JP2007278554A - 加熱調理器 - Google Patents

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JP2007278554A
JP2007278554A JP2006102996A JP2006102996A JP2007278554A JP 2007278554 A JP2007278554 A JP 2007278554A JP 2006102996 A JP2006102996 A JP 2006102996A JP 2006102996 A JP2006102996 A JP 2006102996A JP 2007278554 A JP2007278554 A JP 2007278554A
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heating chamber
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JP2006102996A
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English (en)
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Hironori Kanda
博紀 神田
Kazuhiro Furuta
和浩 古田
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Toshiba Corp
Toshiba Consumer Marketing Corp
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Consumer Marketing Corp
Toshiba Home Appliances Corp
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Abstract

【課題】 加熱室内の容積を制限しないで、かつ、風向き制御機構の劣化を防ぐ加熱調理
器を提供する。
【解決手段】 加熱調理器は、外箱1内に設けられ調理物を収容する加熱室5の後壁5c
に吹出口68と挿入口69が形成され、機械室15には、熱風を生成し吹出口68から加
熱室5内に供給する熱風循環機構60と、吹出口68からの熱風を制限する風向板71を
有し、熱風循環機構とケーシング65により区画された位置に配置される風向き制御機構
70とが設けられ、この風向き制御機構70は、風向板71を挿入口69から加熱室5内
外に挿出入することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、熱風循環機構を備えた加熱調理器に関する。
近年、加熱調理器においては熱風循環機構を搭載し、調理物を急速に加熱するものが提
供されている。
例えば、上記のものでは熱風を生成し加熱室内に循環させる熱風循環機構を加熱室の後
空間に設け、その熱風循環機構から加熱室に供給される熱風の方向を変更する風向き制御
機構を加熱室内に有するものがある(例えば、特許文献1参照)。
また熱風循環機構が設置されている加熱室の後空間に風向き制御機構を設け、加熱室に
供給される前に熱風の方向を変更させて加熱室内に供給させる加熱調理器が提案されてい
る(例えば、特許文献2参照)。
特開平6−347041号公報 特開2004−353922号公報
しかしながら、特許文献1のような加熱調理器においては、風向き制御機構が加熱室内
に設けられており、風向き制御機構を必要としない時は、加熱室内の容積が小さくなり、
調理物の収納を制限するという問題があった。さらに電子レンジを併用する加熱調理器の
場合には、風向き制御機構が加熱室内にあることにより風向き制御機構の端部などでスパ
ークするという問題も内在していた。
また特許文献2の加熱調理器においては、熱風循環機構が設置されている加熱室の後空
間内に風向き制御機構を設置し、その後空間から加熱室内に供給される熱風の方向を制限
している為、風向き制御機構全体が熱風にさらされ、風向き制御機構が劣化しやすいとい
う問題があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、加熱室内の容積を制限しないで
、かつ、風向き制御機構の劣化を防ぐ加熱調理器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係わる加熱調理器は、外箱と、この外箱内に設け
られ調理物を収容する加熱室と、前記加熱室の内壁に形成される吹出口と、前記加熱室外
に設けられ、熱風ヒータ及び熱風ファンを有し、空気を前記熱風ヒータにより加熱し、前
記熱風ファンの回転駆動により加熱された空気を前記吹出口から加熱室内に供給する熱風
循環機構と、前記加熱室の内壁に形成される挿入口と、前記吹出口から吹き出される熱風
を制限するための風向板を有し、前記熱風循環機構と区画された位置に配置される風向き
制御機構とを具備し、この風向き制御機構は、前記風向板を前記挿入口から前記加熱室内
外に挿出入することを主たる特徴とする。
本発明によれば、風向き制御機構を熱風循環機構と区画して設け、風向板を挿入口から
挿出入することができるため、風向き制御機構の不使用時には風向板を加熱室外に収納で
き加熱室の容積を制限することがなく、さらに熱風にさらされる箇所が風向板のみである
ため、風向き制御機構の劣化を防ぐことができる。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
本発明の加熱調理器を電子レンジに適用した一実施例を示す図1乃至図7を参照して説
明する。
そのうち、構成の概要を説明するための図について示す。図1は、風向き制御機構の制
御動作(a),(b)を示す図。図2は、電子レンジの正面図である。図3は、電子レン
ジの縦断側面図である。図4は、加熱室の風向き制御機構収納時の正面図、図5は、加熱
室の風向き制御機構使用時の正面図である。図6は、電子レンジの電気的構成図。図7は
「オーブン加熱調理メニュー」の動作フローチャートである。
図2、3に示すように電子レンジの本体1は、外郭が矩形状の外箱2で形成されていて
、底部下面に脚部3が設けられている。
外箱2の内部には前面が開口した内箱4が設けられており、この内箱4の内部を加熱室
5としている。またこの加熱室5の前面開口部5dは本体1の前面のほぼ全幅にわたる大
きさの矩形状をなしている。
そして、本体1の前面には加熱室5の前面開口部5dを開閉可能な扉6が設けられてい
る。この扉6は図示しないヒンジ部を介して本体1の前下部に上下方向に可動可能に枢支
されている。
また扉6の前面部には図2に示すように、上部に手掛け部7が設けられていると共に、
下部に複数の操作部9及び表示部10が設けられている。この操作部9は加熱調理の調理
メニューや調理時間を選択設定するもので、表示部10は選択された調理メニューや調理
時間などを表示するためのものである。
またこの扉6には、扉6をロックする扉ロックスイッチ11(図6参照)が設けられて
おり、この扉ロックスイッチ11は加熱室5内が高温時は扉6を開放できないように扉6
をロックするロック機能を有している。
そして外箱2と内箱4の間には図3に示すように空間が設けられており、内箱4の下方
には下側空間14が設けられている。
また図3に示すように加熱室5の後方には機械室15が形成されていて、この機械室1
5には下部にマグネトロン16と、このマグネトロン16の駆動装置17が設けられてい
る。
このマグネトロン16はマイクロ波を発生するもので、その発生したマイクロ波は、下
側空間14に設けられ加熱室5の下面の中央に延びる導波管18を通して開口部(図示せ
ず)から加熱室5内に供給可能としている。
また機械室15の中央部から上部にかけては、左右方向の中央部に後述する熱風循環機
構60が設けられており、この熱風循環機構60はケーシング65により熱風循環機構6
0外と隔離された熱風を生成する空間を有している。
さらに機械室15の上部には加熱室5内の複数の箇所の温度を赤外線で測定する温度セ
ンサ19が設けられている。
一方、加熱室5内には図4、図5に示すように両側壁(左側壁5a、右側壁5b)に突
起状の段部30が形成されており、上方に上段部30a、下方に下段部30bが形成され
ている。
またその段部30上に加熱調理用の角皿31が載置できるように構成されていて、上段
角皿31aと下段角皿31bが其々配置可能となっている。
これら角皿31はいずれも段部30上をスライド移動することが可能で、角皿31を前
面開口部5d方向にスライド移動させることによりに加熱室5から取出し可能である。
ここで、加熱室5の後壁5c側に配設した熱風循環機構60について説明する。
図3に示すようにこの熱風循環機構60は、熱風ファン61と、熱風ヒータ62、断熱
材で形成されたケーシング65、及びファンモータ66で構成されており、そのうち、熱
風ファン61は遠心ファンが用いられている。
この熱風ファン61はケーシング65に覆われており、このケーシング65の後側の機
械室15にはファンモータ66が取付けている。
このファンモータ66の回転軸がケーシング65内に挿入されており、これに熱風ファ
ン61の中心ボス部が取付けられ、この熱風ファン61を回転駆動するように構成されて
いる。
そして、熱風ヒータ62は、2本のシーズヒータで構成され熱風ファン61の周囲部を
囲うように配設されている。
この2本のヒータからなる熱風ヒータ62は、第1の熱風ヒータ63と第2の熱風ヒー
タ64で構成されており、これら第1の熱風ヒータ63と第2の熱風ヒータ64は其々独
立して電源101に接続され、異なる定格出力で構成されている。
これらに対して、図3、図4、図5に示すように加熱室5の後壁5cには、熱風ファン
61の中央部と対応する位置に循環空気の吸入口67が多数のパンチング孔により形成さ
れ、熱風ファン61の外周部より外側の位置であってケーシング65の内側に循環空気の
吹出口68を同じく多数のパンチング孔により形成している。
またこの吹出口68は、後壁5cの上段部30aより上方に矩形状に形成される第1の
吹出口68aと、下段部30bより下方に矩形状に形成される第2の吹出口68bとで構
成されており、それぞれの吹出口68の複数箇所にパンチング孔が配列されているもので
横方向が長手となる矩形状の領域を形成している。
なお、前述の上段角皿31aと下段角皿31bについては、循環空気の吸入口67と吹
出口68とを遮断するように、吸入口67を上下より挟むように配置することが可能にな
っている。
またさらに図3に示すように、機械室15内には、吹出口68のパンチング孔を塞ぐこ
とで熱風の吹出し方向を制御する風向き制御機構70が4つ設けられており、熱風循環機
構60の上側に第1の吹出口68aに対応する位置に左上風向き制御機構70aと右上風
向き制御機構70bとが左右に並んで設けられている。一方、熱風循環機構60の下側に
は第2の吹出口68bに対応する位置に左下風向き制御機構70cと右下風向き制御機構
70dとが左右に並んで設けられている。
これら風向き制御機構70は、使用時には加熱室5内で吹出口68からの吹き出される
熱風の方向を制御し、または熱風を遮断して熱風を制限する機能を有し、不使用時には機
械室15に収納される構成をしている。
そして、後壁5cにはこれら熱風循環機構60に対応する位置に、風向きを制限する風
向板71が挿入される開口である挿入口69がそれぞれ形成されている(図4参照)。
以下、熱風循環機構60とその動作について、右上風向き制御機構70bを代表例とし
て、図1を参照して説明する。
図1(a)は、風向き制御機構が機械室に収納された状態から、風向板が加熱室に挿入
される動作を示した図である。図1(b)は、加熱室に挿入された風向板が吹出口を塞ぐ
動作を示した図である。
この風向き制御機構70は、風向板71、角度調節部72、回転体73及び回転動力部
74で構成されている。
回転動力部74が、熱風が生成される領域と区画された位置である熱風循環機構60の
ケーシング65の上面に固定されていて、この回転動力部74に板状の回転体73が接続
され、回転動力部74が有するモータにより回動可能に構成されている。そしてこの回転
体73にモータを有する角度調節部72が接続されており、さらにこの角度調節部72に
風向板71が接続され、角度調節部72のモータにより回動可能に構成されている。
この風向板71は、上述した吹出口68のパンチング孔を塞ぐためのもので、耐熱性の
材料で形成された板形状をしている。
また熱風循環機構60の周囲には、第1の位置規制部77が回転体73の半時計方向へ
の回動を規制する位置に設けられており、回転動力部74を半時計方向に駆動した場合に
、回転体73を停止させる位置決めの機能を有している。また第2の位置規制部78が挿
入口69の近傍に設置されており、回転体73の時計方向への回動を規制する位置に設け
られており、回転動力部74を時計方向に駆動した場合に、回転体73を停止させる位置
決めの機能を有している。
そして後壁5cに形成された挿入口69は、回転体73の回動軌跡に対応した大きさに
開口されているものであって、その挿入口69の形状と回転体73の長さの関係は、第2
の位置規制部78に移動する際に回転体73の前端が後壁5cに接触せず、かつ回転体7
3が第2の位置規制部78に位置している状態では、回転体73の前端が挿入口69を介
して加熱室5に挿入されて位置し、角度調節部72が加熱室5内に位置するような関係を
している。
なお、後壁5cの挿入口69には、加熱室5側に段差部5c1が設置されているが、こ
れは回転体73が回転動作できる機械室15の空間を広げるために設けられたものであり
、この段差部5c1があることにより、挿入口69の開口面積を小さくしている。
つづいて、電子レンジの電気的構成について説明する。
図6は、電子レンジの概略的な電気的構成を示すブロック図である。
電子レンジが備える制御装置100には、前述の操作部9、加熱室5内の角皿の温度を
検出する赤外線の温度センサ19、及び電子レンジに電源を供給する電源101が接続さ
れている。
操作部9では、調理メニュー等を設定した信号を制御装置100に入力し、温度センサ
19は温度検出信号を入力する。
そして制御装置100には、表示部10、マグネトロン16の駆動装置17が接続され
ていると共に、熱風循環機構60のファンモータ66、及び熱風ヒータ62である第1の
熱風ヒータ63、第2の熱風ヒータ64に接続されている。
また扉6の開閉をロックする扉ロックスイッチ11と、風向き制御機構70の角度調節
部72、回転動力部74が接続されている。
次に、上記構成の電子レンジの作用について述べる。
扉6を開け図示しない調理物を加熱室5内に収容載置し、使用者は加熱条件を決めて操
作部9から「レンジ調理メニュー」や「オーブン調理メニュー」等の調理方法や加熱時間
、加熱温度などを入力操作する。
そして、操作部9のうちのスタートスイッチを操作して加熱開始を指示すると、制御装
置100は設定された調理メニューや加熱条件に基づき予め設定された制御プログラムに
従ってマグネトロン16や熱風循環機構60を駆動させて加熱調理を実行する。
まず加熱室5内の調理物をマイクロ波により加熱調理を実行する調理メニュー(以下、
「レンジ調理メニュー」と称する)が選択された場合の動作について説明する。
これは、例えば牛乳のあたためや、冷凍食品の解凍等の加熱調理に利用される。
加熱室5の底に直接調理物を載置収容し、「レンジ調理メニュー」の開始が指示される
と、マグネトロン16が駆動し、マイクロ波が導波管18を通り、加熱室5下方から回転
アンテナ(図示せず)によりマイクロ波が加熱室5内にむらなく照射されて加熱調理が行
なわれる。
次に、加熱室5内に熱風を循環供給しながら加熱調理を実行する調理メニュー(以下、
「オーブン調理メニュー」と称する)が設定された場合の動作について図7に示すフロー
チャートに基づいて説明する。これは、例えば肉類のロースト等の加熱調理に使用される

まず上段角皿31aを上段部30aにセットし、上段角皿31aの中央に調理物を載置
する。
「オーブン調理メニュー」の開始が指示されると、ファンモータ66と熱風ヒータ62
が通電される。
これによって、ファンモータ66は熱風ファン61を半時計方向に回転駆動し、熱風フ
ァン61は図3の矢印Mに示すように加熱室5内の空気を加熱室後壁5cの吸入口67か
ら吸入する。
そして、熱風ファン61により円周方向に送風され熱風ヒータ62によって加熱される

その加熱された空気が加熱室後壁5cの吹出口68から吹出されることにより(矢印N
)加熱室5内の空気が循環され、加熱室5内の温度が高まる。
この熱風循環機構60の動作により調理物は強制対流加熱される。またこの際、加熱室
5内は熱風ヒータ62の熱輻射による加熱も行われる。
そして、この「オーブン調理メニュー」が選択された場合は、図4に示すように、熱風
ファン61は半時計方向に回転するため、第1の吹出口68aからは左下方向に向かって
熱風が流れ、第2の吹出口68bからは右上方向に向かって熱風が流れ、第1の吹出口6
8aの右領域と、第2の吹出口68bの左領域の対角の領域からはその対角線上の中央に
むかって流れる特性がある。
すなわち上段皿31aの中央に調理物を置いて加熱した場合、主に第1の吹出口68a
の右領域のパンチング孔から吹き出される熱風(矢印O)と、第2の吹出口68bの左領
域のパンチング孔から吹き出される熱風(矢印P)とにより調理物は上から直接熱風が当
たって加熱され、また上段角皿31aの下面に直接熱風があたることにより、この上段角
皿31aを介して熱伝達して調理物は急速に加熱されることになる。
また第1の吹出口68aの左領域のパンチング孔から吹き出される熱風(矢印Q)は、
加熱室5の左側壁5a等にぶつかって、跳ね返る熱風がいろんな方向に拡散する。また第
2の吹出口68bの右領域のパンチング孔から吹き出される熱風(矢印R)も、同様に加
熱室5の右側壁5b等にぶつかって、跳ね返る熱風がいろんな方向に拡散する。
また、「オーブン調理メニュー」の実行中に加熱室5上方に位置する温度センサ19に
よって検出された上段皿31aの温度差が40度C以上になった場合(ステップS1のN
O)は、風向き制御機構70を駆動させる。
この時、図1(a)に示すように右上風向き制御機構70bと左下風向き制御機構70
cが駆動され、上述したように、風向板71が機械室15に収納された状態から、まず回
転動力部74が駆動することにより回転体73が矢印方向に回動して、第2の位置規制部
78まで移動する。この第2の位置規制部78で回転体73が規制されたときには、挿入
口69から加熱室5内に挿入されて角度調節部72および風向板71は加熱室5内に位置
している(図1(a)破線の状態)。
そして図1(b)に示すように、図1(b)の破線の状態から角度調節部72が駆動し
、それに基づいて風向板71が吹出口68の方向(図1(b)矢印方向)へ回動して後壁
5cに当接し、もって吹出口68のパンチング孔を塞ぐ。
したがって、この状態では図5に示すように右上風向き制御機構70bと左下風向き制
御機構70cの風向板71により、第1の吹出口68aの右領域のパンチング孔と、第2
の吹出口68bの左領域のパンチング孔とを塞ぐことによって、その第1の吹出口68a
の右領域のパンチング孔と、第2の吹出口69bの左領域のパンチング孔から吹き出され
る熱風を遮断する。
そして図5に示すように上段角皿31aの中央に載置される調理物に上下から直接ぶつ
かる熱風を遮断することで、第1の吹出口68aの左領域のパンチング孔から吹き出され
る熱風(矢印Q)と、第2の吹出口68bの右領域のパンチング孔から吹き出される熱風
(矢印R)のみが加熱室5内に存在しており、これら熱風は加熱室5の側壁等にぶつかっ
て跳ね返りあらゆる方向に拡散することで、加熱室5内に熱風が満遍なくいきわたる。そ
して、上段角皿31aの中央に載置される調理物も満遍なく熱風が当り加熱むらなく加熱
される。
つづいて、この状態から再び温度センサ19によって上段皿31aの温度が検出されて
、その温度差が10度C以下になった(ステップS2のYES)時には、再び右上風向き
制御機構70bと左下風向き制御機構70cを駆動し、角度調節部72を駆動し、風向板
71を後壁5cから離れる方向に回転させ、次に、回転動力部74で回転体73を第2の
位置規制部78から第1の位置規制部77へ移動させる。このとき、風向板71は角度調
節部72と共に挿入口69から機械室15内に挿入移動されて、もって、風向板71は機
械室15に収納される。
そして、図4に示すように風向板71が離れたことにより第1の吹出口68aの右領域
のパンチング孔と、第2の吹出口68bの左領域のパンチング孔とから、再び熱風が加熱
室5の中心部に向けて吹き出される。上段角皿31aの中央に載置される調理物には、右
上方から第1の吹出口68aの右領域からの熱風が当り、上段角皿31aの下方に熱風が
直接当り上段角皿31aを介して調理物が下方から加熱されて、再び急速加熱状態となる
以上のような本発明の実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。
本発明によれば、風向き制御機構70を、熱風循環機構60の熱風が生成される領域と
ケーシング65で区画して設けており、また風向き制御機構70を駆動させて、風向板7
1が機械室15に収納された状態から、挿入口69から加熱室5内に挿入されることによ
り、吹出口68から吹き出される熱風の方向を制御することができるため、風向き制御機
構70の使用時には風向板71を加熱室5内に挿入でき、熱風の方向制御を行い、不使用
時には風向板71を加熱室5外に収納することができ、風向き制御機構70の不使用時に
は加熱室5の容積を広く使うことができる。
また電子レンジを使用する場合には、風向板71を加熱室5外に収納することで、風向
板71がスパークするといった危険性もなくなる。
さらに、風向き制御機構70を熱風循環機構60の熱風が生成される領域とケーシング
65により区画して設けているため、熱風にさらされるのは風向板71のみであり、他の
要素部品である回転動力部74、回転体73等は熱風にさらされることはなく、もって、
風向き制御機構70の劣化を防ぐことができる。なお、この場合、回転体73は、耐熱部
材を使用する必要もなくコストを下げることもできる。
また風向き制御機構70は、回転動力部74により回転移動する回転体73と、回転体
73に角度調節部72を介して連結される風向板71とにより構成し、回転動力部74を
駆動して回転体73を回転移動することにより、角度調節部72および風向板71を挿入
口69から加熱室5内に挿入し、角度調節部72を駆動して、風向板71を吹出口68方
向に回転移動することにより、吹出口68から吹き出される熱風を制限するようにしたた
め、角度調節部72が加熱室5内に位置したときに風向板71を回転させることができ、
吹出口68から吹き出される熱風を任意の方向へ制御することができる。また吹出口68
を遮ることにより、その箇所から熱風が加熱室5内に供給されることを遮断することがで
きる。またこのような構成としたため、風向き制御機構70全体の動作範囲を小さくする
ことができる。
また熱風循環機構60に対応する内壁の上下に第1の吹出口68aと第2の吹出口68
bとを形成し、右上風向き制御機構70bと左下風向き制御機構70cを設け、対角する
領域である第1の吹出口68aの右領域と、第2の吹出口左領域68bとを右上風向き制
御機構70bと左下風向き制御機構70cそれぞれの風向板71で遮断する構成としたた
め、調理物が第1の吹出口68aと第2の吹出口68bから熱風が吹き出されることで急
速加熱がされている場合に、その対角する領域である第1の吹出口68aの右領域と、第
2の吹出口68bの左領域を遮断することで、熱風が加熱室5内を満遍なく循環する為、
調理物の加熱むらを減少させることができる。
なお、本発明は、熱風を遮断するためだけを目的とするものでなく、当然に加熱室5内
で風向板71を回転させ、熱風の方向を変更させる為に使用される目的のものでもある。
なお風向板71は、板状のものとしたが種々変更可能であり、例えば、短冊状に複数の
風制御口が連通して形成されているものであってもよい。この場合この風制御口は、上述
した吹出口68のパンチング孔より大きな形状とすることにより、吹出口68を塞いだと
しても、風制御口に臨むパンチング孔からは熱風が加熱室5に吹き出し、完全に熱風を遮
断することはせず、さらに加熱室5内に満遍なく熱風を行き渡らせることができる。
その他、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、実施に際して本発明の要旨を
逸脱しない範囲で種々変更して実施できるものである。
風向き制御機構の制御動作(a),(b)を示す図 電子レンジの正面図 電子レンジの縦断側面図 加熱室の風向き制御機構収納時の正面図 加熱室の風向き制御機構使用時の正面図 電子レンジの電気的構成図 「オーブン加熱調理メニュー」の動作フローチャート
符号の説明
1は本体、2は外箱、3は脚部、4は内箱、5は加熱室、5aは左側壁、5bは右側壁、
5cは後壁、5c1は段差部、5dは前面開口部、6は扉、7は手掛け部、8は操作パネ
ル、9は操作部、10は表示部、11は扉ロックスイッチ、14は下側隙間空間、15は
機械室、16はマグネトロン、17は駆動装置、18は導波管、19は温度センサ、30
は段部、30aは上段部、30bは下段部、31は角皿、31aは上段角皿、31bは下
段角皿、60は熱風循環機構、61は熱風ファン、62は熱風ヒータ、63は第1の熱風
ヒータ、64は第2の熱風ヒータ、65はケーシング、66はファンモータ、67は吸入
口、68は吹出口、69は挿入口、70は風向き制御機構、70aは左上風向き制御機構
、70bは右上風向き制御機構、70cは左下風向き制御機構、70dは右下風向き制御
機構、71は風向板71、72は角度調節部72、73は回転体、74は回転動力部、7
7は第1の位置規制部、78は第2の位置規制部を示す。

Claims (3)

  1. 外箱と、
    この外箱内に設けられ調理物を収容する加熱室と、
    前記加熱室の内壁に形成される吹出口と、
    前記加熱室外に設けられ、熱風ヒータ及び熱風ファンを有し、空気を前記熱風ヒータに
    より加熱し、前記熱風ファンの回転駆動により加熱された空気を前記吹出口から加熱室内
    に供給する熱風循環機構と、
    前記加熱室の内壁に形成される挿入口と、
    前記吹出口から吹き出される熱風を制限するための風向板を有し、前記熱風循環機構と
    区画された位置に配置される風向き制御機構とを具備し、
    この風向き制御機構は、前記風向板を前記挿入口から前記加熱室内外に挿出入すること
    を特徴とする加熱調理器。
  2. 風向き制御機構は、
    回転動力部により回転移動する回転体と、
    この回転体に角度調節部を介して連結される風向板とにより構成され、
    前記回転動力部を駆動して前記回転体を回転移動することにより、前記角度調節部およ
    び前記風向板を挿入口から加熱室内に挿入し、
    前記角度調節部を駆動して、前記風向板を吹出口方向に回転移動することにより、前記
    吹出口から吹き出される熱風を制限することを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 二つの風向き制御機構と、
    加熱室内壁の熱風循環機構の上部に対応する位置に形成される第1の吹出口と、
    加熱室内壁の熱風循環機構の下部に対応する位置に形成される第2の吹出口とを有し、
    前記風向き制御機構は、前記第1の吹出口と前記第2の吹出口の対角する領域をそれぞ
    れ風向板で制限する位置に設けられることを特徴とする請求項1または請求項2記載の加
    熱調理器。
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