JP2007273634A - 伝達特性算出装置及び伝達特性算出方法並びに露光装置 - Google Patents

伝達特性算出装置及び伝達特性算出方法並びに露光装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 結像光学系の伝達特性の算出精度を向上させること。
【解決手段】 結像光学系150の伝達特性を算出する伝達特性算出装置は、インパルス信号を空間軸上で引き伸ばした信号である第1の信号を非負化した第2の信号を生成する制御部170の第1の生成部と、前記第1の信号との畳み込みがインパルスとなる第3の信号を生成する制御部170の第2の生成部と、前記第2の信号を入力として結像光学系150から出力される第4の信号を空間的にシフトさせ、前記第4の信号のバイアス分がキャンセルされた第5の信号を生成する制御部170の第3の生成部と、前記第5の信号に前記第3の信号を畳み込んで、結像光学系150の伝達特性を算出する制御部170の算出部と、を備えることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、結像光学系の伝達特性の算出装置及びその算出方法並びに算出した伝達特性を用いた露光装置に関する。
図15に示されるように、結像光学系が線形でかつシフトインバリアントであると仮定する。この場合、光学系への入力信号をf(x)、光学系の伝達特性をh(x)、光学系で結像された後の出力信号をg(x)とすると、一般的に、g(x)は、数式1で表される。
Figure 2007273634
… (数式1)
数式1に示すように、g(x)は、f(x)とh(x)の畳み込みによって表される。ここで、伝達特性が既知であれば、逆フィルタやウィナーフィルタなどを用いて出力信号から入力信号を復元する、いわゆる画像復元が広く行われている。また、この伝達特性を求めるために、入力信号としてインパルス信号(デルタ関数)をシステムに入力し、直接インパルス応答を求める方法が一般的に行われている。
一方、半導体露光装置においては、近年の電子機器の高性能化及び低価格化に伴い、それに内蔵される半導体の製造にも、高精度のみならず生産の効率化が必要とされている。そして、半導体の回路パターンを露光する露光装置にも、高精度かつ効率的な製造が要求されている。半導体を生産する露光装置では、レチクルやマスク等(以下「レチクル」という。)に形成された回路パターンを感光性材料(以下「レジスト」という。)が塗布されたウエハやガラスプレート等(以下「ウエハ」という。)に転写する工程が行われる。一般に、回路パターンを高精度で露光するためには、レチクルとウエハの相対的な位置合わせ(アライメント)を高精度に行うことが重要である。
従来のアライメント方法では、レチクル上の回路パターンの露光転写と同時に、アライメントマークをウエハ上に露光転写する。そして、アライメントマークの全ショットの中から、事前に設定された複数のアライメントマークの位置をアライメント検出光学系によって検出し、順次位置計測を行う。そして、この位置計測結果を統計的に処理して全ショットの配列を算出し、その算出結果に基づいてレチクルに対するウエハの位置決めが行われていた。
このアライメントマークは、レチクルとウエハとを高精度にアライメントする指標であって、回路パターンの微細化に伴って、アライメントマークにも高精度なものが要求されている。また、近年では、CMP(Chemical Mechanical Polishing)などの半導体製造技術が導入されている。これに伴い、ウエハ間やショット間でアライメントマークの形状ばらつきなどのウエハプロセスに起因する誤差(WIS:Wafer Induced Shift)が発生し、アライメント精度を劣化させていた。これに対し、従来では、オフセット補正によってWISを補正していた(特許文献1を参照)。「オフセット補正」とは、アライメントマークの本来あるべき位置(真値)と、実際に検出系により検出されたアライメントマークの位置とのずれ量であるオフセット量を算出し、そのオフセット量に基づいて補正する方法である。また、位置検出方法に関するその他の従来技術としては、特許文献2及び3がある。
特開2004−117030号公報 特開平6−151274号公報 特開平8−94315号公報 特開平3−6467号公報 M. Kass, A. Witkin and D. Terzopoulos: SNAKES: Active Contour Models, Proc. of Int. Conf. on Computer Vision, pp.259-268, 1987
しかしながら、このようなオフセット量の原因は、ウエハプロセスに起因する誤差(WIS)だけではない。例えば、露光装置(アライメント光学系)に起因する誤差(TIS:Tool Induced Shift)や、TISとWISとの相互作用による誤差(TIS−WIS Interaction)もアライメント精度を劣化させる場合がある。WISとしては、アライメントマークの段差、非対称性、レジストの塗布むらが挙げられる。TISとしては、アライメント光学系のコマ収差や球面収差が挙げられる。
近年、アライメント光学系は高NA化されているが、TISを完全にゼロにすることはできない。そのため、TIS−WIS相互作用により、WISが存在した場合(例えば、低段差マークなど)に、オフセット量が大きくなり、アライメントマークの高精度な位置検出ができない場合がある。図8を参照すると、光学系は同じであっても、TISが存在するために、図8(a)に示すような通常の段差のアライメントマークにおけるオフセット量よりも、図8(b)のような低段差のアライメントマークにおけるオフセット量が大きくなっている。
装置起因の誤差(TIS)は、上述の伝達特性h(x)に含まれる。伝達特性を算出し、逆フィルタやウィナーフィルタなどを用いて出力信号から入力信号を復元することができれば、復元された入力信号におけるTISの影響は限りなく小さくなり、TIS−WIS相互作用によるオフセット量を小さくすることが期待できる。
従って、光学系の伝達特性を正確に算出することが課題となるが、一般的な方法である直接インパルスを計測する方法では、δ関数の強度分布を観察位置に構成する必要があり、現実的にはδ関数の分布(インパルス幅)を構成することは難しい。そのため、できるだけ狭い分布を構成するのには限界があり誤差が生じてしまう。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、結像光学系の伝達特性の算出精度を向上させることを例示的目的とする。
本発明の第1の側面は、結像光学系の伝達特性を算出する伝達特性算出装置に係り、インパルス信号を空間軸上で引き伸ばした信号である第1の信号を非負化した第2の信号を生成する第1の生成部と、前記第1の信号との畳み込みがインパルスとなる第3の信号を生成する第2の生成部と、前記第2の信号を入力として前記結像光学系から出力される第4の信号を空間的にシフトさせ、前記第3の信号のバイアス分がキャンセルされた第5の信号を生成する第3の生成部と、前記第5の信号に前記第3の信号を畳み込んで、前記結像光学系の伝達特性を算出する算出部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第2の側面は、可動の基板ステージに保持された基板に形成されたマークの位置にしたがって前記基板ステージの位置を制御して、前記基板を露光する露光装置に係り、入力信号としての前記マークに対する出力信号としての像を形成する結像光学系と、前記結像光学系の伝達特性を算出する上記の伝達特性算出装置と、前記伝達特性算出装置で算出された伝達特性および前記出力信号の情報に基づいて、前記入力信号を復元する復元手段と、前記復元手段により復元された入力信号に基づいて、前記マークの位置を検出する検出手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の第3の側面は、デバイス製造方法に係り、上記の露光装置を用いて潜像パターンが形成された基板を用意する工程と、前記潜像パターンを現像する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の第4の側面は、結像光学系の伝達特性を算出する伝達特性算出方法に係り、インパルス信号を空間軸上で引き伸ばした信号である第1の信号を非負化した第2の信号を生成する工程と、前記第1の信号との畳み込みがインパルスとなる第3の信号を生成する工程と、前記第2の信号を入力として前記結像光学系から出力される第4の信号を空間的にシフトさせ、前記第4の信号のバイアス分がキャンセルされた第5の信号を生成する工程と、前記第5の信号に前記第3の信号を畳み込んで、前記結像光学系の伝達特性を算出する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、例えば、結像光学系の伝達特性の算出精度を向上させることができる。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付図面を参照して説明される好適な実施の形態によって明らかにされる。
[第1の実施形態]
本発明の好適な第1の実施形態は、結像光学系の伝達特性の算出方法について説明する。図1は、本実施形態に係る伝達特性算出方法を説明するためのフローチャートである。
線形システムの伝達特性を求めるために、直接インパルスを入力するのではなく、非インパルス信号を入力して求める方法が提案されている。この中で、音声の分野で利用されている時間引き伸ばしパルスについて説明する。一般に、インパルス信号は、エネルギーが極めて小さいため、十分なS/N比で計測を行うことが難しいという問題がある。そこで、音声の分野では、インパルスを時間軸上で引き伸ばすことによりエネルギーを増大させた信号(TSP:Time Stretched Pulse、時間引き伸ばしパルス)が用いられている。TSP信号を用いた伝達特性の測定方法については、特許文献4を参照されたい。TSP信号の周波数領域は、数式2で表される。
Figure 2007273634
… (数式2)
数式2の特徴は、振幅がフラットで位相が周波数の2乗に比例して変化するように周波数軸上で設計され、それを逆フーリエ変換することで、周波数が時間とともに滑らかにシフトする信号となる点にある。なお、数式2では、時間軸に戻したときに実数になるように、周波数軸上で共役対称となっている。なお、上述では、位相が周波数の2乗に比例して変化するものとしたが、位相が周波数の対数に比例して変化するものなど、周波数に関して単調増加かつ非線形かつ連続の関数にしたがって変化するものであればよい。
TSP信号をf(n)とすると、f(n)は、数式2のH(k)を数式3に示すように逆フーリエ変換して求めることができる。
Figure 2007273634
… (数式3)
このTSP信号を未知のシステムに入力し、その出力信号とTSP信号との畳み込みがインパルスになるような信号(これをTSP信号の逆フィルタ、あるいは逆TSP信号を呼ぶ)との畳み込み処理を行う。これによって、システムのインパルス応答、すなわち伝達特性を算出することができる。
次に、本実施形態に係る光学系の伝達特性の算出方法について記載する。まず、音声と光学の違いについて説明する。音声は疎密波で、音の伝搬により、通常の圧力(いわゆる大気圧)よりも高くなったところ(密)を正、低くなったところ(疎)を負として表している。これに対し、光は強度信号であるため負の概念は存在しない。そのため、TSP信号のように正負の値を取らない。そこで、本発明は、音声で用いられるTSP信号に代えて、非負の値を持つ信号を新たに系への入力信号(光の強度分布)とすることを特徴とする。
また、音声は時間的に変化する信号であるため、TSP信号はインパルス信号を時間軸上で引き伸ばしたものが用いられる。これに対し、光学系で用いられる信号は空間的に変化(位置空間に分布)する信号であるため、本発明で用いる入力信号はインパルス信号を空間軸上で引き伸ばした信号(以下「空間引き伸ばしパルス」または「空間伸長パルス」という。)であることを特徴とする。なお、「空間伸長パルス」は、TSP信号の時間軸を空間軸に置き換えることによって生成することができる。
次に、図1を参照して、本実施形態に係る伝達特性算出方法を説明する。
ステップS100では、制御部170の第1の生成部は、図9に示すように空間伸長パルスf(x)を第1の量αだけ空間的にシフトさせる。そして、正値化された信号f’(x)(=f(x)+α)を入力信号として生成する。第1の量αは、f(x)の最小値が0より大きくなるような値であればよい。
次に、ステップS110では、制御部170は、f’(x)を入力信号とし、その光強度分布を光学系により結像させて出力信号g(x)を取得する。
次に、ステップS120では、制御部170の第2の生成部は、図10に示すように、入力信号f’(x)から第1の量αを差し引いて空間伸長パルスf(x)に戻す。そして、空間伸長パルスf(x)との畳み込みでインパルスになる信号(以下「逆フィルタ信号」という。)p(x)を生成する。
次に、ステップS130では、制御部170の第3の生成部は、図11に示すように、出力信号g(x)に含まれるバイアス分がキャンセルされるように、g(x)を第2の量βだけ空間的にシフトさせる。そして、信号g’(x)(=g(x)−β)を生成する。第2の量βは、図11(a)においてゼロの値を示すAと信号のバイアス分Bとの差分に相当する。より詳細には、例えば、図9(b)における実効的な信号成分が含まれている領域(これを信号の実効長とよび、図中Cとする。)に対する応答部分を図11(a)のC'とし、C'の前後で十分安定している値をβとして、逆バイアスをキャンセルすることができる。
次に、ステップS140では、制御部170の算出部は、g’(x)及び逆フィルタ信号p(x)を数式4に適用して畳み込み処理を行い、光学系の伝達特性h(x)を算出する。
Figure 2007273634
… (数式4)
以上のようにして、本実施形態によれば、インパルス信号に代えて、空間軸で引き伸ばされた信号を適用して、結像光学系の伝達特性をより正確に算出することができる。
[第2の実施形態]
次に、図12を参照して、本発明の好適な第2の実施形態を説明する。
図12は、本発明の好適な第2の実施形態に係る結像光学系340の伝達特性を算出する装置の一例を示す図である。第2の実施形態では、図1のステップS100において、空間伸長パルスf(x)を正値化した信号f’(x)を作成し、液晶格子330を用いて結像光学系340に入力する。その他の処理は、図1と同様である。
図12(a)を参照すると、ステージ310上には、ウエハなどの被撮像物360と同じY座標位置に基準台320が配置され、基準台320上には液晶格子330が配置されている。照明光300が液晶格子330を裏面から照明し、光学系340で結像させた後、CCDなどのセンサー350で出力信号を取得する。
なお、照明光300は、被撮像物360を照明する際に使用する不図示の光源と同様の特性を持つ照明光が望ましく、光源からの照明光を光ファイバなどで導光してもよい。図12(b)は、液晶格子330の平面図を示しており、非計測方向(図12(b)ではY方向)に連続し、計測方向(図12(b)ではX方向)に分離したパターンで構成されている。また、電気信号の制御により格子パターンの光強度分布を自在に変化させることが可能である。例えば、256階調のような多階調制御を行うことにより、所望の入力信号f’(x)を作り出すことが可能である。ここでセンサー350はラインセンサーでも2次元センサーでもよい。
図12(b)は、X方向の計測用の液晶格子330であり、光学系340で結像された出力信号もX方向に広がりを持つ。そのため、センサー350は、X方向に配置したラインセンサーか、又は2次元センサーのうちX方向のみを用いて処理を行ってもよい。また、Y方向の計測用の液晶格子は、図12(b)のX方向計測用の液晶格子をZ軸まわりに90度回転させて配置すればよい。このとき、センサー350は、Y方向に配列されたラインセンサーか、又は2次元センサーのうちY方向のみを用いて処理を行えばよい。
[第3の実施形態]
本発明の好適な第3の実施形態を説明する。第3の実施形態は、半導体露光装置のアライメント系に本発明の好適な結像光学系の伝達特性算出方法を適用した例を説明する。
図2は、露光装置100のブロック図である。露光装置100は、例えば、ステップ・アンド・スキャン方式又はステップ・アンド・リピート方式でレチクルに形成された回路パターンをウエハに露光する投影露光装置である。投影露光装置は、サブミクロンやクオーターミクロン以下のリソグラフィー工程に好適である。ここで、「ステップ・アンド・スキャン方式」とは、レチクルに対してウエハを連続的にスキャン(走査)してレチクルパターンをウエハに露光すると共に、1ショットの露光終了後ウエハをステップ移動して、次の露光領域に移動する露光方法である。「ステップ・アンド・リピート方式」とは、ウエハの一括露光ごとにウエハをステップ移動して次の露光領域に移動する露光方法である。
図2を参照すると、露光装置100は、投影光学系120と、ウエハチャック145と、ウエハステージ装置140と、アライメント光学系150と、アライメント信号処理部160と、制御部170とを有する。投影光学系120は、回路パターンなどのパターンが描画されたレチクル110を縮小投影する。ウエハチャック145は、前工程で下地パターン及びアライメントマーク180が形成されたウエハ130を保持する。ウエハステージ装置140は、ウエハ130を所定の位置に位置決めする。アライメント光学系150は、ウエハ130上のアライメントマーク180の位置を計測する。なお、図2においては、光源及び光源からの光をレチクル110に照明する照明光学系は省略されている。
制御部170は、不図示のCPU、メモリを有し、露光装置100の動作を制御する。制御部170は、不図示の照明装置、不図示のレチクルステージ装置、ウエハステージ装置140及びアライメント信号処理部160と電気的に接続されている。制御部170は、アライメント信号処理部160からのアライメントマークの位置情報に基づいて、ウエハステージ装置140を介してウエハ130の位置決めを行う。
次に、アライメントマーク180の検出原理について説明する。図3は、アライメント光学系150の主要な構成要素を示す光路図である。図3を参照すると、アライメント光源151からの照明光は、ビームスプリッタ152で反射され、対物レンズ153を通り、ウエハ130上のアライメントマーク180を照明する。アライメントマーク180からの光(反射光、回折光)は、対物レンズ153、ビームスプリッタ152、レンズ154を通り、ビームスプリッタ155で分割され、CCDなどのセンサー156、157でそれぞれ受光される。
ここで、アライメントマーク180は、レンズ153、154により100倍程度の結像倍率に拡大され、センサー156、157に結像される。センサー156及び157はそれぞれ、アライメントマーク180のX方向及びY方向のずれ計測用センサーであり、光軸に対して90度回転させて設置されている。センサー156、157としては、ラインセンサーを用いてもよい。この場合、計測方向と垂直方向にのみにパワーを持つシリンドリカルレンズにより、計測方向と垂直方向に集光して光学的に積分し、平均化するのが好ましい。X方向及びY方向の計測原理は同様なので、ここではX方向の位置計測について説明する。
アライメントマーク180は、各ショットのスクライブライン上に配置されており、例えば、図4(a)、4(b)、5(a)及び5(b)に示す形状のアライメントマーク180A及び180Bを用いることができる。なお、アライメントマーク180は、アライメントマーク180A及び180Bを総括するものとする。ここで、図4(a)及び図4(b)は、アライメントマーク180Aの平面図及び断面図であり、図5(a)及び図5(b)は、アライメントマーク180Bの平面図及び断面図である。図4(a)、4(b)、5(a)及び5(b)において、アライメントマーク180A及び180Bは、等間隔で配置された4つのマーク要素182A及び182Bを含む。なお、実際には、アライメントマーク180A及び180Bの上にはレジストが塗布されているが、図4及び図5では図示を省略している。
アライメントマーク180Aは、図4(a)に示すように、計測方向であるX方向に4μm、非計測方向であるY方向に20μmの矩形のマーク要素182AをX方向に20μmピッチで4つ並べている。マーク要素182Aの断面構造は、図4(b)に示すように、凹形状をしている。一方、アライメントマーク180Bは、図5(a)及び図5(b)に示すように、図4(a)及び図4(b)に示すマーク要素182Aの輪郭部分を0.6μmの線幅で置き換えたマーク要素182Bを4つ並べている。
図6は、図4(a)、4(b)、5(a)及び5(b)に示すアライメントマーク180A及び180Bを光学的に検出し、センサー156で撮像された典型的な結果を示すグラフである。図6で得られる光学像は、アライメントマークのエッジ部での高周波成分がカットされているのが一般的である。それは、アライメントマーク180A、180Bのどちらを用いても、アライメント光学系150のレンズ153及び154のNAに入らない大きな角度のエッジ部での散乱光が発生する。そのため、アライメントマークからの全信号つまり全情報がアライメント光学系150を通過することができないからである。このことからアライメント光学系150では必ず情報の劣化が発生し、高周波成分がカットされる。なお、アライメントマーク180Aはその輪郭部が暗く、アライメントマーク180Bは凹部が暗く又は明るくなる。これは、明視野画像で多く観察される像であり、その特徴と言える。このように撮像されたアライメントマーク180の画像は、アライメント信号処理部160を介してアライメント信号処理が行われる。
図7は、アライメント信号処理部160が内蔵する主な機能モジュールを示すブロック図である。
図7を参照すると、センサー156及び157からのアライメント信号は、A/D変換器161を通してデジタル化される。デジタル化されたアライメント信号は、記録装置162に内蔵されたメモリに記録される。伝達特性処理部163は、図2の制御部170によって算出された伝達特性h(x)を用いて、記録装置162に記録されている劣化したアライメントマークの出力信号に対してTIS補正を行い、アライメント信号を復元する。マーク中心検出部164は、復元されたアライメント信号に対してデジタル信号処理を行い、アライメントマークの中心位置を検出する。CPU165は、A/D変換器161、記録装置162、伝達特性処理部163、マーク中心検出部164と接続され、コントロール信号を出力して動作制御を行う。通信部166は、図2に示す制御部170と通信を行い、必要なデータ、コントロール指令等のやり取りを行う。
マーク中心検出部164で行われるデジタル信号処理は、アライメント信号のエッジ部分を検出し、エッジの位置を計算する方法や、テンプレートによるパターンマッチング法、対称性マッチング法(特許文献2を参照)など各種提案されている。
なお、信号源は、2次元信号でも1次元信号でもよい。2次元画像の水平方向の画素を垂直方向にヒストグラムを取り、画像のボーティング処理を行い主要成分で平均化することによって2次元画像を1次元画像に変換することが可能となる。本発明で提案するデジタル信号処理の場合は、X方向及びY方向の計測が独立の構成であるので、位置決めの基本となる信号処理は1次元での信号処理で決められる。例えば、センサー156及び157上の2次元画像を、デジタル信号で積算して平均化を行って、1次元のライン信号に変換する。
なお、第2の実施形態は透過光による伝達特性の算出方法であるのに対し、第3の実施形態はアライメント光源151を落射照明としてそのまま用いて伝達特性を算出する方法である。
図13は、本実施形態を説明する構成図である。図13において、液晶格子210は、アライメント光源151の近傍に配置されている。アライメント光源151からの照明光は、液晶格子210を照明し、電気信号の制御で格子パターンの光強度分布を変化させ、所望の非インパルスの入力信号f’(x)を作り出す。次に、液晶格子210から出射された入力信号f’(x)は、レンズ158を通り、ビームスプリッタ152で反射される。そして、対物レンズ153を通った後、ウエハ130面上で反射され、再度対物レンズ153を通る。そして、ビームスプリッタ152、レンズ154を通り、ビームスプリッタ155で分割され、センサー156、157で結像された出力信号g(x)が得られる。このとき、ウエハ130面上には鏡面反射するものがあればよく、例えば、基準マーク台200上に鏡面反射するミラーを配置してもよい。なお、レンズ158と対物レンズ153に関して、液晶格子210面とウエハ130面(あるいは、基準マーク台200のミラー面)は共役な関係をなしている。
ここで、光学系150の伝達特性h(x)は、レンズ154によるものよりも、対物レンズ153によるものが支配的であるため、レンズ154によるものを無視することができる。非インパルス信号f’(x)から出力信号g(x)までの全体の伝達特性をTh(x)とすると、Th(x)は第1の実施形態で説明した図1におけるステップS100からステップS140までの処理により求めることができる。更に、最終的に求めたい対物レンズ153による伝達特性をh(x)とすると、Th(x)とh(x)との関係は数式5のように表される。
Figure 2007273634
… (数式5)
更にこれをフーリエ変換すると数式6のように表すことができる。
Figure 2007273634
… (数式6)
H(w)の振幅を|H(w)|、位相角を∠H(w)とすると、オイラーの式を用いて数式7のように変形することができる。TH(x)のフーリエ変換TH(w)から、周波数ごとに振幅の平方根をとり、位相を1/2にすることによってH(w)を求めることができる。
Figure 2007273634
… (数式7)
従って、最終的に求めたい伝達特性h(x)は、H(w)を逆フーリエ変換して求めることができる。
本実施形態は、アライメント光学系150を落射照明のままで伝達特性算出に利用できるという利点がある。更に、第2の実施形態に比べて、液晶格子210の計測方向の分解能について、ウエハ上で所望の分解能になるように対物レンズの倍率分だけ計測方向の分解能が粗くてもよいという利点がある。
また、図13において算出した、アライメント光学系150の伝達特性h(x)を用いて、実際のウエハ上のアライメントマーク180の位置検出を行うときには、以下のようにする。すなわち、液晶格子210を制御する電気信号の入力をOFFすることによって、液晶格子210を全面均一な透過率になるようにしている。そして、ウエハ上のアライメントマークに対して、アライメント光学系150を通って劣化した出力信号と求めた伝達特性h(x)を用いて伝達特性処理部163で復元処理を行う。次いで、復元後の信号に対してマーク中心処理部164でアライメントマークの位置検出を行う。
以上により、アライメント光学系150の収差(TIS)の影響を小さくすることができる。
[第4の実施形態]
本発明の好適な第4の実施形態を説明する。上述の実施形態では、1次元画像の復元について記載したが、これに限定されず、一般のデジカメ画像等の2次元画像の復元に用いてもよい。この場合、伝達特性は2次元空間に拡張する必要があるが、本発明による伝達特性をX方向とY方向それぞれ別個に求め、X方向及びY方向の出力信号に対して入力信号を復元すればよい。また、例えば、2次元画像を復元するために、上記X方向とY方向の1次元の伝達特性を合成して2次元の伝達特性として求め、それを用いて2次元画像を復元してもよい。なお、合成の方法については、各種補完処理を用いることができる。
[第5の実施形態]
本発明により得られた伝達特性は、そのまま信号復元に用いられるだけでなく、反復処理を利用する復元アルゴリズムの初期値として利用されてもよい。
一般に反復手法を利用する画像復元アルゴリズムは反復回数が多く、毎回アライメント処理に用いることは非現実的である。一方、同じ光学系を用いているため、画像を取るたびに伝達特性が変化することが少ない。従って、本発明による伝達特性算出方法により得られた伝達特性を、例えば、ロットの先頭ウエハで初期値として用い、反復処理により最適な伝達特性を見つけ出すことができる。図14は本実施形態を説明するための概念図を示す図である。この場合の最適な伝達特性は、エントロピーなどのエネルギー関数に基づいて、エネルギー最小化処理(非特許文献1を参照)により決定されればよい。以後のウエハでは、その最適化された伝達特性を用いて図4の伝達特性処理部163で復元画像を得ればよい。
[第6の実施形態]
本発明の好適な第6の実施形態を説明する。上述の実施形態では、伝達特性を算出するための非インパルス信号として、空間引き伸ばしパルス信号を利用する方法を説明したが、これに限定されず、M系列信号と呼ばれる白色性の擬似ランダムノイズを用いてもよい。M系列信号は、図15に示す線形システムにおいて、入力をf(x)、伝達特性h(x)、出力をg(x)とすると、数式8のように表される。
Figure 2007273634
… (数式8)
ここで、入力f(x)と出力g(x)との相互相関関数Rxy(τ)は、数式9に示すようにf(x)の自己相関関数Rx(τ)と伝達特性h(x)との畳み込みとで表されることが知られている。
Figure 2007273634
… (数式9)
これは、図15において、Rx(τ)を入力信号としたときに、Rxy(τ)が出力として得られることを意味している。もし、自己相関関数Rx(τ)がインパルス(デルタ関数)であれば、システムの伝達特性はRxy(τ)として求めることができる。そこで、f(x)をM系列信号とすれば、M系列信号は自己相関関数Rx(τ)がインパルス(デルタ関数)であるので、システムの伝達特性h(x)は、M系列信号f(x)と出力g(x)との相互相関関数Rxy(τ)を計算すればよいことになる。なお、M系列信号は多階調である空間引き伸ばしパルス信号と異なり、0と1の信号であるため、光学系の信号としては作成しやすいという利点がある。
このように、光学系にコマ収差などの誤差が存在し、アライメントマーク近傍でのウエハプロセス誤差との相互作用によりアライメント信号が大きく歪んだり、アライメントマークの位置検出誤差が生じうる。また、光学系のNAにより高周波成分がカットされ、アライメント信号が劣化したりして、アライメントマークの位置検出誤差が生じうる。このような場合においても、本発明の好適な実施の形態に従って光学系の伝達特性を算出し、それを用いてアライメント信号を復元したものに対してアライメントマークの位置検出を行うことにより、高精度なアライメントが可能となる。
[応用例]
次に、本発明の好適な実施の形態に係る露光装置を利用した半導体デバイスの製造プロセスを説明する。図16は半導体デバイスの全体的な製造プロセスのフローを示す図である。ステップS1(回路設計)では半導体デバイスの回路設計を行う。ステップS2(マスク作製)では設計した回路パターンに基づいてマスク(原版又はレチクルともいう)を作製する。一方、ステップS3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハ(基板ともいう)を製造する。ステップS4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記のマスクとウエハを用いて、上述の露光装置によりリソグラフィー技術を利用してウエハ上に実際の回路を形成する。次のステップS5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップS4によって作製されたウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の組み立て工程を含む。ステップS6(検査)ではステップS5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、ステップS7でこれを出荷する。
上記ステップS4のウエハプロセスは以下のステップを有する。すなわち、ウエハの表面を酸化させる酸化ステップ、ウエハ表面に絶縁膜を成膜するCVDステップ、ウエハ上に電極を蒸着によって形成する電極形成ステップ、ウエハにイオンを打ち込むイオン打ち込みステップを有する。また、ウエハに感光剤を塗布するレジスト処理ステップ、上記の露光装置を用いて、レジスト処理ステップ後のウエハを、マスクのパターンを介して露光し、レジストに潜像パターンを形成する露光ステップ、露光ステップで露光したウエハを現像する現像ステップを有する。さらに、現像ステップで現像した潜像パターン以外の部分を削り取るエッチングステップ、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除くレジスト剥離ステップを有する。これらのステップを繰り返し行うことによって、ウエハ上に多重に回路パターンを形成する。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
本発明の好適な第1の実施形態を説明するフロー図である。 本発明の好適な実施の形態に係る露光装を例示的に示す概略ブロック図である。 図2に示すアライメント光学系の主要な構成要素を示す概略光路図である。 図2に示すアライメントマークの概略平面図及び概略断面図である。 図2に示すアライメントマークの概略平面図及び概略断面図である。 図4及び図5に示すアライメントマークを光学的に検出した場合の典型的な検出結果を示す図である。 図2に示すアライメント信号処理部が内蔵する主な機能モジュールを示す概略ブロック図である。 TIS−WIS相互作用によるオフセット量を示す図である。 本発明の好適な第1の実施形態において第1の量に相当するバイアス分をシフトして正値化した信号を示す図である。 本発明の好適な第1の実施形態における逆フィルタ信号を示す図である。 本発明の好適な第1の実施形態において第2の量に相当するバイアス分をシフトした信号を示す図である。 本発明の好適な第2の実施形態を示した伝達特性算出装置の図である。 本発明の好適な第3の実施形態を示した伝達特性算出装置の図である。 反復法により最適な伝達特性を求める概念を示す図である。 線形システムの入出力関係を示す図である。 半導体デバイスの全体的な製造プロセスのフローを示す図である。
符号の説明
150 結像光学系
170 制御部(第1〜第3の生成部、算出部を含む)

Claims (7)

  1. 結像光学系の伝達特性を算出する伝達特性算出装置であって、
    インパルス信号を空間軸上で引き伸ばした信号である第1の信号を非負化した第2の信号を生成する第1の生成部と、
    前記第1の信号との畳み込みがインパルスとなる第3の信号を生成する第2の生成部と、
    前記第2の信号を入力として前記結像光学系から出力される第4の信号を空間的にシフトさせ、前記第4の信号のバイアス分がキャンセルされた第5の信号を生成する第3の生成部と、
    前記第5の信号に前記第3の信号を畳み込んで、前記結像光学系の伝達特性を算出する算出部と、
    を備えることを特徴とする伝達特性算出装置。
  2. 液晶格子を更に備え、
    前記第2の信号は、前記液晶格子を用いて前記結像光学系に入力されることを特徴とする請求項1に記載の伝達特性算出装置。
  3. 前記第1、2、3、4および5の信号は、2次元信号であることを特徴とする請求項1又は2に記載の伝達特性算出装置。
  4. 前記算出部は、さらに、エネルギー最小化処理により前記結像光学系の伝達特性を最適化することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の伝達特性算出装置。
  5. 可動の基板ステージに保持された基板に形成されたマークの位置にしたがって前記基板ステージの位置を制御して、前記基板を露光する露光装置であって、
    入力信号としての前記マークに対する出力信号としての像を形成する結像光学系と、
    前記結像光学系の伝達特性を算出する請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の伝達特性算出装置と、
    前記伝達特性算出装置で算出された伝達特性および前記出力信号の情報に基づいて、前記入力信号を復元する復元手段と、
    前記復元手段により復元された入力信号に基づいて、前記マークの位置を検出する検出手段と、
    を備えることを特徴とする露光装置。
  6. デバイス製造方法であって、
    請求項5に記載の露光装置を用いて潜像パターンが形成された基板を用意する工程と、
    前記潜像パターンを現像する工程と、
    を含むことを特徴とするデバイス製造方法。
  7. 結像光学系の伝達特性を算出する伝達特性算出方法であって、
    インパルス信号を空間軸上で引き伸ばした信号である第1の信号を非負化した第2の信号を生成する工程と、
    前記第1の信号との畳み込みがインパルスとなる第3の信号を生成する工程と、
    前記第2の信号を入力として前記結像光学系から出力される第4の信号を空間的にシフトさせ、前記第4の信号のバイアス分がキャンセルされた第5の信号を生成する工程と、
    前記第5の信号に前記第3の信号を畳み込んで、前記結像光学系の伝達特性を算出する工程と、
    を含むことを特徴とする伝達特性算出方法。
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