JP2007276678A - 空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転式加熱用熱交換器の温度コントロール性能におけるリニア性を向上させる。
【解決手段】室内空調ユニット部1には、送風機部3の下流側に、蒸発器4およびヒータコア6が配置されている。ヒータコアは、空調ケース2に固定された回転軸7a回りに、最大冷房位置M/Cより最大暖房位置M/Hまで回転角θが設定される。蒸発器の下流側には最大冷房位置の熱交換部6aを覆うように遮風壁9が設けられて、冷房能力の低下を防止している。さらに、遮風壁の壁先端部9bは、ヒータコアの先端側に設けられた入口側ヘッダタンク6cと熱交換部との境界部6b付近に位置しており、ヘッダタンクが遮風壁より露出している。さらに境界部には、風上側に向かうように傾斜した配風ガイド8が設けられている。これらにより、ヒータコアの回転角θが小さい、最大冷房位置に近い領域で熱交換部への冷風量が増加し、温コンリニア性が改善される。
【選択図】図1

Description

本発明は、加熱用熱交換器を回転可能に構成する空調装置に関し、特に、温水式加熱用熱交換器を回転可能に構成する車両用空調装置に用いて好適である。
従来、車両用空調装置の温度調節方式としては、冷風と温風との風量割合をエアミックスドアにより調整して、車室内吹出空気温度を調整するエアミックスタイプが代表的である。
このエアミックスタイプの車両用空調装置において、温水式の加熱用熱交換器自体を回転可能に構成することにより、加熱用熱交換器にエアミックスドアの役割を兼務させるものが提案されている。
具体的には、加熱用熱交換器の一端部に回転軸を配置し、この回転軸を回転駆動することにより、最大暖房時ないし最大冷房時の間で冷風流れの通風抵抗を変化させ、これによりエアミックスドアを廃止するようにしている。
特に最大冷房時には、冷房性能確保のため、加熱用熱交換器の風上側に遮風用の壁を配置するとともに、この遮風壁が加熱用熱交換器全体に冷風が当たらないよう、遮風壁の端部が加熱用熱交換器の端部まで設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−8047号公報
しかし、上記従来技術では、加熱用熱交換器を通過する風量が、最大冷房時付近において少なく、加熱用熱交換器のエアミックスポジションに対する温度コントロール性能におけるリニア性が悪いという問題がある。
本発明は、上記点に鑑み、回転式加熱用熱交換器の温度コントロール性能におけるリニア性を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、空調ケース(2)内の冷却用熱交換器(4)の風下側において、空気と熱源流体との間で熱交換して空気を加熱する熱交換部(6a)を備えた加熱用熱交換器(6)が回転軸(7a)を中心として回転可能に配置されるとともに、前記冷却用熱交換器(4)と前記加熱用熱交換器(6)との間において、加熱用熱交換器(6)が最大冷房位置(M/C)に回転したときに加熱用熱交換器(6)の風上側の面(6e)を塞ぐよう、遮風壁(9)が形成された空調装置であって、遮風壁(9)の壁先端部(9b)は、最大冷房位置(M/C)に回転したときの加熱用熱交換器(6)の先端部(6d)より回転軸(7a)側の風上側面(6e)上の位置に位置していることを第1の特徴とする。
これにより、空調ケース(2)に設けられた遮風壁(9)が、最大冷房時の加熱用熱交換器(6)の風上側面(6e)の通風面積を減少させて冷房性能を確保するとともに、遮風壁(9)の壁先端部(9b)が加熱用熱交換器(6)の先端(6d)よりも回転軸(7a)側へ短くなるよう形成されているため、最大冷房時より暖房側へ変化する領域、すなわち、加熱用熱交換器(6)の回転角度(θ)が小さい領域における加熱用熱交換器(6)への風量を増加させることができるので、温度コントロール性能のリニア性を向上させることができる。
なお、加熱用熱交換器(6)は、熱交換部(6a)の回転軸(7a)に対する先端側に熱交換部(6a)へ熱源流体を供給するためのタンク部(6c)を備え、遮風壁(9)の壁先端部(9b)は、最大冷房位置(M/C)に回転したときの加熱用熱交換器(6)のタンク部(6c)の先端(6d)と熱交換部(6a)の境界部(6b)との間に位置させることができる。これにより、加熱用熱交換器(6)の先端側に設けられるタンク部(6c)は熱交換にほとんど寄与しないので、最大冷房時における加熱用熱交換器(6)の吹出し温度の上昇を抑えることができ、これにより冷房性能の悪化を抑制しつつ、温度コントロール性能のリニア性を向上させることができる。
さらに、加熱用熱交換器(6)の風上側面(6e)における回転軸(7a)方向への風流れを形成するための配風ガイド(8、8a)を、加熱用熱交換器(6)の風上側面(6e)上に、あるいは、加熱用熱交換器(6)の回転軸(7a)に対向する側の空調ケースの内壁(2b)に設けることができる。これにより、加熱用熱交換器(6)の回転角度(θ)が小さいときの風上側面(6e)への風量を増加させることができ、温度コントロール性能のリニア性を改善することができる。
さらに、本発明は、遮風壁(9)に冷風通路孔(90)が形成されているとともに、加熱用熱交換器(2)が最大冷房位置(M/C)に回転したときに加熱用熱交換器(6)に流れる熱源流体の流量を遮断する遮断手段(17c、20a)を備えていることを第2の特徴とする。
これにより、加熱用熱交換器(6)の回転軸(7a)が、最大冷房時より暖房側へ回転した場合は、加熱用熱交換器(6)の風上側面(6e)への通風量が、冷風通路孔(90)を貫通して流れる風量分増加させることができ、これにより温度コントロール性能のリニア性を改善することができる。
しかも、加熱用熱交換器(6)は、回転軸(7a)の回転角度(θ)が最大冷房時にあるとき、熱源流体の流れが遮断されるので、加熱用熱交換器(6)自体は加熱されない。したがって、最大冷房時には、遮風壁(9)に設けられた冷風通路孔(90)より加熱用熱交換器(6)の風上側面(6e)に風が送られても、空気が加熱用熱交換器(6)により加熱されないため、冷房能力の悪化を防止することができる。
この遮風壁(9)に冷風通路孔(90)が設けられている場合、遮風壁(9)の壁先端部(9b)の位置を、最大冷房位置にあるときの加熱用熱交換器6の先端部(6d)の位置と一致するように配置してもよく、あるいは、この先端部(6d)よりも短い位置となるよう配置してもよい。
なお、冷風通路孔(90)の面積は、加熱用熱交換器(6)に流れる熱源流体の流量増加を考慮して、加熱用熱交換器(6)の熱交換部(6a)の面積の半分以下とすることができる。これにより加熱用熱交換器(6)の吹出し温度の急激な温度上昇を防止し、温度コントロール性能のリニア性を向上させることができる。なお、冷風通路孔(90)の面積が熱交換部(6a)の面積の半分より大きくなると、加熱用熱交換器(6)の吹出し温度が最大冷房時付近の回転角度で急激に上昇し、温度コントロール性のリニア性を損なうこととなる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。図1は第1実施形態の車両用空調装置の室内空調ユニット部の概略断面図である。室内空調ユニット部1は室内前部の計器盤(インストルメントパネル、図示せず)内側において車両左右方向の略中央部に配置される。なお、図1における上下前後の矢印は車両搭載状態における方向を示す。図1の紙面垂直方向が車両左右(幅)方向となる。
室内空調ユニット部1は車室内へ向かって流れる空気の通路を構成する樹脂製の空調ケース2を備えている。この空調ケース2は樹脂成形上の都合、内蔵部品の組付上の都合等から、実際には複数の分割ケース体として成形され、この複数の分割ケース体をねじやクリップ等の締結手段により一体に締結することにより空調ケース2が構成される。
そして、本実施形態では、空調ケース2のうち、車両前方側の上方部に送風機部3を一体に配置した構成になっている。この送風機部3は、図示しない遠心式の送風ファンをモータ(図示せず)により回転駆動するようになっている。なお、送風ファンの吸入口に内外気切替箱(図示せず)を接続し、この内外気切替箱からの導入空気(内気または外気)を送風ファンにより矢印aのように上方から下方へ向かって送風するようになっている。
空調ケース2内部のうち、車両前方側の下方部に冷却用熱交換器をなす蒸発器4が配置されている。ここで、蒸発器4は矩形状の薄型形状であり、送風機部3の送風空気の全量が通過する。蒸発器4は、周知のように蒸気圧縮式冷凍サイクルの低圧側熱交換器であり、通過空気から低圧冷媒が吸熱して蒸発することにより、この通過空気を冷却する。そして、空調ケース2の底面部の最低部位に排水口5が設けられ、この排水口5から蒸発器4で発生する凝縮水が車室外へ排水される。
空調ケース2内において、蒸発器4の空気流れ下流側にヒータコア6が配置されている。より具体的には、蒸発器4の車両後方側で、かつ、上方側部位にヒータコア6が配置される。ここで、ヒータコア6は、車両エンジン(図示せず)からの温水(エンジン冷却水)を熱源流体として空気を加熱する熱交換部6aを備えた加熱用熱交換器である。
そして、ヒータコア6の熱交換部6aの外形も矩形状の薄型形状であり、その矩形状の外形をなす熱交換部6aの一端部に、後述する温水入出用の同軸二重配管部7を有し、この同軸二重配管部7の中心を回転軸7aとしてヒータコア6を空調ケース2に対して回転角θで回転可能に支持するようになっている。本実施形態では、回転軸7aをなす同軸二重配管部7を蒸発器4の上端部の後方側に隣接配置している。
ここで、ヒータコア6について説明する。図1において、ヒータコア6のA−A断面の一部を図2に示す。図2では、ヒータコア6の入口および出口配管付近のみを示すとともに、一部断面ハッチングを施している。また、図2にも、図1と同様、ヒータコア6が車室内に配置されるときの、車両上下(天地)方向および車両左右方向を矢印で示している。
図2において、ヒータコア6は、左右方向にそれぞれ延びる入口側ヘッダタンク6c、出口側ヘッダタンク13と、これらヘッダタンク6c、13の間を連通する多数のチューブ14と、隣接するチューブ14間を接続するコルゲートフィン15とを備え、外形が矩形をなしている。
このコルゲートフィン15とチューブ14とからなる通風領域が、熱交換部6aに相当する。なお、通風方向は、図2紙面垂直方向である。また、タンク部としての入口側ヘッダタンク6cは、熱交換部6aの先端側で境界部6bを介して熱交換部6aと接続されている。
出口側ヘッダタンク13の長手方向は回転軸7aに一致するよう配置され、この回転軸7aおよび出口側ヘッダタンク13の長手方向と平行に入口側ヘッダタンク6cが形成される。
入口側ヘッダタンク6cの図中左側端部には、チューブ14と平行に出口側ヘッダタンク13の方向に延びる連絡配管16が連通可能に固着されている。一方、出口側ヘッダタンク13の図中左側端部には、同軸二重配管部7を構成する回転側配管17に連通可能に固着されている。
この回転側配管17は、回転軸7aと同軸に形成された外側管17aと内側管17bとを備えている。内側管17bは出口側ヘッダタンク13と回転軸7a方向に連通固着されている。外側管17aは、内側管17bの外周との間に同軸的に温水通路を形成すると共に、連絡配管16と連通するように固着されている。
このように、回転側配管17と連絡配管16およびヒータコア6とは、それぞれが一体的に固着されている。なお、回転側配管17と連絡配管16とは、図示していないが、複数の部材に分割して作成しておき、室内空調ユニット部1の組み立て時にそれらの部材を接合して一体的に形成することができる。
同軸二重配管部7を構成する固定側配管18は、回転側配管17の外側管17aおよび内側管17bと回転軸7a回りに相対回転可能に嵌合されている。固定側配管18には、回転軸7a方向に出口側ヘッダタンク13および内側管17bと連通可能に出口配管20が設けられている。また、固定側配管18には、回転側配管17の内側管17bの外周部において、外側管17aとのみ連通可能に入口配管19が形成されている。
回転側配管17と固定側配管18との間には、回転軸7a周りに複数のOリング21、22が嵌合されており、それぞれ、入口配管19から空調ケース2内への温水漏れ、および入口配管19から出口配管20への温水漏れを防いでいる。さらにまた、固定側配管18は、室内空調ユニット部1の空調ケース2にパッキン23を介して固定されており、このパッキン23により、空調ケース2の内外部での温水漏れを防止している。
なお、固定側配管18は、図示しない固定部材により空調ケース2とビス止めなどにより固定されている。したがって、空調ケース2に固定された固定側配管18に嵌合された回転側配管17が固定側配管18との間でOリング21、22を介して回転軸7a回りに摺動可能である。一方、出口側ヘッダタンク13の図示しない図2紙面右側の回転軸7a上の端部は、空調ケース2に設けられた軸受(図示せず)により回動自在に保持されている。このように、回転側配管17は固定側配管18を回転軸7aの一方の軸受とし、回転側配管17に一体的に接続された出口側ヘッダタンク13の他端側の空調ケース2に設けた軸受を回転軸7aの他方の軸受とし、両軸受の間でヒータコア6が回転軸7a回りに回転することができる。
なお、図2において、各管路内の温水の流れ方向を矢印で示している。すなわち、入口配管19より流れ込んだ温水は、内側管17bの外周部から外側管17aを通って連絡配管16へ達する。この温水は、連絡配管16内を紙面下方向に流れて一旦、入口側ヘッダタンク6c内に入り、ここより各チューブ14に分岐して出口側ヘッダタンク13へと流れる。温水がチューブ14を通るときに、図2において紙面垂直方向に流れる空気がコルゲートフィン15を介して温水と熱交換することにより加熱される。
次に、ヒータコア6の回転駆動方法について説明する。図3は、図2においてB方向から見たヒータコア6の先端部付近の概略構成を示す図である。連絡配管16の側面の下方端部にはガイド部材24が設けられている。ガイド部材24には、連絡配管16の長手方向、すなわちチューブ14の流れ方向に所定の長さの溝25が形成されている。
一方、アクチュエータ30により正逆方向に回転されるネジ29が、アクチュエータ30とともに空調ケース2に固定されている。ネジ29にはナット26が螺合するとともに、ナット26は空調ケース2に凹部として設けられたナットガイド28により拘束され、ネジ29の回転に応じて図3上で左右方向に移動する。ナット26にはピン27が一体的に設けられ、このピン27がガイド部材24の溝25に嵌り込んでいる。
これにより、アクチュエータ30によりネジ29が回転し、このネジ29の回転に応じてナット26がネジ29の長手方向を移動する。このときピン27はナット26と一体的に移動しようとするが、ピン27に働く力のうち溝25の方向にはピン27を移動させて力を緩和し、溝25と垂直方向にはガイド部材24に反力を与える。この反力により、ガイド部材24および入口側ヘッダタンク6cは、回転軸7a回り(図3中、矢印C方向)に回動することができる。
したがって、ヒータコア6の回転角θ、すなわちエアミックスポジションは、ナット26のネジ29上の変位、すなわちアクチュエータ30の回転数により決定することができる。
図1において、上述のようにヒータコア6の熱交換部6aの他端は、境界部6bを介して先端側にタンク部としての入口側ヘッダタンク6cが設けられている。入口側ヘッダタンク6cの先端部はヒータコア6の最先端部6dとなる。そして、ヒータコア6の風上側面6eの先端側にある境界部6bには配風ガイド8が設けられている。
配風ガイド8は、一端がこの境界部6bに接続され他端がヒータコア6の風上側面6eより所定角度(例えば30〜40度)で風上側へ向かうように傾斜し、ヒータコア6の車両左右方向(図1の紙面垂直方向)にわたって形成された板状物である。
蒸発器4とヒータコア6との間には、最大冷房用の遮風壁9が空調ケース2と一体成形され、空調ケース2の壁基部9aより壁先端部9bまで鉛直方向に垂下する板状物として構成される。この板状の遮風壁9は、車両左右方向に対して空調ケース2内部の全域に形成され、遮風壁9の左右両側部は空調ケース2の左右の側壁部に結合される。
さらに、遮風壁9は、ヒータコア6の風上側面6eにおける熱交換部6aの全体を覆うことができるように、熱交換部6aとほぼ同一面積に形成される。したがって、この遮風壁9の壁先端部9bの位置は、最大冷房時のヒータコア6の境界部6bに等しい位置となる。また、壁先端部9bと、空調ケース2との間には所定の間隙が設定され、この所定の間隙によってヒータコア6の風上側の空気通路9cが形成される。
図4に、図1における最大冷房時のB−B断面を示す。なお、図4には配風ガイド8は省略している。図4に示すように、ヒータコア6の回転位置がM/Cのとき、ヒータコア6の風上側面6eのうち、熱交換部6aは遮風壁9によりふさがれる。一方、ヒータコア6の先端側の入口側ヘッダタンク6cは、遮風壁9の壁先端部9bより下方へ露出し、さらに、それら壁先端部9bおよび入口側ヘッダタンク6cより下方には空気通路9cが形成されている。
ヒータコア6は、最大冷房時には遮風壁9の風下側の面(図1の右側面)に沿った破線位置M/C(θ=0°)に回転操作される。この最大冷房位置M/Cでは、遮風壁9がヒータコア6の熱交換部6aの風上側面6eを全閉して、蒸発器4の風下側の空気がヒータコア6の熱交換部6aを通過することを阻止する。したがって、蒸発器4を通過する空気(冷風)CW1、CW2の全量がヒータコア6をバイパスして下流側の各吹出開口部11a、11b、11cに流入するので、最大冷房性能を発揮することができる。
入口側ヘッダタンク6cは、ヒータコア6において熱源流体を同軸二重配管部7側へ折り返し、熱交換部6aのチューブ14に熱源流体を供給するために設けられており、周辺空気と熱交換するものではない。したがって、最大冷房時に熱交換部6aの全面を遮風壁9により塞ぐことにより、入口側ヘッダタンク6cを遮風壁9より露出させていても、冷房能力の低下を防止することができる。
なお、各吹出開口部である、デフロスタ開口部11a、フェイス開口部11b、フット開口部11cは、空調ケース2のうち送風機部3の車両後方側部位に配置されており、これら各吹出開口部11a、11b、11cには、それぞれ図示しないダクトおよび吹出口が接続される。各吹出口は、図示しない吹出モードドアにより開閉され、これにより車室内に空調風が吹き出される。
図1において、空調ケース2の内壁面におけるヒータコア6の風下側部位にシールリブ10が形成されている。このシールリブ10は空調ケース2のヒータコア6の回転軸7aと対向する内壁面2bに一体成形され最大暖房時のケース側シール面を構成する。
最大暖房時には、ヒータコア6は図1の一点鎖線位置M/H(θ=最大)に回転操作され、ヒータコア6の矩形状の周縁部がシールリブ10の額縁状の突出形状に圧接する。これにより、最大暖房時には空気通路9cを通る冷風流れCW1、CW2が全量、ヒータコア6の熱交換部6aを通過し、加熱されて温風HWとなる。
また、ヒータコア6の図1実線位置は温度制御時の中間開度(中間回転位置)の一例であり、この中間開度の操作位置であると、蒸発器4を通過した空気(冷風)のうち、ヒータコア下方側の流れは矢印CW2のようにヒータコア6をバイパスして流れ、蒸発器通過空気(冷風)のうち、上方側の流れは矢印CW1のようにヒータコア6の熱交換部6aを通過して流れ加熱されて温風HWとなる。これら冷風CW2と温風HWとは、ヒータコア6の下流側のエアミックス空間12において混合され、所望温度の空調風となった後に、各吹出開口部11a、11b、11cに流入する。
このように、ヒータコア6の回転位置を調整することにより、ヒータコア6をバイパスする冷風CW2と、ヒータコア6を通過する温風HWとの風量割合を調整して、車室内吹出空気温度を連続的に調整できる。
上述のように、本実施形態では、ヒータコア6の回転位置が最大冷房位置M/Cにあるとき、遮風壁9の壁先端部9bの位置は、ヒータコア6の先端部に設けられた入口側ヘッダタンク6cと熱交換部6aとの境界部6bとほぼ一致する部位に位置する。すなわち、入口側ヘッダタンク6cは最大冷房時にも遮風壁9より空気通路9cへ露出した状態になっている。
これにより、ヒータコア6が最大冷房位置M/C(エアミックスポジション=0%)より暖房側にわずかに回転操作されたとき、すなわち、ヒータコア6の回転角度が比較的小さいときは、蒸発器4を通過する空気(冷風)CW1の一部が、ヒータコア6の先端側にある入口側ヘッダタンク6c付近に当たる。
このとき、ヒータコア6の風上側面6eの境界部6bに設けた配風ガイド8により、冷風CW1が遮風壁9の風下側面とヒータコア6とに挟まれたヒータコア6の風上側面6eを回転軸7a方向へ曲げられ、熱交換部6aを通過する効果を高めることができる。すなわち、エアミックスポジションが小さい領域で、ヒータコア6による冷風の加熱効果を高めることができる。
この配風ガイド8の効果は、ヒータコア6の回転操作位置が、最大冷房位置M/Cより暖房側にある、エアミックスポジションが小さい領域で、顕著である。
図5は、ヒータコア6の回転位置に相当するエアミックスポジションを横軸に、フェイス吹出口(図示せず)から吹き出される空調風の吹き出し平均温度を縦軸にとった、実験結果を示す図である。エアミックスポジション=0%は最大冷房時に相当し、エアミックスポジション=100%は最大暖房時に相当する。
また、図5中、理想ライン(一点鎖線)は、空調ユニット1の温度コントロール性能における完全なリニア性を示すものである。「従来技術」は、遮風壁9の壁先端部9bがヒータコア6をすべて覆う、すなわち、入口側ヘッダタンク6cも遮風壁9に覆われて空気通路9cに露出していない場合を示している。
遮風壁9の壁先端部9bが熱交換部6aのみを覆い、入口側ヘッダタンク6cを露出させた場合は、図5中●(「壁先端位置のみ」)で示すように、エアミックスポジションが小さい範囲で、従来技術に比べて吹出平均温度を上昇させて、温度コントロール性能のリニア性を向上させることができる。これは、蒸発器4を通過する冷風CW1の一部が、入口側ヘッダタンク6cに当たって遮風壁9の風下側面とヒータコア6の風上側面6eとの間を回転軸7a方向へ流れ、熱交換部6aを通過する効果によるものである。
この入口側ヘッダタンク6cを遮風壁9より露出させたものに、熱交換部6aと入口側ヘッダタンク6cとの間の境界部6bに配風ガイド8を設けた場合は、図5中◆(「壁先端位置のみ+配風ガイド」)で示すように、エアミックスポジションが小さい範囲で、配風ガイド8がない場合(図5中●)と比べ、さらに熱交換器6aを通過する空気流量を増加させて、温度コントロール性能のリニア性を向上させることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。本第2実施形態は、温度コントロール性能のリニア性を向上させるために、遮風壁に冷風通路孔を設けて、冷風の通風抵抗を小さくすることが特徴である。
図6は、第2実施形態の室内空調ユニット部1の概略断面の一部を示す図である。なお、図6においては、蒸発器4および蒸発器4の下流側から、ヒータコア6の下流側までを示し、送風機部や吹出開口部など、他の部分は省略している。
第2実施形態において、遮風壁9は、第1実施形態と同様、蒸発器4とヒータコア6との間において空調ケース2と一体成形され、空調ケース2の壁基部9aより壁先端部9bまで鉛直方向に垂下する板状物として構成される。ただし、第2実施形態では、遮風壁9の壁基部9aと壁先端部9bとの間の部位に、冷風通路孔90が設けられている。
この冷風通路孔90は、図6におけるC−C断面として図7に示すように、空調ケース2の左右壁面間を一辺とする矩形状の貫通孔としての開口であり、上下方向における開口位置は、ヒータコア6の回転位置が最大冷房位置M/Cにあるときの熱交換部6aと重なるように配置される。また、壁先端部9bは、ヒータコア6の、より詳しくは入口側ヘッダタンク6cの先端部6dに一致するように設定される。
すなわち、温度コントロール性能のリニア性を改善するために、冷風の風量を増加させる場合、第1実施形態では遮風壁9の壁先端部9bまでの距離を短くして、通風抵抗を少なくするようにしたが、本第2実施形態では、遮風壁9の任意の位置に、冷風を貫通するように流すための冷風通路孔90を設けることで実現している。
ところで、本第2実施形態においては、ヒータコア6の回転位置が最大冷房位置M/Cにあるとき、熱源流体がヒータコア6に流れ込まないように遮断する手段を備えている。本実施形態では、ヒータコア6の同軸二重配管部7にヒータコア6の回転位置に応じて弁開度が変化する構造を備えている。図8は、第2実施形態のヒータコア6の、上記図2と同様のA−A断面の一部を示す。なお、図8において、第1実施形態のヒータコア6と同じ構成には同一符号を付して、その説明を省略する。
図8において、回転側配管17の内側管17bには、その先端部を塞ぐように開口付壁部17cが一体に形成される。固定側配管18の内壁部には、この開口付壁部17cと一対の開口付壁部20aが一体に形成される。この開口付壁部20aは開口付壁部17cと対向かつ密着するように配置される。
本実施形態では、開口付壁部17cはアルミニウム等の金属で内側管17bと一体成形され、開口付壁部20aは出口配管20と樹脂材料にて一体成形される。なお、開口付壁部17cをアルミニウム等の金属で内側管17bと別体に成形し、ろう付け等の手段により内側管17bに一体に接合してもよい。また、開口付壁部20aを樹脂材料にて出口配管20と別体に成形し、接着や溶着等の手段により開口付壁部20aを出口配管20に一体に接合してもよい。
図9に示すように、開口付壁部17c、20aには温水が流通する流通孔17d、20bがそれぞれ設けられる。本例では、流通孔17d、20bは外周側円弧A1および内周側円弧A2と、線分S1、S2とで囲まれる略台形の形状を有し、開口付壁部17c、20aの円周方向に等間隔にそれぞれ6つずつ配置される。ここで、外周側円弧A1と内周側円弧A2は開口付壁部17c、20aと同心で中心角φを共有する2つの円弧である。線分S1は外周側円弧A1および内周側円弧A2の一端を結ぶ線分であり、線分S2は外周側円弧A1および内周側円弧A2の他端を結ぶ線分である。
この開口付壁部17c、20aの流通孔17d、20bはヒータコア6の回転位置により重なり量が変化して温水の流れを断続することができる。即ち、ヒータコア6が最大冷房時の回転位置M/Cにあるときは、流通孔17d、20bの重なりが全くない全閉状態となり、ヒータコア6への温水の流れが遮断されるのでヒータコア6は放熱を停止する。ヒータコア6が最大暖房時の回転位置M/Hにあるときは、流通孔17d、20bの重なり量が最大の状態となり、ヒータコア6内の温水流量は最大となるのでヒータコア6は最大暖房状態となる。この流通孔17d、20bが設けられた開口付壁部17c、20aが遮断手段に相当する。
図10は、冷風通路孔90の面積とヒータコアの熱交換部6aの面積との比Sをパラメータとして、エアミックスポジションに対する吹出し平均温度の変化を調べた実験結果である。すなわち、S=0(%)は、冷風通路孔90の面積が0(冷風通路孔が設けられていない)に相当する。
この結果より、面積比Sが50%以下ではリニア性の改善が顕著であるが、面積比Sがそれより大きくなると、例えば75%では、エアミックスポジションが小さい領域で吹出し温度が急激に上昇しリニア性が損なわれている。これは、ヒータコア6が最大冷房位置M/Cから暖房側に回転したとき、ヒータコア6に温水が流れるため、冷風通路孔90の大きさを大きくし過ぎると、冷房性能が低下するため、リニア性が損なわれると考えられる。
このように、冷風通路孔90の面積は、熱交換部6aの面積の1/2程度までが適切である。
(他の実施形態)
(1)上記第1実施形態では、温度コントロール性能のリニア性を改善するために、ヒータコア6の先端側にある境界部6bに配風ガイド8を設けた例を示したが、これに限らず、配風ガイドを設けなくてもよい。この場合でも、上述したように、壁先端部9bより露出した入口側ヘッダタンク6cに当たった冷風CW1の一部が、回転軸7a方向へ曲げられて熱交換部6aを通過する効果が得られ、図5中、●「壁先端位置のみ」により示したように、エアミックスポジションが小さい領域での温度コントロール性能におけるリニア性を改善することができる。
(2)上記第1実施形態では、温度コントロール性能のリニア性を改善するために、配風ガイド8をヒータコア6の先端側にある境界部6bに設けた例を示したが、これに限らず、図11に示すように、配風ガイド8aを空調ケース2の内壁2bに設けてもよい。なお、図11において、上記各実施形態と同じ構成には同一符号を付して、それについての説明を省略する。
図11に示す例では、配風ガイド8aは、ヒータコア6の回転軸7aと対向する側の空調ケース内壁2bに、左右方向にわたって、風下側に鋭角となるよう設けられている。この配風ガイド8aにより、ヒータコア6をバイパスする冷風CW2の一部がヒータコア6の風上側面6e方向へ流れ込む冷風CW1に加わって、熱交換部6aを通る風量を増加させることができる。したがって、第1実施形態と同様、エアミックスポジションが小さい領域での温度コントロール性能のリニア性を改善することができる。
(3)上記第1実施形態では、温度コントロール性能のリニア性を改善するために、配風ガイド8をヒータコア6の先端側にある境界部6bに設けた例を示したが、これに限らず、上記他の実施形態(2)に示した、空調ケース内壁2bにも配風ガイド8aを設けてもよい。この場合は、ヒータコア6の先端側の配風ガイド8とケース内壁2bの配風ガイド8aとにより、エアミックスポジションが小さい領域における熱交換器6aへの通過冷風量をさらに増加させることができ、これにより温度コントロール性能のリニア性をさらに改善することができる。
(4)上記第2実施形態では、エアミックスポジションが小さい領域での温度コントロール性能のリニア性を改善するために、遮風壁9に冷風通路孔90を設けた例を示したが、これに限らず、さらに、第1実施形態と同様、ヒータコア6の先端側に配風ガイド8、または/および、空調ケース内壁2b上に配風ガイド8aを設けてもよい。
これにより、エアミックスポジションが小さい領域で、熱交換部6aを通過する冷風は、冷風通路孔90を通過する冷風と、配風ガイド8、8aにより回転軸7a方向に曲げられる冷風とが加わって、さらに増加させることができ、温度コントロール性能のリニア性を改善することができる。
なお、この場合、冷風通路孔90の面積は、大きすぎると冷房性能が低下(暖房性能が増加)してリニア性を損なうので、比較的小さく設定しておくことが望ましい。
(5)上記第2実施形態では、エアミックスポジションが小さい領域での温度コントロール性能のリニア性を改善するために、遮風壁9に冷風通路孔90を設けるとともに、遮風壁9の壁先端部9bを、M/C時のヒータコア6の先端部6dの位置と一致するよう配置した例を示したが、これに限らず、図12に示すように、壁先端部9bの位置を、M/C時のヒータコア6の先端部6dよりも短い位置に配置してもよい。
図12に示す例では、壁先端部9bの位置を、熱交換部6aと入口側ヘッダタンク6cとの境界部6bに一致するよう配置されている。
これにより、エアミックスポジションが小さい(M/Cに近い)領域での熱交換器6aへの通過冷風量を増加させることができ、これにより温度コントロール性能のリニア性を改善することができる。
(6)上記第2実施形態では、ヒータコア6が最大冷房位置M/Cにあるとき、熱源流体の流量を遮断する遮断手段として、ヒータコア6の温水入出用の同軸二重配管部7にヒータコア6の回転位置に応じて弁開度が変化する流通孔17d、20bを備えた開口付壁部17c、20aにより構成する例を示したが、これに限らず、例えば、ヒータコア6の入口配管19に管路を開閉する電磁弁を設け、ヒータコア6の回転位置が最大冷房位置M/Cになったことを検出してこれに応じて、電磁弁を閉じるようにした遮断手段を用いてもよい。
第1実施形態の室内空調ユニット部の概略断面図である。 図1におけるA−A断面の一部を示す図である。 図2においてB方向から見たヒータコアの先端部付近の概略構成を示す図である。 図1における最大冷房時のB−B断面を示す。 第1実施形態におけるエアミックスポジションと吹出し平均温度との関係を示す線図である。 第2実施形態の室内空調ユニット部の概略断面の一部を示す図である。 図6におけるC−C断面を示す図である。 第2実施形態のヒータコアのA−A断面の一部を示す図である。 第2実施形態のヒータコアの開口付壁部の正面図である。 第2実施形態におけるエアミックスポジションと吹出し平均温度との関係を示す線図である。 他の実施形態の室内空調ユニット部の概略断面の一部を示す図である。 他の実施形態の室内空調ユニット部の概略断面の一部を示す図である。
符号の説明
1…室内空調ユニット部、2…空調ケース、3…送風機部、4…蒸発器、
6…ヒータコア(加熱用熱交換器)、6a…熱交換部、6b…境界部、
6c…入口側ヘッダタンク(タンク部)、7…同軸二重配管部、7a…回転軸、
8、8a…配風ガイド、9…遮風壁、9b…壁先端部、90…冷風通路孔、
M/C…最大冷房位置、M/H…最大暖房位置、θ…回転角。

Claims (9)

  1. 冷却用熱交換器(4)を備えた空調ケース(2)内において、前記冷却用熱交換器(4)の風下側に、空気と熱源流体との間で熱交換して前記空気を加熱する熱交換部(6a)を備えた加熱用熱交換器(6)が回転軸(7a)を中心として回転可能に配置されるとともに、前記冷却用熱交換器(4)と前記加熱用熱交換器(6)との間において、前記加熱用熱交換器(6)が最大冷房位置(M/C)に回転したときに前記加熱用熱交換器(6)の風上側の面(6e)を塞ぐよう、遮風壁(9)が形成された空調装置であって、
    前記遮風壁(9)の壁先端部(9b)は、前記加熱用熱交換器(6)が前記最大冷房位置(M/C)に回転したときの前記加熱用熱交換器(6)の先端部(6d)より短い位置に位置していることを特徴とする空調装置。
  2. 前記加熱用熱交換器(6)は、前記熱交換部(6a)の前記回転軸(7a)に対する先端側に前記熱交換部(6a)へ前記熱源流体を供給するためのタンク部(6c)を備え、
    前記遮風壁(9)の壁先端部(9b)は、前記加熱用熱交換器(6)が前記最大冷房位置(M/C)に回転したときの前記タンク部(6c)の先端(6d)と前記熱交換部(6a)の境界部(6b)との間に位置することを特徴とする請求項1に記載の空調装置。
  3. 前記加熱用熱交換器(2)の前記風上側面(6e)には、前記回転軸(7a)方向への風流れを形成するための配風ガイド(8)が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の空調装置。
  4. 前記空調ケース(2)内には、前記加熱用熱交換器(6)の前記回転軸(7a)に対向する側の前記空調ケース(2)の内壁(2b)に、前記風上側面(6e)における前記回転軸(7a)方向への風流れを形成するための配風ガイド(8a)が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の空調装置。
  5. 前記遮風壁(9)には、冷風通路孔(90)が形成されているとともに、
    前記加熱用熱交換器(2)が最大冷房位置(M/C)に回転したときに前記加熱用熱交換器(6)に流れる前記熱源流体の流量を遮断する遮断手段(17c、20a)を備えていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の空調装置。
  6. 前記冷風通路孔(90)の面積は、前記加熱用熱交換器(6)の熱交換部(6a)の面積の半分以下であることを特徴とする請求項5に記載の空調装置。
  7. 冷却用熱交換器(4)を備えた空調ケース(2)内において、前記冷却用熱交換器(4)の風下側に、空気と熱源流体との間で熱交換して前記空気を加熱する熱交換部(6a)を備えた加熱用熱交換器(6)が回転軸(7a)を中心として回転可能に配置されるとともに、前記冷却用熱交換器(4)と前記加熱用熱交換器(6)との間において、前記加熱用熱交換器(6)が最大冷房位置(M/C)に回転したときに前記加熱用熱交換器(6)の風上側の面(6e)を塞ぐよう、遮風壁(9)が形成された空調装置であって、
    前記遮風壁(9)には、冷風通路孔(90)が形成されているとともに、
    前記加熱用熱交換器(2)が前記最大冷房位置(M/C)に回転したときに前記加熱用熱交換器(6)に流れる前記熱源流体の流量を遮断する遮断手段(17c、20a)を備えていることを特徴とする空調装置。
  8. 前記加熱用熱交換器(6)は、前記熱交換部(6a)の前記回転軸(7a)に対する先端側に前記熱交換部(6a)へ前記熱源流体を供給するためのタンク部(6c)を備え、
    前記遮風壁(9)の壁先端部(9b)は、前記加熱用熱交換器(6)が前記最大冷房位置(M/C)に回転したときの前記タンク部(6c)の先端(6d)と一致する位置に位置していることを特徴とする請求項7に記載の空調装置。
  9. 前記冷風通路孔(90)の面積は、前記加熱用熱交換器(6)の熱交換部(6a)の面積の半分以下であることを特徴とする請求項7または8に記載の空調装置。
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