JP2007277000A - 部品供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 部品の保持位置と供給目的箇所との相対位置を適正に設定するとともに、部品の送給通路と保持箇所との相対位置を正確に設定することのできる部品供給装置を提供する。
【解決手段】 部品1の上下位置を設定する基準部材14を支持基板9に配置し、部品1の受け部材26とこれ対して進退する可動部材25によって部品1を受入れる保持空間27を形成して、部品1の位置決めと保持を行う保持ユニット22を支持基板9の上位に待機させた状態で配置し、保持ユニット22を進出させてそこに保持されている部品1を目的箇所へ移行する進退式の駆動手段が支持基板9に取り付けられている。
【選択図】図3

Description

この発明は、部品の保持位置と部品供給の目的箇所との相対位置を適正に確保し、この確保状態で部品供給を行う部品供給装置に関している。
特許第2627470号公報には、供給ロッドの先端部に部品を保持したり開放したりする保持ユニットが配置され、この保持ユニットは供給ロッドによって目的箇所へ移行されることが開示されている。
あるいは、特公平6−77844号公報には、親シリンダで進退するロッドの先端部に、子シリンダで部品を保持したり開放したりする保持ユニットが配置してあるものが知られている。
特許第2627470号公報 特公平6−77844号公報
上述のような保持ユニットは、部品を保持して目的箇所へ供給するものであるが、保持ユニットにおける部品の保持位置と供給の目的箇所との相対位置を適正に設定することが困難であるという問題がある。さらに、部品を送給してくる送給通路と保持ユニットとの相対位置が狂いやすく、そのために円滑な部品移行に支障をきたしているという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するために提供されたもので、保持ユニットにおける部品の保持位置と供給の目的箇所との相対位置を適正に設定するとともに、パーツフィーダなどの部品供給源からの送給通路と保持ユニットとの相対位置を正確に設定することのできる部品供給装置を提供することを目的とする。
問題を解決するための手段
請求項1記載の発明は、部品の上下位置を設定する基準面が設けられた基準部材を静止部材である支持基板に配置し、部品の受け部材とこの受け部材に対して進退する可動部材によって部品を受入れる保持空間を形成して部品の位置決めと保持を行う保持ユニットを前記基準面の上位に待機させた状態で配置し、前記保持ユニットを進出させてそこに保持されている部品を目的箇所へ移行する進退式の駆動手段が前記支持基板に取り付けられていることを特徴とする部品供給装置である。
発明の効果
パーツフィーダなどの部品供給源から送給されてきた部品が、前記保持空間に送り込まれると、部品は基準部材の基準面上に載置されて部品の上下位置が設定される。この上下位置が設定された状態にある部品が前記受け部材と可動部材によって保持され、この保持によって横方向の位置が設定される。これらの上下位置や横方向の位置を部品供給の目的箇所に対して適正に設定しておくことにより、位置決めされた部品と溶接電極のガイドピンのような目的箇所との相対位置が正確に定められる。したがって、上記相対位置が正確に求められ、部品は前記駆動手段の動作によって目的箇所へ正確に移行される。
前記基準面を有する基準部材が支持基板に配置されているとともに、保持ユニットを進退させる駆動手段が支持基板に取り付けられているから、支持基板を共通の基礎的部材にして基準部材の基準面と保持ユニットとの相対位置が正確に設定できる。このように支持基板が基礎的部材になっているので、基準面と保持ユニットとの相対位置を正確に設定する構造が簡素化され、それによって高精度の相対位置が確保できる。
請求項2記載の発明は、前記基準面上の部品の上側の部分を前記保持ユニットで保持し、部品の下側の部分を保持ユニットから下方に突出した状態で前記駆動手段を動作するように構成した請求項1記載の部品供給装置である。
このようにして保持された部品の下端部は、目的箇所、例えば溶接電極のガイドピンの上端部に対して、正確な相対位置となる。したがって、正確な部品供給が実現するとともに、部品の下端部と目的箇所との間隔を最小化して、部品の移動距離を短縮し、生産性の向上にとって効果的である。さらに、上述のように、部品の横方向の位置決めが正確になされるので、部品が目的箇所に対して位置ずれをおこすようなことがなく、信頼性の高い部品供給となる。また、部品の下側が保持ユニットから突出した露出状態になっているので、部品を狭い箇所に挿入したり、部品が近隣の部材に干渉するのを回避したりすることが可能となる。
請求項3記載の発明は、前記保持空間の進入開放部に連なる部品の送給通路が前記支持基板上に設けてある請求項1または請求項2記載の部品供給装置である。
部品の送給通路と保持空間の進入開放部は、いずれも支持基板が基礎的部材になっているので、送給通路と進入開放部との相対位置が正確に設定され、同時に、送給通路と基準面との相対位置も正確に設定される。したがって、部品は円滑に送給通路から保持空間および基準面上に移載され、供給の目的箇所に対して正確な位置決めがなされる。
請求項4記載の発明は、前記保持ユニットの可動部材の進退軸線が前記駆動手段の進退軸線に対して前記送給通路側にオフセットさせてある請求項3記載の部品供給装置である。
このようにオフセットさせることにより、保持ユニットが進出するときに駆動手段の前端部が送給通路の構成部材に干渉することを回避できる。もし、このようなオフセットが設定されていなければ、駆動手段の進出空間内に送給通路の構成部材が突き出た状態になるので、駆動手段の進出ストロークを十分に確保することが不可能となり、この種の装置として成立しないものとなる。そこで、送給通路の構成部材が駆動手段の進出空間内に突出しないようにすると、送給通路が保持ユニットから離隔した状態になるので、部品を送給通路から保持ユニットに移行するために特別な移行手段を設置する必要が生じ、このような点においても、本発明は有利である。
請求項5記載の発明は、前記保持ユニットに保持された部品を検知するセンサーが設けられ、このセンサーは進出してきた可動部材を検知しない位置に配置してある請求項1〜請求項4のいずれかに記載の部品供給装置である。
上記センサーは、部品が正常に保持ユニットに保持されているかどうかを判別する。しかし、何等かの原因で部品が存在しないところへ可動部材が進出したとき、この可動部材が部品であると誤って検知してはならない。上記のようなセンサーの配置であるから、部品不在のときには正確な不在検知がなされて、信頼性の高い部品供給装置がえられる。
請求項6記載の発明は、前記部品は円筒状の部材であり、この部材の円筒面が前記受け部材と可動部材によって部品の軸線がほぼ上下方向になった状態でクランプされるように構成した請求項1〜請求項5のいずれかに記載の部品供給装置である。
円筒状の部品の円筒面を、部品の軸線がほぼ上下方向になった状態でクランプするものであるから、部品は強く保持されて前記駆動手段の動作中に何等かの部材が干渉しても、クランプ箇所が容易に位置ずれを起こすようなことがない。したがって、部品の保持位置と供給目的箇所との相対位置が常に正確に維持される。また、部品の軸線をほぼ上下方向に設定して、目的箇所への供給を落下方式のような確実なものとすることができる。
つぎに、本発明の部品供給装置を実施するための最良の形態を説明する。
本実施例における部品1は、図3(C)に示すように、断面が円形で少なくとも下側の端面が平坦になっている鉄製の部材である。ここでは部品1は円筒形であり、両側に平坦な端面2,3が形成されている。この端面2,3は、部品1の軸線に対して垂直な位置関係になっている。端面2,3の両方が平坦になっており、後述の基準部材の基準面に対して、端面3が摺動できるようになっている。また、部品1の外周面は円筒面4とされている。
図1および図2に示すように、部品供給装置全体は、符号5で示されている。静止部材6は、部品供給装置5を支持する機枠のような部材であり、これに結合された支持片7にほぼ上下方向(鉛直方向)に起立している支持棒8が固定されている。支持棒8の上端にほぼ水平方向の姿勢で支持基板9が溶接などで結合されている。前記支持基板9は、1枚の板部材で構成されてもよいが、ここでは複数の部材から構成されている。すなわち、支持棒9に溶接されている第1基板9Aと、後述の基準部材が設置されている第2基板9Bとが、連結板10によって結合されている。
前記連結板10は、後述の駆動手段を支持する台板11の一部を左方に伸ばして形成されているもので、連結板10が第1基板9Aと第2基板9Bを架橋している部分にボルト12,13をねじ込んで、第1基板9Aと第2基板9Bとの一体化が図られている。このようにして第1基板9Aと第2基板9Bは、1枚の平たい板材と同等の部材を水平方向に形成している。
第2基板9Bの上面に、分厚い板材で構成された前述の基準部材14がボルト15で固定してある。この基準部材14の上面が水平方向に配置された平面状の基準面16とされている。この基準面16の上下位置が、部品1の供給目的箇所との高さ関係を設定するようになっている。この基準面16上に部品1の端面3が密着した状態で載置される。
第2基板9Bには、図1(A)の上方に拡張した支持部9Cが形成され、この支持部9C上に送給通路18を形成する送給管19が結合してある。送給管19は、図1(C)に示すように、断面が矩形であり上方に開放しているコ字型の部材19Aに蓋板19Bがボルト付けされている。送給管19の端面20が後述の進退式の保持ユニットと干渉しないように形成されている。そして、この端面20に送給通路18の開口部18Aが形成されている。
前記送給管19に、ウレタン樹脂や塩化ビニールなどの柔軟性のある合成樹脂で作られた部品供給ホース21が接続され、他端はパーツフィーダ(図示していない)に接続されている。パーツフィーダから送給されてきた部品1は、図1(C)に示すように、その端面3が送給通路18の底面18B上を摺動しながら移送され、滑らかに前記基準面16上に移載される。そのために、図6(C)に示すように、送給通路18の底面18Bと基準面16が滑らかに連続させてある。
送給通路18から基準面16上に移載された部品1を保持するために、保持ユニット22が配置されている。この保持ユニット22の基礎部材として保持基板23が設けられ、この保持基板23は後述の駆動手段の前端部材に固定されている。
前記保持ユニット22の構造を説明する。
図3(A)に示すように、保持基板23上に細長いガイド部材24が平行な状態で配置されている。このガイド部材24によって可動部材25が進退可能な状態で支持されている。片側のガイド部材24はほぼL字型の形状とされ、その屈曲した部分が受け部材26とされている。この受け部材26とガイド部材25を対向させて配置し、この配置によって部品1が導入される保持空間が形成されている。前記保持空間27は、進入開放部28を有しており、図1(A)および図6(B),(C)に示すように、この進入開放部28が送給通路18の開口部18Aに連通している。図6に示すように、進入開放部28の上側にゲート部材43が受け部材26とガイド部材24に架橋した状態で配置されている。このゲート部材43によって、部品1が保持空間27内に進入するときに上方へはねることが防止されている。
なお、図3は、理解しやすくするために、進入開放部28の開放方向が図1のものとは逆に図示してある。
受け部材26が形成されたガイド部材24の屈曲部近傍に、永久磁石29が埋設され、この吸引力によって部品が保持空間27内に引き込まれるようになっている。引き込まれた部品1の円筒面4が密着する円弧面17が上記屈曲部の内側に形成されている。可動部材25の先端部にV字型の凹部30が形成され、可動部材25が進出すると、部品1の円筒面4が円弧面17に密着した状態で受け部材26と凹部30によって挟み付けられて、保持がなされる。この挟み付けられた状態は、図5や図6(B)などに示されている。
前記可動部材25がガイド部材24から浮上しないようにするため、両ガイド部材24の上面に細長い押さえ板32が固定されている。
前記保持ユニット22は、基準面16の上側において部品1をクランプできるように、その配置箇所が設定されている。したがって、基準面16上に滑り込んできた部品1は、その上側の箇所が受け部材26と可動部材25によってクランプされる。このように部品1の上側の部分がクランプされると、部品1の下側は保持ユニット22から下方に露出した状態で目的箇所へ移行される。そして、部品1の端面3が基準面16に密着したままの状態で、部品1が受け部材26と可動部材25によってクランプされる。こうするために、円筒面4が受け止められる受け部材26の受け面(円弧面17)や、可動部材25の凹部30が円筒面4に対して部品1の軸方向に線接触あるいは面接触できるように構成してある。同時に、可動部材25が進退する仮想平面と基準面16とが平行な位置関係で存在させてある。
前記保持ユニット22に保持された部品1を目的箇所に送り出すために、駆動手段33が設けてある。この駆動手段33は、主として進退出力をするエアシリンダ34と、このエアシリンダ34が取り付けられる支持ブロック35によって構成され、支持ブロック35は前述の台板11上に取り付けられている。エアシリンダ34のピストンロッド36が、厚板で構成された前述の前端部材37に結合されている。なお、台板11と第1基板9Aは、重ね合わされた状態でボルト12を用いて一体化されている。
前記前端部材37に前述の保持基板23が固定され、同時にエアシリンダ38も前端部材37に固定されている。このエアシリンダ38のピストンロッド39が、可動部材25の突起31に結合してある。エアシリンダ38の進退出力によって、可動部材25が進退動作をするようになっている。
前記ピストンロッド36の進退軸線O1と、ピストンロッド39の進退軸線すなわち駆動手段33の進退軸線O2とは平行に配置され、両ピストンロッド36と39の進退方向は同方向とされている。したがって、可動部材25の進退方向もこれらのピストンロッドと同方向に進退する。
駆動手段33の進退動作を円滑に行わせるために、支持ブロック35に摺動自在な状態で2本のガイドロッド40を平行にして貫通させてある。このガイドロッド40の前端は前端部材37に結合され、後端は結合板41に固定してある。このような構造により、エアシリンダ34のピストンロッド36が進出すると、ガイドロッド40が支持ブロック35を摺動しながら、前端部材37が図1,図2の左方へ前進する。
前記結合板41は、図1(B)に示すように、中央に通過空間42が設けられた凹字型の形状になっている。エアシリンダ34のピストンロッド36が進出すると、結合板41が前進するが、このときにエアシリンダ34は相対的に通過空間42を通過するので、エアシリンダ34と結合板41との干渉が回避される。
保持ユニット22の可動部材25の進退軸線すなわちO1は、駆動手段33の進退軸線すなわちO2から送給通路18側にオフセットさせてある。このようなオフセットによって、送給管19の端面20は、図1(A),図6(A),(B),(C)などに示すように、前端部材37の進出に必要な空間内に突出しない位置に存在させてある。換言すると、駆動手段33の進出に必要な空間を確保するという意味で、前端部材37の進退空間を対象にしている。したがって、駆動手段33の進出に必要な空間を損なわないような位置に端面20が存在しているのである。このようなオフセット構造は、第2基板9Bを図1(A)に示すように、上方へ拡張した形状(支持部9C)とすることによって、実現できる。したがって、支持基板9(第2基板9B)を基礎的な部材にすることによって、供給管19のような関連部材の配置が容易に行えるという効果がある。
部品1が供給される目的箇所としては、部品1がはめ込まれる凹孔や、部品1を嵌め合わせる溶接電極のガイドピンなどがある。ここでは、後者のガイドピンである。図5に示すように、電気抵抗溶接装置の固定電極44に進退可能なガイドピン45が設けられ、固定電極44に鋼板部品46が載置されガイドピン45は鋼板部品46を貫通して突出している。鋼板部品46には溶着用突起47が形成されており、この上に部品1が載せられる。
上述のように、溶着用突起47上に部品1の端面3が載せられ、可動電極48が下降してガイドピン45を押し下げながら部品1を加圧し、ついで溶接電流が通電されると、溶着用突起47が溶融して部品1が鋼板部品46に溶接される。
このようなガイドピン45に部品1を供給するためには、保持ユニット22でクランプされた部品1とガイドピン45の相対位置が正確に設定されていなければならない。したがって、基準面16とガイドピン45の先端部との高さ関係は、図5に示すように、わずかな上下間隔Lの高低差が設定されている。また、受け部材26と可動部材25によってクランプされた部品1の水平方向の位置は、エアシリンダ34によって保持ユニット22が進出したときに、部品1とガイドピン45とが同軸になるように設定されている。
したがって、駆動手段33の進出は部品1がガイドピン45と同軸になった箇所で停止し、その後、可動部材25がエアシリンダ38によって後退すると、部品1はその場で下方へ落下し、図5に示すように、ガイドピン45が部品1を貫通した状態になる。
図4は、治具(図示していない)に支持された鋼板部品46が、自動車のサスペンションメンバーの場合であり、部品供給装置5とサスペンションメンバーとの位置関係が平面図として示されている。
保持基板23上に2本平行に配置されたガイド部材24によって、可動部材25が進退自在に支持され、両ガイド部材24のうち一方が前方に伸びて屈曲し、この屈曲によって受け部材26が可動部材25と対向した状態で形成されて保持空間27が形成され、しかも受け部材26と他方のガイド部材24との間に保持空間27への進入開放部28が形成されている。このような構成は、部品1をクランプする構造として簡素化され、製作しやすく、原価的にも有利であるという効果がある。
前記V字型の凹部30は可動部材25に形成されているが、このようなV字形状部を受け部材26側に設けて、部品1の水平方向の位置決めを図るようにすることもできる。また、可動部材25の進退方向と進入開放部28が開放している向きを変更して、送給通路18の配置状態を変えることも可能である。この場合には、可動部材25の進退方向が駆動手段33の進退方向と異なることになってもよい。
図6は、前記保持ユニット22に部品1が正常に入ってきたかどうかを検知する場合を示す図である。そのために、部品1を検知するセンサー50が設けられている。このセンサー50は近接スイッチ式のものであり、同図(B)に示すように、ガイド部材24が受け部材26の方へ屈曲する箇所にねじ込んだ状態で配置され、センサー50の感知面が保持空間27に向かって露出している。なお、符号51はセンサー50を保護する枠材、符号52はセンサー50から伸びる信号線である。
したがって、図6(B)に示すように、正常に部品1が保持空間27において挟み付けられているときには、部品ありの信号が発信されて駆動手段33の進出動作が遂行される。何等かの原因で部品1が保持空間27内に存在しないときには、部品ありの信号が発信されないので、駆動手段33は起動されない。
また、センサー50は、ガイド部材24が受け部材26の方へ屈曲する箇所、すなわち可動部材25が進出してきても検知しない位置に取り付けられている。このような位置は、部品1が存在しないときに可動部材25が所定の最前位置まで進出してきても、可動部材25を感知しない位置である。したがって、可動部材25を部品1であると誤認しないようになっている。
上述の実施例においては各種のエアシリンダが採用されているが、これに代えて進退出力をする電動モータを採用してもよい。
以上に説明した実施例の作用効果を列記すると、つぎのとおりである。
パーツフィーダなどの部品供給源から送給されてきた部品1が、前記保持空間27に送り込まれると、部品1は基準部材14の基準面16上に載置されて部品1の上下位置が設定される。この上下位置が設定された状態にある部品1が前記受け部材26と可動部材25によって保持され、この保持によって横方向の位置が設定される。これらの上下位置や横方向の位置を部品供給の目的箇所に対して適正に設定しておくことにより、位置決めされた部品1と目的箇所であるガイドピン45との相対位置が正確に定められる。したがって、上記相対位置が正確に求められ、部品1は前記駆動手段33の動作によって目的箇所へ正確に移行される。
前記基準面16を有する基準部材14が支持基板9(第2基板9B)に配置されているとともに、保持ユニット22を進退させる駆動手段33が支持基板9(第1基板9A)に取り付けられているから、支持基板9を共通の基礎的部材にして基準部材14の基準面16と保持ユニット22との相対位置が正確に設定できる。このように支持基板9が基礎的部材になっているので、基準面16と保持ユニット22との相対位置を正確に設定する構造が簡素化され、それによって高精度の相対位置が確保できる。
前記基準面16上の部品1の上側の部分を前記保持ユニット22で保持し、部品1の下側の部分を保持ユニット22から下方に突出した状態で前記駆動手段33を動作するように構成した。
このようにして保持された部品1の下端部は、目的箇所である固定電極44のガイドピン45の上端部に対して、正確な相対位置となる。したがって、正確な部品供給が実現するとともに、部品1の下端部とガイドピン45の上端部との間隔を最小化して、部品1の上下方向の移動距離を短縮し、生産性の向上にとって効果的である。さらに、上述のように、部品1の横方向の位置決めが正確になされるので、部品1がガイドピン45の軸心に対して位置ずれをおこすようなことがなく、信頼性の高い部品供給となる。また、部品1の下側が保持ユニット22から突出した露出状態になっているので、部品1を狭い箇所に挿入したり、部品1が近隣の部材に干渉するのを回避したりすることが可能となる。
前記保持空間17の進入開放部28に連なる部品1の送給通路18が前記支持基板9(第2基板9B)上に設けてある。
部品1の送給通路18と保持空間27の進入開放部28は、いずれも第2基板9Bが基礎的部材になっているので、送給通路18と進入開放部28との相対位置が正確に設定され、同時に、送給通路18と基準面16との相対位置も正確に設定される。したがって、部品1は円滑に送給通路18から保持空間27および基準面16上に移載され、供給の目的箇所であるガイドピン45に対して正確な位置決めがなされる。
前記保持ユニット22の可動部材25の進退軸線O1が前記駆動手段であるエアシリンダ34の進退軸線O2に対して前記送給通路18側にオフセットさせてある。
このようにオフセットさせることにより、保持ユニット22が進出するときに駆動手段33の前端部材37が、送給通路18を構成する送給管19に干渉することを回避できる。もし、このようなオフセットが設定されていなければ、駆動手段33の進出空間内に送給管19の端面20が突き出た状態になるので、駆動手段33の進出ストロークを十分に確保することが不可能となり、この種の装置として成立しないものとなる。そこで、送給管19の端面20が駆動手段33の進出空間内に突出しないようにすると、送給管19の端面20が保持ユニット22から離隔した状態になるので、部品1を送給管19から保持ユニット22に移行するために特別な移行手段を設置する必要が生じ、このような点においても、本実施例の構成は有利である。
前記保持ユニット22に保持された部品1を検知するセンサー50が設けられ、このセンサー50は進出してきた可動部材25を検知しない位置に配置してある。
上記センサー50は、部品1が正常に保持ユニット22に保持されているかどうかを判別する。しかし、何等かの原因で部品1が存在しないところへ可動部材25が進出したとき、この可動部材25が部品1であると誤って検知してはならない。センサー50は、ガイド部材24が受け部材26の方へ屈曲する箇所にねじ込んだ状態で配置され、センサー50の感知面が保持空間27に向かって露出している。上記のようなセンサー50の配置であるから、部品不在のときには正確な不在検知がなされて、信頼性の高い部品供給装置がえられる。
前記部品1は円筒状の部材であり、この部材の円筒面4が前記受け部材26と可動部材25によって部品1の軸線がほぼ上下方向になった状態でクランプされるように構成した。
円筒状の部品1の円筒面4を、部品1の軸線がほぼ上下方向になった状態でクランプするものであるから部品1は強く保持され、前記駆動手段33の進出中に何等かの部材が部品1に干渉しても、クランプ箇所が容易に位置ずれを起こすようなことがない。したがって、部品1と固定電極44のガイドピン45との相対位置が正確に維持できる。また、部品1の軸線をほぼ上下方向に設定して、ガイドピン45への供給を落下方式のような確実なものとすることができる。
上述のように、本発明によれば、保持ユニットで保持された部品と供給目的箇所との相対位置が正確に設定されるものであるから、部品供給が確実に達成され、自動車車体の溶接工程や、その他の鋼板部品の溶接工程など広い分野で利用することができる。
部品供給装置全体の平面図と各部の図である。 部品供給装置全体の側面図である。 保持ユニットの斜視図と各部の図である。 ワークと部品供給装置との位置関係を示す平面図である。 ガイドピンと部品供給装置との位置関係を示す側面図である。 センサーを設置した場合の平面図と側面図である。
符号の説明
1 部品
3 端面
4 円筒面
5 部品供給装置
9 支持基板
9A 第1基板
9B 第2基板
10 連結板
14 基準部材
16 基準面
18 送給通路
18A 開口部
19 送給管
20 端面
22 保持ユニット
23 保持基板
25 可動部材
26 受け部材
27 保持空間
28 進入開放部
33 駆動手段
37 前端部材
O1 進退軸線
O2 進退軸線
45 ガイドピン
46 鋼板部品
L 上下間隔
50 センサー

Claims (6)

  1. 部品の上下位置を設定する基準面が設けられた基準部材を静止部材である支持基板に配置し、部品の受け部材とこの受け部材に対して進退する可動部材によって部品を受入れる保持空間を形成して部品の位置決めと保持を行う保持ユニットを前記基準面の上位に待機させた状態で配置し、前記保持ユニットを進出させてそこに保持されている部品を目的箇所へ移行する進退式の駆動手段が前記支持基板に取り付けられていることを特徴とする部品供給装置。
  2. 前記基準面上の部品の上側の部分を前記保持ユニットで保持し、部品の下側の部分を保持ユニットから下方に突出した状態で前記駆動手段を動作するように構成した請求項1記載の部品供給装置。
  3. 前記保持空間の進入開放部に連なる部品の送給通路が前記支持基板上に設けてある請求項1または請求項2記載の部品供給装置。
  4. 前記保持ユニットの可動部材の進退軸線が前記駆動手段の進退軸線に対して前記送給通路側にオフセットさせてある請求項3記載の部品供給装置。
  5. 前記保持ユニットに保持された部品を検知するセンサーが設けられ、このセンサーは進出してきた可動部材を検知しない位置に配置してある請求項1〜請求項4のいずれかに記載の部品供給装置。
  6. 前記部品は円筒状の部材であり、この部材の円筒面が前記受け部材と可動部材によって部品の軸線がほぼ上下方向になった状態でクランプされるように構成した請求項1〜請求項5のいずれかに記載の部品供給装置。
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