JP2007274167A - 基地局切替装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基地局制御用品部を有効に活用できるようにする。
【解決手段】移動端末と無線通信を行う基地局と、当該基地局を収容するための基地局制御用品部を備えた交換機との間に備えられる基地局切替装置に、基地局毎にトラヒックを判定するトラヒック判定手段と、前記トラヒック判定手段からの情報に基づき、通信が行われていない基地局に接続されている基地局制御用品部から当該基地局を切離し、他の基地局を当該基地局制御用品部に接続させることにより切替を行う切替手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、構内交換機(以下、PBXと記す)にPHS(Personal Handyphone System)端末(子機ともいう)を収容するシステムに関するものである。
PBXの配下にPHS端末を収容する場合、PHS端末を収容するための基地局(BS(Base Station)ともいう)が配置され、その基地局がPBX本体に搭載される基地局制御用品とISDN基本群インタフェースで接続される。基地局は会議室等のエリア毎に1つ又は複数台配置されるのが一般的である。
ところで、この方式では、PHS端末を使用するために必ず基地局を使用する必要があるため、上記の会議室のように普段は人がいない場所でも、会議でのPHS端末使用に備えて基地局を使用できるようにしておかねばならない。ここで、基地局は基地局制御用品に固定的に割り当てられるものであるため、この会議室での会議の頻度がいくら低くても、PHS端末を使う場合に備えて、この会議室で使用する基地局に対応する基地局制御用品をPBXに備えておく必要がある。
なお、コードレス電話システムの無線基地局に関連する従来技術として特許文献1に開示された技術がある。
特開2002−34069号公報
上記のように、従来のPBXにPHS端末を収容するための方式では、実際に使用される頻度とは無関係に、使用が見込まれる基地局用に基地局制御用品を確保しておかねばならない。つまり、一時的なトラヒックに対処するために固定的に基地局制御用品を確保しておかねばならず、設備の有効利用が図れないという問題があった。
また、一部のエリア等で、トラヒックが一時的に多くなる事象が発生した場合、既存のPBXに新たに基地局制御用品を追加する必要があるが、PBXのパッケージ実装数の制限等により基地局制御用品を追加できない場合には、新規のPBXの追加または、既存PBXより容量の大きいPBXへ切り替えを行う必要が生じる。つまり、一時的なトラヒック増に対処するために多大なコストを要してしまう場合があるという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、基地局制御用品を柔軟に活用することを可能とする技術を提供することを目的とする。
上記の課題は、移動端末と無線通信を行う基地局と、当該基地局を収容するための基地局制御用品部を備えた交換機との間に備えられる基地局切替装置であって、基地局毎にトラヒックを判定するトラヒック判定手段と、前記トラヒック判定手段からの情報に基づき、通信が行われていない基地局に接続されている基地局制御用品部から当該基地局を切離し、他の基地局を当該基地局制御用品部に接続させることにより切替を行う切替手段とを備えることを特徴とする基地局切替装置により解決される。本発明によれば、通信に使用されていない基地局制御用品部を有効に活用できるようになる。
前記切替手段は、前記トラヒック判定手段からの情報に基づき、空き通信チャネル数が0になっている時間が一定時間連続して所定の閾値を超えた基地局を検出した場合に、当該基地局が存在するエリアにおける未使用基地局を前記他の基地局として前記切替を行うこととしてもよい。一定の時間を設定することにより、正しいトラヒック状況での判定が可能となり、無駄な切替動作の発生を防止できる。
また、前記切替手段は、前記トラヒック判定手段からの情報に基づき、通信チャネルが全て空きになっている時間が一定時間連続して所定の閾値を超えた基地局を検出した場合に、当該基地局を前記通信が行われていない基地局と判定するようにしてもよい。一定の時間を設定することにより、正しいトラヒック状況での判定が可能となり、切離されたエリアにおいてチャネル不足に陥ることを防止できる。
また、前記基地局切替装置は、所定のエリア毎に当該エリア内での移動端末の位置登録数を検出する位置登録数検出手段を更に備え、前記切替手段は、前記位置登録数検出手段により検出された位置登録数が所定の閾値以内であるエリアに存在する基地局の中で、通信が行われていない基地局を前記基地局制御用品部から切離す対象としてもよい。これにより、多数の端末の位置登録がされているエリアの基地局を減らしてしまうことを防止できる。
また、前記基地局切替装置は、前記通信が行われていない基地局が存在するエリアが、当該基地局の他に、通信が可能な基地局が少なくとも1つ存在するエリアである場合に限り、前記基地局制御用品部からの基地局切離しを行うようにしてもよい。エリア内の全ての基地局が切離されると、該エリアでの通話ができなくなるが、エリア内に少なくとも1台は基地局を残すことにより、通話ができないエリアの発生を防止できる。
また、前記基地局切替装置において、複数の基地局が複数のエリアに分けられるとともに、当該複数のエリアはグループ化され、前記基地局制御用品部から切離す基地局と、当該基地局に替えて当該基地局制御用品部に接続される基地局とが同一グループに属するように切替を行うようにすることもできる。これにより、エリアをグループ管理して、基地局制御用品をグループことに割り当てることが可能になる。
前記基地局切替装置は、接続されている基地局に対してレイヤ1障害を検出した場合に、当該基地局を前記通信が行われていない基地局として前記基地局制御用品部から切離すことも可能である。回線障害が発生した場合に切離しが行なわれるため、基地局制御用品の効率的な利用ができる。また、切離されている前記基地局のレイヤ1障害が回復した場合に、当該基地局を使用可能な状態にすることにより、自動的に基地局が使用可能になる。
また、前記基地局切替装置は、予め定めた時間になったことを検知すると、切替を行う前の初期状態に状態を切り戻すように構成してもよい。例えば、前日に切り替えられた基地局の配置が翌日の子機登録状況やトラヒック状態に合わない場合、適正な基地局配置までの基地局切替動作が発生してしまうと、その間、必要なエリアでの通話ができないといった問題が生じるが、本発明によれば、適切な通話チャネルの確保が可能となる。
また、前記基地局切替装置は、所定のエリア毎に当該エリア内での移動端末の位置登録数を検出する位置登録数検出手段を更に備え、前記切替手段は、前記位置登録数検出手段により検出された位置登録数が所定の閾値を越えるエリアを検出した場合に、当該エリアにおける未使用基地局を前記他の基地局として前記切替を行うこととしてもよい。これにより、位置登録子機数の増加にともない、基地局切替を実施するため、トラヒックが増加した場合においても通話チャネルの確保が可能となる。
また、前記基地局切替装置は、操作端末からの要求に基づき、前記切替手段による基地局の切替又は切り戻しを実行する手段を備えてもよい。これにより、保守者からの切替が実施できることから、例えば、自動切換えでは制御できないトラヒック状況における適切な基地局の配置が可能となる。この場合、前記操作端末からの要求に基づき、基地局毎の通信チャネル状態を含む情報を前記操作端末に送信する手段を備えることにより、手動での切替や、切替制御の実施/未実施を設定する上での現状把握が可能となる。
また、前記基地局切替装置は、操作端末からの要求に基づき、収容する全ての基地局単位、エリア単位、もしくはグループ単位で、切替又は切り戻しの自動制御を停止する手段を備えることとしてもよい。トラヒック状況によっては、自動切換えを行うことにより、不都合が発生する場合があり得るが、本発明によれば、エリア毎等での自動切替実施可否が選択できるため、トラヒック状況による自動切換えの制御が可能となる。
また、前記基地局切替装置は、操作端末からの指定時間を含む要求に基づき、前記切替手段による切替を当該指定時間に自動実行することとしてもよい。会議の実施など、予めトラヒックが増加すると予想されるエリアにおいて、予めに基地局の追加による通話チャネルの確保を行うことが可能となる。
また、前記基地局切替装置は、前記操作端末からの要求に基づき、基地局切替予約登録の状況を当該操作端末に送信することとしてもよい。これにより、多重登録や、登録誤りの確認が可能となる。
また、本発明は、移動端末と無線通信を行う基地局を収容する交換機であって、基地局を収容するための基地局制御用品部と、基地局毎にトラヒックを判定するトラヒック判定手段と、前記トラヒック判定手段からの情報に基づき、通信が行われていない基地局に接続されている基地局制御用品部から当該基地局を切離し、他の基地局を当該基地局制御用品部に接続させる切替手段とを備えることを特徴とする交換機として構成することも可能である。
本発明によれば、通信に使用されていない基地局制御用品部を有効に活用できるようになり、コスト面で効果がある。また、あるエリアでトラヒックが一時的に多くなる事象が発生した場合でも、そのエリアで使用できる基地局を追加することができ、新たな交換機を追加する必要はなくなり、コスト面の効果と、拡張における作業量削減の効果もある。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
(システム概要)
まず、図1を参照して本発明の実施の形態における無線電話システムの概要について説明する。図1では、一例としてエリアA(大会議室)とエリアB(小会議室)が示され、それぞれのエリアに複数の基地局が備えられ、各基地局はPHS端末を収容し、PHS端末と無線通信を行う。
本実施の形態では、PBX10と各基地局との間に基地局切替装置20が備えられる。基地局切替装置20は、PBX10の基地局制御用品部11、12に接続されるとともに、各エリアに設置された全ての基地局に接続される。基地局切替装置20とPBX10の間は、PBX10の基地局制御用品部11、12に対応するISDN回線で接続されるとともに、基地局制御用品部11、12の管理情報変更要求等を行うためにLANにより接続される。また、保守者からの基地局状態表示や、手動による切替指示を行うために、基地局切替装置操作端末30がLANで接続される。
各基地局と基地局切替装置20間もISDN回線で接続される。基地局切替装置20は、PBX10の基地局制御用品部と接続可能な回線数以上の基地局との接続回線数を持つ。
図1の例では、PBX10の基地局制御用品部11、12の接続回線数は、n回線であるのに対して、基地局との接続回線数は、n+α回線である。αは予備の基地局のための回線数である。具体的には、図中の基地局c(BSID=3)および基地局z(BSID=6)の接続回線が予備の回線に該当する。
以下、基地局切替装置20の動作の概要を説明する。
基地局切替装置20では、トラヒック増等により基地局の追加接続を必要とするエリアを検知すると、別エリアにおいて空いている切替可能な基地局を検出し、その空いている基地局をPBX10における対応する基地局制御用品部から切離した後に、当該基地局制御用品部に、追加接続対象エリアにおける追加基地局を接続する。
例えば、図1のエリアAにおいて、基地局aと基地局bが使用されており、基地局cが未使用である場合において、エリアAにおけるトラヒックが増加し、基地局aと基地局bとではトラヒックを収容しきれない状況になったものとする。また、このとき、エリアBの基地局xにおいてしばらくトラヒックがなく、当該基地局xは空きの状態が続いていたものとする。基地局切替装置20は、エリアBにおける基地局xを対応する基地局制御用品部から切離し、エリアAにおいて未使用の基地局cを当該基地局制御用品部に接続し、基地局cを使用可能とする。
これにより、エリアAでは使用できる基地局が1つ増加するため、増加したトラヒックを収容できる。一方、エリアBでは、空きの基地局xが切り離されただけであり、使用可能な基地局yが残されているのでユーザに対する影響はない。これにより、空きの基地局xが接続されていた基地局制御用品部を有効に活用できる。
上記のトラヒックは、基地局切替装置20が基地局毎の通話チャネルの空き/塞がり状態を監視することにより把握することが可能である。例えば、通話接続信号(connect)や、通話切断信号(relcmpやDISCなど)を監視する。また、基地局切替装置20がエリア毎の位置登録をしたPHS端末(子機)数を把握し、その数に応じて切替判断をすることも可能である。例えば、基地局から受信する子機毎の位置登録要求信号(reg)やPBXから受信する位置登録応答信号(reg応答)を監視する。
基地局切替装置20は、このようなデータを把握しながら、基地局切替実行の判定を定期的に実施し、閾値を超えた場合は、基地局切替動作を実施する。
また、基地局切替装置20が判断をして切替を行う代わりに、PBX10が判断をしてPBX10主導で切替を行うこともできる。更に、自動的に切替を行うことに代えて、基地局切替装置操作端末30からの指示により切替を行うこともできる。また、予め所定の時刻に切替を行うことを予約しておき、所定の時刻になったら切替を行うといった運用も可能である。また、同期はずれ等により、接続されている基地局のレイヤ1障害を検出した場合に、基地局の切離しを行うことも可能である。また、エリアをグループ分けし、グループ内におけるエリア間での切替処理を行うこととすることもできる。
(基地局切替装置の構成)
次に、図2のブロック図を参照して基地局切替装置20の構成について説明する。図2に示すように、本実施の形態における基地局切替装置20は、基地局側BRI終端部21、スイッチ部22、PBX側BRI終端部23、制御部24、及びLANインタフェース部25を備えている。
基地局側BRI終端部21およびPBX側BRI終端部23の各々は接続される各回線から受信した信号を、スイッチ部22に受け渡すとともに、制御部24に対してDチャネル情報を通知する機能を有している。
スイッチ部22は制御部24からの指示に従い、基地局側BRI終端部21とPBX側BRI終端部23との接続を行う機能を有する。つまり、基地局側BRI終端部21側のどの回線とPBX側BRI終端部23側どの回線とを接続するか等の指示を制御部24から受信し、その指示に従って接続の切替を行う。
制御部24は、基地局側BRI終端部21およびPBX側BRI終端部23から受信したDチャネル情報を監視し、基地局毎の通話チャネル状態や、エリア毎の子機の位置登録状態を管理する。そして、制御部24は、基地局切替が必要となった場合は、LANインタフェース部25経由でPBX10に対して基地局制御用品部の管理情報変更要求等を行う。また、基地局切替装置操作端末30から基地局状態表示などの操作要求の受付および分析を行い、要求対応の処理を実行する機能を有する。
LANインタフェース部25は、LANインタフェースの制御を司り、制御部24からPBX10への基地局制御用品部の管理情報変更要求送信や、基地局切替装置操作端末30との通信を実行する機能を有する。
基地局切替装置20は、メモリやハードディスク等の記憶装置を有しており、各種の管理情報は当該記憶装置に格納される。また、制御部24は、CPU及び記憶装置等により構成されるコンピュータと同様の構成で実現でき、本実施の形態の各処理は制御部24がプログラムを実行することにより実現されるものである。
PBX10は、基地局拡張制御部13と基地局制御用品部11、12を有している。基地局拡張制御部13は基地局切替装置20からの基地局制御用品部の管理情報変更要求等を受付け、管理情報の更新を行う機能を有する。つまり、例えば、基地局制御用品部11のポートXに接続されてる基地局が基地局xから基地局yに切り替えられた場合、その旨の管理情報の更新を行う。
また、切替の判断機能を基地局切替装置20に備える代わりにPBX10に備えてもよく、その場合、基地局拡張制御部13は、通話チャネルの回線数や子機登録数の管理を行い、基地局切替実施時に基地局切替装置20に対して回線スイッチの切替指示を行う機能を有する。
基地局制御用品部11、12は基地局切替装置20との回線制御を行う機能を有する。1つの基地局制御用品部は、複数のISDN回線、すなわち複数の基地局を接続可能である。図2においては例として2回線を接続できる例を示している。
PBX10は、従来のPBXに、基地局拡張制御部13を実現するためのプログラムを搭載することにより実現することも可能である。
(管理情報について)
基地局切替装置の動作を詳細に説明する前に、まず、動作の際に作成もしくは参照される管理情報について説明する。なお、以降の説明においては、エリアをグループ分けし、グループ内におけるエリア間で切替処理を行うこととしている。
図3は、基地局切替装置20が管理する基地局状態管理情報を示す図である。基地局状態管理情報は、基地局の番号となるBSID毎に以下の情報を含む。
(1)収容エリア番号:当該基地局が収容されているエリアの番号。
(2)使用/未使用:当該基地局がPBXの基地局制御用品部に接続されている場合は「使用」、未接続の場合は、「未使用」が設定される。また、「使用」の基地局との回線が切断されている場合は、「使用不可」が設定される。
(3)切替可否:当該基地局の全ての通話チャネルが未使用状態かつ全ての通話チャネル空き時間の閾値を越えている場合に「可」が設定される。
(4)収容基地局制御用品:当該基地局が接続されているPBX10の基地局制御用品の番号に対応するIDと収容ポート位置情報が設定される。
(5)初期収容基地局制御用品:当該基地局が初期状態で接続されているPBXの制御用品の番号に対応するIDと収容ポート位置情報が設定される。
(6)通話CH数:当該基地局で使用されている通話チャネルの数が設定される。
(7)全CH通話状態開始時刻:当該基地局の全通話チャネルが使用中となった時刻を設定する。本時刻から図5の全通話時間の閾値を超過した場合に、切替を行うことにより、当該エリアの未使用基地局を使用できる状態にする。
(8)全CH空き状態開始時刻:当該基地局の全通話チャネルが未使用となった時刻を設定する。本時刻から図5の全空き時間の閾値を超過した場合に、切替可否を「可」と判定する。
図4は、基地局切替装置20が管理する通話状態判定管理情報を示す図である。通話状態判定管理情報は、BSID毎の通話チャネル単位で、通話接続要求受信時に電文より抽出した呼番号とDN(電番)を含む。図4では1つの基地局の通話可能チャネルを3とした場合の例を示している。
上述したように、図5は、基地局切替装置20の通話チャネルの塞がり状態による切替判定および切替実施時の切離し可能基地局判定に必要となる通話状態判定閾値情報を示している。「全通話時間」には基地局の全通話チャネルが通話中となってから、切替により基地局追加が必要であると判断するまでの時間が設定され、「全空き時間」には基地局の全通話チャネルが未使用となってから当該基地局が切離し可能であると判断するまでの時間が設定される。
図6は、基地局切替装置20が管理するエリア管理情報を示す図である。図6に示すとおり、エリア毎に以下の情報が管理される。
(1)グループID:当該エリアが所属するグループの番号。
(2)自動制御:当該グループにて基地局切替の閾値を超えた場合に基地局切替制御の実施を自動的に行うか否かの情報が設定される。実施する場合は「ON」が設定され、実施しない場合は「OFF」が設定される。
(3)BSID数:当該エリアに収容されている基地局の数が設定される。
(4)位置登録子機数:当該エリアにて位置登録されている子機の数が設定される。
(5)切替可否:当該エリア内の基地局の数や、基地局の数に対する位置登録子機数から基地局切替処理の際に基地局切離しの対象となるエリアであるかどうかの状態が設定される。後の処理フローで説明するように、当該エリア内の基地局数が1であったり、基地局の数に対して位置登録子機数が閾値よりも多い場合などは、「否」が設定される。
図7は、基地局切替装置20が管理する位置登録子機数閾値の管理情報を示す図である。図中、「登録子機切替可能数」は1つの基地局に対する基地局切離し可能な位置登録子機の上限であり、エリア換算をして本値を超えた場合は図6の切替可否判定を「否」とする。「登録子機切替判定数」は1つの基地局に対する切替処理の実行を判定する閾値であり、エリア換算をして本値を超えた場合は、当該エリアに対して切替処理を実行する。
図8は、基地局切替装置20が管理する位置登録状態判定の管理情報を示す図である。この管理情報は子機の位置登録状態を管理する情報であり、以下の情報を含む。
(1)reg受信BSID:reg電文を受信した基地局の番号(ID)。
(2)収容エリア番号:reg受信BSIDに対応する基地局が収容されているエリアの番号。
(3)reg送信PSID:reg電文を送信した子機に設定されている固有の番号。
(4)reg応答有無:reg電文に対するreg応答の受信有無が設定される。基地局切替装置20では、regを受信した場合に、本管理情報を追加または更新し、「reg応答有無」に「無」を設定する。reg応答電文を受信すると電文内の呼番号をキーとして情報検索を行い、対応する情報の「reg応答有無」に「有」を設定する。
図9は、基地局切替装置20が管理する基地局追加予約の管理情報を示す図である。基地局切替装置操作端末から登録された基地局切替の予約情報である「基地局追加対象エリア番号」「追加開始時刻」「追加終了時刻」「予約者の電番」が含まれる。なお、基地局切替装置操作端末からの予約状況参照指示においては、本管理情報が編集されて基地局切替装置操作端末に表示される。
(動作の詳細)
次に、基地局切替装置20の動作を図10〜図24の概略処理フローを参照して詳細に説明する。
図10および図11は、通話チャネルの状態管理を行う際の概略処理フローを示す図である。まず、図10を参照してconnect電文受信時の通話状態設定の概略処理を説明する。
図10に示すように、connect電文を受信すると(ステップ1)、connect電文から呼番号情報、DN情報の抽出を行い、接続BSIDを決定する(ステップ2)。そして、図4における空きCH番号を決定し、呼情報/DN情報を格納し(ステップ3)図3の対応BSIDの通話中CH数をカウントアップする(ステップ4)。通話中CH数が3であれば(ステップ5のYes)、図3の対応BSIDの「全CH通話状態開始時刻」に現時刻を格納する(ステップ6)。通話中CH数が1であれば(ステップ5のYes、ステップ7のYes)、図3の対応BSIDの切替可否に「否」を格納し(ステップ8)、全CH空き状態開始時刻を初期化する(ステップ9)。
続いて、図11を参照してrelcompやDISCなどの通話切断電文受信時の概略処理を説明する。
relcmp/DISCを受信すると(ステップ11)、呼番号情報、及びDN情報を抽出し、BSIDを決定し(ステップ12)、図4のCH番号を呼情報から検索し(ステップ13)、図4の対応情報を削除する(ステップ14)。そして、図3の対応BSIDの通話中CH数をカウントダウンし(ステップ15)、通話中CH数が0であれば(ステップ16のYes)、図3の対応BSIDの全CH空き状態開始時刻に現時刻を格納し(ステップ17)、通話中CH数が2であれば(ステップ16のNo、ステップ18のYes)、図3の対応BSIDの全CH通話状態開始時刻を初期化する(ステップ19)。
図12および図13は、子機の位置登録状態の管理を行う際の概略処理フローである。まず、図12を参照して子機からreg電文を受信した際の概略処理について説明する。
reg電文を受信すると(ステップ21)、電文からPSID情報を抽出し、接続BSIDを決定し(ステップ22)、図3に示す管理情報からBSIDに対応するエリア番号を抽出し(ステップ23)、図8に示す管理情報から同一PSID情報を検索する(ステップ24)。
同一PSID情報がある場合(ステップ25のYes)、図8の管理情報から旧登録情報のエリア番号を抽出し、図6の当該エリアの子機数をカウントダウンし(ステップ26)、図8のBSID/エリア番号の更新を行う(ステップ27)。ステップ25にて同一PSID情報がない場合、図8の管理情報にBSID/エリア番号/PSIDを追加する(ステップ28)。そして、図8の当該PSIDに対応するreg応答有無に「無」を格納する(ステップ29)。
続いて、図13を参照してPBXからのreg応答電文を受信した際の概略処理について説明する。
reg応答を受信すると(ステップ31)、PSID情報の抽出を行い(ステップ32)、図8におけるPSIDを検索し(ステップ33)、対応するPSID情報のreg応答有無に「有」を格納し(ステップ34)、図6における当該エリアに対応する子機数をカウントアップする(ステップ35)。その結果、同一エリア内の基地局の数が1であれば図6における切替可否に「否」を格納する(ステップ36のYes、ステップ37)。一方、同一エリア内の基地局の数が1でなければ(ステップ36のNo)、そのエリアの基地局の数(BSID数)に図7に示す「登録子機切替可能数」を掛けた数と、図6における同一エリア内子機数とを比較し(ステップ38、ステップ39)、同一エリア内子機数の方が大きくなければ、図6における切替可否に「可」を格納する(ステップ40)。同一エリア内子機数の方が大きければ切替可否に「否」を格納する(ステップ37)。
図14は、切替可能な基地局、つまり、基地局制御用品から切り離すことが可能な基地局を検索する概略処理フローである。図14を参照して、切替可能な基地局を検索する場合の概略処理を説明する。なお、本処理は周期的に、各基地局に対して実行されるものである。
空き基地局判定タイマが満了すると(ステップ51)、現在時刻を抽出し(ステップ52)、図3における対象基地局の使用/未使用状態が「使用」であれば(ステップ53のYes)、該当基地局の通話中CH数情報を抽出する(ステップ54)。通話中CH数情報が0であれば(ステップ55のYes)、全CH空き状態開始時刻を抽出し(ステップ56)、現在時刻との差分と図5に示す全空き時間閾値とを比較し(ステップ57)、現在時刻との差分の方が大きければ(ステップ58のYes)、同一エリアに他BSIDがある場合に(ステップ59のYes)、図3の対象BSIDの切替可否に「可」を格納する。その後、他の基地局に対しても同様の処理を繰り返す(ステップ61)。また、各判定のステップにおいてNoの場合も、次の基地局に処理を移す。
次に、図15A、15Bを参照して、エリア内における基地局の通話CH数に基づき基地局追加が必要なエリアを判定し、そのエリアに対して切替処理を実行する際の概略処理を説明する。本処理は定期的に実行され、図3の「全CH通話状態開始時刻」から閾値判定を行い、あるエリアで切替が必要と判断した場合は、そのエリアと同一グループIDの他エリアから切替可能の基地局を検索し、切替可能基地局が存在する場合は、PBX10に対して切替可能基地局の切離しと、追加基地局の接続要求を行うとともに、基地局切替装置20のスイッチ切替を実行する。より詳細には以下のとおりである。
図15Aにおいて、基地局監視タイマが満了すると(ステップ71)、自動制御がONのエリアに収容されたBSIDのみを抽出する(ステップ72)。該当BSIDがある場合に(ステップ73のYes)、現在時刻を抽出し(ステップ74)、対象基地局についての通話中CH数情報を抽出する(ステップ75)。通話中CH数が3であれば(ステップ76のYes)、その基地局の全CH通話状態開始時刻を抽出し(ステップ77)、その時刻と現在時刻との差分を図5の全通話時間と比較し(ステップ78)、差分のほうが大きければ(ステップ79のYes)、対象基地局と同一エリアに未使用BSIDがあるかどうかを判定し(ステップ81)、同一グループ内他エリアに切替可能なBSIDがあるかどうかを判定し(ステップ82)、図6の管理情報から当該他エリアが切替可であるかどうかを判定する(ステップ83)。上記の判定が全てYesである場合に、図3から切離対象BSIDの収容基地局制御用品情報(ID、ポート)を収集する(ステップ84)。そして、PBX10に対して切離し要求をLAN経由で指示する(図15Bのステップ85)。切離し結果がOKであれば(ステップ86のYes)、図3の切離しBSID対応の各状態を退避する(ステップ87)。
そして、図3の切離しBSID対応の使用/未使用を「未使用」とし、収容基地局制御用品情報などを初期化する(ステップ88)。続いて、図6における該当エリアに対応するBSID数をカウントダウンし(ステップ89)、PBX10に対して新規接続要求をLAN経由で指示する(ステップ90)。
PBX10による接続の結果がOKであれば(ステップ91のYes)、図3における接続BSID対応の使用/未使用を「使用」とし、収容基地局制御用品情報を更新する(ステップ92)。なお、通話CH数、及び各時刻は初期値とする。続いて、図6の当該エリアに対応するBSID数をカウントアップする(ステップ93)。
ステップ91にて接続の結果がOKでなければ、PBX10に対して切離したBSIDの切戻し要求をLAN経由で指示し(ステップ94)、退避した情報を図3の切離しBSID対応の各状態に格納し、状態復元を行い(ステップ95)、図6の当該エリアに対応するBSID数をカウントアップする(ステップ96)。なお、各判定においてNoの場合は図に示した戻り処理が行われる。
次に、図16を参照して、切替が必要なエリアを位置登録子機数から検索し、切替が必要のあるエリアが存在する場合は、切替処理を実行する際の概略処理について説明する。本処理は定期的に実行され、図6の「BSID数」と「位置登録子機数」から閾値判定を行い、切替が必要と判断した場合は、同一グループIDの他エリアから切替可能の基地局を検索し、切替可能基地局が存在する場合は、PBX10に対して切替可能基地局の切離しと、追加基地局の接続要求を行うとともに、基地局切替装置20のスイッチ切替を実行する。より詳細は図16に示すとおりである。図16の処理においてステップ108以降は図15のステップ81以降と同様であるため、図16のステップ106までの処理を説明する。
基地局監視タイマが満了すると(ステップ101)、自動制御がONのエリアのみを抽出する(ステップ102)。該当エリアがある場合(ステップ103のYes)、当該エリア内のBSIDが1でないならば(ステップ104のNo)、対象エリアにおけるBSID数×登録子機切替判定数(図7)を算出し(ステップ105)、当該エリアの位置登録子機数(図6)が算出結果よりも大きければ(ステップ106のYes)、ステップ108以降の切替のための処理に移行する。
図17および図18は、使用中の基地局とのリンクダウンやリンクアップを検出した際の概略処理フローである。
リンクダウン検出時は、該当基地局に対する図3の「使用/未使用」を「使用不可」状態とし、PBX10の基地局制御用品部からの切離しを行うとともに、同一グループIDの他エリアから切替可能な基地局を検索し、切替可能基地局が存在する場合は、PBX10に対して追加基地局の接続要求を行うとともに、基地局切替装置20のスイッチ切替を実行する。
図17A、17Bを参照して、基地局切替装置20の基地局側BRI終端部21において基地局とのリンクダウンを検出した際の処理をより詳細に説明する。なお、図17A、Bのステップ142以降の処理は、図15におけるステップ81以降の処理と同じであるため、図17Aのステップ140までの処理について説明する。
基地局切替装置20と基地局間のリンクダウンを検出すると(ステップ131)、図3におけるBSID対応の使用/未使用を「使用不可」とする(ステップ132)。そして、当該基地局の収容エリアの自動制御を抽出(図6)し(ステップ134)、それが「ON」であれば(ステップ135のYes)、図3に示す管理情報から対象BSIDの収容基地局制御用品情報(ID、ポート)を収集して(ステップ136)、PBX10に対して切離し要求をLAN経由で指示する(ステップ137)。切離し結果がOKであれば(ステップ)138のYes)、図3におけるBSID対応の収容基地局制御用品情報などを初期化し(ステップ139)、図6の当該エリアに対応するBSID数をカウントダウンする(ステップ140)。
次に、図18を参照して、基地局切替装置20の基地局側BRI終端部21において基地局とのリンクアップを検出した際の概略処理について説明する。
基地局切替装置20と基地局間のリンクアップを検出すると(ステップ161)、その基地局が図3において登録済みであるかどうかを判定し、登録済みであれば(ステップ162のYes)、図3のBSID対応の使用/未使用を「未使用」とし、収容基地局制御用品情報などを初期化する(ステップ163)。
図19、図20および図21は、基地局切替装置20が基地局切替装置操作端末30からの要求を受信した際の概略処理フローである。
まず、図19を参照して基地局の状態表示要求を受信した際の概略処理を説明する。基地局切替装置操作端末30から基地局状態表示指示を受信すると(ステップ171)、図3、図6に示す管理情報の情報を収集し(ステップ172、173)、収集した情報を画面データに編集し(ステップ174)、基地局切替装置操作端末30に返送し、状態表示を行う(ステップ175)。
次に、図20を参照して基地局追加予約の状況表示要求を受信した際の概略処理を説明する。基地局切替装置操作端末30から基地局予約状況表示指示を受信すると(ステップ181)、図9に示す情報を収集し(ステップ182)、基地局切替装置操作端末30に予約情報を表示する(ステップ183)。
続いて、図21を参照して、時刻起動による基地局切替予約指要求を受信した際の概略処理について説明する。基地局切替装置操作端末30からの基地局予約指示を受信すると(ステップ191)、その指示の情報を図9に示す管理情報に追加格納する(ステップ192)。
本実施の形態では、基地局切替装置操作端末30から手動により基地局切替要求を送信することが可能である。この場合、基地局切替装置20は、基地局切替装置操作端末30から受信した基地局追加希望エリア情報から、そのエリアと同一グループIDの他エリアから切替可能な基地局を検索し、切替可能基地局が存在する場合は、PBX10に対して切替可能基地局の切離しと、追加基地局の接続要求を行うとともに、基地局切替装置20のスイッチ切替を実行する。切替対象の基地局が存在しない場合など、切替が正常に実行できなかった場合は、基地局切替装置操作端末30に失敗した旨のメッセージを表示する。
図22A、Bはその場合における基地局切替装置20の概略処理フローである。基地局切替装置操作端末30からの切替指示を受信すると(ステップ201)、当該基地局の収容エリアの自動制御を抽出(図6)し(ステップ202)、「OFF」であれば切替のための処理に入る(ステップ203のYes)。以降の処理は、基地局切替装置操作端末30にエラーメッセージを表示することを除き、図15のステップ81以降の処理と同様である。
また、図21の処理によって基地局追加が予約された場合には、図23A、Bに示す処理が実行される。この処理は定期的に実行され、基地局追加予約時刻からn分前となった場合は、追加希望エリアと同一グループIDの他エリアから切替可能な基地局を検索し、他エリアに切替可能基地局が存在する場合は、PBX10に対して切替可能基地局の切離しと、追加基地局の接続要求を行うとともに、基地局切替装置20のスイッチ切替を実行する。また、切替対象の基地局が存在しない場合など、切替が正常に実行できなかった場合は、登録されているメールアドレスに対してエラーメッセージのメールを送付する。
つまり、図23A、Bに示すように、基地局追加開始予約時刻−n分になったことを検知すると(ステップ231)、該当エリアの自動制御を抽出(図6)し(ステップ232)、「ON」であれば(ステップ233のYes)切替のための処理を行う。以降の処理は、基地局切替装置操作端末30にエラーメッセージを表示することを除き、図15のステップ81以降の処理と同様である。
さて、これまでの例では基地局切替装置20が管理情報を保有し、切替判断等を行っていたが、PBX10が管理情報を保有し、PBXが主導で切替を実施することとしてもよい。
この場合、PBX10が図3の「全CH通話状態開始時刻」等から閾値判定を行い、切替が必要と判断した場合は、同一グループIDの他エリアから切替可能の基地局を検索し、切替可能基地局が存在する場合は、PBX10内で切替可能基地局の切離しと、追加基地局の接続要求を行うとともに、基地局切替装置20に対してスイッチ切替を指示する。図24A、Bに概略処理フローを示す。LAN経由でPBX10に指示を行うことに代えてPBX10内で基地局接続/切離し用のコマンドを実行すること(ステップ285、290)と、基地局切替装置20に対してスイッチの切替要求を送信すること(ステップ292)を除き、図15A、Bの処理と同様である。
本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
(付記1)
移動端末と無線通信を行う基地局と、当該基地局を収容するための基地局制御用品部を備えた交換機との間に備えられる基地局切替装置であって、
基地局毎にトラヒックを判定するトラヒック判定手段と、
前記トラヒック判定手段からの情報に基づき、通信が行われていない基地局に接続されている基地局制御用品部から当該基地局を切離し、他の基地局を当該基地局制御用品部に接続させることにより切替を行う切替手段と
を備えることを特徴とする基地局切替装置。
(付記2)
前記切替手段は、前記トラヒック判定手段からの情報に基づき、空き通信チャネル数が0になっている時間が一定時間連続して所定の閾値を超えた基地局を検出した場合に、当該基地局が存在するエリアにおける未使用基地局を前記他の基地局として前記切替を行うことを特徴とする付記1に記載の基地局切替装置。
(付記3)
前記切替手段は、前記トラヒック判定手段からの情報に基づき、通信チャネルが全て空きになっている時間が一定時間連続して所定の閾値を超えた基地局を検出した場合に、当該基地局を前記通信が行われていない基地局と判定することを特徴とする付記1に記載の基地局切替装置。
(付記4)
前記基地局切替装置は、所定のエリア毎に当該エリア内での移動端末の位置登録数を検出する位置登録数検出手段を更に備え、
前記切替手段は、前記位置登録数検出手段により検出された位置登録数が所定の閾値以内であるエリアに存在する基地局の中で、通信が行われていない基地局を前記基地局制御用品部から切離す対象とする付記1に記載の基地局切替装置。
(付記5)
前記基地局切替装置は、前記通信が行われていない基地局が存在するエリアが、当該基地局の他に、通信が可能な基地局が少なくとも1つ存在するエリアである場合に限り、前記基地局制御用品部からの基地局切離しを行うことを特徴とする付記1に記載の基地局切替装置。
(付記6)
前記基地局切替装置において、複数の基地局が複数のエリアに分けられるとともに、当該複数のエリアはグループ化され、前記基地局制御用品部から切離す基地局と、当該基地局に替えて当該基地局制御用品部に接続される基地局とが同一グループに属するように切替を行うことを特徴とする付記1に記載の基地局切替装置。
(付記7)
前記基地局切替装置は、接続されている基地局に対してレイヤ1障害を検出した場合に、当該基地局を前記通信が行われていない基地局として前記基地局制御用品部から切離すことを特徴とする付記1に記載の基地局切替装置。
(付記8)
前記基地局切替装置は、切離されている前記基地局のレイヤ1障害が回復した場合に、当該基地局を使用可能な状態にすることを特徴とする付記7に記載の基地局切替装置。
(付記9)
前記基地局切替装置は、予め定めた時間になったことを検知すると、切替を行う前の初期状態に状態を切り戻すことを特徴とする付記1又は2に記載の基地局切替装置。
(付記10)
前記基地局切替装置は、所定のエリア毎に当該エリア内での移動端末の位置登録数を検出する位置登録数検出手段を更に備え、
前記切替手段は、前記位置登録数検出手段により検出された位置登録数が所定の閾値を越えるエリアを検出した場合に、当該エリアにおける未使用基地局を前記他の基地局として前記切替を行うことを特徴とする付記1に記載の基地局切替装置。
(付記11)
前記基地局切替装置は、操作端末からの要求に基づき、前記切替手段による基地局の切替又は切り戻しを実行する手段を備えることを特徴とする付記1に記載の基地局切替装置。
(付記12)
前記基地局切替装置において、前記操作端末からの要求に基づき、基地局毎の通信チャネル状態を含む情報を前記操作端末に送信する手段を備えることを特徴とする付記11に記載の基地局切替装置。
(付記13)
複数の基地局が複数のエリアに分けられるとともに、当該複数のエリアはグループ化されており、前記基地局切替装置は、操作端末からの要求に基づき、収容する全ての基地局単位、エリア単位、もしくはグループ単位で、切替又は切り戻しの自動制御を停止する手段を備えることを特徴とする付記1に記載の基地局切替装置。
(付記14)
前記基地局切替装置は、操作端末からの指定時間を含む要求に基づき、前記切替手段による切替を当該指定時間に自動実行することを特徴とする付記1に記載の基地局切替装置。
(付記15)
前記基地局切替装置は、前記操作端末からの要求に基づき、基地局切替予約登録の状況を当該操作端末に送信することを特徴とする付記14に記載の基地局切替装置。
(付記16)
移動端末と無線通信を行う基地局を収容する交換機であって、
基地局を収容するための基地局制御用品部と、
基地局毎にトラヒックを判定するトラヒック判定手段と、
前記トラヒック判定手段からの情報に基づき、通信が行われていない基地局に接続されている基地局制御用品部から当該基地局を切離し、他の基地局を当該基地局制御用品部に接続させる切替手段と
を備えることを特徴とする交換機。
(付記17)
移動端末と無線通信を行う基地局と、当該基地局を収容するための基地局制御用品部を備えた交換機との間に備えられる基地局切替装置に、
基地局毎にトラヒックを判定するトラヒック判定手順と、
前記トラヒック判定手順で得られた情報に基づき、通信が行われていない基地局に接続されている基地局制御用品部から当該基地局を切離す命令を前記交換機に送信し、他の基地局を当該基地局制御用品部に接続させる命令を前記交換機に送信する切替手順と
を実行させることを特徴とするプログラム。
(付記18)
移動端末と無線通信を行う基地局を収容するための基地局制御用品部を備えた交換機に、
基地局毎にトラヒックを判定するトラヒック判定手順と、
前記トラヒック判定手順で得られた情報に基づき、通信が行われていない基地局に接続されている基地局制御用品部から当該基地局を切離し、他の基地局を当該基地局制御用品部に接続させる切替手順と
を実行させることを特徴とするプログラム。
本発明の実施の形態におけるシステム概略構成図である。 PBX及び基地局切替装置の構成図である。 基地局状態管理情報を示す図である。 通話状態判定管理情報を示す図である。 全通話時間閾値情報を示す図である。 エリア管理情報を示す図である。 登録子機数閾値情報を示す図である。 位置登録状態判定管理情報を示す図である。 基地局追加予約管理情報を示す図である。 connect受信処理フロー図である。 relcomp/DISC受信処理フロー図である。 reg受信処理フロー図である。 reg応答受信処理フロー図である。 切替可能BSID管理処理フロー図である。 切替判定(空き通話チャネル)処理フロー図(1)である。 切替判定(空き通話チャネル)処理フロー図(2)である。 切替判定(位置登録子機数)処理フロー図(1)である。 切替判定(位置登録子機数)処理フロー図(2)である。 基地局リンクダウン検出処理フロー図(1)である。 基地局リンクダウン検出処理フロー図(2)である。 基地局リンクアップ検出処理フロー図である。 基地局状態表示処理フロー図である。 基地局切替登録状況表示処理フロー図である。 基地局切替登録処理フロー図である。 基地局切替装置操作端末からの切替指示処理フロー図(1)である。 基地局切替装置操作端末からの切替指示処理フロー図(2)である。 基地局追加予約時刻での基地局切替処理フロー図(1)である。 基地局追加予約時刻での基地局切替処理フロー図(2)である。 切替判定(空き通話チャネル)PBX主導処理フロー図(1)である。 切替判定(空き通話チャネル)PBX主導処理フロー図(2)である。
符号の説明
10 PBX
20 基地局切替装置
21 基地局側BRI終端部
22 スイッチ部
23 PBX側BRI終端部
24 制御部
25 LANインタフェース部
30 基地局切替装置操作端末

Claims (5)

  1. 移動端末と無線通信を行う基地局と、当該基地局を収容するための基地局制御用品部を備えた交換機との間に備えられる基地局切替装置であって、
    基地局毎にトラヒックを判定するトラヒック判定手段と、
    前記トラヒック判定手段からの情報に基づき、通信が行われていない基地局に接続されている基地局制御用品部から当該基地局を切離し、他の基地局を当該基地局制御用品部に接続させることにより切替を行う切替手段と
    を備えることを特徴とする基地局切替装置。
  2. 前記切替手段は、前記トラヒック判定手段からの情報に基づき、空き通信チャネル数が0になっている時間が一定時間連続して所定の閾値を超えた基地局を検出した場合に、当該基地局が存在するエリアにおける未使用基地局を前記他の基地局として前記切替を行うことを特徴とする請求項1に記載の基地局切替装置。
  3. 前記基地局切替装置は、所定のエリア毎に当該エリア内での移動端末の位置登録数を検出する位置登録数検出手段を更に備え、
    前記切替手段は、前記位置登録数検出手段により検出された位置登録数が所定の閾値を越えるエリアを検出した場合に、当該エリアにおける未使用基地局を前記他の基地局として前記切替を行うことを特徴とする請求項1に記載の基地局切替装置。
  4. 前記切替手段は、前記トラヒック判定手段からの情報に基づき、通信チャネルが全て空きになっている時間が一定時間連続して所定の閾値を超えた基地局を検出した場合に、当該基地局を前記通信が行われていない基地局と判定することを特徴とする請求項1に記載の基地局切替装置。
  5. 前記基地局切替装置は、所定のエリア毎に当該エリア内での移動端末の位置登録数を検出する位置登録数検出手段を更に備え、
    前記切替手段は、前記位置登録数検出手段により検出された位置登録数が所定の閾値以内であるエリアに存在する基地局の中で、通信が行われていない基地局を前記基地局制御用品部から切離す対象とする請求項1に記載の基地局切替装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012134711A (ja) * 2010-12-21 2012-07-12 Panasonic Corp 端末制御システム、サーバ装置及びプログラム

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