JP2007273054A - 垂直磁気記録媒体および磁気記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の磁性層からなる記録層を有する垂直磁気記録媒体において、それぞれの強磁性層の磁気特性が制御可能で、かつ残留磁化の熱安定性が良好な垂直磁気記録媒体および磁気記憶装置を提供する。
【解決手段】基板11と、基板11上に、軟磁性裏打積層体12、シード層13、中間層14、記録層15、保護膜19、および潤滑層20を順次積層した構成からなり、記録層15は、中間層14側から第1磁性層16、成長遮断層17、および第2磁性層18がこの順に積層され、成長遮断層17が非晶質の強磁性材料からなる。成長遮断層17は非晶質であるので、第2磁性層18は第1磁性層16の結晶構造や第1磁性層16aの粒径の影響を受けずに結晶成長する。また、成長遮断層17が強磁性材料からなるので、第1磁性層16と第2磁性層18とが強磁性的に結合する。
【選択図】図1

Description

本発明は、垂直磁気記録媒体および磁気記憶装置に係り、記録層が複数の磁性層からなる垂直磁気記録媒体およびそれを備えた磁気記憶装置に関する。
磁気記憶装置は、大規模なシステムからパーソナルユースのコンピュータや通信機器等の様々な機器に使用されている。そして、磁気記憶装置にはその総ての用途において情報のよりいっそうの高密度記録および高速度転送が望まれている。
垂直磁気記録方式は、垂直磁気記録媒体の記録層を基板面に垂直な方向に磁化させて情報を記録するため、記録された情報が面内記録方式よりも消失し難い。そのため、垂直磁気記録方式は、面内磁気記録方式よりも高密度記録が可能である。
垂直磁気記録媒体の高記録密度化のためには、1ビットに相当する単位磁化領域の微小化が不可欠である。しかし、単位磁化領域の微小化に伴い、熱エネルギーが磁化に与える影響が大きくなる。単位磁化領域内の磁化が熱エネルギーによりランダムな方向に向き安くなり、時間経過につれて残留磁化の大きさが低下し、残留磁化の熱安定性が低下するという、いわゆる熱揺らぎの問題を生じる。そこで、記録層に熱エネルギーに抗し得るより大きな磁気異方性定数を有する強磁性材料を用いることが提案されている。
しかし、記録層の磁気異方性定数を大きくすると記録の際に磁化を反転するために必要な記録磁界が増加するため、記録し難くなる。
このように、熱揺らぎおよび記録磁界の増大を同時に解決するために、磁気異方性定数の互いに異なる2層の強磁性層を積層した記録層を有する垂直磁気記録媒体が提案されている。
特開2003−157516号公報
しかしながら、2層の磁性層を積層した場合、上側の磁性層が下側の磁性層の結晶構造や結晶配向性、結晶粒子の粒径分布等の影響を受けてしまう。そのため、2層の磁性層の保磁力等の磁気特性が類似したものとなり、互い異なる磁気特性を有する2層の磁性層を形成することが困難であるという問題を生ずる。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、複数の磁性層からなる記録層を有する垂直磁気記録媒体において、それぞれの磁性層の磁気特性が制御可能で、かつ残留磁化の熱安定性が良好な垂直磁気記録媒体および磁気記憶装置を提供することである。
本発明の一観点によれば、前記基板上に記録層が形成された垂直磁気記録媒体であって、前記記録層は、基板側から第1の磁性層、成長遮断層、および第2の磁性層がこの順に積層されてなり、前記第1の磁性層および第2の磁性層は、基板面に略垂直な磁化容易軸を有する強磁性材料からなる磁性粒子を含み、前記成長遮断層は非晶質の強磁性材料からなることを特徴とする垂直磁気記録媒体が提供される。
本発明によれば、成長遮断層は非晶質材料からなるので、第2の磁性層の結晶成長において第1の磁性層の結晶構造、例えば、磁性粒子の粒径や配向等の影響を受けることを回避できる。したがって、第2の磁性層は、その保磁力等の磁気特性や磁性粒子の粒径が第1の磁性層の影響を受けずに制御可能となる。
さらに、成長遮断層が強磁性材料からなるので、成長遮断層は第1の磁性層と強磁性的に結合し、さらに成長遮断層は第2の磁性層に強磁性的に結合するので、第1の磁性層と第2の磁性層とが強磁性的に結合する。したがって、記録層に情報として記録された残留磁化の熱安定性が良好である。
本発明の他の観点によれば、磁気ヘッドを有する記録再生手段と、上記の垂直磁気記録媒体と、を備える磁気記憶装置が提供される。
本発明によれば、磁気記憶装置は、良好な記録容易性を確保可能となり、さらに、残留磁化の熱安定性が良好である。
本発明によれば、複数の磁性層からなる記録層を有する垂直磁気記録媒体において、それぞれの磁性層の磁気特性が制御可能で、かつ残留磁化の熱安定性が良好な垂直磁気記録媒体および磁気記憶装置を提供できる。
以下図面を参照しつつ実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る垂直磁気記録媒体の概略断面図、図2は、図1に示す垂直磁気記録媒体の要部を模式的に示した拡大図である。
図1および図2を参照するに、第1の実施の形態に係る垂直磁気記録媒体10は、基板11と、基板11上に、軟磁性裏打積層体12、シード層13、中間層14、記録層15、保護膜19、および潤滑層20を順次積層した構成からなる。
基板11は、例えば、プラスチック基板、結晶化ガラス基板、強化ガラス基板、Si基板、アルミニウム合金基板などから構成される。垂直磁気記録媒体10が磁気ディスクの場合は、円盤状の基板が用いられる。また、垂直磁気記録媒体10が磁気テープの場合はポリエステル(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、耐熱性に優れたポリイミド(PI)などのフィルムを基板11として用いることができる。
軟磁性裏打積層体12は、2つの非晶質軟磁性層12a,12bとそれらの間に形成された非磁性結合層12cからなる。非晶質軟磁性層12a,12bの各々の磁化は、非磁性結合層12cを介して反強磁性的に結合している。非晶質軟磁性層12a,12bは、それぞれ、例えば膜厚が50nm〜2μmであり、Fe、Co、Ni、Al、Si、Ta、Ti、Zr、Hf、V、Nb、C、およびBから選択された少なくとも1種の元素を含む非晶質の軟磁性材料からなる。非晶質軟磁性層12a,12bの具体的材料としては、例えば、FeSi、FeAlSi、FeTaC、CoNbZr、CoCrNb、CoFeB、およびNiFeNb等が挙げられる。
非晶質軟磁性層12a,12bは、基板11が円盤状の場合、磁化容易軸が径方向に設定されることが好ましい。これにより、残留磁化状態では、例えば、非晶質軟磁性層12aの磁化の向きが内周方向、非晶質軟磁性層12bの磁化の向きが外周方向となる。このような構成とすることにより、非晶質軟磁性層12a,12b中に磁区の形成を抑制し、磁区と磁区との界面から漏れ磁界が発生することを抑制できる。
非晶質軟磁性層12a,12bは互いに同じ組成の軟磁性材料を用いることが好ましく、さらには、非晶質軟磁性層12a,12bのそれぞれの膜厚は互いに同等であることが好ましい。これにより、非晶質軟磁性層12aおよび12bから漏れるそれぞれの磁界が互いに打ち消し合うので、磁気ヘッドの再生素子のノイズが抑制される。なお、非晶質軟磁性層12aおよび12bは互いに異なる組成の軟磁性材料を用いてもよい。
非磁性結合層12cは、Ru、Cu、Cr、Rh、Ir、Ru系合金、Rh系合金、およびIr系合金からなる群のうちいずれかの非磁性材料から選択される。Ru系合金としてはRuに、Co、Cr、Fe、Ni、およびMnのうちいずれか一つを少なくとも含む非磁性材料が好適である。非磁性結合層12cは、その膜厚が非晶質軟磁性層12aと非晶質軟磁性層12bとが反強磁性的に交換結合する範囲に設定される。その範囲は、0.4nm〜1.5nmである。
なお、軟磁性裏打積層体12は、非晶質軟磁性層12bの上にさらに非磁性結合層と非晶質軟磁性層との積層体を設けた構成としてもよく、さらにこの積層体を複数積層した構成としてもよい。但し、この場合、軟磁性裏打積層体12の各々の非晶質軟磁性層12a,12bの単位体積当たりの残留磁化と膜厚との積の総和を略0(零)とすることが好ましい。これにより、軟磁性裏打積層体12からの漏れ磁束を略0(零)とすることができる。
シード層13は、例えば膜厚が2nm〜10nm(好ましくは2nm〜5nm)であり、Ta、Ti、Mo、W、Re、Hf、およびMgからなる群のうち少なくとも1種の非晶質の非磁性材料からなる。シード層13は非晶質状態であるため、この上の中間層14の結晶配向に影響を与えない。そのため、中間層14が自己組織的に結晶配向し易くなり、結晶配向性が向上する。
中間層14は非磁性の材料からなる。中間層14の材料として、Ru、Pd、Pt、TaおよびRu合金からなる群のうちいずれか1種の非磁性材料からなることが好ましい。Ru合金は、hcp(六方細密充填)結晶構造を有するRu−X合金(XはTa、Nb、Co、Cr、Fe、Ni、Mn、およびCからなる群のうち少なくとも1種からなる。)からなる。
中間層14は、第1磁性層16に後述するCo合金を用いる場合は、格子整合が良好な点でRuまたはRu−X合金が選択されることが好ましい。Ruの(0002)結晶面にCoの(0002)結晶面が成長し、第1磁性層16の磁化容易軸が基板面に垂直に配向させられる。
さらに、中間層14は、RuまたはRu−X合金からなる結晶粒子(以下、「Ru結晶粒子」と略称する。)が互いに空間により離隔された構造(「中間層構造A」と称する。)を有してもよい。Ru結晶粒子が互いに略均等に離隔されるので、第1磁性層16を構成する磁性粒子16aがRu結晶粒子の配置を引き継いで、磁性粒子16aの粒径分布の分布幅を狭くできる。その結果、媒体ノイズが低減されてSN比が向上する。なお、Ru結晶粒子は上述したように(0002)結晶面が成長するので、第1磁性層16がCo合金の強磁性材料の場合は、Coの(0002)結晶面が成長し、磁化容易軸が基板面に垂直に配向させられる。このような中間層14の形成方法は、スパッタ法により、上述したRuあるいはRu−X合金からなるスパッタターゲットを用いて、不活性ガス(例えばArガス)雰囲気で、堆積速度を2nm/秒以下の範囲で、かつ雰囲気ガス圧力を2.66Pa以上の範囲に設定して成膜する。但し、堆積速度は生産効率が過度に低下しない点で、なお、不活性ガスに酸素ガスを添加してもよく、これによりRu結晶粒子同士の分離が良好となる。
さらに、中間層14は、Ru結晶粒子を非固溶層が取り囲み、Ru結晶粒子同士を互いに離隔する構造(「中間層構造B」と称する。)を有してもよい。このような構造によっても、Ru結晶粒子が互いに略均等に離隔されるので、第1磁性層16を構成する第1磁性層16aがRu結晶粒子の配置を引き継いで、第1磁性層16aの粒径分布の分布幅が狭くなる。その結果、媒体ノイズが低減されてSN比が向上する。非固溶層は、RuまたはRu−X合金と固溶しない材料であれば特に限定されないが、Si、Al、Ta、Zr、Y、Ti、およびMgから選択されるいずれか1種の元素と、O、N、およびCから選択される少なくともいずれか1種の元素との化合物からなることが好ましい。このような非磁性材料としては、例えば、SiO2、Al23、Ta25、ZrO2、Y23、TiO2、MgOなどの酸化物や、Si34、AlN、TaN、ZrN、TiN、Mg32などの窒化物や、SiC、TaC、ZrC、TiCなどの炭化物が挙げられる。
記録層15は、中間層14側から第1磁性層16、成長遮断層17、および第2磁性層18がこの順に積層されてなる。成長遮断層17は強磁性材料からなるので第1磁性層16と第2磁性層18とは成長遮断層17を介して強磁性的に結合しており、略一体となって記録された情報を保持する。
第1磁性層16および第2磁性層18は、多数の磁性粒子(強磁性の結晶粒子)16a,18aを含んでいる。具体的には、第1磁性層16あるいは第2磁性層18は、磁性粒子16a,18a同士が非磁性の結晶粒界部により離隔された多結晶体(連続膜)でもよく、磁性粒子16a,18a同士が非磁性の非固溶相や空隙部により互いに離隔された、いわゆるグラニュラ構造を有してもよい。なお、図2には、磁性粒子16a,18a同士が非固溶相16b,18bにより離隔された第1磁性層16および第2磁性層18を示している。
成長遮断層17は非晶質の強磁性材料からなる。成長遮断層17は強磁性であるので、成長遮断層17は第1磁性層16と強磁性的に結合し、さらに成長遮断層17は第2磁性層18に強磁性的に結合するので、第1磁性層16と第2磁性層18とが強磁性的に結合する。したがって、残留磁化の熱安定性が良好である。
さらに、成長遮断層17は、非晶質であり結晶構造を有しないので、第2磁性層18は、第1磁性層16の結晶構造や第1磁性層16aの粒径の影響を受けずに成長遮断層17の上に結晶成長する。そのため、第2磁性層18は、その保磁力等の磁気特性や磁性粒子18aの粒径が第1磁性層16の影響を受けずに制御可能となる。
成長遮断層17の材料としては、例えば、CoFeB、CoZrNb等の遷移元素を含む非晶質強磁性材料や、遷移元素および希土類元素を含む非晶質強磁性材料が挙げられる。
さらに、成長遮断層17の好ましい材料としては、Tb、Gd、およびDyからなる群のうち少なくとも1種の希土類元素REと、Fe、Co、およびNiからなる群のうち少なくとも1種の遷移元素TMとのRE−TM合金が挙げられる。RE−TM合金は、基板面に対して垂直方向に磁化容易軸が配向し易い。そのため、成長遮断層17の磁化は、第1磁性層16および第2磁性層18の磁化とその方向が互いに平行となり、第1磁性層16と第2磁性層18との強磁性結合が効率良く形成される。また、記録の際は、記録磁界が基板面に対して垂直に印加されるが、成長遮断層17の磁化は記録磁界と平行であるので、記録磁界が横方向に広がらずに収斂される。
成長遮断層17の好ましい材料としては、TbFe、TbCo、TbNi、TbFeCo、TbFeNi、TbCoNi、TbFeCoNi、GdFe、GdNi、GdCo、GdFeCo、GdFeNi、GdCoNi、GdFeCoNi、DyFe、DyCo、DyNi、DyFeNi、DyFeCo、DyCoNi、DyFeCoNi、CoNbZrが挙げられる。
また、RE−TM合金は、希土類元素REの磁気モーメントと遷移元素TMの磁気モーメントが反平行となっているので、第1磁性層16と第2磁性層18が安定して強磁性結合する点で、遷移元素TMの含有量が希土類元素REの含有量よりも多い方が好ましい。
また、成長遮断層17はその膜厚が1nm〜4nmの範囲に設定されることが好ましい。成長遮断層17の膜厚が1nmを切ると、第1磁性層16の結晶構造の影響を第2磁性層18が受け易くなる。また、成長遮断層17の膜厚が4nmを超えると強磁性材料によっては第1磁性層16と第2磁性層との強磁性結合が弱くなる傾向がある。
第1磁性層16および第2磁性層18の磁性粒子16a,18aは、Ni、Fe、Co、Ni系合金、Fe系合金、CoCr、CoPt、CoCrTa、CoCrPt、およびCoCrPt−Mからなる群のうち、いずれかの強磁性材料から構成される。ここで、Mは、B、Mo、Nb、Ta、W、およびCuからなる群のうち少なくとも1種から選択される。磁性粒子16a,18aは膜厚方向に磁化容易軸を有する。
第1磁性層16および第2磁性層18の磁性粒子16a,18aは、CoCr、CoPt、CoCrTa、CoCrPt、およびCoCrPt−Mからなる群のうち、いずれかの強磁性材料から構成されることが好ましい。このようなCo合金とすることで、磁化容易軸が基板面に垂直に配向する。特に第2磁性層18は成長遮断層17上に自己組織的に磁化容易軸が基板面に垂直に配向し易くなる。また、第1磁性層16は、中間層14がRuまたはRu−X合金からなる場合は、Ru(0002)面上に、良好な格子整合によりCo(0002)結晶面が成長し、磁化容易軸が基板面に垂直に配向する。
第1磁性層16の膜厚は、6nm〜15nmの範囲に設定されることが好ましい。また、第2磁性層18の膜厚は4nm〜8nmの範囲に設定されることが好ましい。
第1磁性層16あるいは第2磁性層18が上述した多結晶体の場合、第1磁性層16および第2磁性層18自体が、CoCr、CoCrTa、CoCrPt、およびCoCrPt−Mからなる群のうち、いずれかの強磁性材料から構成されるCo合金であることが好ましい。この場合はCrによる偏析構造が生じ、磁性粒子16a,18aよりもCrを多く含有する非磁性の結晶粒界部によって磁性粒子16a,18a同士が離隔される。
第1磁性層16あるいは第2磁性層18がグラニュラ構造を有する場合、非固溶相16b,18bは、磁性粒子16a,18aの強磁性合金と固溶あるいは化合物を形成しない非磁性材料から構成される。非固溶16b,18bの非磁性材料は、Si、Al、Ta、Zr、Y、Ti、及びMgから選択されるいずれか1種の元素と、O、N、及びCから選択される少なくともいずれか1種の元素との化合物からなり、例えば、SiO2、Al23、Ta25、ZrO2、Y23、TiO2、MgOなどの酸化物や、Si34、AlN、TaN、ZrN、TiN、Mg32などの窒化物や、SiC、TaC、ZrC、TiCなどの炭化物が挙げられる。磁性粒子16a,18aはこのような非磁性材料よりなる非固溶相16b,18bによって、隣り合う磁性粒子16a,18aと物理的に離隔されるので磁気的相互作用が低減され、その結果、媒体ノイズを低減することができる。
また、記録層15は、図2に示すように、第1磁性層16および第2磁性層18がグラニュラ構造を有することが好ましい。これにより、第1磁性層16および第2磁性層18の各々の磁性粒子16a,18aが非固溶相16b,18bに離隔されているので、媒体ノイズが低下し、記録層15全体のSN比が良好となる。以下、第1磁性層16および第2磁性層18がグラニュラ構造を有する場合について説明する。
第2磁性層18の非固溶相18bの含有量は、第1磁性層16の非固溶相16bの含有量よりも多いことが好ましい。これにより、媒体ノイズが低下し、SN比が良好となる。さらに、第1磁性層16の非固溶相16bの含有量は5at%〜10at%の範囲に設定されることが好ましく、第2磁性層18の非固溶相18bの含有量は10at%〜20at%の範囲に設定されることが好ましい。さらにこの場合、第2磁性層18の膜厚は、第1磁性層16の膜厚よりも小さいことが好ましい。これにより、適度な再生出力を確保できる。
また、第2磁性層18の異方性磁界は第1磁性層16の異方性磁界よりも小さく設定されることが好ましい。これにより、記録容易性を向上することができる。この場合、第1磁性層16および第2磁性層18の組成がCoCrPtのとき、第2磁性層18の方が、第1磁性層16よりもPt含有量を少なく設定される。さらにこの場合、第2磁性層18のPt含有量を0at%としてもよい。
さらに、中間層14がRuまたはRu−X合金からなることが好ましい。これにより、第1磁性層16は、Ru(0002)面上に、良好な格子整合によりCo(0002)結晶面が成長し、磁化容易軸が基板面に垂直に配向する。このため、第1磁性層16は、垂直保磁力Hc(基板面に垂直方向に磁界を印加して得られる保磁力)が向上する。したがって、第1磁性層16の垂直保磁力Hcと異方性磁界Hkとの比Hc/Hkを増加できる。これにより、第1磁性層16の異方性磁界Hkを比較的小さく設定しつつ、垂直保磁力Hcを大きくできるため、記録容易性が良好で、かつ残留磁化の熱安定性が良好な記録層15を形成し易くなる。なお、記録容易性は異方性磁界Hkが小さいほど良好となる傾向を有する。
なお、以上では記録層15が2層の磁性層を有する場合を説明したが3層以上の磁性層を有してもよい。その場合、上下に隣接する磁性層の間に必ず成長遮断層17を設けてもよく、いずれか2層の磁性層の間に成長遮断層17を設けてもよい。
保護膜19は、例えば膜厚が0.5nm〜15nmのアモルファスカーボン、水素化カーボン、窒化カーボン、酸化アルミニウム等により構成される。
潤滑層20は、例えば膜厚が0.5nm〜5nmのパーフルオロポリエーテルが主鎖の潤滑剤などにより構成される。潤滑層20は、保護膜19の材料に応じて設けてもよく、設けなくともよい。
本実施の形態の垂直磁気記録媒体10は、記録層15が第1磁性層16、第2磁性層18、および第1磁性層16と第2磁性層18との間に成長遮断層17が設けられた構成を有する。成長遮断層17は非晶質材料からなるので、第2磁性層18が第1磁性層16の結晶構造に影響を受けることを回避できる。したがって、第2磁性層18は、その垂直保磁力等の磁気特性や磁性粒子18aの粒径等を第1磁性層16の影響を受けずに制御可能となる。さらに、第1磁性層16と第2磁性層18に上述した異方性磁界の関係を設定することで、良好な記録容易性を確保できる。
さらに、成長遮断層17が強磁性材料からなるので、成長遮断層17は第1磁性層16と強磁性的に結合し、さらに成長遮断層17は第2磁性層18に強磁性的に結合するので、第1磁性層16と第2磁性層18とが強磁性的に結合する。したがって、残留磁化の熱安定性が良好である。
なお、上述したようにシード層13および中間層14を設けることが好ましいが、いずれか一方を省略してもよい。また、軟磁性裏打積層体12は、上述したように軟磁性非晶質層12aおよび12bが反強磁性的に交換結合した構造が好ましいが、その代わりに軟磁性非晶質層12aが1層のみでもよい。
次に、図1を参照しつつ、第1の実施の形態に係る垂直磁気記録媒体の製造方法を説明する。
最初に、基板11の表面を洗浄・乾燥後、基板11上に上述した軟磁性裏打積層体12の非晶質軟磁性層12a、非磁性結合層12c、および非晶質軟磁性層12bを、この順でスパッタ法により形成する。
次いで、軟磁性裏打積層体12上にスパッタ装置を用いて、上述した材料からなるスパッタターゲットを用いてシード層13を形成する。スパッタ装置は予め10-7Paまで排気可能な超高真空スパッタ装置を用いることが好ましい。具体的には、シード層13は、例えばDCマグネトロン法によりArガス雰囲気中で圧力0.4Paに設定して形成する。この際、基板11の加熱は行わない方が好ましい。非磁性軟磁性層12a,12bの結晶化を抑制することができる。もちろん、非磁性軟磁性層12a,12bの結晶化を伴わない程度の温度、例えば150℃程度あるいはそれ以下の温度に加熱してもよい。なお、基板11の加熱は、シード層13〜保護膜19の各層において同様である。
次いで、シード層13上にスパッタ装置を用いて、例えばDCマグネトロン法によりArガス雰囲気中で圧力0.4Paに設定して中間層14を形成する。
次いで、中間層14上にスパッタ装置を用いて、上述した材料からなるスパッタターゲットを用いて第1磁性層16、成長遮断層17、第2磁性層18を順次形成する。スパッタ装置はDCマグネトロンスパッタ法でもよく、RFマグネトロンスパッタ法のいずれを用いてもよい。第1磁性層16あるいは第2磁性層18にグラニュラ構造を有する磁性層を形成する場合は、磁性粒子16a,18aの磁性材料と非固溶相16b,18bの非磁性材料を複合化したスパッタターゲットを用い、不活性ガス、あるいは、不活性ガスに非固溶相16b,18bの非磁性材料が含む酸素あるいは窒素を添加した雰囲気で成膜する。なお、磁性粒子16a,18aの磁性材料と、非固溶相16b,18bの非磁性材料のそれぞれのスパッタターゲットを同時スパッタしてもよい。これにより、磁性粒子16a,18aと、磁性粒子16a,18aを囲む非固溶相16b,18bからなる磁性層16,18が形成される。
なお、第1磁性層16あるいは第2磁性層18として、磁性粒子16a,18aと、磁性粒子を囲む空隙部からなる磁性層16a,18aを形成する場合は、DCマグネトロンスパッタ法あるいはRFマグネトロン法DCマグネトロン法により、磁性粒子16a,18aの磁性材料のスパッタターゲットを用い、不活性ガス雰囲気、例えばArガス雰囲気で、圧力を2.00Pa〜8.00Pa(好ましくは2.00Pa〜3.99Pa)の範囲に設定して成膜する。これにより、磁性粒子16a,18aの周囲には空隙部が形成される。
次いで、第2磁性層18上に、スパッタ法、CVD法、FCA(Filtered Cathodic Arc)法等を用いて保護膜19を形成する。次いで、保護膜19の表面に、引き上げ法、スピンコート法、液面低下法等により潤滑剤を塗布し、潤滑層20を形成する。以上により、第1の実施の形態に係る垂直磁気記録媒体10が形成される。
次に、第1の実施の形態に係る実施例および本発明によらない比較例を説明する。
[実施例]
実施例に係る垂直磁気記録媒体を以下に示す構成で作製した。なお、括弧内の数値は膜厚を示す。
ガラス基板
軟磁性裏打ち層:CoZrNb膜(100nm)
中間層:Ru膜(20nm)
第1磁性層:(CoCrPt1090−(SiO210膜(10nm)
成長遮断層:Tb18Fe70Co12膜(2nm)
第2磁性層:(Co80Cr2085−(SiO215膜(6nm)
保護膜:カーボン膜(3nm)
潤滑層:パーフルオロポリエーテル(1.5nm)
なお、上記材料の組成は原子%で表している。また、以下も同様である。
実施例の垂直磁気記録媒体は、ガラス基板を洗浄・乾燥後、基板加熱を行わないで、DCマグネトロンスパッタ法により、Arガス雰囲気中、圧力0.266Pa(2mTorr)に設定して、CoZrNb膜、Ta膜、Ru膜を上記の膜厚にこの順で形成した。
次いで、DCマグネトロンスパッタ法により、第1磁性層の(CoCrPt1090−(SiO210膜、Tb18Fe70Co12膜、第2磁性層の(Co80Cr2085−(SiO215膜、カーボン膜を形成した。さらに、浸漬法によりパーフルオロポリエーテル膜を形成し、実施例の垂直磁気記録媒体を得た。
[比較例]
比較例の垂直磁気記録媒体として、成長遮断層を設けない以外は実施例の垂直磁気記録媒体と同様の構成および作成条件の垂直磁気記録媒体を作製した。
図3は、実施例および比較例の第1および第2磁性層の磁性粒子の特性図である。なお、図3には、透過電子顕微鏡(TEM)により、総合倍率30万倍として、450個の磁性粒子をサンプリングして、第1磁性層および第2磁性層の磁性粒子の平均粒径および粒径の分散(粒径分散)を求めた。
図3を参照するに、実施例および比較例の第1磁性層の磁性粒子の平均粒径は同等であるが、第2磁性層の磁性粒子の平均粒径は、比較例が9.3nmであるの対して、実施例は6.3nmであり、大幅に低減されていることが分かる。すなわち、比較例の場合は、第2磁性層の磁性粒子が第1磁性層の磁性粒子上に成長しているため、第1磁性層の磁性粒子よりも肥大化するためである。これに対して、実施例の場合は、第2磁性層は成長遮断層上に形成されているので、第1磁性層の磁性粒子の影響を受けず、第2磁性層はそれ自体の形成条件で磁性粒子の粒径が決定されるためである。したがって、第2磁性層の磁性粒子の粒径を制御可能であり、特に、第2磁性層の磁性粒子の平均粒径を小さくできることが分かる。
さらに、本願発明者は、実施例の構成において成長遮断層のTb18Fe70Co12膜の膜厚をそれぞれ1.0nm、1.5nm、および3.0nmとした垂直磁気記録媒体を作製して、第2磁性層の平均粒径および粒径分散を求めたが、上記実施例のばあいと略同等であった。このことから、成長遮断層の膜厚が1.0nm〜3.0nmの範囲で第1磁性層の影響が第2磁性層に及ばないことを確認できた。
また、実施例の第2磁性層の粒径分散は1.3nmであり、比較例の1.5nmよりも小さく、磁性粒子の粒径のばらつきが抑制されていることが分かる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態に係る垂直磁気記録媒体を備えた磁気記憶装置に係るものである。
図4は、本発明の実施の第2の実施の形態に係る磁気記憶装置の要部を示す図である。図4を参照するに、磁気記憶装置50は大略ハウジング51からなる。ハウジング51内には、スピンドル(図示されず)により駆動されるハブ52、ハブ52に固定され回転される垂直磁気記録媒体53、アクチュエータユニット54、アクチュエータユニット54に取り付けられ垂直磁気記録媒体53の半径方向に移動するアーム55およびサスペンション56、サスペンション56に支持された磁気ヘッド58が設けられている。
磁気ヘッド58は、例えば、単磁極型記録ヘッドとGMR(Giant Magneto Resistive)素子(微小なため図示されず。)を備えた再生ヘッドから構成される。
単磁極型記録ヘッドは、図示を省略するが垂直磁気記録媒体53に記録磁界を印加するための、軟磁性材料からなる主磁極と、主磁極に磁気的に接続されたリターンヨークと、主磁極とリターンヨークに記録磁界を誘導するための記録用コイルなどから構成されている。単磁極型記録ヘッドは、主磁極から記録磁界を垂直磁気記録媒体53に対して垂直方向に印加して、垂直磁気記録媒体53の記録層に垂直方向の磁化を形成する。
また、再生ヘッドはGMR素子を備え、GMR素子は、垂直磁気記録媒体53の磁化が漏洩する磁界の方向を抵抗変化として感知して垂直磁気記録媒体53の記録層に記録された情報を得ることができる。なお、GMR素子の代わりにTMR(Ferromagnetic Tunnel Junction Magneto Resistive)素子等を用いることができる。
垂直磁気記録媒体53は、第1の実施の形態に係る垂直磁気記録媒体である。垂直磁気記録媒体53は、第2磁性層が第1磁性層の影響を受けずに磁気特性や磁性粒子の粒径を制御可能である。すなわち、第1磁性層と第2磁性層との磁気特性や磁性粒子の粒径等をそれぞれ制御可能である。これにより、第1磁性層と第2磁性層に上述した関係を設定することで、良好な記録容易性を確保できる。さらに、残留磁化の熱安定性が良好である。
なお、第2の実施の形態に係る磁気記憶装置50の基本構成は、図4に示すものに限定されるものではなく、磁気ヘッド58は上述した構成に限定されず、公知の磁気ヘッドを用いることができる。また、本発明で用いる垂直磁気記録媒体53は、磁気ディスクに限定されず磁気テープであってもよい。
第2の実施の形態によれば、磁気記憶装置50は、良好な記録容易性を確保可能であり、さらに、残留磁化の熱安定性が良好である。
以上本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1) 前記基板上に記録層が形成された垂直磁気記録媒体であって、
前記記録層は、基板側から第1の磁性層、成長遮断層、および第2の磁性層がこの順に積層されてなり、
前記第1の磁性層および第2の磁性層は、基板面に略垂直な磁化容易軸を有する強磁性材料からなる磁性粒子を含み、
前記成長遮断層は非晶質の強磁性材料からなることを特徴とする垂直磁気記録媒体。
(付記2) 前記成長遮断層は、その膜厚が1nm〜4nmの範囲に設定されることを特徴とする付記1記載の垂直磁気記録媒体。
(付記3) 前記成長遮断層は、Tb、Gd、およびDyからなる群のうち少なくとも1種の希土類元素と、Fe、Co、およびNiからなる群のうち少なくとも1種の遷移元素との合金からなることを特徴とする付記1または2記載の垂直磁気記録媒体。
(付記4) 前記成長遮断層は、遷移元素の含有量が、希土類元素の含有量よりも多いことを特徴とする付記3記載の垂直磁気記録媒体。
(付記5) 前記第1の磁性層および第2の磁性層は、磁性粒子が、Ni、Fe、Co、Ni系合金、Fe系合金、CoPt、CoCrTa、CoCrPt、CoCrPt−Mを含むCo系合金からなる群のうちいずれか1種の材料からなることを特徴とする付記1〜4のうち、いずれか一項記載の垂直磁気記録媒体(ここで、前記Mは、B、Mo、Nb、Ta、W、Cuおよびこれらの合金からなる群のうち少なくとも1種の材料からなる。)。
(付記6) 前記第1の磁性層および第2の磁性層は、複数の磁性粒子と、該磁性粒子を互いに離隔する空隙部あるいは非磁性の非固溶相からなり、
前記非固溶層は、Si、Al、Ta、Zr、Y、およびMgからなる群のうちいずれか1種の元素と、O、C、およびNからなる群のうち少なくともいずれか1種の元素との化合物であることを特徴とする付記1〜5のうち、いずれか一項記載の垂直磁気記録媒体。
(付記7) 前記第2の磁性層の非固溶層の含有量は、第1の磁性層の非固溶層の含有量よりも多いことを特徴とする付記6記載の垂直磁気記録媒体。
(付記8) 前記第2の磁性層の膜厚は、第1の磁性層の膜厚よりも小さいことを特徴とする付記7記載の垂直磁気記録媒体。
(付記9) 磁気ヘッドを有する記録再生手段と、
付記1〜8のうち、いずれか一項記載の垂直磁気記録媒体と、を備える磁気記憶装置。
本発明の第1の実施の形態に係る垂直磁気記録媒体の断面図である。 図1に示す垂直磁気記録媒体の要部を模式的に示した拡大図である。 実施例および比較例の第1および第2磁性層の磁性粒子の特性図である。 本発明の第2の実施の形態に係る磁気記憶装置の要部平面図である。
符号の説明
10,53 垂直磁気記録媒体
11 基板
12 軟磁性裏打積層体
12a,12b 非晶質軟磁性層
12c 非磁性結合層
13 シード層
14 中間層
15 記録層
16 第1磁性層
16a,18a 磁性粒子
16b,18b 非固溶相
17 成長遮断層
18 第2磁性層
19 保護膜
20 潤滑層
50 磁気記憶装置
58 磁気ヘッド

Claims (5)

  1. 前記基板上に記録層が形成された垂直磁気記録媒体であって、
    前記記録層は、基板側から第1の磁性層、成長遮断層、および第2の磁性層がこの順に積層されてなり、
    前記第1の磁性層および第2の磁性層は、基板面に略垂直な磁化容易軸を有する強磁性材料からなる磁性粒子を含み、
    前記成長遮断層は非晶質の強磁性材料からなることを特徴とする垂直磁気記録媒体。
  2. 前記成長遮断層は、Tb、Gd、およびDyからなる群のうち少なくとも1種の希土類元素と、Fe、Co、およびNiからなる群のうち少なくとも1種の遷移元素との合金からなることを特徴とする請求項1記載の垂直磁気記録媒体。
  3. 前記成長遮断層は、遷移元素の含有量が、希土類元素の含有量よりも多いことを特徴とする請求項2記載の垂直磁気記録媒体。
  4. 前記第1の磁性層および第2の磁性層は、複数の磁性粒子と、該磁性粒子を互いに離隔する空隙部あるいは非磁性の非固溶相からなり、
    前記非固溶層は、Si、Al、Ta、Zr、Y、およびMgからなる群のうちいずれか1種の元素と、O、C、およびNからなる群のうち少なくともいずれか1種の元素との化合物であることを特徴とする請求項3記載の垂直磁気記録媒体。
  5. 磁気ヘッドを有する記録再生手段と、
    請求項1〜4のうち、いずれか一項記載の垂直磁気記録媒体と、を備える磁気記憶装置。
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