なり、熱交換器N1を通過した新鮮空気が冷却されることはないため、熱交換器N1を通過したことにより適度に加湿された新鮮空気が除湿されることはない。すなわち、室外の新鮮空気に比べ十分に加湿・調温された空気を建物全体に供給することができる。
本実施の形態においては、熱交換器N1,N2を用いて新鮮空気と室内空気との熱交換を行った後、新鮮空気が流通する配管120を吸放熱ラジエータ14のモルタル14aに埋設することにより地熱も利用しているが、必ずしも熱交換器N1,N2と地熱を併用する必要はない。すなわち熱交換器N1,N2のみを用いて新鮮空気と室内空気の熱交換を行う形態を採用することももちろん可能である。
(建物の通気構造)
本発明に係る建築構造は、上述したように建物全体として壁面、天井面等で通気する通気層を設ける構成を基本構造とする。このために、本発明においては従来の枠組壁工法に在来の木造軸組工法を取り入れることにより、枠組壁工法による堅牢性等の利点を保持しつつ、壁面等に通気層を設けることを可能とした。
図3に(b)は、基礎コンクリート部10に設置する敷土台15の構造を拡大して示す。敷土台15は、図のように、幅方向の中央部が凸形に突出した凸部15aが長手方向の全長にわたって形成されている。このように敷土台15に凸部15aを形成したのは、凸部15aを挟んで土台50を設置する構造とするためである。
図10(a)は敷土台15の上に土台50を設置した状態を示す。土台50は敷土台15に設けられた凸部15aを両側から挟むように対向させて設置する。図10(b)に土台50の構成を拡大して示す。土台50は凸部15aよりも高く設定されており、敷土台15に土台50を設置した状態で、凸部15aの上方では対向する土台50の中間部分が空間となる。この空間部分は壁面等を構築した際に通気層となる部分であり、本発明に係る建築構造では重要な作用をなす。
土台50には通柱、柱、間柱、根太を取り付ける。図10(b)において、通柱を設置する部位には、各々、一方の土台50(図では外側に位置する土台)に切欠52a、52b、52cを設ける。コーナー部に設置する通柱については、コーナー部で当接する両側の土台の端部に切欠52aを設ける。また、切欠52a、52b、52cを設けた部位には連結用の連結コマ54a、54b、54cを両側の土台50の中間に嵌合させるようにして設置する。連結コマは、土台50と通柱や柱をしっかりと連結させるために設けるもので、通柱や柱の設置位置に合わせて各々の形状が決められる。連結コマ54aは平面形状でL字形に折曲した形状に形成され、連結コマ54b、54cは、平面形状がT字形に形成されている。
これらの連結コマ54a、54b、54cに連結される通柱や柱は、連結部分(下端部)が土台50と連結コマ54a、54b、54cに凹凸嵌合するように仕口を細工して連結する。これによって通柱や柱がしっかりと土台50に連結される。
柱の中間に設置する間柱の連結には、図10(b)に示すようなU形コマ56が用いられる。U形コマ56は上部が二股状に形成され、二股部分の溝部に間柱を嵌入して挟んで固定する。U形コマ56も土台50上に対向して配置される土台50に挟むようにして設置される。U形コマ56は根太を固定する部材としても使用される。図10(b)で、56aが根太を固定するためのU形コマである。根太もU形コマ56aの溝に端部を嵌入するようにして取り付けられる。
図9は、上述した連結コマ54a、54b、54cやU形コマ56、56aを取り付けた土台50に、柱58、通柱60、間柱62、根太64、梁66、棟木68等を組み付けて小屋組した状態を示す。これらの各部材の組み付けには前述した連結コマやU形コマが利用される。本実施形態の建築構造はいわゆる、ツーバイシックスとよばれる共通部材を、土台50、間柱62、根太64、梁66等の基本部材に使用して構築するもので、この意味では枠組壁工法に類似するが、柱や梁を構築して組み立てる構成においては従来の軸組工法の流儀によっている。そして、土台50および梁66は中間に空間部分を設けて設置される構成となるから、たとえば間柱62を挟んで壁面材を取り付けることにより、壁面材の内面間は通気層として構成されることになる。また、天井部分についても根太64の間は中空空間となり通気層となる。
こうして、本実施形態によれば、枠組壁工法と軸組工法とを複合した建築構造とすることによって在来の軸組工法の利点を取り入れることができ、また、建物の壁面や天井面に通気層を設けることができ、前述したヒートポンプ装置を用いて通気層を冷房あるいは暖房して輻射作用によって部屋内を冷暖房するシステムを効果的に利用することが可能となる。
図11(a)、(b)は、建物の仕上がり例を示す正面図と背面図である。本発明の建築構造によれば、軸組工法の利点を生かすことによって、図11(b)に示すように、窓等の大きな開口部をとることができ、また窓等の開口部を設ける位置を選択する自由度が大きくなるという利点がある。
(免震構造その1)
図12、11は、本発明に係る建築構造に用いられる免震構造を示す。本実施形態の免震構造は、土台50の固定に用いられるアンカーボルト70に免震構造を付設したことを特徴とする。
前述したように、土台50は、基礎コンクリート部10の上に敷土台15を設置し、敷土台15の上面に設けられた凸部15aを両側から挟む配置として設置される。図12は、敷土台15に土台50を設置し、対向して配置される土台50の中間にU形コマ56を嵌入固定し、U形コマ56に間柱62を立設した状態を示す。
本発明に係る免震部材72は、基礎コンクリート部10に固設されたアンカーボルト70の先端に、土台50および敷土台15を鉛直上方に向けて押し上げるように付勢して支持するように形成される。
図13に免震部材72の構成を分解して示す。なお、図では、敷土台15に設けられた凸部15aを挟んで配置される土台50の一方を敷土台15から外した状態で示している。間柱62は、U形コマ56に設けられた溝に下部を嵌入して固定される。間柱62は土台50の長手方向とは交差する向きに取り付けられる。
免震部材72は、アンカーボルト70の先端側から外挿される下部免震ボックス73と、下部免震ボックス73の上部に固定される蓋状に形成された上部免震ボックス74からなる免震ボックスを備える。この免震ボックスは、下部免震ボックス73を土台50により両側から挟み込み、ボルト78aとナット78bにより土台50に固定される。本実施形態では、下部免震ボックス73の両側面に下部免震ボックス73と一体に固定プレート76aを設け、土台50の外側面に配置した固定プレート76にボルト78aを挿通するとともに、固定プレート76aにボルト78aを挿通して、土台50に下部免震ボックス73を締め付け固定する。ボルト78aは敷土台15の凸部15aにも貫通し、土台50は敷土台15と一体的に連結される。
上部免震ボックス74のアンカーボルト70の先端に対向する内面は半球面74aに形成される。
図14に、土台50に免震ボックスを取り付けた状態を正面方向から見た状態を示す。アンカーボルト70のねじ山が形成されている先端部分には上端が半球面に形成され、上部免震ボックス74の半球面74aに上端面が当接する上部ナット80が装着される。
上部ナット80の下方にはアンカーボルト70に挿通されて上部バネ82が装着され、上部バネ82の下側のアンカーボルト70のねじ切り部分に下部ナット84が装着され、下部ナット84の下方に座金86を介して下部バネ88が装着される。上部バネ82および下部バネ88はともに弾発バネであり、上部バネ82は上部ナット80と下部ナット84との間を弾発し、下部バネ88は座金86と基礎コンクリート部10の上面に当接する座金87との間を弾発する。
なお、座金86は、下部免震ボックス73の下面に当接し、下部免震ボックス73と上部免震ボックス74とからなる免震ボックスを介して土台50が下部バネ88による押し上げ力によって付勢されて支持される。
本実施形態の免震構造を組み立てる際は、基礎コンクリート部10に固設されたアンカーボルト70に座金87と下部バネ88と座金86を装着し、下部ナット84を取り付けた後、下部免震ボックス73を装着して土台50に下部免震ボックス73を固定する。この際には、下部ナット84を下位置にしておき下部バネ88の付勢力によって土台50が敷土台15から浮き上がらないようにして作業する。
土台50が敷土台15に固定された後、上部バネ82と上部ナット80を装着し、上部免震ボックス74を下部免震ボックス73にねじ止めして固定する。上部ナット80はアンカーボルト70の高さレベルを調節するためのもので、上部ナット80を装着する際に、上部ナット80を回動して高さ調節する。
こうして、図12に示すように、土台50と基礎コンクリート部10との間に免震部材72が取り付けられた免震構造が組み立てられる。
この免震構造では、土台50の側面に調節孔90、92を設け、建物全体が構築された後、調節孔90から工具を差し込み、上部ナット80を回動して上部ナット80の高さを調節し、また調節孔92から工具を差し込み、下部ナット84を回動しアンカーボルト70上での下部ナット84の位置を調節して、下部バネ88の付勢力が免震ボックスの押し上げ力として作用するように設定する。なお、実際の建物では、風荷重が屋根面に上向きに作用するから、下部バネ88の押し上げ力としては、アンカーボルト70に作用する垂直荷重から風荷重を差し引いた数値よりもやや弱い程度に設定するのがよい。
本実施形態の免震構造によれば、免震ボックスが下部バネ88によって弾性的に支持されることにより、建物に震動が作用した際に下部バネ88による緩衝作用により震動を吸収することが可能となる。また、本実施形態の免震構造によれば、アンカーボルト70の先端に取り付けた上部ナット80と上部免震ボックス74とが半球面同士で当接して支持されているから、建物に震動が作用して建物が横揺れした場合でも、半球面の中心位置に自然に復帰しようとする力が作用し、効果的に震動を吸収することが可能となる。また、本実施形態の免震構造では、上部ナット80の高さ位置を微調整することが可能で、建物全体としてのバランスを的確にとることができることから、外部震動が建物に作用した場合でも横揺れを増強させることなく、揺れを緩和させることができる。
なお、上記例では対向して配置される土台50の中間に免震部材を設置する構成としたが、本発明に係る免震部材は上記実施形態での軸組工法を複合化した枠組壁工法にのみ適用されるものではなく、従来の枠組壁工法についても、在来の軸組工法にも適用できるものである。すなわち、アンカーボルトに免震ボックスを可動に装着し、上部ナットと下部バネを介して土台を押し上げ方向に付勢して支持する免震部材は、建物の施工方法に関わらず適用可能であり、効果的な免震作用を発揮することができる。
(免震構造その2)
図15は本実施の形態における免震部材を土台に取り付けた状態を示す説明平面図である。図16は図15内内のA−A線における断面図である。図17は図16内の免震部材部分を拡大した拡大説明図である。本実施の形態においては、先の実施形態と同符号を付すことにより個々についての詳細な説明を省略することがある。
本実施の形態における免震部材72は、下部免震ボックス73と、下部免震ボックス73に取り付けられる上部免震ボックス74と、アンカーボルト70の先端に取り付けられる上部ナット80と、下部免震ボックス73と上部免震ボックス74を弾発する上部バネ82を有している。すなわち、先の免震部材72が有していた下部ナット84、座金86,87、下部バネ88は有していない。また、本実施の形態における上部免震ボックス74の頂点部分には、通常時における上部ナット80の先端位置を位置決めする位置決め部75が形成されている。以下に、本実施の形態における免震部材72について説明する。
下部免震ボックス73の底部にはアンカーボルト70を挿通するための挿通孔73aが形成されている。挿通孔73aの径寸法は、免震部材72が対応可能な振幅に応じて適宜決定することができる。本実施の形態における免震部材72は、基礎部10から突出するアンカーボルト70を下部免震ボックス73の挿通孔73aに挿通させ、下部免震ボックス73の側面から延出する固定プレート76を土台50に形成された装着溝50aに嵌入させて取り付けられる。免震部材72は、土台50と固定プレート76の両者をボルト78で縫うことにより土台50と一体に取り付けられる。
下部免震ボックス73の内側であってアンカーボルト70と交差する部分には座金Zが配設されている。座金Zの径寸法は、挿通孔73aの径寸法より大径であるのはもちろんである。座金Zの上には上部バネ82が配設される。上部バネ82はアンカーボルト70により貫通された状態で装着されている。アンカーボルト70の上端部分には上部ナット80が取り付けられる。上部ナット80の上端部分は、半球面に形成されていて、下端部分にはつば部分80aが形成されている。
下部免震ボックス73には上部免震ボックス74が取り付けられる。下部免震ボックス73に上部免震ボックス74を取り付ける際は、上部ナット80を下方に押し付けながら作業を行う。下部免震ボックス73に上部免震ボックス74が取り付けられた後においては、上部バネ82が座金Zと上部ナット80のつば部分80aの間を付勢することになる。図17に示す状態における上部バネ82の長さはL1であり、上部バネ82の自由長Lより短くなっている。
上部免震ボックス74は下面側が半球面をなしていて、頂上部分には貫通孔75が形成されている。貫通孔75は、上部ナット80の先端部分が嵌合可能に形成されていて、上部ナット80の位置決め部75として機能する。上部バネ82による付勢力により通常時においては、上部ナット80の先端部位置は上部免震ボックス74の位置決め部75に位置することになる。
図18は、本実施の形態における免震部材72が地震力による横揺れを減衰している状態を示す説明図である。建物に地震力が作用し横揺れが発生すると、免震部材72は図18に示すような状態になる。すなわち、地震力により位置決め部75が上部ネジ80の先端位置から外れると、免震部材72が上部免震ボックス74の半球面に沿って移動するのである。上部ネジ80の先端部分と上部免震ボックス74の半球面は常に当接しているため、摩擦力が作用し、ブレーキの作用をなす。また、上部免震ボックス74の移動に伴い土台50が上方向にdだけ上昇するため、上部バネ82を圧縮する力もブレーキとして作用する。このように地震力を摩擦力とバネを圧縮させる力に変換することができるので、効果的に地震力を吸収することができる。
通常は地震による横揺れ力が建物に作用した場合、横揺れの切り替えし時に建物に大きなダメージを与えるが、本実施の形態における免震部材72を採用することにより、横揺れの切り替えし時に作用する慣性力を好適に減衰させることができるため、建物のダメージを大幅に軽減することができる。
本実施の形態における免震部材72は単純な構造であるから製造コストおよび施工コストが安価で提供することができるため、建物一軒あたりに使用する免震部材を多くすることができる。これにより、各免震部材72に作用する力を可及的に小さくすることができるため、水平方向に移動量およびこれに伴う垂直方向への移動量を小さくすることができるといった効果を得ることもできる。
建築物の一実施形態の構成を示す正面断面図である。 建築物の一実施形態の構成を示す側面断面図である。 基礎コンクリート部と敷土台の構成を示す斜視図である。 冷暖房システムその1の配管例を示す説明図である。 冷暖房システムその1による冷房状態の作用を示す説明図である。 冷暖房システムその1による暖房状態の作用を示す説明図である。 冷房・暖房システムその2の構成を示す説明図である。 図7内の熱交換器付近を拡大した説明図である。 実施形態の建築物を小屋組した状態の斜視図である。 実施形態の建築物の土台の構成を示す斜視図である。 建築物の仕上がり例を示す正面図および背面図である。 土台に免震構造その1を取り付けた状態を示す説明図である。 実施形態における免震構造その1の組立分解図である。 免震部材その1を拡大して示す正面図である。 免震部材その2を土台に取り付けた状態を示す説明平面図である。 図15内のA−A線における断面図である。 図16内の免震部材部分を拡大した拡大説明図である。 免震部材その2が地震による横揺れ力を減衰している状態を示す説明図である。
符号の説明
10 基礎コンクリート部
10a 断熱材
12 土間コンクリート
14 吸放熱ラジエータ
14a モルタル
15 敷土台
20 ヒートポンプ装置の本体
20a 圧縮機
20b 膨張弁
22 暖房用のラジエータ
26 冷房用のラジエータ
30 断熱材
40、42、44、46、48,49 通気層
50 土台
54a、54b、54c 連結コマ
56、56a U形コマ
62 間柱
64 根太
66 梁
70 アンカーボルト
72 免震部材
73 下部免震ボックス
73a 挿通孔
74 上部免震ボックス
74a 半球面
75 位置決め部
76、76a 固定プレート
80 上部ナット
80a つば部分
82 上部バネ
84 下部ナット
88 下部バネ
90、92 調節孔
100 新鮮空気ダクト
102 排出空気ダクト
104 冷媒の流通路
110 分配具
120 新鮮空気が流通する配管
200 機械室
210 暖房装置
N1,N2 熱交換器
Z 座金

Claims (22)

  1. 建物に設けた通気層の空気を冷却あるいは加温して建物全体を冷房あるいは暖房するシステムを備えた建築構造であって、
    前記建物の基礎部分に、地熱を利用する吸放熱ラジエータが設けられた基礎コンクリート部を設け、
    前記吸放熱ラジエータをヒートポンプ装置に接続するとともに、前記通気層を冷却あるいは加温する配置に、前記ヒートポンプ装置に接続して冷房用のラジエータと暖房用のラジエータとを設置し、
    冷房と暖房に合わせて冷媒の通流経路を、前記冷房用のラジエータと前記暖房用のラジエータのいずれかに切り替える切り替えバルブを設けたことを特徴とする建築構造。
  2. 前記建物は、外面全体が断熱材により被覆され、外部から熱遮断されていることを特徴とする請求項1記載の建築構造。
  3. 前記基礎コンクリート部は、建物の建築領域の周縁に沿って形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の建築構造。
  4. 前記基礎コンクリート部の底部に、前記吸放熱ラジエータがモルタルに埋設して設置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の建築構造。
  5. 前記基礎コンクリート部は、基礎コンクリート部の底部を除いた外面あるいは内面に断熱材が被覆され、外部から熱遮断されていることを特徴とする請求項3記載の建築構造。
  6. 前記冷房用のラジエータは、建物の屋根裏の近傍に設置され、前記暖房用のラジエータは建物の床下近傍に設置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の建築構造。
  7. 前記建物は、土台、間柱、根太、梁等の建物の構成部材として枠組壁工法で使用されている共通部材を使用して構築され、
    前記土台と梁とが、前記一対の共通部材を、中間に通気層を形成する空間をあけ平行に対向して設置してなることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項記載の建築構造。
  8. 前記土台は、幅方向の中央部に凸部が形成された敷土台の上に、前記凸部を両側から挟む配置に設けられていることを特徴とする請求項7記載の建築構造。
  9. 前記対向して設置された土台に挟まれて、柱を連結するための連結コマが設置され、前記土台に凹凸嵌合して、柱が軸組構造によって立設されていることを特徴とする請求項7または8記載の建築構造。
  10. 前記対向して設置された土台に挟まれて、間柱あるいは根太を取り付けるU形コマが設置され、該U形コマの溝に合わせて前記間柱と根太が連結されていることを特徴とする請求項7または8記載の建築構造。
  11. 前記通気層および前記冷媒の流通経路は、蓄熱体が配設された熱交換部にそれぞれ連通し、
    前記蓄熱体を介して、前記通気層の空気が有する熱エネルギーが前記冷媒に供給可能であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項記載の建築構造。
  12. 前記蓄熱体は水であり、前記通気層の空気は、前記熱交換部の下部側から供給されていていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項記載の建築構造。
  13. 前記熱交換部には、熱交換部に供給された通気層の空気を均等に分配する分配具が配設されていることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項記載の建築構造。
  14. 前記建物は、土台、間柱、根太、梁等の建物の構成部材として枠組壁工法で使用されている共通部材を使用するとともに、前記土台と梁とが、前記一対の共通部材を、中間に通気層を形成する空間をあけ平行に対向して設置して構築され、
    前記建物の免震構造として、前記建物の基礎に固設されるアンカーボルトと前記土台との間に、前記土台を押し上げる方向に付勢する免震機構が介装されていることを特徴とする建築構造。
  15. 前記免震機構は、前記アンカーボルトの先端に装着される、上面が半球面に形成された上部ナットと、
    アンカーボルトの先端に外挿され、前記土台に一体に固定される下部免震ボックスと、該下部免震ボックスの上部に蓋状に固定され、前記上部ナットが当接する内面が半球面に形成された上部免震ボックスとからなる免震ボックスと、
    前記上部免震ボックスと前記下部免震ボックス間で、前記上部ナットを前記上部免震ボックスに押し付ける方向に付勢する上部バネを備えていることを特徴とする請求項14記載の建築構造。
  16. 前記上部免震ボックスの頂点部分には、通常時における前記上部ナットの位置を決定するための位置決め部が形成されていていることを特徴とする請求項14または15記載の建築構造。
  17. 前記下部免震ボックスの下端面に当接する座金を介して前記基礎と免震ボックスとの間を弾発する下部バネとを備えていることを特徴とする請求項14〜16のうちのいずれか一項記載の建築構造。
  18. 前記土台に、前記上部ナットのアンカーボルト上における位置を調節する調節孔が設けられていることを特徴とする請求項14〜17のうちのいずれか一項記載の建築構造。
  19. アンカーボルトの先端に装着される、上面が半球面に形成された上部ナットと、
    アンカーボルトの先端に外挿され、前記土台に一体に固定される下部免震ボックスと、該下部免震ボックスの上部に蓋状に固定され、前記上部ナットが当接する内面が半球面に形成された上部免震ボックスとからなる免震ボックスと、
    前記上部免震ボックスと前記下部免震ボックス間で、前記上部ナットを前記上部免震ボックスに押し付ける方向に付勢する上部バネを備えていることを特徴とする免震部材。
  20. アンカーボルトの先端に装着される、上面が半球面に形成された上部ナットと、
    アンカーボルトの先端に外挿され、前記土台に一体に固定される下部免震ボックスと、該下部免震ボックスの上部に蓋状に固定され、前記上部ナットが当接する内面が半球面に形成された上部免震ボックスとからなる免震ボックスと、
    前記下部免震ボックスの下端面に当接する座金を介して前記基礎と免震ボックスとの間を弾発する下部バネとを備えることを特徴とする免震部材。
  21. アンカーボルトの先端に装着される、上面が半球面に形成された上部ナットと、
    アンカーボルトの先端に外挿され、前記土台に一体に固定される下部免震ボックスと、該下部免震ボックスの上部に蓋状に固定され、前記上部ナットが当接する内面が半球面に形成された上部免震ボックスとからなる免震ボックスと、
    前記上部免震ボックスと前記下部免震ボックス間で、前記上部ナットを前記上部免震ボックスに押し付ける方向に付勢する上部バネと、
    前記下部免震ボックスの下端面に当接する座金を介して前記基礎と免震ボックスとの間を弾発する下部バネとを備えていることを特徴とする免震部材。
  22. 前記上部免震ボックスの頂点には、通常時に前記上部ナットの位置を決定するための位置決め部が形成されていていることを特徴とする請求項19〜21のうちいずれか一項記載の免震部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009293298A (ja) * 2008-06-06 2009-12-17 Takashoo:Kk 建築物の空気循環システム、および空気循環構造を有する建築物。
CN103228994A (zh) * 2010-09-17 2013-07-31 尔班依塔斯有限公司 强制空气辐射加热实用核心与模块以及结合了这些的建筑物

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