JP2007276397A - 反応射出成形方法及び装置並びに樹脂撹拌用カートリッジ - Google Patents
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Abstract
【課題】反応射出成形において、成形後の洗浄という面倒な工程を省くことを可能としつつ、液状樹脂材料の混合割合が大きく異なる場合であっても、十分に混合して混合ムラを無くすことを可能として、成形品の高品質化及び高生産性化を実現する。
【解決手段】反応性を有する2種以上の液状樹脂材料よりなる樹脂混合物を金型2内に射出して反応硬化させる反応射出成形において、衝突室5内で第1液3と第2液4とを衝突混合させて樹脂混合物とし、衝突室5の下流側に配置された撹拌室6を介して、樹脂混合物を金型2内に射出する。撹拌室6には、ケース体と、このケース体に充填され、樹脂混合物の撹拌を促進する充填物とからなる樹脂撹拌用カートリッジ14が配設されている。
【選択図】図1
【解決手段】反応性を有する2種以上の液状樹脂材料よりなる樹脂混合物を金型2内に射出して反応硬化させる反応射出成形において、衝突室5内で第1液3と第2液4とを衝突混合させて樹脂混合物とし、衝突室5の下流側に配置された撹拌室6を介して、樹脂混合物を金型2内に射出する。撹拌室6には、ケース体と、このケース体に充填され、樹脂混合物の撹拌を促進する充填物とからなる樹脂撹拌用カートリッジ14が配設されている。
【選択図】図1
Description
本発明は反応射出成形方法及び装置並びに樹脂撹拌用カートリッジに関し、詳しくは反応性を有する2種以上の液状樹脂材料を衝突混合させた樹脂混合物を金型内に射出して反応硬化させる反応射出成形方法及び装置並びにこれらに用いる樹脂撹拌用カートリッジに関する。
本発明に係る反応射出成形方法及び装置並びに樹脂撹拌用カートリッジは、繊維基材が予め配置された金型内に樹脂混合物を射出し、該樹脂混合物を該繊維基材に含浸させつつ反応硬化させる、FRP成形工法としてのRTMに好適に利用することができる。
反応射出成形(RIM:Reaction Injection Molding)は、反応性を有する2種以上の液状樹脂材料を混合して樹脂混合物とし、この樹脂混合物を金型内に射出して反応硬化させる方法である。
また、RTM(Resin Transfer Molding)は、FRP (Fiber Reinforced Plastic)を成形するために利用される反応射出成形の一種で、繊維基材が予め配置された金型内に前記樹脂混合物を射出し、該樹脂混合物を該繊維基材に含浸させつつ反応硬化させる方法である。
このような反応射出成形においては、2種以上の液状樹脂材料を混合した際に混合ムラが存在すると、反応硬化ムラとなって品質低下につながることから、2種以上の液状樹脂材料を混合させた後にその樹脂混合物をよく撹拌して十分に混合させることが重要である。
そこで、2種以上の液状樹脂材料を混合させてからその樹脂混合物を撹拌装置(電動ミキサーや電動スクリュー等)により撹拌する方法が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
このような撹拌装置等の物理的手段を用いれば、樹脂混合物を十分に撹拌、混合させることができるので、混合ムラに起因する成形不良の発生を防ぐことが可能である。しかし、この場合、撹拌装置等に残存する樹脂硬化物を成形後に洗浄する洗浄工程が必要となり、生産性が低下するという問題がある。
一方、金型内に樹脂材料を供給するための供給通路に衝突混合室を設け、この衝突混合室に向かって2種以上の液状樹脂材料を高圧で噴射して互いに衝突させることにより2種以上の液状樹脂材料を混合させる、所謂衝突混合方式も知られている。
この衝突混合方式によれば、成形後の撹拌装置の洗浄工程を省くことができるので、生産性を向上させることが可能となる。しかし、衝突混合方式は、撹拌装置等の物理的手段を用いる場合と比べると、やはり撹拌性の点で劣る。このため、2種以上の液状樹脂材料の混合割合が大きく異なる場合には、樹脂混合物に部分的な混合ムラが発生してしまう場合がある。
そこで、衝突混合方式において、衝突混合室で2種以上の液状樹脂材料を衝突混合させた後、その樹脂混合物の流れを乱して撹拌するために、衝突混合室から金型への供給通路に撹拌促進棒を進退動可能に設ける技術が知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開昭55−135636号公報
特開平11−335447号公報
特開平6−254846号公報
しかしながら、衝突混合方式において撹拌促進棒で樹脂混合物を撹拌する上記従来技術によっても、撹拌促進棒を良好に作動させるべく、撹拌促進棒に付着した樹脂硬化物を成形後にやはり洗浄、除去する必要があり、生産性の低下につながる。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、反応射出成形において、成形後の洗浄という面倒な工程を省くことを可能としつつ、液状樹脂材料の混合割合が大きく異なる場合であっても、十分に混合して混合ムラを無くすことを可能として、成形品の高品質化及び高生産性化を実現することを解決すべき技術課題とするものである。
上記課題を解決する本発明の反応射出成形方法は、反応性を有する2種以上の液状樹脂材料よりなる樹脂混合物を金型内に射出して反応硬化させる反応射出成形方法であって、2種以上の前記液状樹脂材料を衝突混合させて前記樹脂混合物を得る衝突混合工程と、前記樹脂混合物を撹拌する撹拌工程と、を備え、前記撹拌工程では、ケース体と、該ケース体に充填され、前記樹脂混合物の撹拌を促進する充填物とからなる樹脂撹拌用カートリッジにより、該樹脂混合物を撹拌することを特徴とするものである。
この反応射出成形方法では、衝突混合工程で、反応性を有する2種以上の液状樹脂材料を衝突混合させて樹脂混合物を得た後、撹拌工程で、樹脂撹拌用カートリッジにより樹脂混合物を撹拌する。このため、2種以上の液状樹脂材料よりなる樹脂混合物を十分に撹拌、混合させてから金型内に射出することができる。したがって、たとえ2種以上の液状樹脂材料の混合割合が大きく異なる場合であっても、混合ムラを無くすことができ、混合ムラに起因する成形不良の発生を防ぐことが可能となる。
また、この反応射出成形方法では、成形後に必要に応じて樹脂撹拌用カートリッジを取り替えることで、手間のかかる面倒な洗浄工程を省くことができる。
よって、本発明の反応射出成形方法によれば、成形品の高品質化と高生産性化を実現することが可能となる。
さらに、前記樹脂撹拌用カートリッジは、樹脂混合物の撹拌を促進する充填物をケース体に充填してなるものであるから、充填物の内容を容易に変更することができる。すなわち、樹脂混合物の種類や粘度等に応じて、充填物の種類、形状、大きさ、充填密度や密度勾配等を適宜変更することができる。このため、樹脂混合物の種類や粘度が変わっても、充填物の内容を変更することで容易に対応して、その樹脂混合物を良好又は最適に撹拌、混合することが可能となる。
また、ケース体を樹脂等の安価な材料により構成したり、充填物を樹脂、土や無機繊維等の安価な材料により構成したりすれば、成形の1ショット又は数ショット毎に樹脂撹拌用カートリッジを使い捨てたとしても、使い捨てによるコスト高騰を抑えることができる。
上記課題を解決する本発明の反応射出成形装置は、反応性を有する2種以上の液状樹脂材料よりなる樹脂混合物を金型内に射出して反応硬化させる反応射出成形に用いられる装置であって、2種以上の前記液状樹脂材料が互いに衝突するように注入されて前記樹脂混合物とされる衝突室と、該衝突室よりも下流側に配置され、該衝突室から導入される該樹脂混合物が撹拌される撹拌室とを備え、前記撹拌室には、ケース体と、該ケース体に充填され、前記樹脂混合物の撹拌を促進する充填物とからなる樹脂撹拌用カートリッジが配設されていることを特徴とするものである。
上記課題を解決する本発明の樹脂撹拌用カートリッジは、反応性を有する2種以上の液状樹脂材料を衝突混合させた樹脂混合物を金型内に射出して反応硬化させる反応射出成形に用いられ、該樹脂混合物を撹拌するための樹脂撹拌用カートリッジであって、ケース体と、前記ケース体に充填され、前記樹脂混合物の撹拌を促進する充填物とからなることを特徴とするものである。
したがって、本発明によれば、反応射出成形において、成形後の洗浄という面倒な工程を省くことを可能としつつ、液状樹脂材料の混合割合が大きく異なる場合であっても、十分に混合して混合ムラを無くすことを可能として、成形品の高品質化と高生産性化を実現することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
(実施形態1)
図1及び図2に示される本実施形態は、FRPを成形するRTMに本発明を適用したものである。
図1及び図2に示される本実施形態は、FRPを成形するRTMに本発明を適用したものである。
すなわち、本実施形態では、反応性を有する2種の液状樹脂材料を衝突混合させた樹脂混合物を、繊維基材1が予め配置された金型2内に射出して、繊維基材1に樹脂混合物を含浸させつつ硬化反応させてFRPを得る。
反応性を有する2種の液状樹脂材料としては、反応射出成形法により成形されうるものであれば特に限定されない。例えば、エポキシ樹脂、ポリエステルやポリウレタンにおける主剤系の液状樹脂材料及び硬化剤系の液状樹脂材料とすることができる。
また、繊維基材1の種類も特に限定されず、例えば、ガラス繊維、アラミド繊維、アルミナ繊維、炭化珪素繊維、スチール繊維、カーボン繊維、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維やこれらの混合物とすることができる。
この実施形態で用いた反応射出成形装置は、型締めされた状態で所定形状のキャビティを区画形成する金型2と、主剤系としての第1液3及び硬化剤系としての第2液4の2種の液状樹脂材料が互いに衝突するように注入される衝突室5と、衝突室5よりも下流側(金型2側)に配置され、衝突室5から導入される樹脂混合物が撹拌される撹拌室6と、を備えている。
また、この反応射出成形装置は、第1液3が蓄えられた第1タンク7と、第2液4が蓄えられた第2タンク8と、一端が第1タンク7に接続されるとともに他端が衝突室5に開口し、第1タンク7の第1液3を衝突室5内に供給するための第1供給路9と、一端が第2タンク8に接続されるとともに他端が衝突室5に開口し、第2タンク8の第2液4を衝突室5内に供給するための第2供給路10と、第1供給路9から衝突室5内へ第1液3を所定圧力で注入、噴射するための第1ポンプ11と、第2供給路10から衝突室5内へ第2液4を所定圧力で注入、噴射するための第2ポンプ12と、撹拌室6を介して、衝突室5内の樹脂混合物を金型2のキャビティ内に所定圧力で射出するための射出機13と、を備えている。
そして、本実施形態の反応射出成形装置では、撹拌室6に樹脂撹拌用カートリッジ14が配設されている。この樹脂撹拌用カートリッジ14は、ケース体15と、ケース体15に充填され、樹脂混合物の撹拌を促進する充填物16とから構成されている。
ケース体15の材質は特に限定されないが、コスト面を考慮すれば樹脂とすることが好ましい。また、ケース体15は、反応射出成形で成形する樹脂の硬化物が付着しにくい材料により構成されていることが好ましい。かかる観点より、ケース体15はポリプロピレンやフッ素系樹脂により構成することが好ましい。
このケース体15の形状は特に限定されないが、ケース体15内での樹脂混合物の撹拌性を向上させる観点より、下流側に向かうほど内径が徐々に大きくなるテーパ状筒体であることが好ましい。
本実施形態のケース体15は、図2に示されるように、ポリプロピレンよりなり、一端が開口し開口端(下流側)に向かうほど内径が徐々に大きくされた有底でテーパ筒状のケース本体17と、ケース本体17の開口端に嵌合されて該開口を閉鎖する蓋体18とから構成されている。そして、ケース本体17の底部17aと蓋体18には、液状の樹脂混合物を流通させるための多数の通孔19が貫設されている。
充填物16の種類、形状や大きさ等は、ケース体15内を通過する樹脂混合物の撹拌を促進することができれば特に限定されない。
本実施形態の充填物16は、長繊維や連続繊維をランダムに絡めて圧縮し、必要に応じて樹脂バインダーや糊剤で固めたガラス繊維17よりなる。また、この充填物16としてのガラス繊維17は、ケース体15内で、下流側に向かうほど密度が徐々に高くなるように充填されている。
かかる構成を有する反応射出成形装置を用いた反応射出成形方法としてのRTMを以下に説明する。
まず、金型2のキャビティ内に繊維基材1を予め配置しておき、第1ポンプ11及び第2ポンプ12の作動により、第1タンク7から第1供給路9を介して第1液3を衝突室5内に所定圧力で噴出させるとともに、第2タンク8から第2供給路10を介して第2液4を衝突室5内に所定圧力で噴出する。これにより、衝突室5内で第1液3と第2液4とを衝突混合させて樹脂混合物とする(衝突混合工程)。
そして、射出機13の作動により、衝突室5内の樹脂混合物を、撹拌室6に配設された樹脂撹拌用カートリッジ14内を介して、金型2のキャビティ内に所定圧力で射出する。このとき、樹脂撹拌用カートリッジ14内を通過する樹脂混合物は、ケース体15内に充填された充填物16内を通過する間に撹拌される(撹拌工程)。
その後、図示しない加熱手段により金型2を加熱して、キャビティ内に射出されて繊維基材1内に含浸した液状の樹脂混合物を反応硬化させて、所定形状のFRPを得る(反応硬化工程)。
このように、この反応射出成形方法では、樹脂撹拌用カートリッジ14内で樹脂混合物を十分に撹拌、混合させてから金型2内に射出することができる。したがって、たとえ第1液3及び第2液4の混合割合が大きく異なる場合であっても、混合ムラを無くすことができ、混合ムラに起因する成形不良の発生を防ぐことが可能となる。
また、この反応射出成形方法では、成形後に必要に応じて樹脂撹拌用カートリッジ14を取り替えることで、手間のかかる面倒な洗浄工程を省くことができる。
よって、本実施形態の反応射出成形方法によれば、成形後の洗浄という面倒な工程を省くことを可能としつつ、液状樹脂材料の混合割合が大きく異なる場合であっても、十分に混合して混合ムラを無くすことを可能として、成形品の高品質化と高生産性化を実現することができる。
さらに、樹脂撹拌用カートリッジ14は、樹脂混合物の撹拌を促進する充填物16をケース体15に充填してなるものであるから、充填物16の内容を容易に変更することができる。すなわち、樹脂混合物の種類や粘度等に応じて、充填物16の種類、形状、大きさ、充填密度や密度勾配等を適宜変更することができる。すなわち、充填物16としてのガラス繊維20の塊の密度及び密度勾配や繊維径を変えることで、撹拌効率を調整することができる。このため、樹脂混合物の種類や粘度が変わっても、充填物16の内容を変更することで容易に対応して、その樹脂混合物を良好又は最適に撹拌、混合することが可能となる。
また、ケース体15を樹脂等の安価な材料により構成したり、充填物を樹脂、土や無機繊維等の安価な材料により構成したりすれば、成形の1ショット又は数ショット毎に樹脂撹拌用カートリッジ14を使い捨てたとしても、使い捨てによるコスト高騰を抑えることができる。
なお、この実施形態において、樹脂撹拌用カートリッジ14の充填物16としては、前記ガラス繊維20の代わりにポリプロピレン繊維やナイロン繊維等の他の繊維を用いることも勿論可能であり、また、短繊維としたり、マット状やスワール状等の不織布としたりしてもよい。
(実施形態2)
図3に示される本実施形態は、前記実施形態1において、樹脂撹拌用カートリッジ14の充填物16を変更したもので、その他の構成は前記実施形態1と同様である。
図3に示される本実施形態は、前記実施形態1において、樹脂撹拌用カートリッジ14の充填物16を変更したもので、その他の構成は前記実施形態1と同様である。
この実施形態に係る樹脂撹拌用カートリッジ14の充填物16は、多数のプラスチック球21よりなる。このプラスチック球21は、数ミリ〜十数ミリの粒径を有する略球体の表面に多数の微小突起(図示せず)が形成されたものである。また、この充填物16としてのプラスチック球21は、ケース体15内で、下流側に向かうほど充填密度が徐々に高くなるように、下流側ほど粒径の小さいものが充填されている。
この実施形態では、充填物16としてのプラスチック球21の充填密度及び密度勾配や粒径を変えることで、撹拌効率を調整することができる。
したがって、この実施形態も、前記実施形態1と同様の作用効果を奏する。
なお、この実施形態において、樹脂撹拌用カートリッジ14の充填物16としては、プラスチック球21の代わりに、バーミキュライト等の土、セラミックスや金属等の粒状物を用いてもよい。
(実施形態3)
図4及び図5に示される本実施形態は、前記実施形態1において、樹脂撹拌用カートリッジ14の充填物16を変更したもので、その他の構成は前記実施形態1と同様である。
図4及び図5に示される本実施形態は、前記実施形態1において、樹脂撹拌用カートリッジ14の充填物16を変更したもので、その他の構成は前記実施形態1と同様である。
この実施形態に係る樹脂撹拌用カートリッジ14の充填物16は、多数積層されたプラスチック板22よりなる。このプラスチック板22は、数ミリ〜十数ミリの厚さを有する板状体に多数の微小スリット22aが形成されたものである。
そして、図5に示されるように、この充填物16としてのプラスチック板22は、ケース体15内で、ケース本体17の内径に対応するように下流側に向かうほどプラスチック板22の外径が大きくされている。また、このプラスチック板22は、下流側に向かうほど、微小スリット22aの幅が小さくなるとともに微小スリット22aの数が多くなるように、積層、充填されている。さらに、プラスチック板22は、上流から下流に向かって、微小スリット22aの向きが徐々に変化するように、積層、充填されている。
この実施形態では、充填物16としてのプラスチック板22の厚さ、微小スリット22aの幅、数や向きを変えることで、撹拌効率を調整することができる。
したがって、この実施形態も、前記実施形態1と同様の作用効果を奏する。
なお、この実施形態において、樹脂撹拌用カートリッジ14の充填物16としては、微小スリット22aの代わりに、格子状のスリットや多数の孔をプラスチック板22に形成してもよい。
また、前述の実施形態1〜3では、FRPを成形するためのRTMに本発明を適用する例について説明したが、繊維基材1を予め金型2内に配置しておかない通常の反応射出成形に本発明を適用しうることは勿論である。
1…繊維基材 2…金型
3…第1液(主剤としての液状樹脂材料)
4…第2液(硬化剤としての液状樹脂材料)
5…衝突室 6…撹拌室
14…樹脂撹拌用カートリッジ 15…ケース体
16…充填物
3…第1液(主剤としての液状樹脂材料)
4…第2液(硬化剤としての液状樹脂材料)
5…衝突室 6…撹拌室
14…樹脂撹拌用カートリッジ 15…ケース体
16…充填物
Claims (3)
- 反応性を有する2種以上の液状樹脂材料よりなる樹脂混合物を金型内に射出して反応硬化させる反応射出成形方法であって、
2種以上の前記液状樹脂材料を衝突混合させて前記樹脂混合物を得る衝突混合工程と、
前記樹脂混合物を撹拌する撹拌工程と、を備え、
前記撹拌工程では、ケース体と、該ケース体に充填され、前記樹脂混合物の撹拌を促進する充填物とからなる樹脂撹拌用カートリッジにより、該樹脂混合物を撹拌することを特徴とする反応射出成形方法。 - 反応性を有する2種以上の液状樹脂材料よりなる樹脂混合物を金型内に射出して反応硬化させる反応射出成形に用いられる装置であって、
2種以上の前記液状樹脂材料が互いに衝突するように注入されて前記樹脂混合物とされる衝突室と、該衝突室よりも下流側に配置され、該衝突室から導入される該樹脂混合物が撹拌される撹拌室とを備え、
前記撹拌室には、ケース体と、該ケース体に充填され、前記樹脂混合物の撹拌を促進する充填物とからなる樹脂撹拌用カートリッジが配設されていることを特徴とする反応射出成形装置。 - 反応性を有する2種以上の液状樹脂材料を衝突混合させた樹脂混合物を金型内に射出して反応硬化させる反応射出成形に用いられ、該樹脂混合物を撹拌するための樹脂撹拌用カートリッジであって、
ケース体と、
前記ケース体に充填され、前記樹脂混合物の撹拌を促進する充填物とからなることを特徴とする樹脂撹拌用カートリッジ。
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JP2006108768A JP2007276397A (ja) | 2006-04-11 | 2006-04-11 | 反応射出成形方法及び装置並びに樹脂撹拌用カートリッジ |
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Country Status (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014529532A (ja) * | 2011-08-26 | 2014-11-13 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | 成形物の製造方法 |
JP2017538598A (ja) * | 2014-10-07 | 2017-12-28 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | 強化プラスチック部品の製造のための方法及び装置 |
CN114271083A (zh) * | 2021-11-15 | 2022-04-05 | 常旭 | 一种农业种植用水肥一体灌溉装置 |
-
2006
- 2006-04-11 JP JP2006108768A patent/JP2007276397A/ja active Pending
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