JP2007274335A - ターボ復号装置及びターボ復号方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】誤り検出符号が入力データに追加されていない場合であっても、復号の繰り返し回数を制御することを可能にする。
【解決手段】入力データを復号する第一の復号器(105)と、第一の復号器からの出力に基づいて、入力データを復号し、復号尤度情報と前記外部尤度情報とを算出する第二の復号器(107)と、復号を停止するか否かを判定する復号停止判断部(113)と、復号尤度情報の尤度平均値及び標準偏差を計算する計算部(201)(201)と、復号尤度情報の確率分布が正規分布であると仮定した場合に、復号結果の誤り率を推定する誤り率推定部(202)と、誤り率と予め定められた目標誤り率とを比較し、その比較結果を復号停止判断部に送る誤り率閾値比較部(203)と、を備え、復号停止判断部は、誤り率が目標誤り率よりも大きくない場合には、復号を停止させる。
【選択図】図1

Description

本発明は復号装置及び復号方法に関し、より詳細には、ターボ復号における復号の繰り返し回数を制御するターボ復号装置及びターボ復号方法に関する。
無線通信において、受信信号の誤りを訂正するための誤り訂正符号は、特に、誤りの生じやすい伝送路を介して通信を行う場合には、非常に重要な技術である。
この誤り訂正符号の1つとして、近年注目されているものがターボ符号である。
ターボ符号は、誤りなしで送信可能な伝送速度の理論上の限界であるシャノンの限界に迫る誤り訂正能力をもつ方法として注目を浴びており、第三世代ディジタル移動通信の標準機構である3GPP(3rd Generation Partnership Project)の仕様において、W−CDMA(Wideband Code Divison Multiple Access)に用いる誤り訂正方法として採用されている。
ターボ符号化されたデータを復号する際の特徴の1つとして、2つの復号器によって復号を繰り返して行うことが挙げられる。
具体的には、第一の復号器の復号結果から求められる尤度(Log Likelihood:各復号結果の確からしさを示す値)を第二の復号器に入力し、第二の復号器においては、第一の復号器が求めた尤度と受信データ(誤り検出のための冗長ビットを含んだデータ)とを用いて復号を行う。
さらに、第二の復号器の復号結果から求められる尤度を再度、第一の復号器に入力することにより、復号を繰り返す。
このようにして、1つの復号器から算出された尤度を用いて復号を繰り返して行うことによって、復号精度を徐々に向上させることができる。
ただし、実際には、復号の繰り返し回数は無制限ではなく、一般的には、予め定められた回数だけ復号が繰り返される(例えば、特許文献1及び2)。
特開2003−032123号公報 特開2004−146941号公報
復号の繰り返し回数を固定する方法においては、予め定められた回数以前にデータの誤りが無くなった場合であっても、復号は繰り返して行われる。このため、データの誤りが無くなった時点以降に繰り返される復号は無駄になる。
このため、特に、バッテリー容量に一定の限界がある携帯電話装置その他の携帯端末装置にターボ復号を適用した場合には、無駄な電力が消費されるおそれがあるという問題がある。
一方、復号の繰り返し回数の制御方法としては、例えば、CRC(Cyclic Redundancy Check)などの誤り検出符号がデータに付加されている場合、復号結果に対して、誤り検出を行い、誤りが検出されなかった場合に復号の繰り返しを停止する方法がある。
しかしながら、復号結果における誤りの有無によって繰り返し回数の制御を行う方法においては、データに誤り検出符号が付加されていない場合には、復号の繰り返し制御を行うことができない。
また、誤り検出符号による誤り検出を行う場合には、データに誤りが含まれているにもかかわらず、誤りが検出されないという誤り見逃しが発生することがあり、このような場合には、データに誤りが残存していても、復号の繰り返しが停止してしまうという問題がある。
本発明は以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、誤り検出符号が入力データに追加されていない場合であっても、復号の繰り返し回数を制御することができる復号装置、復号方法及び同方法を実行するプログラムを提供することを目的とする。
以下に、「発明の実施の形態」において使用される参照符号を用いて、上述の課題を解決するための手段を説明する。これらの参照符号は、「特許請求の範囲」の記載と「発明の実施の形態」の記載との間の対応関係を明らかにするためにのみ付加されたものであり、「特許請求の範囲」に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いるべきものではない。
上記の目的を達成するため、本発明は、前回の復号により得られた外部尤度情報に基づいて入力データを復号する第一の復号器(105)と、前記第一の復号器(105)からの出力に基づいて、前記入力データを復号し、復号尤度情報と前記外部尤度情報とを算出する第二の復号器(107)と、復号を停止するか否かを判定する復号停止判断部(113)と、前記復号尤度情報の尤度平均値及び標準偏差を計算する計算部(201)と、前記復号尤度情報の確率分布が正規分布であると仮定した場合に、復号結果の誤り率を推定する誤り率推定部(202)と、前記誤り率と予め定められた目標誤り率とを比較し、その比較結果を前記復号停止判断部(113)に送る誤り率閾値比較部(203)と、を備え、前記復号停止判断部(113)は、前記誤り率が前記目標誤り率よりも大きくない場合には、復号を停止させるものである復号装置(501)を提供する。
前記復号停止判断部(113)は、復号の回数が予め定められた最大復号回数以上である場合には、前記誤り率が前記目標誤り率よりも大きい場合であっても、復号を停止させることが好ましい。
さらに、本発明は、前回の復号により得られた外部尤度情報に基づいて入力データを復号する第一の復号器(105)と、前記第一の復号器(105)からの出力に基づいて、前記入力データを復号し、復号尤度情報と前記外部尤度情報とを算出する第二の復号器(107)と、復号を停止するか否かを判定する復号停止判断部(113)と、前記復号尤度情報の尤度平均値及び標準偏差を計算する計算部(201)と、前記復号尤度情報の確率分布が正規分布であると仮定した場合に、復号結果の誤り率を推定する誤り率推定部(202)と、前記誤り率を記憶する記憶装置(213)と、前記誤り率推定部(202)から送られてきた前記誤り率と前記記憶装置(213)に記憶されている前記誤り率とを比較し、その比較結果を前記復号停止判断部(113)に送る比較器(214)と、を備え、前記復号停止判断部(113)は、前記誤り率推定部(202)から送られてきた前記誤り率が前記記憶装置(213)に記憶されている前記誤り率よりも大きくない場合には、復号を停止させるものである復号装置(502)を提供する。
前記復号停止判断部(113)は、復号の回数が予め定められた最大復号回数以上である場合には、前記誤り率推定部(202)から送られてきた前記誤り率が前記記憶装置(213)に記憶されている前記誤り率よりも大きい場合であっても、復号を停止させることが好ましい。
さらに、本発明は、前回の復号により得られた外部尤度情報に基づいて入力データを復号する第一の復号器(105)と、前記第一の復号器(105)からの出力に基づいて、前記入力データを復号し、復号尤度情報と前記外部尤度情報とを算出する第二の復号器(107)と、復号を停止するか否かを判定する復号停止判断部(113)と、前記復号尤度情報の尤度平均値及び標準偏差を計算する計算部(201)と、前記尤度平均値と前記標準偏差をM倍した数(Mは1より大きい予め定められた正の数)とを比較し、その比較結果を前記復号停止判断部に送る比較器(222)と、を備え、前記復号停止判断部(113)は、前記尤度平均値が前記標準偏差をM倍した数よりも小さくない場合には、復号を停止させるものである復号装置(503)を提供する。
前記復号停止判断部(113)は、復号の回数が予め定められた最大復号回数以上である場合には、前記尤度平均値が前記標準偏差をM倍した数より小さい場合であっても、復号を停止させることが好ましい。
前記第二の復号器(107)に代わって前記第一の復号器(105)が前記復号尤度情報及び前記外部尤度情報を算出するように構成することも可能である。
さらに、本発明は、前回の復号により得られた外部尤度情報に基づいて入力データを復号する第一の過程と、前記第一の過程の結果に基づいて、前記入力データを復号し、復号尤度情報と前記外部尤度情報とを算出する第二の過程と、前記復号尤度情報の尤度平均値及び標準偏差を計算する第三の過程と、前記復号尤度情報の確率分布が正規分布であると仮定した場合に、復号結果の誤り率を推定する第四の過程と、前記誤り率と予め定められた目標誤り率とを比較し、前記誤り率が前記目標誤り率よりも大きくない場合には、復号を停止させる第五の過程と、を備える復号方法を提供する。
前記第五の過程において、復号の回数が予め定められた最大復号回数以上である場合には、前記誤り率が前記目標誤り率よりも大きい場合であっても、復号を停止させることが好ましい。
さらに、本発明は、前回の復号により得られた外部尤度情報に基づいて入力データを復号する第一の過程と、前記第一の過程の結果に基づいて、前記入力データを復号し、復号尤度情報と前記外部尤度情報とを算出する第二の過程と、前記復号尤度情報の尤度平均値及び標準偏差を計算する第三の過程と、前記復号尤度情報の確率分布が正規分布であると仮定した場合に、復号結果の誤り率を推定する第四の過程と、前記誤り率を記憶する第五の過程と、前記第四の過程における前記誤り率と前記第五の過程において記憶されている前記誤り率とを比較し、前記第四の過程における前記誤り率が前記第五の過程において記憶されている前記誤り率よりも大きくない場合には、復号を停止させる第六の過程と、を備える復号方法を提供する。
前記第六の過程において、復号の回数が予め定められた最大復号回数以上である場合には、前記第四の過程における前記誤り率が前記第五の過程において記憶されている前記誤り率よりも大きい場合であっても、復号を停止させることが好ましい。
さらに、本発明は、前回の復号により得られた外部尤度情報に基づいて入力データを復号する第一の過程と、前記第一の過程の結果に基づいて、前記入力データを復号し、復号尤度情報と前記外部尤度情報とを算出する第二の過程と、前記復号尤度情報の尤度平均値及び標準偏差を計算する第三の過程と、前記尤度平均値と前記標準偏差をM倍した数(Mは1より大きい予め定められた正の数)とを比較し、前記尤度平均値が前記標準偏差をM倍した数よりも小さくない場合には、復号を停止させる第四の過程と、を備える復号方法を提供する。
前記第四の過程において、復号の回数が予め定められた最大復号回数以上である場合には、前記尤度平均値が前記標準偏差をM倍した数より小さい場合であっても、復号を停止させることが好ましい。
上述の復号装置は無線通信装置、例えば、携帯電話装置(301)に適用することが可能である。
さらに、本発明は、復号の繰り返し回数を制御する方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記プログラムが行う処理は、前回の復号により得られた外部尤度情報に基づいて入力データを復号する第一の処理と、前記第一の過程の結果に基づいて、前記入力データを復号し、復号尤度情報と前記外部尤度情報とを算出する第二の処理と、前記復号尤度情報の尤度平均値及び標準偏差を計算する第三の処理と、前記復号尤度情報の確率分布が正規分布であると仮定した場合に、復号結果の誤り率を推定する第四の処理と、前記誤り率と予め定められた目標誤り率とを比較し、前記誤り率が前記目標誤り率よりも大きくない場合には、復号を停止させる第五の処理と、からなるものであるプログラムを提供する。
前記第五の処理において、復号の回数が予め定められた最大復号回数以上である場合には、前記誤り率が前記目標誤り率よりも大きい場合であっても、復号を停止させることが好ましい。
さらに、本発明は、復号の繰り返し回数を制御する方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記プログラムが行う処理は、前回の復号により得られた外部尤度情報に基づいて入力データを復号する第一の処理と、前記第一の過程の結果に基づいて、前記入力データを復号し、復号尤度情報と前記外部尤度情報とを算出する第二の処理と、前記復号尤度情報の尤度平均値及び標準偏差を計算する第三の処理と、前記復号尤度情報の確率分布が正規分布であると仮定した場合に、復号結果の誤り率を推定する第四の処理と、前記誤り率を記憶する第五の処理と、前記第四の処理における前記誤り率と前記第五の処理において記憶されている前記誤り率とを比較し、前記第四の処理における前記誤り率が前記第五の処理において記憶されている前記誤り率よりも大きくない場合には、復号を停止させる第六の処理と、からなるものであるプログラムを提供する。
前記第六の処理において、復号の回数が予め定められた最大復号回数以上である場合には、前記第四の処理における前記誤り率が前記第五の処理において記憶されている前記誤り率よりも大きい場合であっても、復号を停止させることが好ましい。
さらに、本発明は、復号の繰り返し回数を制御する方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記プログラムが行う処理は、前回の復号により得られた外部尤度情報に基づいて入力データを復号する第一の処理と、前記第一の過程の結果に基づいて、前記入力データを復号し、復号尤度情報と前記外部尤度情報とを算出する第二の処理と、前記復号尤度情報の尤度平均値及び標準偏差を計算する第三の処理と、前記尤度平均値と前記標準偏差をM倍した数(Mは1より大きい予め定められた正の数)とを比較し、前記尤度平均値が前記標準偏差をM倍した数よりも小さくない場合には、復号を停止させる第四の処理と、からなるものであるプログラムを提供する。
前記第四の処理において、復号の回数が予め定められた最大復号回数以上である場合には、前記尤度平均値が前記標準偏差をM倍した数より小さい場合であっても、復号を停止させることが好ましい。
さらに、本発明は、第一の復号器(105)と第二の復号器(107)とを備える復号装置(501)であって、前記第一の復号器(105)の復号結果から求められる尤度を前記第二の復号器(107)に入力し、前記第二の復号器(107)において、前記第一の復号器(105)が求めた尤度と受信データとを用いて復号を行い、前記第二の復号器(107)の復号結果から求められる尤度を前記第一の復号器(105)に入力することにより、復号を繰り返して行う復号装置に用いる復号制御装置(200)において、前記尤度の平均値及び標準偏差を計算する計算部(201)と、前記尤度の確率分布が正規分布であると仮定した場合に、復号結果の誤り率を推定する誤り率推定部(202)と、前記誤り率と予め定められた目標誤り率とを比較する誤り率閾値比較部(203)と、を備え、前記誤り率が前記目標誤り率よりも大きくない場合には、復号を停止させるものであることを特徴とする復号制御装置(200)を提供する。
さらに、本発明は、復号の回数が予め定められた最大復号回数以上である場合には、前記誤り率が前記目標誤り率よりも大きい場合であっても、復号を停止させることが好ましい。
さらに、本発明は、第一の復号器(105)と第二の復号器(107)とを備える復号装置であって、前記第一の復号器(105)の復号結果から求められる尤度を前記第二の復号器(107)に入力し、前記第二の復号器(107)において、前記第一の復号器(105)が求めた尤度と受信データとを用いて復号を行い、前記第二の復号器(107)の復号結果から求められる尤度を前記第一の復号器(105)に入力することにより、復号を繰り返して行う復号装置に用いる復号制御装置(200A)において、前記尤度の平均値及び標準偏差を計算する計算部(201)と、前記尤度の確率分布が正規分布であると仮定した場合に、復号結果の誤り率を推定する誤り率推定部(202)と、前記誤り率を記憶する記憶装置(213)と、前記誤り率推定部(202)から送られてきた前記誤り率と前記記憶装置(213)に記憶されている前記誤り率とを比較する比較器(214)と、を備え、前記誤り率推定部(202)から送られてきた前記誤り率が前記記憶装置(213)に記憶されている前記誤り率よりも大きくない場合には、復号を停止させるものであることを特徴とする復号制御装置(200A)を提供する。
復号の回数が予め定められた最大復号回数以上である場合には、前記誤り率推定部(202)から送られてきた前記誤り率が前記記憶装置に記憶されている前記誤り率よりも大きい場合であっても、復号を停止させることが好ましい。
さらに、本発明は、第一の復号器(105)と第二の復号器(107)とを備える復号装置であって、前記第一の復号器(105)の復号結果から求められる尤度を前記第二の復号器(107)に入力し、前記第二の復号器(107)において、前記第一の復号器(105)が求めた尤度と受信データとを用いて復号を行い、前記第二の復号器(107)の復号結果から求められる尤度を前記第一の復号器(105)に入力することにより、復号を繰り返して行う復号装置に用いる復号制御装置(200B)において、前記尤度の平均値及び標準偏差を計算する計算部(201)と、前記尤度平均値と前記標準偏差をM倍した数(Mは1より大きい予め定められた正の数)とを比較する比較器(222)と、を備え、前記尤度平均値が前記標準偏差をM倍した数よりも小さくない場合には、復号を停止させるものであることを特徴とする復号制御装置(200B)を提供する。
復号の回数が予め定められた最大復号回数以上である場合には、前記尤度平均値が前記標準偏差をM倍した数より小さい場合であっても、復号を停止させることが好ましい。
本発明によれば、繰り返し復号処理において、復号の尤度の統計情報を求め、その統計情報に基づいて、復号停止の可否の判断を行い、復号回数を制御する。このため、前記のCRC復号回数制御方法のとは異なり、誤り検出符号がデータに追加されていなくても、復号回数を制御することができる。
さらに、本発明によれば、復号の終了可否の判定を大幅に効率化することができる。これにより、ターボ復号の処理速度を向上させることができ、ターボ復号の冗長な復号動作がなくなり、本発明を適用した装置の消費電力を削減することができる。
また、従来の復号器に本発明に係る復号制御装置を付加することにより、従来の復号器の構造に変更を加えることなく、上記のような効果を奏する復号装置を実現することができる。
また、本発明によれば、通信路の状況に応じて復号回数を制御することができるため、復号精度を高くすることができる。
さらに、上記のような復号の終了判定処理の高効率化は、携帯電話機のような通信のリアルタイム性が厳格に要求される通信機器においては、特に有効である。
[第一の実施形態]
図1は、本発明の第一の実施形態に係る復号装置501のブロック図である。
図1に示すように、第一の実施形態に係る復号装置501は、入力データに対して復号を繰り返して行うターボ復号器100と、ターボ復号器100による復号の繰り返し回数を制御する繰り返し復号制御部200と、から構成されている。
ターボ復号器100は、受信データメモリ101と、第1の復号器105と、インタリーバ106と、第2の復号器107と、デインタリーバ110と、復号停止判断部113と、硬判定部116と、から構成されている。
繰り返し復号制御部200は、復号尤度情報に示される尤度の平均値及び標準偏差を算出する計算部(201)201と、誤り率推定部202と、誤り率閾値比較部203と、から構成されている。
受信データメモリ101は、復号すべき入力データ50を受信し、記憶する。
第1の復号器105は、受信データメモリ101から出力された入力データ102を、前回の復号で得られた外部尤度情報114(外部尤度情報114については後述する)を用いて、復号する。
入力データ102の復号の結果として得られた外部情報はインタリーバ106に送信される。インタリーバ106は、データの送信側のターボ符号器(図示せず)に備えられたインタリーバと同様の順序にデータを並び替える。
第2の復号器107は、受信データメモリ101から受信した入力データ102を、インタリーバ106の出力を用いて、復号し、復号情報尤度108と外部情報尤度109とを算出する。
デインタリーバ110はインタリーバ106によって並び替えられたデータを元の配列に戻す構成を有している。
デインタリーバ110は、第2の復号器107から復号情報尤度108及び外部情報尤度109を受信し、復号情報尤度108及び外部情報尤度109をデインタリーブする。デインタリーバ110は、デインタリーブした復号情報尤度111及び外部情報尤度112を復号停止判断部113に送信する。
復号停止判断部113は、繰り返し復号制御部200の誤り率閾値比較部203から出力された比較結果信号204(比較結果信号204については後述する)に基づいて、復号の停止の可否を判断する。
復号停止判断部113から出力される外部尤度情報114が第1の復号器105にフィードバックされ、次回のターボ復号の時に第1の復号器105の入力として使用される。
また、復号停止判断部113から出力される復号情報尤度115は硬判定部116及び繰り返し復号制御部200の計算部(201)201に送信される。計算部(201)201に送信された復号情報尤度115は、復号回数の制御のため、繰り返し復号制御部200の入力情報として用いられる。
また、復号停止判断部113により復号停止と判断された場合には、硬判定部116は復号情報尤度115を硬判定し、復号最終結果117を出力する。
繰り返し復号制御部200における計算部(201)201は復号停止判断部113から復号情報尤度115を受信し、復号情報尤度115の統計特性を計算する。すなわち、計算部(201)201は復号情報尤度115の平均値μ及び標準偏差σを計算する。計算された復号情報尤度115の平均値μ及び標準偏差σは誤り率推定部202に送信される。
誤り率推定部202は、尤度情報の確率分布が正規分布であるとの仮定の下に、計算部(201)201から受信した復号情報尤度115の平均値μ及び標準偏差σに基づいて、誤り率を算出する。誤り率の算出は、例えば、誤差関数を利用して、行われる。
誤り率推定部202が算出した誤り率は誤り率閾値比較部203に送信され、誤り率閾値比較部203はその誤り率と予め設定された目標誤り率とを比較する。その比較結果を示す比較結果信号204は、前述したように、繰り返し復号制御部200の出力として、ターボ復号器100の復号停止判断部113にフィードバックされる。
ここで、計算部(201)201が行う尤度の平均値μ及び標準偏差σの計算の方法及び誤り率推定部202が行う誤り率の推定の方法の一例を以下に説明する。
入力された復号情報の尤度をLLR(1)、LLR(2)、・・・、LLR(N)で表すことにする。ここで、Nは復号情報の長さである。
尤度の平均値μは以下の数式(1)により計算される。
Figure 2007274335

尤度の標準偏差σは以下の数式(2)により計算される。
Figure 2007274335

復号尤度情報が正規分布を示すと仮定した場合、その復号尤度情報の確率密度分布関数は以下の数式(3)及び数式(4)により表される。
Figure 2007274335
Figure 2007274335

数式(3)及び数式(4)において、yは復号結果の期待値である。
ターボ復号の硬判定を行う場合の判定基準は以下の数式(5)及び数式(6)により表される。
Figure 2007274335
Figure 2007274335

以上の数式にもとづいて、復号尤度の統計情報(平均値μ及び標準偏差σ)から復号結果の推定誤り率BERを以下の数式(7)に従って計算することができる。
Figure 2007274335

送信側の情報ビット系列における「1」と「0」が等確率分布(各々1/2)であれば、推定誤り率BERは以下の数式(8)に従って計算される。
Figure 2007274335

数式(8)において、「erfc」は相補誤差関数であり、ルックアップ(Look−up)テーブルにより簡単に求めることができる。
図2(a)−(d)は、繰り返し復号制御部200の処理による復号尤度情報の統計特性の変化を示すグラフである。
本実施形態においては、4回目のターボ復号処理後にターボ復号が停止されるものとし、復号尤度情報の確率分布は正規分布であると仮定する。
図2(a)−(d)の各々において、右側の分布曲線は復号出力期待値が「1」である場合の復号尤度分布関数を示し、左側の分布曲線は復号出力期待値が「0」である場合の復号尤度分布関数を示す。
右側の分布曲線と左側の分布曲線との交錯領域の面積が今回の復号の推定誤り率を示している。
図2(a)−(d)に示すように、復号処理の回数が増えると、右側の分布曲線と左側の分布曲線との交錯領域の面積が狭くなり、復号結果の推定誤り率も小さくなる。
復号処理の回数が所定の回数(図2(a)−(d)に示す例においては4回)に達すると、推定誤り率が目標誤り率よりも小さくなる(図2(d)に示す状態)。
このように、推定誤り率が目標誤り率よりも小さくなると、復号停止判断部113は復号停止の条件が満たされたと判断し、復号尤度情報115を硬判定部116に出力する。
硬判定部116は、復号尤度情報115を硬判定し、復号結果117を出力する。
図3は、本実施形態に係る復号装置501の動作を示すフローチャートである。
以下、図3を参照して、本実施形態に係る復号装置501の動作を説明する。
まず、ターボ復号前に、復号の初期設定を行う(ステップS101)。この初期設定において、最大復号回数及び目標誤り率が設定される。
次いで、ターボ復号処理を開始する(ステップS102)。
次いで、第2の復号器107が復号尤度情報の統計計算を行う(ステップS103)。具体的には、第2の復号器107が、受信データメモリ101から受信した入力データ102を、インタリーバ106の出力を用いて、復号し、復号情報尤度108と外部情報尤度109とを算出する。
次いで、計算部(201)201が復号情報尤度及び外部情報尤度に基づいて尤度の平均値μと標準偏差σとを計算する(ステップS104)。
次いで、誤り率推定部202が、計算部(201)201が算出した尤度の平均値μ及び標準偏差σに基づいて、復号結果の誤り率を推定する(ステップS105)。
誤り率閾値比較部203は、誤り率推定部202が推定した推定誤り率が初期設定時に設定された目標誤り率(ステップS101)と等しいか、あるいは、目標誤り率よりも小さいか否かを判定する(ステップS106)。
誤り率推定部202が推定した推定誤り率が目標誤り率と等しいか、あるいは、目標誤り率よりも小さい場合には(ステップS106のYES)、硬判定部116が硬判定を行い、復号結果117を出力する(ステップS107)。
その後、復号は中止される。
誤り率推定部202が推定した推定誤り率が目標誤り率よりも大きい場合には(ステップS106のNO)、復号停止判断部113は、復号回数が初期設定時に定められた最大復号回数に達しているか否かを判定する(ステップS108)。
復号回数が初期設定時に定められた最大復号回数に達していない場合には(ステップS108のNO)、上述のステップS102乃至ステップS106を繰り返して実行する。
復号回数が初期設定時に定められた最大復号回数に達している場合には(ステップS108のYES)、硬判定部116が硬判定を行い、復号結果117を出力する(ステップS107)。
その後、復号は中止される。すなわち、復号回数が初期設定時に定められた最大復号回数に達している場合には(ステップS108のYES)、復号停止基準を満たさない場合であっても、復号は強制的に中止される。
[第二の実施形態]
図4は、本発明の第二の実施形態に係る復号装置502のブロック図である。
図4に示すように、第二の実施形態に係る復号装置502は、入力データに対して復号を繰り返して行うターボ復号器100と、ターボ復号器100による復号の繰り返し回数を制御する繰り返し復号制御部200Aと、から構成されている。
第二の実施形態に係る復号装置502におけるターボ復号器100は第一の実施形態に係る復号装置501におけるターボ復号器100と同一の構造を有している。
第二の実施形態に係る復号装置502における繰り返し復号制御部200Aは、復号尤度情報に示される尤度の平均値及び標準偏差を算出する計算部(201)201と、誤り率推定部202と、推定誤り率を保存するメモリ213と、メモリ213に記憶された前回復号の推定誤り率215と、誤り率推定部202が推定した今回の推定誤り率216とを比較する比較器214と、から構成されている。
第二の実施形態に係る復号装置502における繰り返し復号制御部200Aの計算部(201)201及び誤り率推定部202は、第一の実施形態に係る復号装置501における繰り返し復号制御部200の計算部(201)201及び誤り率推定部202と同一の構造を有している。
メモリ213は、誤り率推定部202が推定した誤り率を記憶する。記憶された推定誤り率は次回のターボ復号において使用される。
比較器214は、誤り率推定部202が前回に推定した誤り率215をメモリ213から読み取り、さらに、誤り率推定部202が今回推定した誤り率216を受信する。比較器214は、これらの誤り率215、216を比較し、その比較結果217を繰り返し復号制御部200Aの出力情報としてターボ復号器100の復号停止判断部113にフィードバックする。
復号停止判断部113は、連続して推定された誤り率の間の差分の正負を判定する。
具体的には、第N回復号の推定誤り率(誤り率推定部202から受信した誤り率)が第(N−1)回復号の推定誤り率(メモリ213から読み出した前回の誤り率)より小さければ、復号処理を継続させる。第N回復号の推定誤り率が第(N−1)回復号の推定誤り率より小さくなければ、復号を中止させ、復号結果を出力する。
図5は、本実施形態に係る復号装置502の動作を示すフローチャートである。
以下、図5を参照して、本実施形態に係る復号装置502の動作を説明する。
まず、ターボ復号前に、復号の初期設定を行う(ステップS201)。この初期設定において、最大復号回数が設定される。
次いで、ターボ復号処理を開始する(ステップS202)。
次いで、第2の復号器107が復号尤度情報の統計計算を行う(ステップS203)。具体的には、第2の復号器107が、受信データメモリ101から受信した入力データ102を、インタリーバ106の出力を用いて、復号し、復号情報尤度108と外部情報尤度109とを算出する。
次いで、計算部(201)201が復号情報尤度及び外部情報尤度に基づいて尤度の平均値μと標準偏差σとを計算する(ステップS204)。
次いで、誤り率推定部202が、計算部(201)201が算出した尤度の平均値μ及び標準偏差σに基づいて、復号結果の誤り率を推定する(ステップS205)。
次いで、比較器214は、メモリ213に記憶された前回の推定誤り率215と、誤り率推定部202が推定した今回の推定誤り率216とを比較する。具体的には、比較器214は、誤り率推定部202が推定した今回の推定誤り率216がメモリ213に記憶された前回の推定誤り率215より小さいか否かを判定する(ステップS206)。
比較器214の比較結果217は復号停止判断部113に送信される。
誤り率推定部202が推定した今回の推定誤り率216がメモリ213に記憶された前回の推定誤り率215と等しいか、あるいは、推定誤り率215よりも大きい場合、すなわち、誤り率推定部202が推定した今回の推定誤り率216がメモリ213に記憶された前回の推定誤り率215より小さくない場合には(ステップS206のNO)、復号停止判断部113が判断結果を硬判定部16に送信し、硬判定部116が硬判定を行い、復号結果117を出力する(ステップS207)。
その後、復号は中止される。
誤り率推定部202が推定した今回の推定誤り率216がメモリ213に記憶された前回の推定誤り率215より小さい場合には(ステップS206のYES)、復号停止判断部113は、復号回数が初期設定時(ステップS201)に定められた最大復号回数に達しているか否かを判定する(ステップS208)。
復号回数が初期設定時に定められた最大復号回数に達していない場合には(ステップS208のNO)、上述のステップS202乃至ステップS206を繰り返して実行する。
復号回数が初期設定時に定められた最大復号回数に達している場合には(ステップS208のYES)、硬判定部116が硬判定を行い、復号結果117を出力する(ステップS207)。
その後、復号は中止される。すなわち、復号回数が初期設定時に定められた最大復号回数に達している場合には(ステップS208のYES)、復号停止基準を満たさない場合であっても、復号は強制的に中止される。
[第三の実施形態]
図6は、本発明の第三の実施形態に係る復号装置503のブロック図である。
図6に示すように、第三の実施形態に係る復号装置503は、入力データに対して復号を繰り返して行うターボ復号器100と、ターボ復号器100による復号の繰り返し回数を制御する繰り返し復号制御部200Bと、から構成されている。
第三の実施形態に係る復号装置503におけるターボ復号器100は第一の実施形態に係る復号装置501におけるターボ復号器100と同一の構造を有している。
第三の実施形態に係る復号装置503における繰り返し復号制御部200Bは、復号尤度情報に示される尤度の平均値μ及び標準偏差σを算出する計算部(201)201と、尤度の平均値μと標準偏差σをM倍した数(Mは1より大きい予め定められた正の数)とを比較する比較部222と、から構成されている。
第三の実施形態に係る復号装置503における繰り返し復号制御部200Bの計算部(201)201は、第一の実施形態に係る復号装置501における繰り返し復号制御部200の計算部(201)201と同一の構造を有している。
比較部222は、計算部(201)201が算出した尤度平均値μが標準偏差の倍数Mσと比較する(Mは1より大きい正の数)。
具体的には、比較部222は尤度平均値μが以下の式を満足するか否かを判定する。
μ≧Mσ
比較部222による比較結果223は繰り返し復号制御部200Bの出力情報としてターボ復号器100の復号停止判断部113にフィードバックされる。
なお、Mは予め定められた値である。例えば、Mとしては理論上の計算値または経験値が設定される。
図2(a)−(d)に示す正規分布の曲線はμ±1σの間に68%、μ±2σの間に95%、μ±3σの間に99.7%の面積を占める。このため、比較部222から比較結果223を受信した復号停止判断部113は、尤度平均値μがMσと等しいか、あるいは、Mσよりも大きいときに(μ≧Mσ)、復号停止の基準を満たしたと判断し、復号を中止させる。
図7は、本実施形態に係る復号装置503の動作を示すフローチャートである。
以下、図7を参照して、本実施形態に係る復号装置503の動作を説明する。
まず、ターボ復号前に、復号の初期設定を行う(ステップS301)。この初期設定において、最大復号回数及び係数Mが設定される。
次いで、ターボ復号処理を開始する(ステップS302)。
次いで、第2の復号器107が復号尤度情報の統計計算を行う(ステップS303)。具体的には、第2の復号器107が、受信データメモリ101から受信した入力データ102を、インタリーバ106の出力を用いて、復号し、復号情報尤度108と外部情報尤度109とを算出する。
次いで、計算部(201)201が復号情報尤度及び外部情報尤度に基づいて尤度の平均値μと標準偏差σとを計算する(ステップS304)。
次いで、比較部222が、尤度平均値μが以下の式を満足するか否かを判定する(ステップS305)。
μ≧Mσ
尤度平均値μが標準偏差σと係数Mとの積Mσと等しいか、あるいは、積Mσよりも大きい場合(μ≧Mσ)、すなわち、尤度平均値μが積Mσよりも小さくない場合には(ステップS305のYES)、硬判定部116が硬判定を行い、復号結果117を出力する(ステップS306)。
その後、復号は中止される。
尤度平均値μが標準偏差σと係数Mとの積Mσよりも小さい場合(μ<Mσ)には(ステップS305のNO)、復号停止判断部113は、復号回数が初期設定時に定められた最大復号回数に達しているか否かを判定する(ステップS307)。
復号回数が初期設定時に定められた最大復号回数に達していない場合には(ステップS307のNO)、上述のステップS302乃至ステップS305を繰り返して実行する。
復号回数が初期設定時に定められた最大復号回数に達している場合には(ステップS307のYES)、硬判定部116が硬判定を行い、復号結果117を出力する(ステップS306)。
その後、復号は中止される。すなわち、復号回数が初期設定時に定められた最大復号回数に達している場合には(ステップS307のYES)、復号停止基準を満たさない場合であっても、復号は強制的に中止される。
上述の第一乃至第三の実施形態に係る復号装置501、502、503においては、第2の復号器107が計算した復号尤度情報の統計値を用いているが、第1の復号器105が計算した復号尤度情報の統計値を用いることによっても、第一乃至第三の実施形態に係る復号装置501、502、503と同様の復号回数の制御を行うことができる。
上述の第一乃至第三の実施形態に係る復号装置501、502、503における繰り返し復号制御部200、200A、200Bはハードウェアのみならず、コンピュータにより実行可能なソフトウェアによっても実現することができる。
図8は、繰り返し復号制御部200、200A、200Bの構成の一例を示すブロック図である。
繰り返し復号制御部200、200A、200Bの各々は、中央処理装置(CPU)20と、第一のメモリ21と、第二のメモリ22と、各種命令及びデータを中央処理装置20に入力するための入力インターフェイス23と、中央処理装置20により実行された処理の結果を出力する出力インターフェイス24と、から構成されている。
第一及び第二のメモリ21、22の各々は、リード・オンリー・メモリー(ROM)、ランダム・アクセス・メモリー(RAM)またはICメモリーカードなどの半導体記憶装置、フレキシブルディスクなどの記憶媒体、ハードディスク、あるいは、光学磁気ディスクなどからなる。本例においては、第一のメモリ21はROMからなり、第二のメモリ22はRAMからなる。
第一のメモリ21は復号の繰り返し回数を制御するためのプログラムを格納している。第二のメモリ22は様々なデータ及びパラメータを記憶しているとともに、中央処理装置20に対する作動領域を提供する。中央処理装置20は第一のメモリ21からプログラムを読み出し、そのプログラムを実行する。すなわち、中央処理装置20は第一のメモリ21に格納されているプログラムに従って作動する。
[第四の実施形態]
以下、本発明の第四の実施形態として、本発明に係る復号装置を携帯電話機に応用した例を示す。
図9は、携帯電話機301の一構成例を示すブロック図である。
図9に示した携帯電話機301は、音声データ及び通信データを送受信するアンテナ302と、音声データまたは通信データの送受信を行う無線送受信部303と、音声データの処理を行うベースバンド処理部304と、受話器及び送話器305と、これらの通信系統機器303、304、305の制御を行う通信系統制御部306と、音楽再生やゲームなどの非通信系統のアプリケーションデバイス308と、各種データを入力するためのキーその他の入力手段からなるデータ入力部309と、液晶表示装置その他の表示手段からなる表示部310と、データを記憶しておくためのメモリ311と、着信音を鳴らすスピーカ312と、これらの非通信系統機器308、309、310、311の制御を行う非通信系統制御部307と、携帯電話機301の各構成要素に電力を構成する電源314と、から構成されている。
無線送受信部303またはベースバンド処理部304には、上述の第一乃至第三の実施形態に係る復号装置501、502、503の何れかが内蔵されている。
このため、本実施形態に係る携帯電話機301は復号の終了すべきか否かの判定を大幅に効率化することができる。これにより、ターボ復号の処理速度を向上させることができ、ターボ復号の冗長な復号動作がなくなり、携帯電話機301の消費電力を削減することができる。特に、通常、電源314はリチウムイオン電池などの充電式電池からなるが、このリチウムイオン電池に対する充電回数を減らすことができる。
さらに、携帯電話機301に代表される無線通信装置においては、通信のリアルタイム性が厳格に要求されるため、復号の終了判定処理の高効率化は極めて有効である。
なお、本実施形態においては、本発明に係る復号装置を携帯電話装置に適用したが、本発明の適用対象は携帯電話装置には限定されない。入力した無線信号を復号する必要がある無線通信装置であれば、本発明に係る復号装置はいかなる装置に対しても適用することが可能である。
上述の第一乃至第三の実施形態においては、本発明を無線通信システムに適用した例を示したが、本発明の適用対象は無線通信システムには限定されない。例えば、記録媒体のデータ再生装置あるいは光通信システムのように、入力データを復号する必要性がある装置であれば、いかなる装置にも適用することが可能である。
本発明の第一の実施形態に係る復号装置のブロック図である。 図2(a)−(d)は、本発明の第一の実施形態に係る復号装置の繰り返し復号制御部の処理による復号尤度情報の統計特性の変化を示すグラフである。 本発明の第一の実施形態に係る復号装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第二の実施形態に係る復号装置のブロック図である。 本発明の第二の実施形態に係る復号装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第三の実施形態に係る復号装置のブロック図である。 本発明の第三の実施形態に係る復号装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第一乃至第三の実施形態に係る復号装置における繰り返し復号制御部の構成の一例を示すブロック図である。 本発明に係る復号装置を適用した携帯電話機の一構成例を示すブロック図である。
符号の説明
501 本発明の第一の実施形態に係る復号装置
100 ターボ復号器
101 受信データメモリ
105 第1の復号器
106 インタリーバ
107 第2の復号器
110 デインタリーバ
113 復号停止判断部
116 硬判定部
200 本発明の第一の実施形態における繰り返し復号制御部
201 計算部(201)
202 誤り率推定部
200A 本発明の第二の実施形態における繰り返し復号制御部
213 メモリ
200B 本発明の第三の実施形態における繰り返し復号制御部
222 比較部
20 中央処理装置(CPU)
21 第一のメモリ
22 第二のメモリ
23 入力インターフェイス
24 出力インターフェイス
301 携帯電話機
302 アンテナ
303 無線送受信部
304 ベースバンド処理部
305 受話器及び送話器
306 通信系統制御部
308 アプリケーションデバイス
309 データ入力部
310 表示部
311 メモリ
312 スピーカ
307 非通信系統制御部
314 電源

Claims (27)

  1. 前回の復号により得られた外部尤度情報に基づいて入力データを復号する第一の復号器と、
    前記第一の復号器からの出力に基づいて、前記入力データを復号し、復号尤度情報と前記外部尤度情報とを算出する第二の復号器と、
    復号を停止するか否かを判定する復号停止判断部と、
    前記復号尤度情報の尤度平均値及び標準偏差を計算する計算部と、
    前記復号尤度情報の確率分布が正規分布であると仮定した場合に、復号結果の誤り率を推定する誤り率推定部と、
    前記誤り率と予め定められた目標誤り率とを比較し、その比較結果を前記復号停止判断部に送る誤り率閾値比較部と、
    を備え、
    前記復号停止判断部は、前記誤り率が前記目標誤り率よりも大きくない場合には、復号を停止させるものである復号装置。
  2. 前記復号停止判断部は、復号の回数が予め定められた最大復号回数以上である場合には、前記誤り率が前記目標誤り率よりも大きい場合であっても、復号を停止させることを特徴とする請求項1に記載の復号装置。
  3. 前回の復号により得られた外部尤度情報に基づいて入力データを復号する第一の復号器と、
    前記第一の復号器からの出力に基づいて、前記入力データを復号し、復号尤度情報と前記外部尤度情報とを算出する第二の復号器と、
    復号を停止するか否かを判定する復号停止判断部と、
    前記復号尤度情報の尤度平均値及び標準偏差を計算する計算部と、
    前記復号尤度情報の確率分布が正規分布であると仮定した場合に、復号結果の誤り率を推定する誤り率推定部と、
    前記誤り率を記憶する記憶装置と、
    前記誤り率推定部から送られてきた前記誤り率と前記記憶装置に記憶されている前記誤り率とを比較し、その比較結果を前記復号停止判断部に送る比較器と、
    を備え、
    前記復号停止判断部は、前記誤り率推定部から送られてきた前記誤り率が前記記憶装置に記憶されている前記誤り率よりも大きくない場合には、復号を停止させるものである復号装置。
  4. 前記復号停止判断部は、復号の回数が予め定められた最大復号回数以上である場合には、前記誤り率推定部から送られてきた前記誤り率が前記記憶装置に記憶されている前記誤り率よりも大きい場合であっても、復号を停止させることを特徴とする請求項3に記載の復号装置。
  5. 前回の復号により得られた外部尤度情報に基づいて入力データを復号する第一の復号器と、
    前記第一の復号器からの出力に基づいて、前記入力データを復号し、復号尤度情報と前記外部尤度情報とを算出する第二の復号器と、
    復号を停止するか否かを判定する復号停止判断部と、
    前記復号尤度情報の尤度平均値及び標準偏差を計算する計算部と、
    前記尤度平均値と前記標準偏差をM倍した数(Mは1より大きい予め定められた正の数)とを比較し、その比較結果を前記復号停止判断部に送る比較器と、
    を備え、
    前記復号停止判断部は、前記尤度平均値が前記標準偏差をM倍した数よりも小さくない場合には、復号を停止させるものである復号装置。
  6. 前記復号停止判断部は、復号の回数が予め定められた最大復号回数以上である場合には、前記尤度平均値が前記標準偏差をM倍した数より小さい場合であっても、復号を停止させることを特徴とする請求項5に記載の復号装置。
  7. 前記第二の復号器に代わって前記第一の復号器が前記復号尤度情報及び前記外部尤度情報を算出することを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の復号装置。
  8. 前回の復号により得られた外部尤度情報に基づいて入力データを復号する第一の過程と、
    前記第一の過程の結果に基づいて、前記入力データを復号し、復号尤度情報と前記外部尤度情報とを算出する第二の過程と、
    前記復号尤度情報の尤度平均値及び標準偏差を計算する第三の過程と、
    前記復号尤度情報の確率分布が正規分布であると仮定した場合に、復号結果の誤り率を推定する第四の過程と、
    前記誤り率と予め定められた目標誤り率とを比較し、前記誤り率が前記目標誤り率よりも大きくない場合には、復号を停止させる第五の過程と、
    を備える復号方法。
  9. 前記第五の過程において、復号の回数が予め定められた最大復号回数以上である場合には、前記誤り率が前記目標誤り率よりも大きい場合であっても、復号を停止させることを特徴とする請求項8に記載の復号方法。
  10. 前回の復号により得られた外部尤度情報に基づいて入力データを復号する第一の過程と、
    前記第一の過程の結果に基づいて、前記入力データを復号し、復号尤度情報と前記外部尤度情報とを算出する第二の過程と、
    前記復号尤度情報の尤度平均値及び標準偏差を計算する第三の過程と、
    前記復号尤度情報の確率分布が正規分布であると仮定した場合に、復号結果の誤り率を推定する第四の過程と、
    前記誤り率を記憶する第五の過程と、
    前記第四の過程における前記誤り率と前記第五の過程において記憶されている前記誤り率とを比較し、前記第四の過程における前記誤り率が前記第五の過程において記憶されている前記誤り率よりも大きくない場合には、復号を停止させる第六の過程と、
    を備える復号方法。
  11. 前記第六の過程において、復号の回数が予め定められた最大復号回数以上である場合には、前記第四の過程における前記誤り率が前記第五の過程において記憶されている前記誤り率よりも大きい場合であっても、復号を停止させることを特徴とする請求項10に記載の復号方法。
  12. 前回の復号により得られた外部尤度情報に基づいて入力データを復号する第一の過程と、
    前記第一の過程の結果に基づいて、前記入力データを復号し、復号尤度情報と前記外部尤度情報とを算出する第二の過程と、
    前記復号尤度情報の尤度平均値及び標準偏差を計算する第三の過程と、
    前記尤度平均値と前記標準偏差をM倍した数(Mは1より大きい予め定められた正の数)とを比較し、前記尤度平均値が前記標準偏差をM倍した数よりも小さくない場合には、復号を停止させる第四の過程と、
    を備える復号方法。
  13. 前記第四の過程において、復号の回数が予め定められた最大復号回数以上である場合には、前記尤度平均値が前記標準偏差をM倍した数より小さい場合であっても、復号を停止させることを特徴とする請求項12に記載の復号方法。
  14. 請求項1乃至7の何れか一項に記載の復号装置を備える無線通信装置。
  15. 請求項1乃至7の何れか一項に記載の復号装置を備える携帯電話装置。
  16. 復号の繰り返し回数を制御する方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記プログラムが行う処理は、
    前回の復号により得られた外部尤度情報に基づいて入力データを復号する第一の処理と、
    前記第一の過程の結果に基づいて、前記入力データを復号し、復号尤度情報と前記外部尤度情報とを算出する第二の処理と、
    前記復号尤度情報の尤度平均値及び標準偏差を計算する第三の処理と、
    前記復号尤度情報の確率分布が正規分布であると仮定した場合に、復号結果の誤り率を推定する第四の処理と、
    前記誤り率と予め定められた目標誤り率とを比較し、前記誤り率が前記目標誤り率よりも大きくない場合には、復号を停止させる第五の処理と、
    からなるものであるプログラム。
  17. 前記第五の処理において、復号の回数が予め定められた最大復号回数以上である場合には、前記誤り率が前記目標誤り率よりも大きい場合であっても、復号を停止させることを特徴とする請求項16に記載のプログラム。
  18. 復号の繰り返し回数を制御する方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記プログラムが行う処理は、
    前回の復号により得られた外部尤度情報に基づいて入力データを復号する第一の処理と、
    前記第一の過程の結果に基づいて、前記入力データを復号し、復号尤度情報と前記外部尤度情報とを算出する第二の処理と、
    前記復号尤度情報の尤度平均値及び標準偏差を計算する第三の処理と、
    前記復号尤度情報の確率分布が正規分布であると仮定した場合に、復号結果の誤り率を推定する第四の処理と、
    前記誤り率を記憶する第五の処理と、
    前記第四の処理における前記誤り率と前記第五の処理において記憶されている前記誤り率とを比較し、前記第四の処理における前記誤り率が前記第五の処理において記憶されている前記誤り率よりも大きくない場合には、復号を停止させる第六の処理と、
    からなるものであるプログラム。
  19. 前記第六の処理において、復号の回数が予め定められた最大復号回数以上である場合には、前記第四の処理における前記誤り率が前記第五の処理において記憶されている前記誤り率よりも大きい場合であっても、復号を停止させることを特徴とする請求項18に記載のプログラム。
  20. 復号の繰り返し回数を制御する方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記プログラムが行う処理は、
    前回の復号により得られた外部尤度情報に基づいて入力データを復号する第一の処理と、
    前記第一の過程の結果に基づいて、前記入力データを復号し、復号尤度情報と前記外部尤度情報とを算出する第二の処理と、
    前記復号尤度情報の尤度平均値及び標準偏差を計算する第三の処理と、
    前記尤度平均値と前記標準偏差をM倍した数(Mは1より大きい予め定められた正の数)とを比較し、前記尤度平均値が前記標準偏差をM倍した数よりも小さくない場合には、復号を停止させる第四の処理と、
    からなるものであるプログラム。
  21. 前記第四の処理において、復号の回数が予め定められた最大復号回数以上である場合には、前記尤度平均値が前記標準偏差をM倍した数より小さい場合であっても、復号を停止させることを特徴とする請求項20に記載のプログラム。
  22. 第一の復号器と第二の復号器とを備える復号装置であって、
    前記第一の復号器の復号結果から求められる尤度を前記第二の復号器に入力し、前記第二の復号器において、前記第一の復号器が求めた尤度と受信データとを用いて復号を行い、前記第二の復号器の復号結果から求められる尤度を前記第一の復号器に入力することにより、復号を繰り返して行う復号装置に用いる復号制御装置において、
    前記尤度の平均値及び標準偏差を計算する計算部と、
    前記尤度の確率分布が正規分布であると仮定した場合に、復号結果の誤り率を推定する誤り率推定部と、
    前記誤り率と予め定められた目標誤り率とを比較する誤り率閾値比較部と、
    を備え、
    前記誤り率が前記目標誤り率よりも大きくない場合には、復号を停止させるものであることを特徴とする復号制御装置。
  23. 復号の回数が予め定められた最大復号回数以上である場合には、前記誤り率が前記目標誤り率よりも大きい場合であっても、復号を停止させることを特徴とする請求項22に記載の復号制御装置。
  24. 第一の復号器と第二の復号器とを備える復号装置であって、
    前記第一の復号器の復号結果から求められる尤度を前記第二の復号器に入力し、前記第二の復号器において、前記第一の復号器が求めた尤度と受信データとを用いて復号を行い、前記第二の復号器の復号結果から求められる尤度を前記第一の復号器に入力することにより、復号を繰り返して行う復号装置に用いる復号制御装置において、
    前記尤度の平均値及び標準偏差を計算する計算部と、
    前記尤度の確率分布が正規分布であると仮定した場合に、復号結果の誤り率を推定する誤り率推定部と、
    前記誤り率を記憶する記憶装置と、
    前記誤り率推定部から送られてきた前記誤り率と前記記憶装置に記憶されている前記誤り率とを比較する比較器と、
    を備え、
    前記誤り率推定部から送られてきた前記誤り率が前記記憶装置に記憶されている前記誤り率よりも大きくない場合には、復号を停止させるものであることを特徴とする復号制御装置。
  25. 復号の回数が予め定められた最大復号回数以上である場合には、前記誤り率推定部から送られてきた前記誤り率が前記記憶装置に記憶されている前記誤り率よりも大きい場合であっても、復号を停止させることを特徴とする請求項24に記載の復号制御装置。
  26. 第一の復号器と第二の復号器とを備える復号装置であって、
    前記第一の復号器の復号結果から求められる尤度を前記第二の復号器に入力し、前記第二の復号器において、前記第一の復号器が求めた尤度と受信データとを用いて復号を行い、前記第二の復号器の復号結果から求められる尤度を前記第一の復号器に入力することにより、復号を繰り返して行う復号装置に用いる復号制御装置において、
    前記尤度の平均値及び標準偏差を計算する計算部と、
    前記尤度平均値と前記標準偏差をM倍した数(Mは1より大きい予め定められた正の数)とを比較する比較器と、
    を備え、
    前記尤度平均値が前記標準偏差をM倍した数よりも小さくない場合には、復号を停止させるものであることを特徴とする復号制御装置。
  27. 復号の回数が予め定められた最大復号回数以上である場合には、前記尤度平均値が前記標準偏差をM倍した数より小さい場合であっても、復号を停止させることを特徴とする請求項26に記載の復号制御装置。
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