JP2007274574A - ケーブルモデム、セットトップボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブルモデムや、ケーブルモデムを内蔵するセットトップボックスにおいて、パケットキャプチャ機能を用いて指定パケットを抽出する際の処理負荷の軽減、及びスループットの向上を図る。
【解決手段】ケーブルモデム部30は、SNMPパケットが含まれる自装置宛(宛先MACアドレスがケーブルモデム部30の固有アドレス)の受信パケットのみをスヌープ処理部134による処理の対象としてSNMPパケットを抽出する。SNMPプロシキ処理部136は、抽出したSNMPパケットがケーブルモデム部30に接続された接続機器等の情報を要求するものである場合には、これを接続機器等に転送し、その応答を管理装置に返送することで代理応答し、当該ケーブルモデム部30の情報を要求するものである場合には、SNMPエージェント機能を実現するCM処理部132に処理を実行させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、指定されたパケットを宛先(MACアドレスの内容)によらずに抽出する機能を有したケーブルモデム、及びそのようなケーブルモデムを内蔵するセットトップボックス、特に、内蔵するケーブルモデムがSNMPプロキシエージェントとしての機能を有するセットトップボックスに関する。
従来より、CATV網に接続されるケーブルモデム(CM:Cable Modem )やCMモジュールを内蔵する双方向セットトップボックス(STB:Set Top Box )の持つ情報、更には、ケーブルモデムに接続された端末やCMモジュールと共にセットトップボックスに内蔵される放送受信部(以下、総称して「接続機器等」という)の持つ情報を、簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP:Simple Network Management Protocol)を用いて集中的に監視・制御することが行われている。
また、ケーブルモデムやCMモジュール(以下、総称する場合「ケーブルモデム等」という)にSNMPプロキシエージェントの機能を付加して、接続機器等が持つ情報を、ケーブルモデム等に代理応答(プロシキ)させることにより、管理装置側では、ケーブルモデム等に問い合わせるだけで、接続機器等が持つ情報を簡単に取得できるようにしたものも知られている。
この場合、具体的には、ケーブルモデム等が持つ管理情報ベース(MIB:Management
Information Base )のオブジェクトIDの一部を接続機器等のために割り当てておき、これに該当するオブジェクトIDの情報を対象とするSNMPパケットをケーブルモデム等が受信した場合に、ケーブルモデム等が管理装置の代わりに接続機器等から情報を収集し、その収集した情報を接続機器等の代わりに応答している。
ところで、通常のSNMPエージェントとしての機能が実装されているケーブルモデム等の場合、プロキシする必要のある(即ち、接続機器等の情報を要求する)SNMPパケットを受信しても、要求されている情報を取得することができず、誤った応答を返すことになる。
このため、この実装されている機能を有効利用しようとした場合、SNMPエージェントとしての機能を実現する処理モジュールにSNMPパケットが到達する前に、何等かの方法でプロキシすべきSNMPパケットを抽出して、これを、別途設けられたSNMPプロシキエージェントとしての機能を実現する処理モジュールに処理させる必要がある。
これを実現する一つの方法として、パケットの監視等を行うために設けられたパケットキャプチャ(スヌープ)機能(例えば、特許文献1参照)を用いることが考えられる。
特開2002−158693号公報
しかし、このパケットキャプチャ機能は、ケーブルモデムを通過する全てのパケットを監視するように構成されており、しかも、指定されたパケットであるか否かを識別するためにパケットのデータ部を調べる必要があることから、パケットのアドレス部だけでなくデータ部も一時的にバッファに保持する必要がある。
このため、全てのパケットに大きな遅延が発生することになり、スループットが大幅に低下してしまうという問題や、パケットキャプチャ機能を用いることでケーブルモデムの負荷も増大してしまうという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するために、ケーブルモデムや、ケーブルモデムを内蔵するセットトップボックスにおいて、パケットキャプチャ機能を用いて指定パケットを抽出する際の処理負荷の軽減、及びスループットの向上を図ることを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、CATV網に接続される第1のポートと、前記CATV網を介した通信を行う1乃至複数の端末が接続される1乃至複数の第2のポートと、少なくとも前記第1のポートを介して受信した受信パケットを、該受信パケットに付与されたMACアドレスに従って、該MACアドレスを有した端末が存在する第2のポートに中継すると共に、自装置宛の受信パケットを抽出するブリッジ手段と、前記ブリッジ手段により抽出された自装置宛の受信パケットに基づいて、予め設定された通常処理を実行するパケット処理手段と、前記受信パケットのデータ部に示された情報を参照して、前記受信パケットの中から予め指定された指定パケットを抽出するパケットキャプチャ手段と、を備えたケーブルモデムにおいて、前記パケットキャプチャ手段は、前記ブリッジ手段により抽出された自装置宛の受信パケットの中から前記指定パケットを抽出するように設定され、更に、前記指定パケットについて、前記通常処理とは異なる例外処理を実行する例外処理実行手段と、前記パケットキャプチャ手段が抽出した指定パケットを、該指定パケットが例外処理の対象となるものであれば前記例外処理手段に、それ以外であれば前記パケット処理手段に処理させる振分手段と、を設けたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のケーブルモデムにおいて、前記指定パケットがSNMPパケットであり、前記通常処理が自装置に対するSNMPパケットについて応答するSNMPエージェントとしての機能を実現する処理、前記例外処理が前記第2のポートに接続された端末に対するSNMPパケットについて代理応答するSNMPプロキシエージェントとしての機能を実現する処理であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、セットトップボックスであって、請求項2に記載のケーブルモデムと、CATV網を介して伝送されてくる放送を受信する放送受信部と、を備え、前記例外処理手段は、少なくとも前記放送受信部に対するSNMPパケットについて代理応答することを特徴とする。
請求項1に記載のケーブルモデムによれば、指定パケットである可能性がある自装置宛の受信パケットのみをパケットキャプチャ手段による処理の対象としているため、パケットキャプチャ手段(ひいてはケーブルモデム)の処理負荷を軽減することができると共に、第2のポートに中継される受信パケットに、不必要な遅延を与えてしまうことがないため、スループットを向上させることができる。
請求項2に記載のケーブルモデム及び請求項3に記載のセットトップボックスによれば、ケーブルモデムに実装されている通常のSNMPエージェントの機能、及びパケットキャプチャ(スヌープ)の機能を有効に利用して、SNMPプロキシエージェントとしての機能を追加することができる。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(1)全体構成
図1は、本発明が適用されたセットトップボックス(STB)を用いて構成されたCATVシステムの全体構成を示すブロック図である。
図1に示すように、CATVシステムは、CATVセンタ1、CATV網N1を介してCATVセンタ1と接続されたセットトップボックス3などにより構成されている。
CATVセンタ1は、管理装置101,DHCPサーバ103,ルータ105,ケーブルモデム終端装置(CMTS;Cable Modem Termination System)107などがハブ109にて接続されてなるネットワーク管理部10と、放送サービスを行うための放送サービス管理部(いわゆるヘッドエンド)12、からなり、これらが混合器14を介してCATV網N1に接続されている。
これらのうち、管理装置101は、制御部,記憶部,通信部などからなる周知のコンピュータシステムにより構成されたものであり、CATV網N1を介して接続されるセットトップボックス3(または後述のテレビ受像器5)に関する関連情報を、簡易ネットワークプロトコル(SNMP)を用いて収集する、いわゆるSNMPマネージャとしての処理を少なくとも実行する。
なお、本実施形態において「関連情報」とは、セットトップボックス3を介して試聴するチャネルが選択された履歴、選択されたチャネルにおける信号レベル、セットトップボックス3に至る伝送経路のSN比やビットエラーレートなど品質情報、セットトップボックス3におけるソフトウェア(ファームウェア)のバージョンなどを示すステータス情報を少なくとも含んでいる。つまり、これら関連情報が管理情報ベース(MIB)のオブジェクトとされている。
また、DHCPサーバ103は、制御部,記憶部,通信部などからなる周知のコンピュータシステムにより構成されたものであり、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol )に従ってセットトップボックス3(後述するケーブルモデム部30および放送受信部40)にIPアドレスを付与するための処理を実行する。
また、ルータ105は、制御部,記憶部,通信部などからなる周知のルータであり、ネットワーク管理部10をインターネットN2と双方向通信可能に接続する。
また、ケーブルモデム終端装置107は、混合器14を介してネットワーク管理部10をCATV網N1と双方向通信可能に接続する。
(2)セットトップボックスの構成
ここで、図2は、セットトップボックス3の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、セットトップボックス3は、CATV網N1を介してCATVセンタ1と接続されたケーブルモデム(CM)部30、ケーブルモデム部30を介してCATV網N1と双方向通信可能に接続される放送受信部40、CATV網からの下り信号を、ケーブルモデム部30及び放送受信部40に分配すると共に、ケーブルモデム部30からの上り信号をCATV網に出力する混合/分波器50により構成されている。
このうち、放送受信部40は、複数のRF受信部41,受信管理部43,映像/音声処理部45などからなり、テレビ受像器(TV)5が接続された状態で使用され、セットトップボックスの本来の機能を実現するものである。
そして、RF受信部41は、受信回路,チューナ,復調回路などからなり、混合/分波
器50から供給される下り信号の中から指定されたチャンネルの信号を抽出し、映像信号や音声信号に復調する。
また、受信管理部43は、制御部,記憶部,通信部などからなる周知のマイクロコンピュータにより構成されたものであり、各RF受信部41で抽出,復調された映像信号や音声信号を、外部からの指令に従って選択して、映像/音声処理部45に供給する。また、上述した関連情報を収集して、これらを管理情報ベース(MIB)に保存すると共に、ケーブルモデム部30からの要求に応じて、関連情報の通知や変更を行い、ケーブルモデム部30に対して応答を送信する処理を実行する。
また、映像/音声処理部45は、受信管理部43を介して供給される映像信号や音声信号を、受信管理部43からの指令に従って編集して、テレビ受像器5に供給する。
一方、ケーブルモデム部30は、RF受信部31,RF送信部33,CM管理部35,LANインターフェース部37,USBインターフェース部39を備え、LANインターフェース部37やUSBインターフェース部39に接続された端末や機器、又は放送受信部40によるCATV網N1を介した双方向通信を可能とする機能を有するものである。なお、LANインターフェース部37およびUSBインターフェース部39は、いずれか一方または両方が省略されていてもよい。
そして、RF受信部31は、上述した放送受信部40のRF受信部41と同様に構成され、下り信号の中から通信用チャンネルの信号を抽出し、デジタルデータに復調してCM管理部35に供給する。
また、RF送信部33は、変調回路,送信回路などからなり、CM管理部35から供給されるデジタルデータを変調し、通信用チャンネルの周波数に変換して送信する。
また、CM管理部35は、ブリッジ処理部130,CM処理部132,スヌープ処理部134,SNMPプロシキ処理部136などからなり、周知のケーブルモデムとして機能するものである。
そして、ブリッジ処理部130は、送受信データを一時的に保持するバッファ回路および論理回路により構成され、ケーブルモデム部30を介した通信を、MAC(Media Access Control)アドレスに従って中継する機能、即ち、OSI(Open System Interconnection reference model )参照モデルにおけるデータリンク層のレベルで中継する機能(いわゆるブリッジとしての機能)を有している。
なお、放送受信部40、インターフェース部37,39に接続される端末や機器(以下、これらを総称して「接続機器等」という)、及びケーブルモデム部30には、それぞれDHCPサーバ103により付与されるIPアドレスおよび固有のMACアドレス(以降、「固有アドレス」という)とは別に、これらの間でのみ有効となる別のIPアドレスおよびMACアドレス(以降、「ローカルアドレス」という)が設定されており、これらローカルアドレスは、あらかじめ相互に登録(メモリに記憶)された状態となっている。これにより、ケーブルモデム部30と放送受信部40との間には、ローカルアドレスによって、CATVセンタ1に至る経路で形成されたネットワークから独立した仮想的なネットワークが形成されている。
そして、ブリッジ処理部130は、MACアドレスが固有アドレスである場合には、CATV網N1側と接続機器側との間の双方向の中継を行い、MACアドレスがローカルアドレスである場合には、CATV網N1側に中継しないように設定されている。また、M
ACアドレスが、ケーブルモデム部30に割り当てられた固有アドレス又はローカルアドレスである場合には、これを抽出して、CM管理部35内で処理するように設定されている。
また、CM管理部35は、ブリッジ処理部130以外に、制御部,記憶部,通信部などからなる周知のマイクロコンピュータを備えており、CM処理部132、スヌープ処理部134,SNMPプロシキ処理部136は、このマイクロコンピュータが実行する処理により実現される。
このうち、CM処理部132は、ケーブルモデム部30に関する情報、及び接続機器等が持つ情報を40が管理するためのMIBを備えている。そして、図3(a)に示すように、ケーブルモデム部30のMIBでは、ケーブルモデム部30に関する情報(オブジェクト)に、先頭が「1.」であるオブジェクトIDが付与され、接続機器等が持つ情報に、先頭が「2.」であるオブジェクトIDが付与されている。但し、接続機器等が持つ情報については、オブジェクトIDが付与されているだけで、その実体(オブジェクト)は、接続機器等が保持するようにされている。
そして、CM処理部132は、DHCPに従って上述したDHCPサーバ103から付与されたIPアドレスを自己のIPアドレスとして設定する処理や、SNMPを用いた管理装置101からの要求(SNMPパケット:SNMP−Getパケット,SNMP−GetNextパケット,SNMP−Setパケット等)に応じて、MIBに登録されたオブジェクトの通知または変更を行う、いわゆるSNMPエージェントとしての処理を少なくとも実行する。
また、スヌープ処理部134は、ブリッジ処理部130で抽出されたケーブルモデム部30宛(固有アドレス,ローカルアドレス)のパケットの中からSNMPパケット(即ち、UDPが用いられ宛先ポート番号が161番であるもの)を抽出して、SNMPプロシキ処理部136に供給し、その他のパケットについてはCM処理部132が処理を実行する。
そして、SNMPプロシキ処理部136は、SNMPパケットがCATV網N1を介して受信されたもの(固有アドレスが用いられているもの)である場合、SNMPパケットが通知や変更の対象として要求しているオブジェクトIDを調べ、このオブジェクトIDが「1.」で始まるもの(ケーブルモデム部30が保持するオブジェクトに付与されたもの)であれば、これをCM処理部132に渡して、CM処理部132に通常のSNMPエージェントとしての処理を実行させる。また、オブジェクトIDが「2.」で始まるもの(接続機器等が保持するオブジェクトに付与されたもの)であれば、ローカルアドレスを用いてSNMPパケットを接続機器等に転送する。
一方、SNMPパケットが、接続機器等から受信されたもの(ローカルアドレスが用いられているもの)である場合、先に接続機器等側に転送したSNMPパケットに対応するものである場合のみ、そのSNMPパケットを、固有アドレスを用いてCATV網N1側に転送する。
(3)ケーブルモデム部や接続機器等から情報を獲得する動作について
ここで、CATVセンタ1の管理装置101が、ケーブルモデム部30又は接続機器等が保持する情報(関連情報等)を収集する際の動作を、図3を参照して説明する。
まず、管理装置101は、情報を収集するタイミング(例えば、一定の時刻やオペレータの操作時)となった際、ケーブルモデム部30に対して、情報を要求する旨のSNMPパケット(SNMP−Getパケット又はSNMP−GetNextパケット)を送信し
、ケーブルモデム部30から返信されてくるSNMPパケット(SNMP−Responce)を受信するまで待機する。
このとき、送信するSNMPパケットには、CATVセンタ1側で管理されているケーブルモデム部30のIPアドレス(DHCPサーバ103により付与されたもの)やMACアドレス、即ち、固有アドレスが付与され、CATV網N1を介してケーブルモデム部30に送信される。
次に、ケーブルモデム部30は、管理装置101からのSNMPパケットを受信すると、取得の対象となる情報(オブジェクト)のオブジェクトIDを調べ、オブジェクトIDが「1.*」である場合、自身が保持するMIBからオブジェクトを読み出して、これを応答用のSNMPパケット(SNMP−Responce)を用いて返送する。このとき、返送するSNMPパケットには、固有アドレスが付与される。
一方、オブジェクトIDが「2.*」である場合、このSNMPパケットを、そのオブジェクトIDで表されるオブジェクトを保持する接続機器等(ここでは放送受信部40とする)に転送した後、放送受信部40からの返信を受けるまで待機する。このとき、転送するSNMPパケットには、ローカルアドレスが付与される。
次に、放送受信部40が、ケーブルモデム部30からのSNMPパケットを受信すると、指定されたオブジェクトIDに対応するオブジェクト(関連情報)をMIBから読み出して、これを応答用のSNMPパケット(SNMP−Responce)を用いてケーブルモデム部30に返送する。このとき、返送するSNMPパケットには、ローカルアドレスが付与される。
次に、ケーブルモデム部30が、放送受信部40からSNMPパケットの返信を受けると、先に放送受信部40に対して送信したSNMPパケットに対応するものである場合にのみ、このSNMPパケットを管理装置101に転送する。このとき、転送するSNMPパケットには、固有アドレスが付与される。
そして、管理装置101が、ケーブルモデム部30からの返信を受け、この返信からオブジェクトを抽出した後、こうして抽出したオブジェクトを管理するための処理(内蔵する記憶部への保存、関連情報の集計など)を行う。
つまり、ケーブルモデム部30は、管理装置101から接続機器等が保持する情報を通知又は変更する要求(SNMPパケット)を受信した場合、管理装置101の代理で接続機器等(放送受信部40)に通知又は変更を要求し、その要求に対する応答を、接続機器等の代理で管理装置101に送信するように構成されている。
(4)効果
以上説明したように、本実施形態のセットトップボックス3によれば、ケーブルモデム部30は、SNMPパケットが含まれる自装置宛(宛先MACアドレスがケーブルモデム部30の固有アドレス)の受信パケットのみをスヌープ処理部134による処理の対象としているため、スヌープ処理部134(ひいてはケーブルモデム部30)の処理負荷を軽減することができると共に、接続機器等に中継される他のパケット(宛先MACアドレスが接続機器等の固有アドレスであるパケット)に、不必要な遅延を与えてしまうことがないため、これら中継すべきパケットのスループットを向上させることができる。
また、本実施形態のセットトップボックス3によれば、ケーブルモデム部30を構成する際に、一般的なケーブルモデムに実装されているSNMPエージェント機能、及びスヌープ(パケットキャプチャ)機能を有効に利用することができ、しかも、スヌープの対象
を変更することで、ケーブルモデム部30でのスループットを低下させることなく、SNMPプロキシエージェント機能を付加することができる。
なお、セットトップボックス3を用いてスループットを測定する実験を行ったところ、全てのパケットをスヌープの対象とする従来装置において、スヌープ機能をオフにした時と同程度のスループットを得ることができ、従来装置と比較してスループットが3倍(12Mbps→35Mbps)に改善された。
(5)変形例
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態においては、ケーブルモデム終端装置107に接続されたセットトップボックス3が1台だけとなっている構成を例示したが、ケーブルモデム終端装置107に複数のセットトップボックス3が接続された構成としてもよい。
また、上記実施形態においては、関連情報がセットトップボックス3(またはテレビ受像器5)に関するステータス情報となっている構成を例示したが、この関連情報には、ステータス情報以外の情報を含めてもよい。
また、上記実施形態においては、ケーブルモデム部30と放送受信部40との間でのみ有効なローカルアドレスを設定することにより、両者間に仮想的なネットワークが形成された状態とするように構成されたものを例示した。しかし、この両者間に仮想的なネットワークを形成するための構成としては、ローカルアドレスを設定する以外の構成を採用することもできる。例えば、CATVセンタ1に至る経路で形成されたネットワークで用いられている通信規則とは別の通信規則(例えば、IPv4が用いられている場合においてIPv6)を用いることにより、両者間に仮想的なネットワークが形成された状態とするといった構成を考えることができる。
また、上記実施形態においては、セットトップボックス3が、ケーブルモデム部30と放送受信部40とを一体化した装置とされている構成を例示したが、これらケーブルモデム部30と放送受信部40とを別体の装置、つまりケーブルモデム部30をセットトップボックス3から独立させて、ケーブルモデム(ケーブルモデム部30からなる)とセットトップボックス(放送受信部40からなる)とにより構成してもよい。
この場合、図4に示すように、ケーブルモデム部30からなるケーブルモデム30aにハブやルータなどの中継装置7を介して放送受信部40からなるセットトップボックス40aを複数が接続された構成としてもよい。
(6)本発明との対応関係
以上説明した実施形態において、ブリッジ処理部130がブリッジ手段、ブリッジ処理部130のRF受信部31からの入力端が第1のポート、インターフェース部37,39、及び放送受信部40への出力端が第2のポートに相当する。
また、CM処理部132がパケット処理手段、スヌープ処理部134がパケットキャプチャ手段、SNMPプロシキ処理部136が、例外処理実行手段および振分手段に相当する。
CATVシステムの構成を示すブロック図 ケーブルモデム部の構成を示すブロック図 MIBの設定を示す説明図およびCATVシステムの動作概要を示すシーケンス図 CATVシステムの他の構成を示すブロック図
符号の説明
1…CATVセンタ、3,40a…セットトップボックス、5…テレビ受像器、7…中継装置、10…ネットワーク管理部、12…放送サービス管理部、14…混合器、30…ケーブルモデム部、30a…ケーブルモデム、31,41…RF受信部、33…RF送信部、35…CM管理部、37…LANインターフェース部、39…USBインターフェース部、40…放送受信部、43…受信管理部、45…映像/音声処理部、50…混合/分波器、101…管理装置、103…DHCPサーバ、105…ルータ、107…ケーブルモデム終端装置、109…ハブ、130…ブリッジ処理部、132…CM処理部、134…スヌープ処理部、136…SNMPプロシキ処理部、N1…CATV網、N2…インターネット。

Claims (3)

  1. CATV網に接続される第1のポートと、
    前記CATV網を介した通信を行う1乃至複数の端末が接続される1乃至複数の第2のポートと、
    少なくとも前記第1のポートを介して受信した受信パケットを、該受信パケットに付与されたMACアドレスに従って、該MACアドレスを有した端末が存在する第2のポートに中継すると共に、自装置宛の受信パケットを抽出するブリッジ手段と、
    前記ブリッジ手段により抽出された自装置宛の受信パケットに基づいて、予め設定された通常処理を実行するパケット処理手段と、
    前記受信パケットのデータ部に示された情報を参照して、前記受信パケットの中から予め指定された指定パケットを抽出するパケットキャプチャ手段と、
    を備えたケーブルモデムにおいて、
    前記パケットキャプチャ手段は、前記ブリッジ手段により抽出された自装置宛の受信パケットの中から前記指定パケットを抽出するように設定され、
    更に、
    前記指定パケットについて、前記通常処理とは異なる例外処理を実行する例外処理実行手段と、
    前記パケットキャプチャ手段が抽出した指定パケットを、該指定パケットが例外処理の対象となるものであれば前記例外処理手段に、それ以外であれば前記パケット処理手段に処理させる振分手段と、
    を設けたことを特徴とするケーブルモデム。
  2. 前記指定パケットがSNMPパケットであり、前記通常処理が自装置に対するSNMPパケットについて応答するSNMPエージェントとしての機能を実現する処理、前記例外処理が前記第2のポートに接続された端末に対するSNMPパケットについて代理応答するSNMPプロキシエージェントとしての機能を実現する処理であることを特徴とする請求項1に記載のケーブルモデム。
  3. 請求項2に記載のケーブルモデムと、
    CATV網を介して伝送されてくる放送を受信する放送受信部と、
    を備え、前記例外処理手段は、少なくとも前記放送受信部に対するSNMPパケットについて代理応答することを特徴とするセットトップボックス。
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